JP4928785B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、特に、複数の周方向溝と複数の幅方向溝とによって区画されたブロックに、トレッド踏面からタイヤ径方向内側に向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤに関する。
従来、複数の周方向溝と複数の幅方向溝とによって区画されたブロックの全面に、トレッド踏面からタイヤ径方向内側に向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この空気入りタイヤでは、複数の細穴が水や雪等を吸収することによって、接地面(トレッド踏面と路面との間)で発生する水層や雪層を防ぐことができ、ウエット路面や氷雪路面での操縦安定性を向上させることができる。また、この空気入りタイヤでは、複数の細穴が大きく設定されることにより水や雪等をさらに吸収することが可能となる。
特開昭62−55202号公報(第1頁−第2頁、第1図)
しかしながら、上述した従来の空気入りタイヤでは、複数の細穴が大きく設定されることに伴い、ブロック全体の剛性が低下してしまい、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性が低下し、特にウエット路面や氷雪路面での制動性が低下してしまうとうい問題があった。
そこで、本発明は、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制するとともに、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴として、トレッド踏面において、タイヤ周方向へ向かって延びる複数の周方向溝と、トレッド幅方向へ向かって延びる複数の幅方向溝とによって区画されたブロックに、トレッド踏面からタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤであって、細穴の開口部分におけるトレッド幅方向の長さ(Wa)は、細穴の開口部分におけるタイヤ周方向の長さ(Wb)よりも長く、トレッド幅方向又はタイヤ周方向の少なくとも一方に延びるサイプが前記ブロックに配置されており、前記細穴の深さ(Ha)は、前記サイプの深さ(Hb)に対して60〜95%であることを要旨とする。
かかる特徴によれば、トレッド幅方向の長さ(Wa)がタイヤ周方向の長さ(Wb)よりも長いことによって、細穴の開口部分が真円(すなわち、細穴が円筒状)である場合と比べて水や雪等を吸収しやすく、かつ、細穴の開口部分のエッジ効果(引っ掻き効果)を増大させることができる。これにより、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制するとともに、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができる。
本発明の第2の特徴として、トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、タイヤ周方向に対して略直角であること要旨とする。ここで、略直角とは、幅方向最長線(DL)がタイヤ周方向に対して85〜95度までの範囲を示すものとする。
かかる特徴によれば、幅方向最長線(DL)がタイヤ周方向に対して略直角であることによって、タイヤ周方向からの入力(負荷)に対するブロックの剛性低下を抑制することができ、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制することができる。
本発明の第3の特徴として、細穴は、トレッド踏面におけるトレッドセンター部に位置するブロックに配置されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、細穴がトレッドセンター部に位置するブロックに配置されていることによって、細穴がトレッドショルダー部に位置するブロックに配置される場合よりも水や雪を吸収しやすいため、ウエット路面や氷雪路面での制動性をさらに向上させることができる。
本発明の第4の特徴として、細穴は、ブロック内におけるタイヤ周方向の前方部分又は後方部分の少なくとも一方に配置されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、細穴がブロック内におけるタイヤ周方向の前方部分又は後方部分の少なくとも一方に配置されていることによって、細穴がタイヤ周方向の中央部分に配置される場合と比べてエッジ効果を増大させることができ、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下をさらに抑制することができる。
本発明の第5の特徴として、トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、タイヤ周方向の長さ(Wb)が最も長い部分を結ぶ周方向最長線(SL)に対して1.5〜2.5倍であることを要旨とする。
なお、幅方向最長線(DL)が周方向最長線(SL)に対して1.5倍よりも小さいと、水や雪を吸収・吐出しにくくなってしまい、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができない場合がある。
また、幅方向最長線(DL)が周方向最長線(SL)に対して2.5倍よりも大きいと、ブロックの剛性低下を抑制することが困難となってしまい、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制することができない場合がある。
