JP4911847B2 - 電磁弁制御装置および電磁弁制御装置を備えた空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁弁の切換動作を制御する電磁弁制御装置および電磁弁制御装置を備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、電磁弁制御装置を備えた空気調和機としては、冷房運転時に四方切換電磁弁の弁コイルに通電しない状態で四方切換電磁弁が一方の切換位置にあり、暖房運転時に四方切換電磁弁の弁コイルに通電することにより四方切換電磁弁を他方の切換位置に切り換えるものがある。
【0003】
ところが、上記電磁弁制御装置を備えた空気調和機では、暖房運転時に四方切換電磁弁の弁コイルに常時通電するため、電力損失が大きいという欠点がある。
【0004】
そこで、この発明の目的は、簡単な構成で消費電力を低減できる電磁弁制御装置および電磁弁制御装置を備えた空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の電磁弁制御装置は、電磁弁の弁コイルに通電することにより上記電磁弁の切換動作を制御する電磁弁制御装置において、一端が上記電磁弁の弁コイルに接続され、他端が直流高電圧に接続される第1スイッチ手段と、一端が上記電磁弁の弁コイルに接続され、他端が直流低電圧に接続される第2スイッチ手段と、上記電磁弁の弁コイルに通電するとき、上記第1スイッチ手段をオンして切換動作を行い、その切換動作後に上記第2スイッチ手段をオンした後またはほぼ同時に上記第1スイッチ手段をオフにして保持動作するように、上記第1,第2スイッチ手段を制御する制御部と、上記電磁弁の弁コイルと上記第1スイッチ手段との間に接続され、上記第1スイッチ手段をオンした切換動作後でかつ上記第1スイッチ手段をオフする前に上記弁コイルに流れる電流が上記電磁弁の保持動作時の電流になるように、上記弁コイルに流れる電流を制限する正特性温度係数素子とを備えたことを特徴としている。
【0006】
上記請求項1の電磁弁制御装置によれば、上記制御部によって、上記電磁弁の弁コイルに通電するとき、上記第1スイッチ手段をオンして弁コイルに直流高電圧を印加して電磁弁の切換動作を行い、その切換動作後に第2スイッチ手段をオンした後またはほぼ同時に第1スイッチ手段をオフにして、上記第2スイッチ手段を介して弁コイルに直流低電圧を印加して、電磁弁を保持動作させる。したがって、保持動作時に弁コイルに保持可能な最低限の直流低電圧を印加することによって、消費電力を低減できる。また、印加電圧の極性を反転させるようなラッチ式の電磁弁に比べて構造が簡単になり、コストを低減できる。
【0007】
【0008】
また、上記正特性温度係数素子は流れる電流が大きくなるほど温度上昇して抵抗が大きくなるので、上記第1スイッチ手段,正特性温度係数素子を介して弁コイルに流れる電流は、第1スイッチ手段のオン状態が継続しても正特性温度係数素子により制限され、切換動作のための弁コイルへの電流は正特性温度係数素子により制御されることになる。また、上記正特性温度係数素子を用いることによって、弁コイルに印加される直流高電圧が変動しても、直流高電圧の電圧値が高くなるほど弁コイルに流れる電流は大きくなるが、大電流の流れる時間は短くなり、すぐに小電流になるので、弁コイルに供給される電力が略一定となり、電磁弁の動作が安定する。したがって、上記正特性温度係数素子の特性を最適に選択することによって、弁コイルに直流高電圧を印加するときに過剰な電力が消費されることがなく、適正電力で切換動作させることができる。また、上記第1スイッチ手段が故障してオン状態のままとなっても、上記正特性温度係数素子により弁コイル電流を制限するので、弁コイルの損傷を防止できる。
【0009】
また、請求項2の電磁弁制御装置を備えた空気調和機は、冷房運転または暖房運転のいずれか一方のときに四方切換電磁弁の弁コイルに通電することにより上記四方切換電磁弁の切換動作を制御する電磁弁制御装置を備えた空気調和機において、一端が上記電磁弁の弁コイルに接続され、他端が直流高電圧に接続される第1スイッチ手段と、一端が上記四方切換電磁弁の弁コイルに接続され、他端が直流低電圧に接続される第2スイッチ手段と、上記四方切換電磁弁の弁コイルに通電するとき、上記第1スイッチ手段をオンして切換動作を行い、その切換動作後に上記第2スイッチ手段をオンした後またはほぼ同時に上記第1スイッチ手段をオフにして保持動作するように、上記第1,第2スイッチ手段を制御する制御部と、上記電磁弁の弁コイルと上記第1スイッチ手段との間に接続され、上記第1スイッチ手段をオンした切換動作後でかつ上記第1スイッチ手段をオフする前に上記弁コイルに流れる電流が上記電磁弁の保持動作時の電流になるように、上記弁コイルに流れる電流を制限する正特性温度係数素子とを備えたことを特徴としている。
