JP4919436B2 - 球通過ユニット及び遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、球通過ユニット及び遊技機に係り、特に所定領域に導かれる遊技球の軌道を衝撃を加えることに基づいて変化させる不正行為を防止することができる球通過ユニット及び遊技機に関する。
パチンコ機においては、弾球された遊技球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、遊技球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で遊技球が遊技領域内の遊技釘(ゲージともいう。)や風車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に遊技球が入賞すれば所定の景品球の払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に遊技球が流入すれば景品球の払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は遊技球の流下における偶然性を利用しつつ遊技球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
遊技者は、パチンコ機において大当りに入賞すると、多くの遊技球の払出しを得ることができるため、大当りとなることを期待して遊技を行う。この大当りの態様として、一般的に第1の特別遊技(1種大当り又は図柄変動大当りともいう。)と第2の特別遊技(2種大当り又は役物大当りともいう。)とが存在しており、各大当りを個別に実現可能な1種タイプ及び2種タイプのパチンコ機や、いずれの大当り態様も実現可能な1種2種タイプのパチンコ機が概念できる。
第2の特別遊技は、所定の入賞口への遊技球の入賞に基づいて2種大入賞口が所定時間開放することで発生し(第2の特別遊技の第一段階)、2種大入賞口が所定時間開放した際に、2種大入賞口内に流入した遊技球が特定の領域を通過するか否かによって第2の特別遊技が継続するか否かを抽選する。遊技球が特定の領域を通過すると、第2の特別遊技の継続が確定して、遊技者は多くの景品球の払出しを得ることができる。遊技者は、2種大入賞口内の特定領域を遊技球が通過することを期待し、2種大入賞口内の遊技球の動きに関心をもって遊技を行う。
例えば、特許文献1には、遊技球が入球することにより遊技者に有利な遊技状態とする特定領域を有する遊技機において、遊技機に対する振動を検出し、遊技機に不正行為がなされたか否かを判定するものが記載されている。
特開2008−125660号公報
このパチンコ機は、遊技球が流入可能な流入口と、流入口内に設けられており、かつ遊技球の流入によって遊技者に有利な遊技状態とする入球口と、流入口を遊技球が通過したことを検知する通過検知手段と、入球口に遊技球が入球したことを検知する入賞検知手段と、振動検出手段からの振動検知のタイミング及び遊技機に対する振動の大きさに基づき不正を判定する不正判定手段と、を備える。
不正判定手段は、通過検知手段が遊技球を検知してから入賞検知手段が遊技球を検知するまでの間に、振動検知手段が所定の振動を検知した場合に第1の不正行為と判定し、通過検知手段が遊技球を検知する前又は入賞検知手段が遊技球を検知した後に、振動検知手段が所定の振動よりも強い振動を検知した場合に第2の不正行為と判定する。
通過検知手段が遊技球を検知してから入賞検知手段が遊技球を検知するまでの間に、振動検知手段が所定の振動を検知した場合は、遊技球が流入口に流入してから入球口に遊技球が入球するまでの間に遊技機に対して振動が加えられているため、遊技者に有利な遊技状態が付与される契機となる入球口に対して不正に遊技球を誘導する第1の不正行為と判定する。
一方、通過検知手段が遊技球を検知する前又は入賞検知手段が遊技球を検知した後に、振動検知手段が所定の振動よりも強い振動を検知した場合は、遊技球が流入口に流入する前において遊技機に対して強い振動が加えられているか、遊技者に有利な遊技状態が付与される契機となる入球口へ遊技球が入球した後において強い振動が加えられているため、遊技機を破損させるおそれのある第2の不正行為と判定する。
このように、特許文献1に記載の遊技機によれば、有利な遊技状態が付与される契機となる入球口に遊技球を不正に誘導する行為を検出することができるとともに、遊技機を破損させるおそれのある行為を検出することができる。しかし、この遊技機は、不正行為者が遊技機に振動を加えて所定の入球口へ遊技球を誘導する行為を検出することができるが、不正行為によって所定の入球口へ遊技球が入球してしまうことがあり、不正行為者が不正に利益を得てしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、遊技領域を流下する遊技球を所定領域に向けて導く球通過ユニットにおいて、衝撃に基づいて不正に遊技球を所定領域に向けて誘導する行為を防止することができる球通過ユニット及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
