JP4887126B2 - ブレーキスイッチ故障診断方法及びブレーキスイッチ故障診断装置 - Google Patents

ブレーキスイッチ故障診断方法及びブレーキスイッチ故障診断装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等の車両におけるブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチの故障診断に係り、特に、構成の簡素化、信頼性の向上等を図ったものに関する。
従来、この種の装置としては、例えば、特許第2772737号公報に示されたように、ブレーキスイッチの故障の有無を、ブレーキ液圧を昇圧するためのブースタの内圧及びその変化量と、ブレーキペダルへ加えられた踏力と、ブレーキ圧とから総合的に判断するよう構成された装置などが種々提案されている。
特許第2772737号公報(第2−3頁、図1−図2)
しかしながら、上記公報に開示された装置においては、多くの判断要素を用いていることから信頼性の高い診断が期待できるものの、ブースタ圧に応じた信号やブレーキペダルの踏圧に応じた信号、さらには、ブレーキ圧に応じた信号を必要とするため、車両全体で必要とされる各種センサの数を増加させるばかりか、これらのセンサと車両の電子制御を行う電子制御ユニットとを接続する配線が多くなるため、部品の設置スペースが限られ、極力構成の簡素化や部品点数の削減が切望される車両にあっては、必ずしも満足できるものではなかった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、簡易な構成で、確実な故障診断を行うことができるブレーキスイッチ故障診断方法及びブレーキスイッチ故障診断装置を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るブレーキスイッチ故障診断方法は、
ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチの故障診断方法であって、
ブレーキペダルの操作状態を検出可能に設けられた2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことが検出された場合、第1判定カウンタ及び第2判定カウンタにおいてそれぞれ所定増分値だけの計数を行う一方、前記2つのブレーキスイッチが、共にオン状態であることが検出された場合には、前記第1判定カウンタのカウント値を零とし、また、前記2つのブレ
ーキスイッチが、共にオフ状態であることが検出された場合には、前記第2判定カウンタのカウント値を零とすることを周期的に繰り返し、
前記第1判定カウンタ又は第2判定カウンタのカウント値がそれぞれ予め定められた所定値以上となった際に、ブレーキスイッチの故障と判定するよう構成されてなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るブレーキスイッチ故障診断装置は、
ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチの故障診断装置であって、
ブレーキペダルの操作状態に応じて所定の信号を出力する2つのブレーキスイッチと、
前記2つのブレーキスイッチの出力信号を入力し、その故障の有無を判定する電子制御ユニットとを有してなり、
前記電子制御ユニットは、
前記2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことを検出し、その検出がなされた場合には、第1判定カウンタ及び第2判定カウンタにおいてそれぞれ所定増分値だけの計数を行う一方、前記2つのブレーキスイッチが、共にオン状態であることが検出された場合には、前記第1判定カウンタのカウント値を零とし、また、前記2つのブレーキスイッチが、共にオフ状態であることが検出された場合には、前記第2判定カウンタのカウント値を零とすることを周期的に繰り返し、
前記第1判定カウンタ又は第2判定カウンタのカウント値がそれぞれ予め定められた所定値以上となった際に、ブレーキスイッチの故障と判定するよう構成されてなるものである。
本発明によれば、ブレーキスイッチの故障を、従来と異なり、ブレーキスイッチ以外の複数のセンサ信号を用いることなく、ブレーキスイッチの信号のみで、しかも、ブレーキスイッチの状態について複数回の判定を重ねるようにしたので、簡易な構成で、信頼性の高い故障判定を得ることができ、ひいては信頼性の高い動作を実現するブレーキ装置の提供に寄与することができるという効果を奏するものである。
また、本発明によれば、2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではないこと、及び、共にオフ状態ではないことを検出し、その検出を同時に2つのカウンタにより計数する一方、2つのブレーキスイッチが共にオン状態であることが検出された場合には、一方のカウンタをクリアし、2つのブレーキスイッチが共にオフ状態であることが検出された場合には、他方のカウンタをクリアすることで、2つのブレーキスイッチの一方が、常時オン状態(オン固着)、又は、常時オフ状態(オフ固着)となるような故障の検出を可能としたので、従来に比して、より信頼性の高い故障診断を行うことができ、ひいてはブレーキ装置の信頼性向上に寄与することができるという効果を奏するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図5を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態におけるブレーキスイッチ故障診断方法が用いられる車両ブレーキ装置の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
