JP4885201B2 - 樹脂管継手 - Google Patents

樹脂管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP4885201B2
JP4885201B2 JP2008306792A JP2008306792A JP4885201B2 JP 4885201 B2 JP4885201 B2 JP 4885201B2 JP 2008306792 A JP2008306792 A JP 2008306792A JP 2008306792 A JP2008306792 A JP 2008306792A JP 4885201 B2 JP4885201 B2 JP 4885201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
union nut
diameter
outer peripheral
tube
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008306792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010127459A (ja
Inventor
良 今西
真照 山田
一清 手嶋
岳寛 中村
貴之 岸本
昭宏 増田
健 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2008306792A priority Critical patent/JP4885201B2/ja
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to EP09830286.2A priority patent/EP2372214B1/en
Priority to US13/131,943 priority patent/US9151427B2/en
Priority to KR1020117013517A priority patent/KR101322576B1/ko
Priority to CN2009801483247A priority patent/CN102232158B/zh
Priority to PCT/JP2009/068964 priority patent/WO2010064519A1/ja
Priority to TW098140619A priority patent/TWI495815B/zh
Publication of JP2010127459A publication Critical patent/JP2010127459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4885201B2 publication Critical patent/JP4885201B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L47/00Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics
    • F16L47/04Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics with a swivel nut or collar engaging the pipe
    • F16L47/041Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics with a swivel nut or collar engaging the pipe the plastic pipe end being flared either before or during the making of the connection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

本発明は、流体移送路としてのチューブを拡径(フレア)させて接続させる構造の樹脂管継手に係り、詳しくは、半導体製造や医療・医薬品製造、食品加工、化学工業等の各種技術分野の製造工程で取り扱われる高純度液や超純水の配管にも好適であって、ポンプ、バルブ、フィルタ等の流体機器や流体移送路であるチューブの接続手段として用いられる樹脂管継手に関するものである。
この種の樹脂管継手としては、特許文献1において開示されるチューブ継手が知られている。即ち、合成樹脂製のチューブ(1)を継手本体(4)の嵌合筒(5)に強制的に押し込むか、又は特許文献1の図2に示されるように、予めチューブ端部(2)を拡径させて嵌合筒(5)に嵌め込むかする。それから、予めチューブに嵌装されているユニオンナット(6)を継手本体に螺合させ、締込み操作して継手本体(4)の軸心方向に強制移動させることにより、チューブ(1)の拡径付け根部分(2a)をエッヂ部(6a)で軸心方向に強く押圧し、チューブ(1)と嵌合筒(5)との間をシールする構造である。
上述の構造と同様なものとしては、特許文献2の図8,図9において開示された樹脂管継手も知られている。また、特許文献2の図5や特許文献3において開示されるように、インナーリングに拡径外嵌されているチューブ端を継手本体の嵌合筒に内嵌させ、ユニオンナットの締付によってチューブにおけるインナーリングへの拡径部を押圧してシールさせる構造の樹脂管継手もある。いずれにしても、チューブ端を拡径(フレア)させてユニオンナットの締付でシールさせる構造である。チューブの先端を嵌合筒部外嵌させてナット止めする前者の構造のものでは、継手本体とユニオンナットとの2部品で経済的に管継手を構成できる良さがあり、インナーリングを用いる後者の構造のものでは、確実に漏れが回避できて安定した性能が得られ、かつ、信頼性に優れる良さがある。
