JP4891719B2 - 自動車用シート - Google Patents

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Description

本発明は自動車用シートに関し、特に座面高さを調整可能なリフター機能を備える自動車用シートに関する。
自動車用シートには、座面高さを調整するリフター機構を備えるものがある。例えば特許文献1には、シート下部に設けられたリンク機構が回動することによって起き上がり、該リンクが起き上がる幅の分シートが上方に持ち上がる例が開示されている。部品点数の削減のため、シートの座面を上下させるための部材は簡単な構成となっており、先行文献1に開示されている例においては、主に前リンクと後リンクのみでシートを支える構成となっている。
特開2002−142908号公報
低速後突等で自動車に対して衝撃が加えられると、その衝撃は車内のシートにも伝達される。これに対し、シートの座面を上下させるための機構を備える自動車の場合、その機構によっては、自動車に加えられた衝撃に対する安全性が損なわれる場合がある。例えば、機構を簡略化して部品点数を削減するために、シート座面の左右に2点ずつ合計4点のリンク機構を設け、そのうちの1点若しくは2点を動力とは連結されないフリーリンクとした場合を考える。この場合、衝突に伴うシートの慣性力でフリーリンクが回動してしまう。すると、リンクによってベースから浮いた状態で支持されていたシートが急激に下降し、シートに着座していた乗員に対して衝撃が加えられることとなる。また、前後のリンクのうち後方のリンクのみが回動してしまう場合は、シートの後方のみが下降するため乗員が後傾する。この時、乗員の頭部がヘッドレストで支持されていないと、乗員の頸部に衝撃が加えられることとなる。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであって、座面高さを上下に調節可能な自動車用シートにおいて、車両に対して衝撃が加えられた際の安全性が高められた自動車用シートを提供することを目的とする。
本発明に係る自動車専用シートは、座面の高さを調節する高さ調節機構を有する自動車用シートであって、ベース・フレームと、座面が形成され、前記ベース・フレームとの間隔を調整可能な座面フレームと、自動車の後突において沈む前記座面フレームを受け止めるストッパと、を備え、前記ストッパは、前記座面フレームとの間隔を狭くするように動き、前記座面フレームを受け止めるものである。これにより、座面高さを上下に調節可能な自動車用シートにおいて、車両に対して衝撃が加えられた際の安全性が高められた自動車用シートを提供することができる。
ここで、前記ストッパは前記座面フレームと前記ベース・フレームとの間隔が変化すると共に動くことが好ましい。これにより、ストッパは座面フレームに近い位置で座面フレームを受け止めることができる。
また、前記ストッパは、前記ベース・フレームにその長手方向の一端側が回動可能に連結され、その他端側で前記座面フレームを受け止め、前記自動車用シートは、長手方向の一端側において前記ベース・フレームに回動可能に連結され、その他端側において前記座面フレームに回動可能に連結され、前記ベース・フレームと前記座面フレームとの間隔の変化と共に回動するリンク・プレートと、前記リンク・プレートと一体的に回動し、前記ベース・フレームと前記座面フレームとの間隔が広がるに従って前記ストッパを押動して前記座面フレームに近づく方向に前記ストッパを回動させるストッパ押動部と、をさらに備えることが好ましい。これにより、ストッパと座面フレームとの間隔を狭くすることができる。
更に、前記ストッパ押動部は、前記ストッパの摺動面上を摺動しつつ前記ストッパを押動する摺動部を備え、前記ストッパ押動部の回動角度に対する前記摺動部と前記ベース・フレームとの間隔の変化量は、前記ストッパ押動部の回動に従って変化し、前記摺動面は、前記変化量の変化を補償するような形状を備えていることが好ましい。これにより、座面フレームとストッパとの間隔を好適に保つことができる。
また、前記ストッパは、前記自動車の後突時に前記座面フレームとの間隔を狭くするように動き前記座面フレームを受け止めることが好ましい。これにより、座面フレームが沈む場合に座面フレームの沈み幅を少なくすることができる。
更に、前記ストッパは、通常状態において前記座面フレームから離間しており、前記自動車の後突において沈む前記座面フレームを受け止めることが好ましい。これにより、通常状態におけるシートの座り心地を向上することができる。
また、前記座面フレームは、複数の歯を備えるロックを備え、前記ストッパは、その長手方向の一端側の回動軸によって前記ベース・フレームに連結され、前記回動軸を中心として回動してその長手方向の他端側で前記ロックの歯と噛み合って前記沈む座面フレームを受け止めることが好ましい。これにより、ストッパが傾いた状態でも座面フレームを受け止めることができる。
