JP4936973B2 - 紙幣収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣を搬送して収納庫に収納する紙幣収納装置に関する。
紙幣収納装置には、紙幣を取り込んで搬送し放出する搬送部と、この搬送部で放出された紙幣を収納する収納庫とを備えたものがある。このような紙幣収納装置においては、一枚ずつ収納庫内に放出された紙幣を収納庫内で上下に順次集積させることになり、このような集積を良好に行うために、搬送部は、収納庫への放出時に搬送方向に沿って可能な限り直線的に紙幣を放出する必要がある。このように紙幣を直線的に送ることを目的として、紙幣を搬送する搬送ローラをV字ローラで形成し、紙幣にこのV字ローラで癖を付ける技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3323837号公報
しかしながら、上記のように、紙幣にV字ローラで癖を付けると、必要以上に癖が付いてしまい、収納庫に放出する際に搬送方向に沿って直線的に放出することはできるものの、収納庫内で嵩張ってしまうという問題があった。
したがって、本発明は、必要以上の折れ癖を付けることなく収納庫に搬送方向に沿って直線的に紙幣を放出することができる紙幣収納装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、紙幣を収納する収納庫と、紙幣を取り込んで前記収納庫に向けて搬送し該収納庫内に放出する取込・放出ローラを有する搬送部とを備えた紙幣収納装置において、前記搬送部には、前記取込・放出ローラと対向する対向搬送面に、該取込・放出ローラの紙幣取込開始位置よりも上流側から、下流側ほど紙幣の表裏方向において該取込・放出ローラ側に位置するように傾斜することにより、前記取込・放出ローラと協働して前記紙幣に癖を付けるガイド面部が設けられていることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ガイド面部が、前記取込・放出ローラの上流端近傍に始端部を有することを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記ガイド面部は、前記取込・放出ローラの下流端位置と該取込・放出ローラの前記紙幣取込開始位置との間に終端部を有することを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記ガイド面部は、前記終端部が、前記対向搬送面の前記ガイド面部を除く他の部分から3〜7mmの範囲で紙幣の表裏方向において前記取込・放出ローラ側に位置することを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に係る発明において、前記ガイド面部は、前記搬送部の両側壁部側に設けられており、前記対向搬送面を形成する搬送ガイド板の前記収納庫側の端末部の前記両側壁部側を、下流側ほど紙幣の表裏方向において前記取込・放出ローラ側に位置し且つ該取込・放出ローラの軸線方向において該取込・放出ローラから離れるほど紙幣の表裏方向において該取込・放出ローラ側に位置するように斜めに折り曲げることで形成されていることを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において、前記取込・放出ローラが近接側の前記側壁部から14〜18mm離れた位置に配置されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、取込・放出ローラと対向する対向搬送面に、取込・放出ローラの紙幣取込開始位置よりも上流側から、下流側ほど紙幣の表裏方向において取込・放出ローラ側に位置するように傾斜して設けられたガイド面部が、取込・放出ローラと協働して紙幣に癖を付けるため、V字ローラで癖を付ける場合と比べて緩やかな折れ癖を付けることができる。したがって、必要以上の折れ癖を付けることなく収納庫に搬送方向に沿って直線的に紙幣を放出することができる。
請求項2に係る発明によれば、ガイド面部が、取込・放出ローラの上流端近傍に始端部を有するため、紙幣に、より適度な折れ癖を付けることができる。
請求項3に係る発明によれば、ガイド面部が、取込・放出ローラの下流端位置と取込・放出ローラの紙幣取込開始位置との間に終端部を有するため、紙幣に、より適度な折れ癖を付けることができる。
