JPH09315652A - 紙葉類の矯正機構 - Google Patents

紙葉類の矯正機構

Info

Publication number
JPH09315652A
JPH09315652A JP8151533A JP15153396A JPH09315652A JP H09315652 A JPH09315652 A JP H09315652A JP 8151533 A JP8151533 A JP 8151533A JP 15153396 A JP15153396 A JP 15153396A JP H09315652 A JPH09315652 A JP H09315652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper sheet
pulley
paper
outer periphery
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8151533A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Narisawa
重樹 成沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority to JP8151533A priority Critical patent/JPH09315652A/ja
Publication of JPH09315652A publication Critical patent/JPH09315652A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣、券類、記録紙、その他の紙葉類(シー
ト類)を搬送する装置であって、順次搬送されてくる紙
葉類を堆積する機構を備えたものにおいて、コスト増を
招くことなく、紙葉類に折れ癖、皺、カール癖等が形成
されていることに起因して発生する堆積部における堆積
不良の発生を防止するようにした紙葉類の矯正機構を提
供する。 【解決手段】 外周面の軸方向中央部に凹所を有し且つ
その外周面に沿って紙葉類を折り返し搬送するプーリ
と、該プーリの紙葉類排出側の凹所内に外周面を突出さ
せた矯正ローラと、を備え、前記プーリにより紙葉類の
長手方向をその外周面に沿って湾曲させた後で、前記プ
ーリと前記矯正ローラとの圧延により該紙葉類に長手方
向全長に延在する溝状の変形部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣、券類、記録
紙、その他の紙葉類(シート類)を搬送する装置であっ
て、順次搬送されてくる紙葉類を堆積する機構を備えた
ものにおいて、紙葉類に折れ癖、皺、カール癖等が形成
されていることに起因して発生する堆積部における堆積
不良の発生を防止するようにした紙葉類の矯正機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機、金銭入出金装置、両替機等
の紙幣を搬送、堆積する機構を備えた金銭取扱装置や、
有価証券等の券類を搬送、堆積する機構を備えた装置、
更には記録紙を搬送、堆積する機構を備えた印刷装置等
にあっては、これらの紙葉類に予め形成された、或は搬
送の過程で形成された折れ癖、皺、カール癖が、紙葉類
を堆積する際の堆積不良を発生させる原因となってい
る。例えば、金銭取扱装置においては、外部から投入さ
れた紙幣を受入れて内部に搬送し、ある枚数まで一時保
留部に保留する機能を有したものがあり、一時保留した
紙幣は、これを装置内の金庫に搬送して収容するか、或
は払出し口へ搬送して返金する等の処理が行われる。図
4(a) は紙幣堆積部(一時保留部)1の受入れ側位置に
上下2つのローラ2、3を配置し、両ローラのニップ部
から堆積部1内に紙幣Pを排出するものである。下側の
ローラ3には径方向へ放射状に延びる羽根3aが一体化
されており、この羽根3aによって紙幣Pは堆積部1内
に正しく落とし込まれる。この図4(a) に示す従来例で
は、紙幣の長手方向を搬送方向と交差させるようにして
搬送しているため、紙幣の折れ癖、皺、カール癖はさほ
ど影響されずに堆積できる。しかし、図4(b) のタイプ
は紙幣の長手方向を搬送方向に沿わせる様に搬送するた
め、紙幣に折れ癖、皺、カール癖があると、(c)に示す
様に堆積の過程で既存紙幣に引っ掛かる等して、堆積不
良が発生する。堆積不良は、その後の紙幣束の搬送処理
に於て、ジャム等の搬送不良をもたらす為、改善が望ま
れている。このような不具合を解消する手法として、従
来から図4(d) 、(e) に示した如き折れ癖を積極的に形
成することが行われている。即ち、(d) の紙幣は長手方
向へ延びる溝状の筋4を2本平行に形成したものであ
り、(e) は紙幣の幅方向両端縁に夫々鈍角の折れ部5を
形成したものである。
【0003】図5(a) 及び(b) は図4(d) の折れ癖を形
成する為の従来装置であり、上側のゴムローラ10と、
下側の金属プーリ11とをニップさせたものである。ゴ
