JP4934953B2 - 電流出力型駆動回路および電子機器 - Google Patents

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本発明は、例えばLED(Light Emitting Diode)のような複数の負荷のそれぞれに駆動電流を出力する電流出力型駆動回路および電子機器に関する。
近年、携帯電話機は、ますます高機能になり、カメラや多数のLED等の電子部品を搭載する携帯電話機が普及している。LEDは、液晶ディスプレイのバックライトや操作キーの照射に使用されるに加え、着信メロディに合わせて点滅したり、ゲームの進行状況に応じて点滅するように使用されている。一方、携帯電話機には、低消費電力が要求されている。
この要求を実現するため、例えば、複数のLEDに供給される電源電圧を制御する電流出力型駆動回路が開示されている(特許文献1参照)。この電流出力型駆動回路では、最大順方向電圧を有するLEDの発光に必要なマージンを確保しつつ電源電圧を最小に制御することで、LEDを効率的に駆動して電力損失を低減している。
従来の携帯電話機では、この電流出力型駆動回路を用いて発光色の異なる複数のLEDを点灯および消灯させたり、点滅させたりしている。点滅パターンとしては、単純なON/OFFの繰り返しパターンの他、蛍のようにゆるやかに明るさが変化する点滅パターン等の様々な点滅パターンが使用される。これらの点滅パターンは、例えばプログラムとしてROMに記憶されている。
特開2004−6533号公報
しかしながら、従来の携帯電話機では、小型および低消費電力の要求に応じてROMの記憶容量が制限され、これにより点滅パターンの記憶領域も制限されるため、より多種類の点滅パターンを実現することができないといった問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、比較的小規模なプログラムにより多種類の点滅パターンを実現することができる電流出力型駆動回路および電子機器を提供するにある。
上記目的を達成するため、本発明の電流出力型駆動回路は、第1のビット情報が入力されて保持される第1のレジスタと、第2のビット情報がそれぞれに入力されて保持される複数の第2のレジスタと、共通の電源電圧に接続された複数の負荷に対し、負荷と第2のレジスタの組にそれぞれ対応して設けられ、対応する前記負荷に対し、対応する前記第2のレジスタが保持する第2のビット情報に応じた駆動電流を出力する複数の電流出力回路と、前記第1のビット情報に応じて基準電流を変更可能に発生する基準電流発生回路と、を備え、前記複数の電流出力回路のそれぞれは、一方端が接地され、他方端に、前記基準電流発生回路から入力される前記基準電流に基づいて基準電圧を発生する基準抵抗とビットごとに異なる値の複数のビット抵抗を含み、各ビット抵抗に前記基準電圧を印加したときの電流発生の有無を前記第2のビット情報に応じて制御し、発生した電流の和を、対応する前記負荷の駆動電流として出力する電流発生回路と、を有する。
また、本発明の電子機器は、共通の電源で電源電圧に接続されて複数の色で発光する複数の発光素子と、当該複数の発光素子のそれぞれの駆動電流を出力し制御する電流出力型駆動回路と、を備え、前記電流出力型駆動回路は、第1のビット情報が入力されて保持される第1のレジスタと、第2のビット情報がそれぞれに入力されて保持される複数の第2のレジスタと、前記複数の発光素子に対し、発光素子と第2のレジスタの組にそれぞれ対応して設けられ、対応する前記発光素子に対し、対応する前記第2のレジスタが保持する第2のビット情報に応じた駆動電流を出力する複数の電流出力回路と、前記第1のビット情報に応じて基準電流を変更可能に発生する基準電流発生回路と、を備え、前記複数の電流出力回路のそれぞれは、一方端が接地され、他方端に、前記基準電流発生回路から入力される前記基準電流に基づいて基準電圧を発生する基準抵抗とビットごとに異なる値の複数のビット抵抗を含み、各ビット抵抗に前記基準電圧を印加したときの電流発生の有無を前記第2のビット情報に応じて制御し、発生した電流の和を、対応する前記発光素子の駆動電流として出力する電流発生回路と、を有する。
本発明の電流出力型駆動回路および電子機器によれば、前記主可変電流源により基準電流設定データに基づいて基準電流を制御することができるので、基準電流設定データを変えることにより前記主出力電流制御回路により制御される前記複数の電流出力回路のそれぞれの駆動電流を変えることができる。
したがって、基準電流設定データと駆動電流設定データとの組み合わせにより複数の負荷、例えば複数の発光素子を駆動することができるので、駆動電流設定データのプログラム単独で複数の負荷を駆動するのに比べ、少ないプログラムにより多種類の駆動パターンを実現することができる。
共通の電源電圧に接続された複数の負荷をそれぞれの電流出力回路で駆動する。電流出力回路は、それぞれの負荷の駆動電流設定データに基づいて駆動電流を出力する。この駆動電流は、オペアンプにより制御される。オペアンプは、基準電流と電流出力回路の出力電圧とを入力し、これらの誤差電圧を増幅して出力する。基準電圧は、基準電流発生回路により発せられる基準電流が入力される基準抵抗回路により得る。基準電流発生回路は、基準電流設定データに基づいて前記基準電流を制御する可変電流源を有する。
以下、本発明の電流出力型駆動回路および電子機器について図面を参照して説明する。
図1は、実施例1の電流出力型駆動回路の構成を示す図である。
図1に示すように、実施例1の電流出力型駆動回路は、例えば、携帯電話機に設けられ、n個(nは2以上の整数)のLED1−1〜1−nを駆動する駆動回路である。n個のLED1−1〜1−nのうち、p個(pはnより小さい1以上の整数)のLED1−1〜1−pは、図示しない液晶ディスプレイのバックライト用のLEDであり、(n−p)個のLED1−(p+1)〜1−nは、着信通知用のLEDである。n個のLED1−1〜1−nは、共通の電源電圧VLEDに接続されている。
