JP4929673B2 - 音声会議装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の相手方の音声会議装置との間で通信することによって、複数の相手方との間で音声会議を行う音声会議装置に関する。
従来より、異なった地点に居る複数の相手方と電話会議等を通じて会議を行うための音声会議装置は広く知られている。このような音声会議装置はスピーカ及びマイクロフォン(以下、「マイク」と記載する)を備えている。そして、この音声会議装置は、マイクで集音した会議出席者の話声を相手方の音声会議装置に対して送信する機能と、相手方の音声会議装置から受信した相手方の話声をスピーカから放音する機能を並列に備えている(例えば特許文献1を参照)。これによって、遠隔地に居る相手方との間で通話を行い、会議出席者は遠隔地に居る相手方との間で音声会議を行うことができる。
特開平5−158492号公報
従来の音声会議装置では、無指向性の(指向範囲の広い)1台のスピーカを用いて複数の相手方の話声を放音する。このため、複数の相手方の話声が同一の音源から放音されることになるため、ユーザが複数の相手方のうち何れの者が話しているかを識別しづらかった。
この問題を解決するために、複数のスピーカを用意して複数の相手方からの音声をそれぞれ異なったスピーカから放音する方法も考えられる。しかしながら、この方法では、相手方の人数と同じ台数のスピーカが予め用意されなくてはならない。また、音源位置を変更する場合に、都度スピーカの配置位置をユーザが変更しなくてはならず、手間である。
上記課題を解決するために、本発明は、ユーザに音源位置の変更のために与える手間が少なく、かつ相手方の人数に応じた台数のスピーカを用意することなく、ユーザが複数の相手方のうち何れの者が話しているかを識別することを容易にすることができる音声会議装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明では以下の手段を採用している。
本発明は、複数の送信元からの各音声信号を送信元識別情報とともに入力する入力部と、ライン状に且つ下向きに配列された複数のスピーカユニットを備えたスピーカアレイを接続し、前記入力部で入力した各音声信号に対して独立した遅延制御を行って、前記スピーカアレイに入力する放音部と、を備え、前記放音部は、前記各音声信号の仮想点音源の位置パターンを選択し、前記入力部から各音声信号とともに入力された送信元識別情報、および前記選択した位置パターンに基づいて、前記各音声信号の音声ビームがそれぞれ前記スピーカアレイの長尺方向の異なる位置の仮想点音源で焦点するように制御を行うことを特徴とする音声会議装置である。
上記構成によれば、複数の相手方からの各音声信号が入力部に入力される。この入力された音声信号は、放音部によって、複数の相手方の音声会議装置からの音声信号の音声ビームがそれぞれ異なった仮想点音源で焦点するように制御されて、スピーカアレイに入力される。これによって、複数の相手方からの音声がそれぞれ異なった位置に定位することになり、ユーザに何れの相手方からの音声を聴音しているかを容易に識別させることが可能となる。
上述のようにスピーカアレイを用いて仮想点音源に定位させているため、仮想点音源の位置や仮想点音源の数を用意に変更することができる。これによって、ユーザに音源位置の変更のために与える手間が少なく、かつ相手方の人数に応じた台数のスピーカを用意しなくても、上記したように、ユーザに何れの相手方からの音声を聴音しているかを用意に識別させることが可能となる。
また、スピーカアレイは、スピーカユニット列の放音側が下方に位置するため、スピーカユニット列からは、音声ビームが下方に向けて出力される。そして、スピーカアレイの下方にある障害物(例えば、机上に本装置がある場合には机や床面等)で反射した音声ビームが障害物の斜め上方向に向かって伝播する。
これによって、スピーカユニットのライン方向と直交する2方向に同内容の音声ビームを出力することが可能となる。このため、ユーザが複数居る場合に、この2方向に分かれて音声を聴音することが可能となる。
また、特定の聴取者の後方(この聴取者が音声ビームの到来方向を向いているとする)に居る人に対する音漏れを防止することが可能となる。また、スピーカアレイでは音声ビームの指向性を制御できるといっても、放音面に直交する方向に多少は音声が漏れるものである。本発明では、スピーカアレイから下方に音声ビームを出力するため、この音声漏れによって特定の聴取者以外の人に対して音声を聴取させてしまうことを効果的に防止することが可能となる。