更に、前記ストッパは、前記座面フレームと前記ベース・フレームとの間隔の変化と共に回動し、前記回動軸と前記座面フレームとの間隔が、前記回動軸と前記ストッパの反回動軸側端との間隔よりも小さい場合に、前記ストッパは前記ロックの歯と噛み合って前記沈む座面フレームを受け止め、前記回動軸と前記座面フレームとの間隔が、前記回動軸と前記ストッパの反回動軸側端との間隔よりも大きい場合に、前記ストッパは直立した状態で前記反回動軸側端において前記沈む座面フレームを受け止めることが好ましい。これにより、座面フレームとベース・フレームとの間隔に幅広く対応することができる。
本発明により、座面高さを調節可能な自動車用シートにおいて、車両に対して衝撃が加えられた際の安全性が高められた自動車用シートを提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。説明の明確化のため以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。図1は本実施形態に係る自動車用シートの下部フレーム1を示す斜視図である。図1に示す下部フレーム1が自動車用シートに用いられる際は、図中の矢印Aの示す方向が前方となる。即ち、乗員がシート座面に着座する際は、矢印Aの方向を向いて座る。
本実施形態に係る自動車用シートの下部フレーム1は、ベース・フレーム2、ライトサイドフレーム3a、レフトサイドフレーム3b、モータ4、フロントライトリフター5a、フロントレフトリフター(不図示)、フロントパワーシャフト6、フロントコネクトシャフト7、リアライトリフター(不図示)、サイドパワーシャフト9、リアコネクトシャフト10及びフリーリンク100を有する。尚、ライトサイドフレーム3a、レフトサイドフレーム3b及びこれらを連結するフロントコネクトシャフト7、リアコネクトシャフト10を総称して座面フレーム3とし、フロントライトリフター5aとフロントレフトリフターとを総称してフロントリフター5とする。更に、フロントリフター5、リアライトリフター及びフリーリンク100を総称してリンク機構11とする。
ベース・フレーム2は車体ベースに固定される部分であり、下部フレーム1のベースとなる。座面フレーム3はシート座面のフレームとなる部分である。また、座面フレーム3の後端部に更にフレームが連結され、シートの背もたれが形成される。座面フレーム3において、ライトサイドフレーム3aとレフトサイドフレーム3bとが左右に対向して配置され、フロントコネクトシャフト7及びリアコネクトシャフト10によって連結されている。モータ4は、座面フレーム3をベース・フレーム2から持ち上げるための動力源である。モータ4はモータシャフト4a及び図示しないギアを介してフロントライトリフター5aに連結されており、これによってフロントライトリフター5aに動力が供給される。
フロントライトリフター5aは、ベース・フレーム2とライトサイドフレーム3aの前端部とを連結し、モータ4から供給される動力に基づいてライトサイドフレーム3aの前端部をベース・フレーム2から持ち上げる。フロントライトリフター5aは長手状のプレート部材であり、モータ4から供給される回転力によって回動し、回転力を上下方向の力に変換する。モータ4の動力は、フロントパワーシャフト6を介して図中の5bの範囲に配置されたフロントレフトリフターに連結されている。また、モータ4の動力は、サイドパワーシャフト9を介して図中の8の範囲に配置されたリアライトリフターにも連結されている。
フロントレフトリフターは、図中の5bに含まれる位置においてベース・フレーム2とレフトサイドフレーム3bの前端部とを連結し、フロントパワーシャフト6から供給される動力に基づいてレフトサイドフレーム3b前端部をベース・フレーム2から持ち上げる。フロントレフトリフターはフロントライトリフター5aと略同一の機構を有し、回転力を上下方向の力に変換する。リアライトリフターは、図中の8に含まれる位置においてベース・フレーム2とライトサイドフレーム3aの後端部とを連結し、サイドパワーシャフト9から供給される動力に基づいてライトサイドフレーム3aをベース・フレーム2から持ち上げる。リアライトリフターもフロントライトリフター5aと略同一の機構を有し、回転力を上下方向の力に変換する。
モータ4が動力を供給することによって、フロントライトリフター5a及びリアライトリフターによってライトサイドフレーム3aが水平に持ち上げられ、更にフロントレフトリフターによってレフトサイドフレーム3bの前端部が持ち上げられる。ここで、ライトサイドフレーム3aとレフトサイドフレーム3bとはフロントコネクトシャフト7及びリアコネクトシャフト10によって連結されているため、レフトサイドフレーム3bも水平に持ち上げられる。フリーリンク100は、座面フレーム3をベース・フレーム2から持ち上げる際に動力を供給しておらず、図1の100aに含まれる位置においてベース・フレーム2と座面フレーム3とを連結する連結部である。これにより、リンク機構11を簡略化し、部品点数を削減することができる。
