JP4932651B2 - 対向ピストン型ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

この発明は、自動車の制動に使用するディスクブレーキのうち、ロータの両側にピストンを、互いに対向する状態で設けた、対向ピストン型ディスクブレーキの改良に関する。
自動車の制動を行なう為に、ディスクブレーキが広く使用されている。ディスクブレーキによる制動時には、車輪と共に回転するロータの軸方向両側に配置された1対のパッドを、ピストンによりこのロータの両側面に押し付ける。この様なディスクブレーキとして従来から各種構造のものが知られているが、ロータの両側にピストンを、互いに対向する状態で設けた、対向ピストン型ディスクブレーキは、安定した制動力を得られる事から、近年使用例が増えている。この様な対向ピストン型ディスクブレーキとして従来から、例えば特許文献1〜10に記載された構造のものが知られている。このうちの特許文献8の記載に基づいて、対向ピストン型ディスクブレーキの基本的構造を図6により、具体的構造を図7〜10により、それぞれ説明する。
図6に示す様に対向ピストン型のディスクブレーキ1は、車輪と共に回転するロータ2を挟む位置に、アウタボディ部3及びインナボディ部4から成るキャリパ5を設けている。又、これら各ボディ部3、4内にアウタシリンダ及びインナシリンダを、それぞれの開口部を上記ロータ2を介して互いに対向させた状態で設けている。そして、これらアウタシリンダ及びインナシリンダ内にアウタピストン及びインナピストンを、液密に、且つ上記ロータ2の軸方向に関する変位を可能に嵌装している。又、上記アウタボディ部3にはアウタパッドを、上記インナボディ部4にはインナパッドを、それぞれ上記ロータ2の軸方向に関する変位を可能に支持している。制動時には、上記アウタシリンダ及びインナシリンダ内に圧油を送り込み、上記アウタピストン及びインナピストンにより、上記アウタパッド及びインナパッドを、上記ロータ2の内外両側面に押し付ける。
又、図7〜10に示した、より具体的なディスクブレーキ1aも、ロータ2を跨ぐ状態で配置されたキャリパ5aを備える。このキャリパ5aは、アルミニウム合金製の素材により一体に造ったもので、上記ロータ2の軸方向(図7、9の表裏方向、図8の上下方向、図10の左右方向)両側に配置されたアウタボディ部3a及びインナボディ部4aと、これら両ボディ部3a、4aの周方向(図7〜9の左右方向)両端部同士を連結する1対の連結部6、6とを備える。そして、図示の例の場合には、上記両ボディ部3a、4aにそれぞれ3個ずつ、合計6個のアウタ、インナ各シリンダ7、7(8、8)を設け、これら各シリンダ7、7(8、8)にアウタ、インナ各ピストン9、9(10、10)を嵌装している。そして、これら各ピストン9、9(10、10)により、上記ロータ2を挟んで上記両ボディ部3a、4aに支持されたアウタ、インナ両パッド11、12を、上記ロータ2に押圧する事で、制動を行なう様に構成している。
上記アウタボディ部3aとインナボディ部4aとの周方向中間部で上記両連結部6、6の間に位置する部分のうち、径方向外端部同士の間に、1対のトルク受けピン13、13と1本の結合ピン14とを、それぞれ上記両ボディ部3a、4a同士の間に掛け渡す状態で設けている。これら各ピン13、14のうち、両トルク受けピン13、13は、上記アウタ、インナ両パッド11、12のプレッシャプレート15、15を、上記ロータ2の回転方向に関して両側から挟む位置で、ロータ2の外周縁よりも径方向外寄り部分に設けている。又、上記結合ピン14は、上記両パッド11、12よりも径方向外側で上記両トルク受けピン13、13の間部分に設けている。これら両トルク受けピン13、13は、制動時に上記ロータ2と上記両パッド11、12を構成するライニング16、16との摩擦に基づいて上記両プレッシャプレート15、15に伝達されたブレーキトルクを、上記キャリパ5aを介して車体(懸架装置)に伝達する為のものである。この為に、上記両トルク受けピン13、13の一部外周面は、上記アウタ、インナ両パッド11、12を構成するプレッシャプレート15、15の周方向両端縁に、当接若しくは近接対向させている。