【0010】
上記請求項2の電磁弁制御装置を備えた空気調和機によれば、上記制御部によって、上記四方切換電磁弁の弁コイルに通電するとき、上記第1スイッチ手段をオンして弁コイルに直流高電圧を印加して四方切換電磁弁の切換動作を行い、その切換動作後に第2スイッチ手段をオンした後またはほぼ同時に第1スイッチ手段をオフにして、上記第2スイッチ手段を介して弁コイルに直流低電圧を印加して、四方切換電磁弁を保持動作させる。したがって、保持動作時に弁コイルに保持可能な最低限の直流低電圧を印加することによって、消費電力を低減できる。また、印加電圧の極性を反転させるようなラッチ式の電磁弁に比べて構造が簡単になり、コストを低減できる。
また、上記正特性温度係数素子は流れる電流が大きくなるほど温度上昇して抵抗が大きくなるので、上記第1スイッチ手段,正特性温度係数素子を介して弁コイルに流れる電流は、第1スイッチ手段のオン状態が継続しても正特性温度係数素子により制限され、切換動作のための弁コイルへの電流は正特性温度係数素子により制御されることになる。また、上記正特性温度係数素子を用いることによって、弁コイルに印加される直流高電圧が変動しても、直流高電圧の電圧値が高くなるほど弁コイルに流れる電流は大きくなるが、大電流の流れる時間は短くなり、すぐに小電流になるので、弁コイルに供給される電力が略一定となり、四方切換電磁弁の動作が安定する。したがって、上記正特性温度係数素子の特性を最適に選択することによって、弁コイルに直流高電圧を印加するときに過剰な電力が消費されることがなく、適正電力で切換動作させることができる。また、上記第1スイッチ手段が故障してオン状態のままとなっても、上記正特性温度係数素子により弁コイル電流を制限するので、弁コイルの損傷を防止できる。
【0011】
また、請求項3の電磁弁制御装置を備えた空気調和機は、請求項2の電磁弁制御装置を備えた空気調和機において、上記直流高電圧は、空気調和機の圧縮機を駆動するためのインバータ用電源部から供給されるインバータ駆動用の直流高電圧であり、上記直流低電圧は、空気調和機の制御用電源部から供給される制御用の直流低電圧であることを特徴としている。
【0012】
上記請求項3の電磁弁制御装置を備えた空気調和機によれば、空気調和機の圧縮機を駆動するためのインバータ用電源部から上記直流高電圧が供給され、空気調和機の制御用電源部から上記直流低電圧が供給されるので、別に電磁弁駆動用電源を設ける必要がなく、コストを低減できる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の電磁弁制御装置および電磁弁制御装置を備えた空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0016】
図1はこの発明の実施の一形態の電磁弁制御装置を備えた空気調和機の概略構成図である。図1に示すように、この電磁弁制御装置を備えた空気調和機は、四方切換電磁弁(図示せず)の弁コイルL1の一端に一端が接続された正特性温度係数素子PTCと、その正特性温度係数素子PTCの他端に一端が接続された第1スイッチ手段としてのリレーRYと、上記弁コイルL1の一端にカソードが接続されたダイオードD1と、上記ダイオードD1のアノードにコレクタが接続された第2スイッチ手段としてのトランジスタQ1と、上記リレーRYに制御信号を出力すると共に上記トランジスタQ1のベースに抵抗R1を介して制御信号を出力する制御部1とを備えている。
【0017】
上記リレーRYの他端には、空気調和機の圧縮機を駆動するインバータ回路(図示せず)のためのインバータ用電源部2からの直流高電圧(DC280V)が印加され、上記トランジスタQ1のエミッタに空気調和機のインバータ回路の制御用電源3からの直流低電圧(DC16V)が印加されている。なお、上記四方切換電磁弁(図示せず)の弁コイルL1の他端をグランドに接続している。また、上記弁コイルL1の両端に逆電圧防止用ダイオードD2を接続している(弁コイルL1のPTC側の一端にカソード、弁コイルL1のグランド側の他端にアノード)。
