JP4938920B2 - バイオマスガス化炉及びバイオマスのガス化システム - Google Patents

バイオマスガス化炉及びバイオマスのガス化システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バイオマスを有効利用してクリーンで高効率なガス化を行うことができるバイオマスガス化炉及びバイオマスガス化システムに関する。
【0002】
従来の技術】
一般にバイオマスとは、エネルギー源又は工業原料として利用することのできる生物体(例えば農業生産物又は副産物、木材、植物等)をいい、太陽エネルギー、空気、水、土壌等の作用により生成されるので、無限に再生可能である。
【0003】
上記バイオマスを利用することで燃料及びメタノール等の製造が可能となる。また、廃棄物としてのバイオマスを処理できるので、環境の浄化にも役立つと共に、新規に生産されるバイオマスも光合成によりCO2の固定により生育されるので、大気のCO2を増加させない。
【0004】
従来のバイオマスをアルコールに転換する方法としては、例えば発酵法や熱水分解法等が提案されているが、前者の発酵法は、糖分とでんぷん質しか原料とならず、発酵時間がかかるので大量の発酵タンクを設置する必要があると共に、後者の熱水分解法では高温・高圧・低収率、という問題がある。また、共に供給したバイオマスの残渣物が多く発生し、バイオマスの利用率が低いという問題もある。
【0005】
一方、バイオマスをガス化する場合においては、例えば固定床或いは流動床等のガス化炉等を用いるようにしていたが、バイオマスの粒子の表面のみが反応し、内部まで均一に反応しないことにより、タールが発生し、生成したガス化ガスは、H2,COが少ないため、メタノール合成の原料とならない。また、上記発生したタールが炉内へ付着すると共に、後流側に設置する機器等への付着等が起こり、運転に不具合を来す、という問題がある。
【0006】
そこで、従来においては、酸素を多量に供給することで高温で燃焼することとしたが、この場合部分的に1200℃を超える高温域が形成され、ガスにならずに、バイオマス自身が燃焼し、スート化してしまうという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑み、クリーンで高効率なガス化を行い、バイオマスの完全ガス化を図ることができるバイオマスガス化炉及びバイオマスガス化システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するための、第一番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、バイオマスを燃料とするバイオマスガス化炉において、平均粒径(D)が0.05≦D≦5mmのバイオマス粉砕物を供給するバイオマス供給手段と、酸素と水蒸気の混合物の燃焼酸化剤を供給する燃焼酸化剤供給手段とを具備してなり、且つ酸素[O2]/炭素[C]のモル比率0.1≦O2/C<1.0の範囲とすると共に、水蒸気[H2O]/炭素[C]のモル比率を1≦H2O/Cの範囲とし、温度700〜1200℃とする噴流床型であることを特徴とする。
【0009】
第二番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第一番目の発明において、圧力を1〜30気圧とすると共に、空塔速度0.1〜5m/sとするものであることを特徴とする。
【0010】
第三番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第一番目又は第二番目の発明において、前記燃焼酸化剤供給手段が、上記燃焼酸化剤をガス流れに沿って複数箇所から供給するように複数段設けられていることを特徴とする。
【0011】
第四番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第一番目から第三番目の発明のいずれか一つにおいて、化石燃料を供給する供給手段が、上記バイオマス供給手段よりも下方側に配設されていることを特徴とする。
【0012】
第五番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第四番目の発明において、上記化石燃料が石炭であることを特徴とする。
0013
第六番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第一番目から第五番目の発明のいずれか一つのバイオマスガス化炉と、上記バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置と、上記ガス精製装置で精製したガスを燃料として用いるガスタービンとを具備することを特徴とする。
0014
第七番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第一番目から第五番目の発明のいずれか一つのバイオマスガス化炉と、上記バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置と、上記ガス精製装置で精製したガス中のH2とCOよりメタノールを合成するメタノール合成装置とを具備することを特徴とする。
