JP5081790B2 - 回線性能データ収集システム、回線性能データ収集方法、シンクライアント端末、およびプログラム - Google Patents

回線性能データ収集システム、回線性能データ収集方法、シンクライアント端末、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、回線性能データ収集システム、回線性能データ収集方法、シンクライアント端末、およびプログラムに関するものであり、具体的には、セキュリティPCユーザの外出先における通信回線の性能データを効率的に収集し、他のセキュリティPCユーザに対しても情報開示できる技術に関する。
企業等における情報漏洩対策や内部統制の必要性から、クライアントコンピュータには、表示や入力など最低限の機能を持ったもしくは利用可能な専用のコンピュータ(セキュリティPC)を採用し、アプリケーションソフトなどの資源はサーバ(例えば、ブレードサーバ)で一元管理するといった、シンクライアントの考え方が登場している。
こうしたシンクライアントシステムにおける回線性能の測定技術として、例えば、第1の情報処理装置と前記第1の情報処理装置に接続された1つ以上の第2の情報処理装置とを備え、前記第2の情報処理装置からのデータまたはコマンドに基づいて前記第1の情報処理装置で処理を行い、その結果を前記第2の情報処理装置に送信するシステムにおいて、前記第2の情報処理装置に、特定の時間になったとき所定のデータまたはコマンドを送信する送信手段と、該送信した時間を記憶する第1の記憶手段と、前記所定のデータまたはコマンドに基づいて前記第1の情報処理装置で処理をした結果を受信する受信手段と、該受信手段で受信した時間を記憶する第2の記憶手段を設けるとともに、前記第1の情報処理装置に、前記第2の情報処理装置から所定のデータまたはコマンドを受け取ったときの時間を測定する手段と、前記所定のデータまたはコマンドに基づいた処理を開始した時間および該処理を終了した時間を測定する手段と、該処理結果を前記第2の情報処理装置に送信した時間を測定する手段とを設け、前記各種測定結果に基づいて送信速度および前記第1の情報処理装置の処理速度を算出することを特徴とする情報処理装置の応答速度自動測定システム(特許文献1参照)などが提案されている。
特開平7−271636号公報
シンクライアントシステムを構成するセキュリティPCは、その可搬性ゆえにユーザの外出に伴って携行される状況も多い。そうした外出先でのセキュリティPCとサーバとを結ぶ通信回線の性能優劣は、セキュリティPCユーザにとって作業遂行の可否ないし作業効率に関わる大きな関心事である。そこで、セキュリティPCユーザに対し、外出時には通信回線の性能テストを各自実行し、その実行結果をサーバ等に登録するよう所属企業が要請することが考えられる。だが、回線性能測定の手順の煩雑さや手順自体に不慣れなことなどにより、セキュリティPCユーザが手軽に回線性能テストを実行し、その実行結果を登録してくれる状況ではなかった。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、セキュリティPCユーザの外出先における通信回線の性能データを効率的に収集し、他のセキュリティPCユーザに対しても情報開示できる技術の提供を主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明の回線性能データ収集システムは、ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段と、一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する手段と、シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立の開始指示を、シンクライアント端末とサーバとのシンクライアント接続処理を実行する接続確立手段に通知する、所在データ取得手段と、前記シンクライアント接続確立の開始指示を前記所在データ取得手段から受けて、シンクライアント接続確立の処理を開始し、記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する接続確立手段と、前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する、時間測定手段と、前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する、結果送信手段と、前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する、コード生成手段と、を有したシンクライアント端末、を備えることを特徴とする。
また、前記回線性能データ収集システムが、上記のシンクライアント端末に加えて、以下の手段を備えるデータ収集装置を含むとすれば好適である。このデータ収集装置が備える手段とは、すなわち、ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、前記シンクライアント端末から前記時刻データと前記所在データを受信し、性能データとして記憶手段に格納するデータ格納手段と、前記記憶装置の性能データより、所在データが示す所在地別に時刻データを抽出し、各時刻データが示す送信実行と処理結果の受信の各時刻間の間隔を算定して通信時間を特定し、前記所在地別の通信時間のデータを記憶手段に格納する、性能算定手段と、入力インターフェースないし外部端末からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地に応じて前記記憶手段での検索を実行し、前記所在地に関する通信時間のデータを出力インターフェースないし前記外部端末に出力する、性能情報出力手段である。
また、前記回線性能データ収集システムが、上記のシンクライアント端末およびデータ収集装置に加えて、以下の手段を備える携帯電話機を含むとすれば好適である。この携帯電話機が備える手段は、すなわち、画像の撮影手段と、携帯電話網を介して電子メールの送受信を実行するメーラーと、コード化データのデコードプログラムと、宛先が前記データ収集装置に設定済みのメールフォームとを格納した記憶手段と、前記シンクライアント端末の出力インターフェースに表示されたコード化データの画像を前記撮影手段で撮影して画像データを取得し、前記デコードプログラムを呼び出して実行し、前記画像データから前記エラーのデータと前記所在データとを取得するデコード手段と、前記取得したエラーのデータと所在データを、記憶装置から読み出した前記メールフォームに当てはめて電子メールを生成し、当該電子メールを前記メーラーにより前記データ収集装置宛てに送信するエラー報告手である。
なお、前記回線性能データ収集システムにおける前記データ収集装置において、前記データ格納手段が、前記携帯電話機から前記電子メールを受信し、当該電子メールが含む前記エラーのデータと所在データとを性能データとして記憶手段に格納するとしてもよい。この場合、前記性能情報出力手段が、入力インターフェースないし外部端末からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地に応じて前記記憶手段での検索を実行し、前記所在地に関するエラーのデータを出力インターフェースないし前記外部端末に出力する。
また、前記回線性能データ収集システムにおける前記シンクライアント端末の時間測定手段が、前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、入力インターフェースでのユーザの入力有無を監視し、前記入力インターフェースでのユーザによる入力がなされたことを検知して前記テストデータを前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する、としてもよい。
また、前記回線性能データ収集システムにおける前記シンクライアント端末の接続確立手段が、入力インターフェースからシンクライアント接続確立指示を受けて、前記所在データの入力用画面の表示指示を前記所在データ取得手段に通知するとしてもよい。この場合、前記シンクライアント端末の所在データ取得手段は、前記表示指示を前記接続確立手段から受けて、前記入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力を受け付けて記憶手段に格納する。
また、前記回線性能データ収集システムにおける前記シンクライアント端末の所在データ取得手段が、シンクライアント端末の所在地に対応する施設が備える施設サーバに対し、当該施設サーバが記憶手段に記憶している、サーバ属性、施設がシンクライアント端末に提供するネットワーク環境の属性、および施設属性の少なくともいずれかのデータをリクエストし、このリクエストに応じて前記施設サーバが返信した応答データを取得し、この応答データを前記所在データに含めて記憶手段に格納する、としてもよい。
