JP4928345B2 - 三次元造形装置 - Google Patents

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本発明は、三次元造形装置に関し、さらに詳細には、光を照射すると硬化する光硬化樹脂を用いて三次元造形物を作製する三次元造形装置に関する。
従来より、可視光または紫外光などの光の照射により硬化する性質を有する光硬化樹脂を用いた三次元造形装置が知られている。
こうした三次元造形装置としては、例えば、光硬化樹脂を貯留する容器の底面に透光板を用い、当該透光板の下側から光を照射し、上記容器内に配置された造形物の土台となる造形物保持板下面に造形物が所定の液層厚さ分だけ硬化するようにして造形物を造形したのち、造形物保持板と透光板との間で硬化した造形物を容器の底面から剥離し、さらに所定の液層厚さ分だけ造形物保持板を上昇させて新たな造形物の層を硬化させる、という動作を行う三次元造形装置が知られている。
そして、この三次元造形装置においては、上記した動作を順次繰り返し行うことにより、所定の液層厚さ分だけの造形物の層を順次積層して、三次元造形物の作製が行われるものである。

ところで、上記したような従来の三次元造形装置では、硬化した造形物を容器の底面から剥離する際に、硬化した樹脂を離型処理した透光板から無理矢理剥離する場合が多く、接着面積が大きい、即ち、剥離抵抗が大きい場合には、硬化した造形物を容器の底面から剥離することができなくなり、そこで造形がストップしてしまうという問題点があった。
また、こうして造形がストップしてしまう状態のときには、造形物保持板を上昇させるモーターが脱調しており、その後の造形を続行できなくなるという問題点もあった。

このため、上記したような問題点を解決することのできる三次元造形装置として、例えば、特許文献1として提示する特開2000−158546号公報に開示された三次元造形装置が提案されている。
この特許文献1に開示された三次元造形装置は、硬化した造形物を造形物保持板とともに引き上げる際に、造形物保持板を垂直に引き上げるのではなく、造形物保持板を水平方向もしくは斜め上方向へずれ動くように移動して、はじめに造形物と容器の底面との間に隙間を生じさせてから少しずつ剥がすことが可能な機構を備えており、作成した造形物を衝撃による変形や破損を生じることなく容器の底面より引きはがすことが可能となされている。

しかしながら、上記した特許文献1に開示された三次元造形装置においては、上記した造形物保持板の動作を実現するために、造形物保持板を上下方向に移動するための昇降手段の他に、造形物保持板を水平方向もしくは斜め上方向に移動してから上昇させる移動手段を設ける必要があるため、構成が極めて複雑になるため装置全体が大型化し、また、コスト高を招くという新たな問題点を招来するものであった。

特開2000−158546号公報
本発明は、従来の技術の有する上記したような種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡潔な構成により、かつ、製造コストの上昇を招来することなく、作製された三次元造形物を透光板から容易に剥離することを可能にした三次元造形装置を提供しようとするものである。
また、本発明の目的とするところは、造形成功率を大きく向上させ、かつ、低騒音で小型の三次元造形装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、光の照射により硬化する光硬化樹脂を用いて三次元造形物を作製する三次元造形装置において、液体状態の光硬化樹脂を貯留可能な容器と、上記容器に貯留された光硬化樹脂に対して光を照射する光源と、上記容器内において光硬化樹脂が硬化する際の土台となる三次元造形物保持板と、上記三次元造形物保持板を係止し、上記三次元造形物保持板と連動する三次元造形物保持ユニットと、上記三次元造形物保持ユニットを上下方向に移動する駆動手段とを有し、上記三次元造形物保持ユニットは、上記三次元造形物保持板と上記容器の底部との間で硬化して上記三次元造形物保持板と上記容器の底部とにそれぞれ密着した三次元造形物を、上記駆動手段により上記三次元造形物保持ユニットを上方に移動することにより上方に移動する際に、上記三次元造形物保持板が上記三次元造形物を介して上記容器の底面側に引っ張られる力の大きさに応じて上記容器の底面に対して傾斜するようにしたものである。

