JP4910649B2 - 報知装置及びマスキング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部屋から部屋への音の漏れを報知する技術に関する。
壁や床を隔てて複数の部屋が隣接する会議室や集合住宅等においては、部屋内の音が大きいと、壁を透過した音により、隣室に居る者に不快感を与える場合がある。そこで、隣室の者に不快感を与えるのを防ぐ装置として、特許文献1に開示されている装置が考案されている。特許文献1に開示されている装置は、部屋内に設けられている音圧センサで部屋内の音の音圧を測定し、壁の遮音性能に基づいて、隣室に透過した透過音のレベルを算出する。そして、算出したレベルが所定のレベルを上回っている場合には、警報装置から警報を発することにより、隣室に音が漏れていることを注意する。
特開平8−233648号公報
ところで、隣室へ透過した透過音は、隣室における空調設備の音や電気機器が発する音などの暗騒音のレベルによっては、隣室において聞こえたり聞こえにくくなったりする。具体的には、隣室における暗騒音のレベルが透過音のレベルより大きい場合には、隣室に居る者においてはレベルの大きい暗騒音によって透過音が聞こえにくくなるため、透過音は気にならず、隣室からの音を不快に感じることがない。一方、隣室における暗騒音のレベルが透過音のレベルより小さい場合には、透過音のレベルが同じであっても、隣室に居る者においてはレベルの大きい透過音が聞こえてしまい、隣室からの音を不快に感じることとなる。
このように、隣室の者が透過音を不快に感じるか否かは、透過音のレベルだけではなく、隣室における暗騒音のレベルによっても左右される。しかしながら、従来の技術では、透過音のレベルによって警報がでてしまうため、隣室の暗騒音のレベルが大きいことにより透過音が隣室に居る者に聞こえておらず、隣室に居る者が不快感を感じていなくても警報が発せられてしまう。また、警報が発せられていなくても隣室の暗騒音のレベルが小さいことにより透過音が隣室に居る者に聞こえてしまい、隣室に居る者が不快感を感じる虞がある。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、隣室に居る者への透過音の聞こえ方を報知する技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、前記第2部屋に配置された操作子と、前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、前記第1部屋及び前記第2部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段とを有する報知装置を提供する。
また本発明は、第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、前記第1部屋に配置された操作子と、前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、前記第1部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段とを有する報知装置を提供する。
この報知装置は、前記判断手段の判断結果に応じてマスキング音信号を出力するマスキング音信号出力手段と、前記第2部屋に配置され、前記マスキング音信号出力手段から出力されたマスキング音信号に応じてマスキング音を出力する音出力手段とを備えるようにしてもよい。
また、この報知装置においては、前記マスキング音信号出力手段は、前記判断手段の判
断結果に応じて前記マスキング音の音圧を変化させてもよい。
また本発明は、第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、前記第2部屋に配置された操作子と、前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、前記第1部屋及び前記第2部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段と、前記判断手段の判断結果に応じてマスキング音信号を出力するマスキング音信号出力手段と、前記第2部屋に配置され、前記マスキング音信号出力手段から出力されたマスキング音信号に応じてマスキング音を出力する音出力手段とを有するマスキング装置を提供する。
また本発明は、第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、前記第1部屋に配置された操作子と、前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、前記第1部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段と、前記判断手段の判断結果に応じてマスキング音信号を出力するマスキング音信号出力手段と、前記第2部屋に配置され、前記マスキング音信号出力手段から出力されたマスキング音信号に応じてマスキング音を出力する音出力手段とを有するマスキング装置を提供する。