請求項4に係る発明によれば、ガイド面部の終端部が、対向搬送面のガイド面部を除く他の部分から3〜7mmの範囲で紙幣の表裏方向において取込・放出ローラ側に位置するため、紙幣に、より適度な折れ癖を付けることができる。
請求項5に係る発明によれば、ガイド面部は、対向搬送面を形成する搬送ガイド板の収納庫側の端末部の両側壁部側を、下流側ほど紙幣の表裏方向において取込・放出ローラ側に位置し且つ取込・放出ローラの軸線方向において取込・放出ローラから離れるほど紙幣の表裏方向において取込・放出ローラ側に位置するように斜めに折り曲げることで形成されているため、簡素且つ低コストで形成できる。
請求項6に係る発明によれば、取込・放出ローラが近接側の側壁部から14〜18mm離れた位置に配置されているため、紙幣に、より適度な折れ癖を付けることができる。
本発明に係る一実施形態の紙幣収納装置を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の紙幣収納装置10は、図1に示すように、機体11の上部の角部に設けられ、紙幣Sが装置外から挿入されるとともに挿入された紙幣Sを取り込んで装置内に向けて搬送する紙幣挿入搬送部(搬送部)12と、この紙幣挿入搬送部12で装置内に向けて搬送され放出された紙幣Sを収納する収納庫13とを有するものである。なお、以下の説明においては、紙幣Sの挿入方向手前を「前」とし、紙幣Sの挿入方向奥側を「後」とし、紙幣Sの挿入方向手前から見て左右を「左右」とする。
紙幣挿入搬送部12は、図2にも示す略水平に配置された載置底部15と、図3および図4に示すように載置底部15の左右両側縁から立ち上がる側壁部16と、図2に示すように載置底部15の上側において前後方向に直交して両側壁部16間に配置された仕切壁部17と、仕切壁部17の下縁部から後下がりに延出する案内部18と、案内部18の後縁部から載置底部15と隙間をもって水平後方に延出する天井部19とを有している。そして、紙幣Sは、長手方向が挿入方向に沿い短手方向が水平に沿う姿勢で、複数である場合は上下に集積されて、載置底部15と両側壁部16と案内部18とで囲まれた挿入口20に挿入されて、載置底部15上に載置される。
ここで、図4に示すように、載置底部15の奥側の奥側底部22と両側壁部16とは板状の金属部材が折り曲げ加工された下部ガイド部材(搬送ガイド板)23で形成されており、載置底部15の手前側の手前側底部24は下部ガイド部材23の上面に固定された透明樹脂からなる板材25で形成されている。手前側底部24の上面からなる手前側底面24aは、下部ガイド部材23の奥側底部22の上面からなる奥側底面22a(対向搬送面)よりも一段高くなっており、その端末位置は図2に示すように仕切壁部17の前端面17aよりも若干後側に配置されている。
また、仕切壁部17、案内部18および天井部19も板状の金属部材が折り曲げ加工された上部ガイド部材28で形成されている。
奥側底部22には発光素子を含む取込プリズム30が固定されており、この取込プリズム30と対向して天井部19に受光素子を含む取込センサ31が設けられていて、これらの間に紙幣Sが載置されると、取込プリズム30からの発光が紙幣Sで遮光されることになって取込センサ31が受光から非受光に切り替わることになり、これによって取込センサ31が紙幣Sを検出する。
紙幣挿入搬送部12は、下部ガイド部材23に取り付けられる支持部材34と、仕切壁部17の後側且つ載置底部15の上側において支持部材34に左右方向に軸線を配置して回転可能に支持された支持軸35と、この支持軸35に同軸に固定された図4および図5に示す左右一対の取込・放出ローラ36と、支持軸35に同軸に固定されたピニオンギヤ37とを有している。また、紙幣挿入搬送部12は、前後方向に軸線を配置し前方に回転軸40を突出させて支持部材34に取り付けられたモータ41と、このモータ41の回転軸40に固定されてピニオンギヤ37に噛み合うウォームギヤ42とを有している。一対の取込・放出ローラ36は、図3に示すように近接する側壁部16からの距離が等しく配置されている。