これに対して上記結合ピン14は、上記アウタボディ部3aとインナボディ部4aとの間隔が、制動の為の加圧時の反力で拡がる方向に変形する事を極力阻止する役目を果たす。又、上記結合ピン14と、上記両パッド11、12のプレッシャプレート15、15の径方向外周縁との間に、パッドクリップ17を設けて、これら両プレッシャプレート15、15に、径方向内方に向く弾力と、互いに離れる方向の弾力とを付与している。
更に、前記アウタボディ部3a及びインナボディ部4aの径方向内寄り部分に、これら両ボディ部3a、4a毎に独立した係止ピン18、18を、これら両ボディ部3a、4a毎に2本ずつ設けている。これら各係止ピン18、18はそれぞれ、これら両ボディ部3a、4aの径方向内端部で周方向両端部近傍位置に、それぞれ固定している。この状態で上記各係止ピン18、18の一部外周面に、上記両パッド11、12のプレッシャプレート15、15の径方向内端縁が、上記パッドクリップ17の弾力に基づいて押し付けられる。上記各係止ピン18、18は、上記両パッド11、12が前記キャリパ5aから、前記ロータ2の径方向内方に抜け出る事を防止すると共に、非制動時に上記両パッド11、12ががたつく事を防止する。
上述の様に構成する対向ピストン型ディスクブレーキによる制動時には、前記各アウタシリンダ7、7及びインナシリンダ8、8に圧油を送り込む。そして、前記アウタピストン9、9及びインナピストン10、10を押し出して、上記アウタ、インナ両パッド11、12を前記ロータ2の両側面に押圧する。この結果、これら両パッド11、12を構成するライニング16、16と上記ロータ2の両側面との摩擦により、制動が行なわれる。尚、この摩擦に基づいて上記両パッド11、12に加わる制動トルクは、前記両トルク受けピン13、13のうちのアンカ側(ロータ2の回出側)のトルク受けピン13により支承する。即ち、制動時には、上記両パッド11、12のプレッシャプレート15、15のうち、上記ロータ2の回転方向前端縁が上記アンカ側のトルク受けピン13に押し付けられて、上記制動トルクをこのトルク受けピン13に伝達する。
上述の様な従来構造の場合、制動時に上記制動トルクを支承するトルク受けピン13の外周面と、上記両プレッシャプレート15、15の前端縁との当接面積が狭い。即ち、曲率半径の小さな円筒面である、上記トルク受けピン13の外周面と、平面状である上記両プレッシャプレート15、15の前端縁とが当接する為、当接部の接触状態は線接触に近い状態となり、この当接部の弾性変形を考慮したとしても、当接面積は極く限られる。この為、制動時に、上記両ライニング16、16と上記ロータ2の両側面との摩擦に基づいて振動が発生した場合、上記当接部が振動し易く、制動時に発生する、所謂ブレーキノイズを低減する面から不利になる。更には、上記当接部で、塑性変形や摩耗が生じ易く、生じた場合には、上記両パッド11、12の挙動が不安定になり易く、上記ブレーキノイズ低減の面から一層不利になる。
特開平5−106662号公報 特開平7−127674号公報 特開平8−159185号公報 特開平8−254228号公報 特開平9−257063号公報 特開2003−120724号公報 特開2004−183904号公報 特開2005−121174号公報 特開2005−299930号公報 特表2005−517877号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、各パッドのプレッシャプレートの端縁と、制動トルクを支承する部材との当接部の当接面積を広くできる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の対向ピストン型ディスクブレーキは、前述した従来から知られている対向ピストン型ディスクブレーキと同様に、キャリパと、複数のシリンダと、複数のピストンと、複数枚のパッドと、少なくとも1本のトルク受けピンとを備える。
このうちのキャリパは、車輪と共に回転するロータを挟んで設けられたアウタ、インナ両ボディ部、及び、このロータの回転方向に関しこれら両ボディ部の両端部同士を上記ロータの外周縁よりも径方向外方位置で連結する1対の連結部から成る。
又、上記各シリンダは、上記両ボディ部に、互いに対向して設けられている。
又、上記各ピストンは、上記各シリンダ内に、液密に、且つ、上記ロータの軸方向に関する変位を可能に嵌装されている。
又、上記各パッドは、上記軸方向に関する変位を可能として上記両ボディ部の内側面(上記ロータを介して互いに対向する面)に対向する部分に、それぞれ支持されている。