0015
第八番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第七番目の発明において、上記メタノール合成装置の前流側にガス中のH2とCOガスの組成を調整するCOシフト反応装置を設けてなることを特徴とする。
0016
第九番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第七番目又は第八番目の発明において、上記メタノール合成装置の前流側に脱炭酸装置を介装することを特徴とする。
0017
第十番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第九番目の発明において、上記バイオマス供給手段が、上記脱炭酸装置で除去されたCO 2 を搬送ガスとしてバイオマスを供給するものであることを特徴とする。
0018
第十一番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第七番目の発明において、上記バイオマス供給手段が、メタノール回収後の排ガスを搬送ガスとしてバイオマスを供給するものであることを特徴とする。
0019
第十二番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第十一番目の発明において、バイオマスガス化炉の炉内にメタノール回収後の排ガスを供給することを特徴とする。
0020
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下に説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
0021
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態を図1を用いて説明する。図1は本実施の形態にかかるバイオマスガス化炉を用いたガス化システムの概略図である。
【0022】
図1に示すように、本実施の形態にかかるバイオマスガス化炉は、バイオマス11を炉本体12内に供給するバイオマス供給手段13と、該バイオマス供給手段13よりも上方側(炉下流側)に位置し、酸素又は酸素と水蒸気の混合物からなる燃焼酸化剤14を炉本体12内供給する燃焼酸化剤供給手段15とを備えてなる噴流床型のガス化炉である。
0023
ここで、本発明では、炉本体12内に供給するバイオマス11としては、生産又は廃棄されたバイオマスを粉砕・乾燥したものを供給するのが好ましい。本発明でバイオマスとは、エネルギー源又は工業原料として利用することのできる生物資源(例えば農業生産物又は副産物、木材、植物等)をいい、例えばスイートソルガム,ネピアグラス,スピルリナ等を例示することができる。
【0024】
本発明では、上記バイオマス11の粉砕物の平均粒径(D)は、0.05≦D≦5mmとするのが好ましい。これは、平均粒径が0.05mm以下であるとバイオマスの粉砕効率が悪くなり、好ましくないからである。一方、平均粒径が5mmを超えた場合には、バイオマスの内部まで良好に燃焼がなされずに反応が促進せず、高効率のガス化が困難となるからである。
【0025】
また、本発明では、バイオマスガス化炉に供給する燃焼酸化剤14は、空気と水蒸気又は酸素と水蒸気の混合物であることが好ましい。
【0026】
ここで、上記燃焼酸化剤14は、酸素[O2]/炭素[C]のモル比率が0.1≦O2/Cの範囲、好ましくは0.1≦O2/C<1.0の範囲(特に好ましくは0.2≦O2/C<0.5の範囲)であると共に、水蒸気[H2O]/炭素[C]のモル比率が1≦H2O/Cの範囲(特に好ましくは2≦H2O/C≦6の範囲)が、タール,スートの発生が少なく、好ましい。
【0027】
これは、上記範囲とすると水蒸気と酸素の供給により部分酸化ガス化が良好となり、生成ガス中のH2及びCOの量を向上させることができるからである。
【0028】
また、バイオマスガスの炉本体12の炉内温度は700〜1200℃のガス化条件とするのが好ましい。これは、炉内温度が700℃未満であると、バイオマスの熱分解が良好でなく、好ましくなく、一方1200℃を超えた場合には、バイオマス自身の燃焼によりスートが発生し、好ましくないからである。
【0029】
また、バイオマスガスの炉本体12の炉内圧力は1〜30気圧とするのが好ましい。これは、メタノール(又はジメチルエーテル)合成に直結する場合には、80気圧近傍が好ましいが、耐圧構造のガス化炉とする必要があり、製造費用が嵩み好ましくないからである。なお、30気圧程度の場合には、空塔速度が低くなり、装置もコンパクト化でき、好ましい。
【0030】
