JP2007055783A - 製品物流管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】製品を外箱に格納して配送する製品の物流管理において、外箱と製品との整合性を確認でき、また製品無線タグのデータ内容の修復を可能とすることである。
【解決手段】トナーカートリッジ20を外箱30に格納して配送を行う製品物流管理システム10は、生産工場12でトナーカートリッジ20に製品無線タグ22が付され、製品倉庫14においてその外箱30に外箱無線タグ32が付される。外箱無線タグ32は、物流の識別データとともに、製品無線タグ22に記憶される製品データの一部を共通参照データとして有する。物流の途中の補修地点17において、製品無線タグ22と外箱無線タグ32のそれぞれの共通参照データを比較して外箱30とトナーカートリッジ20との整合性を判断し、整合がないときはデータセンタ60から外箱無線タグ32の共通参照データに該当する製品データを読み出して製品無線タグ22に再書き込みする。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品の物流管理システムに係り、特に、製品を外箱に格納して配送する製品の物流管理システムに関する。
製品の物流管理を行うものとして、製品の識別情報、例えば製品名等をバーコードで表し、製品の表面にバーコードラベルを貼り付け、バーコードリーダでバーコードを読み取る方式が周知である。
バーコードの内容は、通常製品名であり、その製品の個体情報、例えば同一製品の中のシリアル番号等のデータを入れるにはデータ容量が不足することがある。また、ラベルに印刷されたバーコードは書き換えることができず、データが変更になると、新しく別のバーコードラベルを用いる必要がある。そこで、メモリ容量が大きく取れ、データを書き換えることができるものとして、近年無線機能付メモリモジュールが用いられる。無線機能付メモリモジュールとは、データを読み書きできるメモリと、アンテナ等を組み合わせて1つの小型モジュールとしたもので、外部のリーダライタとの間で非接触の無線通信を行い、無線機能付メモリモジュールにデータを書き込み、また、無線機能付メモリモジュールに記憶されているデータを読みだすことができるものである。このような無線機能付メモリモジュールとしては、無線機能付のICカードや、部品に取り付けられるいわゆる無線タグ(TAG)あるいはIDタグ等が知られている。
例えば、特許文献1には、IDタグを付した白衣の個別管理システムが開示される。また、特許文献2には、画像形成装置において赤外線通信手段を用いて外部装置から不揮発性メモリに画像形成装置の動作条件を入力し、また不揮発性メモリに記憶されている動作条件を読み出して外部装置に送信させる技術が開示されている。
また、特許文献3には製品配置システムの棚に陳列される多数の物品の間違い配置検査について2種類の情報タグを用いて行うことが開示される。ここでは、棚に棚側情報タグを、各物品に物品側情報タグを付し、それぞれに記憶されている情報を情報検査装置によって読み出し、比較して所定の棚位置に所定の物品が配置されているかを検査する。すなわち、情報検査装置によって、棚側情報タグに記憶されている棚内の位置特定情報を読み出し、これをメモリ手段に暫定記憶し、ついで物品側情報タグに記憶されている棚位置配置情報を読み出し、これをメモリ手段に暫定記憶されたデータと比較して棚内位置の合致を判定することができる。
なお、無線タグ等の無線機能付メモリデバイスのデータ処理に関する方式等を国際的に統一する提案として、例えば、米国のMIT等が提唱するETCグローバル及びオートIDセンタ、わが国の坂村教授等が提唱するユビキタスIDセンタ等がある。これらによれば、例えばID付与及び128ビットのフォーマット等が統一され、これに従う環境下において、世界中どこでもデータの読み取りが可能になることが提案される。
特開2002−169879号公報 特開平9−179457号公報 特開2001−247209号公報
このように、無線タグ等の無線機能付メモリデバイスを利用して、製品の識別管理や物流管理を行うことが実際に行われている。そして、製品を外箱等の梱包を用いて顧客との配送を行う場合には、製品と外箱にそれぞれ無線タグを付すことが考えられる。すなわち、製品の識別データや製品固有の品質データ等は、製品固有のものであるので、これらのデータを記憶する無線タグは製品無線タグとして製品に直接付し、梱包外箱に付した無線タグを外箱無線タグとして、例えば製品を外箱に格納するとき等において製品無線タグと外箱無線タグとの対応付けを行い、外箱を用いる物流管理には外箱無線タグを用いる。
この場合に、物流の途中において製品無線タグのデータが何らかの事故あるいは故意により破壊され、あるいは改ざんされることがあると、製品無線タグと外箱無線タグとの対応付けが断絶する。したがって、外箱に格納された中身が果たして正しいか否かを無線タグのデータ内容だけからでは保証することができなくなる恐れがある。
また、このように物流の途中で一旦破壊又は改ざんされると、その製品が製造メーカ等に回収されるまで修復することができず、物流管理が十分に行えなくなる。