従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、上記三次元造形物保持板と上記容器の底部との間で硬化して上記三次元造形物保持板と上記容器の底部とにそれぞれ密着した三次元造形物を上記容器の底部より剥離する際に、上記三次元造形物保持板が前記三次元造形物を介して前記容器の底面側に引っ張られる力の大きさに応じて、上記容器の底部と当該三次元造形物との剥離具合いに合わせて三次元造形物保持板が自然な角度に傾斜するようになるので、当該三次元造形物に無理な力を与えることなく、当該三次元造形物の端部より少しずつ上記容器の底部から剥離させることが可能となり、上記容器の底部から当該三次元造形物を容易に剥離することが可能になる。
また、こうした本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、三次元造形物保持板の傾斜は付勢手段の付勢力により調節されるので、複雑な構成を必要とせずに構成の簡潔化が図られ、装置全体を小型化することができる。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記三次元造形物保持ユニットは、上記容器の底面に対して平行状態に保持された固定部と、上記固定部に対して回動自在に支持されるとともに上記三次元造形物保持板を係止する傾斜部と、上記固定部と上記傾斜部との間に配置され、上記傾斜部に係止された上記三次元造形物保持板が上記三次元造形物を介して上記容器の底面側に引っ張られる力に抗して、上記傾斜部を上記容器の底面に対して平行状態になる方向に付勢する付勢手段とを有し、上記傾斜部は、上記傾斜部に対して上記三次元造形物保持板が上記三次元造形物を介して上記容器の底面側に引っ張られる力が付与されていないときに、上記容器の底面に対して平行状態に維持するストッパーを備えるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、本発明のうち請求項1または2のいずれか1項に記載の発明において、上記容器は、上記光源からの光を透過可能な膜を表面に着脱自在に配設した透光板よりなる底部と、上記底部上に着脱自在に配設された枠体とを有するようにしたものである。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2または3のいずれか1項に記載の発明において、上記膜は、表面に光硬化樹脂が容易に剥離可能なコーティングを施されているようにしたものである。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、本発明のうち請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の発明において、上記膜は、ポリエチレンテレフタラート(PET)の表面にフルオロシリコン系離型材を塗布したフィルムであるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、本発明のうち請求項5に記載の発明において、上記フィルムの厚さは、50〜120μmであるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、簡潔な構成により、かつ、製造コストの上昇を招来することなく、作製された三次元造形物を透光板から容易に剥離することが可能になるという優れた効果を奏する。
また、本発明は、以上説明したように構成されているので、造形成功率を大きく向上させることが可能になり、かつ、低騒音で小型の三次元造形装置を提供することが可能になるという優れた効果を奏する。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による三次元造形装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。

ここで、図1には、本発明の実施の形態の一例による三次元造形装置10の概略構成斜視説明図が示されている。
この本発明による三次元造形装置10は、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化樹脂材料に紫外線を照射する光学システム11と、液体状態の紫外線硬化樹脂材料を貯留する容器18と、容器18内の硬化した紫外線硬化樹脂材料の土台となるとともに保持する三次元造形物保持ユニット20と、三次元造形物保持ユニット20を図1に示したXYZ直交座標系を示す参考図におけるZ軸方向(図2(a)における上下方向)に昇降して移動するための駆動システム22とを有して構成されている。

次に、図2(a)(b)を参照しながら、三次元造形装置10の構成について詳細に説明するが、図2(a)には本発明の実施の形態の一例による三次元造形装置10の概略構成断面説明図が示されており、また、図2(b)には図2(a)に示したA矢印方向から見た場合の構成説明図(A矢視説明図)が示されている。
即ち、この三次元造形装置10は、光学システム11として、パーソナルコンピュータ(図示せず。)より転送されたデータの形状をあらわす光を照射する光源12と、光源12から出射された光を集光するレンズ14と、レンズ14により集光された光を容器18方向へ反射するミラー16とを備えており、ミラー16により反射された光が容器18へ向けて照射される。
ここで、容器18は、ミラー16により反射された光が内部に貯留された光硬化樹脂に照射可能な構成を備えている。
また、三次元造形物保持ユニット20は、容器18内で硬化する光硬化樹脂材料と密着して三次元造形物を保持する土台となる三次元造形物保持板30を備えている。