フロントライトリフター5a、フロントレフトリフター及びリアライトリフターは、動力と連結されているため、自動車に衝撃が加えられた場合においても、動力がストッパとなって上下方向の急激な高さの変化を防止することができる。しかしながら、フリーリンク100はベース・フレーム2と座面フレーム3との間において動力と連結されていないため、座面フレーム3の撓み、捩れによってフリーリンク100のみが回動してしまう場合がある。結果的にシート座面が傾いてしまう。これを防止するため、フリーリンク100は、自動車に衝撃が加えられた際のレフトサイドフレーム3b後端部の急激な沈み込みを防止する機能を有する。尚、ベース・フレーム2はレールを備えており、フロントリフター5、リアライトリフター及びフリーリンク100等のベース・フレーム2上に載置された部材は該レールに沿って移動可能である。
次に、図2、図3を参照してフリーリンク100について詳細に説明する。図2はフリーリンク100を外側から見た側面図である。図2においては、各部材の図示の明確化のため、各部材を透過させて示している。また、図2においては、座面フレーム3がもっとも低い位置(ダウンモースト)の状態を示している。図3(a)は図2に示す切断線AAにおける断面図であり、図3(b)は図2に示す切断線BBにおける断面図である。フリーリンク100は、下部プレート101、上部プレート102、リンク・プレート103及びストッパ104を有する。尚、下部プレート101はベース・フレーム2の一部として構成されてもよく、上部プレート102は座面フレーム3の一部として構成されても良い。
図5(a)、(b)、(c)は本実施形態に係るフリーリンク100の動作を示す側面図である。図5(a)、(b)、(c)に示すように、本実施形態に係るフリーリンク100は、レフトサイドフレーム3bと下部プレート101との間隔の変化に伴ってリンク・プレート103が回動する。そして、リンク・プレート103と一体に回動するストッパ押動部130がストッパ104を押動してストッパ104が回動する。レフトサイドフレーム3bの急激に下降する場合、ストッパ104がレフトサイドフレーム3bを受け止めることにより、座面の急激な下降を防ぐことができる。また、後突が発生した場合は、衝撃の慣性力によってストッパ104が起き上がり、レフトサイドフレーム3bとの間隔を更に狭くする。以下に、各部を詳細に説明する。
下部プレート101は、フリーリンク100の土台となる部分であり、ベース・フレーム2と連結される。ここで、下部プレート101はベース・フレーム2に含まれるレール上に載置されており、該レールに沿って移動可能である。下部プレート101には、リンク・プレート103及びストッパ104が回動可能に連結されている。下部プレート101は図3に示すように略垂直に折れ曲がっており、ベース・フレーム2への載置面となる水平板101aと、水平板101aと垂直な板面でありリンク・プレート103及びストッパ104が連結される垂直板101bとを有する。以下の説明においては、水平板101aと平行な面を水平方向とする。
上部プレート102はレフトサイドフレーム3bと連結される部分である。モータ4が動作することによって座面フレーム3が持ち上げられると、レフトサイドフレーム3bと連結されている上部プレート102も持ち上げられ、下部プレート101に対して上昇する。上部プレート102には、リンク・プレート103が回動可能に連結されている。また、レフトサイドフレーム3bのフリーリンク100と連結されている部位近傍には、下部プレート101の水平板101aに対向して複数の歯であるロックプレート122が形成されている。また、図2、図3に示すように、水平板101aの板面と平行な方向において、ストッパ104とレフトサイドフレーム3b及びロックプレート122とは重なるように配置される。
リンク・プレート103は、長手板状の部材である。リンク・プレート103は、下部プレート101を介してベース・フレーム2に連結され、上部プレート102を介して座面フレーム3に連結されている。下部プレート101とリンク・プレート103との夫々に形成された貫通孔に回動軸111が貫装されており、これによって下部プレート101とリンク・プレート103とが回動可能に連結される。また、上部プレート102とリンク・プレート103との夫々に形成された貫通孔に回動軸121が貫装されており、これによって上部プレート102とリンク・プレート103とが回動可能に連結される。
リンク・プレート103は略L字形状をしており、長手部分と該長手部分の端部から突出するストッパ押動部130とを有する。回動軸111、回動軸121はリンク・プレート103の長手部分の両端部に夫々貫装され、回動軸111が貫装される側の端部にストッパ押動部130が形成される。ストッパ押動部130の突端近傍にはピン131が備えられている。ピン131はリンク・プレート103の板面に対して垂直に突出する形で備えられている。ピン131はストッパ104に当接し、リンク・プレート103の回動に応じてストッパ104上を摺動しながらストッパ104を押動する。詳細については後述する。リンク・プレート103の板面において、回動軸111が挿通される部位と回動軸121が挿通される部位とを通る直線Pと、回動軸111が挿通される部位とピン131が形成される部位とを通る直線Qとが成す角度をRとする。