図1は、自動四輪車における車両ブレーキ装置の概略構成例を示したもので、ブレーキペダル1の踏み込み量は、ブレーキマスタシリンダ2によって、その踏み込み量に応じた油圧に変換されるようになっている。ブレーキマスタシリンダ2に生じた油圧は、ブースタ3によって増圧され、ブレーキ圧としてホイールシリンダ4へ、油圧ユニット(図1においては「HYP」と表記)102を介して伝達され、ホイールシリンダ4により車輪5へブレーキ力が作用せしめられるようになっている。
なお、油圧ユニット102は、ブレーキマスタシリンダ2とホイールシリンダ4との間を接続し、ブレーキ液を流通させる配管(図示せず)や、ブレーキ液の流通を制御する電磁切換弁(図示せず)などが設けられてなるものである。
また、図1においては、図面を簡潔にして理解を容易とするため、ホイールシリンダ4及び車輪5を1個のみ示したものとなっているが、これらは、実際には、車輪の数に対応して設けられるものとなっている。
そして、本発明の実施の形態においては、ブレーキペダル1の踏み込みに応じて、オン・オフ(ON・OFF)信号を出力する同一構成の2つのブレーキスイッチ6a,6bが、ブレーキペダル1の踏み込みの有無を検出できるようにブレーキペダル1近傍の適宜な位置に設けられている。
このブレーキスイッチ6a,6bの出力信号は、ブレーキ装置の動作制御などを行う電子制御ユニット101に入力されるようになっている。
電子制御ユニット101は、例えば、公知・周知の構成を有してなるマイクロコンピュータ(図示せず)を中心に、RAMやROM等の記憶素子(図示せず)を有すると共に、油圧ユニット102の電磁切換弁(図示せず)を駆動するための駆動回路(図示せず)などを主たる構成要素として構成されたものとなっている。
図2及び図3には、かかる電子制御ユニット101によって実行されるブレーキスイッチ故障診断処理の手順を示すフローチャートが示されており、以下、これらの図を参照しつつ本発明の実施の形態におけるブレーキスイッチ故障診断処理について説明する。
まず、本発明の実施の形態におけるブレーキスイッチ故障診断処理は、電子制御ユニット101において実行される車両の動作制御のための様々な処理の中の1つとして実行されるものであり、そのためサブルーチン処理として実行されるものとなっている。
電子制御ユニット101により処理が開始されると、電子制御ユニット101に入力された第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態にあるか否かが判定される(図2のステップS100参照)。
ここで、第1のブレーキスイッチ6aの出力信号の状態を、”BK SW1”と、第2のブレーキスイッチ6bの出力信号の状態を、”BK SW2”と、それぞれ表すものとする。
また、本発明の実施の形態においては、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bは、ブレーキペダル1が踏み込まれた際、共にオン(ON)状態(閉成状態)となり、電子制御ユニット101においては、BK SW1=BK SW2=ON(又は論理値High)と認識されるものとなっている。なお、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bは、必ずしも上述のようにブレーキペダル1が踏み込まれた際にオンとなるものに限定される必要はなく、逆論理、すなわち、ブレーキペダル1が踏み込まれた際にオフ(OFF)となるものであっても良い。
しかして、ステップS100において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が、BK SW1=BK SW2=ONであると判定された場合(YESの場合)には、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bは、暫定的に正常であるとして、第1判定カウンタ(詳細は後述)用のクリア遅延タイマの動作が開始され所定時間Tcの計時が行われる(図2のステップs130参照)。
そして、第1判定カウンタ用クリア遅延タイマによる所定時間Tcの計時完了時に、第1判定カウンタがリセットクリアされ(図2のステップS132参照)、一旦、一連の処理が終了されて図示されないメインルーチンへ戻ることとなる(図3参照)。
ここで、クリア遅延タイマは、公知・周知のいわゆるタイマソフウェアを用いてなるもので、このように、第1判定カウンタをクリアする前に、所定時間Tcの計時を行うのは、ステップS110におけるYESの判定結果が、例えばノイズなどで生じた場合に、安定した動作状態となってから第1判定カウンタのクリアを行うことで、動作の信頼性を確保するためである。
一方、ステップS100において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が、BK SW1=BK SW2=ONではないと判定された場合(NOの場合)には、ステップS102の処理へ進み、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオフ状態にあるか否かが判定される。
そして、ステップS102において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号は、BK SW1=BK SW2=OFFであると判定された場合(YESの場合)には、基本的に先に説明したステップS130,S132と同様な処理であるステップS134,S136が実行されることとなる。
すなわち、ステップS134においては、第2判定カウンタ(詳細は後述)用のクリア遅延タイマの動作が開始され所定時間Tcの計時が行われる。