実施例1の電流出力型駆動回路は、n個の電流出力型DAC(Digital to Analog Converter)2−1〜2−nと、n個の誤差増幅回路3−1〜3−nと、n個のレベルシフタ4−1〜4−nと、n個の同期レジスタ6−1〜6−nと、n個の論理回路7−1〜7−nと、n個の制御レジスタ8−1〜8−nと、サンプリングクロック発生回路9と、データ入力回路10と、基準電圧発生回路11と、基準電流発生回路12と、論理回路13と、制御レジスタ14と、最低電圧検出回路15と、基準電圧バッファ16と、電源電圧制御回路17と、電源電圧発生回路18と、制御回路19と、コンデンサCBGRと、抵抗REXTとを備える。
例えば、電流出力型DAC2−1、誤差増幅回路3−1、電流源CIS−1、レベルシフタ4−1、フラグレジスタ5−1、同期レジスタ6−1、論理回路7−1および制御レジスタ8−1は、LED1−1に対応して設けられている。LED1−1〜1−nのいずれかのLEDをLED1−i(iは、1からnのいずれかの整数)のように表すものとする。
データ入力回路10は、イネーブル信号SENが活性化されたとき、図示しない上位装置からのn個のLED1−1〜1−nを駆動するためのシリアルデータSDATAをクロック信号SCKに同期して順次に入力し、パラレルデータに変換して出力する。シリアルデータSDATAは、n個のLED1−1〜1−nのそれぞれの点灯/消灯命令や、駆動電流設定データ、(n−p)個のLED1−(p+1)〜1−nの駆動電流を一括して制御するための基準電流設定データ等からなる。
データ入力回路10は、識別コードIDm−1〜ID0が設定された場合、設定された識別コードを有するシリアルデータSDATAをパラレルデータに変換する。識別コードIDm−1〜ID0は、実施例1の電流出力型駆動回路を複数個使用する場合に設定され、他の電流出力型駆動回路との間でシリアルデータSDATAの信号線を共有する。
データ入力回路10により変換されたパラレルデータは、制御レジスタ8−1〜8−nまたは制御レジスタ14に入力される。
制御レジスタ8−iは、例えば、2ビットのレジスタ[MD1、MD0]と、4ビットのレジスタ[D3、D2、D1、D0]とを有する。レジスタ[MD1、MD0]は、LED1−iの点灯/消灯命令を記憶する。レジスタ[D3、D2、D1、D0]は、LED1−iの駆動電流設定データを記憶する。
制御レジスタ14は、例えば、2ビットのレジスタ[R1、R0]を有する。レジスタ[R1、R0]は、基準電流設定データを記憶する。
論理回路7−iは、制御レジスタ8−iのレジスタ[MD1、MD0]に格納された点灯/消灯命令とレジスタ[D3、D2、D1、D0]に格納された駆動電流設定データとの論理演算(論理積)を行い、演算結果をLED1−iの駆動電流設定データとして出力する。
レジスタ[MD1、MD0]にLED1−iの消灯命令が格納された場合、レジスタ[D3、D2、D1、D1]に格納されたデータに関係なくLED1−iの駆動電流が「0」の駆動電流設定データが出力され、レジスタ[MD1、MD0]にLED1−iの点灯命令が格納された場合、レジスタ[D3、D2、D1、D1]に格納されたデータがLED1−iの駆動電流設定データとして出力される。
論理回路13は、制御レジスタ14のレジスタ[R1、R0]に格納された基準電流設定データの論理演算を行い、演算結果を基準電流発生回路12に基準電流設定データ[XSL3、XSL4、XSL5]として出力する。
同期レジスタ6−iは、サンプリングクロック信号SAMPLCKに同期して論理回路7−iにより出力されるLED1−iの駆動電流設定データを入力し保持する。
レベルシフタ4−iは、同期レジスタ6−iに保持される駆動電流設定データの信号レベルをシフトして電流出力型DAC2−iのスイッチ回路SWD3〜SWD0(後述)の制御信号を出力する。
図2は、図1に示される電流出力型DAC2−iおよび誤差増幅回路3−iの構成を示す図である。また、図3は、図2に示されるスイッチ回路の構成を示す図である。
図2および図3に示すように、誤差増幅回路3−iは、電流出力型DAC2−iにより出力されるLED1−iの駆動電流と同期レジスタ6−iに保持された駆動電流設定データの駆動電流との誤差を増幅する回路であり、例えばオペアンプにより構成される。n個の誤差増幅回路3−1〜3−nのうち、p個の誤差増幅回路3−1〜3−pには、一定の基準電流IREFを供給する定電流源CISが接続され、(n−p)個の誤差増幅回路3−(p+1)〜3−nには、可変の基準電流IREFを供給する可変電流源VISが接続されている。誤差増幅回路(オペアンプ)3−iは、正側入力端子INPを通して基準電圧を入力し、負側入力端子INNを通して電流出力型DAC2−iの出力電圧を入力し、これらの誤差電圧を増幅して出力端子AMPOを通して出力する。
電流出力型DAC2−iは、誤差増幅回路3−iとともに帰還ループを構成し、LED1−iの駆動電流をレベルシフタ4−iからの駆動電流設定データに相当する駆動電流に追従させる帰還制御を行う。電流出力型DAC2−iは、4個のnMOSトランジスタMND3〜MND0と、4個の電流検出抵抗RMON3〜RMON0と、基準抵抗回路Rrefと、コンデンサCと、4個のスイッチ回路SWD3〜SWD0とを備える。
nMOSトランジスタMND3〜MND0、電流検出抵抗RMON3〜RMON0およびスイッチ回路SWD3〜SWD0は、同期レジスタ6−iの4ビットのレジスタ[D3、D2、D1、D0]に保持された駆動電流設定データの各ビットのそれぞれに対応して設けられている。nMOSトランジスタMND3〜MND0のいずれかをトランジスタMNDk(kは0〜3のいずれかの整数)のように表すとする。