図4を用いて、ストッパ104について説明する。図4はストッパ104を示す斜視図である。図4(a)、図4(b)はストッパ104を夫々反対側から見た状態を示している。図4に示すように、ストッパ104は四角柱を基本とした部材である。その端部近傍において一方の側面146aから対向する側面146bを貫通する貫通孔141aが形成されている。貫通孔141a及び下部プレート101に形成された貫通孔に回動軸141が貫装され、ストッパ104は下部プレート101に対して回動可能に連結される。ストッパ104は、下部プレート101と上部プレート102、座面フレーム3との間に配置され、座面フレーム3の急激な沈み込みを受け止める役割を果たす。
貫通孔141aが形成された側とは反対側の端部におけるストッパ104の端部には、切り欠き142が形成されている。切り欠き142は、貫通孔141aが形成された側とは反対側の端部において、側面146aから側面146bまでが切りかかれるように形成されている。切り欠き142が形成された側のストッパ104の端部が、座面フレーム3を受け止める受け止め部となる。
側面146bには、ピン摺動部143が形成されている。図4(b)に示すように、ピン摺動部143は、側面146bと垂直なピン摺動面144を備え、側面146b上に突設している。図4(b)に示すように、ピン摺動面144は、側面147a、147bに対して傾いた面として形成されている。ピン摺動面144は、図4(b)に示すように曲面144aや折曲部144bを有し、側面147a、147bに対する面の傾きが変化している。ピン摺動部143がストッパ押動部130のピン131によって押動される被押動部となる。貫通孔141aが形成される側のストッパ104の端部と側面147bとは曲面145によって連続している。曲面145は、貫通孔141aの軸を中心として描かれる円の円弧として形成される。曲面145が、貫通孔141aを軸としたストッパ104の回転において他の部材との干渉を避ける。
次に、図2及び図5を用いて本実施形態に係るフリーリンク100の動作について説明する。まず、ストッパ押動部130とストッパ104との動作について説明する。図2に示すように、座面フレーム3がダウンモーストの状態において、直線Pは水平板101aの板面に対して略平行な角度となる。即ち、水平板101aに対して垂直な方向における回動軸111の位置と回動軸121の位置とは略等しい。ストッパ押動部130は水平板101a側を向いて突出する。直線Qは水平板101aに対して垂直に近い角度となる。ピン131は回動軸111よりも水平板101a側に位置する。ストッパ104は、側面147bが水平板101aに当接するように配置され、ピン131とピン摺動面144とが当接した状態で配置される。
図2に示す一点鎖線の矢印Tのように、回動軸121が上昇する方向(図2中反時計回り)にリンク・プレート103が回動した場合に、ピン131がピン摺動面144を押動する。即ち、回動軸121が矢印Tの軌跡で移動するようにリンク・プレート103が回動すると、ピン131は図2に示す一点鎖線の矢印Uで示す軌跡で移動する。換言すると、ピン131は、座面フレーム3とベース・フレーム2との間隔が広がるにつれて、ベース・フレーム2から離れる方向に円弧状の軌跡を描いて移動する。
回動軸141は、ピン摺動面144に対してピン131とは反対側に位置する。ピン131がリンク・プレート103の回動により移動すると、ピン131がピン摺動面144上を摺動しながらピン摺動面144を押動し、ストッパ104が回動軸141を中心として回動する。即ち、ピン131がストッパ104を回動させ、ストッパ104はその長手方向が水平方向となる状態から垂直となる状態へと回動する。換言すると、ストッパ104は寝た状態から起きた状態へと変位する。
リンク・プレート103は、フロントリフター5やリアライトリフターに含まれる機構と略同一の機構である。モータ4がフロントライトリフター5aに動力を供給することによって座面フレーム3が持ち上げられ、リンク・プレート103が回動する。このとき、モータ4は一定の角速度で回動する回転力を供給するので、リンク・プレート103も一定の角速度で回動する。ピン131は図2の矢印Uに示すように、リンク・プレート103の回動に伴って、垂直板101bに平行な面内を回動軸111を中心とした円を描いて移動する。従って、ピン131が水平板101aからその板面に垂直な方向へ遠ざかる速度は一定ではない。即ち、ピン131の速度方向、即ち、ピン131の移動軌跡の円におけるピン131の現在位置の接線方向が水平板131aと成す角度が大きい程、ピン131が水平板131aから遠ざかる速度は速い。結果的に、ピン131によって押動され、回動軸141を中心として回動して起き上がるストッパ104の角速度、即ち、ストッパ104が起き上がる速さが変化する。
ピン摺動面144が曲面144aや折曲部144bを有し、スロープを有する傾斜面として形成されるのは、ピン131が移動する軌跡に対応してストッパ104が好適に起き上がるように調整するためである。ピン摺動面144の傾きを調整する以外に、角度Rを調整し、ピン131が移動する軌跡を変えることによってもストッパ104の起き上がり速さを調整することができる。また、回動軸121と回動軸111との間隔や、回動軸111とピン131との間隔を変えることによってもピン131の移動軌跡を変えることができ、ストッパ104が好適に起き上がるように調整することができる。