また、前記回線性能データ収集システムにおける前記シンクライアント端末の時間測定手段が、前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、入力インターフェースでのユーザの入力データを監視して、当該入力データと、記憶手段にて予め定めてある規定サイズないし規定属性とを照合し、前記規定サイズないし規定属性の入力データを特定し、ここで特定した入力データが前記サーバへ送信された時刻のデータを記憶手段に格納し、前記入力データに対する前記サーバでの処理結果が受信された時刻のデータを記憶手段に格納する、としてもよい。
また、本発明の回線性能データ収集方法は、ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段とを備えるコンピュータが、一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する処理と、シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立を開始する処理と、記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する処理と、前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する処理と、前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する処理と、前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明のシンクライアント端末は、ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段と、一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する手段と、シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立の開始指示を、シンクライアント端末とサーバとのシンクライアント接続処理を実行する接続確立手段に通知する、所在データ取得手段と、前記シンクライアント接続確立の開始指示を前記所在データ取得手段から受けて、シンクライアント接続確立の処理を開始し、記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する接続確立手段と、前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する、時間測定手段と、前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する、結果送信手段と、前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する、コード生成手段と、を有するものである。
また、本発明のプログラムは、ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段とを備えるコンピュータに、一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する処理と、シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立を開始する処理と、記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する処理と、前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する処理と、前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する処理と、前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する処理と、を実行させることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、セキュリティPCユーザの外出先における通信回線の性能データを効率的に収集し、他のセキュリティPCユーザに対しても情報開示できる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の回線性能データ収集システム10のネットワーク構成図である。図1に示す回線性能データ収集システム10は、ネットワーク140を介して互いに接続された、複数のセキュリティPC100(シンクライアント端末)、複数のブレードサーバ200(サーバ)、データ収集装置300、および携帯電話機400を有するシステムである。
また、前記ブレードサーバ200およびデータ収集装置300は、会社等に構築された内部ネットワークであるLAN(Local Area Network)145に接続されている。このLAN145は、ルータ146を介してWAN(Wide Area Network)などのネットワーク140に接続される。前記セキュリティPC100は、内部ネットワーク(会社等)ではなく、出張時の宿泊先たるホテル、駅、他企業のオフィス等の出先に構築された外部ネットワークに接続して利用する状況を主として想定できる(勿論、前記内部ネットワークたるLAN145に接続して利用する場合を想定しても良い)。この場合、前記セキュリティPC100は、外部ネットワークであるLAN147に接続し、ルータ148を介してWANなどのネットワーク140に接続される。
なお、前記ブレードサーバ200は、セキュリティPC100との間にVPN(Virtual Private Network)を構築し、このVPNを介して、セキュリティPC100から送られてきた入力情報(入力装置の操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(表示装置のデスクトップ画面)をセキュリティPC100に送信することとなる。ブレードサーバ200は、通常は入出力装置をローカル接続しないで使用するサーバ装置である。
次に、本実施形態における回線性能データ収集システム10を構成する各装置について各々説明する。図2は本実施形態のセキュリティPC100の構成例を示す図である。前記セキュリティPC100は、ネットワーク140を介してブレードサーバ200を利用する装置であって、本発明を実現する機能を備えるべくハードディスクドライブ101(またはTPM)などに格納されたプログラム102をRAM103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。
また、前記セキュリティPC100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス105、ディスプレイなどの出力インターフェイス106、ならびに、ブレードサーバ200などとの間のデータ授受を担うNIC107(通信手段)などを有している。
こうしたセキュリティPC100として、本実施形態では、いわゆるHDDレスタイプの端末ではなく、通常のHDDを備える既存PCをシンクライアント化した端末を想定する。この一般PCをシンクライアント端末化する技術については、OS内蔵のUSBメモリを一般PCのUSBインターフェイスに接続し、OS起動、VPN接続、管理サーバ認証といった一連のシンクライアント処理を実行するといった既存技術(参考:http://www.hitachi-ics.co.jp/product/seihin/jyourou/sec/sec.htmlなど)を採用すればよい。
また、前記セキュリティPC100は、各種デバイスを接続するためのUSBポート144、フラッシュROM108、キーボードおよびマウスを接続するためのI/Oコネクタ160、ディスプレイを接続するためのビデオカード130、これらの各部101〜160と接続するバスを中継するブリッジ109、電源120を有する。前記CPU104は、電源120の投入後、先ずフラッシュROM108にアクセスしてBIOS135を実行することにより、セキュリティPC100のシステム構成を認識する。
フラッシュROM108におけるOS136は、CPU104がセキュリティPC100の各部101〜160を統括的に制御して、後述する各手段に対応するプログラムを実行するためのプログラムである。CPU104は、BIOS135に従い、フラッシュROM108からOS136をRAM103にロードして実行する。なお、本実施形態のOS136には、組み込み型OS等のフラッシュROM108に格納可能な比較的サイズの小さいものが利用される。
続いて、前記セキュリティPC100が、例えばプログラム102に基づき前記ハードディスクドライブ101(またはTPM)にて構成・保持する機能部につき説明を行う。前記セキュリティPC100は、当該セキュリティPC100の所在データ(宿泊先ホテル名、住所、電話番号、国名など)についての入力用画面のデータを記憶手段101から読み出して出力インターフェース106に表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力を受け付けて記憶手段101に格納する、所在データ取得手段110を備える。