そして、第2判定カウンタ用クリア遅延タイマによる所定時間Tcの計時完了時に、第2判定カウンタがリセットクリアされ(図2のステップS136参照)、一旦、一連の処理が終了されて図示されないメインルーチンへ戻ることとなる(図3参照)。
一方、先のステップS102において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号は、BK SW1=BK SW2=OFFではないと判定された場合(NOの場合)には、マスクタイマが動作中であるか否かが判定されることとなる(図2のステップS104参照)。マスクタイマは、所定期間Tmの間、以下のステップS106の処理以降へ進むことを回避するために動作せしめられるタイマである(詳細は後述)。なお、タイマ自体は、公知・周知のいわゆるタイマソフトウェアを用いてなるものであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
そして、ステップS104において、マスクタイマ動作中と判定された場合には、一連の処理が一旦終了されて、図示されないメインルーチンへ戻ることとなる(図3参照)。
一方、ステップS104において、マスクタイマは動作中ではないと判定された場合(NOの場合)には、ステップS106の処理へ進み、判定遅延タイマが始動されることとなる。判定遅延タイマは、先のマスクタイマと同様、いわゆるタイマソフトウェアを用いてなるもので、所定時間Tjの計時を行うものである。
そして、判定遅延タイマにより所定時間Tjの計時が完了したと判定されると(図2のステップS108参照)、ステップS110の処理へ進み、先のステップS100同様、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態にあるか否かが判定されることとなる。
このように本発明の実施の形態においては、先のステップS100,S102において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの不一致が検出された際に、直ちに故障であるとするのではなく、判定遅延タイマによる所定時間Tj経過後においても、依然として同様な状態が検出された場合に、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6のいずれかが故障の可能性有りとして、後述するように、その発生回数を第1及び第2判定カウンタによりカウントするようにしている(図2のステップS114,S120参照)。
これは、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態ではないこと、及び、共にオフ状態でないことが何らかの原因により偶発的に生じた場合などや、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が実際には不一致状態にないにも関わらず、ノイズなどにより、電子制御ユニット101にあたかも第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態ではない、又は、オフ状態ではないと等価な信号が入力された場合などにおいて故障と誤判定されるのを回避し、故障判定の信頼性を確保するためである。
しかして、ステップS110において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態にあると判定された場合(YESの場合)には、先のステップS100でYESと判定された場合と同様に、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bは暫定的に正常であるとして、既に説明したステップS130の処理へ進むこととなる。
一方、ステップS110において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号は共にオン状態ではないと判定された場合(NOの場合)には、ステップS112の処理へ進み、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオフ状態であるか否かが判定されることとなる。
そして、ステップS112において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオフ状態にあると判定された場合(YESの場合)には、先のステップS102でYESと判定された場合と同様に、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bは暫定的に正常であるとして、既に説明したステップS134の処理へ進むこととなる。
一方、ステップS112において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオフ状態ではないと判定された場合(NOの場合)には、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれか一方が故障して、出力信号に不一致の状態が生じている可能性ありとして、第1及び第2判定カウンタにおける計数動作が実行されることとなる(図2のステップS114,S120参照)。
このように、本発明の実施の形態においては、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が不一致であると判定された場合、第1及び第2判定カウンタのいずれも計数を行うようにしているが、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態であると判定された場合には、第1判定カウンタがクリアされ(図2のステップS132参照)、また、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオフ状態であると判定された場合には、第2判定カウンタがクリアされる(図2のステップS136参照)ようになっているために、結果として不必要な計数動作がなされることはないものとなっている。
