JP4906767B2 - 印刷管理システム、印刷管理方法、端末、サーバ、プリント対応サーバ - Google Patents

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本発明は、印刷管理システム、印刷管理方法、端末、サーバ(例えば、ブレードサーバ)、プリント対応サーバに関するものであり、具体的には、サーバと共にシンクライアントシステムを構成する端末に接続したプリンタからの印刷処理を制御する技術に関する。なお、サーバはシンクライアントで利用可能な資源を有しておればよく、名称としてはサーバにとらわれない。例えば、PCも含むものである。
企業等における情報漏洩対策や内部統制の必要性から、クライアントコンピュータには、ハードディスク装置などを省いて、表示や入力など最低限の機能のみを持ったもしくは利用可能な専用のコンピュータ(シンクライアント)を採用し、アプリケーションソフトなどの資源はサーバ(例えば、ブレードサーバ)で一元管理するといった、シンクライアントの考え方が登場している。
こうしたシンクライアントシステムに関連する技術として、例えば、シンクライアントと、前記シンクライアントと直接接続、またはローカルのネットワークを介して接続されたプリンタと、前記シンクライアントとは異なる場所に設置され、前記シンクライアントとインターネットを介して接続され、前記シンクライアントからの指示に基づいて、データの格納およびアプリケーション処理を行い、前記シンクライアントに処理結果を送信するサーバとを備え、前記シンクライアントを使用するユーザからの印刷指示があると、前記サーバは、印刷をおこなうプリンタのプリンタ情報を取得し、前記プリンタ情報と前記ユーザの印刷指示とから印刷データを生成するとともに、前記ユーザの情報に基づいた透かし情報を生成し、前記印刷指示による印刷データに前記透かし情報を埋め込んで、前記シンクライアントに送信し、前記シンクライアントは、前記サーバから送信された透かし情報が埋め込まれた印刷データを前記プリンタから印刷することを特徴とする印刷システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2007−34830号公報
シンクライアントは、その可搬性ゆえに利用者の外出等に伴って携行される状況も多い。そうした状況において、シンクライアントの利用者から、印刷処理を行いたいとの要求も当然出てくる。だが、セキュアな利用環境を確立することが前提であるシンクライアントシステムにおいて、外出先のシンクライアントに接続されたプリンタから印刷処理が無制限に実行されると、シンクライアントシステムにおける前記前提が崩れかねない。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、適宜なセキュリティ性を確保した上で、シンクライアントに接続したプリンタからの印刷処理を可能とする技術の提供を主たる目的とする。
本発明では、シンクライアント用のプリント対応サーバを用意した。そして、このプリント対応サーバにて、サーバから印刷データを受信し、これを一旦格納して所定の処理を実行してシンクライアント側とUSBケーブルなどで接続されたプリンタで印刷を行うものである。この所定の処理には、(1)出力ログを記録すること、(2)シンクライアントの利用者に対する認証の少なくとも一方が含まれる。
また、(1)出力ログには、サーバからプリント対応サーバに対する印刷データの送信要求についてのログ、プリント対応サーバからプリンタへ印刷指示についてのログが含まれる。さらに(2)利用者に対する認証に関しても、サーバからプリント対応サーバに対する印刷データの送信要求の際の認証、プリント対応サーバからプリンタへ印刷指示の際の認証が含まれる。
より詳細には、上記課題を解決する本発明の印刷管理システムは、サーバと共にシンクライアントシステムを構成する端末に接続したプリンタからの印刷処理を管理するコンピュータシステムであって、前記端末は、当該端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、当該端末と接続確立がなされたサーバが格納するファイル中からの、印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をサーバに指示する、ファイル生成指示手段と、当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記サーバから当該サーバと接続する他サーバへの、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイスで受け付けて、前記認証処理で認証された前記利用者のIDを含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記サーバに行う、ファイル転送指示手段と、当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記他サーバにアクセスし、前記他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付けされ、印刷前のプリンタ出力イメージファイルを格納する印刷前ファイル格納フォルダ中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記他サーバから読み出し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段中のドライバを用いて前記プリンタへの印刷指示を実行する、印刷処理手段と、を有し、前記サーバは、前記端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、接続確立された前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に格納するファイルのリストを送信し、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記端末から受信する、ファイル生成指示受付手段と、前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段中のドライバに基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しメモリに格納する、ファイル生成手段と、前記端末の利用者についての認証処理で認証された前記利用者のIDを含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記端末から受信し、前記メモリより前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該サーバから当該サーバと接続する他サーバへの前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行う、ファイル転送手段とを有して、前記他サーバは、前記端末に所定のプリンタを接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎のデータ格納領域を記憶装置にて備え、前記サーバから前記プリンタ出力イメージファイルが転送されてきたならば、これを受信し、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する前記利用者IDに紐付けた格納領域のうち、印刷前ファイル格納フォルダに格納する、ファイル格納処理手段と、利用者の認証処理を経てアクセスを受け付けた前記端末に対し、当該他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信し、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信し、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダから、印刷後ファイル格納フォルダに移動させる、ファイル移動手段と、を有することを特徴とする。
また、前記印刷管理システムにおいて、前記他サーバが、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信するに伴い、前記端末に送信した該当プリンタ出力イメージファイルのIDと送信時刻の情報とを少なくとも含むプリントログを、前記利用者IDに対応付けて記憶装置中に格納する、プリントログ記録手段を有するとしてもよい。
また、前記印刷管理システムにおいて、前記端末が、前記プリンタ出力イメージファイルについての前記プリンタへの印刷指示の後、前記プリンタから印刷終了の通知を受けて、該当プリンタ出力イメージファイルを当該プリンタ出力イメージファイルの一時記憶手段より消去処理する、イメージ消去手段を有するとしてもよい。
