JP4934485B2 - 記録波形の表示方法およびその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録波形の表示方法およびその装置に関し、さらに詳しく言えば、記憶部に記憶されているデータの中から所望とする範囲内のデータを素早く簡単に切り替えて表示する技術に関するものである。
波形記録装置においては、通常、アナログの被測定信号をA/D変換して記憶部に記憶させ、その後に記憶部からデータを読み出して表示画面に表示するようにしている。
その場合、表示画面の表示面積は限られているため、記憶部に記憶されているデータ量が多い場合、その全データを表示画面に表示すると波形全体が極端に圧縮されてしまい解析することが困難となる。
そこで、例えば特許文献1に記載の発明では、図10に示すように、表示画面1内に、波形表示部2と、図示しない記憶部に記憶されている全データ長に相当する長さを有するスクロールバー3とを設定し、スクロールバー3内に表示範囲を指定するノブマーク(表示範囲マーク)4を表示させている。
これによれば、スクロールバー3の両端に配置されているダウンボタン3a,アップボタン3bに図示しない例えばマウスのポインタをあててクリックすることにより、ノブマーク4が時間軸方向に移動し、全データの中からノブマーク4の位置に対応する一部分のデータが読み出され、その信号波形が波形表示部2に拡大して表示される。
また、スクロールバー3内でのノブマーク4の位置により、表示されている信号波形が全データのどの部分に位置しているのかも容易に把握することができる。
特開平7−243871号公報
しかしながら、上記従来技術では、ノブマーク4が1つしかないため、全データ中の複数の箇所の部分波形を切り替えて観測したい場合、その都度、ダウンボタン3a,アップボタン3bを操作してノブマーク4を移動させなければならず、その操作が煩わしい、という問題がある。
したがって、本発明の課題は、記憶部に記憶されているデータの中から所望とする範囲内のデータを素早く簡単に切り替えて表示できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、入力されるアナログデータをデジタルデータに変換して記憶部に記憶させたのち、上記記憶部より上記デジタルデータを読み出して表示部に与え、上記表示部の表示画面に上記アナログデータの信号波形を再現して表示する記録波形の表示方法において、上記記憶部に記憶されている全データのうちの所定の表示範囲を指定する複数の表示範囲指定部を含む操作部を備え、上記表示画面に、上記信号波形が表示される波形表示部に沿って上記記憶部に記憶されている全データ長に相当する長さを有するスクロールバーを表示するとともに、上記スクロールバー内に、上記各表示範囲指定部に対応するノブマークを同時に表示し、上記操作部により選択された1つのノブマークをアクティブとして上記スクロールバー内で所定方向に移動可能とし、そのノブマークの位置に対応する表示範囲内のデータを上記波形表示部に表示することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、入力されるアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換機能を有する入力部と、上記入力部から出力される上記デジタルデータを記憶する記憶部と、表示画面を有する表示部と、所定の指示事項を入力する操作部と、上記操作部の指示事項に基づいて上記記憶部に対するデータの書き込み,読み出しを制御するとともに、上記記憶部より読み出したデータを上記表示部に与えて上記表示画面に上記アナログデータの信号波形を再現して表示させる制御手段とを含む記録波形の表示装置において、上記表示画面には、少なくとも上記信号波形が表示される波形表示部と、上記記憶部に記憶されている全データ長に相当する長さを有するスクロールバーが表示されるスクロールバー表示部とが含まれ、上記操作部には、上記記憶部に記憶されている全データのうちの所定の表示範囲を指定する複数の表示範囲指定部が含まれ、上記制御手段は、上記スクロールバー内に上記各表示範囲指定部に対応するノブマークを同時に表示し、かつ、上記操作部からの指示に基づいて特定のノブマークをアクティブとして上記スクロールバー内で所定方向に移動可能にするとともに、上記記憶部から上記特定のノブマークの位置に対応する表示範囲内のデータを読み出して、その信号波形を上記波形表示部に表示することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2の記録波形の表示装置において、上記各表示範囲指定部には、表示倍率設定部が含まれていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項2または3の記録波形の表示装置において、上記制御手段は、上記表示画面の所定部位に上記記憶部に記憶されている全データ数と、上記波形表示部に表示されている上記信号波形の左端および右端のデータ位置とを表示することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項2ないし4のいずれか1項の記録波形の表示装置において、上記スクロールバーの両端に、上記ノブマークを時間軸方向に移動させる移動ボタンが表示されており、上記制御手段は、上記移動ボタンから入力される移動指令に基づいて、上記特定のノブマークを上記スクロールバー内で所定方向に移動させることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項2ないし5のいずれか1項の記録波形の表示装置において、上記操作部には、上記ノブマークの同時移動指示部が設けられており、上記制御手段は、上記同時移動指示部がオンに設定された場合、上記複数のノブマークを同時に同方向かつ同距離移動させることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、上記請求項2ないし6のいずれか1項の記録波形の表示装置において、上記操作部には、上記各ノブマークに対応して複数の上記波形表示部を表示させる画面数設定部が設けられており、上記制御手段は、上記画面数設定部にて設定された数の上記波形表示部を上記表示画面内に用意するとともに、上記波形表示部の各々に上記各ノブマークの位置に対応する表示範囲内の信号波形を表示することを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、上記請求項7の記録波形の表示装置において、上記操作部によりアクティブとされた上記ノブマークおよび/または上記波形表示部は、非アクティブの表示態様と異なる表示態様で表示されることを特徴としている。
請求項1および請求項2に記載の発明よれば、スクロールバー内に各表示範囲指定部に対応する複数のノブマークが同時に表示されているため、そのいずれか1つのノブマークをアクティブとすることにより、記憶部に記憶されているデータの中から所望とする範囲内のデータを素早く簡単に切り替えて表示することができる。
請求項3に記載の発明によれば、各表示範囲指定部には表示倍率設定部が含まれていることにより、選択された信号波形を任意の倍率で表示させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、表示画面の所定部位に記憶部に記憶されている全データ数と、波形表示部に表示されている信号波形の左端および右端のデータ位置とが表示されるため、全体波形に対する現在表示されている信号波形の位置を正確に把握することができる。
請求項5に記載の発明によれば、スクロールバーの両端に、ノブマークを時間軸方向に移動させる移動ボタンが表示されているため、例えばパソコンが備えるマウスの操作で、アクティブとされている特定のノブマークをスクロールバー内で所定方向に容易に移動させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、操作部には複数のノブマークを同時に同方向かつ同距離移動させる同時移動指示部が設けられていることにより、複数のノブマークを一定の間隔を保ちながら移動させることができるため、一定の時間間隔離れた波形同士を比較する場合に有用である。
請求項7に記載の発明によれば、各ノブマークに対応して複数の波形表示部が表示されるため、波形表示部の画面を切り替えることなく、複数の信号波形を同時に対比することができる。
請求項8に記載の発明によれば、アクティブとされたノブマークおよび/または波形表示部が非アクティブの表示態様と異なる表示態様で表示されるため、現在どの信号波形をスクロールできるかを一目で判別することができる。
次に、図1ないし図9により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。まず、図1を参照して、本発明で記録波形の表示を行う表示装置の構成について説明する。
この表示装置100は、入出力端子として、入力端子101,LANポート102およびUSBポート103を備え、入力端子101より図示しない測定装置にて測定されたアナログの被測定信号が入力される。
入力端子101より入力される被測定信号は、A/D変換器110にてデシタルデータに変換され、メモリ制御部120を介して主記憶部としてのストレージメモリ130に記憶される。この例において、メモリ制御部120には、FPGA(Fileld Programmable Gate Array)が用いられている。