本発明によれば、スピーカアレイを用いて、複数の相手方からの音声がそれぞれ異なった仮想点音源に定位することになる。このため、任意の位置に仮想点音源の位置や仮想点音源の数を容易に変更することができる。これによって、ユーザに音源位置の変更のために与える手間が少なく、かつ相手方の人数に応じた台数のスピーカを用意しなくても、ユーザに何れの相手方からの音声を聴音しているかを容易に識別させることができる。
また、スピーカユニット列の放音側が下方に向くように設置される。このため、スピーカユニット列からは、音声ビームが下方に向けて出力され、スピーカアレイの下方にある障害物(例えば、机上に本装置がある場合には机や床面等)で反射した音声ビームが障害物の斜め上方向に向かって伝播する。
これによって、スピーカユニットのライン方向と直交する2方向に同内容の音声ビームを出力することができる。このため、ユーザが複数居る場合に、この2方向に分かれて音声を聴音することができる。また、特定の聴取者以外の人に対して音声を聴取させてしまうことを効果的に防止することができる。
図1〜図8を参照して本発明の実施形態である音声会議システム100について詳細に説明する。図1は、音声会議システム100を概略的に示す図である。音声会議システム100は、複数の会議地点に居る複数の会議出席者hの間で音声会議を行うためのシステムである。音声会議システム100は、各会議地点に配置された複数の音声会議装置200がネットワークNに接続されたシステムである。このネットワークは、例えば、インターネットやLAN等の広域ネットワーク等である。
各音声会議装置200は、ネットワークNに接続された他(相手方)の音声会議装置200(相手方装置200´)と通信する機能を備え、この通信によって会議用音声信号を相互に送受信する。この通信のために用いられる通信プロトコルは、特に限定されないが例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等が用いられる。
図2は、図1で示す音声会議装置200を断面視した斜視図である。音声会議装置200は、長尺の略直方体状であり、かつ図中のY−Y方向の側面が開口したロ字形状である枠体1の上部に、長尺の略直方体状であるスピーカ装置2を備える。このスピーカ装置2には、接続線3aを介してマイク3が接続される。スピーカ装置2の下面には、下方に放音側が向くようにスピーカアレイ20が配設されている。
このスピーカアレイ20に、相手方装置200´から送信された会議用音声が入力されることで、会議用音声が放音される。また、マイク3でユーザである会議出席者hの音声が集音され、この集音された音声が相手方装置200´に送信され、相手方装置200´のスピーカアレイ20から放音される。これによって、複数の音声会議装置200の間で音声会議を行うことができる。
スピーカアレイ20は、長尺方向に亘ってライン状に下向きに配列された8個のスピーカユニットSP(SP1〜SP8)から成る。このスピーカユニットSP1〜SP8に音声信号を入力すると、スピーカアレイ20から音声ビームが下方に向かうように出力される。
下方に出力された音声ビームは枠体1の下面10(以下、反射板10とする)で反射して斜め上方に向かい、図中のY−Y方向における枠体1の側部から放出される。なお、反射板10は、例えば樹脂製で平板に形成されており、これによって好適に音声ビームを反射することができる。なお、音声ビームを好適に反射することができれば、反射板10の素材は樹脂に限定されず、金属材料等であってもよい。また、反射板10の形状も平板に限定されず、なだらかに湾曲する形状等であってもよい。
そして、スピーカユニットSP1〜SP8への音声信号の入力タイミングを制御することで、音声ビームを仮想点音源Pに焦点させることができるとともに、この仮想点音源Pの位置を任意の位置に変えることができる。すなわち、スピーカユニットSP1〜SP8に入力する音声信号に図中の矢印で示すような遅延時間を付与することで、音声ビームを仮想点音源Pに音像定位させることができる。これによって、会議出席者hに仮想点音源Pから会議用音声が聴こえるように認識させることができる。