更に、上記のようなピン摺動面144及びピン131の回動軌跡の調整によって、ピン131が水平板131aから遠ざかる速度に対応してストッパ104が起き上がる速度を調整することもできる。具体的に説明すると、リンク・プレート103が回動することによるピン131の移動量ベクトルは、ピン摺動面144に垂直な方向の成分とピン摺動面144に平行な成分とに分解される。そして、ピン摺動面144に垂直な方向の成分によってストッパ104が押動され、ストッパ104が回動軸141を中心として回動する。このときの回動量は、ピン摺動面144に垂直な方向のピン131の移動量ベクトルの成分のうち、ストッパ104の回動方向の成分によって決定される。
即ち、ピン131によって押動されるストッパ104の回動量は、ピン131の移動量ベクトルのピン摺動面144に垂直な成分のうち、更にストッパ104の回動方向即ちストッパ104の長手方向と垂直な方向の成分によって与えられる。従って、ピン131及びストッパ104の移動軌跡を固定して考えると、ストッパ104の回動量はピン摺動面144の傾きによって決定される。即ち、リンク・プレート103の回動状態におけるピン131のピン摺動面144に対する当接位置を考慮し、ピン摺動面144の傾きを変化させることによって、ストッパ104が回動軸141を中心として回動する角速度を調節することができる。尚、ピン131及びストッパ104の移動軌跡、即ちピン押動部130とストッパ104との配置関係を変化させることによっても上記の調整は可能である。
次に、上部プレート102及び上部プレート102と連結される座面フレーム3の動作について説明する。モータ4が動作することにより、フロントリフター5及びリアライトリフターによって座面フレーム3が持ち上げられ、座面フレーム3がベース・フレーム2に対して上昇する。これにより、座面フレーム3と連結されている上部プレート102も下部プレート101に対して上昇する。上部プレート102の上昇に伴い、回動軸121が上昇する。これに伴ってリンク・プレート103がその板面に平行な面上を回動軸111を中心として回動する。
この時、回動軸121は図2の矢印Tに示すような、回動軸111を中心とする円弧を描いて移動するため、水平板101aから垂直方向に遠ざかると共に、水平方向に相対的に移動する。従って、上部プレート102も同様に、下部プレート101に対して垂直方向に遠ざかると共に、水平方向に相対的に移動する。
座面フレーム3のベース・フレーム2に対する垂直方向の移動に伴う水平方向の位置ずれ量は、リンク機構11の機構によって決定される。ここで、フロントライトリフター5a、フロントレフトリフター、リアライトリフター及びフリーリンク100の夫々の垂直方向の移動に伴う水平方向の位置ずれ量は一致している。上述したようにリンク・プレート103は一定の角速度で回動するため、回動軸121が水平板101aから遠ざかる速度は一定ではない。従って、レフトサイドフレーム3bが水平板101aから遠ざかる速度も一定ではない。
図2、及び図5(a)、(b)、(c)に示すように、レフトサイドフレーム3bの上昇に従って、リンク・プレート103が回動し、ストッパ104が回動して起き上がる。図5(c)の状態が、座面フレーム3がもっとも高い位置(アッパーモースト)の状態である。ここで、座面フレーム3の急激な落ち込みを受け止めるという目的においては、レフトサイドフレーム3bとストッパ104との間隔は狭い方が好ましく、ストッパ104が常にレフトサイドフレーム3bの下端に当接していることが好ましい。しかしながら、乗員がシート座面に着座した際の下部フレーム1のたわみ等を考慮すると、レフトサイドフレーム3bの下端とストッパ104との間には若干の間隔を設けておくことが好ましい。従って、通常状態においては、レフトサイドフレーム3bとストッパ104とは離間している。
レフトサイドフレーム3bとストッパ104との間隔は例えば8mmである。レフトサイドフレーム3bとストッパ104との間隔は、上述したレフトサイドフレーム3bが水平板101aから遠ざかる速度に対するストッパ104の起き上がり速度を調整することによって調整することが可能である。即ち、ピン摺動面144の形状、角度R、回動軸121と回動軸111との間隔及び回動軸111とピン131との間隔を調整することによって、リンク・プレート103の回動状態に対するレフトサイドフレーム3bとストッパ104との間隔を調整することができる。
自動車に対して後突が発生した場合のことを考える。ここで、後突とは、自動車の後方から自動車の進行方向に対して衝撃が加えられること、即ち、自動車の後部から進行方向と同じ向きに衝撃が加えられることである。後突の衝撃は下部フレーム1に伝わり、下部プレート101に対して図5において左方向の力が加わる。即ち、下部プレート101に対して、水平板101a及び垂直板101bに略平行な方向であって、座面フレーム3がダウンモーストの状態において回動軸141が配置される位置からピン131が配置される位置向きの力が働く。換言すると、座面フレーム3がダウンモーストの状態において、回動軸121から回動軸111の方向に向かう力が働く。