また、バイオマスガスの炉本体12の炉内の空塔速度は0.1〜5m/sのガス化条件とするのが好ましい。これは、空塔速度は0.1m/s以下では炉内滞留時間が長く、燃焼過多となり好ましくなく、一方5m/sを超える場合には、燃焼・熱分解が完全になされずに、良好なガス化ができないからである。なお、粉砕バイオマスを好適に搬送するには、バイオマスの粒径を考慮に入れるとさらによく、特に好ましくは、バイオマスの平均粒径が0.1〜1mmの場合には、空塔速度を0.4〜1m/sとし、平均粒径が1〜5mmの場合には、空塔速度を1〜5m/sとするのが好ましい。
【0031】
本発明のバイオマスガス化炉によれば、バイオマスを部分酸化により効率よくガス化し、スート等の発生がないクリーンなガスを得ることができる。
【0032】
上記得られたガスはガス精製手段により精製した後、ガスタービン用の燃料ガスとして直接利用することが可能である。また、ガス中のH2とCOガスの組成を調整することで、メタノール(又はジメチルエーテル)製造用のガスとして利用することも可能である。以下、得られたガスをメタノール合成に利用するシステムについて説明する。
【0033】
上記バイオマスガス化炉を用いてメタノール合成を行うガス化システム20は、図1に示すように、バイオマスガス化炉内において発生したガス21中の煤塵を除去する集塵装置22と、集塵後のガスを精製する精製装置23と、ガス中の水蒸気を除去するスクラバ24と、ガス中のH2とCOガスの組成を調整するCOシフト反応装置25と、ガスの圧力を向上させるブースタ装置26と、ガス中のH2とCO2とからメタノール(CH3OH)を製造するメタノール製造装置27と、排ガス28とメタノール29とに分離する蒸留装置30とを具備するものである。
【0034】
ガス化炉の炉本体12内に供給されたバイオマスは、燃焼酸化剤により部分燃焼され、上述した所定の炉内条件にて燃焼させることによりバイオマスのガス化の効率を向上させる。ここで発生したガス21は、次いで集塵装置22で除塵された後、ガス中の水蒸気を除去すべくスクラバ24へ導かれ、ここで冷却されると共に水蒸気を除去し、次いでCOシフト装置でH2量を増大させ、ブースタ装置26で圧力をメタノール合成の圧力まで向上させてメタノール合成装置27へ導かれ、ここで、メタノールが製造される。その後、メタノール29と排ガス28とを分離する。ここで、排ガス28にはCH4が残存しているので、再度噴流ガス化炉12に供給することで、再利用をすることができる。
【0035】
ここで、上記バイオマスをガス化して得られるガス組成のH2/COの組成比について検討する。バイオマスの組成式はCm2n(m=1.0〜1.5、n=0.7〜1.1)であるが、便宜上CH2Oと簡略化して以下説明する。
【0036】
一般にメタノールを合成するには、以下の反応式による。
CO+2H2→CH3OH …(1)
ここで、従来の天然ガスであるメタン(CH4)からの合成の場合については以下のようになる。
CH4+H2O→CO+3H2 …(2)
次に、従来の化石燃料(石炭)からの合成の場合については以下のようになる。
CH2+H2→CO+2H2 …(3)
通常バイオマスを単にガス化した場合には、以下のようになり、H2/COの比率は2を超えることはない。
CH2O→CO+H2 …(4)
本発明では、これを解消するために、炉内に燃焼酸化剤14を投入し、部分燃焼(CO+1/2O2→CO2)させることで、熱として利用し、後工程でCO2を除去することで[H2O]/[CO]の比率を向上させている。
【0037】
また、上述した反応は吸熱反応であるために、加熱が必要であるが、バイオマスは固体であるため、外部加熱が困難であり、部分燃焼ガス化を行うようにしている。また、部分酸化反応、熱分解、ガス化反応促進のために、バイオマスは微粒化することにより、反応表面積を増大している。本発明では、バイオマス11の粉砕物の平均粒径(D)を0.05≦D≦5mmとすることでこれを解決している。
【0038】
ここで、バイオマスをCH2Oで代表した場合における、基本反応は下記の通りである。
CH2O→CO+H2 …(5)[吸熱反応]
CH2O+1/2O2→CO2+H2 …(6)[発熱反応]
上記反応を達成できればメタノール合成に必要なH2/COが2以上を達成できる。
上記反応では、生成熱25℃基準で、
(5)では、−26.4+27.7=+1.3cal[吸熱反応]
(6)では、−94+27.7=−66.3cal[発熱反応]
となり、全体としては発熱反応となる。
一方、CH2Oを完全燃焼させた場合(CH2O+O2→CO2+H2O)の生成熱は、−124.3kcal(発熱)である。
上記(5)及び(6)の反応が完全燃焼の場合には、以下のようになる。
−124.3×2≒−250cal
従って、(5)及び(6)全体では、
−65.3/−250≒0.26
となり、約1/4を目安に燃やせばよいことになる。
但し、上記反応では、燃焼反応に比べて発熱割合が少ないため、反応場温度は、450〜500℃(≒0.26×1800〜1900℃)にしかならず、反応が遅くなる。
従って、反応が進行する800〜1000℃の燃焼温度場を保持するためには、別途400〜500℃の高温蒸気を付加することが肝要となる。
このため、ガス化炉12にて生成した高温ガスの熱を熱交換した高温水蒸気(約400〜500℃)を導入することで解消することができる。