本発明の目的は、製品を外箱に格納して配送する製品の物流管理において、製品無線タグのデータ内容が破壊等されても、容易に修復可能な製品物流管理システムを提供することである。また、他の目的は、製品を外箱に格納して配送する製品の物流管理において、外箱に格納された中身の製品が正しいか否かを容易に判断することを可能にする製品物流管理システムを提供することである。以下の手段は、上記目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係る製品物流管理システムは、外箱に格納された製品の物流管理システムにおいて、製品に固着され無線交信により製品データを読み書き可能な製品無線タグと、外箱に固着され無線交信によりデータを読み出し可能な外箱無線タグであって、識別データを記憶する識別データ部と、製品無線タグに記憶される製品データの一部を共通参照データとして記憶する共通データ部とを有する外箱無線タグと、各製品の製品データにおける共通参照データに対応するデータにそれぞれ対応付けて、各製品の製品データを記憶する製品データ記憶手段と、外箱無線タグより読み出された共通参照データに基づき、その共通参照データに該当する製品の製品データを製品データ記憶装置から読み出し、読み出された製品データを、その外箱に格納された製品の製品無線タグに再び書き込む製品データ再書込手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る製品物流管理システムは、外箱に格納された製品の物流管理システムにおいて、製品に固着され無線交信により製品データを読み書き可能な製品無線タグと、外箱に固着され無線交信によりデータを読み出し可能な外箱無線タグであって、識別データを記憶する識別データ部と、製品無線タグに記憶される製品データの一部を共通参照データとして記憶する共通データ部とを有する外箱無線タグと、外箱無線タグより読み出された共通参照データと、製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、外箱と製品との整合を判断する判断手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る製品物流管理システムにおいて、さらに、外箱無線タグより読み出された共通参照データと、製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、外箱と製品との整合を判断する判断手段を備えることが好ましい。
また、本発明に係る製品物流管理システムにおいて、さらに、製品を格納した外箱を複数個まとめて搭載したパレットに固着され無線交信によりデータを読み出し可能なパレット無線タグであって、搭載内容識別データを記憶する搭載内容識別データ部を有するパレット無線タグを備えることが好ましい。
また、本発明に係る製品物流管理システムにおいて、搭載内容識別データは、搭載された外箱数量と各外箱の識別データとを含み、さらに、各外箱について、当該外箱無線タグより読み出された共通参照データと、当該外箱に格納された当該製品の製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、当該外箱と当該製品との整合を判断する判断手段と、を備えることが好ましい。
また、共通参照データは、製品の個別データの中における最小基底データをそのまま用いることが好ましい。
また、本発明に係る製品物流管理システムにおいて、外箱無線タグの使用周波数帯は、製品無線タグの使用周波数帯より高周波数側であることが好ましい。
上記構成の少なくとも1つにより、外箱無線タグは、識別データを記憶する識別データ部と、製品無線タグに記憶される製品データの一部を共通参照データとして記憶する共通データ部とを有する。そして、各製品の製品データにおける共通参照データに対応するデータにそれぞれ対応付けて、各製品の製品データを記憶する製品データ記憶手段を用いて、外箱無線タグより読み出された共通参照データに該当する製品の製品データを製品データ記憶装置から読み出し、読み出された製品データを、その外箱に格納された製品の製品無線タグに再び書き込む。したがって、物流の途中で製品無線タグのデータ内容が破壊等されても、元通りに修復をすることができる。
また、上記構成の少なくとも1つにより、外箱無線タグは、識別データとは別に、製品無線タグに記憶される製品データの一部を共通参照データとして記憶する。すなわち、正常な状態では、外箱無線タグも製品無線タグも、同一内容の共通参照データを共に有する。そして、外箱無線タグより読み出された共通参照データと、製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、外箱と製品との整合を判断する。したがって、外箱に格納された中身の製品が正しいか否かを容易に判断することができる。
また、上記構成の少なくとも1つにおいて、製品を格納した外箱を複数個まとめて搭載したパレットに固着され無線交信によりデータを読み出し可能なパレット無線タグであって、搭載内容識別データを記憶する搭載内容識別データ部を有するパレット無線タグを備える。これにより、パレットを用いる物流の途中で製品無線タグのデータ内容が破壊等されても、元通りに修復をすることができる。
また、パレットを用いる物流において、搭載内容識別データは、搭載された外箱数量と各外箱の識別データとを含むこととし、さらに、各外箱について、当該外箱無線タグより読み出された共通参照データと、当該外箱に格納された当該製品の製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、当該外箱と当該製品との整合を判断することとした。したがって、パレットを用いる物流において、パレット搭載の個数が正しいか否かのみならず、各外箱に格納された中身の製品が正しいか否かを容易に判断することができる。
また、共通参照データは、製品の個別データの中における最小基底データをそのまま用いることとした。すなわち、外箱と製品の対応付けに特別なデータを別に設けることなく、製品無線タグに元々記憶されるべき製品の個別データの一部をそのまま共通参照データとして利用するので、製品無線タグのメモリ容量を増やす必要がない。