【0018】
また、図2はこの電磁弁制御装置を備えた空気調和機に用いられる四方切換電磁弁の模式図を示しており、この四方切換電磁弁は、図2に示すように、4ポート2ポジションタイプの弁本体11と、上記弁本体11を矢印R2の方向に付勢するスプリング12と、上記弁本体11を通電時に矢印R3の方向にスライドさせる弁コイル13とを備えている。
【0019】
上記構成の電磁弁制御装置を備えた空気調和機において、冷房運転時、リレーRYおよびトランジスタQ1がいずれもオフ状態で、図2に示すようにスプリング12により弁本体11が矢印R2の方向に付勢され、四方切換電磁弁が一方の切り換え位置にあるものとする。次に、冷房運転から暖房運転に切り換える場合、図1に示す制御部1によりリレーRYをオンし、インバータ用電源部2からリレーRY,正特性温度係数素子PTCを介して直流高電圧であるDC280Vを弁コイルL1に印加する。それによって、図2に示す弁コイル13により弁本体11が矢印R3の方向にスライドして、四方切換電磁弁(図2に示す)を他方の切り換え位置に切り換える。そうして、上記リレーRYを約3秒間オンした後、リレーRYをオフする。上記制御部1は、このリレーRYがオフする前にトランジスタQ1をオンすることによって、リレーRYがオフした後に制御用電源部3からトランジスタQ1,ダイオードD1を介して直流低電圧であるDC16Vが弁コイルL1に印加される。それによって、四方切換電磁弁(図2に示す)を他方の切り換え位置に保持する。
【0020】
図3は上記電磁弁制御装置を備えた空気調和機の動作時の弁コイル電圧の変化を示している。なお、図3では弁コイル電圧としているが、実際は、直列接続された正特性温度係数素子PTCと弁コイルL1の両端の印加電圧を表している。図3に示すように、リレーRYを約3秒オンしている間は、弁コイル電圧はDC280Vとなり、リレーRYがオフすると、弁コイル電圧はDC16Vとなる。すなわち、リレーRYがオフする所定時間前にトランジスタQ1をオンしているので、弁コイル電圧がDC280Vの供給がなくなっても0Vにならない。
【0021】
また、図4は上記電磁弁制御装置を備えた空気調和機の動作時の弁コイル電流の変化を示している。図4に示すように、リレーRYがオンすると、弁コイル電流値が大きくなるが、正特性温度係数素子PTCは流れる電流が大きくなるほど温度上昇して抵抗が大きくなり、リレーRYがオフする前にすでに電流値は、保持動作時の電流に近い値にまで制限される。図4では、弁コイルL1に流れる電流は、リレーRYがオンしてから約1秒で保持動作時の電流に近い値になっている。
【0022】
このように、上記四方切換電磁弁の弁コイルL1に通電するとき、リレーRYをオンすることにより弁コイルL1に直流高電圧を印加して、四方切換電磁弁の切換動作を行い、その切換動作後にトランジスタQ1をオンしてからリレーRYをオフにして、上記トランジスタQ1,ダイオードD1を介して弁コイルL1に直流低電圧を印加して、四方切換電磁弁を保持動作させることによって、保持動作時は弁コイルL1に直流低電圧を印加しているので、消費電力を低減することができる。また、印加電圧の極性を反転させるようなラッチ式の電磁弁に比べて構造が簡単になり、コストを低減することができる。
【0023】
また、空気調和機の圧縮機を駆動するためのインバータ用電源部2から直流高電圧(DC280V)が供給され、空気調和機の制御用電源部3から直流低電圧(DC16V)が供給されるので、別に電磁弁駆動用電源を用意する必要がなく、コストを低減することができる。
【0024】
また、上記正特性温度係数素子PTCを用いることによって、たとえ直流高電圧が変動しても、弁コイルL1に供給される電力が略一定となり、四方切換電磁弁の動作が安定する。また、上記正特性温度係数素子PTCを最適な特性に設定することによって、弁コイルL1に直流高電圧を印加するときに過剰な電力が消費されることがなく、適正な電力で切換動作させることができる。また、上記リレーRYが故障してオン状態のままとなっても、正特性温度係数素子PTCにより弁コイルL1に流れる電流を制限するので、弁コイルL1が損傷するのを防止することができる。
【0025】
上記実施の形態では、電磁弁制御装置を備えた空気調和機について説明したが、この発明の電磁弁制御装置は、空気調和機に限らず、電磁弁を用いる他の装置に適用してもよい。