本発明によれば、隣室に居る者への透過音の聞こえ方を報知することができる。
[実施形態の構成]
まず、本発明の一実施形態に係る報知システム1の構成について説明する。図1は、同報知システム1の全体構成と、報知システム1が配置された部屋を模式的に示した図である。同図において、部屋RAと部屋RBは所定の遮音性能を備えた界壁Cにより仕切られている。報知システム1は、報知装置10、報知装置10に接続されたマイクロホン20A,20B、報知装置10に接続された表示装置30A,30Bを有しており、マイクロホン20A,20Bにより部屋RAおよび部屋RBの音を収音し、部屋内で発生して界壁Cを透過した透過音が、隣室に居る者にどのように聞こえるか報知するシステムである。
マイクロホン20Aは、部屋RAに設置されており、部屋RA内の音を収音し、収音した音を表すオーディオ信号を報知装置10へ出力する。また、マイクロホン20Bは、部屋RBに設置されており、部屋RB内の音を収音し、収音した音を表すオーディオ信号を報知装置10へ出力する。
表示装置30Aは、部屋RAに設置されており、部屋RA内から界壁Cを透過して部屋RBに達した透過音が、部屋RBにおいてどのように聞こえるか知らせるための装置である。また、表示装置30Bは、部屋RBに設置されており、部屋RB内から界壁Cを透過して部屋RAに達した透過音が、部屋RAにおいてどのように聞こえるか知らせるための装置である。図1に示したように、表示装置30Aは、青色の表示灯31A、黄色の表示灯32A、赤の表示灯33Aを有しており、表示装置30Bは、青色の表示灯31B、黄色の表示灯32B、赤の表示灯33Bを有している。表示装置30A,30Bは、備えている表示灯を報知装置10から供給される信号に従って点灯させる。
次に報知装置10の構成について説明する。図2は、報知装置10のハードウェア構成を示したブロック図である。報知装置10は、電源(図示略)を備えており、報知装置10の各部は、この電源から供給される電力により動作する。また、報知装置10の各部は、同図に示したようにバス101に接続されており、バス101を介して各部間で各種信号やデータの授受を行う。
信号入力部106は、マイクロホン20A,20Bに接続されており、マイクロホン20A,20Bから出力されたオーディオ信号が入力される。信号入力部106は、入力されたオーディオ信号を解析してオーディオ信号が表す音の音圧レベルを求め、求めた音圧レベルを示す音圧データをCPU(Central Processing Unit)102へ供給する。
信号出力部107は、表示装置30A,30Bに接続されており、CPU102の制御の下、表示装置30A,30Bが備える表示灯を点灯させるための信号を表示装置30A,30Bへ出力する。
記憶部105は、各種データを記憶する不揮発性メモリを備えている。この記憶部105には、音が界壁Cを透過した時に界壁Cの透過前と透過後で、音の音圧レベルがどの程度低下するのかを表す遮音性能データを記憶している。具体的には、遮音性能データ(遮音情報)として、界壁Cの遮音性能を表す遮音等級(JIS1419−1 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法 第1部:空気音遮断性能)、いわゆるD等級の値(以下、D値と称する)を記憶している。例えば、界壁CのD値の値が「a」である場合、界壁Cを音が透過すると、透過した音の500[Hz]の音圧レベルがa[dB]低下する。
ROM(Read Only Memory)103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM(Random Access Memory)104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、CPU102により報知装置10の各部が制御される。そして、制御プログラムが実行された報知装置10においては、マイクロホン20A,20Bにより部屋RAおよび部屋RBの音を収音し、部屋内で発生して界壁Cを透過した音が、隣室に居る者にどのように聞こえるか報知する機能が実現する。
[実施形態の動作]
(部屋RA,RBにおける音が暗騒音のみのときの動作)
まず、部屋RA,RBにおける音が暗騒音のみであるときの報知システム1の動作について説明する。まず、図示せぬ電源より報知装置10の各部に電力が供給されると、CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを実行する。また、マイクロホン20Aにおいては部屋RAの音が収音されてオーディオ信号が出力され、マイクロホン20Bにおいても部屋RBの音が収音されてオーディオ信号が出力される。ここで、部屋RA、部屋RBにおける音は暗騒音のみであるため、部屋RAにおける暗騒音を表すオーディオ信号がマイクロホン20Aから出力され、部屋RBにおける暗騒音を表すオーディオ信号がマイクロホン20Bから出力される。