ところで、これらのように種々の優れたメリットを持つ樹脂管継手の実際の施工において、ユニオンナットの締付終了時点が分り難いという慢性的な要改善項目があった。もともと、樹脂製の継手においては、その材料の特性上、ユニオンナットの回し操作に対して締付けトルクが漸増するので、金属材料のように締付トルクが急激に大きくなることによる締切り感に乏しく、感覚的に締付終了が分かり難いのである。締付が不足すると漏れのおそれがあり、締め付け過ぎると継手を損壊させるおそれがある。樹脂製であるが故にそれらの不都合が起こり易いので、正しくユニオンナットの締付を終える必要がある。
例えば、作業者が完全に視認できる状態に管継手が露出配備されている場合であれば、ユニオンナットの締込みに伴う螺進具合の位置確認によって締付終了状態になったこと、或いはそれに近い状態になることを知ることが比較的容易ではある。ところが、管継手の配置場所は、他の装置類の間の狭い場所であるとか天井裏の隠れた箇所といった具合に、視認が行えない又は困難な状況となることが多く、手探りでのユニオンナット締付作業となることが多い。従って、視認できなくてもユニオンナットの締付終了又終了が近づいたことを、何らかの手段によって作業者に知らせる必要があった。
そこで、特許文献3において、継手本体(1)に片持ち状態で軸心方向に突設させた突片(15)と、ユニオンナット(2)の軸心方向端部に***形成された突起(23)とが、ユニオンナット(2)の締付終了間際になると周方向で接近干渉して当接し、その際に突片(15)が発する弾かれ音により、作業者は締付終了又はそれに近づいたことを知ることが可能となる技術が開示されている。つまり、音によって作業者に締付終了状態を知らしめる音発生手段である。
実登3041899号公報 特開平7−27274号公報 特開平11−230463号公報
前記音発生手段により、管継手部分が見えなくてもユニオンナット操作による締付終了状態の音認識による確認が可能になり、一定の効果が得られるものとなった。ところが、実際の配管作業現場は静寂状況であることはまれであり、稼動中の工場内であるとか、他の工事や施工が一緒に行われる状況での作業等、得てしてある程度の騒音状況下で行われることになる。従って、樹脂製突片の弾ける音程度では作業者には聞えないことが多く、ユニオンナットの締付終了を知らせる手段、即ち、締付終了認知手段としては更なる改善の余地が残されているものであった。
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、管継手部分が見えない又は見難い場所にあり、かつ、騒音状況下にある作業現場においても、ユニオンナットが締付終了又はそれに近い状態であることの確認が行えるようにし、組付作業性や取扱い性に優れるように改善される樹脂管継手を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、合成樹脂製チューブ3の端部を拡径させて嵌合装着可能な嵌合筒4と、雄ねじ5とを備える合成樹脂製の継手本体1、及び、
前記雄ねじ5に螺合可能な雌ねじ8と、前記チューブ3の拡径部3Aにおける拡径変化領域9に作用可能なシール用押圧部10とを備える合成樹脂製のユニオンナット2を有し、
前記嵌合筒4に前記チューブ3が嵌合装着される状態における前記雌ねじ8を前記雄ねじ5に螺合させての前記ユニオンナット2の前記継手本体1の軸心P方向への螺進により、前記拡径変化領域9が前記シール用押圧部10で前記軸心P方向に押圧されてシール部Sが形成されるように構成されている樹脂管継手において、
軸心P方向に突出する凸部20とこれに嵌り込み可能に軸心P方向に凹む凹部19とが、前記継手本体1の外周部と前記ユニオンナット2の軸心方向端部の外周部とに振分けて配備され、前記シール用押圧部10が前記拡径変化領域9を押圧しての前記ユニオンナット2の螺進終了手前付近からの締込み回転に伴って前記凸部20と前記凹部19とがそれらの一方の軸心P方向への撓み変位によって互いに嵌合及び離脱されるトルク変動部26が構成されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の樹脂管継手において、前記凸部20が前記継手本体1の外周フランジ1Aに、かつ、前記凹部19が前記ユニオンナット2の前記雌ねじ形成側の端部にそれぞれ形成されており、前記凸部20及び前記外周フランジ1Aが軸心P方向に撓み変位可能に構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の樹脂管継手において、前記凸部20に、前記外周フランジ1Aの外周面1bより径外側に突出する突出部20Bが形成され、前記ユニオンナット2の前記凹部19に軸心P方向で隣る部分に径外側に突出する突設部24が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の樹脂管継手において、前記凸部20及び/又は前記凹部19が周方向に複数形成されており、前記ユニオンナット2が一回転される間に前記嵌合及び離脱が繰り返されるように構成されていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の樹脂管継手において、前記凸部20及び/又は前記凹部19が周方向で前記軸心Pに関する均等角度毎に形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の樹脂管継手において、前記継手本体1及び前記ユニオンナット2がフッ素樹脂製であることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、詳しくは実施形態の項にて説明するが、ユニオンナットの締込み回転に伴うトルク変動部の作用、即ち、凸部と凹部とがそれらの何れか一方の軸心方向への撓み変位によって互いに嵌合及び離脱することによるトルク変動が大となり、ユニオンナットを回す工具(スパナ、レンチ等)を介してそのトルク変動を明確に感じ取ることが可能になる。