また、前記セキュリティPC100は、前記記憶手段101からシンクライアント接続先となるブレードサーバ200の情報(ネットワーク上のアドレスなど)を読み出し、当該情報に基づいて前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続確立の処理を実行する接続確立手段111を備える。
また、前記セキュリティPC100は、前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段101に格納していたテストデータを読み出して前記ブレードサーバ200に送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段101に格納し、前記テストデータに対する前記ブレードサーバ200での処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段101に格納する、時間測定手段112を備える。
なお、前記テストデータは、例えば、ユーザがセキュリティPC100で入力するテキストデータであり、ユーザ毎あるいはユーザ間で所定時間内にタイピングされる平均的文字数に対応するデータサイズのものを想定できる。そのため、例えば、セキュリティPC100が一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記憶手段101に記録しておき、この履歴に基づいて、該当ユーザにおける平均的なタイピング文字数(所定時間での)を算定し、ここで算定したタイピング文字数に対応するデータをテストデータとして予め記憶手段に保持しておくことも想定できる。
また、前記セキュリティPC100は、前記時刻データと前記所在データを記憶手段101から読み出して、データ収集装置300に送信する結果送信手段113を備える。前記データ収集装置300については後述する。
また、前記セキュリティPC100は、前記記憶手段101において、データをコード化するコード化プログラム115を備えている。このコード化プログラム115は、例えば、所定の入力データからQRコード(登録商標)やバーコード等の各種コード化データを生成する既存のプログラムを想定すればよい。
こうした前記セキュリティPC100は、前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラム115を呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段101に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェース106に表示する、コード生成手段114を備える。
なお、前記セキュリティPC100の時間測定手段112は、前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続が確立された場合、入力インターフェース105でのユーザの入力有無を監視し、前記入力インターフェース105でのユーザによる入力がなされたことを検知して前記テストデータを前記ブレードサーバ200に送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段101に格納し、前記テストデータに対する前記ブレードサーバ200での処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段101に格納するとしてもよい。このように、ユーザ入力の開始に伴ってテストデータの送信を行えば、実際にユーザがセキュリティPC100で入力作業を行っている環境の下での回線性能データを収集することにつながる。
また、前記セキュリティPC100の接続確立手段111は、入力インターフェース105からシンクライアント接続確立指示を受けて、前記所在データの入力用画面の表示指示を前記所在データ取得手段110に通知するとしてもよい。この場合、前記所在データ取得手段110は、前記表示指示を前記接続確立手段111から受けて、前記入力用画面のデータを記憶手段101から読み出して出力インターフェース106に表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力を受け付けて記憶手段101に格納する。このように、シンクライアント接続の開始指示に先だって、所在データの入力をユーザに促すこととなれば、より確実に回線性能データ収集が図られる。
また、前記セキュリティPC100の所在データ取得手段110は、前記入力用画面を介して所在データの入力を受け付けて記憶手段101に格納することに応じて、シンクライアント接続確立の開始指示を前記接続確立手段111に通知するとしてもよい。この場合、前記接続確立手段111は、前記シンクライアント接続確立の開始指示を前記所在データ取得手段110から受けて、シンクライアント接続確立の処理を開始する。このように、所在データ取得をシンクライアント接続開始の条件とすれば、より確実に回線性能データ収集が図られる。
また、前記セキュリティPC100の所在データ取得手段110は、セキュリティPC100の所在地に対応する施設(ホテル等)が備える施設サーバ500に対し、当該施設サーバ500が記憶手段501に記憶している、サーバ属性、施設がセキュリティPC100に提供するネットワーク環境の属性、および施設属性の少なくともいずれかのデータをリクエストし、このリクエストに応じて前記施設サーバ500が返信した応答データを取得し、この応答データを前記所在データに含めて記憶手段101に格納する。このように、ホテルや空港等のサーバ(セキュリティPC100とブレードサーバ200との間を結ぶネットワーク140へのアクセスを管理するサーバ)から、該当施設の名称や住所、サーバの属性(名称やアドレスなど)、ネットワーク環境の情報(ネットワークの種類、接続形態、通信プロトコルなど)を取得し、前記所在データに含めることができれば、ユーザにおける所在データの入力の手間を軽減することができる。
また、前記セキュリティPC100の時間測定手段112は、前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続が確立された場合、入力インターフェース105でのユーザの入力データを監視して、当該入力データと、記憶手段101にて予め定めてある規定サイズないし規定属性(データ種など)とを照合し、前記規定サイズないし規定属性の入力データを特定し、ここで特定した入力データが前記ブレードサーバ200へ送信された時刻のデータを記憶手段101に格納し、前記入力データに対する前記ブレードサーバ200での処理結果が受信された時刻のデータを記憶手段101に格納する。このようにすれば、セキュリティPC100においてテストデータを事前に保持しておらずとも、前記規定サイズないし規定属性に合致する入力データをテストデータとみなして回線性能データ収集を実行することが出来る。
なお、前記セキュリティPC100は、USBポート144に接続された可搬型記憶媒体(例:USBメモリ)が格納するユーザに関する証明書情報などと、入力インターフェイス105で入力されたユーザのID、パスワードの情報とを用いた、ブレードサーバ200との接続確立処理を実行する機能をシンクライアント端末として当然に備える。
前記可搬型記憶媒体の例としては、ICチップをプラスティック筐体などの適宜な収納ケースに格納し、セキュリティPC100のUSBポート144にデータ通信可能に接続される、例えばUSBデバイスなどがあげられる。こうしたICチップは、CPUと、メモリとから構成される。なお、この可搬型記憶媒体としては、ICカード部とフラッシュメモリとが一体化したメモリカードに、個人証明書や秘密鍵およびパスワード、モバイル利用に必要な各種アプリケーションソフトウェアをプレインストールした認証デバイス(商標名:KeyMobile)を採用することができる。この可搬型記憶媒体がメモリにて記憶する情報としては、チップID、個人証明書や秘密鍵およびパスワードを格納した認証用情報、前記セキュリティPC100の利用割当先となるブレードサーバ200のアドレス、およびソフトウェア(OSや、当該可搬型記憶媒体のユーザに関する個人認証処理を実行するソフトウェアなど)とが想定できる。
また、前記セキュリティPC100は、ブレードサーバ200との接続確立処理の実行に伴い、当該セキュリティPC100の入力インターフェイス105にて入力された操作情報を前記ブレードサーバ200のアドレスに宛てて送信し、当該操作情報に対応した映像情報を前記ブレードサーバ200から受信して、当該セキュリティPC100の出力インターフェイス106に表示する機能もシンクライアント端末として当然に備える。