より詳細に説明すると、光学システム11の光源12としては、可視光により画像を投影するプロジェクターを用い、また、光学システム11のレンズ14としては、凸レンズを用いた。
また、容器18は、ミラー16により反射された光を透過可能な底板となる透光板24と、透光板24の上面に配置されて光を透過可能な膜26と、膜26上に配置された所定の高さを有する枠体28とを有して構成されている。
即ち、容器18は、ミラー16により反射された光を透過可能な透光板24を底板としており、透光板24の上面には、透光板24を透過した光を透過可能な膜26が両面粘着テープ29にて枠体28の外側部分に位置する透光板24に固定されるように着脱自在に配設されている。
さらに、この膜26上面には、透光板24上からの光硬化樹脂の流出を防止して、光硬化樹脂を透光板24上に貯留することが可能であるような所定の高さhを有する枠体28が着脱自在に配設されている。
従って、この容器18においては、透光板24と枠体28とで囲まれた内部領域に液体状の光硬化樹脂を貯留することが可能であり、液体状の光硬化樹脂は枠体28の上方から当該内部領域に供給することができる。
ここで、透光板24としては、例えば、厚さt1が2〜6mmのガラス板を用いることができる。
また、膜26の表面には、光硬化樹脂が容易に剥離可能なコーティングが施されているものとする。
なお、こうした膜26としては、例えば、厚さt2が50〜120μmのポリエチレンテレフタラート(PET)フィルムの表面にフルオロシリコン系の離型材を塗布したフィルムを用いることができる。
一方、枠体28としては、例えば、内径Dが100〜200mm、高さhが10〜40mmの円形のゴムを用いることができる。
なお、枠体28が所定の重量を備える場合には、枠体28を単に膜26上面に載置するようにして配置しても膜26上で移動することはなく、しかも、膜26から枠体28を容易に着脱できる。この実施の形態においては、このように枠体28を膜26上面に単に載置した。
また、枠体28の側面に貫通孔を設けるようにして、当該貫通孔よりいつでも液体状態の光硬化樹脂を注入できるように構成してもよい。

一方、駆動システム22は、Z軸方向に延長するレール22a(図3(a)を参照する。)と、レール22a上をスライド自在に配設された板22bと、板22bをレール22a上の任意の位置に移動する駆動源22cとを有して構成されている。
なお、駆動源22cとしては、各種のモーター、例えば、ステッピングモーターなどを用いることができる。

次に、図3(a)(b)を参照しながら、三次元造形物保持ユニット20の構成について詳細に説明するが、図3(a)には三次元造形物保持ユニット20の一部を分解して示した概念構成斜視説明図が示されており、また、図3(b)には三次元造形物保持ユニット20の内部の一部を示した概念構成斜視説明図が示されている。

三次元造形物保持ユニット20は、図3(a)に示すように、容器18内で硬化する光硬化樹脂の土台となるとともに保持する基板となる三次元造形物保持板30を有する保持部34と、駆動システム22のレール22a上をスライドする板22bに固定されるとともに保持部34を載置して支持する支持ユニット36とより構成されている。
ここで、保持部34についてより詳細に説明すると、保持部34は、三次元造形物保持板30と上部板32とを4本の支柱30aを介して連結することにより構成されている。
具体的には、三次元造形物保持板30の四隅と上部板32の四隅とにはねじ孔が形成されており、これらのねじ孔に両端をねじ切りされた4本の支柱30aをそれぞれねじ結合することにより、4本の支柱30aを介して三次元造形物保持板30と上部板32とが一体化されている。

次に、保持部34を支持する支持ユニット36について詳細に説明すると、支持ユニット36は、ねじ結合により保持部34と直接的に接続され下方側へ傾斜可能な機構を有する傾斜部36−1と、傾斜部36−1の直下に位置し傾斜部36−1を支持するとともに底面部36−2aがXY平面(図1のXYZ直交座標系を示す参考図を参照する。)と平行に位置するように板22bに固定された固定部36−2とを有して構成されている。
上記した傾斜部36−1は、全体として下方が開放したコ字形状を備えており、一方、上記した固定部36−2は、全体として上方が開放したコ字形状を備えている。
また、傾斜部36−1の寸法は固定部36−2の寸法よりも大きくなるよう設計されており、傾斜部36−1の上面部36−1cと固定部36−2の底面部36−2a(図4を参照する。)とが対向するようにして位置して、傾斜部36−1が固定部36−2を包囲するように配置されるものである。