故に、締付終了又は終了が近づくと大なるトルク変動が生じるので、操作感覚でもってユニオンナットの締付終了又はほぼ終了であることを認識可能となる。その結果、管継手部分が見えない又は見難い場所にあり、かつ、騒音状況下にある作業現場においても、ユニオンナットが締付終了又はそれに近い状態であることの確認が行えるようになり、組付作業性や取扱い性に優れるように改善される樹脂管継手を提供することができる。
請求項2のように、凸部を継手本体の外周フランジに、凹部をユニオンナットの雌ねじ形成側の端部にそれぞれ形成し、凸部及び外周フランジが軸心方向に撓み変位可能として合理的にトルク変動部を構成することができる。請求項3のように、凸部において径外側に突出する突出部と、凹部の軸心方向側において径外側に突出する突設部とを設ければ、手指で触ることによる感触によって突出部と突設部とが周方向で揃っているか否か、軸心方向で接近しているか否か、即ち締付終了又はそれに近い状態であることの確認が行える利点がある。
請求項4のように、凸部や凹部を周方向で複数形成して、ユニオンナットの一回転中における嵌合及び離脱が繰り返されるように構成すれば、前述した大なるトルク変動の頻度が増してより感覚認識が明確になり、請求項1〜3の発明による前記効果が強化される利点がある。この場合、請求項5のように、凸部や凹部を周方向で均等角度毎に形成すれば、前記嵌合及び離脱が複数重複されてトルク変動がより顕著化され、好ましい。
また、請求項6のように、継手本体及びユニオンナットを耐薬品性及び耐熱性に優れた特性を有するフッ素系樹脂で形成すれば、流体が薬液であるとか化学液体であっても、或いは高温流体であっても継手構造部分が変形して漏れ易くなることがなく、良好なシール性や耐引抜力が維持できるようになる。尚、フッ素系樹脂は高温にも安定で、撥水性に優れ、摩擦係数が小さく、耐薬品性も極めて高く、電気絶縁性も高い点で好ましい。
以下に、本発明による樹脂管継手の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1〜図5は実施例1による樹脂管継手に関する図面であり、図6〜図8は実施例2による樹脂管継手に関する図面である。
〔実施例1〕
実施例1による樹脂管継手Aは、図1に示すように、フッ素樹脂(PFA、PTFE等に代表される合成樹脂の一例)製のチューブ3をポンプ、バルブ等の流体機器や、異径又は同径のチューブに連通接続するものであり、フッ素樹脂(PFA、PTFE等に代表される合成樹脂の一例)製の継手本体1とフッ素樹脂(PFA、PTFE等に代表される合成樹脂の一例)製ユニオンナット2との2部品で構成されている。尚、図1はユニオンナット2を所定量締め込んだ締付終了状態(組付状態)を示している。
継手本体1は、図1,図2,図4に示すように、チューブ3の端部を拡径して外嵌装着可能な一端のインナ筒(嵌合筒の一例)4と、インナ筒4の内奥側部分の外周側に拡径されたチューブ3先端の入り込みを許容すべく軸心P方向に延びる周溝mを有して被さるカバー筒部6と、台形ねじで成る雄ねじ5と、軸心Pを持つ円柱空間状の流体経路7とを備える筒状部材に形成されている。インナ筒4は、チューブ3を徐々に拡径させる先端先窄まり筒部4Aと、先端先窄まり筒部4Aの大径側に続いて形成される直胴筒部分4Bとを有する先細りストレート形のものとして構成されている。
周溝mは、その径内側の周面である外周面は直胴筒部分4Bの外周面4bであり、その径外側の周面である外周面はカバー筒部6の内周面6aである。周溝mの奥側周面21から軸心P方向に所定長さ離れた箇所に外周フランジ1Aが形成されており、その外周フランジ1Aの略根元部位からカバー筒部6の端部の外周面に亘って雄ねじ5が形成されている。インナ筒4の先端面は、径方向で内側ほど内奥側(軸心P方向で奥側)に寄る逆テーパの角度が施される、即ち、先端ほど大径となるカット面16が形成されており、チューブ3の内周面が拡径部(フレア部)に向けて拡がり変位することに因る液溜り周部17の形状を内周側拡がり形状として、その流体が液溜り周部17に停滞し難くしてある。
尚、カット面16は、その最大径が自然状態のチューブ3の内径と外径の略中間値となるように形成されているが、それにはこだわらない。また、フランジ1Aの軸心P方向で雄ねじ5と反対側には、軸心P方向に一定の幅を有する操作用の六角ナット部23、及びそれに続く丸パイプ部(図示省略)が形成されている。
外周フランジ1Aには、図1,図2,図4に示すように、軸心方向に突出する凸部20が一体形成されている。凸部20は、外周フランジ1Aの雄ねじ側の側周面1aから軸心P方向に突出する主凸部分20Aと、外周フランジ1Aの外周面1bより径外側に張り出る補助凸部分(突出部の一例)20Bとから構成されており、ある程度の幅dを有している。この凸部20は、軸心Pに関する90度の均等角度ごとの4箇所に形成されている。
ユニオンナット2は、図1,図3,図4に示すように、雄ねじ5に螺合可能な雌ねじ8と、チューブ3のインナ筒4に外嵌される拡径部3Aにおける拡径変化領域9の小径側端部分に作用可能なシール用周エッヂ(シール用押圧部の一例)10と、拡径変化領域9の大径側端部分に作用可能な抜止め用周エッヂ11と、拡径部3Aにおける径一定の直胴筒部分4Bに外囲される拡径ストレート部12に外嵌可能な押え内周部13と、シール用周エッヂ10に続いてチューブ3を軸心P方向の所定長さに亘って外囲するガイド筒部14とを備えて形成されている。