nMOSトランジスタMNDkのドレインは、LED1−iのカソードに接続されている。nMOSトランジスタMNDkのソースは、電流検出抵抗RMONkを介して接地されている。nMOSトランジスタMNDkのゲートは、スイッチ回路SWDkを介して誤差増幅回路3−iの出力端子AMPOに接続または接地されている。
nMOSトランジスタMND3〜MND0は、それぞれの出力電流が23:22:2:1になるように重み付けされている。例えば、nMOSトランジスタMND2〜MND0は、トランジスタMND3と等価なトランジスタをそれぞれ2つ、4つ、8つ並列接続して構成する。
電流検出抵抗RMON3〜RMON0は、それぞれの抵抗値が1:2:22:23になるように重み付けされている。例えば、電流検出抵抗RMON2〜RMON0は、電流検出抵抗RMON3と等価なトランジスタをそれぞれ2つ、4つ、8つ並列接続して構成する。
スイッチ回路SWDkは、スイッチ回路SWDk1と、スイッチ回路SWDk1と反対のスイッチ動作を行うスイッチ回路XSWDk2と、スイッチ回路SWDk1と同じスイッチ動作を行うスイッチ回路SWDk3とを有する。スイッチ回路SWDk1は、誤差増幅回路3−iの出力端子AMPOとnMOSトランジスタMNDkのゲートとの間のスイッチ動作を行う。スイッチ回路XSWDk2は、nMOSトランジスタMNDkのゲートと接地(GND)との間のスイッチ動作を行う。スイッチ回路SWDk3は、誤差増幅回路3−iの負側入力端子INNとnMOSトランジスタMNDkのソースとの間のスイッチ動作を行う。
スイッチ回路SWDkは、駆動電流設定データのビットが「1」のとき、トランジスタMNDkを誤差増幅回路3−iに接続してトランジスタMNDkをオン状態に設定し、駆動設定データのビットが「0」のとき、トランジスタMNDkを接地してトランジスタMNDkをオフ状態に設定する。
nMOSトランジスタMND3〜MND0の中でスイッチ回路SWDkによりオン状態に設定されたnMOSトランジスタMNDkには、誤差増幅回路3−iの出力電圧に基づく電流が流れ、その合成電流がLED1−iに出力される。基準抵抗Rrefには、基準電流発生回路12から出力される定電流源CISまたは可変電流源VISにより基準電圧Vrefが発生する。誤差増幅回路3−iは、基準電圧VrefとnMOSトランジスタMNDkの合成電流に基づく出力電圧との誤差電圧を増幅する。増幅された誤差電圧は、nMOSトランジスタMNDのゲートに入力される。
誤差増幅回路3−iのゲインが十分高いものとすると、基準抵抗Rrefに発生する基準電圧VrefとトランジスタMNDkの出力電圧とがほぼ等しくなるため、電流検出抵抗RMONkには、その抵抗値と基準電圧Vrefとによって決まる一定の電流が流れる。したがって、LED1−iに流れる駆動電流Ioutは、次式のように表される。
IOUT=n×IREF(Rn−1、Rn−2、‥‥、R、R)×(2m−1m−1+2m−2m−2+‥‥+2D1+D0)、
ここで、
mは、重み付けされたnMOSトランジスタMNDkの数、
Dkは、制御レジスタのkビット(駆動電流設定データ)
n=RREF/RMON0、
RREFは、基準抵抗Rrefの抵抗値。
RMON0は、電流検出抵抗RMON0の抵抗値、
IREF(Rn−1、Rn−2、‥‥、R、R)は、基準電流設定データに基づいて設定される基準電流IREF。
なお、LED1−iの順方向電圧は、その発光色により異なる。例えば、赤色LEDの順方向電圧は約2.0V、緑色LEDの順方向電圧は約3.0V、青色LEDの順方向電圧は約3.0V、白色LEDの順方向電圧は約3.5Vである。このため、LED1−iの駆動電圧VDi(=VLED−VF)は、その発光色に応じてばらつく。
LED1−iの順方向電圧が小さく、駆動電圧が大きい場合、nMOSトランジスタMND3〜MND0のドレイン電圧が大きくなるため、ゲート電圧は小さくなる。したがって、誤差増幅回路3−iの出力電圧は小さくなる。一方、LED1−iの順方向電圧が大きく、駆動電圧が小さい場合、nMOSトランジスタMND3〜MND0のドレイン電圧が小さくなるため、ゲート電圧は大きくなる。したがって、誤差増幅回路3−iの出力電圧は大きくなる。
このように、誤差増幅回路3−iの出力電圧は、電流出力型DAC2−iに接続されるLED1−iの発光色に応じて異なる。
図1に戻り、サンプリングクロック発生回路9は、サンプリングクロック信号SAMPLCKを発生する。同期レジスタ6−1〜6−nは、サンプリングクロック信号SAMPLCKに同期して駆動電流設定データを保持する。
制御回路19は、この電流出力型駆動装置の全体的な制御を行う。制御回路19は、例えば、論理回路7−1〜7−nから出力される電流設定データを監視し、少なくとも1個のLED1−iを点灯させる駆動電流設定データが出力されているか否かを判定する。制御回路19は、LEDを点灯させる駆動電流設定データが出力された場合、基準電圧発生回路11、基準電流発生回路12、最低電圧検出回路15、基準電圧バッファ16、電源電圧発生回路18、電源電圧制御回路17、誤差増幅回路3−i等のアナログ回路やサンプリングクロック発生回路9に電源電圧を供給する等して活性化する。一方、制御回路19は、LEDを点灯させる駆動電流設定データが出力されない場合、これらの回路の電源電圧の供給を停止する等し、これらを不活性化する。これにより、スタンバイ状態のときのこれらの回路の消費電力を削減することができる。
図4は、図1に示される基準電流発生回路12の構成を示す図である。図5は、基準電流設定データと基準電流IREFとの関係を示す真理値表である。
図4に示すように、基準電流発生回路12は、オペアンプOPAMP3と、インバータINV1、INV2と、PMOSトランジスタMP10、MP11、MP12と、コンデンサC1と、p個の定電流源CIS−i(図4には1つしか示さず)と、(n−p)個の可変電流源VIS−i(図4には1つしか示さず)とを備える。
基準電流発生回路12は、制御回路19によって活性化されたとき、p個の定電流源CISからの基準電流IREFのそれぞれをp個の電流出力型DAC2−1〜2−pに、(n−p)個の可変電流源VISからの基準電流IREF2のそれぞれを(n−p)個の電流出力型DAC2−(p+1)〜2−nに供給する。