ここで、保持部34の上部板32には2つのねじ穴32a、32bが穿設されており、一方、支持ユニット36の傾斜部36−1の上面部36−1cには2つのねじ穴36−1a、36−1bが穿設されている。
そして、ねじ穴32aとねじ穴36−1aとが連通するとともにねじ穴32bとねじ穴36−1bとが連通するように配置し、ねじ38aをねじ穴32a、36−1aにねじ結合するとともにねじ38bをねじ穴32b、36−1bにねじ結合することにより、保持部34と支持ユニット36とが一体的に結合されている。
即ち、保持部34の上部板32と支持ユニット36の傾斜部36−1の上面部36−1cとが平行に接触するようにして、支持ユニット36が保持部34の三次元造形物保持板30と上部板32との間に位置するように保持部34に支持ユニット36を差し込み、保持部34の上部板32のねじ穴32aと支持ユニット36の傾斜部36−1のねじ穴36−1aとが重なりあった際に、両ねじ穴を貫通するねじ38aでねじ止めし、また、保持部34の上部板32のねじ穴32bと支持ユニット36のねじ穴36−1bとが重なり合った際に、両ねじ穴を貫通するねじ38bでねじ止めするようにして、保持部34を支持ユニット36は結合して固定されているものである。

次に、図4を参照しながら、上記した支持ユニット36の構成をより詳細に説明することとする。
即ち、図4には、支持ユニット36の概略構成斜視説明図が示されているが、傾斜部36−1の内側に配置されて傾斜部36−1を固定する固定部36−2の構造を視認しやすくするために、傾斜部36−1は破線で表されている。
上記において説明したように、支持ユニット36は傾斜部36−1と固定部36−2とを有して構成されているものであるが、上記したように、全体として上方が開放したコ字形状を備えた固定部36−2は、全体として下方が開放したコ字形状を備えた傾斜部36−1により包囲されている。
より詳細には、固定部36−2は、XY平面(図4のXYZ直交座標系を示す参考図を参照する。)と平行に位置する長方形形状の板状体である底面部36−2aを備え、底面部36−2aの上面には、両長辺に沿って所定の厚みを有する側部壁面部36−2b、36−2cが固設されている。
即ち、2つの側部壁面部36−2b、36−2cは互いに対向して平行に配置されており、かつ、底面部36−2aに対して垂直に立設されているものである。
こうした側部壁面部36−2b、36−2cの長さは、底面部36−2aの長辺の長さより短く設定されている。そして、側部壁面部36−2bは、その一方の端部位置が底面部36−2aの板22b側に位置する端部位置と合致するように配置され、また、側部壁面部36−2cは、その一方の端部位置が底面部36−2aの板22b側に位置する端部位置と合致するように配置されている。
従って、底面部36−2aの端部、側部壁面部36−2bの端部および側部壁面部36−2cの端部は、Z軸方向に沿う同一平面上にそれぞれ存在することになる。
さらに、こうした固定部36−2の板22b側に位置する端部36−2f(具体的には、底面部36−2a、側部壁面部36−2b、36−2cのZ軸方向に沿う端面である。)は、板22bに垂直に接するようにして固定されており、他方の端部36−2gは開放されている。

次に、傾斜部36−1について詳細に説明すると、底面部36−2aと対向する長方形形状の板状体である上面部36−1cを備え、上面部36−1cの下面には、両長辺の端面に沿って側面部36−1d、36−1eが形成されている。
即ち、2つの側面部36−1d、36−1eは互いに対向して平行に配置されており、かつ、傾斜部36−1の上面部36−1cに対して垂直に立設されているものである。
なお、側面部36−1d、36−1eの長さは、上面部36−1cの長辺の長さと同一に設定されている。