シール用周エッヂ10は、その内径がチューブ3の外径に略等しく、その押圧面10aは軸心Pに直交する側周面とされている。抜止め用周エッヂ11は、その内周面の径がインナ筒4の最大径である直胴筒部分4Bの外周面4bよりも大径であり、かつ、チューブ3の肉厚を足した径、即ち押え内周部13の径よりは小さい値に設定されているが、そうでなく(例:外周面4bよりも小径)でも良く、拡径変化領域9の大径側部分に作用すれば良い。抜止め用周エッヂ11の押圧面11aも軸心Pに直交する側周面である。
押え内周部13は、これと拡径ストレート部12とに径方向の隙間が無く、かつ、ユニオンナット2の締込みによる拡径部3Aの連れ回りが生じない程度に拡径ストレート部12に圧入(圧接外嵌)される値に設定されて抜止め手段Nが構成されている。これは、ユニオンナット2の締込みにより、チューブ3の抜出しを阻止すべく抜止め用周エッヂ11が拡径ストレート部12を軸心方向で食い込むように押圧するが、その押圧力によって拡径ストレート部12が径外側に膨らむように逃げ変形できないようにして、抜止め用周エッヂ11との協働による耐引抜力を高めて得るためのものである。
ユニオンナット2の雌ねじ側端に、図1,図3,図4に示すように、継手本体1の凸部20に嵌り込み可能に軸心方向に凹む凹部19が配備されている。雌ねじ側端には、ユニオンナット2の外径と同値の外径と雌ねじ8のねじ底の径よりも若干大きい内径を有して軸心P方向に張り出る円弧突起18が、軸心Pに関する均等角度(45度)ごとの計8箇所に形成されており、周方向で相隣る円弧突起18どうしの間が凹部19に形成されている。即ち、凹部19は、軸心Pに関する45度の均等角度ごとの8箇所に形成されている。また、ユニオンナット2の外周面2Aには、凹部19と同じ幅(周方向長さ)で軸心方向に長く、かつ、径外側に若干突出する突設部24が、凹部19に軸心方向で隣る部分において8箇所に形成されている〔図3(a)参照〕。
次に、チューブ3の端部をインナ筒4に外嵌挿入するには、常温下で強制的にチューブ3を押し込んで拡径させて装着するか、熱源を用いて暖めて膨張変形し易いようにしてから押し込むか、或いは拡径器(図示省略)を用いて予めチューブ端を拡径させておいてからインナ筒4に押し込むかして、図1に示すように、チューブ端3tがカバー筒部6の端壁15よりも内奥に位置する状態となるまで差し込む。インナ筒4に外嵌装着される拡径部3Aは、図1,図2に示すように、先端先窄まり筒部4Aの外周面4aに外嵌される拡径変化領域9と、直胴筒部分4Bの外周面4bに外嵌される拡径ストレート部12とで成る。
つまり、図1,図2に示すように、インナ筒4にチューブ3が外嵌装着された状態における雌ねじ8を雄ねじ5に螺合させてのユニオンナット2の締込みによる継手本体1の軸心P方向への螺進により、拡径ストレート部12に押え内周部13が外嵌され、かつ、拡径変化領域9の大径側部分におけるインナ筒4の径よりも大径となる部分が抜止め用周エッヂ11で軸心P方向に押圧され、かつ、拡径変化領域9の小径側部分がシール用周エッヂ10で軸心P方向に押圧されるように設定されている。尚、チューブ3の流体移送路3Wの径と流体経路7の径とは、円滑な流体の流れとすべく互いに同径に設定されているが、互いに異なっていても良い。
この場合、前述したように、押え内周部13と拡径ストレート部12との径方向には隙間が無く、直胴筒部分4Bと押え内周部13との間に拡径ストレート部12が圧接挟持されているような状態になっている。また、実施例1においては、チューブ3の拡径変化領域9が先端先窄まり筒部4Aに被さる部分として形成されている。拡径変化領域9は、徐々に拡がるテーパ管の状態であり、シール用周エッヂ10と抜止め用周エッヂ11とは軸心P方向で互いに離れた位置関係にあるが、先端先窄まり筒部4Aの外周面4aの軸心Pに対する角度が急になればなる程、シール用周エッヂ10と抜止め用周エッヂ11との軸心P方向の距離は接近する。また、シール用周エッヂ10とインナ筒4の先端とは軸心P方向で少し離れている(図2等参照)が、前記外周面4aの角度が急になればその離間距離は拡大され、緩くなればその離間距離は縮小される。
さて、図1に示すように、樹脂管継手Aの所定の組付状態においては、シール用周エッヂ10はチューブ3の拡径変化領域9の小径側端部分を軸心P方向に押圧するので、拡径変化領域9の外周面4aの小径側端と、その箇所に接するチューブ3の内周面とが強く圧接されてシール部Sが形成される。このインナ筒4の先端箇所でのシール部Sにより、インナ筒4と拡径部3Aと間に洗浄液、薬液等の流体が入り込むことなくチューブ3と継手本体1とが良好にシールされている。
そして、インナ筒4に圧入的に外嵌されている拡径部3Aの拡径ストレート部12が直胴筒部分4Bの外周面4bと押え内周部13とで囲まれていて、まず膨張変形できないようにホールドされており、かつ、抜止め用周エッヂ11がほぼその拡径ストレート部12に食い込むように位置している。これにより、拡径変化領域9の大径側端部分、即ち実質的に拡径ストレート部12に食い込むように押す抜止め用周エッヂ11の引掛かりによって拡径部3Aに作用する引抜力に抗することができるとともに、抜止め用周エッヂ11を基点として拡径ストレート部12が引抜力によって径方向に膨張変形できることに起因して拡径部3Aが抜き出る方向にずり動くことが牽制阻止されるようにもなる。