本発明の例示的な側面としての球通過ユニットは、遊技機の前方を覆う透明板の後方に配置され、遊技領域を流下する遊技球を所定領域に導く球通過ユニットであって、遊技領域を流下する遊技球を所定領域に向けて導く案内面と、案内面を通過する遊技球と透明板との間に配置される前壁部と、遊技球が前壁部から離間した離間位置を通過するように遊技球の通過位置を調整する位置調整部と、を備える。
球通過ユニットは、遊技領域を流下する遊技球を案内面によって所定領域に向けて導く。案内面を通過する遊技球と遊技機の前方を覆う透明板との間には前壁部が設けられている。案内面を通過する遊技球は、位置調整部によって前壁部から離間した離間位置を通過するように構成されている。
このような球通過ユニットを有する遊技機においては、遊技機に対して衝撃を加え、球通過ユニット内の遊技球の軌道を変更して遊技球を不正に所定領域に導く不正行為がなされることがある。この不正行為は、例えば、遊技機の前方を覆う透明板に対して衝撃を加え、透明板を介して球通過ユニット内の遊技球に衝撃を付与して遊技球の軌道を変更する。透明板の後方に配置された球通過ユニットにおいては、透明板に加えられた衝撃が前壁部に対して最も大きく作用する。したがって、前壁部と遊技球とが接している場合は、透明板に加えられた衝撃が前壁部を介して遊技球に作用し、衝撃によって遊技球の軌道が変更されて、所定領域に向けて遊技球が不正に導かれるおそれがある。
しかし、本発明に係る球通過ユニットは、遊技球の位置を調整する位置調整部によって前壁部と遊技球とを離間させて、前壁部から離間した離間位置において遊技球を通過させることができる。したがって、透明板に加えられた衝撃が前壁部に作用した場合であっても、この衝撃が前壁部を介して遊技球に作用することを防止し、衝撃を加えることに基づいて遊技球の軌道を変更する不正行為を防止することが可能となる。
案内面は、遊技領域を流下する遊技球を所定領域に向けて通過させるものであればよく、遊技領域を流下する遊技球が直接流入するように構成されていてもよいし、遊技領域を流下する遊技球が他の部品を経由してから流入するように構成されていてもよい。
前壁部は、案内面を通過する遊技球と透明板との間に配置されていればよく、案内面の前方を全て覆うように構成されていてもよいし、スリット等が形成されて案内面と透明板の間の一部に配置されるように構成されていてもよい。すなわち、前壁部は、透明板に加えられた衝撃が直接遊技球に作用しないように透明板と遊技球との間に配置されていればよく、必ずしも案内面の前方を全て覆うように配置されていなくてもよい。
位置調整部は、案内面を通過する遊技球が前壁部から離間した離間位置を通過するように遊技球の通過位置を調整できるものであればよく、案内面又は前壁部と一体に形成されてもよいし、別個の部品として形成されていてもよい。また、位置調整部は、透明板に衝撃が加えられた際に透明板に加えられた衝撃が前壁部を介して遊技球に作用しないように遊技球の位置を調整する構成であればよく、必ずしも案内面を通過する遊技球が常に前壁部と離間した位置を通過するように遊技球の位置を調整する構成に限定されない。
また、所定領域は、遊技球が入球可能な領域であればよいが、遊技球の入球に基づいて遊技者に有利な遊技状態を実現するものが好ましい。所定領域への遊技球の入球に基づいて有利な遊技状態を実現する構成の球通過ユニットにおいては、衝撃に基づく不正行為が行われる可能性があるためである。
具体的には、例えば、遊技球が入球することにより第2の特別遊技が継続する2種大入賞口内の特定領域、遊技球が入球することにより景品球の払出しの契機となる入賞口、及び遊技球の入球により特別な映像の提供等遊技者にとって有益な演出の契機となる入球部を所定領域とすることができる。遊技球の入球に基づく有利な遊技とは、景品球の払出しや大当り抽選の抽選契機や、抽選手段による抽選確率の向上や、有益な演出の提供等を例示することができる。
位置調整部は、案内面及び前壁部のうち少なくともいずれか一方において遊技球の通過方向に沿って形成されており、遊技球が位置調整部に沿って移動することにより離間位置を通過するように構成されていてもよい。
位置調整部に沿って遊技球が離間位置を通過する構成によれば、位置調整部が遊技球のガイドとして機能し、遊技球の通過軌跡を安定させることができる。具体的には、案内面に位置調整部としての溝部を形成し、この溝部に沿って遊技球が通過する構成や、案内面又は前壁部に突起部を形成し、この突起部に沿って遊技球が通過する構成を例示できる。なお、位置調整部は、案内面及び/又は前壁部において遊技球の通過軌跡に沿って連続して形成されていてもよいし、間隔を空けて配置されていてもよい。
また、位置調整部は、案内面及び前壁部のうち少なくともいずれか一方から案内面を通過する遊技球に向けて突出して形成されており、遊技球が位置調整部と衝突しつつ移動することによって離間位置を通過するように構成されていてもよい。
位置調整部に衝突しつつ遊技球が離間位置を通過する構成によれば、位置調整部によって前壁部と遊技球との間隔を保ちつつ、衝突態様に基づいて遊技球の通過軌跡に変化をもたせることができる。ガイドとしての位置調整部に沿って遊技球が移動する構成と比較して、遊技球の通過軌跡を多様化して、遊技球の動きに対する遊技者の関心を高めることができるとともに、透明板に衝撃を加えることによる不正行為のタイミングを把握し難くすることができる。