また、本発明の印刷管理方法は、サーバと共にシンクライアントシステムを構成する端末に接続したプリンタからの印刷処理を管理する方法であって、前記端末が、当該端末に接続されるプリンタのドライバを記憶手段に記憶し、当該端末と接続確立がなされたサーバが格納するファイル中からの、印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をサーバに指示し、当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記サーバから当該サーバと接続する他サーバへの、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイスで受け付けて、前記認証処理で認証された前記利用者のIDを含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記サーバに行い、当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記他サーバにアクセスし、前記他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付けされ、印刷前のプリンタ出力イメージファイルを格納する印刷前ファイル格納フォルダ中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記他サーバから読み出し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段中のドライバを用いて前記プリンタへの印刷指示を実行し、前記サーバが、前記端末に接続されるプリンタのドライバを記憶手段に記憶し、接続確立された前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に格納するファイルのリストを送信し、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記端末から受信し、前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段中のドライバに基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しメモリに格納し、前記端末の利用者についての認証処理で認証された前記利用者のIDを含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記端末から受信し、前記メモリより前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該サーバから当該サーバと接続する他サーバへの前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行い、前記他サーバが、前記端末に所定のプリンタを接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎のデータ格納領域を記憶装置にて備え、前記サーバから前記プリンタ出力イメージファイルが転送されてきたならば、これを受信し、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する前記利用者IDに紐付けた格納領域のうち、印刷前ファイル格納フォルダに格納し、利用者の認証処理を経てアクセスを受け付けた前記端末に対し、当該他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信し、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信し、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダから、印刷後ファイル格納フォルダに移動させる、ことを特徴とする。
また、本発明の端末は、ネットワークを介してサーバに接続され、前記サーバとシンクライアントシステムを構成する端末であって、当該端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、当該端末と接続確立がなされたサーバが格納するファイル中からの、印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をサーバに指示する、ファイル生成指示手段と、当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記サーバから当該サーバと接続する他サーバへの、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイスで受け付けて、前記認証処理で認証された前記利用者のIDを含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記サーバに行う、ファイル転送指示手段と、当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記他サーバにアクセスし、前記他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付けされ、印刷前のプリンタ出力イメージファイルを格納する印刷前ファイル格納フォルダ中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記他サーバから読み出し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段中のドライバを用いて前記プリンタへの印刷指示を実行する、印刷処理手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明のサーバは、ネットワークを介して端末に接続され、前記端末とシンクライアントシステムを構成するサーバであって、前記端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、接続確立された前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に格納するファイルのリストを送信し、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記端末から受信する、ファイル生成指示受付手段と、前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段中のドライバに基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しメモリに格納する、ファイル生成手段と、前記端末の利用者についての認証処理で認証された前記利用者のIDを含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記端末から受信し、前記メモリより前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該サーバから当該サーバと接続する他サーバへの前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行う、ファイル転送手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明のプリント対応サーバは、ネットワークを介して、シンクライアントシステムを構成する端末とサーバとに接続されたサーバであって、前記端末に所定のプリンタを接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎のデータ格納領域を記憶装置にて備え、前記サーバからプリンタ出力イメージファイルが転送されてきたならば、これを受信し、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する利用者IDに紐付けた格納領域のうち、印刷前ファイル格納フォルダに格納する、ファイル格納処理手段と、利用者の認証処理を経てアクセスを受け付けた前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信し、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信し、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダから、印刷後ファイル格納フォルダに移動させる、ファイル移動手段と、とを有することを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、適宜なセキュリティ性を確保した上で、シンクライアントに接続したプリンタからの印刷処理が可能になる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の印刷管理システムたるシンクライアントシステム10のネットワーク構成図である。図1に示すシンクライアントシステム10は、ネットワーク140を介して互いに接続された、複数のブレードサーバ300、前記ブレードサーバ300を管理する管理サーバ400、複数のシンクライアント200(端末)、およびプリント対応サーバ100(他サーバ)を有するシステムである。そして、このシンクライアント200と、ブレードサーバ300との間のデータ通信は、管理サーバ400を介してもよいし、管理サーバを介することなく、シンクライアント200とブレードサーバ300との間で直接処理されるとしてもよい。
また、プリント対応サーバ100、シンクライアント200、およびブレードサーバ300は、会社等に構築された内部ネットワークであるLAN(Local Area Network)145に接続されている。このLAN145は、ルータ146を介してWAN(Wide Area Network)などのネットワーク140に接続される。前記シンクライアント200は、内部ネットワーク(会社等)ではなく、他企業のオフィス、出張時の宿泊先たるホテル、駅等の出先に構築された外部ネットワークに接続して利用する状況も想定できる。この場合、シンクライアント200は、外部ネットワークであるLAN147に接続し、ルータ148を介してWANなどのネットワーク140に接続される。
なお、ブレードサーバ300は、シンクライアント200との間にVPN(Virtual Private Network)を構築し、このVPNを介して、シンクライアント200から送られてきた入力情報(入力装置の操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(表示装置のデスクトップ画面)をシンクライアント200に送信することとなる。ブレードサーバ300は、通常は入出力装置をローカル接続しないで使用するサーバ装置である。