後突時に下部プレート101に働く力によって下部プレート101が自動車の進行方向に押動されると、慣性力によって座面フレーム3にはそれとは逆向きの力が働く。座面フレーム3に加わった慣性力はリンク・プレート103に伝わる。その結果、リンク・プレート103には回動軸111を中心とした回転力が発生する。リンク・プレート103に発生する回転力は、回動軸121が下部プレート101に近付く方向に働く。従って、リンク・プレート103は、回動軸111を中心として回動軸121が下部プレート101に近付く方向に回動する。即ち、図5において、リンク・プレート103は時計回りに回動する。結果的に、レフトサイドフレーム3bが下降する。
また、後突による力は回動軸141を介してストッパ104にも伝わる。その結果、ストッパ104には回動軸141を中心とした回転力が発生する。ストッパ104に発生する回転力はストッパ104が起き上がる方向に働く。従って、ストッパ104は、回動軸141を中心として、ストッパ104が起き上がる方向に回動する。即ち、図5において、ストッパ104は時計回りに回動する。結果的に、ストッパ104が下降するレフトサイドフレーム3bを受け止め、レフトサイドフレーム3bの急激な下降を防止する。
次に、水平板101aの板面に垂直な方向における回動軸141の位置とストッパ104に対向するレフトサイドフレーム3bの下端との間隔をSとし、Sの違いに対するストッパ104の働きについて説明する。図5(a)は、Sがストッパ104の貫通孔141aから他方の端部までの長さよりも短い状態を示している。図5(a)に示す状態で後突が発生すると、上述した通りレフトサイドフレーム3bが下降する方向にリンク・プレート103が回動しようとする。それと同時に、ストッパ104が起き上がる。しかしながら、Sの間隔が狭いため、ストッパ104の先端はレフトサイドフレーム3bの下端に衝突する。ここで、ストッパ104が完全に起き上がる前にレフトサイドフレーム3bの下端に衝突すると、通常であればストッパ104はそれ以上起き上がることができず、跳ね返って回動軸141を中心として倒れる方向(図中半時計回り)に回動する。
しかしながら、図5(a)の状態においてストッパ104の先端が衝突するレフトサイドフレーム3bの下端には、ロックプレート122が形成されている。従って、図5(a)の破線で示すように、ストッパ104の先端がレフトサイドフレーム3bの下端に衝突すると、切り欠き142とロックプレート122の歯とが噛み合う。これにより、ストッパ104はレフトサイドフレーム3bと下部プレート101との間で傾いた状態で保持され、レフトサイドフレーム3bの下降を妨げる。
図5(b)は、Sがストッパ104の貫通孔141aから他方の端部までの長さよりも長く、ストッパ104が完全に起き上がっていない状態を示している。図5(b)に示す状態で後突が発生した際も同様に、レフトサイドフレーム3bが下降する方向にリンク・プレート103が回動しようとする。それと同時に、ストッパ104が起き上がる。そして、Sの間隔が広いため、図5(b)の破線で示すように、ストッパ104は完全に起き上がる。即ち、ストッパ104はその長手方向がレフトサイドフレーム3bの下降方向に対して略平行な状態となり、その上底面をもってレフトサイドフレーム3bの下降を受け止める。即ち、下部プレート101に軸支されたストッパ104がその長手方向をもってレフトサイドフレーム3bを支保する。ストッパ104の上底面に対して略垂直な方向に力が加わったとしても、ストッパ104に発生する回動軸141を中心とした回転力は無いに等しいので、ストッパ104は回動することなくレフトサイドフレーム3bの下降を受け止めることができる。
図5(c)は、Sがストッパ104の貫通孔141aから他方の端部までの長さよりも長く、ストッパ104が完全に起き上がった状態を示している。図5(c)に示す状態で後突が発生した際も上記と同様にレフトサイドフレーム3bが下降する方向にリンク・プレート103が回動しようとする。ストッパ104にも上記と同様に回動軸141を中心とした回転力が発生するが、ストッパ104は回動軸141が貫装された側の端部の下底面が水平板101aに当接しており、回転力は曲面145が形成された側とは反対側の角部に回動する方向に働く。従って、水平板101aがストッパ104の回動を遮る。結果的に、ストッパ104はその長手方向が水平板101aに対して略垂直となる状態で水平板101aに保持され、その上底面をもってレフトサイドフレーム3bの下降を受け止める。
このように、本実施形態にかかるフリーリンク100はストッパ104を備え、座面フレーム3の急激な下降を防ぎ、シート座面に着座する乗員の安全性を高めることができる。上記の説明においては、図5に示すように、フリーリンク100がアッパーモーストの状態におけるSの間隔とストッパ104の長手方向の長さとの差が、8mmよりも大きくなっている。即ち、図5(c)に示す、フリーリンク100のアッパーモーストの状態で後突が発生すると、Sの間隔がストッパ104の長手方向の長さになるまでは座面フレーム3が下降する。これは、図5(b)に示す座面フレーム3の高さ、即ちシート座面高さの状態を、最も使用頻度が高い状態と考えた場合である。