【0039】
上記蒸気と酸素ガスとの併用したガス化システムでは、理想的反応であり、現実の反応系では、CO,H2の他に、CH4,C24〜C26,C36〜及びタール、スートが生成される。上記CH4等の炭化水素系物質は、水蒸気及びニッケル触媒存在下のスチームリフォーミングにより、550以上(好適には900℃±100℃)で、CO,H2にすることができる。このスチームリフォーミングにより生成されたH2は、上述したように、メタノール合成の原料となる。
【0040】
すなわち、水蒸気に酸素ガス化システムにスチームリフォーミングシステムを付加することにより、CO及びH2を製造することができる。これにより、タール,スートも基本的にはC系であり、十分な滞留時間を確保することでスチームリフォーミングが可能となる。具体的には、スチームリフォーミングとしては、触媒(Ni触媒を担持したハニカム式輻射交換体)を集塵装置22と精製装置23との間にスチームリフォーミング31を配置し、タール,スート等をスチームリフォーミングすることで、C及びH2を得るようにすればよい。
【0041】
上述したバイオマス反応の式(5)及び(6)では、内部発熱を適用した結果として、生成ガス中にCO2が含まれることとなる。CO2も下記反応式(7)により、Cu,Zn,Cr等の金属触媒によりメタノール合成が可能である。
CO2+3H2→CH3OH+H2O …(7)
【0042】
しかしながら、これはあくまで、生成ガス中のCO,CO2,H2のバランスであり、不要なCO2はただ単に反応システムを大きくするに過ぎない。よって、メタノールの回収率の向上のためには、余分なCO2はシステム最終段階でアミン系湿式CO2除去装置等のようなCO2を除去するCO2除去装置を配設することにより、系内より接触的に除去することが好ましい。このため、図1において、ブース装置26とメタノール合成装置27との間にCO2除去の脱炭酸装置32を介装することにより、余分なCO2を除去することができる。
【0043】
よって、メタノール合成装置27に供給されるメタノール原料ガスは、余分なCO2が除去された結果、CO、CO2、2H2の組成とすることができ、メタノール合成が効率よく進行し、供給したバイオマスの約60%程度のメタノールを合成することができる。なお、スチームフォーミング手段31を設ける場合には、H2がガス化中に豊富になるので、H2を発生させる上述したCOシフト反応装置25を設置する必要はなくなる。
【0044】
また、上記分離除去されたCO2の一部はバイオマス供給手段13の搬送用のガスとして利用することができる。これにより、搬送媒体として例えば空気等を用いた場合に炉内に供給される不要なN2が供給されることが防止される。
【0045】
[第2の実施の形態]
図2は第2の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉の概略図である。
本実施の形態、炉本体12内に供給する、酸素又は酸素と水蒸気の混合物からなる燃焼酸化剤14の供給を多段供給方式により、供給するものである。
【0046】
図2に示すように、本実施の形態では、炉本体12の鉛直軸方向に沿って複数箇所から燃焼酸化剤14を供給する供給手段15A〜15Dを上方に向かって所定間隔を有して順次設け、炉12内にバイオマス11のガス化を向上させる燃焼酸化剤14をガス流れの下流側に順次供給するようにしている。本実施の形態ではバイオマス11の供給はバイオマス供給手段13により、炉本体12の下部から供給するようにしており、該供給手段13からの供給口13aを中心とする同芯円状の所定箇所に供給手段15Aの供給口が複数箇所(本実施の形態では2箇所)形成されている。これにより、燃焼酸化剤14が複数段から順次供給されるので、ガス化の効率が向上することになる。
0047
[第3の実施の形態]
図3は第3の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉の概略図である。
本実施の形態、バイオマスの燃焼に化石燃料を利用するものである。
ここで、化石燃料としては石炭,重質油等を用いることができる。
【0048】
図3に示すように、本実施の形態にかかるバイオマスガス化炉40は、バイオマス11を炉本体12内に供給するバイオマス供給手段13と、該バイオマス供給手段よりも下方側(炉下前流)に位置し、酸素又は酸素と水蒸気の混合物からなる燃焼酸化剤14を炉本体12内供給する燃焼酸化剤供給手段15と、該燃焼酸化剤供給手段15と対向して配設してなり、炉12石炭を供給する石炭供給手段41と、該石炭供給手段41とバイオマス供給手段13との中間位置に水蒸気42を供給する水蒸気供給手段43とを備えてなる噴流床型のガス化炉である。
【0049】
本実施の形態では、炉本体12の下側部分で助燃部分を形成するように、化石燃料である石炭を供給し、バイオマス11を燃焼させることなく、化石燃料の燃焼により高温場を形成し、そこにバイオマス11を投入することで、熱分解ガス化を効率よく行うようにしたものである。本実施の形態では、燃焼酸化剤14は高温場形成用の燃料としても使用するようにしている。