このオーディオ信号が信号入力部106に入力されると、信号入力部106は、入力されたオーディオ信号を解析し、マイクロホン20Aから供給されたオーディオ信号が表す音の音圧レベルAと、マイクロホン20Bから供給されたオーディオ信号が表す音の音圧レベルBとを求める。そして、信号入力部106は、求めた音圧レベルAを表す音圧データD1と、音圧レベルBを表す音圧データD2とをCPU102へ供給する。
CPU102は、音圧データが供給されると、部屋RAから部屋RBへ透過する透過音の音圧レベルA1と、部屋RBから部屋RAへ透過する透過音の音圧レベルB1とを求める。具体的には、CPU102は、まず、記憶部105に記憶されているD値を読み出し、音圧データD1が表す音圧レベルからD値の値を減算することにより、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音の音圧レベルA1を求め、次に、音圧データD2が表す音圧レベルからD値の値を減算することにより、部屋RBから部屋RAへ透過した透過音の音圧レベルB1を求める。
この後、CPU102は、音圧レベルBと音圧レベルA1とを比較する。ここで、音圧レベルA1が音圧レベルBより小さい場合(部屋RBの暗騒音の音圧レベルより部屋RAから界壁Cを透過した透過音の音圧レベルのほうが小さい場合)、CPU102は、信号出力部107を制御し、表示装置30Aの表示灯31Aのみを点灯させるための信号を信号出力部107から表示装置30Aへ出力させる。この信号が表示装置30Aに入力されると、表示装置30Aは入力された信号に従って青色の表示灯31Aのみを点灯させる。
また、CPU102は、音圧レベルAと音圧レベルB1とを比較する。ここで、音圧レベルB1が音圧レベルAより小さい場合(部屋RAの暗騒音の音圧レベルより部屋RBから界壁Cを透過した透過音の音圧レベルのほうが小さい場合)、CPU102は、信号出力部107を制御し、表示装置30Bの表示灯31Bのみを点灯させるための信号を信号出力部107から表示装置30Bへ出力させる。この信号が表示装置30Bに入力されると、表示装置30Bは入力された信号に従って青色の表示灯31Bのみを点灯させる。
青色の表示灯31Aは、部屋RBの暗騒音の音圧レベルより部屋RAから界壁Cを透過した透過音の音圧レベルのほうが小さい場合、即ち、部屋RBに居る者に部屋RAの音が聞こえない場合に点灯するため、部屋RAに居る者は、自室の音が隣室の部屋RBに聞こえていないことを知ることができる。また、青色の表示灯31Bは、部屋RAの暗騒音の音圧レベルより部屋RBから界壁Cを透過した透過音の音圧レベルのほうが小さい場合、即ち、部屋RAに居る者に部屋RBの音が聞こえない場合に点灯するため、部屋RBに居る者は、自室の音が隣室の部屋RAに聞こえていないことを知ることができる。
(部屋RAにおける会話の音圧レベルが変化したときの動作)
次に、部屋RA,RBにおける暗騒音の音圧レベルが一定であり、部屋RAにおける音の音圧レベルが変化したときの動作について説明する。まず、表示灯31A,31Bが点灯している状態で部屋RAに居る者が会話を行うと、この会話の音声がマイクロホン20Aにより収音され、収音された音を表すオーディオ信号が出力される。ここで、部屋RBにおいては会話が行われていないため、マイクロホン20Bにおいては、部屋RBの暗騒音のみが収音され、収音された暗騒音を表すオーディオ信号が出力される。
各マイクロホンから出力されたオーディオ信号が信号入力部106に入力されると、信号入力部106は、マイクロホン20Aで収音された音の音圧レベルAを表す音圧データD1と、マイクロホン20Bで収音された音の音圧レベルBを表す音圧データD2とをCPU102へ供給する。
CPU102は、音圧データD1,D2が供給されると、部屋RAから部屋RBへ透過する透過音の音圧レベルA1を求めると共に、部屋RBから部屋RAへ透過する透過音の音圧レベルB1を求める。そして、CPU102は、音圧レベルBと音圧レベルA1とを比較する。ここで、CPU102は、部屋RAにおいて会話が行われたことにより部屋RAにおける音の音圧レベルが大きくなり、これに伴って部屋RAから部屋RBへ透過した透過音の音圧レベルA1が、部屋RBの暗騒音の音圧レベルB以上となった場合、音圧レベルA1が、音圧レベルB+6[dB]未満であるか判定する。ここで、音圧レベルA1が、音圧レベルB+6[dB]未満である場合、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音は、部屋RBに居る者に聞き取ることが可能である。よって、CPU102は、自室内の音が隣室に居る者に聞こえていることを部屋RAに居る者に知らせるため、信号出力部107を制御し、表示装置30Aの表示灯32Aのみを点灯させるための信号を信号出力部107から出力させる。この信号が表示装置30Aに入力されると、表示装置30Aは入力された信号に従って黄色の表示灯32Aのみを点灯させる。部屋RAに居る者は、表示装置30Aにおいて点灯している表示灯が黄色の表示灯になったため、自室内の会話音声が隣の部屋RBに居る者に聞こえていることを知ることができる。