メモリ制御部120には操作部140が接続されており、操作部140からストレージメモリ130に対するデータの書き込み,読み出しに必要なメモリ制御情報がメモリ制御部120に与えられる。
また、操作部140から波形表示に必要な波形表示制御情報が入力されるが、この波形表示制御情報はメモリ制御部120を介して主制御部150に与えられる。なお、操作部140を主制御部150に接続し、メモリ制御情報を主制御部150からメモリ制御部120に与えるようにしてもよい。
主制御部150は、記憶デバイスとしてRAM151およびROM152を備え、ROM152には、当該表示装置100を総括的に制御する基本プログラムや波形表示プログラムなどが格納されている。RAM151はワークRAMである。主制御部150には、CPU(中央演算処理ユニット)やマイクロコンピュータなどが用いられてよい。
波形表示モード時、主制御部150は、ROM152に格納されている波形表示プログラムおよび操作部140からの波形表示制御情報にしたがってストレージメモリ130からデータを読み出し、そのデータを表示制御部161に与えて表示部160に上記被測定信号の信号波形を表示する。
また、この表示装置100は、主制御部150のインターフェイスとしてLAN(Local Area Network)コントローラ171と、USB(Universal Serial Bus)コントローラ172とを備えている。
この表示装置100は、それ自体が備える表示部160で上記被測定信号の信号波形を表示することができるほかに、図1に示すように、例えばUSBポート103に外部機器としてのパソコン200を接続し、パソコン200で波形表示を行うこともできる。
表示波形データは表示装置100から供給されるが、本発明で実行される波形表示プログラムは、コンパクトディスクなどの情報記録媒体よりパソコン200のハードディスク装置201にインストールされ、以後の制御はパソコン200内の制御部で行われる。また、表示に必要な操作はパソコン200のキーボート202や図示しないマウスにより行われる。
次に、図2により、表示画面の構成例について説明する。この画面構成は、表示装置100の表示部160の場合でも、パソコン200のディスプレイ203の場合でも同じであるため、ここではパソコン200のディスプレイ203の場合を例として説明する。
ディスプレイ203の表示画面210には、基本的な構成として、上記被測定信号の信号波形を表示する波形表示部211と、スクロールバー212を表示するスクロールバー表示部とが設けられる。
この例において、スクロールバー212は波形表示部211の下辺の時間軸方向に沿って細長く表示され、その長さはストレージメモリ130に記憶されている全データ(総データ)長を表している。
波形データの把握を容易とするため、スクロールバー212の下辺中央には、ストレージメモリ130に記憶されている全データ数を数値で示す全データ数表示部213が設けられ、また、波形表示部211の両側には、現在表示されている信号波形の左端データ位置と右端データ位置とをそれぞれ数値で示す端部データ位置表示部214,215が設けられる。
スクロールバー212内には、信号波形の表示範囲を示す後述するノブマークが表示されるが、そのノブマークをマウス操作で時間軸方向に移動可能とするため、スクロールバー212の左端にはダウン(後進)用の移動ボタン216dが設けられ、右端にはアップ(前進)用の移動ボタン216uが設けられる。
なお、全データ数表示部213,端部データ位置表示部214,215および移動ボタン216d,216uは、それぞれ図2に示されている位置に設けられることが好ましいが、例えば表示面積などとの関係で適宜その位置は変更されてもよい。
また、表示画面210には、マウスにより操作される画面上の操作部として、表示範囲指定部220,画面数設定部230,測定開始ボタン241および測定停止ボタン242が設けられる。
表示範囲指定部220は、ストレージメモリ130に記憶されている全データのうちの所定の表示範囲を指定する部分であるが、本発明では、その表示指定箇所を複数箇所(この例では2箇所)とするため、表示範囲指定部220として、第1表示範囲指定部221と第2表示範囲指定部222の2つの表示範囲指定部を備える。この実施形態の説明において、表示範囲指定部を「ノブ」ということがある。
第1ノブ221と第2ノブ222には、それぞれ表示倍率設定部221a,222aが付設されている。この表示倍率設定部221a,222aにより、各ノブ221,222にて指定された表示範囲の信号波形を任意の倍率で波形表示部211に表示することができる。
画面数設定部230は、波形表示部211内の表示領域を分割するために用いられる。画面数設定部230が「1」に設定されている場合1画面であるが、「2」に設定すると後述するように波形表示部211が2画面に分割される。