また、位置調整部は、所定領域との距離に基づいて形状が変化するように構成されていてもよい。位置調整部が一定の形状であり、案内面における遊技球の通過位置が一定であると、案内面における遊技球の通過態様(通過時間、通過速度、通過軌跡等)が把握され易くなる。しかし、所定領域との距離に基づいて位置調整部の形状が変化することにより、案内面における遊技球の通過態様を把握し難くすることができる。
また、不正行為者は、透明板に衝撃を加えて遊技球の軌道を変更する不正行為を行うことが考えられるが、遊技球と前壁部とが離間しているため、透明板に加えた衝撃は直接遊技球に作用しない。しかし、透明板に比較的大きな衝撃が加えられたり、衝撃が複数回加えられたりすると、透明板に加えられた衝撃が遊技球に作用し、遊技球の軌道が変更するおそれがある。
このような不正行為に対して、案内面における通過態様が把握し易い構成であると、遊技球を不正に導くために衝撃を付与するタイミングを把握し易くなり、タイミングよく透明板に衝撃が加えられることにより、遊技球の軌道が変化して不正に所定領域に入球してしまうおそれがある。しかし、所定領域との距離に基づいて位置調整部の形状を変化させることにより、案内面における遊技球の通過態様が変化し、不正行為のタイミングを把握し難くすることができ、不正行為を更に効果的に防止することができる。
なお、位置調整部の形状の変化とは、例えば、位置調整部が溝部の構成においては、所定領域との距離に基づいて溝部の深さや幅を異ならせる構成、位置調整部が突起部の場合においては、所定領域との距離に基づいて突起部の長さ等を異ならせる構成を例示できる。
また、本発明の他の例示的な側面としての遊技機は、遊技球の流下に基づく遊技を実現する遊技領域を有する遊技装置体と、遊技装置体を収容する遊技機枠と、遊技装置体に設けられた上記に記載の球通過ユニットと、遊技装置体の前方に配置された透明板と、透明板に衝撃が加えられたことを検出する検出手段と、遊技を制御する遊技制御手段と、を有し、遊技制御手段は、検出手段が透明板に衝撃が加えられたことを検出した際に、不正行為があったとしてエラー処理を実行する。
透明板に衝撃が加えられたことを検出手段によって検出することにより、透明板に不正に衝撃が加えられたことを確実に検出することができる。したがって、透明板に衝撃が加えられて球通過ユニット内の遊技球の軌道が変更した場合のみならず、遊技球の軌道が変更していない場合においても、透明板に衝撃が加えられたことを確実に検出することができ、不正行為がなされたことを検出することができる。
また、遊技制御手段は、検出手段が透明板に衝撃が加えられたことを検出した際に不正行為が行われたとしてエラー処理を実行する。このエラー処理は、遊技の停止処理や、所定領域への入球に基づく有利な遊技状態が実現している場合にはその入球の無効処理や、遊技機の外部端子出力板を介したホールコンピュータへのエラー信号発生処理や、警告音等によるエラー報知処理である。このようなエラー処理を実行することにより、透明板に衝撃を加えることに基づく不正行為を抑制することができる。
更に、本発明に係る球通過ユニットは、透明板の後方に配置された前壁部から離間した離間位置を遊技球が通過しており、透明板に衝撃が加えられた際にその衝撃が直ちに遊技球に作用しないように構成されている。しかし、複数回繰り返し衝撃が付与された場合には、衝撃によって遊技球の軌道が変更されて、遊技球が不正に所定領域に導かれるおそれがある。この透明板に加えられた衝撃に基づいて遊技球が不正に所定領域に入球するタイミングは、透明板に衝撃が加えられた直後ではなく、透明板に衝撃が加えられてから所定時間経過した後となる。
このように本発明に係る球通過ユニットによれば、透明板に対する衝撃付与のタイミングと、この衝撃に基づいて遊技球が不正に入球するタイミングと、をずらすことができる。タイミングがずれることにより、透明板に衝撃が加えられたことを検出した後から衝撃に基づいて遊技球が不正に入球する前において、エラー処理を確実に実行することができる。仮に、透明板への衝撃に基づいて直ちに遊技球が入球してしまうと、エラー処理が間に合わず、不正行為者が不正に利益を得てしまうおそれがある。しかし、透明板に衝撃が加えられたタイミングと、遊技球が不正に入球するタイミングと、がずれることにより、そのタイミング間に確実にエラー処理を実行し、不正行為を更に効果的に防止することが可能となる。
具体的には、透明板に衝撃が付与されると、検出手段によって衝撃を検出し、衝撃検出を契機として入賞無効信号が発信される。衝撃が付与されてから衝撃を検出する時間と、衝撃を検出した後に入賞無効信号が発信されるまでの時間と、は一定であり、衝撃が付与されてから入賞無効処理が為されるまでには所定時間がかかる。この所定時間内に不正に遊技球が入賞してしまうと、不正行為者が不正に利益を得てしまうおそれがある。しかし、衝撃が付与されてから衝撃に起因して不正に入賞するまでの時間を遅延させることにより、衝撃が付与されてから入賞無効処理がなされるまでの時間を変えることができない場合であっても、確実に不正入賞を無効処理することができる。