又、上記トルク受けピンは、上記ロータの回転方向に関してこれら両パッドを構成するプレッシャプレートの少なくとも一方の端縁に対向する部分で、上記ロータの外周縁よりも径方向外寄り部分に、上記両ボディ部同士の間に掛け渡す状態で設けられている。
特に、本発明の対向ピストン型ディスクブレーキに於いては、上記トルク受けピンのうち、断面円形の杆部の周囲に、中心孔の内周面が円筒面で外周面の少なくとも一部に平面部を設けた、トルク受けスリーブを外嵌している。そして、このトルク受けスリーブの外周面に設けられた平面部と上記両パッドのプレッシャプレートの端縁に形成された平坦面とを、互いに当接させている。
この様な本発明を実施する場合に好ましくは、例えば請求項2に記載した様に、上記トルク受けスリーブの軸方向両端外周縁部の一部と、上記キャリパの一部内面との係合により、上記トルク受けピンを中心とする上記トルク受けスリーブの回動を制限する。
或いは、請求項3に記載した様に、上記トルク受けピンを構成する杆部の一部に形成した小径部に、自由状態での外径がこの杆部の残部の外径よりも大きな弾性スリーブを設置し、この弾性スリーブの外周面を上記トルク受けスリーブの内周面に、弾性的に当接させる。
この様な請求項3に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項4に記載した様に、上記杆部の軸方向2個所位置で上記トルク受けスリーブの両端部内周面と対向する部分に形成した小径部に、それぞれ弾性スリーブを設置する。
或いは、請求項5に記載した様に、1対のトルク受けピンを、上記ロータの回転方向に関して、上記両パッドを構成するプレッシャプレートの両側に設ける。
この様な請求項5に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項6に記載した様に、上記ロータの回転方向に関して、上記両パッドを構成するプレッシャプレートの両側縁のうち、このロータの径方向に関して外端部に、それぞれこのロータの回転方向に突出する係止突片を設ける。そして、これら各係止突片と上記両トルク受けピンに外嵌したトルク受けスリーブの外周面との係合により、上記両パッドが上記ロータの径方向内方に抜け出る事を防止する。
上述の様に構成する本発明の対向ピストン型ディスクブレーキによれば、各パッドのプレッシャプレートの端縁と、制動トルクを支承する部材であるトルク受けスリーブの外周面との当接部の当接面積を広くして、制動時にこれら各当接部でブレーキノイズに結び付く振動が発生したり、これら各当接部に塑性変形や摩耗が生じる事を抑えられる。
即ち、上記トルク受けピンに外嵌したトルク受けスリーブは、このトルク受けピンを中心として、少なくとも若干の回動が可能である。この為、上記各パッドのプレッシャプレートの端縁に形成された平坦面を上記トルク受けスリーブの外周面に設けた平面部に突き当てると、このトルク受けスリーブが上記トルク受けピンに対し回動して、この平面部と上記平坦面とを広い面積で当接させる。又、このトルク受けピンの外周面と上記トルク受けスリーブの内周面との嵌合は、曲率半径が近い円筒面同士の嵌合であるから、これら両周面同士の当接面積も十分に広くなる。この結果、上記当接部の当接面積を広くして、上記効果を得られる。
又、請求項2に記載した構造を採用すれば、上記トルク受けピンを中心とする上記トルク受けスリーブの回動量を必要最小限に止める事で、対向ピストン型ディスクブレーキの組立時に、このトルク受けスリーブと上記各パッドのプレッシャプレートの端縁とを係合させる作業を容易に行なえる。
又、請求項3に記載した様に、上記トルク受けピンと上記トルク受けスリーブとの間に弾性スリーブを設ければ、走行時や制動時の振動に伴ってこのトルク受けピンの周囲でこのトルク受けスリーブががたつく事を防止して、走行時や制動時に異音が発生する事を防止できる。特に、請求項4に記載した様に、上記トルク受けスリーブの両端部内周面と対向する部分にそれぞれ弾性スリーブを設置すれば、制動時に上記トルク受けピンに対し上記トルク受けスリーブが傾斜する方向に大きなモーメントが作用する事を防止できる。そして、このトルク受けスリーブの外周面に設けた平面部と上記プレッシャプレートの端縁に形成された平坦面との当接状態を安定させて、上記ブレーキノイズに結び付く振動の発生を、より有効に防止できる。
又、請求項5に記載した様に1対のトルク受けピンを設ければ、車両が前進、後退、何れの方向に走行する場合の制動時にも、上記ブレーキノイズに結び付く振動の発生を防止できる。