この後、部屋RAに居る者の会話の音声が大きくなると、この会話の音声がマイクロホン20Aにより収音され、収音された音を表すオーディオ信号が出力される。ここで、部屋RBにおいては会話が行われていないため、マイクロホン20Bにおいては、部屋RBの暗騒音のみが収音され、収音された暗騒音を表すオーディオ信号が出力される。そして、各オーディオ信号が入力される信号入力部106においては、マイクロホン20Aで収音された音の音圧レベルAを表す音圧データD1と、マイクロホン20Bで収音された音の音圧レベルBを表す音圧データD2とがCPU102へ出力される。
CPU102は、音圧データD1,D2が供給されると、部屋RAから部屋RBへ透過する透過音の音圧レベルA1を求めると共に、部屋RBから部屋RAへ透過する透過音の音圧レベルB1を求める。そして、CPU102は、音圧レベルBと音圧レベルA1とを比較する。ここで、部屋RAで行われている会話の音声が大きくなり、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音の音圧レベルA1が、部屋RBの暗騒音の音圧レベルBより6[dB]以上大きくなっている場合、部屋RBに居る者は、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音をはっきりと聞き取ることでき、部屋RAにおける会話の内容を把握することができる。よって、CPU102は、自室内の音が隣室に居る者にはっきりと聞こえていることを部屋RAに居る者に知らせるため、信号出力部107を制御し、表示装置30Aの表示灯33Aのみを点灯させるための信号を信号出力部107から出力させる。この信号が表示装置30Aに入力されると、表示装置30Aは入力された信号に従って赤色の表示灯33Aのみを点灯させる。部屋RAに居る者は、表示装置30Aにおいて点灯している表示灯が赤色の表示灯になったため、自室内の会話音声が隣の部屋RBに居る者にはっきりと聞こえていることを知ることができる。
(部屋RAにおける会話音声の大きさを抑えたときの動作)
部屋RAに居る者が、赤色の表示灯が点灯したことにより、自室内の会話音声が部屋RBに居る者にはっきりと聞こえていることを知り、会話の音声を小さくすると、この会話の音声がマイクロホン20Aにより収音されてオーディオ信号が出力され、信号入力部106においては、マイクロホン20Aで収音された音の音圧レベルAを表す音圧データD1と、マイクロホン20Bで収音された音の音圧レベルBを表す音圧データD2とがCPU102へ出力される。
CPU102は、音圧データD1,D2が供給されると、部屋RAから部屋RBへ透過する透過音の音圧レベルA1を求めると共に、部屋RBから部屋RAへ透過する透過音の音圧レベルB1を求める。そして、CPU102は、音圧レベルBと音圧レベルA1とを比較する。ここで、部屋RAで行われている会話の音声が小さくなり、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音の音圧レベルA1が、部屋RBの暗騒音の音圧レベルB未満となっている場合、部屋RBに居る者は、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音を聞き取ることができない。よって、CPU102は、自室内の音が隣室に居る者に聞こえていないことを部屋RAに居る者に知らせるため、信号出力部107を制御し、表示装置30Aの表示灯31Aのみを点灯させるための信号を信号出力部107から出力させる。この信号が表示装置30Aに入力されると、表示装置30Aは入力された信号に従って青色の表示灯31Aのみを点灯させる。部屋RAに居る者は、表示装置30Aにおいて点灯している表示灯が青色の表示灯になったため、自室内の会話音声が隣の部屋RBに居る者に聞こえていないことを知ることができる。
(隣室の暗騒音の音圧レベルが大きくなった時の動作)
次に、部屋RAにおいて黄色の表示灯が点灯している状態において、部屋RBの暗騒音の音圧レベルが大きくなった場合の動作について説明する。
