JP4921842B2 - 近距離撮影可能な広角レンズ系 - Google Patents

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JP4921842B2 JP2006120149A JP2006120149A JP4921842B2 JP 4921842 B2 JP4921842 B2 JP 4921842B2 JP 2006120149 A JP2006120149 A JP 2006120149A JP 2006120149 A JP2006120149 A JP 2006120149A JP 4921842 B2 JP4921842 B2 JP 4921842B2
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Description

本発明は、一眼レフ(SLR)カメラ用として好適な、フローティングフォーカス方式の広角レンズ系に関する。
一般に広角レンズ系では最短時(近接時)に球面収差の悪化、像面湾曲がオーバーにいってしまう傾向がある。それを解決するためにリアフォーカスやフローティングフォーカスなどのフォーカシング方式が取られてきた。しかし、特開平4−191715や特開2002-40325のような2群タイプで、近距離(例えば撮影倍率-0.5)に合焦した場合、コマ収差の補正が十分にできない。一方、2群の後方にさらに3群を配置してコマ収差補正を行うようにした変形フローティングフォーカス方式が提案されている。
特開平04-191715号公報 特開2002-040325公報 特開平02-019814公報 特開2003-185916公報
本発明は、物体側から順に、正又は負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、及び負の第3レンズ群からなり、無限遠から近距離物体にフォーカシングする際に、第1レンズ群と第2レンズ群は、互いの群間隔を縮小させながら、第3レンズ群に対して相対的に物体側へ移動する変形フローティングフォーカス方式の広角レンズ系において、諸収差、特に球面収差、像面湾曲、コマ収差が良好に補正された画角が80゜前後の高性能な広角レンズ系を得ることを目的とする。
本発明の近接撮影可能な広角レンズ系は、物体側から順に、正又は負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、及び負の第3レンズ群からなり、第3レンズ群は正レンズと負レンズの2枚で構成されており、無限遠から近距離物体にフォーカシングする際に、第3レンズ群は固定であり、第1レンズ群と第2レンズ群は、互いの群間隔を縮小させながら、固定の第3レンズ群に対して相対的に物体側へ移動し、次の条件式(1)を満足することを特徴としている。
(1)0.4<X1/X2<0.6
但し、
X1;フォーカシングの際の第1レンズ群の移動量、
X2;フォーカシングの際の第2レンズ群の移動量、
である。
本発明の広角レンズ系は、次の条件式(2)を満足することが好ましい。
(2)-8.0<f3/f<-6.5
但し、
f3;第3レンズ群の焦点距離、
f;全系の焦点距離、
である。
また、次の条件式(3)及び(4)を満足することが好ましい。
(3)0.25<|f3p/f3|<0.45
(4)0.4<f3n/f3<0.75
但し、
f3;第3レンズ群の焦点距離、
f3p:第3レンズ群中の正レンズの焦点距離、
f3n:第3レンズ群中の負レンズの焦点距離、
である。
第1レンズ群は、例えば、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズの2枚で構成し、次の条件式(5)を満足させるのがよい。
(5)-0.1<f/f1<0.1
但し、
f;全系の焦点距離、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
である。
第2レンズ群は、例えば、物体側から順に、負の第2aレンズ群と、絞りと、正の第2bレンズ群から構成し、次の条件式(6)を満足させるのがよい。
(6)-3.0<f2a/f2b<-2.0
但し、
f2a;第2aレンズ群の焦点距離、
f2b;第2bレンズ群の焦点距離、
である。
さらに具体的には、第2bレンズ群は、物体側から順に、物体側から順に位置する両凸正レンズと両凹負レンズの貼合せレンズ、両凹負レンズ、像側に凸の正レンズ、及び両凸正レンズから構成し、次の条件式(7)を満足させることが好ましい。
(7)ν2b-4>70
但し、
ν2b-4:第2bレンズ群中の像側から2枚目の正レンズのアッベ数、
である。
本発明によれば、3群からなる変形フローティングフォーカス方式の広角レンズ系において、諸収差、特に球面収差、像面湾曲、コマ収差が良好に補正された画角が80゜前後の高性能な広角レンズ系を得ることができる。
本実施形態の広角レンズ系は、図1、図4、図7、図10、図13及び図16の各実施例に示すように、物体側から順に、正又は負の第1レンズ群10、正の第2レンズ群20、及び負の第3レンズ群30からなっており、無限遠から近距離物体にフォーカシングする際に、第1レンズ群10と第2レンズ群20は、互いの群間隔を縮小させながら、第3レンズ群30に対して相対的に物体側へ移動する。つまり、第2レンズ群20の移動量は第1レンズ群10の移動量より大きい。各レンズ群の群分けは、フォーカシング時の移動量の違いによって行われている。第1レンズ群10は正負のいずれのパワーも可能である。
