JP4918767B2 - ガスバリア性積層フィルム - Google Patents
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器関連部材などの分野において、包装材料としての通常の加工が施されてもガスバリア性が劣化しない、特に高いガスバリア性が必要とされる場合に、好適に用いられる透明なガスバリア性積層フィルムを提供することにある。
ガスバリア性被膜層4の表面を、水蒸気処理したことを特徴とするガスバリア性積層フィルムである。
ガスバリア性被膜層4の表面及び/又はガスバリア性被膜層7の表面を、水蒸気処理したことを特徴とするガスバリア性積層フィルムである。
リア性被膜層7)とを、連続して順次積層することが可能であって、効率的で生産コストの低減化が可能なガスバリア性積層フィルムを提供することができる。
げや引張りなどの外部応力が加わると、蒸着薄膜層に亀裂を生じる恐れがある。
類,キサントン類,アセトフェノン誘導体などを挙げることができ、これらの光重合開始剤を0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜2重量%の割合で混合して使用する。
の印刷層は、例えばウレタン系,アクリル系,ニトロセルロース系,ゴム系,塩化ビニル系などのインキバインダー樹脂に、各種顔料,体質原料,可塑剤,乾燥剤,安定剤などが添加されている、従来から用いられている通常の印刷インキを用いて、オフセット印刷法,グラビア印刷法,シルクスクリーン印刷法などの周知の印刷方式や、ロールコート,ナイフエッジコート,グラビアコートなどの周知の塗布方式などで、厚さ0.1〜2.0μmの印刷層を、特に制約なく積層することができる。
まず、基材層1として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを使用して、真空蒸着装置内で、電子線加熱方式で金属アルミニウムを蒸発させて、そこに酸素ガスを導入して、この基材層1の表面に、厚さ15nmの酸化アルミニウム蒸着薄膜層2を積層して、連続して電子線加熱方式で金属アルミニウムを蒸発させて、この酸化アルミニウム蒸着薄膜層2の表面に、厚さ3nmのアルミニウム蒸着薄膜層3を積層して、さらに連続して前述したフラッシュ蒸着法で、このアルミニウム蒸着薄膜層3の表面に、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアクリレートとプロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレートとエトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレートとの、10/70/20(重量%)の配合比率の混合物からなる、厚さ0.2μmの未硬化のフラッシュ蒸着被膜層を積層した後に、続いて電子線を照射して硬化させてガスバ
リア性被膜層4を形成して、ガスバリア性積層フィルムを作製した。
実施例1のガスバリア性積層フィルムにおいて、プラズマ処理したガスバリア性被膜層4の表面を、水蒸気処理しないで、その他は全く同様に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの基材層1の表面に、前述した酸化アルミニウム蒸着薄膜層2とアルミニウム蒸着薄膜層3とガスバリア性被膜層4と酸化アルミニウム蒸着薄膜層5とアルミニウム蒸着薄膜層6とガスバリア性被膜層7とを順次積層して、参考例1のガスバリア性積層フィルムを作製した。
実施例1のガスバリア性積層フィルムにおいて、ガスバリア性被膜層4の表面を、プラズマ処理しないで、その他は全く同様に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの基材層1の表面に、前述した酸化アルミニウム蒸着薄膜層2とアルミニウム蒸着薄膜層3とガスバリア性被膜層4と酸化アルミニウム蒸着薄膜層5とアルミニウム蒸着薄膜層6とガスバリア性被膜層7とを順次積層して、実施例2のガスバリア性積層フィルムを作製した。