また、外箱無線タグの使用周波数帯は、製品無線タグの使用周波数帯より高周波数側であるとしたので、外箱無線タグの読み出しを比較的長い距離範囲で行うことができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下において、物流管理の対象となる製品として、複写機のトナーカートリッジを例とするが、複写機のそれ以外の部品、例えば現像カートリッジ、感光体ドラム等を含むプロセスカートリッジ等の交換部品や、回路基板等であってもよい。また、複写機以外のファクシミリ、プリンタ等の画像処理装置であってもよい。また、製品を外箱に格納して顧客に配送する製品であれば、他の製品であってもよい。
また、以下では、製品が流れる複数の物流地点として、製品の生産工場、製品倉庫、顧客先、回収・リサイクル工場としたが、これらのすべてを含む必要もなく、これら以外の物流地点が加わってもよい。また、以下では顧客は複数あるものとして説明するが、生産工場、製品倉庫、回収・リサイクル工場等が複数であってもよい。
また、市場でいわゆる無線タグと呼ばれているものにはさまざまな種類があるが、本明細書中で用いる無線タグの語は、市場で用いられる用語の如何を問わず、リーダライタのような無線送受信端末と無線交信が可能で、製品及び外箱に固定して取り付けが可能な、アンテナを含む無線機能付メモリモジュールを広くさすものとする。
図1は、複写機のトナーカートリッジを対象製品とする製品物流管理システム10の構成を示す図である。製品物流管理システム10は、トナーカートリッジ20の生産工場12、トナーカートリッジ20を外箱30に入れて保管する製品倉庫14、顧客先16、使用済み等のトナーカートリッジ20を回収・リサイクルする回収・リサイクル工場18に渡って、トナーカートリッジ20の物流を一元化して管理するシステムである。図1には、さらに製品無線タグ22の内容が破壊等された場合における修復のための補修を行う補修地点17が示されている。図1において、補修地点17は顧客先16と回収・リサイクル工場18との間に示されているが、これ以外であっても、物流経路において修復が必要となれば、そこを補修地点17とすることができる。補修地点17は複数あっても構わない。トナーカートリッジ20は、生産工場12を出発点として、製品倉庫14−顧客先16−回収・リサイクル工場18と流れるので、補修地点17を含めてこれらを物流地点と呼ぶことができ、製品物流管理システム10は、各物流地点におけるトナーカートリッジ20の流れを一元化して管理する機能を有するものである。
製品物流管理システム10は、各物流地点におけるトナーカートリッジ20の流れを管理するため、トナーカートリッジ20に製品無線タグ22を取り付け、外箱に外箱無線タグ32を取り付け、これらと無線交信して得られる情報についてネットワーク50を介してデータセンタ60に集め、必要な処理を行うものである。ネットワーク50としては、LAN(Local Area Network)やインターネットを用いることができる。以下に各物流地点における構成と動作を説明する。
生産工場12は、トナーカートリッジ20を生産する工場で、トナーカートリッジ専用工場であってもよく、プリンタ製造工場の一部門であってもよい。生産工場12では、生産されるトナーカートリッジ20に製品無線タグ22がしっかりと固着して取り付けられる。
図2は、製品無線タグ22の平面図及び側面図で、これはごく一般的無線タグの構成と同じである。すなわち、製品無線タグ22は、概略矩形形状の電子部品搭載回路モジュールであり、回路基板72の上に無線タグIC74が配置され、これに接続されるアンテナを構成する周回配線76がパターンとして形成され、全体として、適当な樹脂ポッティングあるいは樹脂封止が施される。必要があれば他の電子部品78も配置され接続される。寸法の一例を述べると、回路基板72は厚みが約0.4mmで、約15〜22mm角の形状を有する。無線タグIC74は、厚みが約0.9mmで、その大きさは縦横ともそれぞれ数mm程度である。アンテナを構成する周回配線76は、例えば4ターン程度巻回される。なお、これらの数値は、あくまで説明のための一例に過ぎず、これ以外のものであってもよい。製品無線タグ22には、例えば近距離の無線交信が可能な13.56MHz帯用の無線タグを用いることができる。
製品無線タグ22の中の無線タグIC74は、RFID−ICとも、あるいは単にRFIDと呼ばれることがある半導体チップであり、外部との無線交信によりデータを読み書き可能な無線機能付メモリICである。無線タグIC74の内部は、送受信回路、アンテナから受け取った無線信号に基づいて作動電力を生成する回路、データメモリ、CPU等を含んで構成される。データメモリは、EEPROM(Electric Erasable Programable Read Only Memory)等のデータの読み書き可能な不揮発性メモリを用いることができる。
製品無線タグ22の取り付けには、例えば接着により製品無線タグ22をトナーカートリッジ20に固定してもよく、製品無線タグ22が回路基板状をなしているときはネジ等の適当な固定手段でトナーカートリッジ20に固定してもよい。あるいはトナーカートリッジ20の成形の際に製品無線タグ22を埋め込むようにしてもよい。
トナーカートリッジ20に取り付けられた製品無線タグ22には、リーダライタ24を介して、そのトナーカートリッジ20に関するデータが書き込まれる。リーダライタ24は、無線送受信機能を有するデータ送受信機で、データ制御コンピュータ26と接続される。データ制御コンピュータ26は、一般的なコンピュータ、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。