次に、図3a〜図3fにより、波形データの取り込み開始から終了までの表示画面の変遷について説明する。
なお、この実施形態では第1,第2の2つのノブ221,222が設けられているため、スクロールバー212内には、例えば図3fに示すように、その各々に対応した第1,第2ノブマークNB1,NB2が現れるが、マウスによりクリック(選択)された方のノブおよびノブマークがハイライト表示(強調表示)もしくは特定の着色表示とされ、この状態をアクティブと呼ぶ。ノブマークはスクロールマークもしくはバーマークと呼ばれてもよい。なお、2つのノブマークNB1,NB2を特に区別する必要がない場合には、その総括参照符号としてNBを用いる。
図3aは波形データの取り込み前の初期画面である。波形表示部211には何も表示されておらず、スクロールバー212内のノブマークNBも、スクロールバー212の左右一杯までフルスケール状態で表示されている。
この例では、第1ノブ221がアクティブとされているため、スクロールバー212に現れているノブマークNBは第1ノブマークNB1で、第2ノブマークNB2はその裏に隠されている。また、この例において、波形表示部211に表示可能なデータ数は1000個である。
図3bに示すように、マウスで測定開始ボタン241をクリックすると、波形データの取り込みが開始され、その取り込みの進行に伴って波形表示部211に被測定信号の信号波形Wが表示される。
図3bは500個の波形データが取り込まれた状態を示し、信号波形Wが波形表示部211の右端に達するまで、すなわち、取り込みデータ数が1000に達するまでは、スクロールバー212は図3aの初期状態のままである。
図3cはデータの取り込みが進行し、そのデータ数が波形表示部211に表示できるデータ数の2倍の2000個に達したときの状態を示している。このときのスクロールバー212の左右の長さAは、これまでに取り込まれたデータ数(2000個)に対応し、第1ノブマークNB1の長さBは、現在表示されているデータ数(1000個)に対応している。
なお、データ取り込み中は常に最新の信号波形Wを表示するため、取り込みデータ数が1000を超えた時点で、第1ノブマークNB1およびその裏に隠されている第2ノブマークNB2ともにスクロールバー212の右端側に張り付いた状態となる。
図3dは取り込みデータ数が波形表示部211に表示できるデータ数の5倍の5000個に達した時点で、測定停止ボタン242をマウスでクリックしてデータの取り込みを終了したときの状態を示している。第1ノブマークNB1の長さは、スクロールバー212全体の長さの1/5となっている。
データの取り込み終了後、図3eに示すように、マウスのポインタを第1ノブマークNB1の部分にもっていきドラックしてスクロールバー212の左端側に移動させると、図3fに示すように、その移動後の第1ノブマークNB1の位置(この例では500〜1500の範囲)に対応する信号波形Waが表示され、また、これまで第1ノブマークNB1の裏に隠されていた第2ノブマークNB2がスクロールバー212に姿を現す。
このようにして、アクティブとされている第1ノブマークNB1を移動させることにより、所望とする部分の信号波形Wが波形表示部211に表示されるが、図4aに示すように、マウスにて第2ノブマークNB2(もしくは第2ノブ222)をクリックすると、図4bに示すように、第2ノブマークNB2がアクティブとなり、第2ノブマークNB2の位置(この例では4000〜5000の範囲)に対応する信号波形Wbが表示される。
このように、本発明によれば、第1ノブマークNB1と第2ノブマークNB2のいずれかをアクティブとすることにより、第1ノブマークNB1による信号波形Waと第2ノブマークNB2による信号波形Wbとを瞬時に切り替えることができる。
次に、図5aおよび図5bにより、ノブマークNBの移動について説明する。図5aに示すように、ダウン(後進)用の移動ボタン216dもしくはアップ(前進)用の移動ボタン216uをマウスでクリックすることにより、基本的にはアクティブとされているノブマークNB(この例では第2ノブマークNB2)のみが時間軸方向に移動する。
アクティブとされている方のノブマークNBをスクロールバー212内で自由に移動させることができる。例えば、第1ノブマークNB1が非アクティブとしてスクロールバー212の中央部分に位置し、第2ノブマークNB2がアクティブとしてスクロールバー212の右端側に位置している場合、その第2ノブマークNB2を第1ノブマークNB1を通り越してスクロールバー212の左端側位置に移動させることもできる。