また、傾斜部36−1の上面部36−1cにおける短辺側の板22b側に位置する端部36−1fには、ストッパー36−4が備えられている。
このストッパー36−4は、ストッパー36−4の端面部36−4aが、上面部36−1cの端部36−1fよりも所定の長さL1(図4および図5(a)を参照する。)分だけ板22b側へずれた位置に配置されるようにして、上面部36−1に固定されている。
ここで、ストッパー36−4には2つのねじ穴36−4b、36−4cが穿設されており、また、上面部36−1cにも2つのねじ穴(図示せず。)が穿設されている。
そして、ねじ穴36−4bと上面部36−1cに穿設された一方のねじ穴とが連通するとともにねじ穴36−4cと上面部36−1cに穿設された他方のねじ穴とが連通するように配置し、それぞれ連通したねじ孔にねじ40a、40bをねじ結合することにより、上面部36−1cにストッパー36−4が一体的に結合されている。

そして、傾斜部36−1は、ストッパー36−4の端面部36−4aと板22bとが当接し、かつ、固定部36−2を包囲するようにして、固定部36−2を被覆するように配置されるものであるが、このとき、傾斜部36−1と固定部36−2とは高さ方向における間隙L2(図5(a)を参照する。)が所定の距離に保たれるように、傾斜部36−1は回転軸36−3によって軸支されて配設される。

上記した回転軸36−3は円柱形状を備えており、上記したように、傾斜部36−1はこの回転軸36−3を介して固定部36−2に回転自在に軸支されている。
より詳細には、傾斜部36−1の側面部36−1d、36−1eおよび固定部36−2の側部壁面部36−2b、36−2cにはそれぞれ貫通孔が穿設されており、こうした4つの貫通孔は図3(b)に示したXYZ直交座標系を示す参考図におけるX軸方向の同一直線上に並ぶように穿設されている。
そして、上記した4つの貫通孔に回転軸36−3が貫入されており、回転軸36−3を介して傾斜部36−1と固定部36−2とが相対的に回動自在に連結されている。
即ち、固定部36−2は板22bに固定されており、XY平面に対して常時平行状態に維持されるよう固定されているが、傾斜部36−1は回転軸36−3を介して固定部36−2に係止されている。

次に、図5(a)(b)を参照しながら、支持ユニット36内部の構成を説明するが、図5(a)には、図3(b)に示したV−V線における断面を示した概略断面説明図が示されている。
図4および図5(a)に示されているように、回転軸36−3の中央部分には付勢手段としてバネ36−3aが配設されている。なお、本実施の形態においては、バネ36−3aとしてトーションバネを用いた。
このバネ36−3aは、その一方の端部36−3aaが固定部36−2の底面部36−2aの上面と当接しており、その他方の端部36−3abが傾斜部36−1の上面部36−1cの下面と当接していて、底面部36−2aを下方方向に付勢するとととともに上面部36−1cを上方方向に付勢する付勢力を備えている。
即ち、傾斜部36−1にはバネ36−3aの付勢力により高さ方向における上方側へ向かう力が働いているが、傾斜部36−1が上方側へ傾斜しようとするとストッパー36−4と板22bとが当接して、容器18の底面である透光板24と水平な面を超えて傾斜部36−1が傾斜することのないように、全体の寸法が設定されている。
そして、傾斜部36−1に対して外部より力が加わっていない状態では、傾斜部36−1の上面部36−1cが容器18の底面である透光板24に対しては水平状態を保ち、傾斜部36−1に対して外部から高さ方向における下方方向への所定の力が加えられた場合には、傾斜部36−1のみが回転軸36−3を中心に下方側へ回転するように、バネ36−3aの付勢力が設定されている(図5(b)を参照する。)。
なお、傾斜部36−1のみが回転軸36−3を中心に下方側へ回転する際における、XY平面に対する傾斜部36−1の傾斜角度は、バネ36−3aの付勢力と傾斜部36−1に対する下方方向への力とに依存するものである。