定電流源CIS−iは、PMOSトランジスタMP20、MP21からなる。可変電流源VIS−iは、PMOSトランジスタMP30、MP31、MP40、MP41、MP50、MP51からなる。
オペアンプOPAMP3は、PMOSトランジスタMP10のゲート電圧を制御してコンデンサCBGRと同じ電圧を抵抗REXTに印加する。このとき、抵抗REXTおよびPMOSトランジスタMP10には、電流IREFo=CBGR/REXTが流れる。PMOSトランジスタMP11、MP12は、スタンバイ時に貫通電流を遮断する。
PMOSトランジスタMP20、MP30、MP40、MP50は、PMOSトランジスタMP10とカレントミラーを構成してトランジスタサイズに比例した電流を流す。PMOSトランジスタMP30、MP40、MP50のトランジスタサイズは、制御レジスタ14のレジスタ[R1、R0]の論理演算結果である基準電流設定データ[XSL3、XSL4、XSL5]に基づいて設定されている。例えば、PMOSトランジスタMP20、MP30、MP40、MP50は、それぞれ400μA、200μA、100μA、100μAの電流を出力する。PMOSトランジスタMP21、MP31、MP41、MP51は、それぞれPMOSトランジスタMP20、MP30、MP40、MP50を制御(選択)する。
定電源流CIS−iは、PMOSトランジスタMP21のゲートに入力された基準電流設定データXSL2に基づいて一定の基準電流IREFを出力する。
可変電流源VIS−iは、PMOSトランジスタMP31、MP41、MP51のゲートに入力された基準電流設定データXSL3、XSL4、XSL5に基づいてPMOSトランジスタMP30、MP40、MP50を選択して可変の基準電流IREFを出力する。図5に示すように、可変電流源VIS−iは、OFF状態(0μA)を除くと、400μA、300μA、200μAの3種類の基準電流IREFを出力する。
図1に戻り、基準電圧発生回路11は、制御回路19により活性化された場合、基準電圧Vrefを発生して基準電圧バッファ14に出力する。
最低電圧検出回路15は、LED1−1〜1−nのカソードに接続される電流出力型DAC2−1〜2−nの出力端の電圧VD1〜VDnを比較して最低電圧を検出する。検出される最低電圧は、最大順方向電圧のLED1−iの出力電圧である。
基準電圧バッファ14は、最低電圧検出回路15の電圧シフトを模倣する回路であり、検出元の出力端子の電圧に対する最低電圧検出回路15より出力される検出電圧VMINのずれ分と同等な電圧シフトを基準電圧Vrefに与えて、このずれ分を補正する。
電源電圧制御回路17は、最低電圧検出回路15の検出電圧VMIN_MSKが所定の電圧に近づくように電源電圧発生回路18の電源電圧VLEDを制御する。電源電圧発生回路18は、電源電圧制御回路17からの制御信号に従ってLED1−1〜1−nのアノードに電源電圧VLEDを供給する。
電源電圧制御回路17は、基準電圧バッファ16により補正された基準電圧Vref_BUFと検出電圧VMIN_MSKとを比較する。検出電圧VMIN_MSKが基準電圧Vref_BUFよりも低い場合には、電源電圧発生回路18の電源電圧VLEDを上昇させ、検出電圧VMIN_MSKが基準電圧Vref_BUFよりも高い場合には、電源電圧発生回路18の電源電圧VLEDを低下させる。
電源電圧発生回路18は、例えば、アナログ回路の電源電圧VDD(3V程度)を昇圧してLEDの電源電圧VLED(4.5〜5V程度)を発生させる昇圧型電源回路からなる。電源電圧発生回路18は、電源電圧VLEDを上昇させる場合、昇圧動作を実行し、電源電圧VLEDを低下させる場合、昇圧動作を停止させる。昇圧動作を停止させた場合、電源電圧VLEDはLED1−iの駆動電流により自然に降下する。
次に、実施例1の電流出力型駆動装置の動作を説明する。
データ入力回路10に入力された上位装置からのシリアルデータSDATAは、パラレルデータに変換される。このパラレルデータに含まれる点灯/消灯命令および駆動電流設定データは、それぞれ制御レジスタ8−1〜8−nのレジスタ[MD1、MD0]およびレジスタ[D3、D2、D1、D0]に格納され、このパラレルデータに含まれる基準電流設定データは、制御レジスタ14のレジスタ[R1、R0]に格納される。
次に、論理回路7−1〜7−nにより制御レジスタ8−1〜8−nの点灯/消灯命令MD1、MD0と電流設定データD3、D2、D1、D0との論理積が演算され、点灯命令MD1、MD0が設定された場合には、駆動電流設定データD3、D2、D1、D0がそのまま出力され、消灯命令MD1、MD0が設定された場合には、電流をゼロに設定する電流設定データが出力される。一方、論理回路13により基準電流設定データR1、R0により論理演算が行われ、基準電流設定データXSL3、XSL4、XSL5が出力される。
論理回路7−1〜7−nにより出力される駆動電流設定データD3、D2、D1、D0が少なくとも1つのLEDを点灯させる電流設定データであるときには、制御回路18によって各アナログ回路およびサンプリングクロック発生回路9が活性化される。
次に、基準電流発生回路12のp個の定電流源CIS−1〜CIS−pにより400μAの基準電流IREFが出力され、(n−p)個の可変電流源VIS−(p+1)〜VIS−nにより400μA、300μAおよび200μAのいずれかの基準電流IREFが設定されて出力される。これにより、電流出力型DAC2−1〜2−nに基準電流IREFが入力される。
サンプリングクロック発生回路9からのサンプリングクロック信号SAMPLCKに同期して論理回路7−iの駆動電流設定データが同期レジスタ6−iに転送される。
次に、電流出力型DAC2−iと誤差増幅回路3とによりLED1−iの駆動電流が同期レジスタ6−iに設定された駆動電流設定データに追従するように帰還制御が行われ、LED1−iが駆動される。
