JP4891451B1 - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装体を少ない工数で確実に保持するとともに外部からの衝撃から保護し、かつ、製造コストの低減を図ることができる包装体を提供する。
【解決手段】一対の長辺および一対の短辺を有する略矩形状に形成された板状の支持部10と、支持部10の一方の面11に配置されるとともに、支持体10と比較して緩衝性の高い材料からなる緩衝部20と、支持部10の一方の面11における長辺方向の中央領域に形成された、長辺方向と交差する方向に並んで延びる凹みである複数の支持側溝部12,12,12と、が設けられている。複数の支持側溝部12,12,12において緩衝部20が内側に、支持部11が外側になるように包装体1を二つ折りに折り曲げることにより、隣接する緩衝部20,20の間に被包装体が挟まれる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、包装体に関し、特に小型部品や小型精密部品を保護するのに好適な包装体に関する。
一般に、小型の部品は、市場で流通される際に破損しやすかったり、紛失しやすかったりするため、破損や紛失を防止する観点から、小型部品を包装体で包装することが行われている。例えば、IC(集積回路)やICが集積されたLSIなどの小型の電子部品、および、プラスチック製模型おもちゃの組立キットであるプラモデル(登録商標)の部品や、遠隔操作模型であるラジコン(登録商標)の部品などの小型精密部品など(以後、「被包装体」と表記する。)を包装する種々の包装体が提案されている(例えば、特許文献1から3参照。)。
特許文献1および2では、被包装体であるICチップを包装するものとして、被包装体が収納される凹部が設けられたキャリアテープと、凹部の開口を閉じる蓋であるトップカバーテープと、を組み合わせた包装体が提案されている。このような包装体を用いた場合、被包装体が凹部とトップカバーテープとの間に形成される密閉空間に納められるため、市場で流通される際に被包装体を紛失しにくくなる。
さらに特許文献1には、キャリアテープとは異なる材料から形成された衝撃を吸収する緩衝材を凹部の中に配置して、被包装体と凹部の内面と衝突を防止する包装体、または、被包装体が凹部の内面に衝突した際に発生する衝撃を緩衝材により吸収し、被包装体の破損を防止する包装体も記載されている。
特許文献3では、円柱形や球体形の被包装体を包装するものとして、底を有する四角筒状の外箱と、外箱の内部に配置され被包装体を支える仕切り板と、からなる包装体が提案されている。このような包装体を用いた場合、仕切り板により支えられることにより、被包装体は外箱の内部で移動しにくく、市場で流通される際に被包装体が破損しにくくなる。
上述の特許文献1から3に記載された包装体では、密閉・保持機能や位置決め機能を発揮する材料や、保護機能を発揮する材料という異なる性質の材料が組み合わせて使用されている。このようにすることで、被包装体を密閉して収納するとともに被包装体の移動を規制する機能と、外部から加えられる衝撃から被包装体を保護する機能とが実現されている。
特開2010−202226号公報 特開2001−151268号公報 特開2003−300558号公報
しかしながら、上述のような異なる性質の材料を組み合わせた包装体は、密閉・保持機能や保護機能を発揮しやすいという利点があるものの、例えば、エアークッションや、エアーパッキンや、発泡シート等の単一の部材からなる包装体と比較して、包装体自身の製造方法が複雑になり、製造コストが高くなりやすいという問題があった。
さらに特許文献1の包装体のように、キャリアテープおよびトップカバーテープのように異なる部品を組み合わせた包装体は、被包装体を梱包する方法が複雑になりやすく、梱包にかかるコストが高くなりやすいという問題があった。
その一方で、被包装体を梱包する包装体として、単一の部材からなるエアークッションや、エアーパッキンや、発泡シート等の包装体も用いられている。この場合、単一の部材で密閉・保持機能や、位置決め機能や、保護機能などを実現するため、上述の特許文献1から3に記載された包装体と比較して、これらの機能をバランスよく実現することが難しいという問題があった。言い換えると、これらの機能の少なくとも一つを実現できない、または、実現できても不十分であるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、被包装体を少ない工数で確実に保持するとともに外部からの衝撃から保護し、かつ、製造コストの低減を図ることができる包装体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の包装体は、被包装体である小型部品を包装する包装体であって、一対の長辺および一対の短辺を有する略矩形状に形成された板状の支持部と、該支持部の一方の面の全面を覆って配置されるとともに、前記支持体と比較して緩衝性の高い材料からなる緩衝部と、前記支持部の前記一方の面における前記長辺方向の中央領域に形成された、前記長辺方向と交差する方向に並んで延びる凹状に凹む溝状の罫線である複数の支持側溝部と、前記緩衝部における前記支持部と接する面と反対側の面であって、前記支持側溝部に対応する位置に形成された、前記支持側溝部に沿って延びる凹状に凹む溝状の罫線である緩衝側溝部と、が設けられ、前記緩衝部における前記被包装体を挟む面は平らに形成され、前記支持側溝部において折り曲げられて接触する前記緩衝部の間に前記被包装体が挟まれて保持されることを特徴とする。