実施例1のガスバリア性積層フィルムにおいて、それぞれ厚さ15nmの酸化アルミニウム蒸着薄膜層2,5の表面に、それぞれ厚さ3nmのアルミニウム蒸着薄膜層3,6を積層しないで、その他は全く同様に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの基材層1の表面に、前述した酸化アルミニウム蒸着薄膜層2とガスバリア性被膜層4と酸化アルミニウム蒸着薄膜層5とガスバリア性被膜層7とを順次積層して、比較例1のガスバリア性積層フィルムを作製した。
実施例1のガスバリア性積層フィルムにおいて、それぞれ厚さ15nmの酸化アルミニウム蒸着薄膜層2,5の表面に、厚さ3nmのアルミニウム蒸着薄膜層3,6に替えて、それぞれ厚さ0.5nmのアルミニウム蒸着薄膜層3,6を積層して、その他は全く同様に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの基材層1の表面に、前述した酸化アルミニウム蒸着薄膜層2とガスバリア性被膜層4と酸化アルミニウム蒸着薄膜層5とガスバリア性被膜層7とを順次積層して、比較例2のガスバリア性積層フィルムを作製した。
本発明の実施例1,2及び比較例1,2並びに参考例1のガスバリア性積層フィルムの
、それぞれの単体フィルムを用意した。また本発明の実施例1,2及び比較例1,2並びに参考例1のガスバリア性積層フィルムの、最外層のガスバリア性被膜層7の表面に、それぞれ厚さ1.2μmの印刷層を積層した印刷フィルムを用意した。さらに本発明の実施例1,2及び比較例1,2並びに参考例1のガスバリア性積層フィルムの、それぞれ厚さ1.2μmの印刷層を積層した印刷フィルムの印刷層の表面に、5g/m2のポリウレタン系接着剤を介して、それぞれ厚さ50μmのポリプロピレンのヒートシール層を積層した積層フィルムを用意した。
2,5…酸化アルミニウム蒸着薄膜層
3,6…アルミニウム蒸着薄膜層
4,7…ガスバリア性被膜層
Claims (5)
- 透明なプラスチックフィルムからなる基材層1の表面に、厚さ5〜300nmの酸化アルミニウム蒸着薄膜層2と、厚さ1〜5nmのアルミニウム蒸着薄膜層3と、重合しうるアクリル系のモノマーからなる又はこのモノマーとオリゴマーとの混合物からなる未硬化のフラッシュ蒸着被膜層を、紫外線又は電子線を照射して硬化させてなる、厚さ0.02〜20μmのガスバリア性被膜層4とを、真空中において順次積層し、
ガスバリア性被膜層4の表面を、水蒸気処理したことを特徴とするガスバリア性積層フィルム。 - 透明なプラスチックフィルムからなる基材層1の表面に、厚さ5〜300nmの酸化アルミニウム蒸着薄膜層2と、厚さ1〜5nmのアルミニウム蒸着薄膜層3と、重合しうるアクリル系のモノマーからなる又はこのモノマーとオリゴマーとの混合物からなる未硬化のフラッシュ蒸着被膜層を、紫外線又は電子線を照射して硬化させてなる、厚さ0.02〜20μmのガスバリア性被膜層4とを、真空中において順次積層したガスバリア性積層フィルムのガスバリア性被膜層4の表面に、それぞれ前記ガスバリア性積層フィルムと同様の、厚さ5〜300nmの酸化アルミニウム蒸着薄膜層5と、厚さ1〜5nmのアルミニウム蒸着薄膜層6と、重合しうるアクリル系のモノマーからなる又はこのモノマーとオリゴマーとの混合物からなる未硬化のフラッシュ蒸着被膜層を、紫外線又は電子線を照射して硬化させてなる、厚さ0.02〜20μmのガスバリア性被膜層7とを、真空中において、それぞれ二重に順次積層し,
ガスバリア性被膜層4の表面及び/又はガスバリア性被膜層7の表面を、水蒸気処理したことを特徴とするガスバリア性積層フィルム。 - 請求項1または請求項2に記載のガスバリア性積層フィルムの、重合しうるアクリル系のモノマー又はこのモノマーとオリゴマーとの混合物が、それぞれ少なくとも1つの、モノアクリレートとジアクリレートとトリアクリレートとを含有していることを特徴とするガスバリア性積層フィルム。
- 請求項1から請求項3のどれかに記載のガスバリア性積層フィルムの、重合しうるアクリル系のモノマー又はこのモノマーとオリゴマーとの混合物の粘度が、200mPa・s/25℃以下であることを特徴とするガスバリア性積層フィルム。
- 請求項1から請求項4のどれかに記載のガスバリア性積層フィルムの、アルミニウム蒸着薄膜層3,6の表面及び/又はガスバリア性被膜層4,7の表面を、プラズマ処理したことを特徴とするガスバリア性積層フィルム。
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