製品無線タグ22に書き込まれるデータは、その製品無線タグ22が固着されているトナーカートリッジ20の固有のデータで、その製造シリアル番号等の識別データのほか、トナーカートリッジ20のトナーの色、容量等の仕様、生産工場12における品質データ等である。そして、さらに、その製品無線タグ22を他のものと識別する製品無線タグIDが付与されて書き込まれる。書き込まれたデータは、製品生産データベース28に記憶される。
製品無線タグ22を付されたトナーカートリッジ20は、製品倉庫14に送られ、そこで外箱30に入れられる。外箱30への格納は、トナーカートリッジ20の運搬、保管に適する態様で行われるのが好ましい。外箱30には、外箱無線タグ32がしっかりと固着して取り付けられる。外箱無線タグ32は、基本的には製品無線タグ22に関連して説明した図2の構成を有する。そして、例えば、製品無線タグ22よりは長い距離の無線交信が可能な2.45GHz帯用あるいはUHF帯用の使用周波数帯の無線タグを用いることができる。外箱無線タグ32の取り付けには、外箱30の材質に応じ、接着、ネジ等の適当な固定手段等を用いることができる。
製品倉庫14には、製品物流管理システム10の端末装置として関連付けコンピュータ36が配置される。関連付けコンピュータ36は、外箱無線タグ32と無線交信するリーダライタ35と、製品無線タグ22と無線交信するリーダライタ34と接続される。リーダライタ34,35は、生産工場12におけるリーダライタ24と同様のものを用いることができる。
関連付けコンピュータ36は、外箱無線タグ32とこれに格納されるトナーカートリッジ20の製品無線タグ22との関連付けを行う機能と、外箱30において必要な識別を行うためのデータを外箱無線タグ32に付与する機能を有する。具体的には、リーダライタ34を用いて製品無線タグ22に記憶される製品データを読み出し、その中で、最低限必須であると予め定めておいた最小基底データを抽出し、これを共通参照データとする。そして、共通参照データと、識別データとを合わせて、リーダライタ35を用いて外箱無線タグ32に書き込む。
製品無線タグ22に記憶される製品データ80と、外箱無線タグ32に記憶される外箱データ90との関係を図3に示す。製品無線タグ22には、上記のように、製品固有の製品データ80として、その製品の識別データ、製品仕様データ、品質データ等とともに、製品無線タグIDが記憶される。その中で、予め最小基底データが定められ、それが共通参照データとして共通データ部82に記憶され、それ以外のデータは一般データ部84に記憶されている。最小基底データとは、製品の個別データでありながら普遍性の性格を有するデータの中で最小限に絞られたデータである。普遍性は、検索の容易性の観点からも評価することができる。具体的には、その製品の製造シリアル番号、あるいはそれをさらに簡略化したデータ等を最小基底データとして用いることができる。
外箱無線タグ32に記憶される外箱データ90としては、外箱30に格納されたトナーカートリッジ20の物流に必要な識別データが識別データ部86に記憶される。それとともに、外箱30に格納されたトナーカートリッジ20の製品データにおける最小基底データが共通参照データとして共通データ部88に記憶される。したがって、外箱30に格納されたトナーカートリッジ20を関連付けコンピュータ36において関連付けるときは、製品無線タグ22の共通データ部82に記憶されているデータ内容と、外箱無線タグ32の共通データ部88に記憶されているデータ内容とは同一である。
識別データ部86は、業界標準のデータフォーマットを有する。例えば上記のETCグローバル及びオートIDセンタ等が推進する128ビットデータのフォーマットを使用できる。ここで識別データは、物流上の識別データであって、一般的には物流管理一連番号が用いられる。それ以外に製品型式や注文番号等を組み合わせた識別データ等であってもよい。
このように、外箱無線タグ32に記憶される外箱データ90は、物流管理上の識別データをグローバル標準形式で表現したものと、共通参照データとを合わせたものである。したがって、外箱データ90には、トナーカートリッジ20に関する仕様、品質データ等の製造データの詳細が含まれない。これにより、トナーカートリッジ20の生産工場12における内部データは製品無線タグ22と無線交信しない限り第三者は入手できず、物流管理と直接関連のない製造内部データ等の機密性保持を向上させることができる。
また、この外箱データ90は、製品倉庫14において関連付けコンピュータ36において付与された後は、そのデータが変更されないものとできる。すなわち、製品倉庫14以後の物流地点において、外箱無線タグ32は実質上リードオンリメモリとして作用する。もちろん外箱データ90に余裕がある場合に、製品倉庫14以後の物流地点における物流データ、例えば顧客先16における配送日時データ等を書き込むこととしてもよい。
再び図1に戻り、関連付けコンピュータ36の動作によって、リーダライタ34により読み出された製品データ80と、リーダライタ35によって書き込まれた外箱データ90とは、それぞれ共通参照データに関連付けられ、倉庫管理サーバ40に記憶される。それとともにネットワーク50を介してデータセンタ60に伝送される。