更に、請求項6に記載した構成を採用すれば、前述の図7〜10に示した従来構造に於ける係止ピン18、18の如き、各パッドがキャリパからロータの径方向内方に抜け出るのを防止する為の専用の機構を設ける必要がなくなり、対向ピストン型ディスクブレーキの構造の簡略化による製造コストの低減を図れる。
[実施の形態の第1例]
図1〜4は、請求項1、2、5、6に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例のディスクブレーキ1bを構成するキャリパ5bは、アルミニウム合金をダイキャスト成形する事により一体に造られたもので、アウタボディ部3b及びインナボディ部4bと、ロータ2(図6、8〜10参照)の回転方向に関してこれら両ボディ部3b、4bの両端部同士を、上記ロータ2の外周縁よりも径方向外側部分で連結した、1対の連結部6a、6aとを備える。更に本例の場合には、これら両ボディ部3b、4b同士の間に、ブリッジ部19を掛け渡している。このブリッジ部19は、1対の脚部20、20とこれら両脚部20、20の先端部同士を連結する連結部21とから成る門型である。この様なブリッジ部19は、上記両脚部20、20の基端部を上記両ボディ部3b、4bの外周面に連続させる事により、上記両ボディ部3b、4bと一体に設けている。本例の場合には、上記ブリッジ部19を、前進状態での制動時に於けるアンカ側(図1〜3の右側)に偏らせた状態で設けている。又、上記両ボディ部3b、4bには、それぞれアンカ側と反アンカ側とに分けて1対ずつのシリンダを設けているが、それぞれのアンカ側のシリンダの内径を反アンカ側のシリンダの内径よりも大きくしている。この構成により、アウタパッド11a及びインナパッド12aを上記ロータ2の側面に押し付ける力を、アンカ側で反アンカ側よりも大きくしている。
又、上記両ボディ部3b、4bの両端外径寄り部分で上記両連結部6a、6aの近傍部分に、本発明の特徴部分である、2組のトルク受けピン13a、13aとトルク受けスリーブ22、22とを、それぞれ着脱可能に設けている。これら両トルク受けピン13a、13aは、ステンレス鋼、軸受鋼等の鉄系合金の様に、ヤング率が高く(弾性変形しにくく、引っ張り方向の力に対する剛性が高く)、耐摩耗性(好ましくは更に耐食性)が優れた金属材料により造られている。上記両トルク受けピン13a、13aの形状及び構造は、上記両ボディ部3b、4b同士の間に確実に支持固定できるものであれば、特に問わない。図示の例の場合、上記両トルク受けピン13a、13aは、断面円形の杆部23と、この杆部23の基端部に固設した、外向フランジ状で小判形の鍔部24と、この杆部23の先端部にこの杆部23と同心に形成された、この杆部23よりも小径の雄ねじ部25とを備える。
又、上記両トルク受けスリーブ22、22も、上記両トルク受けピン13a、13aと同様の金属材料により造られている。これら両トルク受けスリーブ22、22は、全体を管状に造られたもので、中心孔26の内周面を円筒面としている。又、この中心孔26の内径を、上記両トルク受けピン13a、13aを構成する上記杆部23の外径よりも僅かに(例えば0.05〜0.20mm)大きくしている。従って、上記中心孔26内には上記杆部23を、ほぼ隙間なく挿入できる。又、上記両トルク受けスリーブ22、22の外周面は、隅角部に面取り部27、27を形成した(円周方向に関して面取り部27、27と平面部28、28とを交互に連続させた)、略四角(異形八角)筒面としている。又、上記両トルク受けスリーブ22、22の軸方向長さL22は、上記両ボディ部3b、4bの互いに対向する1対の軸方向内側面29、29同士の間隔D29よりも少し短く、前記両連結部6a、6aの円周方向内側面のうちの平面部30、30部分の軸方向寸法L30よりも大きい(L30<L22<D29)。
上記両トルク受けスリーブ22、22の軸方向長さL22を上記両軸方向内側面29、29及び上記両平面部30、30の寸法D29、L30との関係で上述の様に規制する事により、上記両トルク受けスリーブ22、22の長さ方向両端面外周縁と、前記キャリパ5bの内面のうちで、上記両軸方向内側面29、29と上記両平面部30、30との連続部に存在する曲面部31、31とを係合可能としている。即ち、上記両トルク受けスリーブ22、22を、上記両平面部30、30と平行に、且つ、これら両平面部30、30と適切な間隔をあけて配置した状態で、上記両トルク受けスリーブ22、22の長さ方向両端面外周縁のうち、上記各平面部28、28のうちの何れかの平面部28の長さ方向両端部に対応する端縁が、上記各曲面部31、31と係合する様にしている。そして、係合した状態で、上記両トルク受けスリーブ22、22の、上記両トルク受けピン13a、13aを中心とする回動を制限する(回動量を必要最小限に規制する)様にしている。
