JP4904839B2 - 金型管理システムおよびこの金型管理システムによる金型管理方法 - Google Patents

金型管理システムおよびこの金型管理システムによる金型管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、金型管理システムおよび金型管理システムの金型管理システムによる金型管理方法に関する。
近年、金型の管理に、無線IDタグの使用が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
従来の提案は、金型内に小さな穴を穿ち、そのなかに無線IDタグを入れて、このIDタグに様々な情報を書き込み、また、IDタグとの無線通信によって金型の集中管理をしようと言うものである。
特開2003−164924号公報
金型と称されるものには様々なものがある。たとえば、鍛造プレスに用いる金型は、使用中は高温(たとえば200℃以上)にさらされているため、従来のように金型内に直接IDタグを埋め込むと使用中の熱で壊れてしまうおそれが高い。
また、鍛造プレスは、プレス時に大きな振動が加わるため、IDタグがその振動に耐えられない恐れもある。なお、振動による影響は鍛造プレスに限らず、方形成や型抜きなどでも生じるため、IDタグの埋め込みには振動によって不良が発生する可能性がある。
また、金型の使用方法として1つの工程で複数の金型を使用する工程があり、このような場合一つひとつの金型にIDタグが埋め込まれていると、かえって金型からの情報の読み出しが面倒なことがある。たとえば金型がプレスマシンにセットされる際の情報の読み書きには、プレスマシンに人が近づくことが原則禁止されているため、金型のセット前または後に一つひとつの金型近くにリーダを持って行って情報の読み書きをしなければならず不便である。
これらのことから、IDタグを金型へ埋め込んで使用することは、実用上難しいのが現状である。
そこで本発明の目的は、IDタグを金型に埋め込むことなく、金型管理に使用する金型管理システムおよびその方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、1セットで使用される複数の金型の一つひとつに対応付けされ、前記金型の移動と共に移動させる無線IDタグと、複数の工程に設けられ、前記無線IDタグの情報を読み取る読み取り手段と、前記無線IDタグを識別する識別番号、前記無線IDタグに対応付けされた前記金型の情報、および前記無線IDタグから情報を読み取った前記読み取り手段の設置されている前記工程を対応付けして管理するデータ管理手段と、を有し、前記1セットには、前記無線IDタグとは別の無線IDタグよりなる親IDタグが付加されており、前記データ管理手段は、前記親IDタグの識別番号と前記1セット内の前記無線IDタグの識別番号を対応付けして記憶していることを特徴とする金型管理システムである。
また、上記目的を達成するための本発明は、上記金型管理システムを使用した金型管理方法であって、前記読み取り手段に載せられた前記無線IDタグおよび親IDタグに記憶されている情報を読み取る段階と、読み取った前記無線IDタグの識別番号に、当該識別番号の前記無線IDタグに対応付けされた金型の情報、および情報を読み取った前記読み取り手段の設置されている工程を対応付けして記憶する段階と、前記親IDタグの識別番号に対応付けされた前記無線IDタグが過不足なくすべて含まれているか否かを判断する段階と、を有することを特徴とする金型管理方法である。
本発明によれば、1セットで使用される複数の金型の一つひとつに無線IDタグを対応させて、金型のセットと共に工程間を移動させ、無線IDタグのそれぞれを識別する識別番号、無線IDタグに対応付けされた金型の情報、および無線IDタグから情報を読み取った工程を対応付けして管理することとしたので、セットで移動する複数の金型の情報を個別に管理できると共に、1セットとしても管理することができる。
また、1セットの無線IDタグには、さらに親IDタグを設けたので、この親IDタグの識別番号と1セットの各無線IDタグの識別番号を対応付けて記憶しておくことで、1セット内における複数の金型と対応付けした無線IDタグの過不足を簡単に検証することができる。
まず、ここで、金型の管理について鍛造プレス工程に用いられる金型を例に説明する。
鍛造プレス工程に用いられる金型は、多くの場合、一つのプレス工程、すなわち一つのワークを製造する際に複数の金型が用いられる。しかも、それら複数の金型は形状やワークとの接触箇所など様々な使用条件や使用環境によって摩耗の度合いが異なる。このため1工程で使用される金型であってもそれぞれの金型の寿命が異なるため、一つひとつの金型が個別にしかも異なる時期に生産され、交換されてゆく。
したがって、このような鍛造プレスの金型は、複数の金型であっても、それらは特定の工程で使用されるものであるため常に1セットとして管理する必要がある一方、一つひとつの金型においても製造から寿命がくるまでの履歴を管理する必要がある。