まず、部屋RAにおいては、部屋RAに居る者により会話が行われており、この会話の音声がマイクロホン20Aにより収音され、収音された音を表すオーディオ信号がマイクロホン20Aから出力される。ここで、部屋RBにおいて、例えば、空調設備を動作させたことにより、暗騒音が大きくなると、マイクロホン20Bにより部屋RBの大きくなった暗騒音が収音され、収音された暗騒音を表すオーディオ信号がマイクロホン20Bから出力される。そして、各オーディオ信号が入力される信号入力部106においては、マイクロホン20Aで収音された音の音圧レベルAを表す音圧データD1と、マイクロホン20Bで収音された音の音圧レベルBを表す音圧データD2とがCPU102へ出力される。
CPU102は、音圧データD1,D2が供給されると、部屋RAから部屋RBへ透過する透過音の音圧レベルA1と、部屋RBから部屋RAへ透過する透過音の音圧レベルB1を求める。そして、CPU102は、音圧レベルBと音圧レベルA1とを比較する。部屋RAで行われている会話の音声の音圧レベルは変化していないが、部屋RBにおける暗騒音の音圧レベルは大きくなっており、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音の音圧レベルA1が、部屋RBの暗騒音の音圧レベルB未満となっている場合、部屋RBに居る者は、透過音の音圧レベルより暗騒音の音圧レベルの方が大きいため、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音を聞き取ることができない。よって、CPU102は、自室内の音が隣室に居る者に聞こえていないことを部屋RAに居る者に知らせるため、信号出力部107を制御し、表示装置30Aの表示灯31Aのみを点灯させるための信号を信号出力部107から出力させる。この信号が表示装置30Aに入力されると、表示装置30Aは入力された信号に従って青色の表示灯31Aのみを点灯させる。部屋RAに居る者は、表示装置30Aにおいて点灯している表示灯が青色の表示灯になったため、自室内の会話音声が隣の部屋RBに居る者に聞こえていないことを知ることができる。
(隣室の暗騒音のレベルが小さくなった時の動作)
次に、部屋RAにおいて黄色の表示灯が点灯している状態において、部屋RBの暗騒音の音圧レベルが小さくなった場合の動作について説明する。
まず、部屋RAにおいては、部屋RAに居る者により会話が行われており、この会話の音声がマイクロホン20Aにより収音され、収音された音を表すオーディオ信号がマイクロホン20Aから出力される。ここで、部屋RBにおいて、例えば、空調設備を停止させたり電気機器を停止させたりしたことにより暗騒音が小さくなる。この小さくなった暗騒音は、マイクロホン20Bにより収音され、収音された暗騒音を表すオーディオ信号がマイクロホン20Bから出力される。そして、各オーディオ信号が入力される信号入力部106においては、マイクロホン20Aで収音された音の音圧レベルAを表す音圧データD1と、マイクロホン20Bで収音された音の音圧レベルBを表す音圧データD2とがCPU102へ出力される。
CPU102は、音圧データD1,D2が供給されると、部屋RAから部屋RBへ透過する透過音の音圧レベルA1と、部屋RBから部屋RAへ透過する透過音の音圧レベルB1を求める。そして、CPU102は、音圧レベルBと音圧レベルA1とを比較する。ここで、部屋RAで行われている会話の音声の音圧レベルは変化していないが、部屋RBにおける暗騒音の音圧レベルは小さくなっている。部屋RAから部屋RBへ透過した透過音の音圧レベルA1が、相対的に部屋RBの暗騒音の音圧レベルB+6[dB]以上となっている場合、部屋RBに居る者は、部屋RAから部屋RBへ透過した透過音をはっきり聞き取ることができる。よって、CPU102は、自室内の音が隣室に居る者にはっきり聞こえていることを部屋RAに居る者に知らせるため、信号出力部107を制御し、表示装置30Aの表示灯33Aのみを点灯させるための信号を信号出力部107から出力させる。この信号が表示装置30Aに入力されると、表示装置30Aは入力された信号に従って赤色の表示灯33Aのみを点灯させる。部屋RAに居る者は、表示装置30Aにおいて点灯している表示灯が赤色の表示灯になったため、自室内の会話音声が隣の部屋RBに居る者にはっきり聞こえていることを知ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、隣室での透過音の聞こえ方、即ち、隣室への透過音と該隣室の暗騒音との相対関係に対応して隣室での音の聞こえ方が報知される。これにより、透過音の発生源の部屋に居る者は、隣室での音の聞こえ方を知ることができ、隣室に迷惑をかけないように、または、隣室に会話の内容を知られないように、自室内の音を小さくすることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態は本発明に係る実施形態の一例であり、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
上述した実施形態においては、マイクロホン20A,20Bは、ダイナミック型のマイクロホンやコンデンサ型のマイクロホン、光により音を検出する光マイクロホンであってもよい。