このように無限遠から近距離物体にフォーカシングする際に、第1レンズ群10と第2レンズ群20を互いの群間隔を縮小させながら物体側に移動させると、近距離撮影時の特に球面収差と像面湾曲を良好に補正することができるが、近距離撮影時に軸外で発生するコマ収差の補正が困難になる。第3レンズ群30は、特にこのコマ収差の補正に効果的である。第3レンズ群30は、固定とするのが実際的である。
仮に、固定の第3レンズ群に対して、第1レンズ群10と第2レンズ群20を一体として物体側に移動させると、球面収差の変動を抑えることはできるが、像面湾曲が正の方向に大きく変動し、近距離において画面中心と周辺とで像面のズレが生じる。これに対し、本実施形態のように、第1レンズ群10と第2レンズ群20を異なる量だけ物体側にフォーカシングするフローティング方式を用いると、無限遠から近距離物体にフォーカシングした際、球面収差と像面湾曲を負の方向に変動させ、近距離でも画面中心と周辺の像面のズレを小さく保つことができる。また、フローティング方式とすることで、無限遠から近距離物体までの第1レンズ群の繰り出し量を小さくして、レンズ系の全長変化を小さくすることができる。
本実施形態は、第一に第3レンズ群30の構成に特徴があり、正レンズと負レンズの2枚で構成されている。各実施例では、物体側から順に、負レンズ(物体側に凸の負メニスカスレンズ)と正レンズ(両凸正レンズ)からなっているが、正負の順番は逆にすることが可能である。
第1レンズ群10は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズの2枚からなっている。また、第2レンズ群20は、物体側から順に、負の第2aレンズ群21と、絞りSと、正の第2bレンズ群22から構成されている。第2レンズ群20の第2aレンズ群21は、各実施例では、物体側から順に、2枚の物体側に凸の負メニスカスレンズと両凸正レンズからなり、第2bレンズ群22は、物体側から順に、物体側から順に位置する両凸正レンズと両凹負レンズの貼合せレンズ、両凹負レンズ、像側に凸の正レンズ、及び両凸正レンズからなっている。
条件式(1)は、第1レンズ群と第2レンズ群の移動量の比に関する条件である。条件式(1)の上限を超えると、補正不足で正の像面湾曲が出てしまう。条件式(1)の下限を超えると、過剰補正で負の像面湾曲が出てしまい好ましくない。
条件式(2)は、第3レンズ群のパワーに関する条件である。条件式(2)の上限を超えて第3レンズ群の負のパワーが強まると、レンズ全長が長くなる。また、第1レンズ群、第2レンズ群で発生した諸収差、特に球面収差とコマ収差が大きく発生してしまい補正が困難である。条件式(2)の下限を超えて第3レンズ群の負のパワーが弱まると、球面収差、像面湾曲、歪曲収差が大きく発生し好ましくない。また、第3レンズ群は固定すると、近距離での周辺光量を確保するためにレンズ群の有効径を大きくしなければならない。
条件式(3)と(4)は、第3レンズ群を正レンズと負レンズの2枚から構成したとき、同正レンズと負レンズが満足すべき条件である。各条件式の下限を超えると、正レンズのパワーが強くなり、それにつれて負のパワーも強くなり過ぎるため、非点収差やコマ収差などの軸外収差が発生し補正が困難である。逆に各条件式の上限を超えると、正レンズのパワーが弱くなり、それにつれて負レンズのパワーも弱くなり、近距離に合焦する際に非点収差補正が不十分になり好ましくない。
条件式(5)は、正負いずれのパワーもとりうる第1レンズ群のパワーに関する条件である。条件式(5)の範囲を超えて第1レンズ群の正又は負のパワーが強くなると、バックフォーカスは確保できるが、このレンズ群で発生する諸収差、特に歪曲収差の補正が困難となる。また、第2レンズ群への軸上光束の入射角度がきつくなるため、球面収差の変動が大きくなり好ましくない。
条件式(6)は、第2レンズ群中の絞りの前後に位置する負の第2aレンズ群と正の第2bレンズ群とのパワー(焦点距離)比に関する条件である。条件式(6)の下限を超えて第2aレンズ群のパワーが弱くなる(第2bレンズ群のパワーが強くなる)と、バックフォーカスが不足すると共に、球面収差も悪化する。条件式(6)の上限を超えて第2bレンズ群のパワーが弱くなる(第2aレンズ群のパワーが強くなる)と、像面湾曲、非点収差が悪化し補正が困難である。
負の第2aレンズ群は、各実施例のように、物体側から順に、2枚の物体側に凸の負メニスカスレンズと両凸正レンズから構成すると、特に物体側の2枚の負メニスカスレンズによって高次の発散のパワーを分担させながら像面湾曲を抑えることができ、その結果発生する負の歪曲収差を両凸正レンズで補正することができる。絞りの物体側の正レンズは、この負の歪曲収差を補正するために、厚くするのが好ましい。
