JP5912769B2 - 接眼レンズ及び光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、接眼レンズ及び光学機器に関する。
例えば、望遠鏡や双眼鏡または顕微鏡等において、対物レンズにより形成された実像を、さらに拡大して観察するために、接眼レンズが使用されている。このような接眼レンズでは、広い画角に亘って各収差が良好に補正されていることはいうまでもなく、快適に観察を行うために十分なアイレリーフ(接眼レンズの最も観察眼側のレンズ面とアイポイントとの軸上間隔)が要求される。しかしながら、一般的に接眼レンズの見掛け視界が大きくなると、十分な長さのアイレリーフの確保が難しくなるとともに、視野周辺光束の収差、特に像面湾曲収差や非点収差が急激に悪化することもよく知られている。
そこで、例えば、物体側に負レンズ群を、観察眼側に正レンズ群を配置し、その間に視野絞りを有する構成の接眼レンズが開示されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に開示されているこの種の構成の接眼レンズでは、物体側に負レンズ群を配置することにより、アイレリーフを長く確保している。しかも、屈折力(パワー)の強い負レンズ群を有することにより、ペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲収差を良好に補正する条件を備えている。このタイプの接眼レンズでは、物体側の負レンズ群の焦点距離と観察眼側の正レンズ群の焦点距離との比率が1:1に近い方がペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲収差等の補正に有利である。
特開平6−175047号公報
80度以上の見掛け視界を有し、なおかつ十分なアイレリーフを確保しようとすると、観察眼側の正レンズ群の焦点距離をある程度長くする必要がある。そこで、物体側の負レンズ成分の焦点距離を像面湾曲収差等に有利に作用させるために、観察眼側の正レンズ成分の焦点距離に対して、絶対値で数倍程度(およそ4倍程度以内)にすることで各収差の悪化を抑えることが可能である。しかしながら、この方法では物体側の負レンズ成分の発散作用により観察眼側の正レンズ成分の径の増大を招いてしまい、コンパクト性を失うとともに、視野周辺部での収差の補正も十分とは言えず、見掛け視界は60度程度までしか対応することができない。この傾向は、接眼レンズ全体の焦点距離が長い場合に顕著となる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ径の増大を抑えた接眼レンズ、及びこの接眼レンズを有する光学機器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る接眼レンズは、物体側から順に、第1レンズ群と、第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群との実質的に3個のレンズ群からなり、第1レンズ群は、物体側から順に、観察眼側に凹面を向けた形状の負の屈折力を有する第1レンズ成分と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズ成分と、正の屈折力を有する第3レンズ成分と、を有し、第2レンズ群は、観察眼側に凸面を向けたレンズ成分からなり、第3レンズ群の物体側焦点面は、第2レンズ群と第3レンズ群との間に位置し、全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
6 ≦ |f1/f|
の条件を満足することを特徴とする。
このような接眼レンズは、第1レンズ群に含まれる第1レンズ成分の物体側の面の曲率半径をG1ARf、観察眼側の面の曲率半径をG1ARrとしたとき、次式
1.2 ≦ |G1ARf/G1ARr|
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群に含まれる第1レンズ成分は負の屈折力を有し、第1レンズ成分の焦点距離をf1Aとしたとき、次式
−7 ≦ f1A/f ≦ −2
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズは、第1レンズ群と第2レンズ群との合成焦点距離をf12としたとき、次式
6 ≦ |f12/f|
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズは、第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
0.7 ≦ f3/f ≦ 1.5
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズは、第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、次式
5 ≦ |f2/f|
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群に含まれる第2レンズ成分は貼り合わせレンズであり、この第2レンズ成分の最も物体側の面の曲率半径をG1BRfとし、貼り合わせレンズを構成する物体側のレンズの軸上間隔をd11、当該物体側のレンズの媒質のd線に対する屈折率をn11とし、貼り合わせレンズを構成する観察眼側のレンズの軸上間隔をd12、当該観察眼側のレンズの媒質のd線に対する屈折率をn12としたとき、次式
1.5 ≦ G1BRf/(d11/n11+d12/n12) ≦ 5
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズは、第1レンズ群に含まれる第2レンズ成分の最も観察眼側の面の曲率半径をG1BRrとしたとき、次式
0.6 ≦ G1BRr/f ≦ 1.8
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群に含まれる第1レンズ成分は両凹形状であることが好ましい。
また、このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群に含まれる第3レンズ成分は貼り合わせレンズであることが好ましい。
また、このような接眼レンズは、第2レンズ群と第3レンズ群との軸上空気間隔をDとしたとき、次式
0.5 ≦ D/f ≦ 2
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼レンズにおいて、第2レンズ群は、観察眼側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズ成分からなることが好ましい。
また、このような接眼レンズにおいて、第1レンズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群に含まれるレンズの面のうち、少なくとも1面が非球面形状であることが好ましい。
また、本発明に係る光学機器は、上述の接眼レンズのいずれかを有することを特徴とする。
本発明を以上のように構成すると、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ径の増大を抑えた接眼レンズ、及びこの接眼レンズを備える光学機器を提供することができる。