拡径部3Aが軸心P方向に少しでもずり動くと、シール部Sにおけるシールポイントもずれてシール機能が不確実化するおそれがあるが、それが未然に防止されるようになる。従って、拡径部3Aが軸心P方向でインナ筒4から抜け出る方向の移動が強固に規制される抜止め手段Nが構成されており、それによって優れた耐引抜力が実現されている。その結果、継手本体1とユニオンナット2とから成るフレア型の樹脂管継手Aを、チューブがインナ筒に装着されている状態でのナット操作によって簡単に組付けできて組付性に優れるとともに、シール部Sによる優れたシール性と抜止め手段Nによる優れた耐引抜力との両立も図れる改善されたものとして実現できている。
加えて、抜止め用周エッヂ11による拡径変化領域9の大径側部分の押圧が開始された後にシール用周エッヂ10による拡径変化領域9の小径側部分の押圧が開始される状態に設定されていること、即ち押圧時差手段により、次のような作用や効果もある。即ち、ユニオンナット2を回して締め込んで(螺進させて)ゆくと、まず、抜止め用周エッヂ11が先に拡径変化領域9(詳しくは拡径変化領域9の大径側部分)に当接し、そのときはシール用周エッヂ10は拡径変化領域9にまだ達していない。これにより、抜止め用周エッヂ11のみが拡径変化領域9の大径側部分、より詳しくは直胴筒部分4Bよりも大径となる部分を軸心P方向に押すから、ユニオンナット2の締付操作によって拡径ストレート部12をインナ筒4のより内奥側に押し込もうとする作用が生じる。
直胴筒部分4Bに圧入外嵌される拡径ストレート部12は押え内周部13にも圧接されるが、その圧接力が比較的弱い場合には拡径部3Aをズリ動かしてインナ筒4のより内奥側に挿入させようとするから、より確実にチューブを継手本体1に差し込めるとか、それに加えて、軸心P方向に押される拡径ストレート部12が軸心P方向に動きに難いことに起因して径方向に膨張しようとして、より圧接力が高まってしっかりと挟持される作用が生じるといった好ましい効果が得られる。前記圧接力が比較的強い場合には、軸心P方向に押される拡径ストレート部12が軸心P方向にまず動けないことによって径方向に膨張しようとする強い作用が生じ、インナ筒4と押え内周部13との間で拡径ストレート部12がより一層強固に保持される効果が得られる。
つまり、いずれせよ、シール用周エッヂ10が拡径部3Aに刺さり込み作用していない状況で抜止め用周エッヂ11が拡径部3Aを軸心P方向に押すことにより、直胴筒部分4Bと押え内周部13とによる拡径ストレート部12の圧接保持力が強化されるという効果が得られる。例えば、拡径部3Aにおける抜止め用周エッヂ11で押される部分が径外側に流動して押圧面11aと押え内周部13とで成される隅角空間部が埋まるといった具合である。このように、押圧時差手段により、チューブ3のインナ筒4に対する圧接保持力も耐引抜力も一層向上する効果が得られるようになる。
また、図1に示すように、インナ筒4の内奥側とカバー筒部6とで形成される周溝m、及び透視可能なフッ素樹脂で形成されるユニオンナット2とにより、チューブ3が正しくインナ筒4に差し込まれている否かを目視チェック可能なインジケータ手段Bが構成されていても良い。つまり、押え内周部13の内奥側で、かつ、雌ねじ8に至るまでの間の谷状内周面22を通るラインでの目視により、拡径部3Aが見え、かつ、拡径端部3tが見えない正常状態であるならば、チューブ3がインナ筒4に正しく外嵌装備されていると判断できるからである。拡径部3Aが見え、かつ、拡径端部3tも見える差込不良状態、或いは拡径部3A自体が見えない差込不足状態であれば、チューブ3の差込がまだ規定量に達していないと判断できるのであり、この場合は前記正常状態が目視できるまでチューブ3をさらに押し込む操作を行うことになる。
インジケータ手段Bは、ユニオンナット2が透明又は半透明(乳白色等)のフッ素樹脂を用いて形成されていてその内側にある物体を目視視認可能である。特に、押え内周部13の内奥側で、かつ、雌ねじ8に至るまでの間の谷状内周面22を通るラインでの目視で、ユニオンナット2の厚みの少ない部分のみの透視によって拡径部3Aを比較的はっきりと視認し易いものとなっている。それに対して、谷状内周面22の部位よりも肉厚が厚い押え内周部13の部位では拡径部3Aの視認度が劣り、見難いものとなっている。
そして、チューブ3の端部が入り込み可能な周溝mの部分では、ユニオンナット2とカバー筒部6が重なっているので、継手本体1も透視可能であるとしても、厚みが谷状内周面22の部分よりも厚くなる上、雄ねじ5と雌ねじ8との重なりによる境界面での屈折率の変化も加わり、拡径端部3tが何処にあるかの視認は先ず無理な状態になる。また、継手本体1が着色されている等の透視不可の場合には、カバー筒部6の端壁15よりも内奥側においては、言うまでもなく拡径部3Aや拡径端部3tを見ることはできない。
従って、谷状内周面22から拡径部3Aが見え、かつ、拡径端部3tが見えないという正常状態を視認できるか否かというインジケータ手段Bの機能によって、ユニオンナット2を締め付け操作した後の組付状態にて目視確認できるものであり、便利で使い勝手に優れる樹脂管継手Aが提供できている。
また、インジケータ手段Bを構成するための周溝m及びカバー筒部6の存在により、チューブ3をインナ筒4に差し込む際におけるインジケータとしても機能する、という効果も得られる。即ち、チューブ3をフレアしてのインナ筒4への差込量が所定量になっているか否かの確認ができる。つまり、インナ筒4に差し込まれた拡径部3Aとしての端部3tが端壁15より奥にあれば良く、その良否をチューブ3のインナ筒4への組付時において視認判断できる手段としても機能する利点がある。