こうした前記セキュリティPC100は、リモートクライアントプログラム170と、暗号化通信プログラム171とを前記ハードディスクドライブ101(ないしTPM)にて備えている。前記リモートクライアントプログラム170は、セキュリティPC100が遠隔からブレードサーバ200のデスクトップにアクセスするためのプログラムであり、例えばVNCのクライアント(ビューワ)プログラムである。CPU104は、OS136に従い、ハードディスクドライブ101からリモートクライアントプログラム170をRAM103にロードして実行する。これにより、CPU104は、I/Oコネクタ160の入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を、例えばVPNなどのネットワーク140を介してブレードサーバ200に送信すると共に、VPN等のネットワーク140を介して当該ブレードサーバ200から送られてきた映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)をビデオカード130に接続されたディスプレイなどの出力インターフェイス106に出力する。
また、前記暗号化通信プログラム171は、リモートクライアントプログラム170より通知されたアドレスを持つブレードサーバ200との間に、VPNなどのセキュアな通信ネットワークを構築するための通信プログラムである。例えば、IPsecを用いた通信プログラムを想定できる。CPU104は、OS136に従い、ハードディスクドライブ101から暗号化通信プログラム171をRAM103にロードして実行する。これにより、CPU104は、NIC107を介して自セキュリティPC100に割当てされたブレードサーバ200へ通信開始要求を送信して、当該ブレードサーバ200との間にVPN等のネットワークを構築し、このVPN等を介して当該ブレードサーバ200と通信する。
また、本実施形態における前記セキュリティPC100は、機器情報を前記ハードディスクドライブ101にて備えている。前記機器情報は、セキュリティPC100から接続確立要求等を送信する際に、この接続確立要求等に含まれる、当該セキュリティPC100の認証用情報である。具体的には、例えば、セキュリティPC100のIDや型番、MACアドレスなどが想定できる。
なお、本実施形態において前記セキュリティPC100は、前記手段110〜115、リモートクライアントプログラム170、暗号化通信プログラム171、機器情報らを、ハードディスクドライブ101に代えて、TPM(Trusted Platform Module)と呼ばれるチップ内に収めているとしてもよい。
このTPMは、スマートカード(IC カード)に搭載されるセキュリティチップに似た機能を持っており、非対称鍵による演算機能、またこれら鍵を安全に保管するための耐タンパー性を有するハードウェアチップである。このTPMの機能としては、例えば、RSA(Rivest-Shamir-Adleman Scheme)秘密鍵の生成・保管、RSA秘密鍵による演算(署名、暗号化、復号)、SHA−1(Secure Hash Algorithm 1)のハッシュ演算、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)の保持(PCR)、 鍵、証明書、クレデンシャルの信頼チェーンの保持、高品質な乱数生成、不揮発性メモリ、その他Opt-in やI/O等があげられる。
前記TPM は、暗号鍵(非対称鍵)の生成・保管・演算機能の他、プラットフォーム状態情報(ソフトウェアの計測値)をTPM 内のレジスタPCR(Platform Configuration Registers)に安全に保管し、通知する機能を有している。TPMの最新仕様では、さらにローカリティやデリゲーション(権限委譲)等の機能が追加されている。なお、TPMは、物理的にプラットフォームのパーツ(マザーボードなど)に取り付けることとなっている。
次に、前記ブレードサーバ200の構成について説明する。図3は本実施形態のサーバたるブレードサーバ200の構成例を示す図である。一方、前記ブレードサーバ200は、セキュリティPC100からのネットワークを介した利用を受付ける装置であって、本発明を実現する機能を備えるべくHDD(ハードディスクドライブ)201などに格納されたプログラム202をRAM203に読み出し、演算装置たるCPU204により実行する。
また、前記ブレードサーバ200は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力インターフェイス205や、ディスプレイなどの出力インターフェイス206を必要に応じて備えることができる。また、前記セキュリティPC100などとの間のデータ授受を担うNIC207などを有している。
また、ブレードサーバ200は、他にも、フラッシュROM(Read Only Memory)208と、デスクトップの映像情報を生成するビデオカード230と、これらの各部201〜230とバスとを中継するブリッジ209と、電源220とを有する。
前記フラッシュROM208には、BIOS(Basic Input/Output System)235が記憶されている。前記CPU204は、電源220の投入後、先ずフラッシュROM208にアクセスしてBIOS235を実行することにより、ブレードサーバ200のシステム構成を認識する。
こうしたブレードサーバ200は、前記セキュリティPC100との接続確立処理が実行されるに伴い、前記セキュリティPC100から操作情報を受信して、当該操作情報が示す操作内容に従って情報処理を行い、その結果を示す映像情報を当該セキュリティPC100に送信する機能を、シンクライアントシステムにおけるブレードサーバとして当然に有する。
また、前記ブレードサーバ200は、前記HDD201において、リモートサーバプログラム270、暗号化通信プログラム271、OS(Operating System)236を記憶している。前記OS236は、CPU204がブレードサーバ200の各部201〜230を統括的に制御して、前記リモートサーバプログラム270等を実行するためのプログラムである。CPU204は、BIOS235に従い、HDD201からOS236をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、ブレードサーバ200の各部を統括的に制御する。
また、リモートサーバプログラム270は、ブレードサーバ200のデスクトップをセキュリティPC100から遠隔操作を可能とするためのプログラムであり、例えばAT&Tケンブリッジ研究所で開発されたVNC(Virtual Network Computing)のサーバプログラムである。CPU204は、OS236に従い、HDD201からリモートサーバプログラム270をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、VPN等のネットワーク140を介してセキュリティPC100から送られてきた入力情報(キーボードおよびマウスの操作内容)を受信し処理すると共に、処理結果を示す映像情報(ディスプレイのデスクトップ画面)を、VPN等のネットワーク140を介してセキュリティPC100に送信する。
また、前記暗号化通信プログラム271は、セキュリティPC100との間にVPN等のネットワーク140を構築するための通信プログラムであり、例えばIPsec(Security Architecture for the Internet Protocol)を用いた通信プログラムである。CPU204は、OS236に従い、HDD201から暗号化通信プログラム271をRAM203にロードして実行する。これにより、CPU204は、NIC207を介してセキュリティPC100から受付けた接続確立要求等に従い、セキュリティPC100との間にVPN等のセキュアなネットワーク140を構築し、このVPN等を介してセキュリティPC100と通信を行なう。
次に、前記データ収集装置300について説明する。図4は、本実施形態のデータ収集装置300の構成例を示す図である。前記データ収集装置300は、前記ネットワーク140を介して、前記セキュリティPC100や携帯電話機400らの他装置と通信する通信手段307を備えたサーバ装置を想定できる。従って、コンピュータ装置として備えるべきハードウェア構成については上記セキュリティPC100やブレードサーバ200等と同様である。
このデータ収集装置300は、前記セキュリティPC100から前記時刻データと前記所在データを受信し、性能データとして記憶手段301に格納するデータ格納手段310を備える。
また、前記データ収集装置300は、前記記憶装置301の性能データより、所在データが示す所在地別に時刻データを抽出し、各時刻データが示す送信実行と処理結果の受信の各時刻間の間隔を算定して通信時間を特定し、前記所在地別の通信時間のデータを記憶手段301に格納する性能算定手段311を備える。
また、前記データ収集装置300は、入力インターフェース305ないし外部端末(例:ユーザが利用する端末)からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地に応じて前記記憶手段301での検索を実行し、前記所在地に関する通信時間のデータを出力インターフェース306ないし前記外部端末に出力する、性能情報出力手段312を備える。