図3は、図2で示す音声会議装置200の設置方法及び音声ビームの指向性制御を説明するための図である。部屋Rは、音声会議専用の会議室等ではなく通常のオフィスルームである。図3はこの部屋Rを横方向から見た図である。また、図4は、図3で示す部屋RをY方向から見た図である。なお、図4では、図面の分かり易さのため、会議出席者h2及びこの会議出席者h2が着座する会議椅子を省略している。
部屋Rでは、2人の会議出席者h(h1,h2)が会議机を挟んで対向するように着席している。そして、会議机の上には、会議出席者h1及び会議出席者h2の向かい合う方向にY−Y方向(図1参照)がくるように音声会議装置200が配置されている。図3で示すように、この音声会議装置200からは下方向に音声ビームが出力され、この音声ビームは反射板10で反射して、Y−Y方向で2方向に分かれて斜め上方に伝播する。すなわち、音声ビームは、会議出席者h1及び会議出席者h2に対して、それぞれ斜め上方に向かうように伝播する。
このため、会議出席者h1,h2に対して横方向に音声ビームを出力するのに比較して、会議出席者h1,h2の後方に位置する人に音声を聴取させることを効果的に防止することができる。これとともに、図2におけるX−X後方で音声ビームの指向性を制御することができるため、このX−X方向への音漏れを効果的に防止することができる。
また、スピーカ装置2では音声ビームの指向性を制御できるといっても、放音面に直交する方向に多少は音声が漏れるものである。本実施形態では、スピーカアレイ20から下方に音声ビームを出力するため、この音声漏れによって特定の聴取者以外の人に対して音声を聴取させてしまうことを防止することができる。
そして、図4で示すように、この音声ビームは複数の相手方端末200´からの音声が、スピーカユニットSPのライン方向(X−X方向)でそれぞれ異なる仮想点音源Pで焦点するように制御される。例えば、4地点間の音声会議を行う場合には、音声ビームは3箇所の異なった仮想点音源P(P1〜P3)で音像定位するように制御される。このため、会議出席者h1は、X−X方向で仮想点音源Pの位置であり、Y−Y方向では仮想点音源Pから反射板10までの距離分だけ仮想点音源PよりY側の位置に音源があるように認識する。また、会議出席者h2は、X−X方向で仮想点音源Pの位置であり、Y−Y方向では仮想点音源Pから反射板10までの距離分だけ仮想点音源Pより−Y側の位置に音源があるように認識する。
これによって、会議出席者h1、h2に複数の相手方装置200´からの音声がそれぞれ異なる音源から聴こえるように認識させることができ、いずれの相手方からの音声を聴音しているかを比較的容易に識別させることができる。
また、本音声会議装置200は、上述したようにスピーカアレイ20からの音声ビームを複数箇所の仮想点音源Pで焦点させることで、複数箇所の音源から音声が聴こえるように会議出席者hに認識させる。このため、スピーカユニットSPに入力する音声信号に付与する遅延時間を変更することによって、仮想点音源Pの位置を容易に変更することができる。これとともに、遅延時間を付与する機能部のチャンネル数を所望の仮想点音源Pの個数分用意するだけで、仮想点音源Pの数を変更することができる。
更に、上述したように、音声ビームは反射板10で反射してY−Y方向の2方向に分かれて出力されるため、この分離した2方向の音声成分は同内容となる。このため、2方向の音声成分を聴音すると、会議出席者hはそれぞれ真逆の位置で音像が定位するように認識する。すなわち、会議出席者h1及び会議出席者具体的には、北海道にある相手方装置200´からの音声を仮想点音源P1に定位させると、会議出席者h1には自らの右端でこの音声の音源があるように聴音させ、会議出席者h2には自らの左端でこの音声の音源があるように聴音させる。これによって、会議出席者h1,h2の双方に、複数の相手方装置200´からの音声がそれぞれ異なる音源から聴こえるように認識させることができる。
図5は、図1で示す音声会議装置200の構成を概略的に示すブロック図である。スピーカ装置2には、スピーカアレイ20の他に、入出力インタフェース21、エコーキャンセラ22、信号振分部23、遅延部24、加算部25、D/A(digital/analog)コンバータ26、アンプ27、操作部28及びコントロール部29を備える。