正の第2bレンズ群は、軸外収差に与える影響を小さく保ったまま全系で発生する球面収差を補正するために、負レンズを配置することによりそこで負の球面収差を発生させ、更に該第2bレンズ群で強い正のパワーを得たときに、球面収差やコマ収差などの発生を抑えるために少なくとも3枚の正レンズを配置することが望ましい。また、絞りに近い正レンズと負レンズと貼り合せることにより、高次の球面収差を良好に補正する。各実施例では、正の第2bレンズ群は、物体側から順に、物体側から順に位置する両凸正レンズと両凹負レンズの貼合せレンズ、両凹負レンズ、像側に凸の正レンズ、及び両凸正レンズからなっている。
条件式(7)は、第2bレンズ群を、物体側から順に、物体側から順に位置する両凸正レンズと両凹負レンズの貼合せレンズ、両凹負レンズ、像側に凸の正レンズ、及び両凸正レンズから構成したときに、像側から2枚目の両凸正レンズが満足すべき条件である。
この特定のレンズに条件式(7)の下限を超えるアッベ数をもつ硝材を使用すると、軸上色収差、倍率色収差の補正が困難になる。この条件式(7)の下限を80にする((7’)ν2b-4>80)と、より良好な収差補正が行える。
次に具体的な実施例を示す。諸収差図及び表中、SAは球面収差、SCは正弦条件、球面収差で表される色収差(軸上色収差)図及び倍率色収差図中のd線、g線、C線はそれぞれの波長に対する収差、Sはサジタル、Mはメリディオナル、Wは半画角(゜)、yは最大像高、F、FnoはFナンバー、FEは有効Fナンバー、fは全系の焦点距離、fBはバックフォーカス、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nd はd線の屈折率、νはアッベ数、mは撮影倍率、D0は最前レンズの物体側の面(第1面)の頂点から物体までの距離である。
図1、図2及び図3と表1は本発明による広角レンズ系の実施例1を示している。図1は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図2はその諸収差図、図3は撮影倍率−0.5倍における諸収差図、表1はその無限遠撮影状態における数値データである。
本実施例の広角レンズ系は、物体側から順に、第1レンズ群10、正の第2レンズ群20、及び負の第3レンズ群30からなっており、第1レンズ群10のパワーはこの実施例では正である。第1レンズ群10は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズの2枚からなり、第3レンズ群30は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズと両凸正レンズからなる。一方、第2レンズ群20は、物体側から順に、負の第2aレンズ群21と、絞りSと、正の第2bレンズ群22からなり、第2aレンズ群21は、各実施例では、物体側から順に、2枚の物体側に凸の負メニスカスレンズと両凸正レンズからなり、第2bレンズ群22は、物体側から順に、物体側から順に位置する両凸正レンズと両凹負レンズの貼合せレンズ、両凹負レンズ、像側に凸の正レンズ、及び両凸正レンズからなっている。絞りSは、第11面(第2bレンズ群22)の極から前方1.657にある。
無限遠から近距離物体へのフォーカシングは、第1レンズ群10と第2レンズ群20を、互いの群間隔を縮小させながら、固定の第3レンズ群30に対して相対的に物体側へ移動させて行う。
(表1)
F = 1: 2.9
f = 27.32
W = 38.6
fB = 40.45
面NO r d Nd ν
1 63.076 1.46 1.69697 55.5
2 27.086 4.03
3 77.781 4.08 1.66441 43.3
4 -125.579 (d4=可変)
5 38.732 1.17 1.77250 49.6
6 16.575 2.15
7 60.782 1.33 1.78861 43.4
8 18.240 6.02
9 30.935 7.05 1.84666 23.9
10 -207.514 4.03
11 25.435 6.50 1.67702 56.4
12 -60.470 3.12 1.78610 26.6
13 36.903 2.12
14 -110.999 1.33 1.78469 25.8
15 30.212 0.95
16 114.338 2.75 1.49700 81.6
17 -22.533 2.00
18 49.603 3.76 1.81925 44.5
19 -44.728 (d19=可変)
20 83.174 1.26 1.76352 50.2
21 31.394 2.11
22 127.929 2.45 1.58913 59.4
23 -112.811 -
撮影倍率m f=27.316 m=-0.500
D0 ∞ 44.908
d4 4.544 0.166
d19 0.066 9.001
図4、図5及び図6と表2は本発明による広角レンズ系の実施例2を示している。図4は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図5はその諸収差図、図6は撮影倍率−0.5倍における諸収差図、表2はその無限遠撮影状態における数値データである。基本的なレンズ構成は、実施例1と同様であり、第1レンズ群10のパワーは正である。絞りSは、第11面(第2bレンズ群22)の極から前方1.657にある。