ムローラ10の軸方向中央部には凹所10aが形成され
ると共に、金属プーリ11の軸方向中央部には凹所10
aに嵌合する突条11aが形成されている。従って、両
ローラのニップ部を紙幣Pが通過する際には、この凹所
10a,突条11aとによって図4(d) に示した筋4が
形成されることとなる。また、両ローラ10、11は引
張りバネ12により接近方向に付勢されている。また、
図6(a) 及び(b) は図4(e) の折れ癖を形成するための
従来装置の構成図であり、上側のゴムローラ15は通常
のローラであるが、下側の金蔵プーリ11が図示のごと
く外周にテーパー部を有している為、両ローラのニップ
部を通過する紙幣Pには図4(e) に示した如き折れ部5
が形成される。また、両ローラ15、16は引張りバネ
17により接近方向に付勢されている。これらの従来装
置によれば、ある程度の折れ癖、皺、カール癖の矯正効
果はあるが、この程度の筋4や折れ部5を形成した程度
では、本来の折れ癖、皺、カール癖等が容易に復帰し、
堆積不良を解決することはできない。また、筋等を形成
する為にゴムローラ、バネが必要となる為、コスト増を
招いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、紙幣、券類、記録紙、その他の紙
葉類(シート類)を搬送する装置であって、順次搬送さ
れてくる紙葉類を堆積する機構を備えたものにおいて、
コスト増を招くことなく、紙葉類に折れ癖、皺、カール
癖等が形成されていることに起因して発生する堆積部に
おける堆積不良の発生を防止するようにした紙葉類の矯
正機構を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため、
本発明は、外周面の軸方向中央部に凹所を有し且つその
外周面に沿って紙葉類を折り返し搬送するプーリと、該
プーリの紙葉類排出側の凹所内に外周面を突出させた矯
正ローラと、を備え、前記プーリにより紙葉類の長手方
向をその外周面に沿って湾曲させた後で、前記プーリと
前記矯正ローラとの圧延により該紙葉類に長手方向全長
に延在する溝状の変形部を形成することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1(a) 及び(b) は本発明の
一形態例の矯正機構の正面図、及び要部側面図であり、
図2は折れ癖等を有した紙葉類を本発明の矯正装置によ
って所定の形状に矯正する状態を示している。この矯正
機構10は、自動販売機、金銭入出金装置、両替機等の
紙幣を搬送、堆積する機構を備えた金銭取扱装置や、有
価証券等の券類を搬送、堆積する機構を備えた装置、更
には記録紙を搬送、堆積する機構を備えた印刷装置等に
おいて、これらの紙葉類に予め形成された、或は搬送の
過程で形成された折れ癖、皺、カール癖を、堆積部11
の前段で矯正して、堆積する際の堆積不良を防止するよ
うにしたものである。この形態例では、紙幣を長手方向
に沿って搬送するタイプの搬送機構に本発明の矯正機構
10を装備した例を示しており、紙幣Pを外周面に沿っ
て反転させる大径プーリ12と、該大径プーリ12の軸
方向中央に位置する凹所(間隙)13と、該大径プーリ
12の凹所13内に外周面を突出させた矯正ローラ14
とから成る簡単な構成を備えている。
【0007】該矯正ローラ14は、該大径プーリ12の
紙葉類進入位置Aと対向した排出位置B側に配置されて
おり、大径プーリ12と矯正ローラ14とのニップ部が
排出位置Bを構成している。大径プーリ12は、その外
周にエンドレスベルト15の一部が密着して走行するこ
とにより、外周面に沿って紙幣Pを反転させつつ排出位
置Bに向かって搬送することができる。この際、紙幣に
は図2(a) の様に湾曲癖がつき、またそれ以前に存して
いた折れ癖、皺等も矯正されてはいないが、矯正ローラ
14とのニップを通過することにより、図2(b) のよう
な状態と成る。
【0008】大径プーリ12の凹所13は、一つのプー
リの中央部に設けた凹溝であってもよいし、2つのプー
リ間に位置する間隙であってもよいが、本明細書では両
者を併せて凹所と称する。凹所13を間隙とした場合の
例は図1(c) に示す。この凹所13と、凹所13内に外
周部を突出させた矯正ローラ14との間を紙幣Pが通過
することにより、図2(b) の状態に整形される。この整
形の結果図2(a) の状態にあった紙幣は折れ癖、皺、カ
ール等を矯正されることとなる。即ち、この形態例で
は、大径プーリ12の外周面に沿って紙葉類が反転する
ことによって形成されるカール方向とは逆方向に向け
て、紙葉類の幅方向中央部に溝状(凸状)の変形部20
を形成することができ、しかも紙幣の全体形状は変形部
20を除いて平坦状になるので、堆積部に堆積する際に
おける積載性が高まる。
【0009】次に、図3は、図1(a) の変形例であり、
この形態例は、大径プーリ12の代わりに2つのプーリ
20、21を用いて2本のベルト15、22が近接して
走行する領域Cを形成し、プーリ21、プーリ20の外
周を紙葉類が通過する過程で形成されるカール癖を上記