接眼レンズを備える光学機器の構成を示す説明図である。 第1実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第1実施例における諸収差図である。 第2実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第2実施例における諸収差図である。 第3実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第3実施例における諸収差図である。 第4実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第4実施例における諸収差図である。 第5実施例に係る接眼レンズの構成を示すレンズ構成図である。 上記第5実施例における諸収差図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本実施形態に係る接眼レンズを有する光学機器として、図1に示す望遠鏡光学系TSの構成について説明する。この望遠鏡光学系TSは、被観察物体側から順に、対物レンズ1と、正立プリズム2と、接眼レンズ3とを有して構成されている。正立プリズム2は、対物レンズ1と接眼レンズ3との間に配置され、対物レンズ1により形成された被観察物体の倒立像を上下左右反転させるものである。この正立プリズム2には、例えば2つの2等辺三角形のプリズムで構成される、いわゆるポロプリズムを用いることができる。この対物レンズ1により形成された被観察物体の像は、接眼レンズ3を用いて、アイポイントEPに位置する観察眼により拡大観察することができる。なお、図1に示す望遠鏡光学系TSは、一例にすぎず、図1に示す構成に限定されることはない。例えば、天体望遠鏡等では、正立プリズム2は必要ないので、この場合、正立プリズム2は無くても構わない。
本実施形態に係る接眼レンズ3は、物体側から順に、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有して構成される。また、第1レンズ群G1は、物体側から順に、観察眼側に凹面を向けた負の屈折力を有する第1レンズ成分G1Aと、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズ成分G1Bと、正の屈折力を有する第3レンズ成分G1Cと、を有し、第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けたレンズ成分を有して構成される。また、この接眼レンズ3において、第3レンズ群G3の物体側焦点面Iは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に位置する。なお、「レンズ成分」とは、単レンズ若しくは2枚以上の単レンズが貼り合わされた貼り合わせレンズのことをいう。
次に、本実施形態に係る接眼レンズ3を構成するための条件について説明する。まず、本実施形態に係る接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群G1の焦点距離をf1としたとき、次の条件式(1)を満足することが望ましい。
6 ≦ |f1/f| (1)
条件式(1)は第1レンズ群G1の焦点距離f1と接眼レンズ3の全系の焦点距離fとの比を規定するものである。第1レンズ群G1の屈折力が正の場合で条件式(1)の下限値を下回ると、正の屈折力が大きくなり、ペッツバール和が増大して像面湾曲収差や非点収差の補正が十分に行えなくなる。また、第1レンズ群G1の屈折力が負の場合で条件式(1)の下限値を下回ると、負の屈折力が大きくなることにより、この第1レンズ群G1での発散作用が強くなりすぎてしまい、第3レンズ群G3の径の増大を招き好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を10にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(1)の下限値を15とすればより良好な結果を得ることができる。
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aの物体側の面の曲率半径をG1ARf、観察眼側の面の曲率半径をG1ARrとしたとき、次の条件式(2)を満足することが望ましい。
1.2 ≦ |G1ARf/G1ARr| (2)
条件式(2)は第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aの形状を規定するものである。まず、第1レンズ成分G1Aを負の屈折力をもつレンズ成分にする効果について説明する。
通常、接眼レンズ3は対物レンズ1による像を観察するが、双眼鏡等の成立光学系では、図1に示すように成立プリズム2が対物レンズ1と接眼レンズ3との間に配置される。また、天体望遠鏡等の倒立光学系では成立プリズム2は使用されないものの、観察方向を変更するプリズム等を接眼レンズ3の前方に挿入することもある。
本実施形態に示すような、中間像に対して両側にレンズ群を配置する構成の接眼レンズ3では、観察時に対物レンズ1で形成される像位置に対して、接眼レンズ3の実質的な先端位置はなるべく対物レンズ1から離れるようにすると前述のプリズム等(例えば、正立プリズム2)と干渉することが無く好ましい。本実施形態では、第1レンズ成分G1Aとして負の屈折力を持つレンズ成分を配置することで、観察時における対物レンズ1の像位置に対して、接眼レンズ3を構成する光学系の最も物体側のレンズ位置を対物レンズ1から離す方向に配置することができるので、実質的に接眼レンズ3の前方にスペースを確保することが可能となる。更に、この第1レンズ成分G1Aは負の屈折力をもつレンズ成分であるので、ペッツバール和を小さくすることができ、像面湾曲収差等に有利に作用する。
また、この条件式(2)を満足することで第1レンズ成分G1Aで発生する周辺光束の収差の悪化を抑えることができる。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を1.35にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(2)の下限値を1.5とすればより良好な結果を得ることができる。更に、この第1レンズ成分G1Aの好ましい形状として、両凹レンズとすると周辺光束の収差の悪化を抑えることができ好ましい。
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群G1に含まれる第1レンズ成分G1Aが負の屈折力を有し、この第1レンズ成分G1Aの焦点距離をf1Aとしたとき、次の条件式(3)を満足することが望ましい。
−7 ≦ f1A/f ≦ −2 (3)
条件式(3)は第1レンズ成分G1Aの焦点距離f1Aと接眼レンズ3の全系の焦点距離fとの比を規定するものである。この条件式(3)を満足することで、前述のような第1レンズ成分G1Aの負の屈折力を持つレンズ成分の効果を、収差の悪化を抑えつつ得ることが可能となる。この条件式(3)の下限値を下回ると負の屈折力の効果が少なく、像面湾曲収差の補正の効果を十分に得ることができず、また接眼レンズ3の前方のスペースの確保も十分に得ることができない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を−6にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(3)の下限値を−5とすればより良好な結果を得ることができる。また、この条件式(3)の上限値を上回ると、負の屈折力での発散作用が大きくなりすぎてしまい、以降のレンズ群の径の増大を招くと共に、周辺光束の収差の悪化を招き好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を−2.4にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(3)の上限値を−2.8とすればより良好な結果を得ることができる。