次に、本実施形態における印刷管理システムたるシンクライアントシステム10を構成する各装置について各々説明する。図2は本実施形態のプリント対応サーバ100の構成例を示す図である。前記プリント対応サーバ100は、本発明を実現する機能を備えるべくハードディスクドライブ101などに格納されたプログラム102をRAM103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記プリント対応サーバ100は、各種ボタンなどの入力インターフェイス105、ディスプレイなどの出力インターフェイス106、ならびに、シンクライアント200やブレードサーバ300などとの間のデータ授受を担うNIC(Network Interface Card)107などを有している。
前記プリント対応サーバ100は、前記NIC107により、前記シンクライアント200やブレードサーバ300らと例えばインターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。また、プリント対応サーバ100は、フラッシュROM108と、ディスプレイ等に映像データを出力するためのビデオカード130と、上記各部101〜130を接続するバスを中継するブリッジ109と、電源120と、を有する。
なお、前記フラッシュROM108には、BIOS135が記憶されている。CPU104は、電源120の投入後、先ずフラッシュROM108にアクセスしてBIOS135を実行することにより、プリント対応サーバ100のシステム構成を認識する。また、ハードディスクドライブ101には、各機能部(手段)やテーブル類の他に、OS115が記憶されている。このOS115は、CPU104がプリント対応サーバ100の各部101〜120を統括的に制御して、後述する各手段を実行するためのプログラムである。CPU104は、BIOS135に従い、ハードディスクドライブ101からOS115をRAM103にロードして実行する。これにより、CPU104は、プリント対応サーバ100の各部を統括的に制御する。
続いて、前記プリント対応サーバ100が、例えばプログラム102に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、前記プリント対応サーバ100は、前記印刷前ファイル格納フォルダ126、印刷後ファイル格納フォルダ127、ログ格納フォルダ128をハードディスクドライブ101に有しているものとする。
こうしたプリント対応サーバ100は、前記シンクライアント200に所定のプリンタ30を接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎のデータ格納領域125を記憶装置101にて備えている。そして、前記ブレードサーバ300からプリンタ出力イメージファイルが転送されてきたならば、これを受信し、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する利用者IDに紐付けた格納領域のうち、印刷前ファイル格納フォルダ126に格納する、ファイル格納処理手段110を備える。
また、前記プリント対応サーバ100は、利用者の認証処理を経てアクセスを受け付けた前記シンクライアント200に対し、当該プリント対応サーバ100が記憶装置101中に備えるデータ格納領域125のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ126中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信し、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置101から読み出して前記シンクライアント200に送信し、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダ126から、印刷後ファイル格納フォルダ127に移動させる、ファイル移動手段111を備える。
また、前記プリント対応サーバ100は、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置101から読み出して前記シンクライアント200に送信するに伴い、前記シンクライアント200に送信した該当プリンタ出力イメージファイルのIDと送信時刻の情報とを少なくとも含むプリントログを、前記利用者IDに対応付けて記憶装置101中のログ格納フォルダ128に格納する、プリントログ記録手段112を備えるとしてもよい。
また、前記プリント対応サーバ100は、シンクライアント200との通信に際して暗号化通信を行うため、暗号化通信プログラム115を備える。この暗号化通信プログラム115については後述する。
図3は本実施形態の端末たるシンクライアント200の構成例を示す図である。一方、前記シンクライアント200は、管理サーバ400の利用割当処理により、ネットワーク140を介してブレードサーバ300を利用する装置であって、本発明を実現する機能を備えるべくハードディスクドライブ201(またはTPM)などに格納されたプログラム202をRAM203に読み出し、演算装置たるCPU204により実行する。
また、前記シンクライアント200は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス205、ディスプレイなどの出力インターフェイス206、ならびに、プリント対応サーバ100やブレードサーバ300などとの間のデータ授受を担うNIC207などを有している。
前記シンクライアント200は、前記NIC207により、前記プリント対応サーバ100やブレードサーバ300、管理サーバ400らと例えばインターネットやLAN、シリアル・インターフェース通信線などのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。
こうしたシンクライアント200として、本実施形態では、いわゆるHDDレスタイプのシンクライアント端末ではなく、通常のHDDを備える既存PCをシンクライアント化した端末を想定する。この一般PCをシンクライアント端末化する技術については、OS内蔵のUSBメモリを一般PCのUSBインターフェイスに接続し、OS起動、VPN接続、管理サーバ認証といった一連のシンクライアント処理を実行するといった既存技術(参考:http://www.hitachi-ics.co.jp/product/seihin/jyourou/sec/sec.htmlなど)を採用すればよい。勿論、こうした一般PCをシンクライアント端末化した端末のみを想定するのではなく、HDDレスタイプではあるがプリンタ30の接続インターフェイスを備えるシンクライアント端末を想定してもよい。
また、前記シンクライアント200は、各種デバイスを接続するためのUSBポート244、フラッシュROM208、キーボードおよびマウスを接続するためのI/Oコネクタ260、ディスプレイを接続するためのビデオカード230、これらの各部201〜260と接続するバスを中継するブリッジ209、電源220を有する。前記CPU204は、電源220の投入後、先ずフラッシュROM208にアクセスしてBIOS235を実行することにより、シンクライアント200のシステム構成を認識する。
フラッシュROM208におけるOS236は、CPU204がシンクライアント200の各部201〜260を統括的に制御して、後述する各手段に対応するプログラムを実行するためのプログラムである。CPU204は、BIOS235に従い、フラッシュROM208からOS236をRAM203にロードして実行する。なお、本実施形態のOS236には、組み込み型OS等のフラッシュROM208に格納可能な比較的サイズの小さいものが利用される。なお、前記ハードディスクドライブ201ないしはフラッシュROM208は、当該シンクライアント200に接続されるプリンタ30のプリンタドライバ31を記憶する記憶手段となる(図3の例では、ハードディスクドライブ201にプリンタドライバ31を格納)。
続いて、前記端末としてのシンクライアント200が、例えばプログラム202に基づき前記ハードディスクドライブ201(またはTPM)にて構成・保持する機能部につき説明を行う。前記シンクライアント200は、当該シンクライアント200と接続確立がなされたブレードサーバ300が格納するファイル中からの、印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイス205にて受付けて、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をブレードサーバ300に指示する、ファイル生成指示手段210を備える。接続確立されたブレードサーバ300については、その格納ファイルを一般的なファイル管理プログラムによってシンクライアント200から検索・表示等できるから、このファイル生成指示手段210は、ブレードサーバ300が格納するファイル一覧を出力インターフェイス206に表示し、利用者による印刷対象ファイルの指定をマウス等のクリック事象でもって受付ける。
また、前記シンクライアント200は、当該シンクライアント200の利用者についての認証処理を実行の上、前記ブレードサーバ300から当該ブレードサーバ300と接続するプリント対応サーバ100への、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイス205で受け付けて、前記認証処理で認証された前記利用者のIDを含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記ブレードサーバ300に行う、ファイル転送指示手段211を備える。なお、当該シンクライアント200の利用者についての認証処理は、例えば、シンクライアントシステムにおけるシンクライアント利用時の通常の認証処理を想定すればよい。
