JP2009042527A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大口径で且つ広画角を実現し、35mmフィルムサイズよりも小さい画面サイズのシステムに適用しても十分長いバックフォーカスを確保したズームレンズを実現すること。
【解決手段】 物体側から像側へ順に、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、負の第3レンズ群、正の第4レンズ群を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が増大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が減少するように各レンズ群が光軸上を移動し、且つ前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の屈折力を適切に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、デジタルカメラ、銀塩フィルム用カメラ等に好適なものである。
負の屈折力のレンズ群が先行する(最も物体側に位置する)所謂ネガティブリード型のズームレンズが知られている。ネガティブリード型のズームレンズは、近接撮影距離が比較的短くなり、広画角化が比較的容易であり、バックフォーカスを長くすることが容易であるため、広角用の撮影レンズに多く用いられている。
一眼レフカメラ用のネガティブリード型のズームレンズとして、物体側から像側へ順に負、正、負、正の屈折力のレンズ群を配置したズームレンズが知られている(特許文献1)。
特許文献1は、広角端での画角が100°を超える超広角域を含むズームレンズを提案している。
また、レンズを含むカメラシステムの小型化や低コスト化を目的として、35mmフィルムサイズより小さな画面サイズを採用したカメラシステムが知られている。このような画面サイズが小さいカメラシステムにおいて広い画角を得るためには、より焦点距離の短いレンズが必要になる。また、これを従来の35mmフィルム用のマウントを持つ一眼レフカメラシステムに適用すると、レンズの大きさに対してバックフォーカスをより長く確保する必要がある。例えば、35mmフィルムサイズよりも小さい画面サイズの一眼レフカメラに適用したネガティブリード型のズームレンズとして、物体側から像側へ順に負、正、負、正の屈折力のレンズ群を配置したズームレンズが知られている(特許文献2)。
特許文献2は、35mmフィルムサイズより小さいAPSサイズの画面サイズを持つカメラシステムに適用した上で、且つ広角端での画角が100°を超える超広角域を含むズームレンズを提案している。
特開2004−240038号公報 特開2006−39531号公報
特許文献1のズームレンズは、Fナンバー(Fno、F値)がズーム全域でF4であり、より広範な撮影条件に対応することは困難であった。また、特許文献1のズームレンズをAPSサイズの画面サイズを持つ一眼レフカメラシステムに適用するために、そのまま縮小すると、十分なバックフォーカスを確保することができなかった。
特許文献2のズームレンズは、APSサイズの画面サイズに適用したズームレンズであり、カメラシステム全体として小型化と低コスト化が図れる構成となっている。しかし、特許文献1のズームレンズと同様にFナンバーがF3.5〜4.5程度であり、より広範な撮影条件に対応することは困難であった。
以上のことを鑑み、本発明は、従来例と同等の画角を維持しつつ、より大口径で、バックフォーカスが十分に確保された小型のズームレンズを提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が増大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が減少するように各レンズ群が光軸上を移動し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の焦点距離をそれぞれf2、f3、広角端での全系の焦点距離をfw、望遠端での全系の焦点距離をftとしたとき、
1.4<|f3|/√(fw・ft)<2.4
0.8<f2/|f3|<1.2
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角でありながら、大口径で、バックフォーカスが十分に確保された小型のズームレンズが得られる。
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図2は実施例1のズームレンズの広角端における収差図である。図3は実施例1のズームレンズの望遠端における収差図である。
図4は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図5は実施例2のズームレンズの広角端における収差図である。図6は実施例1のズームレンズの望遠端における収差図である。
図7は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8は実施例3のズームレンズの広角端における収差図である。図9は実施例3のズームレンズの望遠端における収差図である。
なお、図2,3,5,6,8,9はいずれも、各実施例のズームレンズが無限遠物体にフォーカスしているときの収差図である。
図10は本発明のズームレンズを備える一眼レフカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラそして銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系(光学系)である。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。SPは開口絞りである。