データセンタ60は、製品に関する物流管理データを一元化して管理する機能を有するコンピュータである。データセンタ60は、ID解決サーバ62と、コンテンツサーバ64と、共通参照データ関連付けサーバ66とを備える。これらのサーバは、データセンタ60の内部バス等によって相互に接続される。データセンタ60は、各物流地点の端末とネットワーク50を介して接続され、各物流地点における詳細なデータ、例えば、各物流地点における外箱30の通過日時等を管理することができる。
ID解決サーバ62は、外箱データ90についてのデータを格納し、例えば、識別データを検索キーとして、その識別データを有する外箱無線タグ32の所在、すなわち外箱30、それに格納されている製品の所在を読み出すことができる。コンテンツサーバ64は、製品データ80についてのデータを格納し、例えば、製造シリアル番号を検索キーとして、その製造シリアル番号に対応する製品の仕様、品質データ等を読み出すことができる。共通参照データ関連付けサーバ66は、共通参照データに関するデータを格納し、具体的には、共通参照データと識別データとの対応付け、共通参照データと製品データとの対応付けを格納する。ここでは、共通参照データを検索キーとして、これに対応する識別データを読み出すことができ、また、共通参照データを検索キーとして、共通参照データを含む全体の製造データを読み出すことができる。
また、各物流地点の端末はネットワーク50によってデータセンタ60と接続されているので、各トナーカートリッジ20の製造シリアル番号や仕様、品質データ等は、製品無線タグ22から製品倉庫14、顧客先16あるいは回収・リサイクル工場18で読み出すことができる。もちろん、データセンタ60において、生産工場12のデータ制御コンピュータ26と接続して製品生産データベース28の生産情報もあわせて管理することとしてもよい。このように、データセンタ60では、トナーカートリッジ20の生産情報、回収情報等のデータを集中的一元的に管理するので、トナーカートリッジに問題が発生したときには、その課題解決をここで集中して行うことができる。
このようにして外箱無線タグ32と製品無線タグ22との間に関連付けが行われて外箱30に格納されたトナーカートリッジ20は、図示されていない営業部門あるいは管理部門からの配送指示に従い、例えば配送トラック15等により顧客先16に配送される。このようにして外箱30に入ったトナーカートリッジ20が顧客先16に届けられると、顧客は外箱30からトナーカートリッジ20を取り出し、例えば複写機に搭載して使用する。
顧客先16には、読出装置38が備えられ、読出装置38は適当な端末装置42を介しネットワーク50に接続される。読出装置38は、外箱無線タグ32の識別データ等を読み出す機能を有する。読出装置38は、製品倉庫14に備えられるリーダライタ34から書込機能を省略したもので、リーダライタ34に比較し、さらに標準的で、いわば業界標準(defact Standard)のものを用いることができる。
読出装置38は端末装置42に接続され、端末装置42はネットワーク50を介してデータセンタ60に接続される。端末装置42は、顧客先16において読出装置38を制御し、読み出されたデータについての処理を行うことができるコンピュータである。例えば、読出装置38から読み出されたデータに、顧客先16にトナーカートリッジ20が配送された日時データを添付する処理を行い、処理されたデータについてネットワーク50を介しデータセンタ60に伝送する処理を行うことができる。また、読出装置38から読み出されたデータに基づいて、トナーカートリッジ20に関する詳細なデータ、例えば品質データをデータセンタ60に問い合わせることができる。
図1における補修地点17の内容は後に詳述するとして、顧客先16においてトナーカートリッジ20が十分使用されて使用済みとなり、あるいは使用中に不具合が生じたとき等には、複写機から取り外されて、返品される。返品されたトナーカートリッジ20は、回収・リサイクル工場18に送られる。
回収・リサイクル工場18には、製品物流管理システム10の端末装置としてデータ制御コンピュータ46が設けられる。データ制御コンピュータ46は、例えば、生産工場12のデータ制御コンピュータ26と同様なものを用いることができる。データ制御コンピュータ46は、製品無線タグ22と無線交信するリーダライタ44と接続される。リーダライタ44は、生産工場12におけるリーダライタ24と同様のものを用いることができる。あるいは読出機能のみに簡略化した読出装置を用いてもよい。
ところで、返品されたトナーカートリッジ20は、適当な外箱に入れて送られてくることがあり、その外箱には無線タグがついている場合がある。しかし、その外箱が、返品されてきたトナーカートリッジ20を当初に格納した外箱と異なることもある。したがって、回収・リサイクル工場18では、外箱に無線タグがついていてもそのデータを利用せず、外箱からトナーカートリッジ20を取り出し、そこに付されている製品無線タグ22を利用することが望ましい。したがって、リーダライタ44は、製品無線タグ22から製品データ80を読み取ることに用いられる。
読み出された製品データ80は、回収時期とともに、製品回収データベース48に記憶される。トナーカートリッジ20が回収・リサイクルされて処理されると、そのデータも回収情報として、製品回収データベース48に記憶される。また、読み取られた製品データ80と、回収時期等の回収情報は、ネットワーク50を介してデータセンタ60に伝送される。データセンタ60では、伝送されてきた製品データ80の中の共通参照データを抽出し、抽出された共通参照データを検索キーとして共通参照データ関連付けサーバ66を検索することで、外箱データ90の識別データに対応付けができる。このように、共通参照データを仲介することで、トナーカートリッジ20が外箱30と分離する前後において、物流管理データの連続性を維持することができる。
