JP2013003422A - 音響システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】静電型スピーカ10−k(k=1〜3)が並べられた室内の暗騒音のレベルが低い場合には、制御装置40は、各静電型スピーカ10−kの隣の静電型スピーカから放音されて各静電型スピーカ10−kの正面の受聴基準点Pに到達する音の聴き取りを妨げるマスカ音Mを広告音声Akとともに各静電型スピーカ10−kから放音させる。これにより、例えば静電型スピーカ10−2の正面方向に居る受聴者Hが、隣の静電型スピーカ10−1及び10−3から放音される広告音声Akを聴き取り難くなる。
【選択図】図1
Description
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態である音響システムの構成を示す図である。図2は、同システムにおける静電型スピーカ10−k(k=1〜3)の配置の態様を示す図である。この音響システムは、各々の最外殻をなす保護部材3F,3Bに各言語(例えば、英語、日本語、中国語とする)の広告がプリントされた静電型スピーカ10−k(k=1〜3)と、英語、日本語、中国語の広告音声Ak(k=1〜3)のオーディオ信号Xk(k=1〜3)を出力する音源50と、音源50と静電型スピーカ10−k(k=1〜3)との間に介挿された制御装置20と、暗騒音BKの収音に利用するマイクロホン60とを有する。図2に示すように、この音響システムにおける静電型スピーカ10−k(k=1〜3)は、各々の保護部材3F,3Bを同方向(以下、保護部材3Fが向いた方向を正面方向とし、保護部材3Bが向いた方向を裏面方向とする)に向けて横一列に並べられている。この音響システムでは、広告音声Ak(k=1〜3)を静電型スピーカ10−k(k=1〜3)から各々放音させるとともに、各静電型スピーカ10−kの隣の静電型スピーカから放音されて各静電型スピーカ10−kの正面の受聴基準点に到達する音の聴き取りを妨げるマスカ音M(例えば、広帯域ノイズをマスカ音Mとする)を各静電型スピーカ10−kから放音させる。
この場合、マイコン43は、静電型スピーカ10−1及び10−3の中から当該スピーカ10−kの放出音Akの音量レベルLVkと音量レベルLVBKとの音量レベル差LVk−LVBと閾値THとの大小関係がLVk−LVBK>THであるもの(例えば、静電型スピーカ10−1とする)を特定する。次に、マイコン43は、信号X1,X2,及びYBKの振幅から、受聴基準点Pにおける静電型スピーカ10−1の放出音A1の音圧レベルLV1,静電型スピーカ10−2の放出音A2の音圧レベルLV2,及び暗騒音BKの音量レベルLVBKとマスカ音Mの音量レベルLVMのエネルギー和である音量レベルLVBK+Mの大小関係がLV2>LVBK+M>LV1となるようなマスカ音Mの目標音量レベルLVMを求める。その上で、マイコン43は、ノイズ発生源42から出力される信号Zをこの目標音量レベルLVMに応じた利得RMで増幅し、増幅した信号Z×RMを加算部26−2に供給する。加算部26−2では、オーディオ信号X2と音信号Z×RMとが加算され、この加算結果である加算信号X2+Z×RMがパワーアンプ27−2に出力される。これにより、静電型スピーカ10−2からは広告音声A2とマスカ音M(広帯域ノイズ)とを含む音が放音される。このマスカ音Mは受聴基準点Pにおけるマスキング効果を高める。この結果、静電型スピーカ10−2の正面方向における隣の静音型スピーカ10−1から放音されて受聴基準点Pの方に回り込む音の明瞭度が低下する。
b2.音量レベル差LV1−LVBK及びLV3−LVBKの両方が閾値THより小さい場合
この場合、マイコン43は、ノイズ発生源42の出力信号Zの加算部26−2への供給を止める。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態の制御装置20内のマイコン43に対して、各静電型スピーカ10−k(k=1〜3)から放音させるマスカ音M(広帯域ノイズ)の周波数帯域を調整する機能を設けたものである。静電型スピーカ10−2から放音させるマスカ音Mを例に挙げると、本実施形態では、静電型スピーカ10−1及び10−3から放音される音A1及びA3の周波数成分が属する周波数帯域に周波数成分を有するマスカ音Mを、静電型スピーカ10−2から放音させる。より具体的には、マイコン43は、上述したa1.の処理において、静電型スピーカ10−1及び10−3を供給先とするオーディオ信号X1及びX3の周波数成分を解析する。そして、マイコン43は、ノイズ発生源42が発生させた広帯域ノイズの信号Zからオーディオ信号X1及びX3に含まれるものと同じ帯域の周波数成分のみを選択し、この選択した周波数成分だけを加算器26−2に供給する。以上、静電型スピーカ10−2から放音させるマスカ音Mを例に説明したが、マイコン43は、静電型スピーカ10−1および10−3から放音させる各マスカ音Mについても同様な周波数帯域の調整を行う。本実施形態によると、静電型スピーカ10−k(k=1〜3)の各々の正面に居る受聴者Hに与える違和感を最小限に抑えつつ、各々の隣の静電型スピーカから放音された音を聴こえ難くすることができる。