【0050】
この結果、バイオマス11の発熱量が少ない場合等の反応が遅いような場合には、従来では、単に化石燃料を同時に供給していたが、本発明のように異なる位置から化石燃料とバイオマス11とを供給することにより、バイオマス11自身の燃焼をすることなく、助燃場で高温場を形成し、そこでガス化がなされるので、高効率のガス化が可能となる。
【0051】
この結果、高効率及び低コストでメタノール合成に適するガスを生成することができ、炭素転換率の向上、タール付着等によるトラブルの防止、酸素或いは空気投入量の低減を図ると共に、水素量に富むガスを生成することができる。
【0052】
化石燃料として石炭を用いた場合には、微粉炭にし、空気、酸素と水蒸気の混合ガスにより搬送するようにすればよい。また、重質油又は通常の燃焼用の油を用い助燃する場合には、炉内に噴霧するようにすればよく、例えば空気、酸素と水蒸気との混合ガスを噴霧媒体として用いるようにすればよい。
【0053】
【発明の効果】
第一番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、バイオマスを燃料とするバイオマスガス化炉において、平均粒径(D)が0.05≦D≦5mmのバイオマス粉砕物を供給するバイオマス供給手段と、酸素と水蒸気の混合物の燃焼酸化剤を供給する燃焼酸化剤供給手段とを具備してなり、且つ酸素[O2]/炭素[C]のモル比率0.1≦O2/C<1.0の範囲とすると共に、水蒸気[H2O]/炭素[C]のモル比率を1≦H2O/Cの範囲とし、温度700〜1200℃とする噴流床型であるので、バイオマスの燃焼が効率的に行うことができ、高効率のガス生成を行うことができる。
【0054】
第二番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第一番目の発明において、圧力を1〜30気圧とすると共に、空塔速度0.1〜5m/sとするものであるので、バイオマスの燃焼が効率的となり、良好なガス化を行うことができる。
【0055】
第三番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第一番目又は第二番目の発明において、前記燃焼酸化剤供給手段が、上記燃焼酸化剤をガス流れに沿って複数箇所から供給するように複数段設けられているので、バイオマスのガス化の効率が更に向上する。
【0056】
第四番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第一番目から第三番目の発明のいずれか一つにおいて、化石燃料を供給する供給手段が、上記バイオマス供給手段よりも下方側に配設されているので、バイオマスの燃焼が良好となり、高効率のガス化が可能となる。
【0057】
第五番目の発明にかかるバイオマスガス化炉は、第四番目の発明において、上記化石燃料が石炭であるので、バイオマスの燃焼が良好となり、高効率のガス化が可能となる。
0058
第六番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第一番目から第五番目の発明のいずれか一つのバイオマスガス化炉と、上記バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置と、上記ガス精製装置で精製したガス中のH2とCOよりメタノールを合成するメタノール合成装置とを具備するので、バイオマスを有効利用してガスタービンを駆動することができる。
0059
第七番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第一番目から第五番目の発明のいずれか一つのバイオマスガス化炉と、上記バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置と、上記ガス精製装置で精製したガス中のH2とCOよりメタノールを合成するメタノール合成装置とを具備するので、バイオマスを有効利用してメタノールを製造することができる。
0060
第八番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第七番目の発明において、上記メタノール合成装置の前流側にガス中のH2とCOガスの組成を調整するCOシフト反応装置を設けてなるので、H2の割合が増加し、メタノール合成効率が向上する。
0061
第九番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第七番目又は第八番目の発明において、上記メタノール合成装置の前流側に脱炭酸装置を介装するので、メタノール合成が効率的に行うことができる。
0062
第十番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第九番目の発明において、上記バイオマス供給手段が、上記脱炭酸装置で除去されたCO 2 を搬送ガスとしてバイオマスを供給するものであるので、別途搬送ガスを用意することが不要となると共に、窒素成分が混入することがなく、反応効率が向上する。