本発明を適用した本実施形態では、一つセットとして用いられる複数の金型をその製造から寿命まで管理することのできる金型管理システムである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、金型管理システムの構成を示すブロック図である。
この金型管理システム1は、金型の管理データを記憶蓄積しているデータサーバ11(データ管理手段)と、金型と共に移動させる無線IDタグ(以下IDタグ12と称する)と、IDタグ12のデータを読み出すカードリーダ(読み取り手段)とからなる。ここで、カードリーダは、金型となる素材を受け入れる素材受け入れ工程#1に配置された第1カードリーダ31、金型自身の製作および補修を行う金型工程#2に配置された第2カードリーダ32、できあがった金型の検査を行う検査工程#3に配置された第3カードリーダ33、および金型が使用される鍛造を行うプレスマシン工程#4の近傍に置かれた第4カードリーダ34である。
データサーバ11は、一つひとつの金型の履歴管理を行うために一つひとつの金型について、様々な情報を記憶している。記憶している情報(管理データと称する)は、たとえば、IDタグ12の識別番号、そのIDタグ12の現在工程、そのIDタグ12で管理している金型の識別番号および名称、そのIDタグ12で管理している金型の使用履歴、そのIDタグ12で管理している金型で製作するワークの識別番号などである。
IDタグ12の識別番号は金型と共に移動させる一つひとつのIDタグ12を識別するための識別番号(または識別符号)である。現在工程はIDタグ12の情報を読み取ったカードリーダの設置されている工程(またはその場所)である。金型の識別番号および名称はそのIDタグ12で管理している金型に付されている識別番号と名称である。使用履歴はプレスマシンにセットされて何回使用されたか(たとえばプレスしたワークの数)を記憶したものである。ワークの識別番号は、後述するように1セットとして製造するワークの識別番号である(ワークの識別番号はワークの図面番号などであってもよい)。
また、管理データとしては、その他に、さらに素材の識別番号、金型の設計図識別番号、金型の製作日時、金型の補修の有無(および補修された場合にはその日時)、補修された金型の場合は補修後の使用回数(すなわち、補修が行われた金型については使用履歴として、金型が製作後新品で使用されたプレス回数だけでなく、補修が行われた後のプレス回数が記憶される)などを記憶するようにしてもよい。
このデータサーバ11は、さらにこのデータサーバ11の管理している情報を閲覧することのできる他のコンピュータ51(情報閲覧手段の一つである)とネットワークによって接続されている。したがって、他のコンピュータ51は、上述した様々な情報を閲覧することが可能となっている。また他のコンピュータ51の一部からは管理のために上述した情報の一部または全部の取り出しや書き換えも可能となっている。
IDタグ12は、一般的に使用されているものでよく、無線通信機能を備えたカード状のものでRFID(Radio Frequency Identification)と称されている。RFIDは、カード内に埋設されたコイル状配線を利用して、外部からの無線周波により電力の供給を受けると共に、その無線周波によって非接触で外部のリーダ/ライター装置によりデータの読み出し/書き込みが行われる。RFID内には、このための微小なコントローラとメモリが形成された半導体チップを内蔵している。
このようなRFIDには、様々な種類のものがあるが、好ましくは、図2に示すように、複数のカード(IDタグ12)を積層した状態で各カードの情報を読み出すことのできる積層タグが好ましい。これは、後述するように1セットの金型に対応した複数のカード(IDタグ12)をトレイ型カードリーダ13に重ねて入れた状態で情報の読み出しを行うことができるためである。
本実施形態では、このIDタグ12を管理する金型一つひとつに1枚ずつ対応させて一緒に移動させるようにしている。そのために、IDタグ12は、たとえば、金型管理のための帳票などと一緒に袋に入れて金型の移動と共に、各工程を移動させている。
このようなIDタグ12に記憶させている情報は、一つひとつのIDタグ12を識別するためのIDタグ12の識別番号があればよい、これは、上述したように各IDタグ12の識別番号に対応させて各金型の情報をデータサーバ11において管理しているためである。もちろん、IDタグ12には、その他の情報を記憶させておいてもよく、たとえば、そのIDタグ12に対応付けした金型の基本情報などを記憶させるようにしてもよい。基本情報としては、金型そのものの識別番号、金型の素材種別、使用されるプレスマシンの種別や番号、金型の図面番号、その金型によって製造されるワークの識別番号および図面番号などがある。
また、IDタグ12は、その識別番号や金型の識別番号、金型名称などが目視でもわかるように、その表面に文字書き込み可能なタイプのものが好ましい。