本発明の包装体によれば、複数の支持側溝部において緩衝部が内側に、支持部が外側になるように包装体を二つ折りに折り曲げることにより、隣接する緩衝部の間に被包装体が挟まれる。緩衝部は支持体と比較して緩衝性の高い材料から形成されているため、被包装体が破損したり変形したりしにくい。また、緩衝部は支持部により支えられて全体形状が変形しにくいため、包装体を折り曲げた際に、隣接する緩衝部同士が平面で接しやすくなる。
包装体が折り曲げられる際に、複数の支持側溝部において支持部が折り曲げられる。そのため、折り曲げられた際に対向する支持部および緩衝部を平行に、または、平行に近い姿勢にすることができる。そのため、隣接する緩衝部の間に被包装体を挟んだ際に、緩衝部の間に隙間が形成されにくくなる。
包装体を折り曲げることで、被包装体を隣接する緩衝部の間に保持できる。例えば、キャリアテープとトップカバーテープを張り合わせる特許文献1の包装体と比較して、少ない工数で被包装体が保持される。さらに隣接する緩衝部の間に被包装体を挟んで保持するため、被包装体の大きさが変化しても、隣接する緩衝部における接触面積内に収まる大きさであれば、包装体は被包装体を保持することができる。そのため、被包装体の大きさの種類と比較して、包装体の大きさの種類を少なくすることができる。
包装体は支持体および緩衝部が重ね合わされたものを、所定の形状に形成したものであるため、製造に要するコストの削減を行いやすい。例えば、キャリアテープとトップカバーテープを張り合わせる特許文献1の包装体と比較して、容易に製造することができる。つまり、異なる形状を有する2つの部材を別々に製造する必要がなく、一つの形状を有する包装体のみを製造するだけでよいため、製造に要する工程を削減しやすく、製造コストの削減を行いやすい。
持側溝部を3本とすることで、包装体を二つ折りにした際、隣接する緩衝部の間に隙間が形成されることを抑制できる。つまり、包装体を二つ折にした際、主に中央の支持側溝部において包装体は折れ曲がる。被包装体と接する緩衝部、および、それを支える支持体は、中央の支持側溝部に隣接する支持側溝部が折れ曲がることにより平行な配置、または、平行に近い配置になる。これにより隣接する緩衝部は容易に面接触することができ、両者の間に隙間が形成されにくくなる。
持部の一方の面の全面を覆うように緩衝部を設け、支持部と接する面と反対側の面、言い換えると、包装体を二つ折りにした際に内側になる面に緩衝側溝部を設けることにより、緩衝部を支持部の一方の面の全面を覆うように設けても、包装体を二つ折りしにくくなることがない。また、包装体を二つ折りにした際に、緩衝部における緩衝側溝部の近傍部分が圧縮される。そのため、包装体に挟まれた被包装体を取り出す際、容易に取り出すことができる。
衝部における被包装体を挟む面を平らに形成することにより、隣接する緩衝部は容易に面接触することができ、両者の間に隙間が形成されにくくなる。
上記発明において支持部および緩衝部における、少なくとも支持側溝部が設けられた領域には、長辺側から中央に向かって凹み、支持部および緩衝部における一対の長辺の間の距離を短くする凹部が設けられ、凹部は、半円形状、または、半楕円形状に形成されていることが望ましい。
このように凹部を半円形状、または、半楕円形状に形成することにより、凹部を三角形状や、四角形状などのように角部を有する形状に形成する場合よりも、凹部の形成時、並びに包装体の使用時において応力が集中しやすい部分、例えば角部のような部分の発生が抑制される。また、半楕円形状における短軸を長辺と平行に配置することにより、凹部を半円状に形成した場合や、半楕円形状における長軸を長辺と平行に配置した場合と比較して、包装体における被包装体を挟む面積を確保しやすくなる。
本発明の包装体によれば、支持部および緩衝部を重ね合わせた包装体において、支持部の緩衝部側の面に折り曲げ用の複数の支持側溝部を設けることにより、被包装体を少ない工数で確実に保持するとともに外部からの衝撃から保護し、かつ、製造コストの低減を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る包装体の構成を説明する斜視図である。 図1の包装体の構成を説明する正面図である。 図1の包装体の構成を説明する側面図である。 図1の包装体の構成を説明する背面図である。 図1の包装体が二つ折りにされた状態を説明する側面図である。