すなわち、第1判定カウンタのカウンタ値Nc1が所定増分値、すなわち、例えば、1つ計数(カウント)され(計数実行)、また、第2判定カウンタのカウンタ値Nc2が所定増分値、すなわち、例えば、1つ計数(カウント)される(計数実行)こととなる。なお、この場合、それぞれの増分値は、同一であっても、また、異なる値であっても、いずれでもよい。
そして、第1及び第2判定カウンタによる計数実行に伴いマスクタイマの計時が開始せしめられることとなる(図2のステップS116,S122参照)。
マスクタイマは、先に概略を説明したように、ステップS112において、BK SW1=BK SW2=OFFではないと判定された後、所定時間Tmの間、ステップS110以降の処理を回避するために設けられたソフトウェアタイマである。これは、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態ではない、又は、共にオフ状態ではないとの判定が、何らかの原因により偶発的に生じた場合などや、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が実際には共にオン状態ではない、又は、共にオフ状態ではないにも関わらず、ノイズなどにより、電子制御ユニット101にあたかもそのような状態にあると等価な信号が入力された場合などにおけるステップS110以降の処理を回避することで、故障判定の信頼性をより高めるためである。
次いで、マスクタイマ始動の後は、第1判定カウンタのカウンタ値Nc1が、所定値α以上となったか否かが判定されると共に、第2判定カウンタのカウンタ値Nc2が、所定値β以上となったか否かが判定されることとなる(図3のステップS118,S214参照)。なお、所定値α、βについては、α=βであっても良い。
そして、第1判定カウンタのカウンタ値Nc1が所定値α以上である(YES)と判定されるか、又は、第2判定カウンタのカウンタ値Nc2が所定値β以上である(YES)と判定された場合にのみ(図3のステップS118,S214参照)、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれかが故障であるとして、マスクタイマが動作中であっても強制的にリセットされる(図3のステップS126参照)と共に、故障報知が実行されることとなる(図3のステップS128参照)。
なお、故障報知は、表示素子や表示装置における故障表示や、点灯素子などの点灯、ブザーなどの鳴動素子の鳴動等、種々の一般に良く知られている手法によるものが好適であり、これらのいずれか、又は、その組み合わせであっても良く、特定の手法に限定される必要は無いものである。
このように、本発明の実施の形態におけるブレーキスイッチの故障診断においては、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bが共に、常時オン状態、又は、常時オフ状態となるような故障の発生は、非常に希であるとの前提の下、いずれか一方が、常時オン状態、又は、常時オフ状態となる故障状態の検出を可能としたものとなっている。
次に、上述のブレーキスイッチ故障判定処理が実行された際におけるより具体的な動作について、図4及び図5に示されたタイミング図を参照しつつ説明する。
まず、図4において、図4(A)は、第1のブレーキスイッチ6aの出力信号(BK SW1)の変化例を示すタイミング図、図4(B)は、第2のブレーキスイッチ6bの出力信号(BK SW2)の変化例を示すタイミング図、図4(C)は、判定遅延タイマの計時による時間経過を擬似的にランプ(傾斜)波形として表したタイミング図、図4(D)は、第1判定カウンタの計数値の変化を擬似的に階段状の波形で表したタイミング図、図4(E)は、第2判定カウンタの計数値の変化を擬似的に階段状の波形で表したタイミング図、図4(F)は、故障報知(図3のステップS128参照)において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれかが故障状態であるとの判定に対応して生成される論理信号を示すタイミング図である。
この図4は、第1のブレーキスイッチ6aが、常時オフ状態の故障状態となった場合における故障診断動作の例を示すものとなっている。
すなわち、時刻t0までは、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれもが正常な動作状態となっているが、それ以後、第1のブレーキスイッチ6aは、常時オフ状態となっている(図4(A)参照)。
そして、時刻t1において、第1のブレーキスイッチ6aの出力信号はオフ状態、第2のブレーキスイッチ6bの出力信号はオン状態であるため、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号は、共にオン状態ではなく、また、共にオフ状態でもないと判定されることとなる(図2のステップS100,S102参照)。
時刻t1の時点において、マスクタイマは動作していないため、判定遅延タイマが始動され(図2のステップS104,S106参照)、所定時間Tj経過した時刻t2において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bが共にオン状態であるか否かが再度判定され(図2のステップS110参照)、この時点において、第1のブレーキスイッチ6aは依然としてオフ状態、第2のブレーキスイッチ6bはオン状態である(図4(A)及び図4(B)参照)ため、ステップS110においてNOと判定され、続いて、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bが共にオフ状態であるか否かが再度判定される(図2のステップS112参照)。