(表2)
F = 1: 2.9
f = 27.32
W = 38.6
fB = 40.46
面NO r d Nd ν
1 63.046 1.46 1.71412 53.7
2 27.218 3.81
3 69.942 4.20 1.68409 42.1
4 -137.879 (d4=可変)
5 41.133 1.17 1.78102 48.8
6 16.575 2.10
7 57.062 1.33 1.80196 43.0
8 18.216 6.03
9 30.960 7.80 1.84666 23.8
10 -201.895 3.63
11 25.469 6.50 1.67781 56.3
12 -60.197 3.12 1.78648 26.6
13 36.881 2.12
14 -111.442 1.33 1.78469 25.8
15 30.268 0.95
16 116.668 2.75 1.49700 81.6
17 -22.511 1.93
18 49.600 3.74 1.81944 44.5
19 -44.733 (d19=可変)
20 83.571 1.26 1.75790 50.6
21 31.696 2.15
22 143.286 2.42 1.58913 59.4
23 -106.303 -
撮影倍率m f=27.316 m=-0.500
D0 ∞ 44.918
d4 4.515 0.204
d19 0.066 9.047
図7、図8及び図9と表3は本発明による広角レンズ系の実施例3を示している。図7は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図8はその諸収差図、図9は撮影倍率−0.5倍における諸収差図、表3はその無限遠撮影状態における数値データである。基本的なレンズ構成は、実施例1と同様であり、第1レンズ群10のパワーは正である。絞りSは、第11面(第2bレンズ群22)の極から前方1.658にある。
(表3)
F = 1: 2.9
f = 27.32
W = 38.6
fB = 40.46
面NO r d Nd ν
1 61.996 1.46 1.78562 48.3
2 27.839 2.88
3 50.236 4.74 1.70154 41.2
4 -201.597 (d4=可変)
5 47.885 1.17 1.80400 46.6
6 16.575 2.12
7 58.550 1.33 1.80400 44.9
8 17.901 6.33
9 31.301 8.51 1.80000 25.6
10 -97.162 3.45
11 24.682 6.50 1.68900 55.8
12 -102.598 2.65 1.80246 26.0
13 34.926 2.25
14 -81.272 1.33 1.78470 25.8
15 30.021 1.02
16 157.728 2.74 1.49700 81.6
17 -21.487 1.14
18 45.849 3.57 1.81035 45.7
19 -46.060 (d19=可変)
20 148.283 1.26 1.69715 55.5
21 32.845 1.87
22 120.062 2.56 1.58914 59.4
23 -92.793 -
撮影倍率m f=27.315 m=-0.500
D0 ∞ 44.645
d4 4.309 0.602
d19 0.066 8.894
図10、図11及び図12と表4は本発明による広角レンズ系の実施例4を示している。図10は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図11はその諸収差図、図12は撮影倍率−0.5倍における諸収差図、表4はその無限遠撮影状態における数値データである。基本的なレンズ構成は、実施例1と同様であるが、第1レンズ群10のパワーは負である。絞りSは、第11面(第2bレンズ群22)の極から前方1.658にある。
(表4)
F = 1: 2.9
f = 27.32
W = 38.5
fB = 40.45
面NO r d Nd ν
1 79.411 1.46 1.69680 55.5
2 28.717 4.02
3 87.477 4.10 1.70154 41.2
4 -115.971 (d4=可変)
5 37.517 1.17 1.77250 49.6
6 16.575 2.03
7 55.709 1.33 1.80400 40.6
8 18.045 5.80
9 30.464 8.62 1.84267 24.0
10 -224.581 3.45
11 25.717 6.50 1.67906 56.3
12 -65.506 3.03 1.79033 26.5
13 36.929 2.14
14 -109.889 1.33 1.78470 25.8
15 30.917 0.95
16 122.381 2.74 1.49700 81.6
17 -22.800 1.64
18 49.486 3.70 1.82366 44.0
19 -43.849 (d19=可変)
20 67.513 1.26 1.75491 50.8
21 29.743 2.28
22 153.339 2.24 1.58914 59.4