(1)上記第1及び第2実施形態において、制御部40内のマイコン43は、音量レベル差LV1−LVBK及びLV3−LVBKのうち一方または両方が閾値THより大きい場合(上述したa1.の場合)は、音量レベル差LV1−LVBK及びLV3−LVBKと閾値THとの差の大きさにかかわらず、所定の音量レベルの音信号Zを加算部26−kに供給するようにしてもよい。
(5)上記第1及び第2実施形態では、マスカ音Mとして広帯域ノイズを用いたが、広帯域ノイズ以外の音、例えば人の音声を加工することにより得られた音をマスカ音Mとして用いてもよい。また、ノイズ発生源42の出力信号Z(広帯域ノイズの音信号)の周波数成分を受聴基準点Pにおける暗騒音BKと同等の周波数特性を有するように補正した信号Z’をマスカ音Mとしてもよい。このようにすれば、マスカ音M自体の喧騒感を和らげつつ隣の静音型スピーカ10−1及び10−3の放出音A1及びA3を効率よくマスキングすることができる。
Claims (5)
- ほぼ同一方向を向き、隣り合って配置された複数のスピーカと、
複数のオーディオ信号を前記複数のスピーカに各々供給して前記複数のスピーカから放音させるとともに、各スピーカの隣のスピーカから放音されて各スピーカの正面の受聴基準点に到達する音の聴き取りを妨げる音量レベルを有するマスカ音を各スピーカから放音させる制御手段と
を具備することを特徴とする音響システム。 - 前記制御手段は、各スピーカの隣のスピーカから放音されて各スピーカの正面の受聴基準点に到達する音の音量レベルよりも大きく、各スピーカから放音されて各スピーカの正面の受聴基準点に到達する音の音量レベルよりも小さい音量レベルをもったマスカ音を各スピーカから放音させることを特徴とする請求項1に記載の音響システム。
- 前記制御手段は、各スピーカの隣のスピーカから放音されて各スピーカの正面の受聴基準点に到達する音の音量レベルが暗騒音の音量レベルよりも小さい場合に、マスカ音を放音させることを特徴とする請求項1または2に記載の音響システム。
- 前記受聴基準点の音を収音する収音手段を具備し、
前記制御手段は、前記スピーカへのオーディオ信号の供給が始まる前に前記収音手段が出力した音信号から前記暗騒音の音量レベルを求めることを特徴とする請求項3に記載の音響システム。 - 前記制御手段は、各スピーカの隣のスピーカから放音させる音の周波数成分が属する周波数帯域に周波数成分を有するマスカ音を各スピーカから放音させることを特徴とする請求項1または2に記載の音響システム。
Priority Applications (1)
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JP2011135982A JP2013003422A (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 音響システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011135982A JP2013003422A (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 音響システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013003422A true JP2013003422A (ja) | 2013-01-07 |
Family
ID=47672045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011135982A Pending JP2013003422A (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 音響システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013003422A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2011
- 2011-06-20 JP JP2011135982A patent/JP2013003422A/ja active Pending
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