上述の様な1対のトルク受けスリーブ22、22は、それぞれ、上記両トルク受けピン13a、13aにより、上記キャリパ5bの内部空間のうちで、上記両連結部6a、6aの近傍部分に支持される。この為に、上記両トルク受けスリーブ22、22を、前記アウタ、インナ、両ボディ部3b、4b同士の間の所定位置に配置した状態で、上記両トルク受けピン13a、13aの杆部23を、上記両ボディ部3b、4bの両端寄り外径寄り部分に形成した通孔32a、32b及び上記両トルク受けスリーブ22、22の中心孔26に挿通する。そして、前記鍔部24を、上記アウタボディ部3bの外側面に形成した係合凹部33に係合させる。この状態で、上記トルク受けピン13aの回転が阻止されるので、このトルク受けピン13aの先端部に形成した雄ねじ部25にナット34を螺合させる。そして、これらナット34と上記鍔部24との間で、上記両ボディ部3b、4bの外側面両端寄り部分を抑え付ける。この状態で、上記両トルク受けスリーブ22、22の長さ方向両端面外周縁が、上記各曲面部31、31と係合し、上記両トルク受けピン13a、13aに対する上記両トルク受けスリーブ22、22の回動量が規制(必要最小限に制限)される。
又、前記ロータ2の回転方向に関して、前記アウタパッド11a及び前記インナパッド12aを構成するプレッシャプレート15a、15aの両端縁は、上記両トルク受けピン13a、13aに支持された上記両トルク受けスリーブ22、22の外周面に、当接若しくは近接対向している。上記両プレッシャプレート15a、15aの両端縁で上記ロータ2の径方向に関して外端部は、これら両プレッシャプレート15a、15aの中心線αに対してほぼ平行な方向に存在する、平坦面35、35としている。そして、これら各平坦面35、35と、上記両トルク受けスリーブ22、22の外周面に設けた平面部28、28とを、当接若しくは近接対向させている。これら両トルク受けスリーブ22、22は、それぞれの長さ方向両端面外周縁が上記各曲面部31、31に衝合しない範囲で、上記両トルク受けピン13a、13aの周囲で回動可能である為、上記各平坦面35、35と上記各平面部28、28とは、対向する部分の全面に亙り、広い面積で均一に当接する。
又、上記ロータ2の回転方向に関して、上記両パッド11a、12aを構成するプレッシャプレート15a、15aの両側縁のうち、上記ロータ2の径方向に関して外端部に、それぞれこのロータ2の回転方向に突出する係止突片36、36を設けている。そして、これら各係止突片36、36と上記両トルク受けピン13a、13aに外嵌したトルク受けスリーブ22、22の外周面とを係合させている。本例の場合、上記各係止突片36、36のうちの、上記ロータ2の径方向内側の側面を、上記両トルク受けスリーブ22、22の外周面に設けた平面部28、28のうち、上記両プレッシャプレート15a、15aの両端縁が当接している平面部28、28の隣の平面部28、28に当接させている。そして、上記両パッド11a、12aが、上記ロータ2の径方向内方に抜け出る事を防止している。又、上記両プレッシャプレート15a、15aの外周縁と、前記ブリッジ部19の内周側面と、反アンカ側のトルク受けピン13aに外嵌したトルク受けスリーブ22との間にパッドクリップ17aを設け、上記両プレッシャプレート15a、15aの係止突片36、36を上記両トルク受けスリーブ22、22に向け弾性的に押圧して、非制動時に上記両パッド11a、12aががたつく事を防止している。