この発明の一実施形態に係る包装体1について、図1から図5を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る開いた状態の包装体1の構成を説明する斜視図であり、図2は、図1の包装体1の正面図、図3は図1の包装体1の側面図、図4は図1の包装体1の背面図である。
本実施形態では、本発明の包装体1を、被包装体、例えばICチップ等の小型電子部品や、プラスチック製模型おもちゃの組立キットであるプラモデル(登録商標)の部品、遠隔操作模型であるラジコン(登録商標)の部品等の小型精密部品などが、市場で流通される際に保護するものに適用して説明する。包装体1には、図1から図4に示すように、支持体(支持部)10と、発泡体(緩衝部)20と、切欠き部(凹部)30と、が主に設けられている。
支持体10は、発泡体20を支持するものであり、かつ、二つ折りされた包装体1の外側に配置されるものである。支持体10は、一対の長辺LS,LSおよび短辺SS,SSを有するほぼ長方形状に形成された板状部の部材であり、発泡体20と比較して厚さが薄く形成されたものである。支持体10を構成する材料としては、例えば、250g/m2以上の紙、より好ましくはボール紙、さらに好ましくは表面に仕上げ加工が施されたコートボール紙相当の強度を有するものが好ましい。
支持体10における、包装体1が二つ折りされた際の内側となる支持体内面(一方の面)11には、支持体筋押し罫線(支持側溝部)12が設けられている。支持体筋押し罫線12は、支持体内面11に設けられた凹状に凹む溝であり、包装体1を二つ折りにする際に折り目となる溝状の罫線である。本実施形態では、短辺SSと平行に延びる3本の支持体筋押し罫線12が、等間隔に並んで配置されている例に適用して説明する。
発泡体20は、被包装体と接触して保持するとともに外部から加えられる衝撃を吸収するものである。発泡体20は、支持体10における支持体内面11の全面に、接着剤などを用いて貼り付けられて一体化されている。発泡体20は、支持体10と比較して緩衝性、つまり衝撃の吸収性能が高い弾性や柔軟性に富んだ材料から形成されている。この材料としては、例えば、発泡率が60倍前後のプラスチック発泡体(樹脂材料を用いて発泡状または多孔質状に形成されたもの)を用いることが好ましい。また、発泡体20の厚さとしては、外部から加えられる衝撃によって、被包装体が変形したり破損したりしない厚さを例示することができる。
発泡体20における、包装体1が二つ折りされた際の内側となる発泡体内面(反対側の面)21には、支持体10と同様に、3本の発泡体筋押し罫線(緩衝側溝部)22が設けられている。発泡体筋押し罫線22は、包装体1を二つ折りにした際、発泡体20が折れ曲がる部分であり、その両側の発泡体20は、発泡体20が折り曲げられると共に圧縮される溝の罫線である。発泡体筋押し罫線22は、発泡体内面21における支持体筋押し罫線12と対応する位置、言い換えると、図1の正面図において、支持体筋押し罫線12と発泡体筋押し罫線22が重なる位置に設けられている。
切欠き部30は、包装体1を二つに折り曲げる際に必要な力、または、二つに折り曲げられた包装体1が自ら開こうとする力を調節するものである。切欠き部30は、包装体1における一対の長辺LS,LSのそれぞれの中央に形成された、長辺LSから包装体1の中央に向かって凹む凹部である。言い換えると、包装体1は、切欠き部30が設けられている部分における一対の長辺LS,LSの間隔(幅W)が、切欠き部30が設けられていない部分と比較して狭くなっている。
切欠き部30は、半円形状、または、半楕円形状に形成されている。切欠き部30を半楕円形状に形成する場合には、楕円の長軸が、短辺SSまたは支持体筋押し罫線12と平行になるように切欠き部30を形成することが好ましい。このようにすることで、包装体1における被包装体を保持する部分の面積を確保しやすくなる。切欠き部30における凹み深さd、つまり、短辺SSまたは支持体筋押し罫線12が延びる方向に沿った深さdは、支持体10および発泡体20を重ねた厚さzと同程度である。
次に、上記の構成からなる包装体1における被包装体の包装方法について説明する。図5は、図1の包装体1が二つ折りにされた状態を説明する側面図である。
被包装体を包装する前は、図1に示すように、包装体1は側面視において直線状、または、平面状に延びた状態となっている。この包装体1を用いて被包装体を包装する場合には、図5に示すように、包装体1は支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22において二つに折り曲げられる。被包装体は折り曲げられた包装体1における発泡体20の間に挟まれて保持される。被包装体を間に挟んだ状態で二つに折り曲げられた包装体1は、粘着テープ40等の固定部材を用いて二つ折りの包装体1が開かないように固定される。