加えて、エラー処理として警告音を発生するように構成することより、不正行為による被害の拡大を抑制することができる。具体的には、本発明に係る球通過ユニットによれば、衝撃が付与されても遊技球の軌跡は変更されず、複数回衝撃が加えられることにより遊技球の軌跡が不正に変更される。このように最初に衝撃が付与されてから衝撃に起因して遊技球の軌跡が変更するまでには時間差が生じる。そのため、最初に衝撃が付与された際に警告音を発信することにより、周囲の注意をひきつけたり不正行為者に対して威嚇したりして、更なる衝撃付与を防止することができる。更なる衝撃付与がなされないと不正に遊技球の軌跡が変更し難くなり、不正行為が抑制される。また、警告音を発生することにより、周囲の遊技者やホール店員等に注意を促すとともに、不正行為者の犯行意欲を心理的に抑制し、不正行為を防止することができる。
なお、遊技装置体とは、遊技機における遊技を実現するものであり、例えば、パチンコ遊技機であれば、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技盤、スロットマシンであれば、絵柄の組合せによる遊技を実現するリールを例示できる。
また、遊技機枠とは、遊技装置体を内包する枠部材又は枠部材の集合体であって、遊技装置体の側方や前方を囲むためのものである。例えば、遊技機がパチンコ遊技機である場合には、遊技装置体としての遊技盤を内包する筐体枠、機枠又は前面枠若しくはこれらの組合せ等が遊技機枠に該当し、遊技機がスロットマシンである場合には、遊技装置体としてのリール(回胴装置)を内包するキャビネット(筐体枠及び/又は前面枠)が遊技機枠に該当する。もちろん、パチンコ遊技機やスロットマシン以外の遊技機においても、それら遊技機における遊技を実現する遊技装置体(例えば、コインゲーム機における遊技盤やアーケードマシンにおけるゲーム画像表示装置等)を内包する枠部材等がこの遊技機枠に該当する。
また、検出手段は、透明板に衝撃が加えられたことを検出できるものであればよく、例えば、透明板に衝撃が加えられたことに基づく振動を検出する振動センサ、透明板に衝撃が加えられたことに基づく変形を検出する圧力センサや加速度センサを用いることができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、遊技球の位置を調整する位置調整部によって前壁部と遊技球とを離間させて、前壁部から離間した離間位置において遊技球を通過させることができる。したがって、透明板に加えられた衝撃が前壁部に作用した場合であっても、この衝撃が前壁部を介して遊技球に作用することを防止し、衝撃を加えることに基づいて遊技球の軌道を変更する不正行為を防止することが可能となる。また、透明板に衝撃が加えられたタイミングと、遊技球が不正に入球するタイミングと、をずらすことができるため、そのタイミング間に確実にエラー処理を実行し、不正行為を効果的に抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 2種第大入賞口分を拡大した正面図である。 球通過ユニットの案内面及び回転抽選体部分の平面図である 図3のA−A断面図である。 図3に示す案内面の断面図である。 透明板に衝撃が加えられた状態を示した模式図である。 変形例1に係る位置調整部を有する案内面の断面図である。 変形例2に係る位置調整部を有する案内面及び回転抽選体部分の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機2の正面図である。このパチンコ機2は、遊技機枠3、遊技盤ユニット5、前面ガラス(透明板)10、発射ユニット(不図示)、貯留皿14を有している。発射ユニットは、1個ずつ遊技球23を遊技盤ユニット5に構成される遊技領域16に向けて発射可能である。
パチンコ機2は、アレンジボール機、雀遊技球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるデジパチタイプ(1種タイプ)やハネモノタイプ(2種タイプ)のパチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態においては、デジパチ遊技(1種遊技、図柄変動遊技ともいう。)とハネモノ遊技(2種遊技、役物遊技ともいう。)の両方の遊技を実現するいわゆる1種2種タイプのパチンコ機について例示説明する。なお、図柄変動遊技及び役物遊技については後述する。
パチンコ機2の遊技機枠3は、後述する遊技盤ユニット5を保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲及び前方又はそれに加えて後方を囲むように構成される。遊技機枠3の内部には、遊技盤ユニット5の他にも各種電子基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、遊技機枠3によって周囲側面及び前面又はそれに加えて後方からのパチンコ機2内部への不正アクセスが防止されるようになっている。