上述の様に構成する本例の対向ピストン型ディスクブレーキによれば、上記両パッド11a、12aのプレッシャプレート15a、15aのアンカ側端縁に設けた平坦面35、35と、制動トルクを支承する部材である、上記両トルク受けスリーブ22、22の外周面に設けた平面部28、28との当接部の当接面積を広くできる。そして、制動時にこれら各当接部でブレーキノイズに結び付く振動が発生したり、これら各当接部に塑性変形や摩耗が生じる事を抑えられる。しかも、上記両トルク受けスリーブ22、22は、上記両トルク受けピン13a、13aに対して若干の回動を可能に支持している為、制動トルク等によって、上記両パッド11a、12aに、アンカ側のトルク受けスリーブ22との当接部を中心として回転する等の挙動が生じた場合でも、両トルク受けスリーブ22、22は、外周面に設けた平面部28、28と上記各平坦面35、35とを面当たり(面接触)させながら追従する。又、これら各平坦面35、35と上記各平面部28、28との平行度を厳密に規制しなくても、これら各面35、28同士を、互いに対向する面同士のほぼ全体に亙り、均一に当接させられる。従って、上記当接部の面積を確保する為に、各部の形状精度を厳密に規制する必要性も低く、製造コストが嵩む事もない。又、上記両トルク受けピン13aの外周面と上記両トルク受けスリーブ22、22の内周面との嵌合は、曲率半径が近い凸円筒面と凹円筒面との嵌合であるから、これら両周面同士の当接面積も十分に広くなる。この為、これら両周面同士の当接部に関しても、制動時にこれら各当接部でブレーキノイズに結び付く振動が発生したり、これら各当接部に塑性変形や摩耗が生じる事はない。
又、本例の構造の場合には、上記両トルク受けスリーブ22、22の長さ方向両端面外周縁と前記各曲面部31、31との係合により、これら両トルク受けスリーブ22、22の回動量を規制(上記各面35、28同士を均一に当接させる為に必要とされる最小限に制限)している。従って、上記両トルク受けスリーブ22、22同士の間に上記両パッド11a、12aを組み付ける以前の状態でも、これら両トルク受けスリーブ22、22の外周面のうち、何れかの面取り部27が上記両パッド11a、12aを組み付けるべき空間部分に向け、大きく突出する事はない。この為、対向ピストン型ディスクブレーキの組立時に、上記両トルク受けスリーブ22、22と上記両パッド11a、12aのプレッシャプレート15a、15aの端縁とを係合させる作業を容易に行なえる。
又、本例の構造の場合には、上記両パッド11a、12aを、前記ロータ2の回転方向に関して両側から挟む状態で、上記両トルク受けピン13a、13a及び上記両トルク受けスリーブ22、22を設けているので、車両が前進、後退、何れの方向に走行する場合の制動時にも、上記ブレーキノイズに結び付く振動の発生を防止できる。
しかも本例の場合には、上記両トルク受けピン13a、13a及び上記両トルク受けスリーブ22、22を利用して(これら両トルク受けスリーブ22、22と前記各係止突片36、36との係合により)、上記両パッド11a、12aが、前記キャリパ5bから上記ロータ1の径方向内方に抜け出るのを防止している。この為、本例の構造によれば、前述の図7〜10に示した従来構造に於ける係止ピン18、18の如き、上記両パッド11a、12aが前記キャリパ5bから前記ロータ2の径方向内方に抜け出るのを防止する為の専用の機構を設ける必要がなくなり、対向ピストン型ディスクブレーキの構造の簡略化による製造コストの低減を図れる。
更に、本例の対向ピストン型のディスクブレーキ1bによれば、前記アウタ、インナ両ボディ部3b、4bの変形を有効に抑えられ、しかもこれら両ボディ部3b、4bの薄肉化による軽量化を図り易い構造を実現できる。即ち、これら両ボディ部3b、4bは、前記ブリッジ部19により互いの中間部同士を結合している。従って、制動時にこれら両ボディ部3b、4b同士の間に加わる、これら両ボディ部3b、4b同士の間隔を拡げる方向の力に拘らず、これら両ボディ部3b、4b同士の間隔が拡がる事はなく、制動時にもこれら両ボディ部3b、4bの変形を有効に抑えられる。
又、本例の場合には、上記ブリッジ部19をアンカ側に偏らせると共に、反アンカ側のトルク受けピン13aを着脱可能としているので、上記ブリッジ部19による上記両ボディ部3b、4b同士の結合剛性の確保と上記キャリパ5bの小型・軽量化を図りつつ、このキャリパ5bへの前記両パッド11a、12aの着脱作業を容易に行なえる。この着脱作業の際には、図4に示す場合(図4はアンカ側のトルク受けピン13aを示している)と同様に、上記反アンカ側のトルク受けピン13aを取り外した状態で、上記両パッド11a、12aを、上記ブリッジ部19と反アンカ側の連結部6aとの間の隙間を通じて、1対の連結部6a、6a同士の間に抜き差しする。尚、この際、アンカ側のトルク受けピン13a及びトルク受けスリーブ22は、上記キャリパ5bに結合したままである。