JP4886292B2 - エレベータ据え付け工事における親綱の保持構造 - Google Patents

エレベータ据え付け工事における親綱の保持構造 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータ据え付け工事の際にエレベータ昇降路内において作業をする作業者の安全を確保するための技術で、より詳しくはエレベータ据え付け工事における親綱の保持構造に関するものである。
ロープ式など、エレベータ昇降路の頂部に建物梁などが設けられているものにおいては、エレベータ据え付け工事の際に建物梁からエレベータ昇降路内にロープを垂らし、これを安全用親綱として用いて、作業者が適宜安全索を親綱に固定し、作業の安全を図っている。
これに対し、エレベータ昇降路の頂部にこのような建物梁がないエレベータ装置(例えば直接油圧式エレベータでは、エレベータ昇降路の底部に油圧ジャッキを据え、これによりエレベータかごを直接昇降するので、エレベータ昇降路の頂部に親綱を係合させるような建物梁はない)では、親綱を固定することが簡単ではなく、また、エレベータ昇降路内に突出するような固定部はエレベータかごの昇降の妨げになる。
そこで、エレベータ昇降路内の梁、鉄骨などに親綱を掛けたり、作業員に取付ける安全索を掛けるなどおこなっているが、作業員の掛け忘れなどが発生するおそれがあった。
また、エレベータ昇降路の天井にあらかじめ固定金具を埋め込み、この天井に生め込んだ固定金具に安全綱を取付けたフックを引掛けるようにしたものが特許文献1により知られている。
ところで、一般にエレベータ装置を備えた建物においては、工事を分離するため、建物側の施工時にはエレベータ昇降路となる空間を形成するのみで、このため、エレベータ昇降路となる空間内に設置するものは、建物側の施工の際には用意されず、エレベータ施工業者側で用意する。若しくは、エレベータ施工業者側から建物施工業者側に要請することになるが、建物施工業者側に要請した場合、施工忘れが生じたりするおそれがあり、また、エレベータ施工業者側で用意する場合、わざわざ建物に親綱を支持するための部材を常設するために固定するには手間がかかるという問題があり、一方で直接油圧式エレベータでは、施工後のメンテナンス時にはエレベータかごに乗って昇降することで、エレベータ昇降路内の点検を行なうため、安全用親綱はエレベータ施工時にのみ必要と考えらえているので、常設までは必要が無いと考えられている。
特開2001−153124号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、エレベータ施工業者側において親綱を支持するための親綱支持治具を簡単に建物に取付けることができ、また、エレベータ設置工事終了後には簡単に取外してエレベータかごの昇降の邪魔にならないエレベータ据え付け工事における親綱の保持構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るエレベータ据え付け工事における親綱の保持構造は、エレベータ乗り場1に設けたエレベータ昇降路2に連通する乗り場開口部3にエレベータ乗り場1側から架け渡される棒材4と、該棒材4にエレベータ昇降路2側から突出量変更可能に設けられたねじ体5と、ねじ体5から垂設された挟持部6とを有する親綱支持治具7であって、乗り場開口部3を上下の梁材18と両側の柱材19で構成し、両柱材19のエレベータ乗り場1側の面に当接するように棒材4を両柱材19間に架け渡すと共に、挟持部6を下の梁材18のエレベータ昇降路2側の面に対向させ、ねじ体5の突出量を減じて棒材4と挟持部6とで両柱材19及び下の梁材18を挟持することで親綱支持治具7を乗り場開口部3に固定し、親綱支持治具7にエレベータ昇降路2内に垂下される作業者の安全索を取付ける親綱8を支持して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、ねじ体5の突出量を減じることで乗り場開口部3をエレベータ乗り場1側棒材4と挟持部6とで内外から挟持するという簡単な構成で親綱支持治具7を乗り場開口部3に固定することができ、エレベータ施工業者側において簡単に親綱を保持するための親綱支持治具7の取付けができ、しかも、エレベータ昇降路2の頂部に建物梁や天井が無くてもエレベータ乗り場1には必ず設けられる乗り場開口部3を利用して親綱支持治具7の取付けが容易にできるものであり、また、エレベータ設置作業の終了後にはねじ体5を緩めることで、親綱支持治具7を乗り場開口部3から簡単に取外すことができて、施工後におけるエレベータかごの昇降の邪魔になることがない。
本発明は、エレベータ昇降路の頂部に建物梁や天井がなくても、乗り場開口部を有効利用してエレベータ設置時にエレベータ施工業者側において親綱を支持するための親綱支持治具を簡単に建物に取付けることができ、また、エレベータ設置工事終了後には簡単に取外してエレベータかごの昇降の邪魔にならないようにできる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1には本発明に係る親綱支持治具7の斜視図が示してある。親綱支持治具7は、金属製の角パイプのような棒材4と、棒材4に突出量可変自在に取付けられるねじ体5と、ねじ体5から垂設された挟持部6とで構成してある。
棒材4の長手方向には複数箇所(実施形態では3箇所以上)に孔9が設けてあり、上記複数の孔9のうち任意の複数箇所の孔9に2つ以上のねじ体5が突出量可変自在に取付けられる。このように複数の孔9のうち任意の複数箇所の孔9に2つ以上のねじ体5を選択的に取付けることで、後述の乗り場開口部3の開口巾に応じてねじ体5の取付け位置の調整ができる。