例えば、パチンコ機2の周囲を囲む筐体枠4、その内側にヒンジ部(揺動支持部)22によって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤ユニット5を保持する機枠9、機枠9の前方にヒンジ部22によって前方開閉可能に揺動支持されて前面ガラス10とその周囲を装飾する装飾部材32とを保持する装飾枠12とを有して遊技機枠3が構成される。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置され、パチンコ機2の前方を覆い、内部に保持された遊技盤6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材である。前面ガラス10は2枚の透明平板ガラスで形成されて装飾枠12の裏面側に保持され、遊技盤6との間に遊技球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
貯留皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態においては上皿14aと下皿14bとを有している。上皿14aは、遊技球排出ボタン14cを有して遊技盤6の下方、すなわち装飾枠12の下方部分に配置され、下皿14bは、その上皿14aの更に下方に配置されている。
発射ユニットは、遊技球供給装置(不図示)によって貯留皿14の一部としての上皿14aから発射位置に送り出された遊技球23を遊技領域16の上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の遊技球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
遊技盤ユニット5は、表面側の略中央にセンター役物7が配置された遊技盤6を有しており、その遊技盤6には多数のゲージ(遊技釘)27も配置されている。遊技盤6は、その表面側に遊技球23の流下による遊技を実現するための遊技領域16を構成するための遊技装置体であり、遊技盤6を前方から遊技者にとって視認可能となるように遊技機枠3(本実施の形態においては、遊技機枠3の一部としての機枠9。)に保持されている。その遊技盤6の表面には略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられており、レール飾り26の内周面(内側面)26aが遊技盤に対して立設するように配置されている。そして、レール飾り26の内側面26aによって画定され、内側面26aに面した略円形状の領域が遊技領域16となっている。
ゲージ27は、遊技領域16を流下する遊技球23と衝突してその流下方向を変更させる流下変更部材であり、多数が遊技領域16内に配置されている。また、遊技領域16には、普通入賞口28、中央始動口(第1の始動口及び第2の始動口)29、中央大入賞口(第1の大入賞口)31、2種大入賞口(第2の大入賞口)等の入球部材及びアウト口38が配置されている。更に、遊技領域16には、通過ゲート33、風車34等が配置されており、流下する遊技球23が各入球部材に流入したり、通過ゲート33を通過したり、風車34を回転させたりすることによって、遊技球23による流下遊技を楽しむことができるようになっている。
センター役物7は、図柄変動遊技(1種遊技)や役物遊技(2種遊技)を実現するものである。センター役物7の中央部には、図柄表示装置7aが配置されるとともに、この図柄表示装置7aの表示画面(映像表示面)7bを露出させるための表示開口部7dが形成されている。センター役物7の表示開口部7dの下方には、遊技球23が転動可能なステージ7eと、2種大入賞口を構成する球通過ユニット8と、が設けられている。
ステージ7eは、球通過ユニット8より手前側(遊技者から近い側)に配置されている。ステージ7eと球通過ユニット8との間には、各領域を区画するための透明なプレート部材21が設けられている。球通過ユニット8について詳細は後述する。
図柄表示装置7aは、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されて遊技者が遊技盤6の表面側から視認可能となるように配置され、その表示画面7b上に映像表示を行うものである。この表示画面7b上には、例えば、3桁の数字又は文字等により構成される表示図柄7cが回転又は停止するように映像として表示される。また、例えば、キャラクター等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像も表示画面7b上に表示されるようになっている。
センター役物7は、遊技領域16の略中央に位置しており、その上部右側の一部が球通路37の下側壁面を構成している。そして、発射された遊技球23の勢いが比較的強く球通路37を通過すると、センター役物7の右側部分の遊技領域16へと至ることができるようになっている。
発射された遊技球23の勢いが比較的弱く、この球通路37を通過しない場合には、遊技球23はセンター役物7の左側部分の遊技領域16を流下する。図示しない球発射装置により遊技球23が発射されると、遊技球23はレール飾り26の内側面26aに沿いつつ進行して遊技領域16内の上部に至る。その後、遊技球23は、複数の通過軌跡に沿って移動し、あるものはレール飾り26の内側面26aに沿って右側に移動し、あるものはゲージ27に衝突しつつ遊技領域16内を下方に流下し、あるものは普通入賞口28に流入して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものはいずれの入球装置にも流入せずに遊技領域16内最下部に位置するアウト口38に流入してアウト球としてパチンコ機2の外部側へと排出される。