LED1−iが駆動されると、最低電圧検出回路15により電流出力型DAC2−1〜2−nの出力端の電圧VD1〜VDnの中から最低電圧が検出される。最低電圧は、最大順方向電圧のLED1−iに接続される電流出力型DAC2−iの出力端の電圧である。例えば発光色が違いにより順方向電圧が異なる複数のLED1−iを使用すると、電流出力型DAC2−1〜2−nの出力端の電圧VD1〜VDnは様々にばらつく。
最低電圧検出回路15により検出された最低電圧は、電源電圧制御回路17により基準電圧バッファ16の基準電圧Vref_BUFと比較される。そして、最低電圧が基準電圧Vref_BUFよりも低い場合には、電源電圧VLEDが上昇するように電源電圧制御回路17により電源電圧発生回路18が制御され、最低電圧が基準電圧Vref_BUFよりも高い場合には、電源電圧VLEDが低下するように電源電圧制御回路17により電源電圧発生回路17が制御される。
このように、電源電圧VLEDは、電圧VD1〜VDnの中の最低電圧が基準電圧Vref_BUFに近づくように帰還制御される。
このため、順方向電圧最大のLEDにおいて所望の駆動電流を流すことができる必要最小限のマージンが確保されるように、基準電圧Vref_BUFを適切な値に設定すれば、LEDの発光輝度を維持できる範囲で電源電圧VLEDを最低に設定することができる。
図6は、発光素子の点滅動作を示す図である。図6(A)は、本発明の点滅動作を示す図であり、図6(B)は、従来の点滅動作を示す図である。
実施例1の電流出力型駆動回路では、駆動電流設定データ[Dm−1、Dm−2、‥‥、D、D]の変更により複数、例えばRGB(red ,green and blue)の3色LEDの明るさを変化させて様々な点滅パターンを実現することができる。例えば、着信通知時に3色RGBのLEDの点滅の明るさを明、暗、暗、明、暗、暗、‥‥のようにダイナミックに変化させることができる。また、3色RGBの明るさを周囲の明るさに応じて何段階かに変化させることができる。これにより、消費電力を節約することができる。
図6において、縦軸は出力電流(=明るさ)、横軸は時間を示す。
段階的に明るさを変化させてLED1−iをゆっくり点滅させる山型の点滅パターンを通常モードおよび節電モードで行うものとする。節電モードの明るさは通常モードの半分とする。
図6(b)に示すように、従来の電流出力型駆動回路では、通常モードのときには、駆動電流設定データが16段階で増減される点滅パターンが繰り返される。節電モードのときには、電流値を半分にするため、駆動電流設定データが8段階で増減される点滅パターンが繰り返される。この場合、通常モードと節電モードとでは、異なる点滅パターンのプログラムが使用される。
これに対し、図6(a)に示すように、実施例1の電流出力型駆動回路では、通常モードおよび節電モードで同じ点滅パターン(駆動電流設定データ)のプログラムが使用される。節電モードで電流値を通常モードの半分にする場合、基準電流設定データが変更される。例えば、図5に示される制御レジスタ14の[R、R]=[H、H]を[L、H]に書き換える命令(基準電流設定データの変更)が実行され、可変電流源VISの基準電流IREFが、例えば、400μAから200μAに変更される。節電モードのときには、通常モードの半分の明るさが16段階で増減される。このように、基準電流設定データの変更により1つの点滅パターン(駆動電流設定データ)のプログラムで明るさが異なる複数種類の点滅パターンを実現することができる。
このように実施例1によれば、制御レジスタ14に格納され、論理回路13により論理演算が行われた基準電流設定データに基づいて基準電流発生回路12の可変電流源VIS−iにより可変の基準電流IREFを出力し、電流出力型DAC2−iの基準抵抗回路Rrefに発生した基準電圧Vrefに基づいて誤差増幅回路3−iにより電流出力型DAC2−iの出力電流を制御してLED1−iを駆動する。
したがって、基準電流設定データの変更によりLED1−iの駆動電流を制御することができるので、基準電流設定データと駆動電流設定データとを組み合わせることにより、駆動電流設定データのプログラム単独でLED1−iの駆動電流を制御する従来に比べ、少ないプログラムにより多種類の点滅パターンのプログラムを実行することができる。
図7は、実施例2の電流出力型駆動回路の構成を示す図である。
実施例1の電流出力型駆動回路では、n個の電流出力型DAC2−1〜2−nのそれぞれに誤差増幅回路3−1〜3−nを設け、p個の誤差増幅回路3−1〜3−pのそれぞれに定電流源CIS−1〜CIS−pを、(n−p)個の誤差増幅回路3−(p+1)〜3−nのそれぞれに可変電流源VIS−(p+1)〜VIS−nを設けている。これらの回路は、多数の回路素子により構成され、少なからず電力を消費する。
これに対し、実施例2の電流出力型駆動回路は、p個の電流出力型DAC2−1〜2−pに共通に接続される誤差増幅回路31および定電流源CISと、(n−p)個の電流出力型DAC2−(p+1)〜2−nに共通に接続される誤差増幅回路32および可変流源VISとを設け、この電流出力型駆動回路の消費電力を低減する。p個の電流出力型DAC2−1〜2−pおよび(n−p)個の電流出力型DAC2−(p+1)〜2−nは、それぞれ時分割に誤差増幅回路31および32に接続され制御される。定電流源CISおよび可変流源VISは、基準電流発生回路12に設けられている。
図7に示すように、実施例2の電流出力型駆動回路は、n個の電流出力型DAC(Digital to Analog Converter)22−1〜22−nと、誤差増幅回路31および32と、n個のレベルシフタ42−1〜42−nと、n個のフラグレジスタ5−1〜5−nと、n個の同期レジスタ6−1〜6−nと、n個の論理回路7−1〜7−nと、n個の制御レジスタ8−1〜8−nと、サンプリングクロック発生回路9と、データ入力回路10と、基準電圧発生回路11と、基準電流発生回路12と、論理回路13と、制御レジスタ14と、最低電圧検出回路15と、基準電圧バッファ16と、電源電圧制御回路17と、電源電圧発生回路18と、制御回路19と、コンデンサCBGRと、抵抗REXTとを備える。