このように、通常の物流においては製品無線タグ22と外箱無線タグ32との対応付けが共通参照データを介して維持されているので、上記のように、トナーカートリッジ20が外箱30と分離する前後を問わず、連続性のある物流管理を行うことができる。しかしながら、物流の途中において製品無線タグのデータが何らかの事故あるいは故意により破壊され、あるいは改ざんされることがあると、製品無線タグ22と外箱無線タグ32との対応付けが断絶する。図1に補修地点17は、そのような場合に、製品無線タグ22の製品データ80を修復する。ここでは外箱30の内部にトナーカートリッジ20が格納された状態で修復を行う場合について説明する。
補修は、製品無線タグ22と無線交信可能なリーダライタ52と、外箱無線タグ32と無線交信可能な読出装置54とを用いて行うことができる。リーダライタ52、読出装置54は、ネットワーク50を介しデータセンタ60に接続され、携帯型の装置であることが補修地点17の設定の自由度を向上させるために好ましい。
修復は、コンピュータであるデータセンタ60の機能によって実行される。この修復の機能は、外箱30とトナーカートリッジ20の整合性についての判断機能と、外箱と製品との整合性がないと判断されたときに製品無線タグ22の製品データ80を正しいデータに再び書き込む再書込機能とからなる。これらの機能は、ソフトウェアによって実現され、具体的には対応する修復プログラムを実行することで実現できる。なお、コンピュータであるデータセンタ60以外のコンピュータを補修地点17に設けて、これらの機能を実行させることもできる。
整合性についての判断機能は、具体的には、外箱無線タグ32における共通データ部88のデータ内容と、製品無線タグ22における共通データ部82のデータ内容との比較を、以下の各処理手順の実行によって実現する。すなわち、読出装置54を用いて外箱無線タグ32より外箱データ90を読み出し(外箱データ読出処理手順)、予め定められた抽出基準に従って外箱データ90の中の共通参照データを抽出し(外箱共通参照データ抽出処理手順)、リーダライタ52を用いて製品無線タグ22より製品データ80を読み出し(製品データ読出処理)、予め定められた抽出基準に従って製品データ80の中の共通参照データを抽出し(製品共通参照データ抽出処理手順)、抽出された両共通参照データを比較し、一致しているか否か判断し(一致判断処理手順)、一致しているときに外箱30とトナーカートリッジ20とは整合していると判断する(整合判断処理)。
再書込処理機能は、具体的には、整合判断処理手順において外箱と製品とが整合していると判断されないときに、正しい製品データ80を製品無線タグ22に再び書き込むことを、以下の処理手順の実行によって実現する。すなわち、読出装置54を用いて外箱無線タグ32より外箱データ90を読み出し(外箱データ読出処理手順)、予め定められた抽出基準に従って外箱データ90の中の共通参照データを抽出し(外箱共通参照データ抽出処理手順)、抽出された共通参照データを検索キーとして共通参照データ関連付けサーバ66を検索し、対応するトナーカートリッジ20の製品データ80を読み出す(製品データ検索処理手順)。そして、リーダライタ52を用いて読み出された製品データ80を製品無線タグ22に再書き込みする(再書込処理手順)。
このようにして、共通参照データを用いて、外箱30とトナーカートリッジ20の整合性について判断を行うことができ、また、外箱と製品との整合性がないと判断されたときに製品無線タグ22の製品データ80を正しいデータに再び書き込むことができる。もちろん、整合性判断のみを行う物流地点を設けることもできる。修復が完了すると、トナーカートリッジ20を格納した外箱30は再び通常の物流管理に戻され、最終的には上記のように回収・リサイクル工場18に至る。
上記のように、製品物流管理システム10においては、製品無線タグ22に記憶される製品データ80、外箱無線タグ32に記憶される識別データを含む外箱データ90、顧客先16から識別データあるいは外箱データ90とともに伝送されてきた配送情報、回収・リサイクル工場18から製品データ80とともに伝送されてきた回収情報が、共通参照データを仲介として、たとえば識別データについて一元的に対応付けられて管理されている。これは、製品倉庫14において、共通参照データを用いて製品無線タグ22と外箱無線タグ32との対応付けが行われているからである。このことにより、以後の物流地点では、いずれの無線タグを用いて物流管理データを作成しても、一元的な管理を行うことが可能となる。そして、物流過程において製品無線タグ22のデータ内容が破壊あるいは改変等されることがあっても、共通参照データを用いて補修地点において元通りに修復でき、一元的管理を維持できる。
例えば、生産情報、配送情報、回収情報を結びつけることにより、生産から回収・リサイクルまでの期間を把握でき、消耗品であるトナーカートリッジの有効期限内使用かどうかを確認でき、有効期限を過ぎていて未回収のトナーカートリッジを特定できる。これを利用して顧客への各種アフターサービスの提供を行うことや、保守・メンテナンスを容易にすることができる。
また、市場である品種のトナーカートリッジの問題が発生したときに、同品種のトナーカートリッジの全生産量、全出荷量、全回収量等が迅速に把握できる。また、未回収のトナーカートリッジがどの顧客先にあるか等のデータも迅速に検索できる。また、これらのデータと、生産工場の生産データ、品質データ等との対応付けも迅速に行うことができる。