以上の構成において、図6(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)を参照しながら、上記した三次元造形装置10を用いて三次元造形物を作製する際の動作について説明することとする。
なお、光硬化樹脂に対して光を照射するための光源12などの光学システム11については従来より公知の技術を用いればよいため、その詳細な説明については省略するものとする。
ここで、光源12から出射される光は、作製する三次元造形物の形状を表すものであるが、パーソナルコンピュータ(図示せず)から光源12へは、作製する三次元造形物の形状を水平方向に分割して複数の層に分けたデータが、第1層目から順に一定時間ごと1層分ずつ転送されるようにプログラムされているものとする。
具体的には、この三次元造形装置10においては、作製する三次元造形物の形状を水平方向に30μm毎に複数の層に分割したデータ、即ち、各層の厚さが30μmのデータが第1層目から一定時間ごと1層分ずつ順に光源12へ転送されていくものとする。

三次元造形装置10を用いて三次元造形物を作製するにあたっては、まず、容器18の透光板24と枠体28とで囲まれた内部領域に、液体状の光硬化樹脂を流し込んで貯留する。
このようにして容器18に貯留する光硬化樹脂の量は、作製する三次元造形物の大きさに依存するものであるが、三次元造形物の作製途中で光硬化樹脂材料が不足になった場合には、上記内部領域に光硬化樹脂を追加的に流し込めばよい。

次に、三次元造形物保持板30の下面部30cが膜26から30μm上方に位置するように、三次元造形物保持板30を駆動システム22により移動する(図6(a)を参照する。)。つまり、膜26の表面と三次元造形物保持板30の下面部30cとの間隙が30μmとなるように、三次元造形物保持板30の位置を調整する。
次に、光源12を用いて、膜26の表面と三次元造形物保持板30の下面部30cとの間隙に位置する光硬化樹脂に対して光を照射する。この光の照射により、膜26の表面と三次元造形物保持板30の下面部30cとの間にある光硬化樹脂は受光して、光の形状と同じ形状に硬化する。こうして、第1層目の光硬化樹脂の硬化を終了し、三次元造形物の第1層目が作製されることになる(図6(b)を参照する。)。

次に、三次元造形物の第2層目を作製するため、駆動システム22により三次元造形物保持板30を上方へ移動させ、三次元造形物の第1層目として硬化した光硬化樹脂を上方へ移動させることになる。
即ち、第1層目の三次元造形物たる硬化した光硬化樹脂の上面は三次元造形物保持板30の下面部30cと密着しており、また、第1層目の三次元造形物たる硬化した光硬化樹脂の下面は膜26の表面と密着しているが、こうした状態で三次元造形物保持ユニット20を上方に少しずつ移動させていくと、図6(c)に示すように、三次元造形物保持板30に密着して硬化した光硬化樹脂は、三次元造形物保持ユニット20の移動に伴い3〜5mm程度上方へ少しずつ移動する。

この三次元造形物保持板30に密着して硬化した光硬化樹脂の上方への移動に伴い、三次元造形物保持板30に密着して硬化した光硬化樹脂に密着した膜26も当該光硬化樹脂に引っ張られて撓む。また、この膜26に当該光硬化樹脂が引っ張られる際に生じる下方側への力により、三次元造形物保持ユニット20内の傾斜部36が回転軸36−3を中心に、図6(c)に示した矢印B方向へ回転するため、固定部36−2を除く三次元造形物保持ユニット20全体が斜め下方側へ傾くようになる。