本発明の第6の特徴として、トレッド幅方向又はタイヤ周方向の少なくとも一方に延びるサイプがブロックに配置されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、トレッド幅方向又はタイヤ周方向の少なくとも一方に延びるサイプがブロックに配置されていることによって、水や雪を吸収・吐出しやすくなり、ウエット路面や氷雪路面での制動性をさらに向上させることができる。
本発明の第7の特徴として、細穴の深さ(Ha)は、サイプの深さ(Hb)よりも浅ことを要旨とする。
かかる特徴によれば、細穴の深さ(Ha)がサイプの深さ(Hb)よりも浅ことによって、細穴の深さがサイプの深さと同一以上である場合と比べてブロックの剛性低下を抑制することができ、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下をさらに抑制することができる。
本発明の第8の特徴として、細穴の深さ(Ha)は、サイプの深さ(Hb)に対して60〜95%であることを要旨とする。
なお、細穴の深さ(Ha)がサイプの深さ(Hb)に対して60%よりも小さいと、水や雪を吸収・吐出しにくくなってしまい、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができない場合がある。
また、細穴の深さ(Ha)がサイプの深さ(Hb)に対して95%よりも大きいと、ブロックの剛性低下を抑制することが困難となってしまい、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制することができない場合がある。
本発明によれば、トレッド幅方向の長さ(Wa)がタイヤ周方向の長さ(Wb)よりも長いことによって、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制するとともに、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができる。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。なお、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、ビード部やカーカス層、ベルト層(不図示)を備える一般的なラジアルタイヤであるものとする。
図1に示すように、空気入りタイヤ1では、トレッド踏面において、タイヤ周方向へ向かって延びる複数の周方向溝3と、トレッド幅方向へ向かって延びる複数の幅方向溝5とによって区画されたブロック7に、トレッド踏面からタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴9が複数配置されている。
また、空気入りタイヤ1では、トレッド幅方向又はタイヤ周方向の少なくとも一方に延びるサイプ11がブロック7に配置されている。なお、トレッド幅方向に延びるサイプ11とは、トレッド幅方向に対する傾き角度が0度〜45度を有するサイプを含むものである。また、タイヤ周方向に延びるサイプ11とは、タイヤ周方向に対する傾き角度が0度〜45度を有するサイプを含むものである。
以下において、上述した細穴9の詳細について、図面を参照しながら説明する。図2(a)は、本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図であり、図2(b)は、本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックに配置されている細穴の拡大図であり、図3は、本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの断面図(図2(a)におけるA−A断面図)のである。
図2(a)及び図2(b)に示すように、細穴9の開口部分は、楕円状に形成されている。この細穴9の開口部分におけるトレッド幅方向の長さ(Wa)は、細穴9の開口部分におけるタイヤ周方向の長さ(Wb)よりも長い。また、トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、タイヤ周方向に対して略直角である。
ここで、トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、タイヤ周方向の長さ(Wb)が最も長い部分を結ぶ周方向最長線(SL)に対して1.5〜2.5倍であることが好ましい。
なお、幅方向最長線(DL)が周方向最長線(SL)に対して1.5倍よりも小さいと、水や雪を吸収・吐出しにくくなってしまい、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができない場合がある。また、幅方向最長線(DL)が周方向最長線(SL)に対して2.5倍よりも大きいと、ブロック7の剛性低下を抑制することが困難となってしまい、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制することができない場合がある。
また、図3に示すように、細穴9の深さ(Ha)は、サイプ11の深さ(Hb)よりも浅い。この細穴9の深さ(Ha)は、サイプ11の深さ(Hb)に対して60〜95%であることが好ましい。
なお、細穴9の深さ(Ha)がサイプ11の深さ(Hb)に対して60%よりも小さいと、水や雪を吸収・吐出しにくくなってしまい、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができない場合がある。また、細穴9の深さ(Ha)がサイプ11の深さ(Hb)に対して95%よりも大きいと、ブロック7の剛性低下を抑制することが困難となってしまい、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制することができない場合がある。