そして、ステップS112においてもNOと判定されることで、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれかが故障であるとして、第1及び第2判定カウンタがカウントアップされ、同時にマスクタイマが始動されることとなる(図2のステップS114,S120、S116,S122並びに図4(D)及び図4(E)参照)。
この後、マスクタイマ動作中の時刻t3において、第2のブレーキスイッチ6bがオフ状態となると、マスクタイマ動作中であっても、図2のステップS100,S102は実行されるので、S102において、BK SW1=BK SW2=OFFであると判定されることとなり、第2判定カウンタは、第2判定カウンタ用のクリア遅延タイマによる所定時間Tcの計時後にクリアされることとなる(図4(E)参照)。
この後、時刻t4において、マスクタイマの計時が終了し、ステップS100が実行されると、第2のブレーキスイッチ6bはオン状態にあるが、第1のブレーキスイッチ6aはオフ状態であるため、NOと判定され、さらに、ステップS102においてもNOと判定され、遅延タイマによる計時が開始されることとなる。
そして、所定時間Tj経過後、ステップS110,S112においていずれもNOとの判定となるため、第1及び第2判定カウンタがカウントアップされることとなる(図4(D)及び図4(E)参照)。
この後、時刻t5において、第2のブレーキスイッチ6bがオフ状態となることによって、先に、説明した時刻t3の場合同様、ステップS102におけるBK SW1=BK SW2=OFFとの判定がなされることによって、所定時間Tc経過後に第2判定カウンタはクリアされることとなる(図4(E)参照)。
以下、同様にして上述したような動作が繰り返され、時刻tnにおいて、第1判定カウンタのカウンタ値Nc1が所定値αとなると(図4(D)参照)、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれかが故障であるとする論理値Highの論理信号が電子制御ユニット101内において生成され(図4(F)参照)、故障報知などのトリガ信号とされることとなる。
このように、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの一方が、常時オフ状態に故障した場合、第2判定カウンタは、一時的に計数を行うことはあっても、かならずクリアされるために、所定値βに達することはない。
その一方で、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号が共にオン状態とはならないために、第1判定カウンタはクリアされることなく計数を繰り返すことができ、所定値αに達して故障判定がなし得るものとなっている。
次に、第1のブレーキスイッチ6aが常時オン状態となる故障状態となった場合の故障診断動作について、図5を参照しつつ説明する。
まず、図5(A)〜図5(F)の各々が示す対象は、上述の図4(A)〜図4(F)と同一である。
図5において、時刻t0までは、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれもが正常な動作状態となっているが、それ以後、第1のブレーキスイッチ6aは、常時オン状態となっている(図5(A)参照)。
そして、時刻t1において、第1のブレーキスイッチ6aの出力信号はオン状態、第2のブレーキスイッチ6bの出力信号はオフ状態であるため、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bの出力信号は、共にオン状態ではなく、また、共にオフ状態でもないと判定されることとなる(図2のステップS100,S102参照)。
時刻t1の時点において、マスクタイマは動作していないため、判定遅延タイマが始動され(図2のステップS104,S106参照)、所定時間Tj経過した時刻t2において、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bが共にオン状態であるか否かが再度判定され(図2のステップS110参照)、この時点において、第1のブレーキスイッチ6aは依然としてオン状態、第2のブレーキスイッチ6bはオフ状態である(図5(A)及び図5(B)参照)ため、ステップS110においてNOと判定され、続いて、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bが共にオフ状態であるか否かが再度判定される(図2のステップS112参照)。
そして、ステップS112においてもNOと判定されることで、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれかが故障であるとして、第1及び第2判定カウンタがカウントアップされ、同時にマスクタイマが始動されることとなる(図2のステップS114,S120、S116,S122並びに図5(D)及び図5(E)参照)。
この後、マスクタイマ動作中の時刻t3において、第2のブレーキスイッチ6bがオン状態となると、マスクタイマ動作中であっても、図2のステップS100は実行されるので、ステップS100において、BK SW1=BK SW2=ONであると判定されることとなり、第1判定カウンタは、第1判定カウンタ用のクリア遅延タイマによる所定時間Tcの計時後にクリアされることとなる(図5(D)参照)。
この後、時刻t4において、マスクタイマの計時が終了し、ステップS100が実行されると、第1のブレーキスイッチ6bはオン状態にあるが、第2のブレーキスイッチ6bはオフ状態であるため、NOと判定され、さらに、ステップS102においてもNOと判定され、遅延タイマによる計時が開始されることとなる。