なお、前記データ格納手段310は、前記携帯電話機400から電子メール(エラーの情報とその際の所在データを含むもの)を受信し、当該電子メールが含む前記エラーのデータと所在データとを性能データとして記憶手段301に格納するとしてもよい。この時、前記性能情報出力手段312は、入力インターフェース305ないし外部端末からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地に応じて前記記憶手段301での検索を実行し、前記所在地に関するエラーのデータを出力インターフェース306ないし前記外部端末に出力する。
次に、携帯電話機400について説明する。図5は本実施形態の携帯電話機400の構成例を示す図である。前記携帯電話機400は、ユーザが出張先などに携行する携帯電話機であり、デジタルカメラ等の画像の撮影手段420と、携帯電話網180を介して電子メールの送受信を実行するメーラー410を備えるものを想定する。また、携帯電話機として備えるべき通常の機能(例:電話機能等)は当然備えている。なお、前記携帯電話網180は携帯電話基地局等の携帯電話キャリアの施設を介して前記ネットーワーク140に接続されている。
また、前記携帯電話機400は、QRコード(登録商標)やバーコード等のコード化データをデコードするデコードプログラム411を記憶手段401に備えている。更に、前記メーラー410の機能としてでもよいが、宛先が前記データ収集装置300に設定済みのメールフォーム425を記憶手段401に備えている。
こうした携帯電話機400は、前記セキュリティPC100の出力インターフェース106に表示されたコード化データの画像を前記撮影手段420で撮影して画像データを取得し、前記デコードプログラム411を呼び出して実行し、前記画像データから前記エラーのデータと前記所在データとを取得するデコード手段412を備える。なお、前記セキュリティPC100の出力インターフェース106に表示されたコード化データの画像を前記撮影手段420で撮影する処理は、入力インターフェース405にてユーザからの撮影指示を受けて実行するものとなる。
また、前記携帯電話機400は、前記取得したエラーのデータと所在データを、記憶装置401から読み出した前記メールフォームに当てはめて電子メールを生成し、当該電子メールを前記メーラー410により前記データ収集装置300宛てに送信するエラー報告手段413を備える。
また、これまで示した回線性能データ収集システム10を構成する各装置らにおける各手段110〜115、210〜270、310〜312、410〜413等は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、各装置のCPUがプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをRAMに読み出して、これを実行することとなる。
また、前記ネットワーク140に関しては、インターネット、LANの他、ATM回線や専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。VPN(Virtual Private Network)など仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
−−−データベース構造−−−
次に、本実施形態における回線性能データ収集システム10を構成する各装置らが用いるテーブルの構造について説明する。図6は本実施形態における、(a)測定データテーブル125、(b)規定情報テーブル126、(c)性能データテーブル127の各データ構造例を示す図である。
前記測定データテーブル125は、前記セキュリティPC100において保持されるテーブルである。この測定データテーブル125のデータ構造としては、例えば、所在データを送信してきたセキュリティPC100のID、該当セキュリティPC100の所在データ(宿泊先ホテル名、住所、電話番号、国名など)、テストデータの送信時刻、前記テストデータに対する処理結果の受信時刻、施設サーバ500のサーバ属性、施設がセキュリティPC100に提供するネットワーク環境の属性、施設属性といったデータが対応付けされたレコードの集合体となっている。
また、前記規定情報テーブル126は、前記セキュリティPC100の時間測定手段112が利用するテーブルであり、ユーザの入力データより、予め定めた規定サイズないし規定属性(データ種などのものを特定する目的で利用されるテーブルである。この規定情報テーブル126は、例えば、規定サイズおよび規定属性の情報が格納されている。
また、前記性能データテーブル127は、データ収集装置300が保持するテーブルであり、前記セキュリティPC100や携帯電話機400から受信した情報を格納するテーブルとなる。この性能データテーブル127は、例えば、前記所在データをキーとして、通信時間、エラーの情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態における回線性能データ収集方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する回線性能データ収集方法に対応する各種動作は、前記回線性能データ収集システム10を構成する、セキュリティPC100、ブレードサーバ200、データ収集装置300、携帯電話機400のそれぞれRAMに読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7は本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例1を示す図である。まず、セキュリティPC100とブレードサーバ200との接続確立の流れについて説明しておく。ここでは、セキュリティPC100とブレードサーバ200とのシンクライアント接続の管理を担うサーバとして管理サーバが配置されている例を挙げた。ただし、セキュリティPC100に割り当てられているブレードサーバ200が固定的であり、ブレードサーバ200のネットワーク上のアドレスをセキュリティPC100が予め保持(可搬型記憶媒体に保持の場合も含む)していて管理サーバの仲介を必要としないとしてもよい。
図7は本実施形態における印刷管理方法の処理フロー例1を示す図である。まず、USBデバイスなどの形態をとる前記可搬型記憶媒体を所持するユーザが、セキュリティPC100を介してブレードサーバ200の利用を考えたとする。この場合、前記ユーザは、前記可搬型記憶媒体をセキュリティPC100のUSBポート144に接続する。なお、この可搬型記憶媒体としては、ICカード部とフラッシュメモリとが一体化したメモリカードに、個人証明書や秘密鍵、モバイル利用に必要な各種アプリケーションソフトウェアをプレインストールした認証デバイス(商標名:KeyMobile)を採用することができる。
こうした認証デバイスは、単なる記憶装置ではなく、認証アプリケーションを格納し、接続先のセキュリティPC100と協働して認証処理を実行できる。従って、セキュリティPC100のUSBポート144に可搬型記憶媒体が接続された時点で、例えば認証アプリケーションが可搬型記憶媒体の記憶領域から起動され、適正な認証用情報(ユーザのID、パスワードや生体情報など)の入力が入力インターフェイス105などから無ければ、セキュリティPC100の必要なプログラムを起動できないよう制御がなされる(s10)。
上記の可搬型記憶媒体の認証アプリケーションにおいてセキュリティPC100の使用について認証処理がOKだったとすれば(s100:OK)、セキュリティPC100は、可搬型記憶媒体の格納情報の読み取り処理を実行し、読み取った情報(シンクライアント接続を管理する管理サーバのアドレスを含む)をRAM103に格納する(s101)。一方、上記の可搬型記憶媒体の認証アプリケーションにおいてセキュリティPC100の使用について認証処理がNGだったとすれば(s100:NG)、前記可搬型記憶媒体とセキュリティPC100は、セキュリティPC100の使用自体を認めず以後の処理を終了する。
前記ステップs101に続いて、前記セキュリティPC100は、例えば、可搬型記憶媒体の格納情報として含まれている管理サーバのアドレスに宛てて、前記RAM103より読み出した可搬型記憶媒体の格納情報(例:前記ハードディスクドライブ101ないしTPM内の機器情報など)を、ブレードサーバ200の利用割当要求に含めて送信する(s102)。この処理に際し、セキュリティPC100では、前記暗号化通信プログラム171が始動している。暗号化通信プログラム171は、管理サーバのアドレスをRAM103より読取り、セキュリティPC100と管理サーバとの間でネットワークの確保を行って、通信データの暗号化を伴うセキュアなネットワーク環境を構築する。
一方、前記管理サーバは、前記可搬型記憶媒体の格納情報を含んだ利用割当要求を前記セキュリティPC100から受信し(s103)、当該利用割当要求が含む可搬型記憶媒体の格納情報を所定の割当管理テーブルに照合する(s104)。この割当管理テーブルでは、セキュリティPC100毎にブレードサーバ200を予め割当設定しているものとすれば、前記管理サーバは、前記セキュリティPC100に割当がされている該当ブレードサーバ200のアドレスを特定し、これを当該利用割当要求の送信元のセキュリティPC100に通知する(s105)。