カードリーダは、IDタグ12のデータを読み出す装置である。IDタグ12がカード形状であるため、カードリーダと称している。
カードリーダは前述のように各工程に少なくとも1台用意している。ここで用いるカードリーダは、図3に示すように、トレイ型のカードリーダ(トレイ型カードリーダ13)である。トレイ型カードリーダ13は、IDタグ12(カード)内に埋設されたコイル状配線に対して無線周波を与えるアンテナと、アンテナから受信した無線周波による信号からカード内の情報を読み出すコントローラが組み込まれている(共に不図示)。
トレイ型カードリーダ13は、直接データサーバ11からデータの読み出し指令に応じてカードデータの内容を読み出してデータサーバ11に送信する。なお、トレイ型カードリーダ13とデータサーバ11との接続は有線でもよいし無線でもよい。
各工程#1〜#4には、必要に応じて端末100(パソコンなどからなり、情報閲覧手段としても機能する)が設けられている。この端末100は、それぞれ設置されている工程にあるトレイ型カードリーダ13と接続されている。そして端末100からローカルでIDタグ情報の読み出しも可能となっている。
また、この端末100には必要に応じてIDタグ12に情報を書き込むカードライター(不図示)が接続されている。特に、素材受け入れ工程#1では、受け入れた素材とIDタグ12を対応付けするために、IDタグ12の識別番号と金型の情報などをIDタグ12に書き込むために、端末100およびカードライターが必要となる。なお、カードライターは、別途設けてもよいが、トレイ型カードリーダ13によって兼用させるようにしてもよい。
さらに、各端末100は、他のコンピュータ51と同様にデータサーバ11と接続されており、自工程にあるIDタグ12の情報のみならず、データサーバ11に蓄積されている他のIDタグ12の情報もいつでも取り出せるようになっている。また、各端末100は、データサーバ11からの指示により各端末100で警告の表示などが行われるようにしている。
なお、このような端末100は、本実施形態においては、データサーバ11に蓄積するためのIDタグ12の情報読み取りに使っているものではないため、本発明として必ず必要になるものではない。しかし、IDタグ12の情報は、このような端末となるパソコンなどでいったん読み取り、その後データサーバ11に端末から送信して蓄積するようにしてもよい。
ここで、鍛造金型について簡単に説明する。
図4は、鍛造金型の概略を示す概略図である。
鍛造金型は周知のように、鍛造プレスマシンに設置されて使用されるものである。図4に示すように、鍛造金型は、一つのワーク形成のために複数の部位に分かれている。そして、複数に分かれている各金型201〜205は、それぞれが別々に素材から形成されている。また、各金型201〜205は、その形状の違いからワーク(鍛造によって形成される部品素材など)との当たり具合が異なるため、摩耗などの劣化の程度が仕様履歴(主にプレス回数)によって異なる。このため、各金型201〜205ごとに、劣化が生じた場合には補修や取り替えなどを行っている。
一方、1つのワーク形成に対して複数の金型が用いられているものの、製造するワークが異なると、各金型は鍛造プレスマシンに対して1セットとしてすべての金型が交換されることになる。
したがって、金型の管理には、金型ごとに履歴と共に、1つのワークに対して1セットとしての管理が必要となる。
このため、本実施形態では、各金型201〜205にそれぞれ1枚のIDタグ12を対応付けすると共に、図3に示したように、1セットになる複数のIDタグ12を一つのカードケース210に入れて、1セットごとにひとまとめにして管理するようにしている。カードケース210は、たとえばプラスチックケースやビニールケースなどでありファスナーやボタンなどによって開閉可能で、中のIDタグ12はいつでも取り出し自在となっている。
そして、カードケース210にはそのセットを管理するためにさらに親IDタグ211を付加している。親IDタグ211は、そのケースに収納されている各IDタグ12に対応した金型セットによって製造されるワークと対応付けされていて、やはりデータサーバ11において管理されている。したがって、データサーバ11には、親IDタグ211の識別番号に、その親IDタグ211で管理する複数のIDタグ12の識別番号を対応付けして、親IDタグ211の管理データとして登録しておく。
なお、カードケース210は、なかのIDタグ12とは別に親IDタグ211が着脱自在に収納できるようにしてある。このためには、たとえばカードケース210には、親IDタグ211を入れるための専用のポケットなどを付けておくと便利である。
親IDタグ211の管理データとしては、この他に、たとえば、そのセットで製造するワークの識別番号などそのセットに関するデータも登録するようにしてもよい。なお、1セットとしてのデータは、親IDタグ211自体に書き込まれていてもよいし、データサーバ11に記憶させておいて、親IDタグ211の識別番号などから読み出せるようにしておいてもよい。