そして、所定時間Tj経過後、ステップS110,S112においていずれもNOとの判定となるため、第1及び第2判定カウンタがカウントアップされることとなる(図5(D)及び図5(E)参照)。
この後、時刻t5において、第2のブレーキスイッチ6bがオン状態となることによって、先に、説明した時刻t3の場合同様、ステップS100におけるBK SW1=BK SW2=ONとの判定がなされることによって、所定時間Tc経過後に第1判定カウンタはクリアされることとなる(図5(D)参照)。
以下、同様にして上述したような動作が繰り返され、時刻tnにおいて、第2判定カウンタのカウンタ値Nc2が所定値βとなると(図5(E)参照)、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bのいずれかが故障であるとする論理値Highの論理信号が電子制御ユニット101内において生成され(図5(F)参照)、故障報知などのトリガ信号とされることとなる。
本発明の実施の形態においては、第1及び第2のブレーキスイッチ6a,6bが、共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態ではないことを検出し、それが検出された場合に故障として計数を行うようにしたが、これに限定される必要ななく、例えば、2つのブレーキスイッチの論理を逆にして、共にオン状態、または、共にオフ状態にあることを検出するようにし、それが検出された場合に故障として、その発生回数を計数するようにしても良い。
本発明の実施の形態におけるブレーキスイッチ故障診断方法が適用される車両ブレーキ装置の構成例を示す構成図である。 図1に示された車両ブレーキ装置において実行されるスイッチ故障診断処理の具体的な手順を示すサブルーチンフローチャートである。 図2に示されたスイッチ故障診断処理の後半部分の手順を示すサブルーチンフローチャートである 2つのブレーキスイッチのいずれかがオフ固着の故障状態となった場合の本発明の実施の形態におけるブレーキスイッチ故障判定動作について説明するタイミング図であって、図4(A)は、第1のブレーキスイッチの出力信号の変化例を示すタイミング図、図4(B)は、第2のブレーキスイッチの出力信号の変化例を示すタイミング図、図4(C)は、判定遅延タイマの計時による時間経過を擬似的にランプ波形として表したタイミング図、図4(D)は、第1判定カウンタのカウンタ値の変化を擬似的に階段状の波形で表したタイミング図、図4(E)は、第2判定カウンタのカウンタ値の変化を擬似的に階段状の波形で表したタイミング図、図4(F)は、第1及び第2のブレーキスイッチが故障状態であると判定された際に生成される論理信号を示すタイミング図である。 2つのブレーキスイッチのいずれかがオン固着の故障状態となった場合の本発明の実施の形態におけるブレーキスイッチ故障判定動作について説明するタイミング図であって、図5(A)は、第1のブレーキスイッチの出力信号の変化例を示すタイミング図、図5(B)は、第2のブレーキスイッチの出力信号の変化例を示すタイミング図、図5(C)は、判定遅延タイマの計時による時間経過を擬似的にランプ波形として表したタイミング図、図5(D)は、第1判定カウンタのカウンタ値の変化を擬似的に階段状の波形で表したタイミング図、図5(E)は、第2判定カウンタのカウンタ値の変化を擬似的に階段状の波形で表したタイミング図、図5(F)は、第1及び第2のブレーキスイッチが故障状態であると判定された際に生成される論理信号を示すタイミング図である。
符号の説明
1…ブレーキペダル
6a…第1のブレーキスイッチ
6b…第2のブレーキスイッチ
101…電子制御ユニット
102…油圧ユニット

Claims (7)

  1. ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチの故障診断方法であって、
    ブレーキペダルの操作状態を検出可能に設けられた2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことが検出された場合、第1判定カウンタ及び第2判定カウンタにおいてそれぞれ所定増分値だけの計数を行う一方、前記2つのブレーキスイッチが、共にオン状態であることが検出された場合には、前記第1判定カウンタのカウント値を零とし、また、前記2つのブレ
    ーキスイッチが、共にオフ状態であることが検出された場合には、前記第2判定カウンタのカウント値を零とすることを周期的に繰り返し、
    前記第1判定カウンタ又は第2判定カウンタのカウント値がそれぞれ予め定められた所定値以上となった際に、ブレーキスイッチの故障と判定することを特徴とするブレーキスイッチの故障診断方法。
  2. ブレーキペダルの操作状態を検出可能に設けられた2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことが検出された場合、判定遅延タイマによる所定時間の計時を行い、しかる後、再度、前記2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことが検出された場合に、第1判定カウンタ及び第2判定カウンタにおいてそれぞれ所定増分値だけの計数を行うことを特徴とする請求項1記載のブレーキスイッチの故障診断方法。
  3. 第1判定カウンタ及び第2判定カウンタによる計数が行われた際には、判定遅延タイマによる計時を所定時間の間禁止し、判定遅延タイマによる計時完了後における2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことの検出を回避することを特徴とする請求項2記載のブレーキスイッチの故障診断方法。