また、図2に示すように、紙幣挿入搬送部12は、下部ガイド部材23の下面に取り付けられる取付部材45と、この取付部材45に取り付けられて後方に延出するバネ材からなる支持部材46と、この支持部材46に左右方向に軸線を配置して支持された支持軸47と、この支持軸47に同軸に固定されて一対の取込・放出ローラ36に下側から支持部材46のバネ力で当接する左右一対の挟持ローラ48とを有している。そして、モータ41の駆動によりウォームギヤ42およびピニオンギヤ37を介して取込・放出ローラ36がその挟持ローラ48側を後方に移動させるように回転することで、挟持ローラ48に部分的に形成された図示略の高摩擦部が挟持ローラ48側を通過する都度、取込・放出ローラ36と挟持ローラ48とで紙幣Sを上側から順に一枚ずつ分離し取り込んで後方に搬送し収納庫13に放出する。ここで、取込・放出ローラ36の挟持ローラ48との接触位置の前端部が、取込・放出ローラ36の紙幣取込開始位置となる。なお、一対の取込・放出ローラ36の間には、取込・放出ローラ36と挟持ローラ48とで後方に放出される紙幣Sの上面を案内するガイド部材49が後方に延出している。
ここで、下部ガイド部材23には、後端部から取込・放出ローラ36の間で後ろ下がりに延出する取付片部52が形成されており、この取付片部52には発光素子を含むカウントプリズム53が固定されている。また、このカウントプリズム53と対向して上側に受光素子を含むカウントセンサ54が設けられており、これらの間を紙幣Sが通過すると、カウントプリズム53からの発光が紙幣Sで遮光されることになってカウントセンサ54が受光から非受光に切り替わることになり、これによってカウントセンサ54が紙幣Sを検出する。
そして、紙幣挿入搬送部12の取込・放出ローラ36と対向する下部ガイド部材23の奥側底部22には、ガイド部60が設けられている。このガイド部60は、取込・放出ローラ36の挟持ローラ48との接触位置の前端部つまり紙幣取込開始位置よりも前側(上流側)から、後側(下流側)ほど紙幣Sの表裏方向(取込・放出ローラ36と挟持ローラ48とで挟持される紙幣Sの表裏方向。以下同。)において取込・放出ローラ36側(上側)に位置するように傾斜する一対の鏡面対称形状であり、図3に示すように、一対の取込・放出ローラ36の軸線方向における両外側であって両側壁部16側に設けられている。これにより、奥側底面22aに、取込・放出ローラ36の紙幣取込開始位置よりも前側から、後側ほど上側に位置するように傾斜する、ガイド部60の上面からなる一対の鏡面対称形状のガイド面部60aが一対の取込・放出ローラ36の軸線方向における両外側であって両側壁部16側に設けられている。これら一対のガイド面部60aは、取込・放出ローラ36と協働して紙幣Sに搬送方向に延在する折り癖を付けるものである。
具体的に、一対のガイド面部60aは、取込・放出ローラ36と対向する奥側底面22aを形成する下部ガイド部材23の奥側底部22の後端部(収納庫13側の端末部)の両側壁部16側の部分を、紙幣Sの表裏方向における取込・放出ローラ36側(上側)に折り曲げることで形成される。具体的には、側壁部16との境界部分とローラ軸線方向における取込・放出ローラ36側(内側)とに、前後方向に沿い後方に抜けるスリット61を形成することで、奥側底部22の後端部を側壁部16から分離して一対の舌片部62を形成する。そして、各舌片部62を、後側ほどローラ軸線方向において取込・放出ローラ36に近接するように傾斜する折れ線64で紙幣Sの表裏方向における取込・放出ローラ36側(上側)に折り曲げることで、ガイド面部60aが形成される。つまり、一対のガイド面部60aは、舌片部62を、後側(下流側)ほど紙幣Sの表裏方向において取込・放出ローラ36側(上側)に位置し且つ取込・放出ローラ36の軸線方向において取込・放出ローラ36から離れるほど紙幣Sの表裏方向において取込・放出ローラ36側(上側)に位置するように斜めに折り曲げることで形成されている。なお、奥側底面22aは、一対のガイド面部60aを除く他の部分が水平配置される平坦な平坦面部63とされている。
ここで、一対のガイド面部60aは、図2に示すように、取込・放出ローラ36の前端(上流端)の近傍であって紙幣取込開始位置よりも前側に始端部を有している。また、一対のガイド面部60aは、取込・放出ローラ36の後端(下流端)の位置と取込・放出ローラ36の紙幣取込開始位置との間に終端部を有している。そして、一対のガイド面部60aは、終端部が、取込・放出ローラ36の奥側底面22a側の端部(下端部)よりも紙幣Sの表裏方向における取込・放出ローラ36の中心側(上側)にあり、取込・放出ローラ36の軸方向視で取込・放出ローラ36と重なる位置にある。より具体的に、一対のガイド面部60aの終端部は、奥側底面22aの平坦面部63から3〜7mmの範囲で紙幣Sの表裏方向において取込・放出ローラ36側(上側)に位置する、つまりガイド面部60aの終端部の平坦面部63からの高さHが3〜7mmであるのが好ましく、より好ましくはH=5mmとするのが良い。