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦点距離をf12としたとき、次の条件式(4)を満足することが望ましい。
6 ≦ |f12/f| (4)
条件式(4)は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成焦点距離f12と、接眼レンズ3の全系の焦点距離fとの比を規定するものである。第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成の屈折力が正の場合で条件式(4)の下限値を下回ると、正の屈折力が大きくなり、ペッツバール和が増大して像面湾曲収差や非点収差の補正が十分に行えなくなる。また、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との合成の屈折力が負の場合で条件式(4)の下限値を下回ると、負の屈折力が大きくなることにより、これらの第1及び第2レンズ群G1,G2での発散作用が強くなりすぎてしまい、第3レンズ群G3の径の増大を招き好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を7.3にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(4)の下限値を8.3とすればより良好な結果を得ることができる。
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、次の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.7 ≦ f3/f ≦ 1.5 (5)
条件式(5)は第3レンズ群G3の焦点距離f3と接眼レンズ3の全系の焦点距離fとの比を規定するものである。一般的に接眼レンズのアイレリーフは、視野絞りよりも観察眼側の正レンズ成分の焦点距離によるところが大きい。見掛け視界80度以上で視野周辺部での収差を補正しつつ、十分な長さのアイレリーフを確保しようとすると、観察眼側の正レンズ成分の焦点距離をある程度長くする必要がある。これは広い画角に亘り十分な収差補正を行おうとすると、少なくとも5枚程度のレンズ枚数が必要となることと、広視界化によりレンズ径が増すため、レンズの中心厚さも増し、通常の見掛け視界50度から60度程度の接眼レンズよりもアイレリーフが出にくくなるためである。
この条件式(5)の下限値を下回ると、十分なアイレリーフが確保できず好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を0.8にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(5)の下限値を0.9とすればより良好な結果を得ることができる。反対に、この条件式(5)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を招き好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を1.4にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(5)の上限値を1.35とすればより良好な結果を得ることができる。
次に、第2レンズ群G2の効果について説明する。本実施形態に係る接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第2レンズ群G2の焦点距離をf2としたとき、次の条件式(6)を満足することが望ましい。
5 ≦ |f2/f| (6)
条件式(6)は、第2レンズ群G2の焦点距離f2と接眼レンズ3の全系の焦点距離fとの比を規定するものである。本実施形態の接眼レンズ3は、この条件式(6)を満足することにより、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を抑える効果とペッツバール和を小さくする効果とがある。
まず、第2レンズ群G2の焦点距離f2の規定について説明する。本実施形態の接眼レンズ3の目的として、広い見掛け視界を確保しつつ、レンズ径、特に第3レンズ群G3のレンズ径が大きくならないようにすることが挙げられる。このためには、第2レンズ群G2を正の焦点距離を持つレンズ成分とすれば、第1レンズ群G1で発散した光束を光軸方向に屈折させられるので、第3レンズ群G3に入射する光束の位置を低くすることが可能となる。
しかしながら、第2レンズ群G2が正の屈折力を持つことにより、ペッツバール和が増大してしまう恐れがある。そこで、第2レンズ群G2を構成するレンズ成分の形状を観察眼側に凸面を向けた形状、好ましくはメニスカス形状にすることで、ペッツバール和を小さくする効果を持たせることが可能となる。これは、メニスカス形状の凹面に、負の屈折力を持たせることで、ペッツバール和を小さくする効果を持つガリレイ系とすることができるからである。この面の負の屈折力をより大きくすることで、ペッツバール和を小さくする効果をより増すことができる。また、観察眼側に凸面を向けることで、この第2レンズ群G2の主点位置を観察眼側に大きくずらすことができ、接眼レンズ3の全体の長さを抑える効果も持たせることができる。
ただし、第2レンズ群G2の焦点距離を必ずしも正としなくてもよい場合がある。例えば、第3レンズ群G3のレンズ径をそれほど小さくする必要が無い場合である。一般的に、双眼鏡等のように左右両眼で観察する場合、人間の眼幅(左右瞳孔の間隔)が問題となる。人間の眼幅は、通常60mmから70mm程度であるので、左右の接眼レンズの光軸間隔も60mm以上は必要となり、接眼レンズの鏡筒径も、これを満たすように作る必要がある。
しかしながら、単眼で観察する望遠鏡等の場合は眼幅を考慮する必要が無いので、実用上問題の無い範囲で鏡筒径を大きくできる。したがって、第2レンズ群G2の正レンズ作用により、第3レンズ群G3のレンズ径を小さくする必要があまり無い場合もある。この場合、メニスカス形状のレンズ成分を収差のバランスを保ちながら最適な形状とすると、この第2レンズ群G2の焦点距離は正とは限らず、屈折力(パワー)を持たない場合や、或いは、負の焦点距離になるように構成することもできる。
とはいえ、見掛け視界80度以上ともなると、第3レンズ群G3のレンズ径が増大することによる視野周辺部での像面湾曲収差や非点収差の補正が困難になるので、この条件式(6)の範囲内で、負の屈折力も抑えておく必要がある。本実施形態に係る接眼レンズ3は、この条件式(6)を満足することにより、ペッツバール和の増大を防ぎつつ、第3レンズ群G3のレンズ径の増大も抑えることが可能となる。