23 -126.429 -
撮影倍率m f=27.315 m=-0.500
D0 ∞ 45.299
d4 5.245 0.162
d19 0.133 8.897
図13、図14及び図15と表5は本発明による広角レンズ系の実施例5を示している。図13は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図14はその諸収差図、図15は撮影倍率−0.5倍における諸収差図、表5はその無限遠撮影状態における数値データである。基本的なレンズ構成は、実施例4と同様であり、第1レンズ群10のパワーは負である。絞りSは、第11面(第2bレンズ群22)の極から前方1.658にある。
(表5)
F = 1: 2.9
f = 27.32
W = 38.5
fB = 40.46
面NO r d Nd ν
1 69.862 1.46 1.70346 54.9
2 27.975 4.07
3 85.389 4.00 1.70085 41.3
4 -123.497 (d4=可変)
5 37.978 1.17 1.77251 49.6
6 16.575 2.11
7 58.789 1.33 1.80400 41.2
8 18.324 5.95
9 30.935 8.23 1.84666 23.8
10 -205.968 3.52
11 25.474 6.50 1.67827 56.3
12 -63.285 3.12 1.78704 26.6
13 36.926 2.13
14 -110.697 1.33 1.78469 25.8
15 30.342 0.95
16 116.098 2.75 1.49700 81.6
17 -22.622 1.97
18 49.731 3.75 1.81861 44.6
19 -44.714 (d19=可変)
20 76.860 1.26 1.74852 51.2
21 30.723 2.20
22 138.423 2.36 1.58913 59.4
23 -118.294 -
撮影倍率m f=27.316 m=-0.500
D0 ∞ 45.172
d4 4.938 0.127
d19 0.066 8.976
図16、図17及び図18と表6は本発明による広角レンズ系の実施例6を示している。図16は無限遠撮影状態におけるレンズ構成図、図17はその諸収差図、図18は撮影倍率−0.5倍における諸収差図、表6はその無限遠撮影状態における数値データである。基本的なレンズ構成は、実施例1と同様であり、第1レンズ群10のパワーは正である。絞りSは、第11面(第2bレンズ群22)の極から前方1.658にある。
(表6)
F = 1: 2.9
f = 27.32
W = 38.5
fB = 40.46
面NO r d Nd ν
1 71.868 1.46 1.73408 52.3
2 28.820 3.46
3 66.836 4.35 1.70154 41.2
4 -144.889 (d4=可変)
5 40.352 1.17 1.80400 46.6
6 16.575 2.09
7 56.638 1.33 1.80400 42.8
8 17.901 5.97
9 30.921 9.33 1.84464 24.2
10 -165.528 3.45
11 25.721 6.50 1.68396 56.1
12 -66.299 2.67 1.79732 26.2
13 36.575 2.15
14 -111.060 1.33 1.78469 25.8
15 30.831 0.99
16 136.984 2.74 1.49700 81.6
17 -22.617 1.74
18 49.685 3.73 1.82320 44.0
19 -44.356 (d19=可変)
20 57.141 1.26 1.77250 49.6
21 29.217 2.45
22 194.797 2.09 1.58913 59.4
23 -141.525 -
撮影倍率m f=27.316 m=-0.500
D0 ∞ 44.979
d4 4.850 0.044
d19 0.066 8.806
各実施例の各条件式に対する値を表7に示す。
(表7)
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6
条件式(1) 0.51 0.52 0.58 0.42 0.46 0.46
条件式(2) -7.59 -7.78 -7.67 -7.01 -7.45 -6.94
条件式(3) 0.32 0.32 0.29 0.37 0.34 0.42
条件式(4) 0.49 0.49 0.43 0.62 0.53 0.74
条件式(5) 0.01 0.02 0.08 -0.01 -0.01 0.03
条件式(6) -2.39 -2.27 -2.32 -2.46 -2.45 -2.33
条件式(7) 81.61 81.61 81.61 81.61 81.61 81.61
実施例1ないし6は条件式(1)〜(7)を満足しており、また諸収差図から明らかなように諸収差、特に球面収差、像面湾曲、コマ収差(非点収差)が比較的よく補正されている。