また、上部ガイド部材28の天井部19の後端部も一対の取込・放出ローラ36の軸線方向両外側つまり両側壁部16側が後側ほど紙幣Sの表裏方向において取込・放出ローラ36の中心軸側(上側)に位置するように傾斜する傾斜板部65とされており、一対のガイド面部60aとの間に紙幣Sを通過させるための隙間を確保している。
加えて、各取込・放出ローラ36は、それぞれ近接側の側壁部16から14〜18mm離れた位置に配置されている。つまり、取込・放出ローラ36と側壁部16との間の距離Lが14〜18mmの範囲であるのが好ましく、より好ましくはL=16.5mmとなっている。
図1に示す収納庫13は、一対の取込・放出ローラ36の後方にあってその軸線方向に平行をなして鉛直に立設された収納後壁部70と、一対の取込・放出ローラ36の下方にあって収納後壁部70と平行に配置された収納前壁部71と、収納後壁部70と収納前壁部71とを左右それぞれにおいて結ぶように設けられた一対の収納側壁部72と、これら収納前壁部71、収納後壁部70および一対の収納側壁部72の下部開口を閉塞する底板部73と、収納前壁部71、収納後壁部70および一対の収納側壁部72の上部開口を閉塞する天井板部74とを有している。これら収納前壁部71、収納後壁部70、一対の収納側壁部72、底板部73および天井板部74で囲まれた収納空間75に紙幣Sを上下方向に集積させて収納する。なお、収納前壁部71は鍵76によってロックおよびロック解除可能となっており、鍵76でロックが解除されて収納前壁部71が開放されることで収納空間75の紙幣Sが外に取り出し可能となる。
以上の構成の紙幣収納装置10では、例えば複数の紙幣Sが、上下に重ねられて長手方向を挿入方向に沿わせ短手方向を水平に沿わせた姿勢で紙幣挿入搬送部12の挿入口20に挿入されて載置底部15上に載置されると、取込プリズム30からの光が紙幣Sで遮光されることになり、これにより取込センサ31が非受光となり紙幣Sの載置を検出する。すると、図示略の制御部が、モータ41を駆動し取込・放出ローラ36を回転させる。これにより、載置底部15上に載置されていた紙幣Sが上側のものから順番に取込・放出ローラ36と挟持ローラ48との間に挟持されるとともに左右が両側壁部16で案内されながら後方に送り出される。そして、取込・放出ローラ36と挟持ローラ48との間から後方の収納空間75に放出され、収納後壁部70に当接して下方に落下し、底板部73または既に集積されている紙幣Sの上側に落下する。
このとき、一対のガイド面部60aが、一対の取込・放出ローラ36の両外側にあって、取込・放出ローラ36の前端の近傍の始端部から取込・放出ローラ36の後端位置と紙幣取込開始位置との間の終端部までの間で、後側ほど上側に位置するようにその前側の平坦面部63に対して傾斜している。このため、これら両ガイド面部60aの間の位置において、これらガイド面部60aよりも下側で、一対の取込・放出ローラ36および一対の挟持ローラ48により挟持される中間部に対して左右の両側縁部を上側に位置させるように紙幣Sを曲げて、図6に示すように搬送方向に延在する癖付けをすることになる。そして、このように軽く癖付けされた紙幣Sが、一対の取込・放出ローラ36および一対の挟持ローラ48の間から収納庫13に略水平に放出される。なお、上部ガイド部材28の天井部19の後ろ上がりの傾斜板部65は、紙幣Sを通過させるためのものであって紙幣Sの癖付けには関与しない。
そして、一対の取込・放出ローラ36および一対の挟持ローラ48の間から収納庫13に略水平に放出された紙幣Sが、カウントプリズム53の光を遮光することになり、これによりカウントセンサ54が非受光となって紙幣Sを検出する。そして、カウントセンサ54が非受光となる度に、制御部は、収納庫13に収納された紙幣Sの枚数を一枚カウントアップする。このようにして、制御部は、収納庫13に収納された紙幣Sの枚数を計数し、計数値を紙幣収納装置10に設けられた図示略の表示画面に表示させる。
このようにして、紙幣挿入搬送部12に挿入された紙幣Sがすべて収納庫13に収納されると、取込プリズム30からの光の紙幣Sによる遮光が解除されることになり、これにより取込センサ31が受光して収納完了を検出する。すると、図示略の制御部が、モータ41を停止させる。
以上に述べた本実施形態の紙幣収納装置10によれば、一対の取込・放出ローラ36と対向する奥側底面22aに、一対の取込・放出ローラ36の紙幣取込開始位置よりも前側から、後側ほど紙幣Sの表裏方向において一対の取込・放出ローラ36側に位置するように傾斜して設けられた一対のガイド面部60aが、一対の取込・放出ローラ36および一対の挟持ローラ48と協働して紙幣Sに癖を付けるため、V字ローラで癖を付ける場合と比べて緩やかな折れ癖を付けることができる。したがって、必要以上の折れ癖を付けることなく収納庫13に搬送方向に沿って直線的に紙幣Sを放出することができる。