ここで、第2レンズ群G2が正の屈折力を有する場合、この条件式(6)の下限値を下回ると、ペッツバール和が大きくなってしまい、像面湾曲収差等の補正が十分に行えないため好ましくない。一方、第2レンズ群G2が負の屈折力を有する場合、この条件式(6)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2での発散作用が大きくなってしまい、第3レンズ群G3のレンズ径の増大を招き、視野周辺部での収差補正が困難になり好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を6にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(6)の下限値を7とすればより良好な結果を得ることができる。
また、このような本実施形態に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1に含まれる第2レンズ成分G1Bは貼り合わせレンズであり、この第2レンズ成分G1Bの最も物体側の面(例えば、図1における平凸レンズL12の物体側の面(第3面))の曲率半径をG1BRfとし、貼り合わせレンズを構成する物体側のレンズ(例えば、図1における平凸レンズL12)の軸上間隔をd11、当該物体側のレンズの媒質のd線に対する屈折率をn11とし、貼り合わせレンズを構成する観察眼側のレンズ(例えば、図1における平凹レンズL13)の軸上間隔をd12、当該観察眼側のレンズの媒質のd線に対する屈折率をn12としたとき、次の条件式(7)を満足することが望ましい。
1.5 ≦ G1BRf/(d11/n11+d12/n12) ≦ 5 (7)
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群G1に含まれる第2レンズ成分G1Bの最も観察眼側の面(例えば、図1における平凹レンズL13の観察眼側の面(第5面))の曲率半径をG1BRrとしたとき、次の条件式(8)を満足することが望ましい。
0.6 ≦ G1BRr/f ≦ 1.8 (8)
条件式(7)、及び条件式(8)は第1レンズ群G1に含まれる第2レンズ成分G1Bの形状を規定するものである。条件式(7)を満足することにより、接眼レンズ3に入射する視野周辺部の光束を光軸方向に下げることが可能となり、以降のレンズ径の増大を抑えることができる。
然しながら、光束を下げる形状は物体側に凸面を向けており、正の屈折力を持っていることとなるため、ペッツバール和には不利に作用してしまう。そこで、条件式(8)を満足することにより、ペッツバール和の増大を抑えることが可能となる。この条件式(8)は第2レンズ成分G1Bの観察眼側の面の曲率半径を規定しており、この条件式(8)を満足することで、この面に負の屈折力を持たせることができる。これらの条件式(7)及び条件式(8)を満足することで、この第2レンズ成分G1Bは物体側に凸面を向けたメニスカス形状となり、ペッツバール和を小さくする効果を持つガリレイ系とすることができる。
条件式(7)の下限値を下回ると屈折作用が大きくなり視野周辺部での収差の悪化を招いてしまい好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(7)の下限値を2にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(7)の下限値を2.3とすればより良好な結果を得ることができる。逆に、条件式(7)の上限値を上回ると視野周辺部の光束の高さを下げる効果が得られず以降のレンズ径の増大を招いてしまい好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(7)の上限値を4にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(7)の上限値を3.5とすればより良好な結果を得ることができる。
また、条件式(8)の下限値を下回ると、第2レンズ成分G1Bの観察眼側の面での負の屈折力が大きくなることにより、発散作用が大きくなりすぎてしまい、視野周辺光束の収差の悪化を招くとともに、以降のレンズ径の増大を招き好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(8)の下限値を0.7にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(8)の下限値を0.8とすればより良好な結果を得ることができる。逆に、条件式(8)の上限値を上回るとこの観察眼側の面の負の屈折力が小さくなってしまい、ペッツバール和の増大を抑える効果が得られず、像面湾曲収差等の補正を十分に満足することができなくなってしまう。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(8)の上限値を1.7にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(8)の上限値を1.4とすればより良好な結果を得ることができる。
また、このような接眼レンズ3において、第1レンズ群G1に含まれる第2レンズ成分G1B及び第3レンズ成分G1Cは貼り合せレンズであることが望ましい。これらのレンズ成分を貼り合せとすることで、軸上色収差と周辺光束の倍率色収差を良好に補正することが可能となる。特に、写真撮影等において広い波長帯域で色収差を補正したい場合は、この色収差の補正が重要となる。ここで、物体側に近いレンズ群、言い換えると、より対物レンズ1に近い位置のレンズを貼り合わせにすると、軸上色収差をコントロールし易くなる。また、視野が広がるほど視野周辺部での倍率色収差の補正が困難になってくる。そこで、第2レンズ成分G1Bと第3レンズ成分G1Cを貼り合わせレンズとすると、軸上色収差及び視野周辺部での倍率色収差の補正を良好に行うことが可能となる。こうすることで、色収差の補正を第2レンズ成分G1Bと第3レンズ成分G1Cとに分散させることができ、広い視野でも軸上色収差と倍率色収差とを同時に補正することが可能となるとともに、視野周辺部での非点収差やコマ収差等の発生も抑えることができる。当然ながら、軸上色収差を良くすることで、眼視性能においても視野中心部で色滲みの無いシャープな像が得られる。
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、全系の焦点距離をfとし、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔をDとしたとき、次の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.5 ≦ D/f ≦ 2 (9)
条件式(9)は第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との軸上空気間隔Dを規定するものである。この条件式(9)を満足することにより各収差を良好に補正しつつ、接眼レンズ3の全体の長さをコンパクトに保つことが可能となる。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔を広く取れば、収差補正に有利に作用する。然しながらこの間隔を広くすると全長が長くなってしまうためにコンパクト性が失われてしまう。この影響により、例えば望遠鏡に接続した場合に接眼レンズ部が重くなりすぎてしまいバランスが取れないなどの不都合が生じてしまう。
