JP4884934B2 - タイヤ加硫装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生タイヤを成形しかつ加硫するタイヤ加硫装置に関する。
タイヤの製造において、生タイヤを成形しかつ加硫する装置として、セルフロックコンテナを用いたタイヤ加硫装置が知られている。このようなタイヤ加硫装置は、例えば、特許第2505675号公報(特許文献1)、特開2001-79850号公報(特許文献2)などに開示されている。
これらの公報に記載されているように、セルフロックコンテナを用いたタイヤ加硫装置において、タイヤを成形する部分であるセルフロックコンテナは、タイヤのサイドウォール部を形成する上サイドウォール型(金型)及び下サイドウォール型(金型)を保持する上円板(トッププレート)及び下円板(ロワプレート)と、タイヤのトレッド部を形成するトレッド型(金型)を保持する、複数に分割されたセグメントと、セグメントと斜面を介して係合し、かつセグメントを半径方向へ移動させるアウターリング(ジャケット)とを基本的な構成とする金型コンテナ(金型装置)となっている。
このようなタイヤ加硫装置において、金型コンテナは、タイヤ加硫装置本体(以下、装置本体)の構成部材である固定のベース上に構成される。ベースには、下サイドウォール型を取り付けた下円板が固定される。装置本体には、ボルスタープレートを介して金型コンテナにおける下円板を除く部分を昇降させる昇降機構が備わっている。昇降機構は、アウターリングを下降させてセグメントを閉じるのにも寄与する。この昇降機構には、セグメントを開閉するための型開閉用のシリンダが備えられている。この型開閉用のシリンダは、上円板に結合されており、その昇降によりセグメントの開閉動作を行う。
タイヤの加硫成型に際しては、金型コンテナにおける上サイドウォール型、下サイドウォール型、トレッド型が作る型内に生タイヤがセットされ、生タイヤの内側にブラダを挿入後、密着させ、ブラダ内に加圧加熱媒体が導入される。ブラダ内に加圧加熱媒体が導入されることにより、ブラダを介して、生タイヤは上下のサイドウォール型及びトレッド型の内面に押し付けられる。所定時間この状態を保つことによりタイヤが加硫成型される。
タイヤを加圧加熱して加硫する際には、ブラダを介してタイヤ内側に導入された圧力媒体により上下のサイドウォール型間を開く方向の力が作用するが、上円板及び下円板がセグメント側の爪部により挟持されるので、上下のサイドウォール型は開かない。また、トレッド型を拡径する方向に発生する力は、アウターリングによって保持され、この力の分力でアウターリングが押し上げられようとするが、この力は比較的小さいので、シリンダによりアウターリングを保持することなどにより型の閉鎖を維持する。なお、セルフロックコンテナの金型締め付け機構としては例えば特許文献1などに、また、その他の金型締め付け機構としては例えば特開平10-138250号公報(特許文献3)などに開示されている。
特許第2505675号公報 特開2001-79850号公報 特許第3243439号公報
上記のようなタイヤ加硫装置においては、成型されるタイヤの精度は、上下のサイドウォール型及びトレッド型が精確に閉鎖状態で維持されることが必要である。上下のサイドウォール型は、下円板及び上円板をセグメントの爪部で保持することにより拘束されるので、爪部と下円板及び上円板との当接部(接触部)は高精度に加工されている必要がある。そのため、セグメント及び上下の円板の機械加工に時間と手間がかかるという問題があった。また、前記当接部の摩耗等で、精度が確保できなくなるという問題があった。
本発明は、従来のタイヤ加硫装置における上述のような問題点を解決し、簡単な構造により上円板と下円板との間の寸法精度の維持が図れるようにすることを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るタイヤ加硫装置は、
タイヤの側部を成形するサイドウォール型をそれぞれ取り付けた上円板及び下円板と、
タイヤのトレッド部を成形する複数に分割されたトレッド型を取り付けた複数のセグメントと、
前記セグメントと斜面を介して係合し、上下動により前記セグメントを半径方向に移動し得る環状のジャケットとを備え、
前記セグメントを半径方向内側に移動させた型閉鎖時には前記セグメントの上部及び下部に形成した爪部が前記上円板及び下円板の外周部の突起部に係合することにより前記上円板及び下円板が離間しないように保持するようにしたセルフロックコンテナを用いたタイヤ加硫装置において、
前記上円板及び下円板の突起部と前記セグメントの爪部との当接面に、前記上円板と前記下円板との間の寸法を維持するための調整プレートを設けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るタイヤ加硫装置は、第1の発明において、前記調整プレートが、前記上円板及び下円板に取り付けられることを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るタイヤ加硫装置は、第1又は第2の発明において、前記調整プレートが、複数に分割された分割プレートからなることを特徴とする。