この樹脂管継手Aは、チューブ3を差し込んでユニオンナット2で締付固定するという組付作業状態におけるユニオンナット2の締付終了又は終了が近づいたことを操作感覚をもってして作業者に知らしめることが可能な締付終了認知手段Cが設けられている。締付終了認知手段Cは、図1〜図5に示すように、継手本体1のフランジ1Aに形成される前述の凸部20と、ユニオンナット2の先端側(雌ねじ8側端)に形成される前述の凹部19とで成るトルク変動部26を設けることによって構成されている。
図1においては、4箇所の凸部20が対応する4箇所の凹部19に軸心P方向での所定長さ入り込んだ管継手としての組付状態を示しており、図1の紙面における軸心Pからで下側には、外周フランジ1Aの側周面1aと円弧突起18とが対峙する箇所を描いてある。この組付状態では、円弧突起18先端の側周面18aと外周フランジ1Aの側周面1aとの間には軸心P方向に間隙を有しているとともに、その間隙よりも軸心P方向の長さが大なる間隙が凸部20と凹部19との間に形成されている。
次に、トルク変動部26の作用について説明する。継手本体1に螺装されているユニオンナット2を回して螺進させて行くと、図4(a)に示すように、次第に円弧突起18が外周フランジ1Aに近づいて行く。ユニオンナット2の締付回転を続けると、図4(b)に示すように、8箇所のうちの4つの円弧突起18の先端面18aが対応する4箇所の凸部20の当接面20a(主凸部分20Aの側周面)に緩い入射角度(雄ねじ5及び雌ねじ8のピッチに起因する角度)でもって当接するようになる。
尚もユニオンナット2を締付方向に回すと、各円弧突起18が凸部20を軸心P方向に押して凸部20及び外周フランジ1Aを撓み変形させる(図5参照)ことにより、円弧突起18が凸部20をやり過ごすことができ、次の凹部19に差し掛かる凸部20が元の姿勢に復元変位できて、図4(c)に示すように、その凹部19に入り込む状態がもたらされる。即ち、図5に示すように、内周部の片持ち状態のようであって比較的変形し易い外周フランジ1Aが、軸心P方向の力を受ける凸部20と共にそっくり返るように、六角ナット部23側に撓み変位し、それによって凸部20と円弧突起18との干渉をかわしてやり過ごし、図4(c)に示すように、各凸部20と対応する4箇所の凹部19とが互いに嵌り込むのである。
即ち、凹部19を形成するための8箇所の円弧突起18と4箇所の凸部20とがユニオンナット2の回し操作に伴って干渉することが、凸部20及びその部位の外周フランジ1Aの軸心P方向への撓み変位によってかわせるのであり、そのための凸部20及びその部位の外周フランジ1Aの軸心P方向への撓み変位(図5参照)、及びそれに続く凸部20と凹部19との嵌合、即ち凸部20及びその部位の外周フランジ1Aの復元変位が以後繰り返されることとなる。円弧突起18が凸部20に干渉するときには、各エッヂ10,11がある程度拡径部3Aに食い込んだ状態、つまり、樹脂管継手Aの組付けが終了すべくユニオンナット2を回しての締付(螺進)がほぼ終了している設定となっている。
要するに、4箇所の凸部20及びその部位の外周フランジ1Aが軸心P方向に倒れるように撓み変位する際の抵抗がユニオンナット2の強烈な回動抵抗となり、そのトルク変動(トルク増加)が六角ナット部2bを操作するスパナやレンチ等の工具を介して明確に手指に伝わってくるようになる。そして、ユニオンナット2を回し込むに連れて、凸部20と凹部19との軸心P方向での嵌合長が増し(円弧突起18と凸部20との軸心P方向での干渉量が増し)、円弧突起18と凸部20との干渉をかわすための凸部20及びその部位の外周フランジ1Aの撓み変位が顕著化され、明確なトルク変動自体が漸増することとなるから、ユニオンナット2の締込操作終了又は終了に近づいたことを作業者は感覚的に確実に知ることが可能になっている。
つまり、継手本体1のフランジ1Aの外周部に形成される軸心P方向に突出する凸部20と、ユニオンナット2の軸心P方向端部に形成される軸心P方向に凹む凹部19とが、シール用押圧部10が拡径変化領域9を押圧してのユニオンナット2の螺進終了手前付近からの締込み回転により、凸部20及びその部位の外周フランジ1Aの軸心P方向への撓み変位によって互いに嵌合及び離脱されるトルク変動部26が構成されており、そのトルク変動部26の存在によって締付終了認知手段Cが構成されている。
トルク変動部26においては、外周フランジ1Aの外周面1bより径外側に突出する補助凸部分20Bが凸部20に形成され、ユニオンナット2の凹部19に軸心P方向で隣る部分に径外側に突出する突設部24が形成されている。これにより、例えば管継手Aが見え難い箇所に配置されている場合等には、手指で触ることによる感触により、補助凸部分20Bと、これと同径の突設部24とが周方向で揃っている状態〔図4(c)の状態〕か否か、軸心P方向で極めて接近しているか否かを認識し易いものとなっている。つまり、凹部19と凸部20とが嵌合しての組付状態であるか否かを指先の感覚での確認が、それら補助凸部分20Bと突設部24とが無い場合よりも得られ易い利点がある。
トルク変動部26による大なるトルク変動により、スパナ等の工具を介しても作業者の手指にはユニオンナット2の回し操作時における「ゴリゴリ感」、即ちデテント機構による節度感に相当するような感触が明確に伝わってくるのであり、それによって締付終了が近づいたことを認識できるのである。凹部19が8箇所に存在する実施例1の樹脂感継手Aでは、最初の明確な「ゴリゴリ感」を含む6回の「ゴリゴリ感」を認識したらユニオンナット2の回し操作を止めれば良く、そのときには図1や図4(c)に示す組付状態(締付終了状態)が得られる設定にされている。