また、第2ノブマークNB2の一部もしくは全部が第1ノブマークNB1と重なるように移動させることもできる。なお、移動ボタン216d,216uによることなく、マウスのドラック操作により、ノブマークNBを移動させることも可能である。
図5bは各ノブマークNB1,NB2を同時に連動して移動させる場合の例を示している。この場合には、表示画面210のマウスにより操作される画面上の操作部に、同時移動指示部250が設けられる。
この同時移動指示部250が例えばマウス操作にてオンにされた状態で、移動ボタン216d,216uのいずれかがクリックされると、2つのノブマークNB1,NB2が同時に同方向かつ同距離移動する。この同時移動指示部250は、一定の時間間隔離れた信号波形同士を比較する場合に有用である。
次に、図6a〜図6cにより、信号波形の表示倍率の変更について説明する。図6aは各ノブ221,222ともに表示倍率が「×1」のときの状態を示しているが、各ノブ221,222に付設されている表示倍率設定部221a,222aを操作することにより、波形表示部211に表示される信号波形Wの表示倍率を変更することができる。
例えば、第2ノブ222の表示倍率を変更する場合には、第2ノブ222をアクティブとしてうえで、その表示倍率設定部222aのカウント矢印をクリックして、図6bに示すように、第2ノブ222の表示倍率を例えば「×1/2」とする。
これにより、それまで波形表示部211に表示倍率「×1」として表示されていた4000〜5000の範囲の信号波形Wに代えて、3000〜5000の範囲の信号波形Wcが圧縮して表示され、また、第2ノブマークNB2の長さも3000〜5000の範囲に対応して長くなる。
また、表示倍率設定部222aのカウント矢印をクリックして、図6cに示すように、第2ノブ222の表示倍率を例えば「×2」とすると、波形表示部211に4500〜5000の範囲の信号波形WDが拡大して表示され、また、第2ノブマークNB2の長さも4500〜5000の範囲に対応して短くなる。
次に、図7a〜図7cにより、表示画面数の変更について説明する。上記実施形態では波形表示部212を1画面としているが、本発明によれば、波形表示部212の画面数をスクロールバー212に表示されるノブマークNBの数だけ用意することができる。
これを行うには、図7aに示すように、表示画面数設定部230のカウント矢印をクリックして、そのカウント値を「2」とする。これにより、図7bに示すように、波形表示部211が分割され2つの画面211a,211bが現れる。
この場合、左側の画面211aがスクロールバー212に表示されている左側の第1ノブマークNB1用の波形表示部で、右側の画面211bが第2ノブマークNB2用の波形表示部であり、その各々に第1ノブマークNB1にて指定された信号波形Waと、第2ノブマークNB2にて指定された信号波形Wbとが表示される。
また、各画面211a,211bの両側に、現在表示されている信号波形Wa,Wbの左端データ位置と右端データ位置とが表示される。これにより、この例では一方の画面211aの信号波形Waは500〜1000の範囲の波形で、他方の画面211bの信号波形Wbは4000〜5000の範囲の波形であることが分かる。
このように、波形表示部211を2画面211a,211bとすることにより、スクロールバー212内のノブマークNB1,NB2を見るだけで、信号波形Wa,Wbの互いの位置関係を直感的に把握することが可能となる。
なお、現在アクティブになっている側の表示画面は、例えば表示枠をハイライト表示もしくは太線表示するなどして、アクティブであることが容易に認識し得るようにすることが好ましい。
また、図7cに示すように、各波形表示部211a,211bの表示倍率を変更することもできる。図7cは、第1ノブ221側が倍率「×2」に設定され、第2ノブ222側が倍率「×1/2」に設定されており、一方の画面211aには拡大波形Wdが、また、他方の画面211bには圧縮波形Wcが表示されている状態を示している。
先にも説明したように、第1ノブ221,第2ノブ222のいずれかをアクティブとするには、そのノブの部分もしくはスクロールバー212内のノブマークNBをクリックすることにより行われるが、波形表示部211を複数画面,この例では2画面211a,211bとする場合、その画面を直接クリックすることによっても、アクティブとすることができる。
一例として、図8aに示すように、第2ノブ222側の画面211bがアクティブとされている状態で、非アクティブの第1ノブ221側の画面211aをクリックすることにより、図8bに示すように、第1ノブ221側の画面211aがアクティブとなり、第2ノブ222側の画面211bが非アクティブとなる。