上記両パッド11a、12aの装着作業時に、上記反アンカ側のトルク受けピン13a及びトルク受けスリーブ22は、上記両パッド11a、12aを、上記両連結部6a、6a同士の間に或る程度差し込んだ後(これら両パッド11a、12aの反アンカ側部分が、図3に示す状態よりも、ロータ2の径方向に関して少しだけ外側に存在する状態で)、上記両ボディ部3b、4b同士の間に掛け渡す。上記両パッド11a、12aの取り外し作業時には、ほぼ同じ状態で、上記反アンカ側のトルク受けピン13a及びトルク受けスリーブ22を上記両ボディ部11a、12a同士の間から取り外す。これら両パッド11a、12aを上記両連結部6a、6a同士の間に組み付けた状態では、図1〜3に示す様に、上記反アンカ側のトルク受けピン13aを上記両ボディ部3b、4b同士の間に掛け渡すと共に、前記パッドクリップ17aを装着する。
[実施の形態の第2例]
図5は、請求項3、4に対応する、本発明の実施の形態の第2例に組み込むトルク受けピン13bを示している。本例の対向ピストン型ディスクブレーキに組み込むトルク受けピン13bは、杆部23の外周面の軸方向に離隔した2個所位置に、それぞれ小径部37、37を形成している。そして、これら両小径部37、37にそれぞれ、硬質ゴム、硬質ビニルの如きエラストマー製で円筒状の弾性スリーブ38、38を設置している。これら両弾性スリーブ38、38の自由状態での外径は、上記杆部23の残部、即ち、上記小径部37、37以外の部分の外径よりも少しだけ大きい。又、これら両小径部37、37を形成する位置は、上記トルク受けピン13bとトルク受けスリーブ22(図1〜4参照)とを組み立てた状態で、このトルク受けスリーブ22の軸方向両端部内周面に対向する位置としている。従って、このトルク受けスリーブ22を上記杆部23に外嵌した状態では、上記両弾性スリーブ38、38の外周面が上記トルク受けスリーブ22の両端部内周面に、それぞれ全周に亙り弾性的に当接する。
この様な、それぞれが1対の弾性スリーブ38、38を装着した上記トルク受けピン13bを使用した本例の対向ピストン型ディスクブレーキの場合には、両弾性スリーブ38、38の減衰力により、上記トルク受けピン13bと上記トルク受けスリーブ22との相対変位が緩徐に行なわれる様になる。そして、走行時や制動時の振動に伴って上記トルク受けピン13bの周囲で上記トルク受けスリーブ22ががたつく事を防止して、走行時や制動時に異音が発生する事を防止できる。
更に、本例の構造の場合には、上記トルク受けスリーブ22の両端部内周面と対向する部分に、それぞれ弾性スリーブ38、38を設置している。又、この弾性スリーブ38、38を設置した軸方向位置は、アウタ、インナ両パッド11a、12aを構成するプレッシャプレート15a、15a(図1〜3参照)の端縁に整合する位置でもある。この為本例の構造の場合には、制動時に上記両プレッシャプレート15a、15aから上記トルク受けスリーブ22の両端部に、ほぼ同じ大きさの力が同じく方向に加わる。この為、このトルク受けスリーブ22を上記トルク受けピン13bに対し傾斜させる方向に大きなモーメントが作用する事を防止できる。そして、上記トルク受けスリーブ22の外周面に設けた平面部28(図1〜4参照)と上記両プレッシャプレート15a、15aの端縁との当接状態を安定させて、上記ブレーキノイズに結び付く振動の発生を、より有効に防止できる。上記トルク受けピン13bに上記両弾性スリーブ38、38を装着した点以外の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
本発明は、制動時にパッドに加わる制動トルクを、アウタ、インナ、両ボディ部同士の間に掛け渡したトルク受けピンにより支承する対向ピストン型ディスクブレーキであれば、図1〜4に示した構造に限らず、例えば、前述の図7〜10に示した構造でも実施できる。
又、アウタ、インナ両パッドをトルク受けピン及びトルク受けスリーブにより支持する場合に、プレッシャプレート両端部にコ字形の延出部を設け、この部分により上記トルク受けスリーブの外周面を外径側及び内径側から挟み込む様にしても良い。この様な構成を採用すれば、制動時にパッドに作用するモーメントによりこのパッドが浮き上がる事を防止できる。