また、前記シンクライアント200は、当該シンクライアント200の利用者についての認証処理を実行の上、前記プリント対応サーバ100にアクセスし、前記プリント対応サーバ100が記憶装置101中に備えるデータ格納領域125のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付けされ、印刷前のプリンタ出力イメージファイルを格納する印刷前ファイル格納フォルダ126中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を入力インターフェイス205にて受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記プリント対応サーバ100から読み出し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段201中のプリンタドライバ31を用いて前記プリンタ30への印刷指示を実行する、印刷処理手段212を備える。
また、前記シンクライアント200は、前記プリンタ出力イメージファイルについての前記プリンタ30への印刷指示の後、前記プリンタ30から印刷終了の通知を受けて、或いは、前記プリンタ30の動作をモニタリングしておいて印刷終了を感知し、該当プリンタ出力イメージファイルを当該プリンタ出力イメージファイルの一時記憶手段、例えばRAM203より消去処理する、イメージ消去手段213を備えるとしてもよい。この場合、シンクライアント200は、プリント対応サーバ100から取得したプリンタ出力イメージファイルを一時的にRAM203に格納し、これをプリンタ30に出力していることを想定する。
なお、前記シンクライアント200は、USBポート244に接続された可搬型記憶媒体50(USBメモリ)が格納する利用者に関する証明書情報などと、入力インターフェイス205で入力された利用者のID、パスワードの情報とを用いた、管理サーバ400に対するブレードサーバ割当要求処理やブレードサーバ300との接続確立処理を実行する機能をシンクライアント端末として当然に備える。
また、前記シンクライアント200は、ブレードサーバ300との接続確立処理の実行に伴い、当該シンクライアント200の入力インターフェイス205にて入力された操作情報を前記ブレードサーバ300のアドレスに宛てて送信し、当該操作情報に対応した映像情報を前記ブレードサーバ300から受信して、当該シンクライアント200の出力インターフェイス206に表示する機能もシンクライアント端末として当然に備える。
こうした前記シンクライアント200は、リモートクライアントプログラム270と、暗号化通信プログラム271とを前記ハードディスクドライブ201(ないしTPM)にて備えている。前記リモートクライアントプログラム270は、シンクライアント200が遠隔からブレードサーバ300のデスクトップにアクセスするためのプログラムであり、例えばVNCのクライアント(ビューワ)プログラムである。CPU204は、OS236に従い、ハードディスクドライブ201からリモートクライアントプログラム270をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、I/Oコネクタ260の入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を、例えばVPNなどのネットワーク140を介してブレードサーバ300に送信すると共に、VPN等のネットワーク140を介して当該ブレードサーバ300から送られてきた映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)をビデオカード230に接続されたディスプレイなどの出力インターフェイス206に出力する。
また、前記暗号化通信プログラム271は、リモートクライアントプログラム270より通知されたアドレスを持つブレードサーバ300との間に、VPNなどのセキュアな通信ネットワークを構築するための通信プログラムである。例えば、IPsecを用いた通信プログラムを想定できる。CPU204は、OS236に従い、ハードディスクドライブ201から暗号化通信プログラム271をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、NIC207を介して自シンクライアント200に割当てされたブレードサーバ300へ通信開始要求を送信して、当該ブレードサーバ300との間にVPN等のネットワークを構築し、このVPN等を介して当該ブレードサーバ300と通信する。
また、本実施形態における前記シンクライアント200は、機器情報273を前記ハードディスクドライブ201にて備えている。前記機器情報273は、シンクライアント200から接続確立要求等を送信する際に、この接続確立要求等に含まれる、当該シンクライアント200の認証用情報である。具体的には、例えば、シンクライアント200のIDや型番、MACアドレスなどが想定できる。
なお、本実施形態において前記シンクライアント200は、前記手段210〜213、リモートクライアントプログラム270、暗号化通信プログラム271、機器情報273らを、ハードディスクドライブ201に代えて、TPM(Trusted Platform Module)と呼ばれるチップ内に収めているとしてもよい。
このTPMは、スマートカード(IC カード)に搭載されるセキュリティチップに似た機能を持っており、非対称鍵による演算機能、またこれら鍵を安全に保管するための耐タンパー性を有するハードウェアチップである。このTPMの機能としては、例えば、RSA(Rivest-Shamir-Adleman Scheme)秘密鍵の生成・保管、RSA秘密鍵による演算(署名、暗号化、復号)、SHA−1(Secure Hash Algorithm 1)のハッシュ演算、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)の保持(PCR)、 鍵、証明書、クレデンシャルの信頼チェーンの保持、高品質な乱数生成、不揮発性メモリ、その他Opt-in やI/O等があげられる。
前記TPM は、暗号鍵(非対称鍵)の生成・保管・演算機能の他、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)をTPM 内のレジスタPCR(Platform Configuration Registers)に安全に保管し、通知する機能を有している。TPMの最新仕様では、さらにローカリティやデリゲーション(権限委譲)等の機能が追加されている。なお、TPMは、物理的にプラットフォームのパーツ(マザーボードなど)に取り付けることとなっている。
図4は本実施形態の情報処理装置たるブレードサーバ300の構成例を示す図である。一方、前記ブレードサーバ300は、管理サーバ400の利用割当処理により、シンクライアント200からのネットワークを介した利用を受付ける装置であって、本発明を実現する機能を備えるべくHDD(ハードディスクドライブ)301などに格納されたプログラム302をRAM303に読み出し、演算装置たるCPU304により実行する。
また、前記ブレードサーバ300は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス305や、ディスプレイなどの出力インターフェイス306を必要に応じて備え、ならびに、プリント対応サーバ100やシンクライアント200、管理サーバ400などとの間のデータ授受を担うNIC307などを有している。
前記ブレードサーバ300は、前記NIC307により、前記プリント対応サーバ100やシンクライアント200、管理サーバ400らと例えばインターネットやLANなどのネットワーク140を介して接続し、データ授受を実行する。また、ブレードサーバ300は、他にも、フラッシュROM(Read Only Memory)308と、デスクトップの映像情報を生成するビデオカード330と、これらの各部301〜330とバスとを中継するブリッジ309と、電源320とを有する。
前記フラッシュROM308には、BIOS(Basic Input/Output System)335が記憶されている。前記CPU304は、電源320の投入後、先ずフラッシュROM308にアクセスしてBIOS335を実行することにより、ブレードサーバ300のシステム構成を認識する。なお、このフラッシュROM308もしくはハードディスクドライブ301において、前記シンクライアント200に接続されるプリンタ30のプリンタドライバ31を記憶している(図4の例では、ハードディスクドライブ301に格納)。
こうしたブレードサーバ300が、例えばプログラム302に基づき構成・保持する機能部につき説明を行う。前記ブレードサーバ300は、接続確立された前記シンクライアント200に対し、当該ブレードサーバ300が記憶装置301中に格納するファイルのリストを送信し、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記シンクライアント200から受信する、ファイル生成指示受付手段310を備える。
また、前記ブレードサーバ300は、前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置301より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段301中のプリンタドライバ31に基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しRAM303に格納する、ファイル生成手段311を備える。
また、前記ブレードサーバ300は、前記シンクライアント200の利用者についての認証処理で認証された前記利用者のIDを含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記シンクライアント200から受信し、前記RAM303より前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該ブレードサーバ300から当該ブレードサーバ300と接続するプリント対応サーバ100への前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行う、ファイル転送手段312を備える。