このように、顧客へのサービス向上を図ることができ、回収・リサイクルを効率よく行うことができ、品質問題等の迅速な解決を図ることができる。
なお、上記において、共通参照データは、製品データ80の一部である最小基底データをそのまま利用するものとして説明した。これにより製品データ80のビット数を特に増加させることなく、製品無線タグ22と外箱無線タグ32の対応付けを行うことができる。これ以外に、製品無線タグ22と外箱無線タグ32の対応付けを行う目的のためのみの追加的なデータを共通参照データとして、これを製品データ80の共通データ部82と外箱データ90の共通データ部88にそれぞれ書き込んで用いることもできる。
外箱30に格納されたトナーカートリッジ20の物流管理は、1つのトナーカートリッジ20に1つの外箱30、すなわち個装箱単位で行われる他に、複数の個装箱をまとめてパレットに搭載し、パレット単位で行われることも多い。図4は、パレット搭載を含む製品物流システム100の構成を示す図である。図1と同様の要素には同一の符号を付し、以下において詳細な説明を省略する。パレット搭載を含む製品物流システム100も、図1と同様に、生産工場12、製品倉庫14、顧客先16、回収・リサイクル工場18に渡って、トナーカートリッジ20の物流を一元化して管理するシステムである。図4においては、図1と同様に補修地点17が示されるほかに、さらにパレット102の搭載状態で、個々の外箱30とトナーカートリッジ20の整合性を検査確認する整合確認地点110が示される。整合確認地点110は物流地点に含まれる。生産工場12、顧客先16、回収・リサイクル工場18、補修地点17の内容は、図1に関連して説明したものと同じであるので、説明を省略する。
パレット搭載は製品倉庫14において実施される。すなわち、トナーカートリッジ20に固着された製品無線タグ22と、外箱30に固着された外箱無線タグ32とが、共通参照データを同じとして対応付けが行われた後、パレット102に複数の製品格納済み外箱30が搭載される。パレット102には、パレット無線タグ104が固着される。パレット無線タグ104は、図2に関連して説明した一般的無線タグの構成を有し、使用周波数帯がUHF帯域のものを用いることができる。
パレット無線タグ104は、リーダライタ106を用いて、関連付けコンピュータ36によって搭載内容識別データが書き込まれる。リーダライタ106は、外箱無線タグ32に用いられるリーダライタ35と同様のものを用いることができる。
搭載内容識別データは、パレット102に搭載される製品格納済み外箱30の総数と、各外箱30に関する識別データとを含む。また、データ誤りを防止する等のため、各識別データを加算したいわゆるチェックサムのデータを含んでもよい。図4の例では、製品格納済み外箱30の総数である「27」のデータと、この27個の外箱30の各識別データ、すなわち27個の「識別データ」と、27個の識別データの「総加算値データ」とが搭載内容識別データとして、関連付けコンピュータ36により計算され、リーダライタ106を介しパレット無線タグ104に書き込まれる。
搭載内容識別データと、各外箱30の識別データとを比較することで、所定の内容の製品格納済み外箱30が所定の個数でパレット102に搭載されていることを確認できる。しかし、搭載内容識別データのみでは、各外箱について、外箱とその中に格納されている製品との整合を確認することができない。整合確認地点110は、パレット102に搭載された複数の製品格納済み外箱30について、それぞれの中身が外箱30に表示された内容と整合しているか否かを検査確認するためのものである。図4において、整合確認地点110は、製品倉庫14と顧客先16との間の地点として示されているが、これ以外でもパレット102に製品格納済み外箱30が搭載されている地点であればよい。整合確認地点110が複数あっても構わない。
整合確認は、製品無線タグ22と無線交信可能なリーダライタ52と、外箱無線タグ32と無線交信可能な読出装置54とを用いて行うことができる。リーダライタ52は読出専用のものに簡略化してもよい。なお、図4においては、パレット無線タグ104と無線交信可能な読出装置108が示されているが、これはパレット102の搭載状態を確認するためのものである。リーダライタ52、読出装置54、読出装置108は、ネットワーク50を介しデータセンタ60に接続され、携帯型の装置であることが整合確認地点110の設定の自由度を向上させるために好ましい。
各製品格納済み外箱30についての外箱30とトナーカートリッジ20との整合確認は、補修地点17に関連して説明した整合性についての判断と同じである。すなわち、外箱無線タグ32における共通データ部88のデータ内容と、製品無線タグ22における共通データ部82のデータ内容とを比較し、外箱30とトナーカートリッジ20との整合確認を行う。具体的には、整合性判断と同様に、以下の各処理手順を実行することで実現される。まず、読出装置54を用いて外箱無線タグ32より外箱データ90を読み出し(外箱データ読出処理手順)、予め定められた抽出基準に従って外箱データ90の中の共通参照データを抽出し(外箱共通参照データ抽出処理手順)、リーダライタ52を用いて製品無線タグ22より製品データ80を読み出し(製品データ読出処理)、予め定められた抽出基準に従って製品データ80の中の共通参照データを抽出し(製品共通参照データ抽出処理手順)、抽出された両共通参照データを比較し、一致しているか否か判断し(一致判断処理手順)、一致しているときに外箱30とトナーカートリッジ20とは整合していると判断する(整合判断処理)。これを各製品格納済み外箱30について順次行う。