図柄変動遊技中に遊技球23が中央始動口29の上流入口29aに流入すると、その流入に起因して図柄表示装置7aの表示図柄7cが回転表示(第1の特別遊技の抽選)を開始し、その表示図柄7cが所定の図柄(例えば、「7・7・7」。)で停止表示すれば、図柄変動遊技における大当り(第1の特別遊技。以下、図柄変動大当りという。)が発生する。そして、中央大入賞口31が開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の景品球が貯留皿14へと払い出されるようになっている。
一方、球通路37を通過した遊技球23は、球通路37を通過し、あるものは通過ゲート33を通過する。その通過ゲート33の通過に起因して状態変更抽選手段(不図示)による抽選が行われ、その抽選結果が当たりの場合に、中央始動口29の下流入口29bが一定時間開放する。この中央始動口29の下流入口29bは、閉鎖状態では遊技球23の流入が不可能とされているが、その開放中に流入すると、それに起因して球通過ユニット8に設けられた2種大入賞流入口8aが所定時間開放して大当り遊技が発生する(即ち、第2特別遊技の第1段階)。その開放時間中に、更に後続の遊技球23が球通過ユニット8のV入賞口35(所定領域)に入賞すれば、中央大入賞口31の開放により大当り遊技の継続(即ち、第2特別遊技の第2段階)を楽しむことができるようになっている。
次いで、図2から図6に基づいて球通過ユニット8について詳細に説明する。図2は、球通過ユニット8の拡大図である。図2においては、球通過ユニット8の説明のためにプレート部材21、外側壁部8q等一部を省略している。球通過ユニット8は、遊技領域16を流下する遊技球23を入球可能に開口された2種大入賞流入口8aと、2種大入賞流入口8aの流入可能な状態と流入不可能な状態を実現する羽根部材8bと、を有する。羽根部材8bは、中心を軸として回転方向に移動することにより、2種大入賞流入口8aを開放した入球可能な状態と2種大入賞流入口8aを塞ぐ入球不可能な状態とを実現する。
2種大入賞流入口8aから入球した遊技球23は、その通過方向における下流側に配置されたクルーン部材8cを通過する。クルーン部材8cは、筒状で上下に貫通する中空部を有し、中空部を通過する過程で遊技球23が減速される。クルーン部材8cは、2種大入賞流入口8aから流入した遊技球23を受ける球受け部として機能している。クルーン部材8cの通過方向における下流側には、正面視にて左下方に遊技球23を導く水平通路8dが配置されている。
水平通路8dは、左右方向に沿って配置されており、左側が下降するように傾斜している。水平通路8dに流入した遊技球23は、水平通路8dを左下方に移動する。そして、水平通路8dを通過した遊技球23は、その手前側に配置された揺動部材8gに供給される。揺動部材8gは、回転抽選体8nに向かって遊技球23が移動するのを困難とする状態と、回転抽選体8nに向かって遊技球23が移動するのを容易とする状態と、を繰り返し実現して、水平通路8dから供給された遊技球23を回転抽選体8nの手前に配置された案内面8hに向けて移動する。
案内面8hに流入した遊技球23は、回転抽選体8nに向かって移動する。回転抽選体8nは、遊技球23が入球可能な8箇所の抽選入球口8pを有しており、そのうち1つの抽選入球口8pがV入賞口35である。回転抽選体8nは、モータ8fによって予め定められた周期で絶えず回転駆動している。遊技球23がタイミング良く移動してV入賞口35に入球すると、回転抽選体8nの下方に配置された球検出センサ8sが入球を検出し、2種大当りが継続する。
次いで、図3から図5に基づいて案内面8h及び回転抽選体8nについて詳細に説明する。図3は、球通過ユニット8における案内面8h及び回転抽選体8n部分の平面図であり、図4は、図3に示すA−A断面図である。案内面8hは、回転抽選体8nの外周を覆うように配置されている。案内面8hと回転抽選体8nとの間には、内側壁部8kが立設されている。内側壁部8kの遊技者側となる前端部には、連通穴部8mが形成されており、この連通穴部8mを介して案内面8hから回転抽選体8nに遊技球23が流入するように構成されている。遊技球23は、回転抽選体8nの外周に沿って前方に向けて移動し、前端部に導かれると連通穴部8mを介して回転抽選体8nの抽選入球口8pに流入する。
また、案内面8hの外周を覆うように外側壁部(前壁部)8qが設けられている。外側壁部8qは、案内面8hの外周端部に立設されており、パチンコ機2の前方を覆う前面ガラス10と案内面8hを通過する遊技球23との間に配置される。
案内面8hには、遊技球23の通過方向に沿って溝部(位置調整部)8rが形成されている。溝部8rは、案内面8hの通過方向に対して直交する方向(幅方向)の中心を遊技球23が通過するように遊技球23の通過位置を調整する。溝部8rは、連通穴部8mの前方に位置する部分以外の案内面8hに形成されている。遊技球23は、案内面8hを通過する過程で案内面8hの幅方向における中心に位置調整され、外側壁部8qと離間した離間位置を通過する。