ねじ体5は外周に雄ねじを刻設したねじ軸部10の先端部に環状をした親綱支持部11を設け、更に、ねじ軸部10の先端部の親綱支持部11の突出基部に挟持部6の上部をナット12により固定してある。挟持部6は、ねじ軸部10に挿入する孔(図示せず)を有する固定縦片13の下端部から親綱支持部11の突出方向に突出した水平片14を一体に突出し、更に、水平片14の先端から下方に下垂下片15を一体に垂設して構成してある。
そして、ねじ体5のねじ軸部10を任意の孔9に挿入し、ナット16を締付けて固定するのであるが、この場合、ナット16の締付け位置を調整することで、棒材4からのねじ体5突出量を可変することができるようになっている。
上記の構成の親綱支持治具7はエレベータ施工業者がエレベータ設置工事を行なう際に使用する。
すなわち、エレベータ設置工事を行なう前に建物施工業者により建物の躯体工事を行なう際、エレベータ昇降路2となる空間と、各階に廊下のようなエレベータ乗り場1が形成され、エレベータ乗り場1の空間とエレベータ昇降路2とを連通する乗り場開口部3が形成される。上記建物の躯体工事において乗り場開口部3は、通常、エレベータ昇降路2の四隅に立設される柱17のうちエレベータ乗り場1側の一対の柱17間に架設される上下の梁材18間に乗り場開口部3の両側に位置する部位に柱材19を立設することで構成される。
建物施工業者による建物躯体工事の施工後、建物施工業者による内装工事の施工前に、エレベータ施工業者によりエレベータ昇降路2内にエレベータ設置工事を行なう。
このエレベータ施工業者によるエレベータ設置工事に当たり、まず、上記親綱支持治具7を最上階のエレベータ乗り場1に設けられる乗り場開口部3に取付ける。
親綱支持治具7の取付けに当たっては、ナット16を緩めて棒材4からのねじ体5の突出量を長く突出させた状態で、乗り場開口部3にエレベータ乗り場1側から棒材4を架け渡すと共に、ねじ体5の先端部を乗り場開口部3からエレベータ昇降路2内に突出させる。ここで、棒材4は乗り場開口部3の両側に設けられる乗り場開口部3の骨組み部材である一対の柱材19又は一対の柱17のエレベータ乗り場1側の面に当接するように架け渡す。図4の実線では棒材4を一対の柱材19に当接させている例を示しているが、これに加えて、図4の破線のように棒材4の両端部を構造材である一対の柱17に当接させてもよい。これにより取付け強度がより向上する。また、ねじ体5の先端部に垂設した挟持部6の水平片14を乗り場開口部3の下の部材となる梁材18の上面に設置すると共に下垂下片15を梁材18の側面に対向させる。この状態でナット16を締め付けてねじ体5の突出量を減じることで図2、図3に示すように下垂下片15を梁材18の側面に押し付けて棒材4と挟持部6とで、乗り場開口部3の骨組み部材である柱材19又は柱17と、梁材18と挟持することで親綱支持治具7を乗り場開口部3の骨組み部材に固定する。
このように親綱支持治具7を乗り場開口部3の骨組み部材に固定した状態で、ねじ体5の先端に設けられてエレベータ昇降路2内に突出している親綱支持部11に親綱8を取付けて支持させ、親綱8をエレベータ昇降路2内に垂らし、親綱8に作業者の安全索を締結する。ここで、作業者の安全索としては従来から一般に使用されたものを用いることができるが、例えば、一端が作業者側のベルトなどに係止するフックを設け、他端に親綱に提携する締結具を設けたものを使用することができる。勿論これにのみ限定されない。
上記のようにしてエレベータ施工業者の安全性を確保しながらエレベータ昇降路2内においてエレベータの諸設備の据え付け工事を行なう。この場合、エレベータとしてはエレベータ昇降路2の底部に油圧ジャッキを据え、これによりエレベータかごを直接昇降する直接油圧式エレベータであってもよく、また、ロープ吊り式エレベータであってもよい。
エレベータの据え付け工事が終了すると、ナット16を緩めることで親綱支持治具7の乗り場開口部3の骨組みへの固定を解除して取外すと共に、親綱支持部11から親綱8を取外す。この作業はエレベータ施工業者が行なう。その後、建物作業業者により、建物の内装工事等が行なわれる。この場合、エレベータ乗り場1には床が形成され、また、乗り場開口部3には上記骨組みの外面に壁材が貼られて壁が形成される。
本発明の親綱支持治具の分解斜視図である。 親綱支持治具の取付け状態を示す概略斜視図である。 同上の拡大斜視図である。 同上の平面図である。
符号の説明
1 エレベータ乗り場
2 エレベータ昇降路
3 乗り場開口部
4 棒材
5 ねじ体
6 挟持部
7 親綱支持治具
8 親綱

Claims (1)

  1. エレベータ乗り場に設けたエレベータ昇降路に連通する乗り場開口部にエレベータ乗り場側から架け渡される棒材と、該棒材にエレベータ昇降路側から突出量変更可能に設けられたねじ体と、ねじ体から垂設された挟持部とを有する親綱支持治具であって、乗り場開口部を上下の梁材と両側の柱材で構成し、両柱材のエレベータ乗り場側の面に当接するように棒材を両柱材間に架け渡すと共に、挟持部を下の梁材のエレベータ昇降路側の面に対向させ、ねじ体の突出量を減じて棒材と挟持部とで両柱材及び下の梁材を挟持することで親綱支持治具を乗り場開口部に固定し、親綱支持治具にエレベータ昇降路内に垂下される作業者の安全索を取付ける親綱を支持して成ることを特徴とするエレベータ据え付け工事における親綱の保持構造。
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