即ち、使用頻度が高いと考えられるシートの座面高さの状態におけるSの間隔に応じて、ストッパ104の長手方向の長さを決定した場合である。これにより、最も使用頻度が高いと考えられるシートの座面高さにおいて、切り欠き142とロックプレート122との噛みあいではなく、ストッパ104が起き上がった状態で座面フレーム3を受け止めることができ、より安全性を高めることができる。これに限らず、図5(c)に示すフリーリンク100のアッパーモーストの状態におけるSの間隔に応じてストッパ104の長手方向の長さを決定し、Sの間隔がストッパ104の長手方向の長さに満たない場合は、切り欠き142とロックプレート122との噛み合いで座面フレーム3の下降を受け止めるようにすることも出来る。この場合は、図5(c)のように、Sの間隔とストッパ104の長手方向の長さとの差が大きくなることがない。
上記の説明においては、ストッパ104は動力と連結されていないフリーリンク100にのみ設けられている例を説明したが、フロントリフター5及びリアライトリフターにも設けることができる。これにより更に安全性を高めることができる。更に、上記の説明においては、レフトサイドフレーム3bの後端にフリーリンク100を設けたが、他の位置、即ち、フロントリフター5やリアライトリフターの位置でも良い。また、本実施形態のようにリンク機構11を4点で構成する必要はなく、例えば左右3点ずつの6点で構成しても良く、それ以上でも良い。
また、上記の説明においては、リンク・プレート103にストッパ押動部130を設け、リンク・プレート103の回動に応じてストッパ104が回動するようにフリーリンク100を構成したが、ストッパ押動部130を設けなくても上記の目的を達成することができる。即ち、後突時の慣性力のみでストッパ104が図5(c)に示す起き上がった状態となるように構成することができる。この場合、後突によってストッパ104が起き上がる方向に回転力が発生するように、ストッパ104を傾けて配置する必要がある。また、ストッパ押動部130による押動ではなく、歯車等を介してリンク・プレート103とストッパ104とを連結することによっても、リンク・プレート103の回動によりストッパ104を回動させることができる。
更に、上記の説明においてはレフトサイドフレーム3bの下端にロックプレート122を形成し、ストッパ104の端部に切り欠き142を形成する例を説明したが、必ずしもこれらの部材は必要ない。例えば、レフトサイドフレーム3bの下端の水平板101aに対向する面の角度及び摩擦係数や、ストッパ104の受け止め部となる側の端部の角度及び摩擦係数を調整することにより、ストッパ104が完全に起き上がっていない状態においても、ストッパ104がレフトサイドフレーム3bを受け止めることができるようにすることもできる。
更に、上記の説明においては、リンク・プレート103によって下部プレート101と上部プレート102とが連結され、上部プレート102とレフトサイドフレーム3bとが連結される例を説明したが、例えば、上部プレート102を省略し、リンク・プレート103とレフトサイドフレーム3bとを直接連結しても良いし、上部プレート102が座面フレーム3に含まれる構成としても良い。また、ロックプレート122はレフトサイドフレーム3bに形成されている例を説明したが、上部プレート102が水平板101aに対向している場合は、上部プレート102に形成されていても良い。同様に、下部プレート101を省略し、リンク・プレート103とベースプレート2とを直接連結しても良いし、下部プレート101がベースプレート2に含まれる構成としても良い。
また、上記の説明においては、座面フレーム3はモータ4の動力によってベース・フレーム2から持ち上げられる例を説明したが、とくにモータ4による動力である必要はなく、手動でも良い。この場合においても、フリーリンク100のみをベース・フレーム2と座面フレーム3との間において動力と連結されない構成とすることにより、上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記の説明においては、リンク・プレート103がL字形状であり、ストッパ押動部130と一体に成形されている例を説明したが、回動軸111及び回動軸121が貫装される部材とストッパ押動部130とが一体に回動する構成であれば、特に一体に成形される必要はない。
尚、上記の説明においては、本発明の一実施形態として、ストッパ104が回動により起き上がる例を説明した。この他にも、様々な機構を用いて上記と同様の効果を得ることができる。例えば、斜面を用いて水平方向の力を垂直方向の力に変換する機構や、水平方向の力で円柱状の部材を回転させることにより、垂直方向の力を得る螺旋状の機構でも良い。また、油圧、空気圧、水圧等を用いて垂直方向の力を得る機構でも良い。また、火薬の爆発力等を用いたアクチュエータによる機構でもよい。ストッパ104にどのような機構を用いる場合においても、座面フレーム3とベース・フレーム2との間隔の変化に伴ってストッパ104を座面フレーム3に追随させ、衝突の慣性力を用いて若しくは衝突の感知によりストッパ104を座面フレーム3に近づけることが出来ればよい。