矯正ローラ14との協働により除去するようにした点が
特徴的である。この形態例では、比較的径の小さい2つ
のプーリ20、21の間に直線的な搬送経路である領域
Cを設けたので、矯正ローラ14とのニップ部(排出位
置B)に達するまでに形成されるカール癖は比較的軽微
なものとなる。この為、このニップ部で形成する溝状の
変形部の深さを小さくすることができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、紙葉類を
外周面に沿って反転させるプーリと、該プーリの軸方向
中央に位置する凹所(間隙)と、該プーリの凹所内に外
周面を突出させた矯正ローラとを備え、該矯正ローラ
は、該プーリの紙葉類進入位置と対向した排出位置側に
配置されており、プーリの外周面に沿って紙葉類が反転
することによって形成されるカール方向とは逆方向に向
けて、紙葉類の幅方向中央部に溝状の変形部を形成した
ので、紙幣、券類、記録紙、その他の紙葉類(シート
類)を搬送する装置であって、順次搬送されてくる紙葉
類を堆積する機構を備えたものにおいて、コスト増を招
くことなく、紙葉類に折れ癖、皺、カール癖等が形成さ
れていることに起因して発生する堆積部における堆積不
良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) (b)及び(c) は本発明の一形態例の矯正機
構の正面図、及び要部側面図。
【図2】(a) は矯正前の紙葉類の形状、(b) は矯正後の
紙葉類の形状を示す図。
【図3】本発明の他の形態例の矯正機構の正面図。
【図4】(a) (b) (c) (d) 及び(e) は従来例の説明図。
【図5】(a) 及び(b) は従来例の矯正機構の一例の説明
図。
【図6】(a) 及び(b) は他の従来例の矯正機構の一例の
説明図。
【符号の説明】
10 矯正機構、11 堆積部、12 大径プーリ、1
3 凹所(間隙)、14矯正ローラ、15 エンドレス
ベルト、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面の軸方向中央部に凹所を有し且つ
    その外周面に沿って紙葉類を折り返し搬送するプーリ
    と、該プーリの紙葉類排出側の凹所内に外周面を突出さ
    せた矯正ローラと、を備え、 前記プーリにより紙葉類の長手方向をその外周面に沿っ
    て湾曲させた後で、前記プーリと前記矯正ローラとの圧
    延により該紙葉類に長手方向全長に延在する溝状の変形
    部を形成することを特徴とする紙葉類の矯正機構。
JP8151533A 1996-05-23 1996-05-23 紙葉類の矯正機構 Pending JPH09315652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8151533A JPH09315652A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 紙葉類の矯正機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8151533A JPH09315652A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 紙葉類の矯正機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09315652A true JPH09315652A (ja) 1997-12-09

Family

ID=15520601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8151533A Pending JPH09315652A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 紙葉類の矯正機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09315652A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100554126B1 (ko) * 2002-11-22 2006-02-20 노틸러스효성 주식회사 지폐류저장구조 및 이를 구비한 현금입출금기
JP2006511411A (ja) * 2002-12-23 2006-04-06 マーズ インコーポレイテッド 紙幣運搬装置
JP2007233526A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Saxa Inc 紙幣搬送装置
JP2007233527A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Saxa Inc 紙幣搬送装置
JP2008276385A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Laurel Kikai Kk 紙幣収納装置