入出力インタフェース21は、本願発明の入力部に対応し、接続端子30に接続された通信ケーブル(図略)等を介してネットワークNに接続され、このネットワークNに接続された音声会議装置200´との間でデジタル音声信号の送受信を行う。エコーキャンセラ22は、音声会議装置200´から入出力インタフェース21を介して受信した会議用音声信号(受信音声信号)が入力される。この受信音声信号は本実施形態ではパケット単位で入力される。なお、音声会議装置200の間の通信はパケット通信に限定されず、受信音声信号はパケット単位で入力されなくてもよい。
エコーキャンセラ22は、この入力信号を用いて、スピーカアレイ20から出力されてマイク3に帰還されるエコー成分を擬似した擬似信号を生成する。エコーキャンセラ22は、入出力インタフェース21を介して受信音声信号を信号振分部23に入力する。そして、エコーキャンセラ22は、マイク3から入力した音声信号(後述)から擬似信号を除去することでエコー成分を除去する。
信号振分部23は、例えばDSP(Digital Signal Processor) 等で実現され、入力した受信音声信号に含まれる送信元IDを参照して、この送信元IDに対応する遅延部24のチャンネルに入力する処理(振り分け処理)を実行する。この振り分け処理については詳しくは図7(b)を用いて後述する。なお、この送信元IDは例えばIPアドレス等であり、複数の音声会議装置200の相互間の通信の際に通信データに含めて送信される。また、信号振分部23には、送信元IDとこの送信元IDに対応する遅延部24のチャンネルとが対応付けて設定されている。信号振分部23はこの設定に基づいて、受信した音声信号を遅延部24の各チャンネルに振り分けて入力する。
遅延部24は、本願発明の放音部に対応し、複数チャンネル(n個のチャンネル)が設けられている。このn個のチャンネルを区別する場合には、チャンネル番号を添え字として付して遅延部241〜24nと記載する。この複数チャンネルの遅延部241〜24n、スピーカユニットSP1〜SP8の個数分だけ(8個)設けられている。以下、それぞれの遅延部24を区別する場合には、スピーカユニットSP1〜SP8のうち対応するものと同様の数字を添え字として付す。例えば、スピーカユニットSP1に対応する遅延部24は、遅延部24−1と記載する。仮想点音源Pからの音声が各スピーカユニットSPに至るまでの遅延時間(例えば図2で示すような遅延時間)と同じ遅延時間を各遅延部24−1〜24−8が設定されることで、仮想点音源Pに音像定位させることができる。
そして、各チャンネルの遅延部241〜24nは、X−X方向で異なった仮想点音源Pの位置に対応している。すなわち、各チャンネルには、それぞれ異なった仮想点音源Pで音声ビームを焦点させるような遅延時間が設定されており、入力した信号に設定された遅延時間を付与する。また、各チャンネルはそれぞれ異なった送信元に対応付けられており、信号振分部23から上述したように対応する送信元の受信音声信号が入力される。これによって、異なった送信元からの受信音声信号には、異なった仮想点音源Pに音像定位するような遅延時間が付与されることになる。このため、異なった相手方装置200´から受信した音声を異なった仮想点音源Pに焦点させることができる。
各チャンネルの遅延部24−1〜24−8は、それぞれ対応する加算部25に遅延時間を付与した音声信号を入力する。加算部25は、本願発明の放音部に対応し、遅延部24−1〜24−8の個数だけ設けられている。なお、これらの加算部25を識別する場合には、対応する遅延部24−1〜24−nと同じ添え字を付す。これらの加算部25−1〜25−8は、それぞれ対応する遅延部24から遅延時間の付与された受信音声信号を入力する。各加算部25は、入力した各チャンネルからの音声信号を合成して対応するD/Aコンバータ26に入力する。
D/Aコンバータ26は、本願発明の放音部に対応し、加算部25−1〜25−8の個数だけ設けられている。なお、これらのD/Aコンバータ26を識別する場合には、対応する加算部25−1〜25−8と同じ添え字を付す。各D/Aコンバータ26−1〜26−8は、それぞれ対応する加算部25から遅延時間の付与された受信音声信号を入力する。D/Aコンバータ26−1〜26−8は入力したデジタルの受信音声信号をアナログに変換して対応するアンプ27に入力する。
アンプ27は、本願発明の放音部に対応し、入力した音声信号の信号レベルを増幅する。アンプ27は、スピーカユニットSP1〜SP8に対応する個数だけ設けられている。以下、それぞれのアンプ27を区別する場合には、スピーカユニットSP1〜SP8のうち対応するものと同様の数字を添え字として付す。