この条件式(9)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が狭くなり、中間像面位置とレンズ面とが近くなり、レンズ表面の傷やゴミなどが観察時に見えてしまう恐れがあるとともに、第2レンズ群G2による視野周辺光束の急激な屈折作用による収差の悪化を招き好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(9)の下限値を0.6にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(9)の下限値を0.7とすればより良好な結果を得ることができる。また、この条件式(9)の上限値を上回ると、コンパクト性が失われるとともに、重量も増してしまい好ましくない。なお、この構成の効果を確実にするために、条件式(9)の上限値を1.5にすることが望ましい。また、より好ましくは、条件式(9)の上限値を1.2とすればよりコンパクトで収差も良好な接眼レンズ3を提供することが可能となる。
また、本実施形態に係る接眼レンズ3は、各レンズ群G1〜G3に含まれるレンズのレンズ面の少なくとも1面が非球面形状であることが望ましい。そうすることで、歪曲収差をコントロールする上で自由度が格段に増すので、視野周辺部での非点収差の補正に有効である。
このように、本実施形態に係る接眼レンズ3を以上のような構成とすると、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ径の増大を抑えることができる。なお、以上の説明においては、本実施の形態に係る接眼レンズを、望遠鏡光学系TSに用いた場合について説明したが、顕微鏡光学系等に用いることも可能である。
それでは、このような接眼レンズについて、5つの実施例を以下に示す。図2、図4、図6、図8及び図10は、それぞれ第1〜第5実施例に係る接眼レンズ3のレンズ構成である。各実施例に係る接眼レンズ3は、図2、図4、図6、図8及び図10に示すように、物体側から順に、第1レンズ群G1と、観察眼側に凸面を向けたレンズ成分を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成され、第3レンズ群G3の物体側焦点面Iは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に位置する。また、第1レンズ群G1は、物体側から順に、第1レンズ成分G1Aと、第2レンズ成分G1Bと、第3レンズ成分G1Cとから構成される。
[第1実施例]
図2は、第1実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第1実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1を構成する第1レンズ成分G1Aは、観察眼側に凹面を向けた形状の負の屈折力を有するレンズ成分である両凹レンズL11から構成され、第2レンズ成分G1Bは物体側に凸面を向けた平凸レンズL12と観察眼側に凹面を向けた平凹レンズL13とからなり、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の貼り合わせレンズで構成され、第3レンズ成分G1Cは両凸レンズL14と物体側に凹面を向けた平凹レンズL15とからなる、正の屈折力を有する貼り合わせレンズで構成される。また、第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21で構成される。さらに、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる貼り合わせレンズ、両凸レンズL33、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる貼り合わせレンズで構成される。
以下の表1に、この図2に示した第1実施例に係る接眼レンズ3の諸元を示す。この表1において、全体諸元に示すfは接眼レンズ3の全系の焦点距離を、f1は第1レンズ群G1の焦点距離を、f2は第2レンズ群G2の焦点距離を、f3は第3レンズ群G3の焦点距離を、2ωは画角を、ERはアイレリーフ(接眼レンズ3の最も観察眼側の面からアイポイントEPまでの光軸上の距離)を示している。また、レンズデータの第1欄mは物体側からの各光学面の番号(面番号)を、第2欄rは各光学面の曲率半径を、第3欄dは各光学面から次の光学面までの光軸上の距離(面間隔)を、第4欄ndはd線(λ=587.6nm)に対する屈折率を、第5欄νdはd線に対するアッベ数をそれぞれ示している。ここで、曲率半径0.00は平面を示し、また、空気の屈折率1.000000は省略してある。また、表1に示す面番号1〜18は図2に示す番号1〜18に対応している。また、この表1には、接眼レンズ3に関する上記条件式(1)〜(9)に対応する値(条件対応値)も示されている。
ここで、以下の全ての諸元において記載される曲率半径r、面間隔d、焦点距離fその他の長さの単位は、特記の無い場合、一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることはなく、他の適当な単位を用いることができる。なお、以上の諸元表の説明は、以降の実施例においても同様である。
(表1)
全体諸元
f =10
f1=-461.5
f2=2353.8
f3= 11.86
2ω=100°
ER=6.62

レンズデータ
m r d nd νd
1 -86.74 0.90 1.517420 52.212
2 31.95 0.23
3 15.52 8.20 1.804200 46.486
4 0.00 1.60 1.749500 35.237
5 10.27 3.17
6 53.87 3.10 1.805180 25.432
7 -19.63 0.90 1.497000 81.609
8 0.00 5.48
9 -10.50 4.57 1.772500 49.615
10 -12.42 8.64
11 -47.94 1.15 1.805180 25.432
12 19.86 10.73 1.651600 58.597
13 -19.86 0.23
14 23.28 5.25 1.804200 46.486
15 -164.35 0.23
16 13.88 4.55 1.772500 49.615
17 137.00 0.91 1.761820 26.517
18 16.24 (ER)

条件対応値
f1A= -45.0
f12=-714.4
(1)|f1/f|=46.15
(2)|G1ARf/G1ARr|=2.71
(3)f1A/f=-4.50
(4)|f12/f|=71.44
(5)f3/f=1.19
(6)|f2/f|=235.38
(7)G1BRf/(d11/n11+d12/n12)=2.84
(8)G1BRr/f=1.03
(9)D/f=0.86
以上のように、本第1実施例に係る接眼レンズ3は、上記条件式(1)〜(9)の全てを満足していることが分かる。
図3に、この第1実施例に係る接眼レンズ3のd線、F線(λ=486.1nm)及びC線(λ=656.3nm)の光線に対する球面収差及び非点収差の諸収差図を示す。ここで、球面収差はFナンバーFNに対する収差量を示し、非点収差は画角ωに対する収差量を示している。また、非点収差図において、実線は各波長に対するサジタル像面を示し、破線は各波長に対するメリジオナル像面を示している。なお、これらの諸収差図の説明は、以降の実施例においても同様である。この図3に示す各収差図及び上述の諸元表の値から明らかなように、本第1実施例に係る接眼レンズ3は、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ系の増大を抑えていることが分かる。