また、前記ブレードサーバ300は、前記シンクライアント200との接続確立処理が実行されるに伴い、前記シンクライアント200から操作情報を受信して、当該操作情報が示す操作内容に従って情報処理を行い、その結果を示す映像情報を当該シンクライアント200に送信する機能を、シンクライアントシステムにおけるブレードサーバとして当然に有する。
また、ブレードサーバ300は、前記HDD301において、リモートサーバプログラム370、暗号化通信プログラム371、OS(Operating System)336を記憶している。前記OS336は、CPU304がブレードサーバ300の各部301〜330を統括的に制御して、前記手段310〜312等の各手段を実現する各プログラムを実行するためのプログラムである。CPU304は、BIOS335に従い、HDD301からOS336をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、ブレードサーバ300の各部301〜330を統括的に制御する。
また、リモートサーバプログラム370は、ブレードサーバ300のデスクトップをシンクライアント200から遠隔操作を可能とするためのプログラムであり、例えばAT&Tケンブリッジ研究所で開発されたVNC(Virtual Network Computing)のサーバプログラムである。CPU304は、OS336に従い、HDD301からリモートサーバプログラム370をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、VPN等のネットワーク140を介してシンクライアント200から送られてきた入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)を、VPN等のネットワーク140を介してシンクライアント200に送信する。
また、前記暗号化通信プログラム371は、シンクライアント200との間にVPN等のネットワーク140を構築するための通信プログラムであり、例えばIPsec(Security Architecture for the Internet Protocol)を用いた通信プログラムである。CPU304は、OS336に従い、HDD301から暗号化通信プログラム371をRAM303にロードして実行する。これにより、CPU304は、NIC307を介してシンクライアント200から受付けた接続確立要求等に従い、シンクライアント200との間にVPN等のセキュアなネットワーク140を構築し、このVPN等を介してシンクライアント200と通信を行なう。
図5は本実施形態の可搬型記憶媒体50が備えるICチップ55の構成例を示す図である。なお、前記可搬型記憶媒体50の例としては、ICチップ55をプラスティック筐体などの適宜な収納ケース51に格納し、シンクライアント200のUSBインターフェイスにデータ通信可能に接続される、例えばUSBデバイスなどがあげられる。こうしたICチップ55は、CPU601と、メモリ602とから構成される。なお、この可搬型記憶媒体50としては、ICカード部とフラッシュメモリとが一体化したメモリカードに、個人証明書や秘密鍵およびパスワード、モバイル利用に必要な各種アプリケーションソフトウェアをプレインストールした認証デバイス(商標名:KeyMobile)を採用することができる。この可搬型記憶媒体50がメモリ602にて記憶する情報としては、チップID、個人証明書や秘密鍵およびパスワードを格納した認証用情報603、前記シンクライアント200の利用割当先となるブレードサーバ300のアドレス604、シンクライアント200とブレードサーバ300との間の利用割当処理を行う管理サーバ400のアドレス605、およびソフトウェア606(OSや、当該可搬型記憶媒体50の利用者に関する個人認証処理を実行するソフトウェアなど)とが想定できる。
なお、前記管理サーバ400は、前記シンクライアント200各々の利用者が用いる可搬型記憶媒体50の格納情報と、前記可搬型記憶媒体50に紐付いたシンクライアント200の利用割当先となる前記ブレードサーバ300のアドレスとの対応関係を格納する割当管理テーブルをハードディスクなどの適宜な記憶装置に有して、シンクライアント200とブレードサーバ300との接続確立処理時に、シンクライアント200へのブレードサーバ300の割当処理等を担う、シンクライアントシステムにおける一般的な管理サーバである。従って、この管理サーバ400の備える機能や、シンクライアント200とブレードサーバ300との接続確立等に際して果たす処理について説明は省略する。
また、これまで示した 情報処理システム10を構成するプリント対応サーバ100やシンクライアント200、ブレードサーバ300らにおける各手段110〜112、210〜213、310〜312等は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記各CPU104、204、304らがプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムを各RAM103、203、303らに読み出して、これを実行することとなる。
また、前記ネットワーク140に関しては、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態における情報処理システム10を構成するプリント対応サーバ100が用いるファイル格納フォルダの構造について説明する。図6は本実施形態における、(a)印刷前ファイル格納フォルダ126、(b)印刷後ファイル格納フォルダ127、(c)ログ格納フォルダ128の各データ構造例を示す図である。これら、印刷前ファイル格納フォルダ126、印刷後ファイル格納フォルダ127、およびログ格納フォルダ128は、いずれもプリント対応サーバ100の記憶装置101に設けられたデータ格納領域125に格納されている。前記データ格納領域125は、前記シンクライアント200に所定のプリンタ30を接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎に設定される。従って、こうしたデータ格納領域125、および印刷前ファイル格納フォルダ126、印刷後ファイル格納フォルダ127、ログ格納フォルダ128は、事前にシンクライアントシステム10の管理者等によりプリント対応サーバ100の記憶装置101に設定されている。
前記印刷前ファイル格納フォルダ126は、前記ブレードサーバから転送されてきたプリンタ出力イメージファイルを前記ファイル格納処理手段110が格納する格納先となるフォルダである。この印刷前ファイル格納領域126は、例えば利用者IDに、プリンタ出力イメージファイル(印刷前)を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記印刷後ファイル格納領域127は、プリント対応サーバ100から前記シンクライアント200に送信が済んだプリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダ126から移動させる移動先となるフォルダである。この印刷後ファイル格納領域127は、例えば利用者IDに、プリンタ出力イメージファイル(例:ファイル名に移動一時を含めている)を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記ログ格納フォルダ128は、前記プリント対応サーバ100からシンクライアント200に送信したプリンタ出力イメージファイルのIDと送信時刻の情報とを少なくとも含むプリントログを格納する格納領域である。例えば利用者IDに、ログファイル名(例:元のプリンタ出力イメージファイル名に拡張子を"log"とした)を関連づけたレコードの集合体となっている。
−−−処理フロー例1−−−
まず、シンクライアント200とブレードサーバ300との接続確立の流れについて説明しておく。図7は本実施形態における印刷管理方法の処理フロー例1を示す図である。まず、USBデバイスなどの形態をとる前記可搬型記憶媒体50を所持する利用者が、シンクライアント200を介してブレードサーバ300の利用を考えたとする。この場合、前記利用者は、前記可搬型記憶媒体50をシンクライアント200のUSBポート244に接続する。なお、この可搬型記憶媒体50としては、ICカード部とフラッシュメモリとが一体化したメモリカードに、個人証明書や秘密鍵、モバイル利用に必要な各種アプリケーションソフトウェアをプレインストールした認証デバイス(商標名:KeyMobile)を採用することができる。
こうした認証デバイスは、単なる記憶装置ではなく、認証アプリケーションを格納し、接続先のシンクライアント200と協働して認証処理を実行できる。従って、シンクライアント200のUSBポート244に可搬型記憶媒体50が接続された時点で、例えば認証アプリケーションが可搬型記憶媒体50の記憶領域から起動され、適正な認証用情報(利用者のID、パスワードや生体情報など)の入力が入力インターフェイス205などから無ければ、シンクライアント200の必要なプログラムを起動できないよう制御がなされる(s10)。
上記の可搬型記憶媒体50の認証アプリケーションにおいてシンクライアント200の使用について認証処理がOKだったとすれば(s100:OK)、シンクライアント200は、可搬型記憶媒体50の格納情報の読み取り処理を実行し、読み取った情報(前記管理サーバのアドレスを含む)をRAM203に格納する(s101)。一方、上記の可搬型記憶媒体50の認証アプリケーションにおいてシンクライアント200の使用について認証処理がNGだったとすれば(s100:NG)、前記可搬型記憶媒体50とシンクライアント200は、シンクライアント200の使用自体を認めず以後の処理を終了する。