前記セキュリティPC100は、前記管理サーバから割当先のブレードサーバ200のアドレスを受信する(s106)。こうしてブレードサーバ200のアドレスを得たセキュリティPC100は、利用割当先となる前記ブレードサーバ200のアドレスに宛てて、当該セキュリティPC100またはユーザの認証用情報を少なくとも含む接続確立要求を送信する(s107)。
一方、前記ブレードサーバ200は、前記セキュリティPC100から送信されてくる前記接続確立要求を受信し、この接続確立要求が含むセキュリティPC100またはユーザの認証用情報に基づく認証処理を実行する(s108)。この認証処理で接続確立要求の受入れ可と判定できたならば(s108:OK)、その判定結果を前記セキュリティPC100に応答データとして返信する(s109)。
他方、前記接続確立要求を送信したセキュリティPC100では、前記ブレードサーバ200が返してくる前記応答データを受信し、この応答データが「接続確立可」というものであれば(s110:OK)、前記ブレードサーバ200と当該セキュリティPC100とのネットワーク140を介した接続確立処理を実行する(s111)。もし、前記ブレードサーバ200が返してくる応答データが、「接続確立不可」というものであれば(s110:NG)、以後の処理を終了する。
なお、前記接続確立処理に際して、セキュリティPC100のハードディスクドライブ101(ないしTPM)に格納されている前記リモートクライアントプログラム170が、前記ブレードサーバ200のアドレスに対して、認証要求を送信するとしてもよい。ブレードサーバ200では、この認証要求に応じ、セキュリティPC100に対して例えばログインIDやパスワード、或いは生体情報の入力要求を返すのである。この入力要求に応じてセキュリティPC100がログインIDやパスワード等を返信すると、ブレードサーバ200では、自身で管理しているログインIDやパスワード、或いは生体認証情報と前記セキュリティPC100由来のログインIDやパスワード、或いは生体情報とが一致するか判定し、ブレードサーバ200の使用可否を最終的に判定するのである。
続いて、セキュリティPC100は、前記接続確立処理の実行に伴い、当該セキュリティPC100の入力インターフェイス105にて入力された操作情報を前記ブレードサーバ200のアドレスに宛てて送信する(s112)。また、ブレードサーバ200は、前記判定結果に応じて前記セキュリティPC100との接続確立処理が実行されるに伴い、前記操作情報をセキュリティPC100から受信して、当該操作情報が示す操作内容に従って情報処理を行い、その結果を示す映像情報を当該セキュリティPC100に送信する(s113)。この映像情報を前記セキュリティPC100は受信し、出力インターフェイス106に表示する(s114)。
なお、前記可搬型記憶媒体は、前記認証デバイスを想定するのが好適であるが、他にも、同様の機能とセキュリティPC100との接続性を備えた携帯電話機などを想定するとしてもよい。
−−−処理フロー例2−−−
図8は本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例2を示す図である。続いて、実際に回線性能データ収集の実行手順について説明する。なお、シンクライアント接続の確立処理については上記処理フロー例1にて説明したので、以後は説明を省略する。ここで、前記セキュリティPC100の接続確立手段111は、入力インターフェース105からシンクライアント接続確立指示をユーザから受けて(s200)、前記所在データの入力用画面の表示指示を前記所在データ取得手段110に通知する(s201)。 この場合、前記所在データ取得手段110は、前記表示指示を前記接続確立手段111から受けて、前記入力用画面(図11の画面1000)のデータを記憶手段101から読み出して出力インターフェース106に表示し、前記入力用画面1000を介して所在データの入力を受け付けて記憶手段101に格納する(s202)。
また、前記所在データ取得手段110は、セキュリティPC100の所在地に対応する施設(ホテル等)が備える前記施設サーバ500(セキュリティPC100とは施設内のネットワークで結ばれる)に対し、当該施設サーバ500が記憶手段に記憶している、サーバ属性、施設がセキュリティPC100に提供するネットワーク環境の属性、および施設属性の少なくともいずれかのデータをリクエストし、このリクエストに応じて前記施設サーバ500が返信した応答データを取得し、この応答データを前記所在データに含めて記憶手段101に格納するとしてもよい。
続いて前記所在データ取得手段110は、前記入力用画面100を介して所在データ(例:米国、NH、boston、○○空港)の入力をユーザから受け付けて記憶手段101に格納することに応じて、シンクライアント接続確立の開始指示を前記接続確立手段111に通知する(s203)。
これに対し前記接続確立手段111は、前記シンクライアント接続確立の開始指示を前記所在データ取得手段110から受けて、シンクライアント接続確立の処理を開始する。この時、前記接続確立手段111は、前記記憶手段101からシンクライアント接続先となるブレードサーバ200の情報(ネットワーク上のアドレスなど)を読み出し、当該情報に基づいて前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続確立の処理を実行する(s204)。
次に、前記セキュリティPC100の時間測定手段112は、前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続が確立された場合(s204:y)、入力インターフェース105でのユーザの入力有無を監視する(s205)。これにより、前記入力インターフェース105でのユーザによる入力がなされたことを検知したならば(s205:y)、前記時間測定手段112は、記憶手段101に格納していたテストデータを読み出して前記ブレードサーバ200に送信する(s206)。また、それと共に、当該送信を実行した時刻のデータを自身の備える時計機能から取得して、この時刻データ(例:17:45:15:22)を記憶手段101に格納する(s207)。他方、前記入力インターフェース105でのユーザ入力がなされない間(s205:n)、前記時間測定手段112は、ブレードサーバ200へのテストデータ送信をストップしておく。
また、前記時間測定手段112は、前記テストデータに対する前記ブレードサーバ200での処理結果(=シンクライアント接続におけるシンクライアントサーバでの処理結果)を受信した時刻のデータを前記時計機能から取得し、この時刻データ(例:17:45:15:69)を記憶手段101に格納する(s208)。
時刻データを得た前記セキュリティPC100において、前記結果送信手段113は、前記時刻データと前記所在データを記憶手段101から読み出して、データ収集装置300に送信する(s209)。
一方、前記データ収集装置300のデータ格納手段310は、前記セキュリティPC100から前記時刻データ(例:送信17:45:15:22、受信17:45:15:69)と前記所在データ(例:米国、NH、boston、○○空港)を受信し、性能データとして記憶手段301の性能データテーブル127に格納する(s210)。
また、前記データ収集装置300の性能算定手段311は、前記記憶装置301の性能データテーブル127より、所在データが示す所在地別(例:米国、ボストン、○○空港)に時刻データを抽出し、各時刻データが示す送信実行と処理結果の受信の各時刻間の間隔を算定して通信時間(例:470ミリ秒)を特定し、前記所在地別の通信時間のデータを記憶手段301に格納する(s211)。
また、前記データ収集装置300の性能情報出力手段312は、入力インターフェース305ないし外部端末(例:ユーザが利用する端末)からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地(例:米国、ボストン、○○空港)に応じて前記記憶手段301の性能データテーブル127での検索を実行し、前記所在地に関する通信時間のデータ(例:470ミリ秒)を出力インターフェース306ないし前記外部端末に出力する(s212)。
−−−処理フロー例3−−−
図9は本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例3を示す図である。続いて、シンクライアント接続がエラーとなった場合(上記処理フロー例2のステップs204で「n」の場合)の処理について説明する。前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続がエラーとなった場合(s204:n)、前記セキュリティPC100のコード生成手段114は、前記コード化プログラム115を記憶手段101から呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段101に格納していた前記所在データとをコード化する(s300)。前記エラーのデータの例としては、図12に示す通りである。