また、このような細穴9は、図1に示すように、トレッド踏面におけるトレッドショルダー部TEに位置するブロック7に配置される場合よりも水や雪を吸収しやすくするため、トレッド踏面におけるトレッドセンター部TCに位置するブロック7に配置されている。
さらに、細穴9は、図2(a)に示すように、タイヤ周方向の中央部分13Aに配置される場合と比べてエッジ効果を増大させるため、ブロック7内におけるタイヤ周方向の前方部分13B及び後方部分13Cに配置されている。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、トレッド幅方向の長さ(Wa)がタイヤ周方向の長さ(Wb)よりも長いことによって、細穴9の開口部分が真円(すなわち、細穴が円筒状)である場合と比べて水や雪等を吸収しやすく、かつ、細穴9の開口部分のエッジ効果(引っ掻き効果)を増大させることができる。これにより、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制するとともに、ウエット路面や氷雪路面での制動性を向上させることができる。
また、幅方向最長線(DL)がタイヤ周方向に対して略直角であることによって、タイヤ周方向からの入力(負荷)に対するブロック7の剛性低下を抑制することができ、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下をさらに抑制することができる。
また、細穴9がトレッドセンター部TCに位置するブロック7に配置されていることによって、細穴9がトレッドショルダー部TEに位置するブロック7に配置される場合よりも水や雪を吸収しやすいため、ウエット路面や氷雪路面での制動性をさらに向上させることができる。
また、細穴9がブロック7内におけるタイヤ周方向の前方部分13B又は後方部分13Cの少なくとも一方に配置されていることによって、細穴9がタイヤ周方向の中央部分13Aに配置される場合と比べてエッジ効果を増大させることができ、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制することができる。
また、トレッド幅方向又はタイヤ周方向の少なくとも一方に延びるサイプ11がブロック7に配置されていることによって、水や雪を吸収・吐出しやすくなり、ウエット路面や氷雪路面での制動性をさらに向上させることができる。
さらに、細穴9の深さ(Ha)がサイプ11の深さ(Hb)よりも浅ことによって、細穴9の深さがサイプ11の深さと同一以上である場合と比べてブロック7の剛性低下を抑制することができ、ドライ路面やウエット路面、氷雪路面での操縦安定性の低下をさらに抑制することができる。
(変更例)
上述した実施形態では、細穴9の開口部分が楕円状に形成されているものとして説明したが、以下のように変更することができる。なお、上述した本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1と相違する部分を主として説明する。
図4(a)は、変更例に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図であり、図4(b)は、変更例に係る空気入りタイヤに設けられたブロックに配置されている細穴の拡大図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、細穴9の開口部分は、多角形(図4では8角形)に形成されている。この細穴9の開口部分におけるトレッド幅方向の長さ(Wa)は、細穴9の開口部分におけるタイヤ周方向の長さ(Wb)よりも長い。また、トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、タイヤ周方向に対して略直角である。
また、トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、タイヤ周方向の長さ(Wb)が最も長い部分を結ぶ周方向最長線(SL)に対して1.5〜2.5倍であることが好ましい。さらに、細穴9の深さ(Ha)は、サイプ11の深さ(Hb)に対して60〜95%であることが好ましい。
[その他の実施形態]
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。
具体的には、本実施形態に係る空気入りタイヤ1は、ビード部やカーカス層、ベルト層(不図示)を備える一般的なラジアルタイヤであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、ラジアルタイヤ以外のタイヤ(例えば、バイアスタイヤ)であってもよい。
また、細穴9の深さ(Ha)は、サイプ11の深さ(Hb)よりも浅いものとして説明したが、これに限定されるものではなく、サイプ11の深さ(Hb)と同一以上であってもよい。
この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明の効果をさらに明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った試験結果について説明する。なお、各空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 175/80R14
・ 内圧条件 : 220kpa
・ 荷重条件 : 3.90kN
・ 車輌種別 : 一般乗用車(排気量1.500cc)
各に係る空気入りタイヤに設けられたブロックに形成される細穴について、表1及び図面を参照しながら説明する。
Figure 0004928785