さらに、駆動システム22により三次元造形物保持ユニット20を上昇させると、三次元造形物保持板30に密着して硬化した三次元造形物が膜26に引っ張られていることにより傾斜部36の傾斜が増すが、膜26の表面には光硬化樹脂を容易に剥離可能なコーティングが施されていることにより、傾斜部36の傾斜に応じて、三次元造形物保持板30に密着して硬化した光硬化樹脂の端部、即ち、傾斜部36の傾斜の上方側に対向して位置する側の端部から徐々に膜26が剥がれはじめ(図6(d)を参照する。)、最終的には三次元造形物保持板30に密着して硬化した光硬化樹脂に対して無理な力を加えることなく膜26が容易に剥離される。
三次元造形物保持板30に密着して硬化した光硬化樹脂が膜26から剥離した後には、膜26は再び元の平らな形状に復帰する(図6(e)を参照する。)。また、三次元造形物保持ユニット20もまた硬化した光硬化樹脂が膜26から剥離したことにより図6(b)に示した矢印B方向への力がなくなるため、もとの容器18の底部である透光板24に対して平行な状態に復帰する(図6(e)を参照する。)。この間に、容器18には未硬化の樹脂が満たされる。
そして、三次元造形物の第2層目を作製するための三次元造形物保持板30の配置として、第1層目を作製した位置よりもさらに30μm上方に三次元造形物保持板30が位置するように、駆動システム22により三次元造形物保持板30の位置を調整する。つまり、膜26の表面と三次元造形物保持板30の下面部30cとの間隙が60μmとなるように、三次元造形物保持板30の位置を調整する(図6(f)を参照する。)。

それから、上記した第1層目を作製の場合と同様に光源12より光を照射すると、この光の照射により、膜26と第1層目の硬化した光硬化樹脂との間の光硬化樹脂は受光し、光の形状と同じ形状に硬化する。こうして、第2層目の光硬化樹脂の硬化を終了し、三次元造形物の第2層目が作製されることになる(図6(g)を参照する。)。

上記した第1層目および第2層目の作製の際の動作と同様な三次元造形物保持ユニット20の移動と光の照射とを繰り返し行って、三次元造形物の作製を完了するものである。

以上において説明したように、三次元造形装置10の三次元造形物保持ユニット20は、三次元造形物の土台となる三次元造形物保持板30を支持する傾斜部36が、バネ36−3aを介して固定部36−2に支持されているため、三次元造形物保持板30が三次元造形物を介して容器18の底面である透光板24側に引っ張られる力の大きさに応じて、三次元造形物の膜26からの剥がれ具合いに合わせて傾斜角度が変わるものであり、水平のままの状態の三次元造形物保持板30を上昇させて膜26から三次元造形物を剥がす場合に比べて、三次元造形物に負担をかけずに、三次元造形物を破壊することなく膜26から剥離することが可能である。

また、三次元造形物保持ユニット20の傾斜にはバネ36の力を利用しているので、三次元造形物保持ユニット20を傾斜させるための新たな駆動力を必要とせずに簡潔な構成であるため、装置の大型化や製造コストの大幅な上昇をもたらすことがない。

なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(7)に示すように変形することができるものである。
(1)上記した実施の形態においては、各構成部材の材料、各構成部材の厚さや内径、あるいは、三次元造形物を構成する際の各層の厚さなどについて、それぞれ具体的な材料名や数値を示したが、これらの材料名や数値は一例に過ぎないものであり、使用する光硬化樹脂の種類や作製する三次元造形物の大きさなどに応じて、適宜に変更してよいことは勿論である。
(2)上記した実施の形態においては、付勢手段としてバネ36−3aを用いたが、これに限られるものではないことは勿論であり、ゴムなどの弾性変形する弾性体を用いてもよい。
(3)上記した実施の形態においては、三次元造形物保持ユニット20に用いるバネ36−3aを1つであるとしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、バネの強度や傾斜部36−1の重量に合わせて、バネを複数個用いるようにしても良いものである。
(4)上記した実施の形態においては、三次元造形物保持ユニット20に用いるバネ36−3aとしてトーションバネを用いたが、これに限られるものではないことは勿論であり、傾斜部36−1を支持可能なバネであれば、板バネやコイルバネなどの他の形状のバネを用いるようにしても良いものである。
(5)上記した実施の形態においては、両面粘着テープ29を用いて透光板24に膜26を着脱自在に配設したが、これに限られるものではないことは勿論であり、接着剤やクリップなどにより透光板24に膜26を着脱自在に配設してもよい。
(6)上記した実施の形態においては、枠体28を膜26上に単に載置したが、ネジなどの係止具を用いて、枠体28を膜26上に着脱自在に配設してもよい。
(7)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(6)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、種々の形状の三次元造形物を作製するサンプル試作などの際に利用することができるものである。
図1は、本発明の実施の形態の一例による三次元造形装置の概略構成斜視説明図である。 図2(a)は、本発明の実施の形態の一例による三次元造形装置の概略構成断面説明図であり、図2(b)は、図2(a)に示したA矢印方向から見た場合のA矢視構成説明図である。 図3(a)は、本発明の実施の形態の一例による三次元造形装置の三次元造形物保持ユニットの一部を分解して示した概念構成斜視説明図であり、図3(b)は、三次元造形物保持ユニットの内部の一部を示した概念構成斜視説明図である。 図4は、本発明の実施の形態の一例による三次元造形装置の支持ユニットの概略構成斜視説明図である。 図5(a)は、図3に示したV−V線における断面の断面説明図が示されており、図5(b)は、支持ユニットの動作を説明した概念構成説明図である。 図6(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)は、本発明の実施の形態の一例による三次元造形装置を用いて三次元造形物を作成する際の手順を示した概念説明図である。
符号の説明
10 三次元造形装置
12 光源
14 レンズ
16 ミラー
18 容器
20 三次元造形物保持ユニット
21 支持部
22 駆動手段
22a レール
22b 板
24 透光板
26 膜
28 枠体
30 三次元造形物保持板
30a 円柱
30b 貫通孔
30c 下面
32 上部板
34 保持部
36 支持ユニット
36−1 傾斜部
36−2 固定部
36−3 回転軸
36−3a バネ
36−4 ストッパー