次に、ユニオンナット2の増締めについて説明する。樹脂管継手Aでは、経時によるチューブ3の保持力低下を補えるようにすべく、ユニオンナット2の増締めが若干行えるように設定されている。即ち、組付状態〔図1,図4(c)参照〕では、外周フランジ1Aの側周面1aと円弧突起18の側周面18aとには軸心P方向に隙間が存在している。従って、その間隙の分はユニオンナット2の更なる回し込みによる増締め操作が可能となっている。
尚、両側周面1a,18aが当接したら、それ以上はユニオンナット2の締付ができず最終増締状態となる。最終増締状態になることにより、雄ねじ5や雌ねじ8のねじ飛び、首破断等の管継手Aとしての破損防止が行える利点がある。また、凹部19が径方向に貫通するもの〔図3(b)参照〕であって凸部20との嵌合状態を目視することが可能である。例えば、円弧突起18と外周フランジ1Aとが当接するよりも先に凹部19と凸20とが軸心P方向で当接する構造とすれば、目視によって最終増締状態を知ることが可能となる。
〔実施例2〕
実施例2による樹脂管継手Aは、トルク変動部26の構造以外は実施例1による樹脂管継手Aと同じである。従って、その異なるトルク変動部26についてのみ説明するものとする。図6〜図8に示すように、実施例2のトルク変動部26は、外周フランジ1Aの外径よりも小さい外径を有する4箇所の凸部20と、径外側には貫通しない状態でユニオンナット2の雌ねじ側端に形成される8箇所の凹部19とで成る構造である。
つまり、図8に示すように、実施例1のユニオンナット2における凹部19(図3等を参照)が、軸心P方向に延長される突設部24で覆われたような形状である。従って、図6(c)に示すように、凸部20における凹部19に入り込んだ部分は外からは見えないようになる(ユニオンナット2が透視可能な樹脂材料製ならその限りではない)。
実施例2の樹脂管継手Aの組付作用図を図6(a)〜(c)に示す。図6(a),(b)については、図4(a),(b)に示す実施例1の場合と同じである。図6(c)に示す締付終了状態(組付状態)では、径外側からは見えない凹部19に凸部20の軸心P方向での先端部が嵌り込んでいる様が見て取れる。また、突設部24がユニオンナット2の端部まで延ばされているのも図6から見て取れる。
〔別実施例〕
凹部19の数は凸部20の数以上あれば良く、凸部20は1つ以上あれば良い。図示は省略するが、外周フランジ1Aに軸心P方向に凹む凹部が、かつ、ユニオンナット2の軸心P方向の端部に軸心P方向に突出する凸部をそれぞれ配備して成るトルク変動部26を構成することも可能である。また、本発明を、インナーリングを用いてチューブ拡径部が嵌合筒に内嵌される構造の継手、即ち、ユニオンナット、継手本体、インナーリングの3部品で成る樹脂管継手に適用しても良い。
実施例1による樹脂管継手の構造を示す断面図 継手本体のフランジ部分の構造を示す断面図 ユニオンナットの端部を示し、(a)は軸心方向図、(b)は部分底面図 図1の継手の組付作用を示し、(a)は凹部と凸部とが離間している状態、(b)はユニオンナット先端が外周フランジに当接した状態、(c)は凹部に凸部が嵌り込んだ組付状態 残存周部に押されて外周フランジが撓む状況を示す作用図 実施例2の樹脂管継手の組付作用を示し、(a)は凹部と凸部とが離間している状態、(b)はユニオンナット先端が外周フランジに当接した状態、(c)は凹部に凸部が嵌り込んだ状態 図6における継手本体のフランジ部分の構造を示す断面図 図6におけるユニオンナットの凹部を示す軸心方向図
符号の説明
1 継手本体
1A 外周フランジ
1b 外周フランジの外周面
2 ユニオンナット
3 チューブ
3A 拡径部
4 嵌合筒
5 雄ねじ
8 雌ねじ
9 拡径変化領域
10 シール用押圧部
19 凹部
20 凸部
20B 突出部
24 突設部
26 トルク変動部
P 軸心
S シール部

Claims (6)

  1. 合成樹脂製チューブの端部を拡径させて嵌合装着可能な嵌合筒と、雄ねじとを備える合成樹脂製の継手本体、及び、
    前記雄ねじに螺合可能な雌ねじと、前記チューブの拡径部における拡径変化領域に作用可能なシール用押圧部とを備える合成樹脂製のユニオンナットを有し、
    前記嵌合筒に前記チューブが嵌合装着される状態における前記雌ねじを前記雄ねじに螺合させての前記ユニオンナットの前記継手本体の軸心方向への螺進により、前記拡径変化領域が前記シール用押圧部で前記軸心方向に押圧されてシール部が形成されるように構成されている樹脂管継手であって、
    軸心方向に突出する凸部とこれに嵌り込み可能に軸心方向に凹む凹部とが、前記継手本体の外周部と前記ユニオンナットの軸心方向端部の外周部とに振分けて配備され、前記シール用押圧部が前記拡径変化領域を押圧しての前記ユニオンナットの螺進終了手前付近からの締込み回転に伴って前記凸部と前記凹部とがそれらの一方の軸心方向への撓み変位によって互いに嵌合及び離脱されるトルク変動部が構成されている樹脂管継手。
  2. 前記凸部が前記継手本体の外周フランジに、かつ、前記凹部が前記ユニオンナットの前記雌ねじ形成側の端部にそれぞれ形成されており、前記凸部及び前記外周フランジが軸心方向に撓み変位可能に構成されている請求項1に記載の樹脂管継手。
  3. 前記凸部に、前記外周フランジの外周面より径外側に突出する突出部が形成され、前記ユニオンナットの前記凹部に軸心方向で隣る部分に径外側に突出する突設部が形成されている請求項2に記載の樹脂管継手。
  4. 前記凸部及び/又は前記凹部が周方向に複数形成されており、前記ユニオンナットが一回転される間に前記嵌合及び離脱が繰り返されるように構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の樹脂管継手。
  5. 前記凸部及び/又は前記凹部が周方向で前記軸心に関する均等角度毎に形成されている請求項4に記載の樹脂管継手。