上記の実施形態はいずれも記録波形の表示についてのものであるが、本発明は、例えばテキスト文書やエクセル表形式などのように、表示画面上に複数のデータがm行×n列(m,nは任意の整数)のマトリクス状をなすデータ表示部に表示されており、そのデータ表示部の中から所定のデータを選択して表示する場合にも適用できる。この別の実施形態を図9により説明する。
図9に示すデータ表示部260は、例えば上記実施形態における表示画面210内の波形表示部211の部分に表示される。表示画面210の他の構成は図2と同じであってよい。すなわち、この別の実施形態においても、少なくとも第1,第2の2つのノブ221,222およびスクロールバー212を備え、スクロールバー212内には2つのノブマークNB1,NB2が表示される。
図9の例において、データ表示部260は12行×3列の表形式とされているが、このうちの最上行は項目記載欄、最下行は例えばデータ集計欄であるため、実際のデータ表示領域は10行×3列である。
これに対して、図示しない記憶部には、例えば全データが50行×3列として記憶されており、したがって、データ表示部260に表示されるのは、全データのうちの1/5である。
全データの中から所望とする範囲のデータを素早く表示可能とするため、この例では、スクロールバー212をデータ表示部260の脇に列方向に沿って縦スクロールバーとして配置する。この場合、縦スクロールバー212の長さAは50行分である。
そして、縦スクロールバー212内に、第1ノブ221のノブマークNB1と第2ノブ222のノブマークNB2とを表示する。この例において、各ノブマークNB1,NB2の長さBは10行分である。
また、各ノブマークNBは、上記実施形態と同じく、いずれか一方をアクティブとして、アップ用の移動ボタン216u,ダウン用の移動ボタン216dをクリックするか、もしくはマウスのドラック操作により移動させることができる。
図9において、ノブマークNB1側がアクティブとされており、これによりデータ表示部260には1〜10行目までの範囲が表示されているが、ノブマークNB2側をアクティブとすることにより、例えば31〜40行目までの範囲が表示される。
このように、スクロールバー内に複数のノブマークを表示し、そのいずれか1つをクリックすることにより、いちいちノブマークを移動させることなく、表示範囲を切り替えることができる。すなわち、ノブマークをブックマーク的に扱うことができる。
また、上記縦スクロールバー212に加えて、データ表示部260の例えば下に図示しない横スクロールバーを行方向に沿って配置して、その横スクロールバー内には少なくとも1つのノブマークを表示させるようにしてもよい。
これによれば、縦スクロールバー212と上記横スクロールバーのそれぞれアクティブとされているノブマークの交点部分の範囲のデータを素早くデータ表示部260に表示させることができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施形態では、外部機器としてのパソコン200のディスプレイ203上で波形表示,データ表示を行わせているが、表示装置100が備える表示部160で表示させてもよいことはもちろんである。
また、上記実施形態では、もっぱらパソコン200のマウスで各種の操作を行うようにしているが、パソコン200のキーボード202や表示装置100の操作部140を利用してもよい。
本発明で記録波形の表示を行う表示装置の構成を示す模式図。 表示画面の基本的な構成を示す模式図。 起動時の初期画面を示す模式図。 波形データの取り込みが開始時の画面状態を示す模式図。 波形データの取り込み中の画面状態を示す模式図。 波形データの取り込み終了時の画面状態を示す模式図。 ノブマークを移動させる際の画面状態を示す説明図。 ノブマークの移動後における画面状態を示す模式図。 ノブマークのいずれか1つをアクティブとする操作説明図。 ノブマークのいずれか1つをアクティブとする操作説明図。 ノブマークを移動させる操作説明図。 2つのノブマークを同時に移動させる操作説明図。 表示倍率を変更する操作説明図。 圧縮された信号波形が表示された画面状態を示す模式図。 拡大された信号波形が表示された画面状態を示す模式図。 表示画面数を変更する操作説明図。 波形表示部が2分割された画面状態を示す模式図。 波形表示部が2分割され、その各画面に圧縮波形と拡大波形が表示された画面状態を示す模式図。 波形表示部が2分割された際のいずれか一方の画面をアクティブとする操作説明図。 波形表示部が2分割された際のいずれか他方の画面をアクティブとする操作説明図。 本発明の別の実施形態を示す模式図。 従来の表示画面を示す模式図。
符号の説明
100 表示装置
110 A/D変換器
120 メモリ制御部
130 スシレージメモリ
140 操作部
150 主制御部
160 表示部
200 パソコン
210 表示画面
211 波形表示部