Claims (6)

  1. 光の照射により硬化する光硬化樹脂を用いて三次元造形物を作製する三次元造形装置において、
    液体状態の光硬化樹脂を貯留可能な容器と、
    前記容器に貯留された光硬化樹脂に対して光を照射する光源と、
    前記容器内において光硬化樹脂が硬化する際の土台となる三次元造形物保持板と、
    前記三次元造形物保持板を係止し、前記三次元造形物保持板と連動する三次元造形物保持ユニットと、
    前記三次元造形物保持ユニットを上下方向に移動する駆動手段と
    を有し、
    前記三次元造形物保持ユニットは、
    前記三次元造形物保持板と前記容器の底部との間で硬化して前記三次元造形物保持板と前記容器の底部とにそれぞれ密着した三次元造形物を、前記駆動手段により前記三次元造形物保持ユニットを上方に移動することにより上方に移動する際に、前記三次元造形物保持板が前記三次元造形物を介して前記容器の底面側に引っ張られる力の大きさに応じて前記容器の底面に対して傾斜する
    ことを特徴とする三次元造形装置。
  2. 請求項1に記載の三次元造形装置において、
    前記三次元造形物保持ユニットは、
    前記容器の底面に対して平行状態に保持された固定部と、
    前記固定部に対して回動自在に支持されるとともに前記三次元造形物保持板を係止する傾斜部と、
    前記固定部と前記傾斜部との間に配置され、前記傾斜部に係止された前記三次元造形物保持板が前記三次元造形物を介して前記容器の底面側に引っ張られる力に抗して、前記傾斜部を前記容器の底面に対して平行状態になる方向に付勢する付勢手段と
    を有し、
    前記傾斜部は、前記傾斜部に対して前記三次元造形物保持板が前記三次元造形物を介して前記容器の底面側に引っ張られる力が付与されていないときに、前記容器の底面に対して平行状態に維持するストッパーを備えた
    ことを特徴とする三次元造形装置。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
    前記容器は、
    前記光源からの光を透過可能な膜を表面に着脱自在に配設した透光板よりなる底部と、
    前記底部上に着脱自在に配設された枠体とを有する
    ことを特徴とする三次元造形装置。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
    前記膜は、表面に光硬化樹脂が容易に剥離可能なコーティングを施されている
    ことを特徴とする三次元造形装置。
  5. 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
    前記膜は、ポリエチレンテレフタラート(PET)の表面にフルオロシリコン系離型材を塗布したフィルムである
    ことを特徴とする三次元造形装置。
  6. 請求項5に記載の三次元造形装置において、
    前記フィルムの厚さは、50〜120μmである
    ことを特徴とする三次元造形装置。
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