本発明の実施の形態の第1例を、アウタ寄りの径方向外側から見た状態で示す斜視図。 同径方向外側から見た正投影図。 図2のイ−イ断面図。 図1の右部の分解斜視図。 トルク受けピンの別例を示す斜視図で、(A)は弾性スリーブと組み合わせた状態を、(B)は弾性スリーブを取り外した状態を、それぞれ示している。 従来から知られているディスクブレーキの第1例を示す斜視図。 同第2例をインナ側から見た状態で示す正投影図。 図7の上方である、径方向外方から見た図。 図8のロ−ロ断面図。 図9のハ−ハ断面図。
符号の説明
1、1a、1b ディスクブレーキ
2 ロータ
3、3a、3b アウタボディ部
4、4a、4b インナボディ部
5、5a、5b キャリパ
6、6a 連結部
7 アウタシリンダ
8 インナシリンダ
9 アウタピストン
10 インナピストン
11、11a アウタパッド
12、12a インナパッド
13、13a、13b トルク受けピン
14 結合ピン
15、15a プレッシャプレート
16 ライニング
17、17a パッドクリップ
18 係止ピン
19 ブリッジ部
20 脚部
21 連結部
22 トルク受けスリーブ
23 杆部
24 鍔部
25 雄ねじ部
26 中心孔
27 面取り部
28 平面部
29 軸方向内側面
30 平面部
31 曲面部
32a、32b 通孔
33 係合凹部
34 ナット
35 平坦面
36 係止突片
37 小径部
38 弾性スリーブ

Claims (6)

  1. 車輪と共に回転するロータを挟んで設けられたアウタ、インナ両ボディ部、及び、このロータの回転方向に関しこれら両ボディ部の両端部同士を上記ロータの外周縁よりも径方向外方位置で連結する1対の連結部から成るキャリパと、上記両ボディ部に、互いに対向して設けられた複数のシリンダと、これら各シリンダ内に液密に且つ上記ロータの軸方向に関する変位を可能に嵌装された複数のピストンと、この軸方向に関する変位を可能として上記両ボディ部の内側面に対向する部分に、それぞれ支持された複数枚のパッドと、上記ロータの回転方向に関してこれら両パッドを構成するプレッシャプレートの少なくとも一方の端縁に対向する部分で上記ロータの外周縁よりも径方向外寄り部分に、上記両ボディ部同士の間に掛け渡す状態で設けられた、少なくとも1本のトルク受けピンとを備えた対向ピストン型ディスクブレーキに於いて、このトルク受けピンのうち、断面円形の杆部の周囲に、中心孔の内周面が円筒面で外周面の少なくとも一部に平面部を設けたトルク受けスリーブを回動可能に外嵌し、このトルク受けスリーブの外周面に設けられた平面部と上記両パッドのプレッシャプレートの端縁に形成された平坦面とを、互いに当接させた事を特徴とする対向ピストン型ディスクブレーキ。
  2. 上記トルク受けスリーブの軸方向両端外周縁部の一部と、上記キャリパの一部内面との係合により、上記トルク受けピンを中心とする上記トルク受けスリーブの回動を制限している、請求項1に記載した対向ピストン型ディスクブレーキ。
  3. 上記トルク受けピンを構成する杆部の一部に形成した小径部に、自由状態での外径がこの杆部の残部の外径よりも大きな弾性スリーブを設置し、この弾性スリーブの外周面を上記トルク受けスリーブの内周面に弾性的に当接させている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した対向ピストン型ディスクブレーキ。
  4. 上記杆部の軸方向2個所位置で上記トルク受けスリーブの両端部内周面と対向する部分に形成した小径部に、それぞれ上記弾性スリーブを設置している、請求項3に記載した対向ピストン型ディスクブレーキ。
  5. 1対のトルク受けピンが、上記ロータの回転方向に関して、上記両パッドを構成するプレッシャプレートの両側に設けられている、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載した対向ピストン型ディスクブレーキ。
  6. 上記ロータの回転方向に関して、上記両パッドを構成するプレッシャプレートの両側縁のうち、このロータの径方向に関して外端部に、それぞれこのロータの回転方向に突出する係止突片が設けられており、これら各係止突片と上記両トルク受けピンに外嵌したトルク受けスリーブの外周面との係合により、上記両パッドが上記ロータの径方向内方に抜け出る事を防止している、請求項5に記載した対向ピストン型ディスクブレーキ。
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