上述した実施形態においては、光を発するのであれば、表示装置30A,30Bの表示灯として電球や蛍光管、LED(Light Emitting Diode)などを使用してもよい。また、透過音の聞こえ方を報知する場合、例えば、液晶ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)、EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイ装置において、文字や図形を用いて聞こえ方を報知してもよい。また、視覚に訴える報知だけでなく、例えば、音の変化や振動の変化により透過音の聞こえ方を報知するようにしてもよい。また、表示装置30A,30Bにおける表示灯の点灯色や表示灯数、表示態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。各表示灯は点滅させてもよいし、各表示灯の点滅する態様が異なっていてもよい。何れにしろ、透過音の聞こえ方を報知することができれば、どのような発光態様であってもよい。
上述した実施形態においては、報知装置10にキーボードなどの操作子を設け、この操作子を操作して記憶部105に記憶されているD値を変更できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、暗騒音の音圧レベル+6[dB]以上で、透過音がはっきりと聞き取れると判断しているが、この判断に使用されている+6[dB]の値を記憶部105に記憶させておき、操作子によりこの値を変更できるようにしてもよい。
この場合、ユーザは、記憶されている値を、部屋の使用時刻(昼間、夜間)や部屋の使用目的(雑談、重要な会議)に応じて変更させることができる。
また、ユーザは、記憶されている値を、部屋を使用する人の嗜好(隣室からの騒音に敏感である、会話の秘密を重視する)に応じて変更させることもできる。
そして、例えば、暗騒音の音圧レベル+5[dB]以上であると、透過音がはっきりと聞き取れると判断してもよいし、暗騒音の音圧レベル+7[dB]以上であると、透過音がはっきりと聞き取れると判断するようにしてもよい。また、このように、判断基準を変更できる態様においては、透過音を不快であると感じた側が操作子を操作して、上述した判断に使用される値(記憶部105に記憶されている値)を変更できるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、マイクロホン20A(20B)と表示装置30A(30B)とは別体となっているが、図3に示したように、マイクロホンと表示灯とを一体にした装置を用いて音の収音と報知とを行うようにしてもよい。また、図3に示したように音の音圧レベルを表示するレベルメータLEVを設け、自室内の音の音圧レベルまたは他室への透過音の音圧レベルをレベルメータLEVで表すようにしてもよい。また、図3に示した装置に操作子Kを設け、上述したように操作子Kにより記憶部105に記憶されているD値や判断基準に係る値を変更するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、各部屋に透過する透過音をマスキングする構成を設けるようにしてもよい。以下、この構成を備えた報知システムについて説明する。
図4は、各部屋への透過音をマスキングする構成を備えた報知システム1Aの全体構成を示した図であり、図5は、この報知システム1Aに係る報知装置10Aのハードウェア構成を示したブロック図である。図4,図5に示したように、この変形例においては、部屋RAにスピーカSPA、部屋RBにスピーカSPBが設けられている点、報知装置10Aがマスキング部108を備えている点が上述した実施形態と異なる。なお、これ以外の構成については上述した実施形態と同じであるため、図4,図5において上述した実施形態と同じ構成要素については図1,図2と同じ符号を付し、その説明を省略する。
マスキング部108は、例えば、ホワイトノイズなどの騒音を表すマスキング信号を生成するものであり、スピーカSPAおよびスピーカSPBが接続されている。マスキング部108は、スピーカSPAへ出力する所定の音圧レベルのマスキング信号とスピーカSPBへ出力する所定の音圧レベルのマスキング信号を別々に生成し、生成したマスキング信号をスピーカSPA,SPBへ出力する。
そして、この報知システム1Aにおいては、例えば、部屋RAから部屋RBへの透過音の音圧レベルが、部屋RBの暗騒音の音圧レベルより大きい場合、CPU102によりマスキング部108が制御され、マスキング信号がスピーカSPBへ出力される。マスキング信号が供給されたスピーカSPBは、供給されたマスキング信号が表すホワイトノイズを出力する。この出力されるホワイトノイズにより、部屋RAから部屋RBへの透過音はマスキングされるので、部屋RBに居る者は、部屋RAからの透過音が聞こえなくなり、透過音による不快感を感じることがない。