なお、図1に示される実施例1の電流出力型駆動回路の各部と同一の構成要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
共通に接続される誤差増幅回路31および32を用いて複数の電流出力型DAC22−1〜22−nを時分割制御するため、n個のフラグレジスタ5−1〜5−nが設けられている。
サンプリングクロック発生回路9からのサンプリングクロック信号SAMPLCKに基づいてp個のフラグレジスタ5−1〜5−pおよび(n−p)個のフラグレジスタ5−(p+1)〜5−nによりフラグ信号が巡回的にシフトされる。フラグレジスタ5−iにフラグが設定されると、論理回路7−iの駆動電流設定データが同期レジスタ6−iに転送される。同時に、誤差増幅回路の接続先を巡回させるスイッチ回路SWIP、SWIN、SWO(図8および図9)の制御信号を生成する。
レベルシフタ42−iは、実施例1と同様に同期レジスタ6−iに保持される駆動電流設定データの信号レベルをシフトして電流出力回路2−iのスイッチ回路SWD3〜SWD0の制御信号を生成するのに加え、フラグレジスタ5−iの信号レベルをシフトして電流出力回路2−iのスイッチ回路SWIP、SWIN、SWO(図8および図9)の制御信号を生成する。
図8は、図7に示される電流出力型DAC22−i並びに誤差増幅回路31および32の構成を示す図である。また、図9は、図8に示されるスイッチ回路の構成を示す図である。
図8および図9において、図2および図3に示される実施例1の電流出力型DAC2−iおよび誤差増幅回路3−iの各部と同一の構成要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7および図8に示すように、電流出力型DAC22−iは、図2および図3に示される実施例1の電流出力型DAC2−iにスイッチ回路SWIP、SWIN、SWOを加えたものである。
スイッチ回路SWIPは、誤差増幅回路31または32の正側入力端子INPと基準抵抗Rrefとの間のスイッチ動作を行う。スイッチ回路SWINは、誤差増幅回路3の負側入力端子INNとスイッチ回路SWD3〜SWD0との間のスイッチ動作を行う。スイッチ回路SWOは、誤差増幅回路3の出力端子AMPOとnMOSトランジスタMND3〜MND0のゲートとの間のスイッチ動作を行う。
スイッチ回路SWIP、SWIN、SWOは、p個のフラグレジスタ5−1〜5−pおよび(n−p)個のフラグレジスタ5−(p+1)〜5−nによりそれぞれ巡回的にシフトされるフラグ信号に従ってスイッチ動作を行い、フラグレジスタ5−iのフラグが設定された場合、オン状態になり、フラグが解除された場合、オフ状態になる。
誤差増幅回路31および32は、実施例1と同様にオペアンプからなり、正側入力端子INNを通して電流出力型DAC22−iのスイッチ回路SWIPからの基準電圧を入力し、負側入力端子INPを通して電流出力回路22−iのスイッチ回路SWINからの出力電圧を入力し、これらの誤差電圧を増幅して出力端子AMPOを通して出力する。
電流出力回路22−iは、スイッチ回路SWIP、SWIN、SWOにより誤差増幅回路3−iに選択的に接続される。電流出力回路2−iは、スイッチ回路SWIP、SWIN、SWOにより誤差増幅回路31または32に接続されたとき、誤差増幅回路31または32と帰還ループを構成し、LED1−iの駆動電流をレベルシフタ4−iの駆動電流設定データの駆動電流に追従させる帰還制御を行う。一方、誤差増幅回路31または32と切り離されたとき、コンデンサCにより切り離し前の駆動電流を保持する。コンデンサCは、一端がnMOSトランジスタMND3〜MND0のドレインに接続され、他端が接地(VSS)されており、スイッチ回路SWINが接断されたとき、nMOSトランジスタMND3〜MND0の出力電圧を保持する。これにより、電流出力回路2−iは、時分割で制御される。
なお、実施例2の基準電流発生回路12は、図4に示されるp個の定電流源CIS−iおよび(n−p)個の可変電流源VIS−iをそれぞれ1つの定電流源CISおよび可変電流源VISとしたものであるので、その詳細な説明は省略する。
次に、実施例2の電流出力回路2−iの時分割制御の動作について説明する。
電流出力回路2−iのスイッチ回路SWIP、SWIN、SWOがフラグ信号に基づいてオンに設定された場合、基準電流発生回路12からの基準電流IREFが基準抵抗Rrefに流れ、基準電圧Vrefが発生する。次に、誤差増幅回路31または32により基準抵抗Rrefに発生する基準電圧IREFと電流出力回路2−iの出力電圧との誤差が増幅される。次に、増幅された誤差電圧は、スイッチ回路SWDkによりオン状態に設定されたnMOSトランジスタMNDkのゲートに入力される。これにより、電流出力型DAC2−iと誤差増幅回路3とによりLED1−iの駆動電流が同期レジスタ6−iの駆動電流設定データに追従するように帰還制御が行われ、LED1−iが駆動される。
次に、スイッチ回路SWIP、SWIN、SWOがオフに設定されると、電流出力回路2−iの出力電圧は、コンデンサCとnMOSトランジスタMNDkのゲートとの容量により保持される。これにより、nMOSトランジスタMNDkの出力電流が流れ続ける。
このように実施例2によれば、p個の電流出力型DAC2−1〜2−pに共通に接続される誤差増幅回路31および定電流源CISと、(n−p)個の電流出力型DAC2−(p+1)〜2−nに共通に接続される誤差増幅回路32および可変流源VISとを設け、p個の電流出力型DAC2−1〜2−pおよび(n−p)個の電流出力型DAC2−(p+1)〜2−nをそれぞれ誤差増幅回路31および32に時分割に接続して制御する。