EP2287099A3 (en) * 2009-08-18 2013-03-06 NCR Corporation Document Deskewing
JP6478299B1 (ja) * 2017-12-12 2019-03-06 Necプラットフォームズ株式会社 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置
JP2019104634A (ja) * 2019-02-05 2019-06-27 Necプラットフォームズ株式会社 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置
JP2019104633A (ja) * 2019-02-05 2019-06-27 Necプラットフォームズ株式会社 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100554126B1 (ko) * 2002-11-22 2006-02-20 노틸러스효성 주식회사 지폐류저장구조 및 이를 구비한 현금입출금기
JP2006511411A (ja) * 2002-12-23 2006-04-06 マーズ インコーポレイテッド 紙幣運搬装置
JP2007233526A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Saxa Inc 紙幣搬送装置
JP2007233527A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Saxa Inc 紙幣搬送装置
JP2008276385A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Laurel Kikai Kk 紙幣収納装置
EP2287099A3 (en) * 2009-08-18 2013-03-06 NCR Corporation Document Deskewing
JP6478299B1 (ja) * 2017-12-12 2019-03-06 Necプラットフォームズ株式会社 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置
JP2019104585A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 Necプラットフォームズ株式会社 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置
JP2019104634A (ja) * 2019-02-05 2019-06-27 Necプラットフォームズ株式会社 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置
JP2019104633A (ja) * 2019-02-05 2019-06-27 Necプラットフォームズ株式会社 取り忘れレシート回収構造、プリンタおよび自動取引装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2670879C1 (ru) Устройство временного хранения бумажных денег
RU2674514C1 (ru) Разглаживающее устройство и финансовое оборудование для самообслуживания
JPH09315652A (ja) 紙葉類の矯正機構
WO2014089961A1 (zh) 纸币暂存装置
JP6721296B2 (ja) 媒体案内部材及び紙葉類取扱装置
JP6612988B2 (ja) 搬送方向切替装置及び紙葉類取扱装置
JP2004107020A (ja) 紙葉類搬送装置および紙葉類搬送用ベルト
JP3472689B2 (ja) 紙葉類堆積装置
JP3746165B2 (ja) 紙幣取扱装置としわ伸ばし方法
JP2002019985A (ja) 紙葉類繰り出し装置
KR200411494Y1 (ko) 금융자동화기기에서의 종이매체 배출구조
JPS627635Y2 (ja)
JPH0565421B2 (ja)
JP6752761B2 (ja) 紙葉の角折れ部矯正機構、角折れ部矯正方法、及び紙葉取扱装置
JPH09151013A (ja) 紙葉類搬送装置
JPH0710346A (ja) 紙葉類搬送装置
JP6823556B2 (ja) 紙葉の角折れ部矯正機構、角折れ部矯正方法、及び紙葉取扱装置
JPH033850A (ja) 明細票発行機
JPS61124463A (ja) 巻きぐせ矯正装置
WO2023286769A1 (ja) 紙葉類収納装置
JP3729030B2 (ja) 紙幣入出金機
JP4487038B2 (ja) 紙葉類保留装置
JP2776806B2 (ja) 紙幣の折れぐせ矯正装置
CN107230278B (zh) 介质收纳送出装置及***
JPH0442293Y2 (ja)