図5は、案内面8hの断面図である。(a)は図3に示すB−B断面図であり、(b)はC−C断面図であり、(d)はD−D断面図である。案内面8hに形成された溝部8rは、深さが変化しており、前方に向かって徐々に浅くなるように構成されている。このように溝部8rの深さが変化することにより、案内面8hにおける遊技球23の通過態様(高さ方向の通過位置)を変化させることができる。
例えば、案内面8hのどの位置を通過している状態においても、遊技球23の通過態様が同じ場合には、案内面8hを通過する遊技球23が連通穴部8mの手前に到達するまでの時間や、不正に衝撃を加えた際における遊技球23の変化態様が把握し易くなり、タイミングを狙って不正行為がなされるおそれがある。しかし、案内面8hを通過する遊技球23の通過態様が適宜変化することにより、タイミングを把握し難くし不正行為を抑制することができる。
図6は、前面ガラス10に衝撃が加えられたことによる遊技球23への影響を示した模式図である。(a)は、前面ガラス10に衝撃が加えられていない状態であり、(b)は、前面ガラス10に衝撃が加えられた状態である。前面ガラス10に衝撃が加えられていない状態では、前面ガラス10と外側壁部8qとの間及び外側壁部8qと案内面8hの遊技球23との間は離間している。
一方、前面ガラス10に衝撃が加えられると、前面ガラス10は後方に反るように変形する。前面ガラス10の変形態様は、加えられた衝撃の強さや衝撃が加えられた位置によって異なるが、球通過ユニット8の前方から比較的強い衝撃を加えると(b)に示す状態となることがある。
(b)は、前面ガラス10が変形して、前面ガラス10と外側壁部8qとが接触した状態である。前面ガラス10と外側壁部8qとが接触すると、前面ガラス10に加えられた衝撃が外側壁部8qに伝達し、後方に向かっての衝撃が外側壁部8qに作用する。このとき、案内面8hを通過する遊技球23が幅方向の中心に位置しておらず外側壁部8qと接していると、遊技球23に対しても衝撃が作用し遊技球23の軌道が変化することがある。例えば、V入賞口35が連通穴部8mの後方に位置するタイミングにおいて前面ガラス10に衝撃が加えられると、不正にV入賞口35に遊技球23が入球してしまうおそれがある。
しかし、本実施の形態に係る球通過ユニット8によれば、溝部8rによって外側壁部8qと遊技球23とが離間しているため、前面ガラス10に加えられた衝撃は遊技球23に直接作用せず、前面ガラス10に衝撃が加えられることによる不正行為を防止することができる。
加えて、球通過ユニット8は、前面ガラス10に加えられた衝撃に基づく振動を検出する検出手段としての振動センサ(図示せず)を備えている。振動センサは、球通過ユニット8の振動を検出する。また、パチンコ機2は、図示しない遊技制御手段によって、遊技領域16における遊技球23の流下に基づく遊技の制御、図柄表示装置7aにおける画像制御等、パチンコ機2における各種制御を実行するように構成されている。また、振動センサが球通過ユニット8の振動を検出した際に、遊技制御手段によってエラー処理が実行されるように構成されている。
遊技制御手段は、振動センサが振動を検出すると、不正行為がなされたとしてエラー処理を実行する。エラー処理は、図柄表示装置7aによるエラー表示、スピーカ(図示せず)による警告音、ホールコンピュータへのエラー信号送信、パチンコ機2における遊技制御の停止処理である。更に、振動が検出されてV入賞口35に遊技球23が流入した場合には不正行為に基づく入賞の可能性が高いため、大当り遊技の継続を中止するための入賞無効処理を実行する。このように振動センサを用いて衝撃が加えられたことを検出し、その検出に基づくエラー処理を実行することにより、不正行為が実行された場合であっても不正行為による被害の拡大を抑制することができる。
また、球通過ユニット8の案内面8hを通過する遊技球23と外側壁部8qとは離間しており、前面ガラス10に加えられた衝撃が直ちに遊技球23に作用しないため、前面ガラス10に衝撃が加えられたタイミングと、この衝撃によって遊技球23が不正にV入賞口35に導かれるタイミングと、の間にずれが生じる。したがって、振動を検出してから遊技球23が不正にV入賞口35に導かれるまでの間にエラー処理を実行することができ、仮に遊技球23が不正にV入賞口35に入球した場合であっても、不正行為による入球であること的確に把握し、入賞無効等の措置を実行することが可能となる。
このように本実施の形態によれば、パチンコ機2の前方を覆う前面ガラス10に衝撃が加えられた場合において、その衝撃を遊技球23に直接作用させ難くすることができる。更に、衝撃に基づいて遊技球23の軌道が変化した場合であっても、衝撃が加えられたタイミングと、この衝撃が遊技球23に作用するタイミングと、をずらすことができるため、不正行為が行われたことをより確実に把握して、エラー処理を実行することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、本実施の形態では、2種大入賞口内の回転抽選体8nに導かれる遊技球23の通過位置を調整する構成としたが、中央始動口29に球を導くステージ7eや他の入球口に導かれる遊技球の通過位置を調整するように構成してもよい。