アンプ27−1〜アンプ27−8は、加算部25−1〜25−8からD/Aコンバータ26(26−1〜26−8)を介して受信音声信号を入力する。アンプ27−1〜アンプ27−8は、入力した受信音声信号の信号レベルを増幅して対応するスピーカユニットSP1〜SP8に入力する。これによって、スピーカユニットSP1〜SP8から受信音声信号の音声が放音され、音声会議装置200´からの相手方の話声が放音される。
操作部28は、会議出席者hやオペレータ等のユーザの操作を受け付けて、この操作内容を示す操作信号をコントロール部29に入力する。このユーザの操作には、音声会議を開始させる操作や、音声会議の事前設定のための操作がある。
この事前設定のための操作には、例えば、会議地点を選択する操作がある。この会議地点を選択する操作とは、本音声会議システム100を構成する複数地点にそれぞれ配置された音声会議装置200のうちいずれと音声会議を行うかを選択する操作である。
例えば、「北海道」、「東京」、「名古屋」、「大阪」にそれぞれ音声会議装置200が配置されており、このうち、本音声会議装置200が大阪に配置されているとする。ここで、「北海道」、「東京」、「名古屋」のうち「東京」と「名古屋」とで音声会議を行いたい場合には、ユーザは「東京」と「名古屋」を示す番号等を操作部28の図略のテンキー等を用いて入力する。これによって、会議地点が「東京」と「名古屋」であることが入力される。
また、本音声会議装置200では、選択した会議地点の相手方装置200´からの音声は、上述したように異なった複数箇所の点音源位置に定位させるが、事前設定の操作には、仮想点音源Pの位置パターンを選択する操作がある。以下に、仮想点音源Pの位置パターンについて説明する。
図6は、上方から見た仮想点音源Pの位置を示す図である。(a)は、4地点間の会議を行う場合に、3地点の相手方装置200´からの音声を、均等な距離だけ離れた仮想点音源Pに定位させた状態を示す。(b)は、3地点間の会議を行う場合に、2地点の相手方装置200´からの音声を、均等な距離だけ離れた仮想点音源Pに定位させた状態を示す。
(c)は、3地点間の会議を行う場合であって、このうち1地点の相手方装置200´を用いる相手方が議長である場合に、議長からの音声を他の2地点の相手方装置200´からの仮想点音源Pから離れた位置定位させている。これによって、会議出席者hに対して何れの相手方装置200´からの音声が議長の音声であるかを明確に認識させることができる。
このように、同図(a)(b)で示すように各相手方装置200´からの音声の仮想点音源Pを均等に配置するか、また、同図(c)で示すように議長を設定して配置するか等の、仮想点音源Pの位置パターンはユーザの選択に基づいて設定される。また、議長を設定する場合には、ユーザは議長となる会議地区を選択する操作を行う。
上述したように、会議地区及び仮想点音源Pの位置パターンの選択を操作部28で受け付けた場合には、コントロール部29によって選択された会議地点と仮想点音源Pの位置とを対応付ける処理(対応付け処理)が行われる(詳しくは後述する)。
コントロール部29は、例えばCPU(Central Processing Unit)やメモリ等の記憶部等を備える。メモリで記憶するプログラムを実行することで、コントロール部29は例えば音声会議装置200´との間の通話等、スピーカ装置2の各部の動作を制御する。
また、コントロール部29は、音声会議の事前設定を遅延部24の各チャンネルや信号振分部23に行うための処理を実行する。具体的には、コントロール部29は、操作部28から会議地区の選択を示す操作信号や仮想点音源Pの位置パターンの選択を示す操作信号を入力する。コントロール部29は、これらの入力信号を用いて、図7(a)を用いて後述する対応付け処理を行う。この対応付け処理の実行によって、コントロール部29は、選択された会議地点の送信元IDと仮想点音源Pの位置との対応付けを行う。
これとともに、コントロール部29は、選択された会議地点の送信元IDと遅延部24のチャンネルと対応付け、この対応付けを信号振分部23に設定する。この設定によって、上述したように信号振分部23では、入力した受信音声信号の送信元IDが参照されて、この送信元IDに対応するチャンネルに音声信号が入力される。また、コントロール部29は、仮想点音源Pの位置で音声ビームを焦点させるような遅延時間を各会議地点毎に算出して、遅延部24の対応するチャンネルに設定する。