前記ステップs101に続いて、前記シンクライアント200は、例えば、可搬型記憶媒体50の格納情報として含まれている管理サーバ400のアドレスに宛てて、前記RAM203より読み出した可搬型記憶媒体50の格納情報(例:前記ハードディスクドライブ201ないしTPM201内の機器情報273など)を、ブレードサーバ300の利用割当要求に含めて送信する(s102)。この処理に際し、シンクライアント200では、前記暗号化通信プログラム271が始動している。暗号化通信プログラム271は、管理サーバ400のアドレスをRAM203より読取り、シンクライアント200と管理サーバ400との間でネットワークの確保を行って、通信データの暗号化を伴うセキュアなネットワーク環境を構築する。
一方、前記管理サーバ400は、前記可搬型記憶媒体50の格納情報を含んだ利用割当要求を前記シンクライアント200から受信し(s103)、当該利用割当要求が含む可搬型記憶媒体50の格納情報を所定の割当管理テーブルに照合する(s104)。この割当管理テーブルでは、シンクライアント200毎にブレードサーバ300を予め割当設定しているものとすれば、前記管理サーバ400は、前記シンクライアント200に割当がされている該当ブレードサーバ300のアドレスを特定し、これを当該利用割当要求の送信元のシンクライアント200に通知する(s105)。
前記シンクライアント200は、前記管理サーバ400から割当先のブレードサーバ300のアドレスを受信する(s106)。こうしてブレードサーバ300のアドレスを得たシンクライアント200は、利用割当先となる前記ブレードサーバ300のアドレスに宛てて、当該シンクライアント200または利用者の認証用情報を少なくとも含む接続確立要求を送信する(s107)。
一方、前記ブレードサーバ300は、前記シンクライアント200から送信されてくる前記接続確立要求を受信し、この接続確立要求が含むシンクライアント200または利用者の認証用情報に基づく認証処理を実行する(s108)。この認証処理で接続確立要求の受入れ可と判定できたならば(s108:OK)、その判定結果を前記シンクライアント200に応答データとして返信する(s109)。
他方、前記接続確立要求を送信したシンクライアント200では、前記ブレードサーバ300が返してくる前記応答データを受信し、この応答データが「接続確立可」というものであれば(s110:OK)、前記ブレードサーバ300と当該シンクライアント200とのネットワーク140を介した接続確立処理を実行する(s111)。もし、前記ブレードサーバ300が返してくる応答データが、「接続確立不可」というものであれば(s110:NG)、以後の処理を終了する。
なお、前記接続確立処理に際して、シンクライアント200のハードディスクドライブ201(ないしTPM)に格納されている前記リモートクライアントプログラム270が、前記ブレードサーバ300のアドレスに対して、認証要求を送信するとしてもよい。ブレードサーバ300では、この認証要求に応じ、シンクライアント200に対して例えばログインIDやパスワード、或いは生体情報の入力要求を返すのである。この入力要求に応じてシンクライアント200がログインIDやパスワード等を返信すると、ブレードサーバ300では、自身で管理しているログインIDやパスワード、或いは生体認証情報と前記シンクライアント200由来のログインIDやパスワード、或いは生体情報とが一致するか判定し、ブレードサーバ300の使用可否を最終的に判定するのである。
続いて、シンクライアント200は、前記接続確立処理の実行に伴い、当該シンクライアント200の入力インターフェイス205にて入力された操作情報を前記ブレードサーバ300のアドレスに宛てて送信する(s112)。また、ブレードサーバ300は、前記判定結果に応じて前記シンクライアント200との接続確立処理が実行されるに伴い、前記操作情報をシンクライアント200から受信して、当該操作情報が示す操作内容に従って情報処理を行い、その結果を示す映像情報を当該シンクライアント200に送信する(s113)。この映像情報を前記シンクライアント200は受信し、出力インターフェイス206に表示する(s114)。
−−−処理フロー例2−−−
以下、本実施形態における印刷管理方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する印刷管理方法に対応する各種動作は、前記印刷管理システム10を構成する、プリント対応サーバ100、シンクライアント200、ブレードサーバ300、のそれぞれRAMに読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図8は本実施形態における印刷管理方法の処理フロー例2を示す図である。ここでは、上述の処理フロー例1で示したように、シンクライアント200とブレードサーバ300との接続確立がなされている状況を前提とする。ここで、前記ブレードサーバ300のファイル生成指示受付手段310は、当該ブレードサーバ300が記憶装置301中に格納するファイルを、ブレードサーバ300が備えるファイル管理システムにより検索し、そのリストを生成する(s200)。そして接続確立された前記シンクライアント200に対し前記リストを送信する(s201)。
一方、前記シンクライアント200のファイル生成指示手段210は、当該シンクライアント200と接続確立がなされた前記ブレードサーバ300から前記リストを受信し、このリストをディスプレイ装置などの出力インターフェイス205に表示する。そして、このリスト中からの印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイス205にて受付けて(s202)、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をブレードサーバ300に指示する(s203)。このプリンタ出力イメージファイルの生成指示は、例えば、前記リスト中からの印刷対象ファイル指定を受付けるプログラムにおける印刷ダイアログで、「ファイルに出力」などのチェックボックスにチェックが入ることに対応する。
他方、前記ブレードサーバ300のファイル生成指示受付手段310は、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記シンクライアント200から受信する(s204)。
続いて前記ブレードサーバ300のファイル生成手段311は、前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置301より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段301中のプリンタドライバ31に基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しRAM303に格納する(s205)。ブレードサーバ300におけるこのプリンタ出力イメージファイルの生成は、一般的に印刷ダイアログで「ファイルに出力」と指定され印刷指示された場合に実行される処理と同様である。
また、前記シンクライアント200のファイル転送指示手段211は、当該シンクライアント200の利用者についての認証処理(例:可搬型記憶媒体50が格納する証明書データや入力インターフェイス205で入力された利用者ID、パスワードを認証用の情報として用い、シンクライアントシステム10の認証基盤で実行される)を実行の上、前記ブレードサーバ300から前記プリント対応サーバ100への、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイス205で受け付ける(s206)。なお、前記利用者についての認証処理結果が認証NGであれば、プリンタ出力イメージファイルの転送指示を受け付けず処理を終了する。
前記シンクライアント200のファイル転送指示手段211は、前記認証処理で認証された前記利用者のID、例えば、"10263587"を含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記ブレードサーバ300に行う(s207)。
一方、前記ブレードサーバ300のファイル転送手段312は、前記利用者のID"10263587"を含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記シンクライアント200から受信する(s208)。そして、前記RAM303より前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該ブレードサーバ300から前記プリント対応サーバ100への前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行う(s209)。
他方、プリント対応サーバ100のファイル格納処理手段110は、前記ブレードサーバ300から転送されてきたプリンタ出力イメージファイルを受信する(s210)。そしてファイル格納処理手段110は、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する利用者ID"10263587"に紐付いた格納領域を記憶装置101で検索し、この利用者ID"10263587"について設定されている印刷前ファイル格納フォルダ126に前記プリンタ出力イメージファイルを格納する(s211)。
またその後、前記シンクライアント200の印刷処理手段212は、当該シンクライアント200の利用者についての認証処理(上記ステップs206と同様の処理を再度実行)を実行の上、前記プリント対応サーバ100にアクセスする(s212)。そして、このプリント対応サーバ100が記憶装置101中に備えるデータ格納領域125のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のID、例えば、"10263587"に紐付けされた印刷前ファイル格納領域126の閲覧リクエストを、当該プリント対応サーバ100に送る(s213)。