したがって、電流出力型駆動回路の消費電力を低減することができる。
図10は、実施例3の携帯電話機の構成を示す図である。
図10に示すように、実施例3の携帯電話機は、実施例1または2の電流出力型駆動回路を適用した携帯電話機であり、CPU101、カラーLCD(Liquid Crystal Display)102、白黒LCD103、入力部104、着信通知部105、音源IC106およびLED駆動回路107を備える。この例では、LED駆動回路107は、説明の便宜上、実施例2の電流出力型駆動回路に相当するものとする。
実施例3の携帯電話機は、いわゆる折り畳み型の携帯電話機であり、図示しない基体部と、この基体部の一端部に設けられた蝶番機構により開閉される図示しない回転部とを備える。基体部の内面側には、入力部104が設けられている。また、回転部の内面側には、カラーLCD102が設けられ、回転部の外面側には、白黒LCD103が設けられている。
CPU101は、入力部104により入力された入力情報に基づいてこの携帯電話機の電源のオン/オフし、各部の制御を行う。
カラーLCD102は、この携帯電話機の第1画面を構成し、各種機能の選択画面や、発信および着信の相手先電話番号、電子メールのメッセージ等を表示する。カラーLCD102には、照明用バックライトとしてLED駆動回路107により駆動される3個のW(白色)LED1−1〜1−3が設けられている。WLED1−1〜1−3の電流出力型DAC2−1〜2−3には、図7に示される基準電流発生回路12の定電流源CISからの基準電流IREFが供給される。
白黒LCD103は、この携帯電話機の第2画面を構成し、日時や、電池残量、通信レベル等を表示する。白黒LCD103には、照明用としてR(赤色)LED1−4、G(緑色)LED1−5およびB(青色)LED1−6が設けられている。RLED1−4、GLED1−5およびBLED1−6の電流出力型DAC2−4〜2−6には、基準電流発生回路12の可変電流源VISからの基準電流IREFが供給される。
入力部104は、電源キー、通話キー、テンキー等の図示しない操作キーを有する。入力部104には、これらの操作キーの照明用としてRLED1−7、GLED1−8およびBLED1−9が設けられている。RLED1−7、GLED1−8およびBLED1−9の電流出力型DAC2−7〜2−9には、可変電流源VISからの基準電流IREFが供給される。
着信通知部105は、RLED1−10、GLED1−11およびBLED1−12から構成される。RLED1−10、GLED1−11およびBLED1−12の電流出力型DAC2−10〜2−12には、可変電流源VISからの基準電流IREFが供給される。音源IC106は、同期信号SYNCをLED駆動回路107に出力する。
次に、実施例3の携帯電話機の動作を説明する。
携帯電話機の前記回転部が開けられ、入力部104の電源キーが入力されると、図示しない電源、例えばリチウムイオン電池により各部に電源が供給される、LED1−1〜1−3の駆動電流設定データのプログラムがCPU101によりLED駆動回路107に供給される。WLED1−1〜1−3が点灯し、カラーLCD102のバックライトが照明される。
この状態で前記回転部が閉じられると、WLED1−1〜1−3の駆動が停止され、BLED1−6の駆動電流設定データのプログラムがCPU101によりLED駆動回路107に供給される。BLED1−6が点灯し、白黒LCD103が青色に照明される。
着信時には、BLED1−6の駆動が停止され、GLED1−5、RLED1−10、GLED1−11およびBLED1−12の基準電流設定データおよび駆動電流設定データを含むプログラムがCPU101によりLED駆動回路107に供給される。GLED1−5により白黒LCD103が緑色に点滅する。RLED1−10、GLED1−11およびBLED1−12が音源IC106からの着信メロディに合わせてダイナミックに明るさを変化させて点滅する。
以上の各動作時において、LED駆動回路107では、最低電圧検出回路15により検出された最低電圧に基づいて電源電圧制御回路17により最大の順方向電圧Vfを持つLED1−iの出力電圧が基準電圧Vrefとなるように電源電圧発生回路18の電源電圧が制御される。
これにより、順方向電圧が異なる複数のLEDを同時に駆動しても常に駆動条件を満足する最低電圧が出力される。したがって、複数のLEDの発光効率が高くし、これらの電力損失を抑制することができる。
このように実施例3によれば、複数のLEDの発光効率が高くし、これらの電力損失を抑制するとともに、基準電流設定データと駆動電流設定データとの組み合わせにより複数のLEDの明るさをダイナミックに変化させて点滅させることができる。
なお、実施例1〜3では、携帯電話機の複数のLEDを駆動する例について説明したが、実施例1および2は、複数のLEDを有する他の電子機器に適用することができる。例えば、多数のLEDを有するパチンコ遊技機に好適である。
実施例1の電流出力型駆動回路の構成を示す図である。 図1に示される電流出力型DAC2−iおよび誤差増幅回路3−iの構成を示す図である。 図2に示されるスイッチ回路の構成を示す図である。 図1に示される基準電流発生回路の構成を示す図である。 基準電流設定データと基準電流IREFとの関係を示す真理値表である。 発光素子の点滅動作を示す図である。 実施例2の電流出力型駆動回路の構成を示す図である。 図6に示される電流出力型DAC2−iおよび誤差増幅回路3−iの構成を示す図である。 図8に示されるスイッチ回路の構成を示す図である。 実施例3の携帯電話機の構成を示す図である。
符号の説明