IPは像面である。像面IPは、ビデオカメラやデジタルスチルカメラにおいてはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当し、銀塩フィルム用カメラにおいてはフィルム面に相当する。
収差図において、d,gは各々d線,g線である。S.C.は正弦条件である。M,Sはd線でのメリディオナル像面,サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。FnoはFナンバー、ωは半画角、Yは像高である。
尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
図1の実施例1のズームレンズは物体側から像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、ズーミングに際して第3レンズ群と一体的に移動する開口絞りSP、負の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4より構成されている。
広角端から望遠端へのズーミングに際しては、図中の矢印のように、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が減少し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が増加し、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が減少するように各群が移動する。具体的には、第1レンズ群L1は像側に凸状の軌跡で移動し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3と第4レンズ群L4は光軸上を物体側に移動する。これにより、広角端では第1レンズ群L1が負の屈折力、第2レンズ群以降全体が正の屈折力となってレンズ系全体がレトロフォーカス型の屈折力配置となり、広角端での広画角化を有利にしている。また、ズーミング時に第1レンズ群L1を非線形に移動させることでズーミングに伴う像面変動を補正している。
無限遠物体から至近距離物体のフォーカシングは、第2レンズ群L2を正の屈折力の第2aレンズ群L2aと正の屈折力の第2bレンズ群L2bとに分けて、第2aレンズ群L2aが光軸上を移動することにより行われる。これにより、十分なフォーカス敏感度を持ったレンズ群でフォーカシングを行うことができる。したがって、フォーカシングの際の駆動量を少なくすることができると共に、レンズ間隔変化が小さくなるため収差変動を低減することができる。なお、第2bレンズ群L2bでフォーカシングを行っても良い。また、第2aレンズ群L2aと第2bレンズ群L2bを独立して移動させる所謂フローティングによりフォーカシングを行っても良い。すなわち、フォーカシングに際して、第2aレンズ群L2aと第2bレンズ群L2bの少なくとも一方を光軸上移動させれば良い。
第1レンズ群の一部のレンズ群でフォーカシングを行う場合、第1レンズ群の中での間隔変化が生ずることになる。これは、広角系において光線の屈折角が特に大きい第1レンズ群中で光線の通り方が変化することを意味し、フォーカシングによる画面周辺の像面変動などの収差変動の要因となる。これに対して、上述のごとく第2aレンズ群L2aと第2bレンズ群L2bの少なくとも一方でフォーカシングを行えば、第1レンズ群中での光線の通り方に変化はないため、フォーカシングによる収差変動を抑えることができる。
図4の実施例2のズームレンズは各レンズ群の基本的な構成は実施例1と同様であるが、開口絞りSPが第2レンズ群L2と一体的に移動するように第2レンズ群内に配置されている点で実施例1とは異なっている。
図7の実施例3のズームレンズは、実施例2と同様に開口絞りSPが第2レンズ群L2と一体的に移動するように第2レンズ群内に配置されている。
各実施例のズームレンズでは、強い負の屈折力を持つ第1レンズ群に、最も物体側から像側へ順に連続して3枚の負レンズを配置している。最も物体側には像側に強い凹面を向けたメニスカス形状の負レンズG1、物体側から2番目と3番目には共に両凹形状の負レンズG2、G3が配置されている。これにより、広画角化を達成するのに必要な強い負の屈折力を3枚の負レンズに効果的に分散させて、広画角化につれて増大しやすい画面周辺部の像面湾曲、歪曲などの収差を小さく抑えている。また、第1レンズ群の4枚目に正レンズを配置することで、3枚の負レンズで発生した球面収差やコマ収差を補正している。
各実施例のズームレンズは、更に光学性能の向上を図るため、負レンズG1の物体側の面と、負レンズG2の像側の面に非球面を配している。このような構成により、特に広角側で顕著となる歪曲収差と像面湾曲をより効果的に補正することができるので、第1レンズ群には2以上の非球面を設けることが好ましい。
なお、負レンズG1の物体側の面に配した非球面は周辺にいくにつれて負の屈折力の弱くなる非球面としており、これにより特に広角端での像面湾曲や歪曲収差を補正している。同時に負レンズG1の物体側面の光線有効径を小さくすることができるため、第1レンズ群L1の小型化にも貢献している。負レンズG2に配した非球面は、負レンズG1の非球面では完全に補正しきれなかった残存収差、特に広角端における画面周辺の像面湾曲を良好に補正している。
各実施例のズームレンズでは、第4レンズ群にも光軸から離れるに従って負の屈折力が強くなる非球面を配置している。これによって特に広角端で発生する負の歪曲収差を良好に補正し、第1レンズ群に配置した非球面と併せて更に良好な光学性能が実現できる。このため第4レンズ群にも非球面を設けることが好ましい。
各実施例においては、必要なバックフォーカスの確保のため第3レンズ群が比較的強い負の屈折力を持つこととなる。このため、第3レンズ群には比較的高い屈折率の材料を使用した2枚の負レンズを配置して、効果的に負の屈折力を分担させている。これにより、比較的負の屈折力が大きい第3レンズ群で大きな収差が発生するのを防げるので、第3レンズ群は2以上の負レンズを有するよう構成することが好ましい。