前記プリント対応サーバ100のファイル移動手段111は、前記閲覧リクエストを出してきた前記シンクライアント200に対し、前記認証処理で認証された前記利用者のID"10263587"に紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ126中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信する(s214)。
そこで前記シンクライアント200の印刷処理手段212は、前記リストを受信して、このリスト中からの印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定(シンクライアント200の利用者等からのもの)を、入力インターフェイス205にて受付ける(s215)。
一方、前記プリント対応サーバ100のファイル移動手段111は、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定をシンクライアント200から受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置101から読み出して前記シンクライアント200に送信する(s216)。また、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダ126から、印刷後ファイル格納フォルダ127に移動させる(s217)。更に、プリント対応サーバ100のプリントログ記録手段112は、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルのシンクライアント200への送信に伴い、前記シンクライアント200に送信した該当プリンタ出力イメージファイルのIDと送信時刻の情報とを少なくとも含むプリントログを、前記利用者ID"10263587"に対応付けて記憶装置101中のログ格納フォルダ128に格納する(s218)。
他方、シンクライアント200の前記印刷処理手段212は、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記プリント対応サーバ100から受信し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段201中のプリンタドライバ31を用いて前記プリンタ30への印刷指示を実行する(s219)。プリンタ30では、前記シンクライアント200からの印刷指示に応じて、前記プリンタ出力イメージファイルの印刷を実行する。
また、前記シンクライアント200のイメージ消去手段213は、前記プリンタ出力イメージファイルについての前記プリンタ30への印刷指示の後、前記プリンタ30から印刷終了の通知を受けて、或いは、前記プリンタ30の動作をモニタリングしておいて印刷終了を感知し、該当プリンタ出力イメージファイルを当該プリンタ出力イメージファイルの一時記憶手段、例えばRAM203より消去処理する(s220)。
なお、前記認証用媒体50は、前記認証デバイスを想定するのが好適であるが、他にも、同様の機能とシンクライアント200との接続性を備えた携帯電話機などを想定するとしてもよい。
本発明によれば、適宜なセキュリティ性を確保した上で、シンクライアントに接続したプリンタからの印刷処理が可能になる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の印刷管理システムたるシンクライアントシステムのネットワーク構成図である。 本実施形態の端末たるシンクライアントの構成例を示す図である。 本実施形態のブレードサーバの構成例を示す図である。 本実施形態のプリント対応サーバの構成例を示す図である。 本実施形態の可搬型記憶媒体が備えるICチップの構成例を示す図である。 本実施形態における、(a)印刷前ファイル格納フォルダ、(b)、印刷後ファイル格納フォルダ、(c)ログ格納フォルダの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における印刷管理方法の処理フロー例1を示す図である。 本実施形態における印刷管理方法の処理フロー例2を示す図である。
符号の説明
10 印刷管理システム
30 プリンタ
31 プリンタドライバ
50 可搬型記憶媒体
51 収納ケース
55 ICチップ
60 可搬型記憶媒体のリーダ
100 プリント対応サーバ(他サーバ)
101、301 HDD(Hard Disk Drive)
102、202、302 プログラム
103、303 RAM(Random Access Memory)
104、204、304 CPU(Central Processing Unit)
105、205、305 入力インターフェイス
106、206、306 出力インターフェイス
107、207、307 通信装置、NIC(Network Interface Card)
108、208、308 フラッシュROM
109、209、309 ブリッジ
110 ファイル格納処理手段
111 ファイル移動手段
112 プリントログ記録手段
115、236、336 OS
120、220、320 電源
125 データ格納領域
126 印刷前ファイル格納フォルダ
127 印刷後ファイル格納フォルダ
128 ログ格納フォルダ
130、230、330 ビデオカード
135、235、335 BIOS
140 ネットワーク
200 シンクライアント(端末)
201 TPM(Trusted Platform Module)
203 RAM(Random Access Memory)、一時記憶手段
210 ファイル生成指示手段
211 ファイル転送指示手段
212 印刷処理手段
213 イメージ消去手段
244 USBポート
260 I/Oコネクタ
270 リモートクライアントプログラム
271、371 暗号化通信プログラム
273 機器情報
300 ブレードサーバ
310 ファイル生成指示受付手段
311 ファイル生成手段
312 ファイル転送手段
370 リモートサーバプログラム
400 管理サーバ

Claims (7)

  1. サーバと共にシンクライアントシステムを構成する端末に接続したプリンタからの印刷処理を管理するコンピュータシステムであって、
    前記端末は、
    当該端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、
    当該端末と接続確立がなされたサーバが格納するファイル中からの、印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をサーバに指示する、ファイル生成指示手段と、
    当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記サーバから当該サーバと接続する他サーバへの、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイスで受け付けて、前記認証処理で認証された前記利用者のIDを含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記サーバに行う、ファイル転送指示手段と、
    当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記他サーバにアクセスし、前記他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付けされ、印刷前のプリンタ出力イメージファイルを格納する印刷前ファイル格納フォルダ中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記他サーバから読み出し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段中のドライバを用いて前記プリンタへの印刷指示を実行する、印刷処理手段と、を有し、
    前記サーバは、
    前記端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、
    接続確立された前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に格納するファイルのリストを送信し、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記端末から受信する、ファイル生成指示受付手段と、
    前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段中のドライバに基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しメモリに格納する、ファイル生成手段と、
    前記端末の利用者についての認証処理で認証された前記利用者のIDを含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記端末から受信し、前記メモリより前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該サーバから当該サーバと接続する他サーバへの前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行う、ファイル転送手段と、を有し、
    前記他サーバは、
    前記端末に所定のプリンタを接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎のデータ格納領域を記憶装置にて備え、
    前記サーバから前記プリンタ出力イメージファイルが転送されてきたならば、これを受信し、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する前記利用者IDに紐付けた格納領域のうち、印刷前ファイル格納フォルダに格納する、ファイル格納処理手段と、