【0026】
また、上記実施の形態では、正特性温度係数素子としてサーミスタを用いたが、他の正特性温度係数素子を用いてもよい。
【0027】
また、上記実施の形態では、暖房運転時に四方切換電磁弁の弁コイルL1に通電することにより四方切換電磁弁の切換動作を行ったが、冷房運転時に四方切換電磁弁の弁コイルに通電することにより四方切換電磁弁の切換動作を行うものであってもよいのは勿論である。
【0028】
また、上記実施の形態では、弁コイルL1に印加する直流低電圧として空気調和機のインバータ回路の制御用電源3からの直流低電圧(DC16V)を用いたが、直流低電圧はこれに限らず、空気調和機に備わる他の制御用電源の直流低電圧を用いてもよい。
【0029】
また、上記実施の形態では、四方切換電磁弁の切換動作後にトランジスタQ1をオンしてからリレーRYをオフにしたが、切換動作後のトランジスタQ1のオンとほぼ同時にリレーRYをオフにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明の電磁弁制御装置は、電磁弁の弁コイルに通電することにより上記電磁弁の切換動作を制御する電磁弁制御装置において、上記電磁弁の弁コイルに通電するとき、制御部によって第1スイッチ手段をオンして、弁コイルに直流高電圧を印加して電磁弁の切換動作を行い、その切換動作後に制御部によって第2スイッチ手段をオンした後またはほぼ同時に第1スイッチ手段をオフにして、上記第2スイッチ手段を介して弁コイルに直流低電圧を印加して電磁弁を保持動作させることにより、保持動作時に弁コイルに直流低電圧を印加するので、消費電力を低減することができる。また、この発明の電磁弁制御装置では、印加電圧の極性を反転させるようなラッチ式の電磁弁に比べて構造が簡単になり、コストを低減することができる。
【0031】
また、上記電磁弁の弁コイルと上記第1スイッチ手段との間に特性温度係数素子を接続することによって、上記第1スイッチ手段,正特性温度係数素子を介して弁コイルに流れる電流は、正特性温度係数素子により制限されて、切換動作のための弁コイルへの電流が正特性温度係数素子により制御されることになると共に、直流高電圧が変動しても、直流高電圧の電圧値が高くなるほど弁コイルに流れる電流は大きくなるが、大電流の流れる時間は短くなり、すぐに小電流になるので、弁コイルに供給される電力が略一定となり、電磁弁の動作が安定する。したがって、上記正特性温度係数素子の特性を最適に選択することによって、弁コイルに直流高電圧を印加するときに過剰な電力が消費されることがなく、適正電力で切換動作させることができる。また、上記第1スイッチ手段が故障してオン状態のままとなっても、上記正特性温度係数素子により弁コイル電流を制限するので、弁コイルの損傷を防止することができる。
【0032】
また、請求項2の発明の電磁弁制御装置を備えた空気調和機は、冷房運転または暖房運転のいずれか一方のときに四方切換電磁弁の弁コイルに通電することにより上記四方切換電磁弁の切換動作を制御する電磁弁制御装置を備えた空気調和機において、上記四方切換電磁弁の弁コイルに通電するとき、制御部によって第1スイッチ手段をオンして、第1スイッチ手段を介して弁コイルに直流高電圧を印加して、四方切換電磁弁の切換動作を行い、その切換動作後に制御部によって第2スイッチ手段をオンした後またはほぼ同時に第1スイッチ手段をオフにして、上記第2スイッチ手段を介して弁コイルに直流低電圧を印加して、四方切換電磁弁を保持動作させることにより、保持動作時に弁コイルに直流低電圧を印加するので、消費電力を低減することができる。また、この発明の電磁弁制御装置を備えた空気調和機では、印加電圧の極性を反転させるようなラッチ式の電磁弁に比べて構造が簡単になり、コストを低減することができる。
また、上記四方切換電磁弁の弁コイルと上記第1スイッチ手段との間に特性温度係数素子を接続することによって、上記第1スイッチ手段,正特性温度係数素子を介して弁コイルに流れる電流は、正特性温度係数素子により制限されて、切換動作のための弁コイルへの電流は正特性温度係数素子により制御されることになると共に、上記正特性温度係数素子を用いることによって、直流高電圧が変動しても、直流高電圧の電圧値が高くなるほど弁コイルに流れる電流は大きくなるが、大電流の流れる時間は短くなり、すぐに小電流になるので、弁コイルに供給される電力が略一定となり、四方切換電磁弁の動作が安定する。したがって、上記正特性温度係数素子の特性を最適に選択することによって、弁コイルに直流高電圧を印加するときに過剰な電力が消費されることがなく、適正電力で切換動作させることができる。また、上記第1スイッチ手段が故障してオン状態のままとなっても、上記正特性温度係数素子により弁コイル電流を制限するので、弁コイルの損傷を防止することができる。