前記コード生成手段114は、前記コード化データ(図13の画面1300におけるコード化画像1310)を出力インターフェース106に表示する(s301)。一方、前記ユーザは、セキュリティPC100の出力インターフェース106で前記コード化データを閲覧し、前記携帯電話機400の撮影手段420を前記コード化データの画像1310にかざし、入力インターフェース405でデコード指示を入力する。
この場合、前記携帯電話機400のデコード手段412は、前記ユーザからのデコード指示を受けて、前記セキュリティPC100の出力インターフェース106に表示されたコード化データの画像1310を前記撮影手段420で撮影して画像データを取得する(s302)。また、前記デコード手段412は、前記デコードプログラム411を記憶手段401から呼び出して実行し、前記画像データから前記エラーのデータと前記所在データとを取得する(s303)。
また、前記携帯電話機400のエラー報告手段413は、前記取得したエラーのデータと所在データを、記憶装置401から読み出した前記メールフォーム425に当てはめて電子メール(図14の電子メール1400)を生成する(s304)。また、前記エラー報告手段413は、当該電子メール1400を前記メーラー410により前記データ収集装置300宛てに送信する(s305)。
一方、前記データ収集装置300のデータ格納手段310は、前記携帯電話機400から前記電子メール1400を受信し、当該電子メール1400が含む前記エラーのデータと所在データとを性能データとして記憶手段301の性能データテーブル127に格納する(s306)。
他方、前記データ収集装置300の性能情報出力手段312は、入力インターフェース305ないし外部端末からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地に応じて前記記憶手段301の性能データテーブル127での検索を実行し、前記所在地に関するエラーのデータがあれば、これを出力インターフェース306ないし前記外部端末に出力する(s307)。
−−−処理フロー例4−−−
図10は本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例4を示す図である。続いて、前記セキュリティPC100が前記テストデータを予め保持していない場合の処理例について説明する。この場合、前記セキュリティPC100の時間測定手段112は、前記ブレードサーバ200とのシンクライアント接続が確立された場合、入力インターフェース105でのユーザの入力データを監視する(s400)。
そして、前記入力インターフェース105での入力データと、記憶手段101の規定情報テーブル126にて予め定めてある規定サイズないし規定属性(データ種など)とを照合する(s401)。
前記時間測定手段112は、前記ステップ401で前記規定サイズないし規定属性の入力データを特定し、ここで特定した入力データが前記ブレードサーバ200へ送信された時刻のデータを時計機能から取得して記憶手段101の測定データテーブル125に格納する(s402)。また、時間測定手段112は、前記入力データに対する前記ブレードサーバ200での処理結果が受信された時刻のデータを時計機能から同様に取得し、記憶手段101の測定データテーブル125に格納する(s403)。ここで測定データテーブル125に格納された時刻データは、所在データと共にセキュリティPC100からデータ収集装置300に送信されることとなる。
本発明によれば、セキュリティPCユーザの外出先における通信回線の性能データを効率的に収集し、他のセキュリティPCユーザに対しても情報開示可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態の回線性能データ収集システムのネットワーク構成図である。 本実施形態のセキュリティPC(シンクライアント端末)の構成例を示す図である。 本実施形態のブレードサーバの構成例を示す図である。 本実施形態のデータ収集装置の構成例を示す図である。 本実施形態の携帯電話機の構成例を示す図である。 本実施形態における、(a)測定データテーブル、(b)規定情報テーブル126、(c)性能データテーブルの各データ構造例を示す図である。 本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例1を示す図である。 本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例2を示す図である。 本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例3を示す図である。 本実施形態における回線性能データ収集方法の処理フロー例4を示す図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態におけるエラー内容例を示す図である。 本実施形態における画面例2を示す図である。 本実施形態における画面例3を示す図である。
符号の説明
10 回線性能データ収集システム
100 セキュリティPC(シンクライアント端末)
101、201、301 HDD(Hard Disk Drive)
102、202、302、402 プログラム
103、203、303、403 RAM(Random Access Memory)
104、204、304、404 CPU(Central Processing Unit)
105、205、305、405 入力インターフェイス
106、206、306、406 出力インターフェイス
107、207、307、407 通信手段、NIC(Network Interface Card)
108、208、308、408 フラッシュROM
109、209、309、409 ブリッジ
110 所在データ取得手段
111 接続確立手段
112 時間測定手段
113 結果送信手段
114 コード生成手段
115 コード化プログラム
116、236 OS
120、220、320、422 電源
125 測定データテーブル
126 規定情報テーブル
127 性能データテーブル
130、230 ビデオカード
135、235 BIOS
140 ネットワーク
144 USBポート
160 I/Oコネクタ
170 リモートクライアントプログラム
171、271 暗号化通信プログラム
200 ブレードサーバ(サーバ)
270 リモートサーバプログラム
300 データ収集装置
310 データ格納手段
311 性能算定手段
312 性能情報出力手段
400 携帯電話機
410 メーラー
411 デコードプログラム
412 デコード手段
413 エラー報告手段
420 撮影手段
425 メールフォーム
500 施設サーバ

Claims (11)

  1. ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、
    データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段と、
    一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する手段と、
    シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立の開始指示を、シンクライアント端末とサーバとのシンクライアント接続処理を実行する接続確立手段に通知する、所在データ取得手段と、
    前記シンクライアント接続確立の開始指示を前記所在データ取得手段から受けて、シンクライアント接続確立の処理を開始し、記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する接続確立手段と、
    前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する、時間測定手段と、
    前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する、結果送信手段と、
    前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する、コード生成手段と、を有したシンクライアント端末、
    を備えることを特徴とする回線性能データ収集システム。
  2. ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、
    前記シンクライアント端末から前記時刻データと前記所在データを受信し、性能データとして記憶手段に格納するデータ格納手段と、
    前記記憶装置の性能データより、所在データが示す所在地別に時刻データを抽出し、各時刻データが示す送信実行と処理結果の受信の各時刻間の間隔を算定して通信時間を特定し、前記所在地別の通信時間のデータを記憶手段に格納する、性能算定手段と、