また、位置調整部の構成は、実施の形態に係る溝部の構成に限られず、変形例を概念することができる。次いで、変形例1及び変形例2に係る位置調整部について詳細に説明する。図7は、変形例1に係る位置調整部41を有する案内面の断面図である。図8は、図8は、変形例2に係る位置調整部42を有する案内面及び回転体部分の平面図である。図7及び図8に示す変形例は、実施の形態に係る球通過ユニットの位置調整部の構成を変更したものであり、位置調整部以外の構成は同様であるため符号を省略して説明する。
図7(a)に示す位置調整部41は、案内面から突出して配置された一対の突起部である。突起部は、案内面の幅方向において離間して配置されており、遊技球が突起部間を通過することにより遊技球の位置を調整することができる。(b)に示す位置調整部41は、(a)に示す一対の突起部のうち外側に配置された突起部のみの構成である。位置調整部41は、外側壁部と遊技球とが離間するように遊技球の位置を調整する機能を備えていればよく、外側の突起部によって外側壁部と遊技球とを離間させている。
(c)に示す位置調整部41は、外側壁部から案内面側に突出して形成された突起部である。(d)に示す位置調整部41は、上方から案内面に向けて突出した突起部である。このように案内面以外の場所に突起部を設けてもよく、これらの突起部によっても外側壁部と遊技球とを離間させて、遊技球を通過させることができる。なお、位置調整部は、案内面を通過する遊技球が位置調整部に沿って移動するように構成されていてもよいし、遊技球が位置調整部と衝突しつつ移動するように構成されていてもよい。
更に、本実施の形態では、所定領域としてのV入賞口35に近づくに伴って溝部の深さを異ならせ球の通過態様が変化するように構成しているが、他の構成によって球の通過態様を変化するように構成してもよい。
図8(a)に示す位置調整部42は、遊技球23の通過方向に沿った溝部であり、所定領域との距離に基づいて溝部の幅が変化するように構成されている。溝部の幅は、所定領域に近づくに伴って短くなるように形成されている。また、図8(b)に示す位置調整部42は、遊技球の通過方向に沿った複数の突起部であり、所定領域との距離に基づいて突起部の径が変化するように構成されている。突起部の径は、所定領域に近づくに伴って小さくなるように形成されている。この図8に示す球通過ユニットによっても案内面を通過する遊技球の通過態様を適宜変化させることができ、不正行為により球がV入賞口35に入球し易いタイミングを把握し難くすることができる。
2:パチンコ機(遊技機)
3:遊技機枠
4:筐体枠(遊技機枠の一部)
5:遊技盤ユニット
6:遊技盤
7:センター役物
7a:図柄表示装置
7b:表示画面(映像表示面)
7c:表示図柄
7d:表示開口部
7e:ステージ
8:球通過ユニット
8a:2種大入賞流入口
8b:羽根部材
8c:クルーン部材
8d:水平通路
8f:モータ
8g:揺動部材
8h:案内面
8k:内側壁部
8m:連通穴部
8n:回転抽選体
8p:抽選入球口
8q:外側壁部(前壁部)
8r:溝部(位置調整部)
8s:球検出センサ
9:機枠(遊技機枠の一部)
10:前面ガラス(透明板)
12:装飾枠(遊技機枠の一部)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:遊技球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:遊技領域
21:プレート部材
22:ヒンジ部(揺動支持部)
23:遊技球
26:レール飾り
26a:内側面(内周面)
27:ゲージ(遊技釘)
28:普通入賞口
29:中央始動口(第1の始動口、第2の始動口)
29a:上流入口
29b:下流入口
31:中央大入賞口
32:装飾部材
33:通過ゲート
34:風車
35:V入賞口
37:球通路
38:アウト口
41,42:位置調整部

Claims (3)

  1. 遊技機の前方を覆う透明板の後方に配置され、遊技領域を流下する遊技球を所定領域に導く球通過ユニットであって、
    前記遊技領域を流下する前記遊技球を前記所定領域に向けて導く案内面と、
    前記案内面を通過する前記遊技球と前記透明板との間に配置される前壁部と、
    前記遊技球が前記前壁部から離間した離間位置を通過するように該遊技球の通過位置を調整する位置調整部と、を備え
    前記位置調整部は溝部であって、前記溝部の深さ又は幅は前記所定領域に近い部分と遠い部分とで異なる、球通過ユニット。
  2. 前記位置調整部は、前記案内面及び前記前壁部のうち少なくともいずれか一方において前記遊技球の通過方向に沿って形成されており、
    前記遊技球が前記位置調整部に沿って移動することにより前記離間位置を通過するように構成されている、請求項1に記載の球通過ユニット。
  3. 遊技球の流下に基づく遊技を実現する遊技領域を有する遊技装置体と、
    遊技装置体を収容する遊技機枠と、
    遊技装置体に設けられた請求項1又は請求項のいずれかに記載の球通過ユニットと、
    前記遊技装置体の前方に配置された透明板と、
    前記透明板に衝撃が加えられたことを検出する検出手段と、
    前記遊技を制御する遊技制御手段と、を有する遊技機であって、
    前記遊技制御手段は、前記外力検出手段が前記透明板に衝撃が加えられたことを検出した際に、不正行為があったとしてエラー処理を実行する、遊技機。
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