[第2実施例]
図4は、第2実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第2実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1を構成する第1レンズ成分G1Aは、観察眼側に凹面を向けた形状の負の屈折力を有するレンズ成分である両凹レンズL11から構成され、第2レンズ成分G1Bは両凸レンズL12と両凹レンズL13とからなり、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の貼り合わせレンズで構成され、第3レンズ成分G1Cは両凸レンズL14と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15とからなる、正の屈折力を有する貼り合わせレンズで構成される。また、第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21で構成される。さらに、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる貼り合わせレンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL33、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる貼り合わせレンズで構成される。
以下の表2に、この図4に示した第2実施例に係る接合レンズ3の諸元を示す。なお、表2に示す面番号1〜18は図4に示す番号1〜18に対応している。
(表2)
全体諸元
f =10
f1= 212.9
f2= -87.8
f3= 11.76
2ω=100°
ER=6.90

レンズデータ
m r d nd νd
1 -56.70 0.91 1.517420 52.212
2 28.85 0.23
3 15.54 8.20 1.804200 46.486
4 -109.50 1.60 1.749500 35.237
5 11.00 2.75
6 57.24 3.40 1.805180 25.432
7 -14.54 0.91 1.497000 81.609
8 -135.75 4.55
9 -11.00 4.55 1.772500 49.615
10 -15.50 8.64
11 -144.44 1.14 1.805180 25.432
12 19.63 11.40 1.651600 58.597
13 -19.63 0.23
14 19.95 5.50 1.804200 46.486
15 104.59 0.23
16 13.26 4.10 1.772500 49.615
17 41.60 0.91 1.761820 26.517
18 16.50 (ER)

条件対応値
f1A= -36.8
f12=-140.5
(1)|f1/f|=21.29
(2)|G1ARf/G1ARr|=1.97
(3)f1A/f=-3.68
(4)|f12/f|=14.05
(5)f3/f=1.18
(6)|f2/f|=8.78
(7)G1BRf/(d11/n11+d12/n12)=2.85
(8)G1BRr/f=1.10
(9)D/f=0.86
以上のように、本第2実施例に係る接眼レンズ3は、上記条件式(1)〜(9)の全てを満足していることが分かる。また、図5に、この第2実施例に係る接眼レンズ3のd線、F線及びC線の光線に対する球面収差及び非点収差の諸収差図を示す。この図5に示す各収差図及び上述の諸元表の値から明らかなように、本第2実施例に係る接眼レンズ3は、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ系の増大を抑えていることが分かる。
[第3実施例]
図6は、第3実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第3実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1を構成する第1レンズ成分G1Aは、観察眼側に凹面を向けた形状の負の屈折力を有するレンズ成分である両凹レンズL11から構成され、第2レンズ成分G1Bは物体側に凸面を向けた平凸レンズL12と観察眼側に凹面を向けた平凹レンズL13とからなり、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の貼り合わせレンズで構成され、第3レンズ成分G1Cは両凸レンズL14と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15とからなる、正の屈折力を有する貼り合わせレンズで構成される。また、第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21で構成される。さらに、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる貼り合わせレンズ、両凸レンズL33、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる貼り合わせレンズで構成される。
以下の表3に、この図6に示した第3実施例に係る接合レンズ3の諸元を示す。なお、表3に示す面番号1〜18は図6に示す番号1〜18に対応している。
(表3)
全体諸元
f =10
f1=-650.6
f2= 95.6
f3= 11.97
2ω=98°
ER=6.12

レンズデータ
m r d nd νd
1 -45.41 0.91 1.517420 52.212
2 24.74 0.23
3 16.43 8.22 1.804200 46.486
4 0.00 1.60 1.749500 35.237
5 11.87 3.20
6 43.83 3.10 1.805180 25.432
7 -21.91 0.91 1.497000 81.609
8 -114.13 4.57
9 -16.43 4.57 1.772500 49.615
10 -15.07 8.29
11 -35.84 1.14 1.805180 25.432
12 19.86 10.73 1.651600 58.597
13 -19.86 0.23
14 24.42 5.25 1.804200 46.486
15 -118.70 0.23
16 13.88 4.57 1.772500 49.615
17 95.87 0.91 1.761820 26.517
18 16.89 (ER)

条件対応値
f1A= -30.8
f12= 98.43
(1)|f1/f|=65.06
(2)|G1ARf/G1ARr|=1.84
(3)f1A/f=-3.08
(4)|f12/f|=9.84
(5)f3/f=1.20
(6)|f2/f|=9.56
(7)G1BRf/(d11/n11+d12/n12)=3.00
(8)G1BRr/f=1.19
(9)D/f=0.83