包装体1から包装された被包装体を取り出す場合には、二つ折りの包装体1が開かないように固定していた粘着テープ40が、包装体1から取り除かれる。粘着テープ40が取り除かれると、圧縮されていた発泡体20が広がる力によって、二つ折りされていた包装体1が広がる。包装体1が広がると、発泡体20に挟まれていた被包装体が外部に露出し、作業者は容易に被包装体を包装体1から取り出すことができる。
次に、本実施形態の包装体1の製造方法の概要について説明する。
まず、包装体1よりも面積が大きく、支持体10を構成する材料である紙が用意される。この紙における支持体内面11となる一方の面に接着剤が塗布される。そして発泡体20が、接着剤が塗布された面に貼り付けられ、支持体10と発泡体20とが積層された積層体が作られる。
その後、発泡体20側から切断用(打ち抜き用)の金型が積層体に押し付けられ、積層体から包装体1が打ち抜かれる。さらに、積層体には、発泡体20側から支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22を形成する金型も押し付けられ、支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22が形成される。
このように、発泡体20側から打ち抜き用金型を押し付けることにより、支持体10側から打ち抜き用金型を押し付ける場合と比較して、支持体10よりも柔軟性が高い発泡体20を傷めることなく打ち抜き安くなる。また、金型における、支持体10と発泡体20との間の接着剤と接触する面積を狭くすることができ、接着剤による金型の打ち抜き性の低下を抑制しやすくなる。
なお、包装体1の打ち抜きは、一つの金型で行われてもよいし、複数の金型を用いて部分ごとに打ち抜きが行われてもよく、特に限定するものではない。また、支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22を形成する金型が、打ち抜き用の金型とは別のものであってもよいし、一体化したものであってもよく、特に限定するものではない。
上記の構成によれば、3本の支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22において発泡体20が内側に、支持体10が外側になるように包装体1を二つ折りに折り曲げることにより、隣接する発泡体20,20の間に被包装体を挟むことができる。発泡体20は支持体10と比較して緩衝性の高い材料から形成されているため、被包装体が破損したり変形したりしにくくなる。また、発泡体20は支持体10により支えられて全体形状が変形しにくいため、包装体1を折り曲げた際に隣接する発泡体20,20が離れにくくなり、被包装体が包装体1からこぼれ落ちにくくなる。
包装体1が折り曲げられる際に、3本の支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22において支持体10および発泡体20が折り曲げられるため、折り曲げられた際に対向する支持体10および発泡体20を平行に、または、平行に近い姿勢にしやすくなる。そのため、隣接する発泡体20,20の間に被包装体を挟んだ際に、隣接する発泡体20,20同が面で接触して、両者の間に隙間が形成されにくくなり、被包装体が包装体1からこぼれ落ちにくくなる。
例えば、キャリアテープとトップカバーテープを張り合わせる特許文献1の包装体と比較して、包装体1を折り曲げるという少ない工程で、被包装体を隣接する発泡体20,20の間に保持することができる。さらに隣接する発泡体20,20の間に被包装体を挟んで保持するため、被包装体の大きさが変化しても、隣接する発泡体20,20における接触面積内に収まる大きさであれば、包装体1は被包装体を保持することができる。そのため、被包装体の大きさの種類と比較して、包装体1の大きさの種類を少なくすることができる。
包装体1は支持体10および発泡体20が重ね合わされたものを、所定の形状に形成したものであるため、製造に要するコストの削減を行いやすい。例えば、キャリアテープとトップカバーテープを張り合わせる特許文献1の包装体と比較して、容易に製造することができる。つまり、異なる形状を有する2つの部材を別々に製造する必要がなく、一つの形状を有する包装体1のみを製造するだけでよいため、製造に要する工程を削減しやすく、製造コストの削減を行いやすい。
支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22をそれぞれ3本とすることで、包装体1を二つ折りにした際、隣接する発泡体20,20の間に隙間が形成されることを抑制しやすくなる。つまり、包装体1を二つ折にした際、主に中央の支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22において包装体1は折れ曲がる。被包装体と接する発泡体20、および、それを支える支持体10は、中央の支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22に隣接する支持体筋押し罫線12および発泡体筋押し罫線22が折れ曲がることにより平行な配置、または、平行に近い配置になる。これにより隣接する発泡体20,20は容易に面で接触することができ、両者の間に隙間が形成されにくくなる。