また、一対のガイド面部60aが、取込・放出ローラ36の前端近傍に始端部を有するため、紙幣Sに、より適度な折れ癖を付けることができる。
さらに、一対のガイド面部60aが、取込・放出ローラ36の後端位置と取込・放出ローラ36の紙幣取込開始位置との間に終端部を有するため、紙幣に、より適度な折れ癖を付けることができるとともに、一対のガイド面部60aへの紙幣Sの引っ掛かりを防止できる。
加えて、一対のガイド面部60aの終端部が、奥側底面22aのガイド面部60aを除く他の平坦面部63から3〜7mmの範囲で紙幣Sの表裏方向において取込・放出ローラ36側に位置するため、紙幣Sに、より適度な折れ癖を付けることができる。
しかも、一対のガイド面部60aは、奥側底面22aを形成する下部ガイド部材23の収納庫13側の端末部の両側壁部16側の舌片部62を、後側ほど上側に位置し且つ取込・放出ローラ36の軸線方向において取込・放出ローラ36から離れるほど上側に位置するように斜めに折り曲げることで形成されているため、簡素且つ低コストで形成できる。
加えて、取込・放出ローラ36が近接側の側壁部16から14〜18mm離れた位置に配置されているため、側壁部16の内側に近接するガイド面部60aとで、紙幣Sに、より適度な折れ癖を付けることができる。
本発明に係る一実施形態の紙幣収納装置を示す側断面図である。 本発明に係る一実施形態の紙幣収納装置の紙幣挿入搬送部を示す側断面図である。 本発明に係る一実施形態の紙幣収納装置の下部ガイド部材等を示すもので、(a)は平面図、(b)は後面図である。 本発明に係る一実施形態の紙幣収納装置の紙幣挿入搬送部を示す斜視図である。 本発明に係る一実施形態の紙幣収納装置の紙幣挿入搬送部を示す斜視図である。 本発明に係る一実施形態の紙幣収納装置で癖付けされた紙幣を示す斜視図である。
符号の説明
10 紙幣収納装置
12 紙幣挿入搬送部(搬送部)
13 収納庫
16 側壁部
22a 奥側底面(対向搬送面)
23 下部ガイド部材(搬送ガイド板)
36 取込・放出ローラ
60a ガイド面部
S 紙幣

Claims (6)

  1. 紙幣を収納する収納庫と、
    紙幣を取り込んで前記収納庫に向けて搬送し該収納庫内に放出する取込・放出ローラを有する搬送部とを備えた紙幣収納装置において、
    前記搬送部には、前記取込・放出ローラと対向する対向搬送面に、該取込・放出ローラの紙幣取込開始位置よりも上流側から、下流側ほど紙幣の表裏方向において前記取込・放出ローラ側に位置するように傾斜することにより、前記取込・放出ローラと協働して前記紙幣に癖を付けるガイド面部が設けられていることを特徴とする紙幣収納装置。
  2. 前記ガイド面部は、前記取込・放出ローラの上流端近傍に始端部を有することを特徴とする請求項1記載の紙幣収納装置。
  3. 前記ガイド面部は、前記取込・放出ローラの下流端位置と該取込・放出ローラの前記紙幣取込開始位置との間に終端部を有することを特徴とする請求項1または2記載の紙幣収納装置。
  4. 前記ガイド面部は、前記終端部が、前記対向搬送面の前記ガイド面部を除く他の部分から3〜7mmの範囲で紙幣の表裏方向において前記取込・放出ローラ側に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の紙幣収納装置。
  5. 前記ガイド面部は、前記搬送部の両側壁部側に設けられており、前記対向搬送面を形成する搬送ガイド板の前記収納庫側の端末部の前記両側壁部側を、下流側ほど紙幣の表裏方向において前記取込・放出ローラ側に位置し且つ該取込・放出ローラの軸線方向において該取込・放出ローラから離れるほど紙幣の表裏方向において該取込・放出ローラ側に位置するように斜めに折り曲げることで形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の紙幣収納装置。
  6. 前記取込・放出ローラが近接側の前記側壁部から14〜18mm離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項5記載の紙幣収納装置。
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