なお、上述した報知システム1Aにおいては、部屋RAから部屋RBへの透過音の音圧レベルと部屋RBにおける暗騒音の音圧レベルとの差に応じて、マスキング信号が表すホワイトノイズの音圧レベルを制御し、透過音の音圧レベルが暗騒音の音圧レベルより大きくなるにつれ、部屋RBで出力されるホワイトノイズの音圧レベルを大きくするようにしてもよい。もちろん、部屋RBから部屋RAへの透過音の音圧レベルと部屋RAにおける暗騒音の音圧レベルとの差に応じて、マスキング信号が表すホワイトノイズの音圧レベルを制御し、透過音の音圧レベルが暗騒音の音圧レベルより大きくなるにつれ、部屋RAで出力されるホワイトノイズの音圧レベルを大きくするようにしてもよい。
上述した実施形態における部屋がオフィスにおける会議室であり、各部屋において構内放送を行うためのスピーカが設置されている場合、透過音の音圧レベルが大きくなるにつれてスピーカから出力される音の音量が大きくなるようにしてもよい。また、各部屋にスピーカを設け、このスピーカからバックグラウンドミュージックを流す場合、透過音の音圧レベルが大きくなるにつれてスピーカから出力される音の音量を大きくするようにしてもよい。
上述した実施形態における各表示装置を一つの部屋に集め、各部屋における透過音の聞こえ方を監視するようにしてもよい。また、各表示装置を一つの部屋に集めて各部屋における透過音の聞こえ方を監視する態様においては、各部屋における音の発生を知ることができるため、報知システム1は、音のセンサとして使用することができ、施設の監視に使用することもできる。
上述した実施形態においては、部屋の数は2つとなっているが、部屋の数は2つに限定されるものではなく3つ以上であってもよい。そして、部屋が3つ以上であり、隣接する部屋が2つ以上である場合、隣接する各々の部屋への透過音と、隣接する各部屋の暗騒音の音圧レベルを求め、透過音の聞こえ方を判断して表示灯を点灯させるようにしてもよい。また、ある部屋に隣接する部屋が2つ以上ある場合、界壁の遮音性能は各々異なっていてもよい。また、上述した実施形態においては、隣り合う部屋へ透過する透過音の聞こえ方を判断しているが、上または下にある部屋に透過する透過音についても、透過音の聞こえ方を判断して報知するようにしてもよい。この場合、床の遮音性能を表すL値を用いて透過音の音圧レベルを求めるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、界壁の遮音性能を表すD値を用いて透過音の音圧レベルを求めているが、D値以外にも、隣室の音響条件を表す値を使用して透過音の音圧レベルを求めるようにしてもよい。即ち、複数の周波数帯域(例えば、63[Hz]〜4[KHz]までの1/1オクターブバンド毎)における界壁の遮音性能の実測値または計算値でもよいし、他の遮音等級(STC曲線)でもよい。
上述した実施形態においては、部屋RAから部屋RBに透過した透過音の聞こえ方を部屋RAで報知しているが、部屋RAから部屋RBに透過した透過音の聞こえ方を部屋RAと共に部屋RBで報知するようにしてもよい。
また、各部屋は隣合わせでなくてもよく、部屋RAと部屋RBは透過音が伝播する経路に配置された関係でもよい。即ち、上述した実施形態においては、部屋RAと部屋RBとの間に他の空間(例えば、廊下、広間、応接室、休憩所、階段室などの空間)が一つ以上介在して部屋RAと部屋RBとが配置された関係でも本発明は適用することができる。
本発明の一実施形態に係る報知システムの全体構成を示した図である。 同実施形態に係る報知装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 マイクロホンおよび表示灯が一体となった装置の外観図である。 本発明の変形例に係る報知システムの全体構成を示した図である。 本発明の変形例に係る報知装置のハードウェア構成を示したブロック図である。
符号の説明
1・・・報知システム、10・・・報知装置、20A,20B・・・マイクロホン、30A,30B・・・表示装置、31A〜33A,31B〜33B・・・表示灯、101・・・バス、102・・・CPU、103・・・ROM、104・・・RAM、105・・・記憶部、106・・・信号入力部、107・・・信号出力部、RA,RB・・・部屋

Claims (6)

  1. 第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、
    第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、
    前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、
    前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、