また、各実施例のズームレンズにおいては、第2レンズ群と第3レンズ群の焦点距離をそれぞれf2、f3とし、広角端での全系の焦点距離をfw、望遠端での全系の焦点距離をftとしたとき、
1.4<|f3|/√(fw・ft)<2.4 ・・・(1)
0.8<f2/|f3|<1.2 ・・・(2)
なる条件を満足している。
条件式(1)は十分なバックフォーカスの確保と光学系の大きさ、性能のバランスを取る条件式である。条件式(1)の上限を超えて第3レンズ群の屈折力が小さい場合、十分なバックフォーカスを確保することが困難となり望ましくない。また、条件式(1)の下限を超えて第3レンズ群の屈折力が大きい場合、第4レンズ群に入射する軸外光束の高さが高くなり、光学系が大型化するため望ましくない。同時に、第3レンズ群で発生する球面収差、コマ収差などの諸収差が大きくなり補正が困難になるため望ましくない。
以上のように、本発明では、物体側から像側へ、負、正、負、正の屈折力のレンズ群を有するズームレンズにおいて、条件式(1)と条件式(2)を満たすことにより、大口径で広画角を実現しつつ、十分なバックフォーカスを確保することができる。
次に説明する条件式(3)〜(6)は、本発明のズームレンズにおける好ましい条件である。条件式(3)〜(6)の1以上を更に満足する場合には、より好ましいズームレンズを実現することができる。各実施例のズームレンズは、条件式(1)〜(6)のいずれも満足する例である。
第4レンズ群L4の焦点距離をf4としたとき、
1.95<f4/√(fw・ft)<3.2 ・・・(3)
なる条件を満足することが好ましい。
条件式(3)の上限を超えて第4レンズ群の屈折力が小さい場合、レンズ全長が必要以上に長くなって大型化すると共に、第4レンズ群で大きく補正している球面収差やコマ収差、像面湾曲が補正不足となり望ましくない。また、条件式(3)の下限を超えて第4レンズ群の屈折力が大きい場合、バックフォーカスを十分に確保することが困難となる。
バックフォーカス(最も像側のレンズ面から像面までの距離)が最も短くなる広角端におけるバックフォーカスをBfwとしたとき、
2.9<Bfw/fw<5.0 ・・・(4)
なる条件を満足することが好ましい。
条件式(4)を満足することで、レンズ全長は極端に大型化することなく、十分にバックフォーカスを確保した構成とすることができる。
第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
0.7<|f1|/√(fw・ft)<1.4 ・・・(5)
なる条件を満足することが好ましい。
条件式(5)は、第1レンズ群の小型化と収差補正のバランスを取る条件式である。条件式(5)の上限を超えて第1レンズ群の屈折力が小さいと、全系の中で最もレンズ径が大きい第1レンズ群のレンズ径が大型化すると共に、十分なバックフォーカスの確保が難しくなるため望ましくない。また、条件式(5)の下限を超えて第1レンズ群の屈折力が大きい場合、第1レンズ群で発生する負の歪曲収差の補正が困難となると共に、第2レンズ群以降のレンズ径が大型化するため望ましくない。
大口径化に伴い悪化する軸上色収差、倍率色収差を良好に補正するために、第4レンズ群中に非常に分散特性の良好な(低分散な)材料を使用した正レンズを2枚配置することが好ましい。
具体的には、それらの材料のアッベ数をνdとしたとき、
νd>75 ・・・(6)
なる条件を満足する材料を使用した正レンズを配置することが好ましい。
条件式(6)を満足する分散特性を持つ材料は一般に異常分散特性を持っており、二次分散特性も良好である。このような材料を効果的に第4レンズ群の正レンズに使用することで、軸上色収差と倍率色収差が共に良好に補正された光学系を実現している。
更に好ましくは前述の条件式(1)から(5)の数値範囲を以下の如く設定するのが良い。
1.5<|f3|/√(fw・ft)<2.2 ・・・(1)´
0.85<f2/|f3|<1.15 ・・・(2)´
2.0<f4/√(fw・ft)<3.0 ・・・(3)´
3.0<Bfw/fw<4.5 ・・・(4)´
0.8<|f1|/√(fw・ft)<1.3 ・・・(5)´
以下に実施例1〜3に対応する数値実施例1〜3を示す。各数値実施例において、iを物体側からの面の順番として、riは各面の曲率半径(mm)である。但し、曲率半径riが∞の面は、「0.000」で表現している。diは第i面と第i+1面との間の間隔(mm)である。niとνiは屈折率、アッベ数を示す。屈折率niはd線に対する屈折率であり、アッベ数vは以下の式で表される。
v=(nd−1)/(nF−nC)
但し、nd:d線(波長587.6nm)に対する屈折率
nF:F線(波長486.1nm)に対する屈折率
nC:C線(波長656.3nm)に対する屈折率
また、fは焦点距離(mm)、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。
各実施例において非球面形状は、次式によって定義している。
X=(h/R)/[1+√{1−(h/R)}]+B・h+C・h+D・h+E・h10+F・h12
ただし、Xは光軸からhだけ離れたレンズ面上の光軸方向への変位量、Rは曲率半径、B、C、D、E、Fはそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。非球面係数における「e−xx」は「×10−xx」を表す。
又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
Figure 2009042527
Figure 2009042527
Figure 2009042527
Figure 2009042527
Figure 2009042527
Figure 2009042527