【0033】
また、請求項3の発明の電磁弁制御装置を備えた空気調和機は、請求項2の電磁弁制御装置を備えた空気調和機において、空気調和機の圧縮機を駆動するためのインバータ用電源部から上記直流高電圧が供給され、空気調和機の制御用電源部から上記直流低電圧が供給されるので、別に電磁弁駆動用電源を設ける必要がなく、コストを低減することができる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の電磁弁制御装置を備えた空気調和機の概略構成図である。
【図2】 図2は上記電磁弁制御装置を備えた空気調和機により制御される四方切換電磁弁の模式図である。
【図3】 図3は上記電磁弁制御装置を備えた空気調和機の動作時の弁コイル電圧の変化を示す図である。
【図4】 図4は上記電磁弁制御装置を備えた空気調和機の動作時の弁コイル電流の変化を示す図である。
【符号の説明】
1…制御部、
2…インバータ用電源部、
3…制御用電源部、
11…弁本体、
12…スプリング、
L1,13…弁コイル、
RY…リレー、
D1,D2…ダイオード、
Q1…トランジスタ、
R1…抵抗。
Claims (3)
- 電磁弁の弁コイル(L1)に通電することにより上記電磁弁の切換動作を制御する電磁弁制御装置において、
一端が上記電磁弁の弁コイル(L1)に接続され、他端が直流高電圧に接続される第1スイッチ手段(RY)と、
一端が上記電磁弁の弁コイル(L1)に接続され、他端が直流低電圧に接続される第2スイッチ手段(Q1)と、
上記電磁弁の弁コイル(L1)に通電するとき、上記第1スイッチ手段(RY)をオンして切換動作を行い、その切換動作後に上記第2スイッチ手段(Q1)をオンした後またはほぼ同時に上記第1スイッチ手段(RY)をオフにして保持動作するように、上記第1,第2スイッチ手段(RY,Q1)を制御する制御部(1)と、
上記電磁弁の弁コイル(L1)と上記第1スイッチ手段(RY)との間に接続され、上記第1スイッチ手段(RY)をオンした切換動作後でかつ上記第1スイッチ手段(RY)をオフする前に上記弁コイル(L1)に流れる電流が上記電磁弁の保持動作時の電流になるように、上記弁コイル(L1)に流れる電流を制限する正特性温度係数素子(PTC)と
を備えたことを特徴とする電磁弁制御装置。 - 冷房運転または暖房運転のいずれか一方のときに四方切換電磁弁の弁コイル(L1)に通電することにより上記四方切換電磁弁の切換動作を制御する電磁弁制御装置を備えた空気調和機において、
一端が上記電磁弁の弁コイル(L1)に接続され、他端が直流高電圧に接続される第1スイッチ手段(RY)と、
一端が上記四方切換電磁弁の弁コイル(L1)に接続され、他端が直流低電圧に接続される第2スイッチ手段(Q1)と、
上記四方切換電磁弁の弁コイル(L1)に通電するとき、上記第1スイッチ手段(RY)をオンして切換動作を行い、その切換動作後に上記第2スイッチ手段(Q1)をオンした後またはほぼ同時に上記第1スイッチ手段(RY)をオフにして保持動作するように、上記第1,第2スイッチ手段(RY,Q1)を制御する制御部(1)と、
上記電磁弁の弁コイル(L1)と上記第1スイッチ手段(RY)との間に接続され、上記第1スイッチ手段(RY)をオンした切換動作後でかつ上記第1スイッチ手段(RY)をオフする前に上記弁コイル(L1)に流れる電流が上記電磁弁の保持動作時の電流になるように、上記弁コイル(L1)に流れる電流を制限する正特性温度係数素子(PTC)と
を備えたことを特徴とする電磁弁制御装置を備えた空気調和機。 - 請求項2に記載の電磁弁制御装置を備えた空気調和機において、
上記直流高電圧は、空気調和機の圧縮機を駆動するためのインバータ用電源部(2)から供給されるインバータ駆動用の直流高電圧であり、
上記直流低電圧は、空気調和機の制御用電源部(3)から供給される制御用の直流低電圧であることを特徴とする電磁弁制御装置を備えた空気調和機。
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