このようにして、共通参照データを用いて、パレット102に搭載された各製品格納済み外箱30について、外箱30とトナーカートリッジ20の整合性を検査確認できる。また、補修地点17が設けられるので、外箱30とトナーカートリッジ20の整合性がないときに、共通参照データを用いて製品無線タグ22の製品データ80を修復することもできる。したがって、パレット搭載の場合においても、外箱30に格納されたトナーカートリッジ20の物流について一元的な管理を行うことができる。
本発明に係る実施の形態における製品物流管理システムの構成を示す図である。 製品無線タグの平面図及び側面図である。 本発明に係る実施の形態において、製品無線タグに記憶される製品データと、外箱無線タグに記憶される外箱データとの関係を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、パレットを用いる製品物流管理システムの構成を示す図である。
符号の説明
10,100 製品物流管理システム、12 生産工場、14 製品倉庫、15 配送トラック、16 顧客先、17 補修地点、18 回収・リサイクル工場、20 トナーカートリッジ、22 製品無線タグ、24,34,35,44,52,106 リーダライタ、26 データ制御コンピュータ、28 製品生産データベース、30 外箱、32 外箱無線タグ、36 関連付けコンピュータ、38,54,108 読出装置、40 倉庫管理サーバ、42 端末装置、46 データ制御コンピュータ、48 製品回収データベース、50 ネットワーク、60 データセンタ、62 ID解決サーバ、64 コンテンツサーバ、66 共通参照データ関連付けサーバ、72 回路基板、76 周回配線、78 電子部品、80 製品データ、82、88 共通データ部、84 一般データ部、86 識別データ部、90 外箱データ、102 パレット、104 パレット無線タグ、110 整合確認地点。

Claims (7)

  1. 外箱に格納された製品の物流管理システムにおいて、
    製品に固着され無線交信により製品データを読み書き可能な製品無線タグと、
    外箱に固着され無線交信によりデータを読み出し可能な外箱無線タグであって、識別データを記憶する識別データ部と、製品無線タグに記憶される製品データの一部を共通参照データとして記憶する共通データ部とを有する外箱無線タグと、
    各製品の製品データにおける共通参照データに対応するデータにそれぞれ対応付けて、各製品の製品データを記憶する製品データ記憶手段と、
    外箱無線タグより読み出された共通参照データに基づき、その共通参照データに該当する製品の製品データを製品データ記憶装置から読み出し、読み出された製品データを、その外箱に格納された製品の製品無線タグに再び書き込む製品データ再書込手段と、
    を備えることを特徴とする製品物流管理システム。
  2. 外箱に格納された製品の物流管理システムにおいて、
    製品に固着され無線交信により製品データを読み書き可能な製品無線タグと、
    外箱に固着され無線交信によりデータを読み出し可能な外箱無線タグであって、識別データを記憶する識別データ部と、製品無線タグに記憶される製品データの一部を共通参照データとして記憶する共通データ部とを有する外箱無線タグと、
    外箱無線タグより読み出された共通参照データと、製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、外箱と製品との整合を判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする製品物流管理システム。
  3. 請求項1に記載の製品物流管理システムにおいて、
    さらに、
    外箱無線タグより読み出された共通参照データと、製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、外箱と製品との整合を判断する判断手段を備えることを特徴とする製品物流管理システム。
  4. 請求項1に記載の製品物流管理システムにおいて、
    さらに、製品を格納した外箱を複数個まとめて搭載したパレットに固着され無線交信によりデータを読み出し可能なパレット無線タグであって、搭載内容識別データを記憶する搭載内容識別データ部を有するパレット無線タグを備えることを特徴とする製品物流管理システム。
  5. 請求項4に記載の製品物流管理システムにおいて、
    搭載内容識別データは、搭載された外箱数量と各外箱の識別データとを含み、
    さらに、
    各外箱について、当該外箱無線タグより読み出された共通参照データと、当該外箱に格納された当該製品の製品無線タグより読み出された製品データの中の共通参照データに対応するデータとに基づき、当該外箱と当該製品との整合を判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする製品物流管理システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1に記載の製品物流管理システムにおいて、
    共通参照データは、製品の個別データの中における最小基底データをそのまま用いることを特徴とする製品物流管理システム。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1に記載の製品物流管理システムにおいて、
    外箱無線タグの使用周波数帯は、製品無線タグの使用周波数帯より高周波数側であることを特徴とする製品物流管理システム。
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