データサーバ11は、親IDタグ211の情報を読み取った時点で、その親IDタグ211が付いているカードケース210に収納されている各IDタグ12の情報を一緒に読み出すことになる。したがって、読み取った親IDタグ211の情報からそのセットで使用される金型を管理している各IDタグ12がどれであるかも知ることができる。仮に、セットとなる複数のIDタグ12のうち1枚(あるいは数枚でもよい)が、親IDタグ211の情報と共に読み込まれたIDタグ12の情報として存在しない場合には、1セットの金型として管理している実際の金型も存在しないことがわかる。また逆に、親IDタグ211の情報から得られる金型とは無関係なIDタグ12の情報を読み込んだ場合には、そのセットとは関係ない金型が入っていることがわかる。
次に本実施形態の作用を説明する。
図5および図6は金型管理の処理手順を示すフローチャートである。
ここでは、プレスマシン工程#4で、プレスマシンに金型が入れ替えられたときの処理を示す。なお、他の工程#1〜#3においても同様である。
まず、金型がプレスマシンへのセットが行われると共に、その金型と共に移動させる複数のIDタグ12がトレイ型カードリーダ13にセットされる(S1)。このステップは作業員によって行われる。つまり複数のIDタグ12は、上述したように親IDタグ211の付いたカードケース210ごと移動されて、カードケース210ごとトレイ型カードリーダ13の上に載せられる。
データサーバ11は、セットされたIDタグ12の情報を読み取る(S2)。このとき、一つひとつの金型に対応した各IDタグ12の情報と共に親IDタグ211の情報も読みとる。IDタグ情報の読み取りは、たとえばデータサーバ11が各工程にあるカードリーダを、ここで説明する一連の処理と共に順位読み取りスキャンを行って読み取るようにしている。なお、このような順次スキャン読み取りに代えて、セットされるごとに各工程から読み取り指示を出すようにしてもよい。
続いて、データサーバ11は、読み取ったすべてのIDタグ12の識別番号をキーにしてデータサーバ11内の記憶領域を検索し、その識別番号を持つ管理データの現在工程の項目を、IDタグ情報を読み取った工程の番号に書き換える(S3)。
続いて、データサーバ11は、読み取った親IDタグ211と複数のIDタグ12の情報を照合して、1セットの金型として過不足がないかどうかを検証する(S4)。
この検証の結果、親IDタグ211の情報に対して、余分なIDタグ12が含まれている場合は(S5:Yes)、その旨の警告と共に、読み取った余分なIDタグ12の情報を表示する(S51)。なお、この表示はデータサーバ11により管理している工程の各端末100に行う。この警告表示が行われた場合、現場の作業員は、警告表示を受けて、余分なIDタグ12を抜き取ると共に、余分なIDタグ12の情報から実際の金型の有無を検査する。
また検証の結果、親IDタグ211の情報に対して、IDタグ12が足りない場合は(S6:Yes)、その旨の警告と共に、足りないIDタグ12の情報を表示する(S61)。この場合、現場の作業員は、警告表示を受けて、不足IDタグ12の情報から実際の金型の有無を検査すると共に、端末100からデータサーバ11にアクセスして、不足IDタグ12の存在位置を確認する。なお、不足IDタグ12の確認は、不足IDタグ12があることが判明した時点で自動的に行い、不足IDタグ12の存在位置も不足IDタグ12の警告と共に表示するようにしてもよい。
なお、警告表示(S51、S61)の後は、ステップS2へ戻って処理を継続する。
一方、IDタグ12の過不足がない場合は(S5:No、S6:No)、続いて、データサーバ11は、読み取ったIDタグ12の識別番号を持つ管理データの使用履歴の項目をプレスマシンのプレス回数に応じて順次書き換える(S7)。なお、プレス回数は、通常、プレスマシンがプレスを行った回数をカウントしているので、そのデータをプレスマシンから取得するとよい。
ここで、一部の金型の交換が行われた場合は(S8:Yes)、データサーバ11は親IDタグ211の管理データから、旧金型を管理するIDタグ12の識別番号を破棄し、新たな金型を管理するIDタグ12の識別番号を書き加える(S9)。この処理は、作業員により、金型交換が行われた旨の指示入力をキーとして、トレイ型カードリーダ13にセットされているIDタグ12のなかから、なくなったIDタグ12のIDタグ12識別番号を破棄し、新たにトレイ型カードリーダ13にセットされたIDタグ12の識別番号を書き加えることになる。
その後処理はステップS2へ戻りIDタグ情報の読み取りが行われる。
以上説明した本実施形態によれば、複数の金型からなる金型のセットと一緒に、金型一つひとつに対応させたIDタグ12(カード)をセットで移動させる一方、金型の管理データは各IDタグ12の識別番号と共にデータベースで管理することとしたので、データベースから、各金型の履歴や現在の工程などを、各工程の端末100はもとより、データベースに接続された他のコンピュータ51からいつでも見ることができる。