本発明の実施の形態に係る自動車用シートの下部フレームを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るフリーリンク機構を模式的に示す透過側面図である 本発明の実施の形態に係るフリーリンク機構を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るフリーリンク機構に含まれるストッパを模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るフリーリンクの動作を模式的に示す透過側面図である。
符号の説明
1 下部フレーム、2 ベース・フレーム、3 座面フレーム
3a ライトサイドフレーム、3b レフトサイドフレーム、4 モータ
5 フロントリフター、5a フロントライトリフター
6 フロントパワーシャフト、7 フロントコネクトシャフト
9 サイドパワーシャフト、10 リアコネクトシャフト、11 リンク機構
100 フリーリンク、101 下部プレート、101a 水平板、101b 垂直板
111 回動軸、102 上部プレート、121 回動軸、122 ロックプレート
103 リンク・プレート、ストッパ押動部130、131 ピン、131a 水平板
104 ストッパ、141 回動軸、141a 貫通孔、143 ピン摺動部
144 ピン摺動面、144a 曲面、144b 折曲部、145 曲面
146a、146b、147a、147b 側面

Claims (8)

  1. 座面の高さを調節する高さ調節機構を有する自動車用シートであって、
    ベース・フレームと、
    座面が形成され、前記ベース・フレームとの間隔を調整可能な座面フレームと、
    自動車の後突において沈む前記座面フレームを受け止めるストッパと、を備え、
    前記ストッパは、前記座面フレームとの間隔を狭くするように動き、前記座面フレームを受け止める、
    自動車用シート。
  2. 前記ストッパは前記座面フレームと前記ベース・フレームとの間隔が変化すると共に動く、
    請求項1に記載の自動車用シート。
  3. 前記ストッパは、前記ベース・フレームにその長手方向の一端側が回動可能に連結され、その他端側で前記座面フレームを受け止め、
    前記自動車用シートは、
    長手方向の一端側において前記ベース・フレームに回動可能に連結され、その他端側において前記座面フレームに回動可能に連結され、前記ベース・フレームと前記座面フレームとの間隔の変化と共に回動するリンク・プレートと、
    前記リンク・プレートと一体的に回動し、前記ベース・フレームと前記座面フレームとの間隔が広がるに従って前記ストッパを押動して前記座面フレームに近づく方向に前記ストッパを回動させるストッパ押動部と、をさらに備える、
    請求項2に記載の自動車用シート。
  4. 前記ストッパ押動部は、前記ストッパの摺動面上を摺動しつつ前記ストッパを押動する摺動部を備え、
    前記ストッパ押動部の回動角度に対する前記摺動部と前記ベース・フレームとの間隔の変化量は、前記ストッパ押動部の回動に従って変化し、
    前記摺動面は、前記変化量の変化を補償するような形状を備えている、
    請求項3に記載の自動車用シート。
  5. 前記ストッパは、前記自動車の後突時に前記座面フレームとの間隔を狭くするように動き前記座面フレームを受け止める、
    請求項1乃至4いずれかに記載の自動車用シート。
  6. 前記ストッパは、通常状態において前記座面フレームから離間しており、前記自動車の後突において沈む前記座面フレームを受け止める、
    請求項1乃至5いずれかに記載の自動車用シート。
  7. 前記座面フレームは、複数の歯を備えるロックを備え、
    前記ストッパは、その長手方向の一端側の回動軸によって前記ベース・フレームに連結され、前記回動軸を中心として回動してその長手方向の他端側で前記ロックの歯と噛み合って前記沈む座面フレームを受け止める、
    請求項1乃至6いずれかに記載の自動車用シート。
  8. 前記ストッパは、前記座面フレームと前記ベース・フレームとの間隔の変化と共に回動し、
    前記回動軸と前記座面フレームとの間隔が、前記回動軸と前記ストッパの反回動軸側端との間隔よりも小さい場合に、前記ストッパは前記ロックの歯と噛み合って前記沈む座面フレームを受け止め、
    前記回動軸と前記座面フレームとの間隔が、前記回動軸と前記ストッパの反回動軸側端との間隔よりも大きい場合に、前記ストッパは直立した状態で前記反回動軸側端において前記沈む座面フレームを受け止める、
    請求項7に記載の自動車用シート。
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