この設定によって、遅延部24の対応するチャンネルに入力された受信音声信号は、会議地点に対応する遅延時間が付与されることになり、会議地点毎に対応する仮想点音源Pの位置で音像が定位することになる。
また、音声会議装置200は、上記構成に加えて、マイクアンプ31及びA/Dコンバータ32を備える。マイクアンプ31は、接続端子33に接続されたマイク3からの会議用音声信号(送信音声信号)を入力する。マイクアンプ31は、入力した送信音声信号を増幅してA/Dコンバータ32に入力する。A/Dコンバータ32は入力したアナログの送信音声信号をデジタルに変換してエコーキャンセラ22に入力する。
このエコーキャンセラ22では、上述したように入力した送信音声信号から擬似信号を除くことで、エコー成分を除去する。そして、エコーキャンセラ22―入出力インタフェース21―ネットワークNを介して、送信音声信号は音声会議装置200´に送信される。なお、送信音声信号は入出力インタフェース21から送信される際に、本音声会議装置200の送信元IDが含められて送信される。
図7は図6で示す音声会議装置200の実行する処理を示すフローチャートであって、(a)は対応付け処理を示すフローチャートであり、(b)は振り分け処理を示すフローチャートである。
(a)を参照して、まず、コントロール部29は、会議地点の選択を示す操作信号が入力され(S1)、この後、仮想点音源Pの位置パターンを示す操作信号が入力される(S2)。
コントロール部29は、仮想点音源Pを取得し、選択された会議地点の送信元IDと取得した仮想点音源Pの対応付けを行う(S3)。以下にこの対応付けを具体的に説明する。コントロール部29は、会議地点数及び仮想点音源Pの位置パターンに対応付けられた仮想点音源Pの位置とを登録するテーブルT1(図8(a)を参照)を記憶する。そして、コントロール部29は、このテーブルT1を会議地点数及び仮想点音源Pの位置パターンで参照して、会議地点数及び仮想点音源Pの位置パターンに対応する仮想点音源Pの位置を取得する。
また、コントロール部29は、会議地点とこの会議地点の相手方装置200´の送信元IDを登録したテーブルT2(図8(b)を参照)を記憶する。コントロール部29は、テーブルT2を選択された会議地点で参照して、この会議地点に対応する送信元IDを取得する。コントロール部29は、取得した送信元IDを取得した仮想点音源Pの位置にランダムに対応付けてこの対応付けを記憶する。
次に、コントロール部29は、各送信元IDと遅延部24のチャンネルと対応付け、遅延部24のチャンネルと送信元IDとの対応付けを信号振分部23に設定する(S4)。そして、コントロール部29は、取得した仮想点音源Pで音声ビームを焦点させるような遅延時間を各仮想点音源P毎に算出して(S5)、対応する遅延部24のチャンネルに設定する(S6)。この後、コントロール部29は、本処理を終了させる。
なお、本フローチャートではステップS2及びステップS3が実行されるが、これに代えて、コントロール部29はテーブルT1の代わりに会議地点とこの会議地点に対応する仮想点音源Pの位置を登録したテーブルを記憶し、このテーブルを用いて会議地点に応じた仮想点音源Pの位置を取得し、これによって会議地点の送信元IDに対応する仮想点音源Pの位置を取得する構成であってもよい。
次に、同図(b)を参照して信号振分部23の実行する振り分け処理を説明する。まず、信号振分部23は、受信音声信号を入力したかどうかを入力したと判断するまで所定時間間隔毎に繰り返し判断して待機する(S11)。受信音声信号を入力したと判断した場合には(S11でYES)、信号振分部23は、受信音声信号に含まれる送信元IDを参照する。信号振分部23は、設定されている送信元IDと遅延部24のチャンネルとの対応付けに基づいて、参照した送信元IDに対応する遅延部24のチャンネルを判別する(S12)。
この後、信号振分部23は、受信音声信号を判別したチャンネルに入力する(S13)。この後、信号振分部23は本処理をステップS11に戻す。
上述したように、本実施形態では、異なった会議地点に配置された相手方装置200´から送信された受信音声信号に対して、異なった仮想点音源Pの位置で焦点するような遅延時間が付与される。これによって、異なった相手方装置200´からの音声を異なった仮想点音源Pの位置に音像定位させるような音声ビームを、スピーカアレイ20から出力することができる。このため、会議出席者hに対して何れの会議地点からの音声を聴音しているかを容易に識別させることができる。