0063
第十一番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第七番目の発明において、上記バイオマス供給手段が、メタノール回収後の排ガスを搬送ガスとしてバイオマスを供給するものであるので、別途搬送ガスを用意することが不要となる。
0064
第十二番目の発明にかかるバイオマスのガス化システムは、第十一番目の発明において、バイオマスガス化炉の炉内にメタノール回収後の排ガスを供給するので、排ガス中のCH4をガス化炉内での燃料として再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉を用いたガス化システムの概略図である。
【図2】 第2の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉の概略図である。
【図3】 第3の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉の概略図である。
【符号の説明】
11 バイオマス
12 炉本体
13 バイオマス供給手段
14 燃焼酸化剤
15 燃焼酸化剤供給手段
20 バイオマスガス化システム
21 生成ガス
22 集塵装置
23 精製装置
24 スクラバ
25 COシフト反応装置
26 ブースタ装置
27 メタノール製造装置
28 排ガス
29 メタノール
30 蒸留装置
31 スチームリフォーミング
32 脱炭酸装置

Claims (12)

  1. バイオマスを燃料とするバイオマスガス化炉において、
    平均粒径(D)が0.05≦D≦5mmのバイオマス粉砕物を供給するバイオマス供給手段と、
    酸素と水蒸気の混合物の燃焼酸化剤を供給する燃焼酸化剤供給手段と
    を具備してなり、
    且つ酸素[O2]/炭素[C]のモル比率0.1≦O2/C<1.0の範囲とすると共に、水蒸気[H2O]/炭素[C]のモル比率を1≦H2O/Cの範囲とし、温度700〜1200℃とする噴流床型である
    ことを特徴とするバイオマスガス化炉。
  2. 請求項1において、
    圧力を1〜30気圧とすると共に、空塔速度0.1〜5m/sとするものである
    ことを特徴とするバイオマスガス化炉。
  3. 請求項1又は2において、
    前記燃焼酸化剤供給手段が、上記燃焼酸化剤をガス流れに沿って複数箇所から供給するように複数段設けられている
    ことを特徴とするバイオマスガス化炉。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    化石燃料を供給する供給手段が、上記バイオマス供給手段よりも下方側に配設されている
    ことを特徴とするバイオマスガス化炉。
  5. 請求項4において、
    上記化石燃料が石炭である
    ことを特徴とするバイオマスガス化炉。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項のバイオマスガス化炉と、
    上記バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置と、
    上記ガス精製装置で精製したガスを燃料として用いるガスタービンと
    を具備することを特徴とするバイオマスのガス化システム。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項のバイオマスガス化炉と、
    上記バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置と、
    上記ガス精製装置で精製したガス中のH2とCOよりメタノールを合成するメタノール合成装置と
    を具備することを特徴とするバイオマスのガス化システム。
  8. 請求項において、
    上記メタノール合成装置の前流側にガス中のH2とCOガスの組成を調整するCOシフト反応装置を設けてなる
    ことを特徴とするバイオマスのガス化システム。
  9. 請求項又はにおいて、
    上記メタノール合成装置の前流側に脱炭酸装置を介装する
    ことを特徴とするバイオマスのガス化システム。
  10. 請求項において、
    上記バイオマス供給手段が、上記脱炭酸装置で除去されたCO 2 を搬送ガスとしてバイオマスを供給するものである
    ことを特徴とするバイオマスのガス化システム。
  11. 請求項において、
    上記バイオマス供給手段が、メタノール回収後の排ガスを搬送ガスとしてバイオマスを供給するものである
    ことを特徴とするバイオマスのガス化システム。
  12. 請求項11において、
    バイオマスガス化炉の炉内にメタノール回収後の排ガスを供給する
    ことを特徴とするバイオマスのガス化システム。
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