以上のように、本第3実施例に係る接眼レンズ3は、上記条件式(1)〜(9)の全てを満足していることが分かる。また、図7に、この第3実施例に係る接眼レンズ3のd線、F線及びC線の光線に対する球面収差及び非点収差の諸収差図を示す。この図7に示す各収差図及び上述の諸元表の値から明らかなように、本第3実施例に係る接眼レンズ3は、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ系の増大を抑えていることが分かる。
[第4実施例]
図8は、第4実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第4実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1を構成する第1レンズ成分G1Aは、観察眼側に凹面を向けた形状の負の屈折力を有するレンズ成分である両凹レンズL11から構成され、第2レンズ成分G1Bは物体側に凸面を向けた平凸レンズL12と観察眼側に凹面を向けた平凹レンズL13とからなり、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の貼り合わせレンズで構成され、第3レンズ成分G1Cは両凸レンズL14と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15とからなる、正の屈折力を有する貼り合わせレンズで構成される。また、第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21で構成される。さらに、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる貼り合わせレンズ、両凸レンズL33、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる貼り合わせレンズで構成される。
以下の表4に、この図8に示した第4実施例に係る接合レンズ3の諸元を示す。なお、表4に示す面番号1〜18は図8に示す番号1〜18に対応している。
(表4)
全体諸元
f =10
f1=-269.4
f2= 139.4
f3= 12.34
2ω=96°
ER=6.90

レンズデータ
m r d nd νd
1 -99.39 0.91 1.516800 63.881
2 29.78 0.23
3 16.48 8.22 1.804200 46.486
4 0.00 1.60 1.749500 35.237
5 10.42 3.20
6 114.91 3.10 1.805180 25.432
7 -18.32 0.91 1.516800 63.881
8 -60.87 5.48
9 -11.40 4.57 1.772500 49.615
10 -12.11 8.04
11 -42.72 1.14 1.805180 25.432
12 20.54 10.50 1.651600 58.597
13 -20.54 0.23
14 23.12 5.48 1.772500 49.615
15 -134.21 0.23
16 13.88 4.57 1.772500 49.615
17 103.10 0.91 1.761820 26.517
18 16.11 (ER)

条件対応値
f1A= -44.2
f12= 224.57
(1)|f1/f|=26.94
(2)|G1ARf/G1ARr|=3.34
(3)f1A/f=-4.42
(4)|f12/f|=22.46
(5)f3/f=1.23
(6)|f2/f|=13.94
(7)G1BRf/(d11/n11+d12/n12)=3.01
(8)G1BRr/f=1.04
(9)D/f=0.80
以上のように、本第4実施例に係る接眼レンズ3は、上記条件式(1)〜(9)の全てを満足していることが分かる。また、図9に、この第4実施例に係る接眼レンズ3のd線、F線及びC線の光線に対する球面収差及び非点収差の諸収差図を示す。この図9に示す各収差図及び上述の諸元表の値から明らかなように、本第4実施例に係る接眼レンズ3は、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ系の増大を抑えていることが分かる。
[第5実施例]
図10は、第5実施例に係る接眼レンズ3を示している。この第5実施例に係る接眼レンズ3において、第1レンズ群G1を構成する第1レンズ成分G1Aは、観察眼側に凹面を向けた形状の負の屈折力を有するレンズ成分である両凹レンズL11から構成され、第2レンズ成分G1Bは物体側に凸面を向けた平凸レンズL12と観察眼側に凹面を向けた平凹レンズL13とからなり、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の貼り合わせレンズで構成され、第3レンズ成分G1Cは両凸レンズL14と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15とからなる、正の屈折力を有する貼り合わせレンズで構成される。また、第2レンズ群G2は、観察眼側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21で構成される。さらに、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズL31と両凸レンズL32とからなる貼り合わせレンズ、両凸レンズ形状の非球面正レンズL33、及び、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる貼り合わせレンズで構成される。
ここで、非球面正レンズL33の物体側の面は非球面形状に形成されており、この非球面は、光軸に垂直な方向の高さをyとし、高さyにおける各非球面の頂点の接平面から各非球面までの光軸に沿った距離(サグ量)をS(y)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をrとし、円錐定数をκとし、n次の非球面係数をAnとしたとき、以下の式(a)で表される。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−κ×y2/r21/2
+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10 (a)
以下の表5に、図10に示した第5実施例に係る接眼レンズ3の諸元を示す。なお、レンズデータにおいて、非球面形状に形成されている面には、面番号の右側に*を示す。また、この非球面に対しては、表5において、上述の非球面式(a)の円錐係数κ及び非球面係数Anの値を示す。この非球面係数Anにおいて、「E−n」は「×10-n」を示す。ここで、この第5実施例において、2次の非球面係数A2は0である。また、表5に示す面番号1〜18は図10に示す番号1〜18に対応している。
(表5)
全体諸元
f =10
f1=-311.0
f2= 95.6
f3= 11.95
2ω=100°
ER=6.85

レンズデータ
m r d nd νd
1 -47.89 0.91 1.517420 52.212
2 24.74 0.23
3 16.57 8.22 1.804200 46.486
4 0.00 1.60 1.749500 35.237
5 11.87 2.74
6 47.23 3.10 1.805180 25.432
7 -21.68 0.91 1.497000 81.609
8 -114.13 4.57