    利用者の認証処理を経てアクセスを受け付けた前記端末に対し、当該他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信し、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信し、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダから、印刷後ファイル格納フォルダに移動させる、ファイル移動手段と、を有する、
    ことを特徴とする印刷管理システム。
  2. 前記他サーバが、
    前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信するに伴い、前記端末に送信した該当プリンタ出力イメージファイルのIDと送信時刻の情報とを少なくとも含むプリントログを、前記利用者IDに対応付けて記憶装置中に格納する、プリントログ記録手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷管理システム。
  3. 前記端末が、
    前記プリンタ出力イメージファイルについての前記プリンタへの印刷指示の後、前記プリンタから印刷終了の通知を受けて、該当プリンタ出力イメージファイルを当該プリンタ出力イメージファイルの一時記憶手段より消去処理する、イメージ消去手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷管理システム。
  4. サーバと共にシンクライアントシステムを構成する端末に接続したプリンタからの印刷処理を管理する方法であって、
    前記端末が、
    当該端末に接続されるプリンタのドライバを記憶手段に記憶し、
    当該端末と接続確立がなされたサーバが格納するファイル中からの、印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をサーバに指示し、
    当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記サーバから当該サーバと接続する他サーバへの、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイスで受け付けて、前記認証処理で認証された前記利用者のIDを含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記サーバに行い、
    当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記他サーバにアクセスし、前記他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付けされ、印刷前のプリンタ出力イメージファイルを格納する印刷前ファイル格納フォルダ中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記他サーバから読み出し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段中のドライバを用いて前記プリンタへの印刷指示を実行し、
    前記サーバが、
    前記端末に接続されるプリンタのドライバを記憶手段に記憶し、
    接続確立された前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に格納するファイルのリストを送信し、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記端末から受信し、
    前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段中のドライバに基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しメモリに格納し、
    前記端末の利用者についての認証処理で認証された前記利用者のIDを含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記端末から受信し、前記メモリより前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該サーバから当該サーバと接続する他サーバへの前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行い、
    前記他サーバが、
    前記端末に所定のプリンタを接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎のデータ格納領域を記憶装置にて備え、
    前記サーバから前記プリンタ出力イメージファイルが転送されてきたならば、これを受信し、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する前記利用者IDに紐付けた格納領域のうち、印刷前ファイル格納フォルダに格納し、
    利用者の認証処理を経てアクセスを受け付けた前記端末に対し、当該他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信し、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信し、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダから、印刷後ファイル格納フォルダに移動させる、
    ことを特徴とする印刷管理方法。
  5. ネットワークを介してサーバに接続され、前記サーバとシンクライアントシステムを構成する端末であって、
    当該端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、
    当該端末と接続確立がなされたサーバが格納するファイル中からの、印刷対象ファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成をサーバに指示する、ファイル生成指示手段と、
    当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記サーバから当該サーバと接続する他サーバへの、前記プリンタ出力イメージファイルの転送要求を入力インターフェイスで受け付けて、前記認証処理で認証された前記利用者のIDを含む前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を前記サーバに行う、ファイル転送指示手段と、
    当該端末の利用者についての認証処理を実行の上、前記他サーバにアクセスし、前記他サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付けされ、印刷前のプリンタ出力イメージファイルを格納する印刷前ファイル格納フォルダ中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を入力インターフェイスにて受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを前記他サーバから読み出し、当該プリンタ出力イメージファイルについて前記記憶手段中のドライバを用いて前記プリンタへの印刷指示を実行する、印刷処理手段と、
    を有することを特徴とする端末。
  6. ネットワークを介して端末に接続され、前記端末とシンクライアントシステムを構成するサーバであって、
    前記端末に接続されるプリンタのドライバを記憶する記憶手段と、
    接続確立された前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に格納するファイルのリストを送信し、前記リスト中からの印刷対象ファイルの指定と、前記印刷対象ファイルについてのプリンタ出力イメージファイルの生成指示を、前記端末から受信する、ファイル生成指示受付手段と、
    前記プリンタ出力イメージファイルの生成指示に応じて、前記印刷対象ファイルを記憶装置より読み出し、この印刷対象ファイルから前記記憶手段中のドライバに基づいてプリンタ出力イメージファイルを生成しメモリに格納する、ファイル生成手段と、
    前記端末の利用者についての認証処理で認証された前記利用者のIDを含む、前記プリンタ出力イメージファイルの転送指示を、前記端末から受信し、前記メモリより前記プリンタ出力イメージファイルを読み出し、当該サーバから当該サーバと接続する他サーバへの前記プリンタ出力イメージファイルの転送処理を行う、ファイル転送手段と、
    を有することを特徴とするサーバ。
  7. ネットワークを介して、シンクライアントシステムを構成する端末とサーバとに接続されたサーバであって、
    前記端末に所定のプリンタを接続して印刷処理を実行することが認められている利用者のID毎のデータ格納領域を記憶装置にて備え、
    前記サーバからプリンタ出力イメージファイルが転送されてきたならば、これを受信し、このプリンタ出力イメージファイルに付帯する利用者IDに紐付けた格納領域のうち、印刷前ファイル格納フォルダに格納する、ファイル格納処理手段と、
    利用者の認証処理を経てアクセスを受け付けた前記端末に対し、当該サーバが記憶装置中に備えるデータ格納領域のうち、前記認証処理で認証された前記利用者のIDに紐付いた前記印刷前ファイル格納フォルダ中のプリンタ出力イメージファイルのリストを送信し、前記リスト中からの、印刷対象となるプリンタ出力イメージファイルの指定を受付けて、前記印刷対象のプリンタ出力イメージファイルを記憶装置から読み出して前記端末に送信し、該当プリンタ出力イメージファイルを前記印刷前ファイル格納フォルダから、印刷後ファイル格納フォルダに移動させる、ファイル移動手段と、
    とを有することを特徴とするプリント対応サーバ。
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