Figure 2009042527
以上説明した実施例では、物体側から像側へ、負、正、負、正の屈折力の4つのレンズ群のみを有するズームレンズを説明したが、本発明のズームレンズは4群構成のズームレンズに限られるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で、例えば第4レンズ群の像側に、非常に屈折力の弱い第5レンズ群を加えたりする変形例も考えられる。
次に、本発明のズームレンズ(光学系)を用いた一眼レフカメラシステムの実施形態を図10を用いて説明する。図10において、10は一眼レフカメラ本体、11は本発明によるズームレンズを搭載した交換レンズである。
12は交換レンズ11により形成される被写体像を記録するフィルムや固体撮像素子などの記録手段、13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系である。
14は交換レンズ11からの被写体像を記録手段12とファインダー光学系13に切り替えて伝送するための回動するクイックリターンミラーである。
ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察する。
撮影時には、クイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は記録手段12に結像して記録される。18はサブミラー、19は焦点検出装置である。
このように本発明のズームレンズを一眼レフカメラ交換レンズ等の撮像装置に適用することにより、高い光学性能を有した撮像装置が実現できる。
なお、本発明はクイックリターンミラーのないSLR(Single Lens Reflex)カメラにも同様に適用することができる。
以上のように各実施例によれば固体撮像素子を用いた撮影系に好適な、コンパクトで、優れた光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置が得られる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例1のズームレンズの広角端における物体距離が無限遠のときの収差図 実施例1のズームレンズの望遠端における物体距離が無限遠のときの収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例2のズームレンズの広角端における物体距離が無限遠のときの収差図 実施例2のズームレンズの望遠端における物体距離が無限遠のときの収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例3のズームレンズの広角端における物体距離が無限遠のときの収差図 実施例3のズームレンズの望遠端における物体距離が無限遠のときの収差図 本発明のズームレンズを用いた一眼レフカメラシステムを示す図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L2a 第2aレンズ群
L2b 第2bレンズ群
SP 絞り
IP 像面
d d線
g g線
M メリディオナル像面
S サジタル像面
S.C. 正弦条件

Claims (9)

  1. 物体側から像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が減少し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が増大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が減少するように各レンズ群が光軸上を移動するズームレンズにおいて、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の焦点距離をそれぞれf2、f3、広角端での全系の焦点距離をfw、望遠端での全系の焦点距離をftとしたとき、
    1.4<|f3|/√(fw・ft)<2.4
    0.8<f2/|f3|<1.2
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4としたとき、
    1.95<f4/√(fw・ft)<3.2
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 広角端における最も像側のレンズ面から像面までの距離をBfwとしたとき、
    2.9<Bfw/fw<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
    0.7<|f1|/√(fw・ft)<1.4
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群は2枚の負レンズを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1レンズ群は2以上の非球面を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第4レンズ群は、アッベ数をνdとしたとき、
    νd>75
    なる条件式を満足する材料からなる正レンズを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第2レンズ群は、正の屈折力の第2aレンズ群と、正の屈折力の第2bレンズ群を有し、フォーカシングに際し、前記第2aレンズ群と前記第2bレンズ群の少なくとも一方が光軸上を移動することを特徴とする請求項1乃至7に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を撮像する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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