比較例1に係る空気入りタイヤでは、図5に示すように、トレッド踏面において、タイヤ周方向に向かって延びる複数の周方向溝30と、トレッド幅方向に向かって延びる複数の幅方向溝50とによって区画されたブロック70に、トレッド踏面からタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴90(真円)が複数配置されている。
この比較例1に係る空気入りタイヤでは、細穴90の開口部分が真円で形成されている。また、比較例1に係る空気入りタイヤでは、表1に示すように、細穴90における幅方向最長線(DL)及び周方向最長線(SL)が“1mm”に設定されている。
また、実施例1に係る空気入りタイヤは、図1及び図2で示したものである。この実施例1に係る空気入りタイヤでは、表1に示すように、細穴9における幅方向最長線(DL)が“1.5mm”に設定されており、細穴9における周方向最長線(SL)が“1mm”に設定されている。
さらに、実施例2に係る空気入りタイヤでは、図6に示すように、細穴9Aの開口部分が楕円状に形成されている。この実施例2に係る空気入りタイヤでは、表1に示すように、細穴9Aにおける幅方向最長線(DL)が“2.5mm”に設定されており、細穴9Aにおける周方向最長線(SL)が“1mm”に設定されている。この細穴9A以外の構成は、実施例1に係る空気入りタイヤと同一である。
このような比較例1及び実施例1,2に係る空気入りタイヤの制動性及び操縦安定性について、表1を用いて説明する。
<制動性(氷上路面)>
各空気入りタイヤを車両に装着し、氷上路面のテストコースにおいて、比較例1に係る空気入りタイヤを装着した車両が速度25km/hで走行中、ブレーキをかけられてから0km/hとなるまでの距離(停止距離)を“100”とし、実施例1,2に係る空気入りタイヤを装着した車両の停止距離を指数表示した。なお、指数が小さいほど、制動性に優れている。
この結果、本発明が適用された実施例1,2に係る空気入りタイヤは、比較例1に係る空気入りタイヤに比べ、停止距離が短いため、氷上路面での制動性に優れていることが分かった。
<制動性(雪上路面)>
各空気入りタイヤを車両に装着し、雪上路面のテストコースにおいて、比較例1に係る空気入りタイヤを装着した車両が速度25km/hで走行中、ブレーキをかけられてから0km/hとなるまでの距離(停止距離)を“100”とし、実施例1,2に係る空気入りタイヤを装着した車両の停止距離を指数表示した。なお、指数が小さいほど、制動性に優れている。
この結果、実施例1,2に係る空気入りタイヤは、比較例1に係る空気入りタイヤに比べ、停止距離が短いため、雪上路面での制動性に優れていることが分かった。
<操縦安定性(ドライ路面)>
各空気入りタイヤを車両に装着し、ドライ路面のテストコースを一定の速度で走行し、比較例1に係る空気入りタイヤが装着された車両の操縦安定性を“5”とし、実施例1,2に係る空気入りタイヤが装着された車両の操縦安定性を指数表示した。なお、指数が大きいほど、操縦安定性に優れている。
この結果、実施例1に係る空気入りタイヤは、氷雪路面での操縦安定性が比較例1に係る空気入りタイヤと同等であることが分かった。また、実施例2に係る空気入りタイヤは、氷雪路面での操縦安定性の低下を抑制することが分かった。
本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの断面図(図2(a)におけるA−A断面図)である。 変更例に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。 比較例1に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。 実施例2に係る空気入りタイヤに設けられたブロックの一部拡大図である。
符号の説明
1,100…空気入りタイヤ、3,30…周方向溝、5,50…幅方向溝、7,70…ブロック、9,90…細穴、11…サイプ、13A…中央部分、13B…前方部分、13C…後方部分、TC…トレッドセンター部、TE…トレッドショルダー部

Claims (5)

  1. トレッド踏面において、タイヤ周方向へ向かって延びる複数の周方向溝と、トレッド幅方向へ向かって延びる複数の幅方向溝とによって区画されたブロックに、前記トレッド踏面からタイヤ径方向内側へ向かって延びる細穴が複数配置されている空気入りタイヤであって、
    前記細穴の開口部分におけるトレッド幅方向の長さ(Wa)は、前記細穴の開口部分におけるタイヤ周方向の長さ(Wb)よりも長く、
    トレッド幅方向又はタイヤ周方向の少なくとも一方に延びるサイプが前記ブロックに配置されており、
    前記細穴の深さ(Ha)は、前記サイプの深さ(Hb)に対して60〜95%であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、タイヤ周方向に対して略直角であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記細穴は、前記トレッド踏面におけるトレッドセンター部に位置する前記ブロックに配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記細穴は、前記ブロック内におけるタイヤ周方向の前方部分又は後方部分の少なくとも一方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記トレッド幅方向の長さ(Wa)が最も長い部分を結ぶ幅方向最長線(DL)は、前記タイヤ周方向の長さ(Wb)が最も長い部分を結ぶ周方向最長線(SL)に対して1.5〜2.5倍であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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