  6. 前記継手本体及び前記ユニオンナットがフッ素樹脂製である請求項1〜5の何れか一項に記載の樹脂管継手。
JP2008306792A 2008-12-01 2008-12-01 樹脂管継手 Active JP4885201B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008306792A JP4885201B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 樹脂管継手
US13/131,943 US9151427B2 (en) 2008-12-01 2009-11-06 Resin pipe joint
KR1020117013517A KR101322576B1 (ko) 2008-12-01 2009-11-06 수지관 이음매
CN2009801483247A CN102232158B (zh) 2008-12-01 2009-11-06 树脂管接头
EP09830286.2A EP2372214B1 (en) 2008-12-01 2009-11-06 Resin pipe joint
PCT/JP2009/068964 WO2010064519A1 (ja) 2008-12-01 2009-11-06 樹脂管継手
TW098140619A TWI495815B (zh) 2008-12-01 2009-11-27 Resin pipe fittings

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008306792A JP4885201B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 樹脂管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010127459A JP2010127459A (ja) 2010-06-10
JP4885201B2 true JP4885201B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=42327995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008306792A Active JP4885201B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 樹脂管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4885201B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101935616B1 (ko) * 2010-07-09 2019-01-04 스와겔로크 컴패니 가요성 토크 칼라를 구비한 도관 이음쇠
JP7243961B2 (ja) * 2019-09-30 2023-03-22 Smc株式会社 管継手用ナット、管継手、流体圧機器及び流体制御システムと、ナット回転用治具及び管継手用ナットの螺回方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6224091A (ja) * 1985-07-24 1987-02-02 東海ゴム工業株式会社 管継手
JPH07260068A (ja) * 1991-11-26 1995-10-13 Toshihiro Takada 新型非金属管用継手
JP3947746B2 (ja) * 2004-06-02 2007-07-25 日本ピラー工業株式会社 管継手構造を有する流体機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010127459A (ja) 2010-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010064519A1 (ja) 樹脂管継手
JP5028394B2 (ja) 樹脂管継手
JP2010223347A (ja) 樹脂管継手
JP4789999B2 (ja) 樹脂管継手
JP4885201B2 (ja) 樹脂管継手
JP4790035B2 (ja) 樹脂管継手
JP5124523B2 (ja) 樹脂管継手
JP4789998B2 (ja) 樹脂管継手
JP2011012691A (ja) 樹脂管継手
JP4885202B2 (ja) 樹脂管継手
JP5028396B2 (ja) 樹脂管継手
JP4790034B2 (ja) 樹脂管継手
JP5075800B2 (ja) 樹脂管継手
JP2010261520A (ja) 樹脂管継手
JP2010261499A (ja) 樹脂管継手
JP2010223291A (ja) 樹脂管継手
JP4722198B2 (ja) 樹脂管継手
JP2010133449A (ja) 樹脂管継手
JP4751920B2 (ja) 樹脂管継手
JP4963689B2 (ja) 樹脂管継手
JP2010216493A (ja) 樹脂管継手
JP4871947B2 (ja) 樹脂管継手
JP2010038257A (ja) 管継手
JP4914910B2 (ja) 樹脂管継手
JP5690553B2 (ja) 樹脂管継手の組付構造及び樹脂管継手の組付方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4885201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150