212 スクロールバー
213 全データ数表示部
214,215 端部データ位置表示部
216d,216u 移動ボタン
220 表示範囲指定部(ノブ)
221 第1ノブ
222 第2ノブ
221a,222a 表示倍率設定部
230 表示画面数設定部
241 測定開始ボタン
242 測定停止ボタン
250 同時移動ボタン
NB ノブマーク

Claims (8)

  1. 入力されるアナログデータをデジタルデータに変換して記憶部に記憶させたのち、上記記憶部より上記デジタルデータを読み出して表示部に与え、上記表示部の表示画面に上記アナログデータの信号波形を再現して表示する記録波形の表示方法において、
    上記記憶部に記憶されている全データのうちの所定の表示範囲を指定する複数の表示範囲指定部を含む操作部を備え、上記表示画面に、上記信号波形が表示される波形表示部に沿って上記記憶部に記憶されている全データ長に相当する長さを有するスクロールバーを表示するとともに、上記スクロールバー内に、上記各表示範囲指定部に対応するノブマークを同時に表示し、上記操作部により選択された1つのノブマークをアクティブとして上記スクロールバー内で所定方向に移動可能とし、そのノブマークの位置に対応する表示範囲内のデータを上記波形表示部に表示することを特徴とする記録波形の表示方法。
  2. 入力されるアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換機能を有する入力部と、上記入力部から出力される上記デジタルデータを記憶する記憶部と、表示画面を有する表示部と、所定の指示事項を入力する操作部と、上記操作部の指示事項に基づいて上記記憶部に対するデータの書き込み,読み出しを制御するとともに、上記記憶部より読み出したデータを上記表示部に与えて上記表示画面に上記アナログデータの信号波形を再現して表示させる制御手段とを含む記録波形の表示装置において、
    上記表示画面には、少なくとも上記信号波形が表示される波形表示部と、上記記憶部に記憶されている全データ長に相当する長さを有するスクロールバーが表示されるスクロールバー表示部とが含まれ、
    上記操作部には、上記記憶部に記憶されている全データのうちの所定の表示範囲を指定する複数の表示範囲指定部が含まれ、
    上記制御手段は、上記スクロールバー内に上記各表示範囲指定部に対応するノブマークを同時に表示し、かつ、上記操作部からの指示に基づいて特定のノブマークをアクティブとして上記スクロールバー内で所定方向に移動可能にするとともに、上記記憶部から上記特定のノブマークの位置に対応する表示範囲内のデータを読み出して、その信号波形を上記波形表示部に表示することを特徴とする記録波形の表示装置。
  3. 上記各表示範囲指定部には、表示倍率設定部が含まれていることを特徴とする請求項2に記載の記録波形の表示装置。
  4. 上記制御手段は、上記表示画面の所定部位に上記記憶部に記憶されている全データ数と、上記波形表示部に表示されている上記信号波形の左端および右端のデータ位置とを表示することを特徴とする請求項2または3に記載の記録波形の表示装置。
  5. 上記スクロールバーの両端に、上記ノブマークを時間軸方向に移動させる移動ボタンが表示されており、上記制御手段は、上記移動ボタンから入力される移動指令に基づいて、上記特定のノブマークを上記スクロールバー内で所定方向に移動させることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の記録波形の表示装置。
  6. 上記操作部には、上記ノブマークの同時移動指示部が設けられており、上記制御手段は、上記同時移動指示部がオンに設定された場合、上記複数のノブマークを同時に同方向かつ同距離移動させることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の記録波形の表示装置。
  7. 上記操作部には、上記各ノブマークに対応して複数の上記波形表示部を表示させる画面数設定部が設けられており、上記制御手段は、上記画面数設定部にて設定された数の上記波形表示部を上記表示画面内に用意するとともに、上記波形表示部の各々に上記各ノブマークの位置に対応する表示範囲内の信号波形を表示することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の記録波形の表示装置。
  8. 上記操作部によりアクティブとされた上記ノブマークおよび/または上記波形表示部は、非アクティブの表示態様と異なる表示態様で表示されることを特徴とする請求項7に記載の記録波形の表示装置。
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