また、IDタグ12自体は金型と共に移動させるものの金型そのものには接していないため、金型が受ける熱による影響はない。
また、本実施形態では、積層タグとそれを載せるトレイ型カードリーダ13を用いたことで金型と共に移動される帳票と共にIDタグ12をトレイ型カードリーダ13に載せるだけでIDタグ12からの情報は収集されるため、特別な作業もいらずIDタグ12そのものの管理や取り扱いが簡単である。
金型のセットと一緒に移動させる複数のIDタグ12は、一つのカードケース210に収めて、そのカードケース210には親IDタグ211を付け、データサーバ11で、親IDタグ211カードケース以内の複数のIDタグ12を関連付けして管理することとしたので、カードケース210ごとカードリーダに載せるだけで、親IDタグ211と共に複数のIDタグ12の情報が読み込まれて、セット内容の検証を行うことができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。たとえば、上述した実施形態では、積層タグを用いることとしたが、積層タグ以外にも、情報の読み取りに隙間が必要なFRIDを用いてもよい。この場合、たとえば、図7に示すように、つい立て131入りのカードリーダ130を用いればよいこのつい立ての一つひとつにカード状の各FRIDを立てておくことでFRIDの間に隙間を開けておくことができる。
本発明は、鍛造プレスに好適である。また、本発明は、鍛造金型以外にも、複数の金型を一緒に移動させる工程で使用することができる。
金型管理システムの構成を示すブロック図である。 積層タグを説明するための説明図である。 トレイ型カードリーダの概略図である。 鍛造金型の概略を示す概略図である。 金型管理の処理手順を示すフローチャートである。 金型管理の処理手順を示すフローチャートである。 他の形態のカードリーダの概略図である。
符号の説明
1…金型管理システム、
11…データサーバ、
12…IDタグ12、
13…トレイ型カードリーダ、
31…第1カードリーダ、
32…第2カードリーダ、
33…第3カードリーダ、
34…第4カードリーダ、
51…他のコンピュータ、
100…端末、
101…カードライター、
210…カードケース。

Claims (6)

  1. 1セットで使用される複数の金型の一つひとつに対応付けされ、前記金型の移動と共に移動させる無線IDタグと、
    複数の工程に設けられ、前記無線IDタグの情報を読み取る読み取り手段と、
    前記無線IDタグを識別する識別番号、前記無線IDタグに対応付けされた前記金型の情報、および前記無線IDタグから情報を読み取った前記読み取り手段の設置されている前記工程を対応付けして管理するデータ管理手段と、を有し、
    前記1セットには、前記無線IDタグとは別の無線IDタグよりなる親IDタグが付加されており、前記データ管理手段は、前記親IDタグの識別番号と前記1セット内の前記無線IDタグの識別番号を対応付けして記憶していることを特徴とする金型管理システム。
  2. 前記読み取り手段は、トレイ形状であり、
    前記無線IDタグは、トレイに積層した状態で情報の読み取りが可能な積層タグであることを特徴とする請求項1記載の金型管理システム。
  3. 前記工程は、前記金型となる素材を受け入れる素材受け入れ前記工程、前記金型自身の製作および補修を行う金型工程、できあがった前記金型の検査を行う検査工程、および前記金型を前記1セットで使用する鍛造プレスマシンを備えた工程を有することを特徴とする請求項1または2記載の金型管理システム。
  4. 前記金型の情報は、前記金型の使用履歴を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の金型管理システム。
  5. 前記データ管理手段は、前記データ管理手段が管理している情報を閲覧することのできる情報閲覧手段が接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の金型管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の金型管理システムを使用した金型管理方法であって、
    前記読み取り手段に載せられた前記無線IDタグおよび親IDタグに記憶されている情報を読み取る段階と、
    読み取った前記無線IDタグの識別番号に、当該識別番号の前記無線IDタグに対応付けされた金型の情報、および情報を読み取った前記読み取り手段の設置されている工程を対応付けして記憶する段階と、
    前記親IDタグの識別番号に対応付けされた前記無線IDタグが過不足なくすべて含まれているか否かを判断する段階と、
    を有することを特徴とする金型管理方法。
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