支持体10の支持体内面11の全面を覆うように発泡体20を設け、発泡体内面21に発泡体筋押し罫線22を設けることにより、発泡体20を支持体10の支持体内面11の全面を覆うように設けても、包装体1を二つ折りしにくくなることがない。また、包装体1を二つ折りにした際に、発泡体20における発泡体筋押し罫線22の近傍部分が圧縮される。そのため、包装体1に挟まれた被包装体を取り出す際、容易に取り出すことができる。
切欠き部30を設けることにより、包装体1が折り曲げられた際に折れ曲がる支持体10および発泡体20の幅Wが、切欠き部30が設けられていない場合と比較して短くなる。そのため、二つ折りにされた包装体1に対して、包装体1が開く向きに働く力を調節することができる。
切欠き部30を半円形状、または、半楕円形状に形成することにより、三角形状や、四角形状などのように角部を有する形状に形成する場合と比較して、切欠き部30を金型で打ち抜いて形成する時、並びに包装体1を二つ折りにしたり開いたりする使用時において応力が集中しやすい部分である角部の形成が抑制される。さらに、半楕円形状における短軸を長辺と平行に配置することにより、切欠き部30を半円状に形成した場合や、半楕円形状における長軸を長辺と平行に配置した場合と比較して、包装体1における被包装体を挟む面積を確保しやすくなる。
なお、3本の支持体筋押し罫線12における配置の間隔rは、支持体10および発泡体20を重ねた厚さをz、短辺SSの長さをxとすると、以下の式を満たす範囲に設定されていてもよい。
Figure 0004891451
このようにすることで、図5に示すように、包装体1を二つ折りにした際に、互いに向き合う支持体10,10の間、特に、支持体筋押し罫線12に近傍において、一対の発泡体20,20が配置される空間を確保しやすくなる。言い換えると、互いに向き合う発泡体20,20における発泡体内面21の全面が均等な圧力で接触しやすくなる。
また、上述の間隔rは、支持体10および発泡体20を重ねた厚さをzとすると、r≦zの関係を満たす範囲に設定されていてもよい。
このようにすることで、図5に示すように、包装体1を二つ折りにした際に、支持体筋押し罫線12に近傍において、互いに向き合う発泡体20,20における発泡体内面21が確実に接触することができる。言い換えると、包装体1における二つ折りした根元の部分で、互いに向き合う発泡体20,20の間に隙間が発生しにくくなる。
なお、上述の実施形態では、包装体1に切欠き部30,30が設けられている例に適用して説明しているが、切欠き部30が設けられていなくてもよく、切欠き部30の有無を限定するものではない。
また、上述の実施形態では、発泡体20が支持体内面11の全面に設けられている例に適用して説明したが、発泡体20は被包装体を支持する領域のみに設けられていてもよく、発泡体20の配置領域を限定するものではない。
さらに、上述の包装体1としては、外部からの衝撃を吸収するとともに被包装体を保持する物として発泡体20が用いられている例に適用して説明したが、緩衝性を有する材料から形成されたものであればよく、発泡体20以外の部材を適用することを除外するものではない。
1…包装体、10…支持体(支持部)、11…支持体内面(一方の面)、12…支持体筋押し罫線(支持側溝部)、20…発泡体(緩衝部)、21…発泡体内面(反対側の面)、22…発泡体筋押し罫線(緩衝側溝部)、30…切欠き部(凹部)

Claims (1)

  1. 被包装体である小型部品を包装する包装体であって、
    一対の長辺および一対の短辺を有する略矩形状に形成された板状の支持部と、
    該支持部の一方の面の全面を覆って配置されるとともに、前記支持体と比較して緩衝性の高い材料からなる緩衝部と、
    前記支持部の前記一方の面における前記長辺方向の中央領域に形成された、前記長辺方向と交差する方向に並んで延びる凹状に凹む溝状の罫線である複数の支持側溝部と、
    前記緩衝部における前記支持部と接する面と反対側の面であって、前記支持側溝部に対応する位置に形成された、前記支持側溝部に沿って延びる凹状に凹む溝状の罫線である緩衝側溝部と、
    が設けられ、
    前記緩衝部における前記被包装体を挟む面は平らに形成され、前記支持側溝部において折り曲げられて接触する前記緩衝部の間に前記被包装体が挟まれて保持されることを特徴とする包装体。
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