    前記第2部屋に配置された操作子と、
    前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、
    前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、
    前記第1部屋及び前記第2部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段と
    を有する報知装置。
  2. 第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、
    第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、
    前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、
    前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、
    前記第1部屋に配置された操作子と、
    前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、
    前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、
    前記第1部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段と
    を有する報知装置。
  3. 前記判断手段の判断結果に応じてマスキング音信号を出力するマスキング音信号出力手段と、
    前記第2部屋に配置され、前記マスキング音信号出力手段から出力されたマスキング音信号に応じてマスキング音を出力する音出力手段と、
    を有する請求項1又は請求項2に記載の報知装置。
  4. 前記マスキング音信号出力手段は、前記判断手段の判断結果に応じて前記マスキング音の音圧を変化させること
    を特徴とする請求項3に記載の報知装置。
  5. 第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、
    第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、
    前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、
    前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、
    前記第2部屋に配置された操作子と、
    前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、
    前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、
    前記第1部屋及び前記第2部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段と、
    前記判断手段の判断結果に応じてマスキング音信号を出力するマスキング音信号出力手段と、
    前記第2部屋に配置され、前記マスキング音信号出力手段から出力されたマスキング音信号に応じてマスキング音を出力する音出力手段と
    を有するマスキング装置。
  6. 第1部屋内における音を収音し、収音した音を表す第1オーディオ信号を出力する第1収音手段と、
    第2部屋内における音を収音し、収音した音を表す第2オーディオ信号を出力する第2収音手段と、
    前記第1オーディオ信号に基づいて前記第1部屋の音の第1音圧を求め、前記第2オーディオ信号に基づいて前記第2部屋の音の第2音圧を求める音圧解析手段と、
    前記第1音圧と、前記第1部屋と前記第2部屋との間の遮音性能に関する遮音情報とに基づいて、前記第1オーディオ信号で表される音の前記第2部屋への透過後の第3音圧を求める透過音解析手段と、
    前記第1部屋に配置された操作子と、
    前記操作子にされた操作に応じて、前記第2音圧に加算する値である判断基準を変更する変更手段と、
    前記変更手段で変更された判断基準に基づいて前記第2音圧に前記判断基準を加算した結果と前記第3音圧との関係を判断する判断手段と、
    前記第1部屋に設けられ、前記判断手段の判断結果を報知する報知手段と、
    前記判断手段の判断結果に応じてマスキング音信号を出力するマスキング音信号出力手段と、
    前記第2部屋に配置され、前記マスキング音信号出力手段から出力されたマスキング音信号に応じてマスキング音を出力する音出力手段と
    を有するマスキング装置。
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