9 -16.43 4.57 1.772500 49.615
10 -15.07 8.29
11 -35.85 1.14 1.805180 25.432
12 19.36 11.14 1.651600 58.597
13 -19.36 0.23
14* 25.16 5.25 1.804200 46.486
15 -123.45 0.23
16 13.88 4.57 1.772500 49.615
17 140.95 0.91 1.761820 26.517
18 16.89 (ER)

非球面データ
κ A4 A6 A8 A10
第14面 0.306 0.554E-05 0.162E-07 0.000E+00 0.527E-13

条件対応値
f1A= -31.4
f12= 116.24
(1)|f1/f|=31.10
(2)|G1ARf/G1ARr|=1.94
(3)f1A/f=-3.14
(4)|f12/f|=11.62
(5)f3/f=1.20
(6)|f2/f|=9.56
(7)G1BRf/(d11/n11+d12/n12)=3.03
(8)G1BRr/f=1.19
(9)D/f=0.83
以上のように、本第5実施例に係る接眼レンズ3は、上記条件式(1)〜(9)の全てを満足していることが分かる。また、図11に、この第5実施例に係る接眼レンズ3のd線、F線及びC線の光線に対する球面収差及び非点収差の諸収差図を示す。この図11に示す各収差図及び上述の諸元値から明らかなように、本第5実施例に係る接眼レンズ3は、十分に広い画角に亘って各収差が良好に補正され、十分なアイレリーフを有しながらも全長が長くならず、しかもレンズ系の増大を抑えていることが分かる。
TS 望遠鏡光学系(光学機器) 3 接眼レンズ
G1 第1レンズ群 G1A 第1レンズ成分 G1B 第2レンズ成分
G1C 第3レンズ成分 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群

Claims (14)

  1. 物体側から順に、
    第1レンズ群と、
    第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群との実質的に3個のレンズ群からなり
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、観察眼側に凹面を向けた形状の負の屈折力を有する第1レンズ成分と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第2レンズ成分と、正の屈折力を有する第3レンズ成分と、を有し、
    前記第2レンズ群は、観察眼側に凸面を向けたレンズ成分からなり
    前記第3レンズ群の物体側焦点面は、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に位置し、
    全系の焦点距離をfとし、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、次式
    6 ≦ |f1/f|
    の条件を満足することを特徴とする接眼レンズ。
  2. 前記第1レンズ群に含まれる前記第1レンズ成分の物体側の面の曲率半径をG1ARf、観察眼側の面の曲率半径をG1ARrとしたとき、次式
    1.2 ≦ |G1ARf/G1ARr|
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
  3. 前記第1レンズ群に含まれる前記第1レンズ成分は負の屈折力を有し、前記第1レンズ成分の焦点距離をf1Aとしたとき、次式
    −7 ≦ f1A/f ≦ −2
    の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の接眼レンズ。
  4. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との合成焦点距離をf12としたとき、次式
    6 ≦ |f12/f|
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  5. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
    0.7 ≦ f3/f ≦ 1.5
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  6. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2としたとき、次式
    5 ≦ |f2/f|
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  7. 前記第1レンズ群に含まれる前記第2レンズ成分は貼り合わせレンズであり、前記第2レンズ成分の最も物体側の面の曲率半径をG1BRfとし、前記貼り合わせレンズを構成する物体側のレンズの軸上間隔をd11、当該物体側のレンズの媒質のd線に対する屈折率をn11とし、前記貼り合わせレンズを構成する観察眼側のレンズの軸上間隔をd12、当該観察眼側のレンズの媒質のd線に対する屈折率をn12としたとき、次式
    1.5 ≦ G1BRf/(d11/n11+d12/n12) ≦ 5
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  8. 前記第1レンズ群に含まれる前記第2レンズ成分の最も観察眼側の面の曲率半径をG1BRrとしたとき、次式
    0.6 ≦ G1BRr/f ≦ 1.8
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  9. 前記第1レンズ群に含まれる前記第1レンズ成分は両凹形状であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  10. 前記第1レンズ群に含まれる前記第3レンズ成分は貼り合わせレンズであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  11. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との軸上空気間隔をDとしたとき、次式
    0.5 ≦ D/f ≦ 2
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  12. 前記第2レンズ群は、観察眼側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズ成分からなることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  13. 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群に含まれるレンズの面のうち、少なくとも1面が非球面形状であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の接眼レンズ。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の接眼レンズを有することを特徴とする光学機器。
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