    入力インターフェースないし外部端末からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地に応じて前記記憶手段での検索を実行し、前記所在地に関する通信時間のデータを出力インターフェースないし前記外部端末に出力する、性能情報出力手段と、
    を有したデータ収集装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の回線性能データ収集システム。
  3. 画像の撮影手段と、
    携帯電話網を介して電子メールの送受信を実行するメーラーと、コード化データのデコードプログラムと、宛先が前記データ収集装置に設定済みのメールフォームとを格納した記憶手段と、
    前記シンクライアント端末の出力インターフェースに表示されたコード化データの画像を前記撮影手段で撮影して画像データを取得し、前記デコードプログラムを呼び出して実行し、前記画像データから前記エラーのデータと前記所在データとを取得するデコード手段と、
    前記取得したエラーのデータと所在データを、記憶装置から読み出した前記メールフォームに当てはめて電子メールを生成し、当該電子メールを前記メーラーにより前記データ収集装置宛てに送信するエラー報告手段と、
    を有した携帯電話機を備えることを特徴とする請求項2に記載の回線性能データ収集システム。
  4. 前記データ収集装置において、
    前記データ格納手段が、前記携帯電話機から前記電子メールを受信し、当該電子メールが含む前記エラーのデータと所在データとを性能データとして記憶手段に格納し、
    性能情報出力手段が、入力インターフェースないし外部端末からの情報要求を受け付けて、当該情報要求が示す所在地に応じて前記記憶手段での検索を実行し、前記所在地に関するエラーのデータを出力インターフェースないし前記外部端末に出力する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の回線性能データ収集システム。
  5. 前記シンクライアント端末の時間測定手段が、
    前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、入力インターフェースでのユーザの入力有無を監視し、前記入力インターフェースでのユーザによる入力がなされたことを検知して前記テストデータを前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回線性能データ収集システム。
  6. 前記シンクライアント端末の接続確立手段が、
    入力インターフェースからシンクライアント接続確立指示を受けて、前記所在データの入力用画面の表示指示を前記所在データ取得手段に通知し、
    前記シンクライアント端末の所在データ取得手段が、
    前記表示指示を前記接続確立手段から受けて、前記入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力を受け付けて記憶手段に格納する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の回線性能データ収集システム。
  7. 前記シンクライアント端末の所在データ取得手段が、
    シンクライアント端末の所在地に対応する施設が備える施設サーバに対し、当該施設サーバが記憶手段に記憶している、サーバ属性、施設がシンクライアント端末に提供するネットワーク環境の属性、および施設属性の少なくともいずれかのデータをリクエストし、このリクエストに応じて前記施設サーバが返信した応答データを取得し、この応答データを前記所在データに含めて記憶手段に格納する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の回線性能データ収集システム。
  8. 前記シンクライアント端末の時間測定手段が、
    前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、入力インターフェースでのユーザの入力データを監視して、当該入力データと、記憶手段にて予め定めてある規定サイズないし規定属性とを照合し、前記規定サイズないし規定属性の入力データを特定し、ここで特定した入力データが前記サーバへ送信された時刻のデータを記憶手段に格納し、前記入力データに対する前記サーバでの処理結果が受信された時刻のデータを記憶手段に格納する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の回線性能データ収集システム。
  9. ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段とを備えるコンピュータが、
    一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する処理と、
    シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立を開始する処理と、
    記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する処理と、
    前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する処理と、
    前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する処理と、
    前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する処理と、
    を実行することを特徴とする回線性能データ収集方法。
  10. ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、
    データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段と、
    一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する手段と、
    シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立の開始指示を、シンクライアント端末とサーバとのシンクライアント接続処理を実行する接続確立手段に通知する、所在データ取得手段と、
    前記シンクライアント接続確立の開始指示を前記所在データ取得手段から受けて、シンクライアント接続確立の処理を開始し、記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する接続確立手段と、
    前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する、時間測定手段と、
    前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する、結果送信手段と、
    前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する、コード生成手段と、
    を有したシンクライアント端末。
  11. ネットワークを介して他装置と通信する通信手段と、データをコード化するコード化プログラムを格納する記憶手段とを備えるコンピュータに、
    一定期間にわたってユーザのタイピング履歴を記録し、当該タイピング履歴に基づいて、該当ユーザにおける、所定時間当たりの平均タイピング文字数を算定し、当該算定した平均タイピング文字数に対応するサイズの所定データをテストデータとして記憶手段に格納する処理と、
    シンクライアント端末の所在データについての入力用画面のデータを記憶手段から読み出して出力インターフェースに表示し、前記入力用画面を介して所在データの入力をユーザから受け付けて記憶手段に格納し、前記所在データを前記記憶手段へ格納したことを契機に、シンクライアント接続確立を開始する処理と、
    記憶手段からシンクライアント接続先となるサーバの情報を読み出し、当該情報に基づいて前記サーバとのシンクライアント接続確立の処理を実行する処理と、
    前記サーバとのシンクライアント接続が確立された場合、記憶手段に格納していたテストデータを読み出して前記サーバに送信すると共に、当該送信を実行した時刻のデータを記憶手段に格納し、前記テストデータに対する前記サーバでの処理結果を受信した時刻のデータを記憶手段に格納する処理と、
    前記時刻データと前記所在データを記憶手段から読み出して、データ収集装置に送信する処理と、
    前記サーバとのシンクライアント接続がエラーとなった場合、前記コード化プログラムを呼び出して実行し、前記エラーのデータと前記記憶手段に格納していた前記所在データとをコード化し、コード化データを出力インターフェースに表示する処理と、
    を実行させるプログラム。
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