本発明による広角レンズ系の実施例1の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図1の構成における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例1の撮影倍率−0.5倍における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例2の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図4の構成における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例2の撮影倍率−0.5倍における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例3の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図7の構成における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例3の撮影倍率−0.5倍における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例4の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図10の構成における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例4の撮影倍率−0.5倍における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例5の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図13の構成における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例5の撮影倍率−0.5倍における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例6の無限遠撮影状態におけるレンズ構成図である。 図16の構成における諸収差図である。 本発明による広角レンズ系の実施例6の撮影倍率−0.5倍における諸収差図である。

Claims (6)

  1. 物体側から順に、正又は負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、及び負の第3レンズ群からなり、
    第3レンズ群は正レンズと負レンズの2枚で構成されており、
    無限遠から近距離物体にフォーカシングする際に、第3レンズ群は固定であり、第1レンズ群と第2レンズ群は、互いの群間隔を縮小させながら、固定の第3レンズ群に対して相対的に物体側へ移動し、次の条件式(1)を満足することを特徴とする広角レンズ系。
    (1)0.4<X1/X2<0.6
    但し、
    X1;フォーカシングの際の第1レンズ群の移動量、
    X2;フォーカシングの際の第2レンズ群の移動量。
  2. 請求項1記載の広角レンズ系において、次の条件式(2)を満足する広角レンズ系。
    (2)-8.0<f3/f<-6.5
    但し、
    f3;第3レンズ群の焦点距離、
    f;全系の焦点距離。
  3. 請求項1または2記載の広角レンズ系において、次の条件式(3)及び(4)を満足する広角レンズ系。
    (3)0.25<|f3p/f3|<0.45
    (4)0.4<f3n/f3<0.75
    但し、
    f3;第3レンズ群の焦点距離、
    f3p:第3レンズ群中の正レンズの焦点距離、
    f3n:第3レンズ群中の負レンズの焦点距離。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の広角レンズ系において、第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズの2枚で構成され、次の条件式(5)を満足する広角レンズ系。
    (5)-0.1<f/f1<0.1
    但し、
    f;全系の焦点距離、
    f1:第1レンズ群の焦点距離。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の広角レンズ系において、第2レンズ群は、物体側から順に、負の第2aレンズ群と、絞りと、正の第2bレンズ群から構成され、次の条件式(6)を満足する広角レンズ系。
    (6)-3.0<f2a/f2b<-2.0
    但し、
    f2a;第2aレンズ群の焦点距離、
    f2b;第2bレンズ群の焦点距離。
  6. 請求項5記載の広角レンズ系において、第2bレンズ群は、物体側から順に、物体側から順に位置する両凸正レンズと両凹負レンズの貼合せレンズ、両凹負レンズ、像側に凸の正レンズ、及び両凸正レンズからなっており、次の条件式(7)を満足する広角レンズ系。
    (7)ν2b-4>70
    但し、
    ν2b-4:第2bレンズ群中の像側から2枚目の正レンズのアッベ数。
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