また、本実施形態では、スピーカユニットSP1〜SP8の放音側が下方に位置するようにスピーカアレイ20が配設されている。これとともに、スピーカアレイ20の下方に反射板10が配置されている。これによって、スピーカアレイ20から下方に向かって出力され、反射板10で反射された音声ビームがX−X方向で2方向に分かれて斜め上方向かい、枠体1の側部から出力される。
これによって、異なった相手方装置200´からの音声を異なった仮想点音源Pの位置に音像定位させるような音声ビームを2方向に出力することができる。このため、図3で示すように会議机に対向して着座する会議出席者h1,h2の双方に対して、異なった相手方装置200´からの音声を異なった仮想点音源Pの位置に音像定位させることができる。また、会議出席者h1,h2に水平方向の音声ビームが出力されると、この音声ビームの出力方向に居る人に対する音漏れが生じやすい。本実施形態では、会議出席者h1,h2に対して下方から斜め上方に向かうように音声ビームが出力される。このため、会議出席者h1,h2の周囲に対するこのような音漏れを効果的に防止することができる。
また、スピーカアレイ20では音声ビームの指向性を制御できるといっても、放音面に直交する方向に多少は音声が漏れるものである。本実施形態では、スピーカアレイ20から下方に音声ビームを出力し、反射板10で聴取者の方向に指向性制御するため、この音声漏れによって特定の聴取者以外の人に対して音声を聴取させてしまうことを防止することができる。
本実施形態は、以下の変形例を採用することができる。
(1)本実施形態では、音声会議装置200は反射板10を備えるがこれに限定されない。例えば、枠体1が反射板10(下面を)を備えずに、音声会議装置200を設置した会議机や床面に音声ビームを反射させる構成等であってもよい。
(2)なお、本実施形態では、スピーカユニットSPの個数は8個であるが、この個数に限定されず、音声ビームの指向性及びビーム幅を制御できるだけの個数が少なくとも配設されていればよい。
図1は、音声会議システムを概略的に示す図である。 図1で示す音声会議装置を断面視した斜視図である。 図2で示す音声会議装置の設置方法及び音声ビームの指向性制御を説明するための図である。 図3で示す部屋RをY方向から見た図である。 図1で示す音声会議装置の構成を概略的に示すブロック図である。 仮想点音源の位置を示す図である。(a)は、4地点間の会議を行う場合に、3地点の相手方装置からの音声を、均等な距離だけ離れた仮想点音源に定位させた状態を示す。(b)は、3地点間の会議を行う場合に、2地点の相手方装置からの音声を、均等な距離だけ離れた仮想点音源に定位させた状態を示す。 図6で示す音声会議装置の実行する処理を示すフローチャートであって、(a)は対応付け処理を示すフローチャートであり、(b)は振り分け処理を示すフローチャートである。 コントロール部が記憶するテーブルを示す図である。
符号の説明
200−音声会議装置 3−マイクロフォン 20−スピーカアレイ 21−入出力インタフェース(入力部) 24−遅延部(放音部) 25−加算部(放音部) 26−D/Aコンバータ 27−増幅部(放音部) 29−コントロール部 P−仮想点音源 SP−スピーカユニット

Claims (2)

  1. 複数の送信元からの各音声信号を送信元識別情報とともに入力する入力部と、
    ライン状に且つ下向きに配列された複数のスピーカユニットを備えたスピーカアレイを接続し、前記入力部で入力した各音声信号に対して独立した遅延制御を行って、前記スピーカアレイに入力する放音部と、
    を備え、
    前記放音部は、前記各音声信号の仮想点音源の位置パターンを選択し、
    前記入力部から各音声信号とともに入力された送信元識別情報、および前記選択した位置パターンに基づいて、前記各音声信号の音声ビームがそれぞれ前記スピーカアレイの長尺方向の異なる位置の仮想点音源で焦点するように制御を行うことを特徴とする音声会議装置。
  2. 前記放音部は、前記スピーカアレイの上方に前記仮想点音源の位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の音声会議装置。
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