  4. ブレーキペダルの操作状態を検出する2つのブレーキスイッチの出力信号が入力されて、前記ブレーキスイッチの故障診断を行うよう構成されてなるブレーキスイッチ故障診断装置において実行されるブレーキスイッチ故障診断プログラムであって、
    前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオン状態か否かを判定する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオン状態であると判定された場合に、第1判定カウンタをクリアする第2のステップと、
    前記第1のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオン状態ではないと判定された場合に、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオフ状態か否かを判定する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオフ状態であると判定された場合に、第2判定カウンタをクリアする第4のステップと、
    前記第3のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオフ状態ではないと判定された場合に、判定遅延タイマによる所定時間の計時を行う第5のステップと、
    前記第5のステップにおける判定遅延タイマによる所定時間の計時が完了した際に、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオン状態か否かを判定する第6のステップと、
    前記第6のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオン状態であると判定された場合に、前記第1判定カウンタをクリアする第7のステップと、
    前記第6のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオン状態ではないと判定された場合に、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオフ状態か否かを判定する第8のステップと、
    前記第8のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオフ状態であると判定された場合に、前記第2判定カウンタをクリアする第9のステップと、
    前記第8のステップにおいて、前記2つのブレーキスイッチの出力信号が、共にオフ状態ではないと判定された場合に、第1及び第2判定カウンタにより、それぞれ定められた所定増分値のカウントを行う第10のステップと、
    前記第10のステップにおける第1及び第2判定カウンタによるカウント後に、それぞれのカウント値がそれぞれ設定された所定値以上となったか否かを判定する第11のステップと、
    前記第11のステップにおいて、いずれか一方のカウント値が所定値以上であると判定された際に前記2つのブレーキスイッチのいずれか一方が故障であるとする第12のステップと、を有し、これらが周期的に繰り返されるよう構成されてなるこをと特徴とするブレーキスイッチ故障診断プログラム。
  5. ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチの故障診断装置であって、
    ブレーキペダルの操作状態に応じて所定の信号を出力する2つのブレーキスイッチと、
    前記2つのブレーキスイッチの出力信号を入力し、その故障の有無を判定する電子制御ユニットとを有してなり、
    前記電子制御ユニットは、
    前記2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことを検出し、その検出がなされた場合には、第1判定カウンタ及び第2判定カウンタにおいてそれぞれ所定増分値だけの計数を行う一方、前記2つのブレーキスイッチが、共にオン状態であることが検出された場合には、前記第1判定カウンタのカウント値を零とし、また、前記2つのブレーキスイッチが、共にオフ状態であることが検出された場合には、前記第2判定カウンタのカウント値を零とすることを周期的に繰り返し、
    前記第1判定カウンタ又は第2判定カウンタのカウント値がそれぞれ予め定められた所定値以上となった際に、ブレーキスイッチの故障と判定するよう構成されてなることを特徴とするブレーキスイッチの故障診断装置。
  6. 電子制御ユニットは、
    ブレーキペダルの操作状態を検出可能に設けられた2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことが検出された場合、判定遅延タイマによる所定時間の計時を行い、しかる後、再度、前記2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことの検出を行い、その検出がなされた場合に、第1判定カウンタ及び第2判定カウンタにおいてそれぞれ所定増分値だけの計数を行うよう構成されてなることを特徴とする請求項5記載のブレーキスイッチの故障診断装置。
  7. 電子制御ユニットは、
    第1判定カウンタ及び第2判定カウンタによる計数が行われた際には、判定遅延タイマによる計時を所定時間の間禁止し、判定遅延タイマによる計時完了後における2つのブレーキスイッチが共にオン状態ではなく、かつ、共にオフ状態でないことの検出が回避されるよう構成されてなることを特徴とする請求項6記載のブレーキスイッチの故障診断装置。
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