1−1〜1−n……LED、2−1〜2−n……電流出力型DAC、3−1〜3−n……誤差増幅回路、4−1〜4−n……レベルシフタ、5−1〜5−n……フラグレジスタ、6−1〜6−n……同期レジスタ、7−1〜7−n……論理回路、8−1〜8−n……制御レジスタ、9……サンプリングクロック発生回路、10……データ入力回路、11……基準電圧発生回路11……基準電流発生回路、13……論理回路、14……制御レジスタ、15……最低電圧検出回路、16……基準電圧バッファ、17……電源電圧制御回路、18……電源電圧発生回路、19……制御回路、CIS−1〜CIS−p……定電流源、VIS−(p+1)〜VIS−n……可変電流源。

Claims (11)

  1. 第1のビット情報が入力されて保持される第1のレジスタと、
    第2のビット情報がそれぞれに入力されて保持される複数の第2のレジスタと、
    共通の電源電圧に接続された複数の負荷に対し、負荷と第2のレジスタの組にそれぞれ対応して設けられ、対応する前記負荷に対し、対応する前記第2のレジスタが保持する第2のビット情報に応じた駆動電流を出力する複数の電流出力回路と、
    前記第1のビット情報に応じて基準電流を変更可能に発生する基準電流発生回路と、
    を備え、
    前記複数の電流出力回路のそれぞれは、
    一方端が接地され、他方端に、前記基準電流発生回路から入力される前記基準電流に基づいて基準電圧を発生する基準抵抗と
    ビットごとに異なる値の複数のビット抵抗を含み、各ビット抵抗に前記基準電圧を印加したときの電流発生の有無を前記第2のビット情報に応じて制御し、発生した電流の和を、対応する前記負荷の駆動電流として出力する電流発生回路と、
    を有する電流出力型駆動回路。
  2. 前記複数の電流出力回路のそれぞれと、対応する前記負荷との接続ノードに出現する出力電圧の中から最低出力電圧を検出する最低電圧検出回路と、
    前記最低電圧出力回路により検出された最低出力電圧に基づいて前記電源電圧を制御する電源電圧制御回路と
    を有する請求項1に記載の電流出力型駆動回路。
  3. 前記基準電流発生回路は、
    前記第2のビット情報と無関係に一定の基準電流を発生する定電流源と、
    前記第2のビット情報に応じた基準電流を発生する複数の可変電流源と
    を含む請求項1または2に記載の電流出力型駆動回路。
  4. 前記複数の電流出力回路のそれぞれは、前記第2のビット情報の各ビットの重みに対応する大きさの前記複数のビット抵抗に流す電流をスイッチ制御する複数のトランジスタ回路を有し、
    前記複数のトランジスタ回路に対して、前記第2のビット情報に基づいて前記複数のトランジスタ回路の中から前記電流を出力するトランジスタ回路を選択し、選択されたトランジスタ回路に応じて出力される電流の和により前記駆動電流を発生させる選択回路が接続されている
    請求項1から3の何れか一項に記載の電流出力型駆動回路。
  5. 前記複数の電流出力回路のそれぞれは、
    前記各ビット抵抗を流れる電流の経路にそれぞれが設けられた複数の電流制御トランジスタと、
    前記基準抵抗の他方端に発生した基準電圧と、各ビット抵抗の印加電圧値とを比較し、当該印加電圧値が基準電圧の値で一定となるように、各ビット抵抗に接続された前記電流制御トランジスタの制御ノード電位を制御する誤差補正アンプを有する
    請求項4に記載の電流出力型駆動回路。
  6. 前記誤差補正アンプを、複数の電流出力回路で共通に設け、
    前記選択回路が、
    通の前記誤差補正アンプに接続される前記電流出力回路を時分割で何れか1つずつ選択する主選択回路と、
    前記主選択回路により選択された前記電流出力回路において、前記複数のビット抵抗と前記誤差補正アンプの入力との接続と非接続を前記第2のビット情報に応じて制御する副選択回路と
    を有する請求項5に記載の電流出力型駆動回路。
  7. 前記複数の負荷は、複数の色で発光する複数の発光素子である
    請求項1から6の何れか一項に記載の電流出力型駆動回路。
  8. 共通の電源で電源電圧に接続されて複数の色で発光する複数の発光素子と、
    当該複数の発光素子のそれぞれの駆動電流を出力し制御する電流出力型駆動回路と、
    を備え、
    前記電流出力型駆動回路は、
    第1のビット情報が入力されて保持される第1のレジスタと、
    第2のビット情報がそれぞれに入力されて保持される複数の第2のレジスタと、
    前記複数の発光素子に対し、発光素子と第2のレジスタの組にそれぞれ対応して設けられ、対応する前記発光素子に対し、対応する前記第2のレジスタが保持する第2のビット情報に応じた駆動電流を出力する複数の電流出力回路と、
    前記第1のビット情報に応じて基準電流を変更可能に発生する基準電流発生回路と、
    を備え、
    前記複数の電流出力回路のそれぞれは、
    一方端が接地され、他方端に、前記基準電流発生回路から入力される前記基準電流に基づいて基準電圧を発生する基準抵抗と
    ビットごとに異なる値の複数のビット抵抗を含み、各ビット抵抗に前記基準電圧を印加したときの電流発生の有無を前記第2のビット情報に応じて制御し、発生した電流の和を、対応する前記発光素子の駆動電流として出力する電流発生回路と、
    を有する電子機器。
  9. 前記複数の電流出力回路のそれぞれと、対応する前記発光素子との接続ノードに出現する出力電圧の中から最低出力電圧を検出する最低電圧検出回路と、
    前記最低電圧出力回路により検出された最低出力電圧に基づいて前記電源電圧を制御する電源電圧制御回路と
    を有する請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記電子機器は、携帯電話機である
    請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記電子機器は、パチンコ遊技機である
    請求項9に記載の電子機器。
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