第1の発明に係るタイヤ加硫装置によれば、上下の円板の突起部とセグメントの爪部との間に調整プレートを設けることにより、加圧加硫時の上下の円板間の寸法精度を維持するようにしたので、上下の円板間の寸法を正確に、しかも比較的容易に確保することができる、ひいては製品であるタイヤの精度を維持することができる。また、上下の円板とセグメントの爪部との接触部を高精度に加工する必要がなくなり、加工時間の短縮、コストの低減が図れる。更に、調整プレートをメンテナンスすることにより、上下のサイドウォール型の取り付け面間寸法精度調整及び精度維持ができる。調整プレートが磨耗した場合には、交換すればよいので、精度の維持が安価で容易である。
第2の発明に係るタイヤ加硫装置によれば、上サイドウォール型を固定する上円板及び下サイドウォール型を固定する下円板の双方に調整プレートを設けるので、トレッド型に対し両サイドウォール型を正確に位置決めすることができる。
第3の発明に係るタイヤ加硫装置によれば、調整プレートを分割型としたので、調整プレートの製作及び取り付けが容易となる。また、分割された調整プレートの分割位置を隣り合うセグメントの間の隙間に合わせることにより、セグメントや上下円板の偏摩耗などを防止できる。
以下、本発明に係るタイヤ加硫装置を実施例に基づき詳細に説明する。図1は、実施例に係るタイヤ加硫装置の一部の断面図であり、中心線よりの左側はトレッド型を閉じた状態を示し、中心線より右側はトレッド型を開いた状態を示している図2、3は図1中のII−II矢視断面図、III−III矢視断面図、図4は上円板の平面図である。図5、6は上部調整プレートの取り付け状態を示す断面図であり、図7、8は、下部調整プレートの取り付け状態を示す断面図である。
タイヤ加硫装置の装置本体は固定のベース1を備えており、その上に、金型コンテナ2は構成される。金型コンテナ2の基部をなす環状円板である下プラテン3がベース1に固定される。下プラテン3上には、環状の下円板(ロワプレート)4が下プラテン3と同心状に取り付けられている。下円板4の上面に、タイヤの一方のサイドウォールを成形する下型である下サイドウォール型5が取り付けられている。下円板4の外周面の上部には、セルフロック用の突起部6が形成されている。なお、図示はされていないが、ベース1側から下プラテン3、下円板4の中央部には、生タイヤを内側から成形・加硫するための加圧加熱媒体が導入されるブラダ(ゴム袋)を備えた中心機構が設置されている。
一方、図示はされていないが、ベース1の上方には、装置本体に備わっている昇降装置によりベース1に対し昇降可能なボルスタープレートが支持され、このボルスタープレートに設けられたシリンダのピストンロッド先端に、環状円板である上プラテン7が支持されている。この上プラテン7の下面に、環状の上円板(トッププレート)8が上プラテン7と同心状に取り付けられている。上円板8の下面に、タイヤのもう一方のサイドウォールを成形する上型である上サイドウォール型9が取り付けられている。上円板8の外周面の下部には、セルフロック用の突起部10が形成されている。
下円板4と上円板8の外側には、周方向に複数(本実施例では9個)に分割されたセグメント11が位置しており、各セグメント11の内側面には、タイヤのトレッドを成形するトレッド型12が取り付けられている。セグメント11は、上プラテン7に半径方向に滑動可能に支持されている。
上プラテン7に対しセグメント11を半径方向に滑動可能に支持している構造は、図2に示されている。上プラテン7の縁部の表面にはT形溝13が、セグメント11と同数放射状に形成されている。一方、セグメント11の頂面にはT形のキー14がボルトにより固定されており、このT形のキー14が前記T形溝13に摺動自在に嵌合している。つまり、セグメント11は、キー14とT形溝13との係合により拘束されて、上下のプレート4、8に対し放射状(半径方向)に拡縮移動できるようになっているのである。複数のセグメント11が閉じた状態(図1中の中心線の左側部分)では、複数のトレッド型12はリング状に一体となり、タイヤのトレッド部分に対応した型となる。なお、セグメント11の半径方向の移動を容易にするため、下プラテン3の上面、上プラテン7の下面及びT形溝13の上面には、低摩擦材が張られる。
セグメント11の内側面において、その下部には、下円板4のセルフロック用の突起部6の下面に係合し得るセルフロック用の爪部15が形成され、上部には、上円板8のセルフロック用の突起部10の上面に係合し得るセルフロック用の爪部16が形成されている。爪部15、16は、トレッド型12が取り付けられる上下の爪部17、18と凹状の溝19、20を形成し、これらの溝19、20が、突起部6、10に嵌合する如くなっている。
図1、図3に示すように、セグメント11の外側面21は、上端から下端にかけて外側に広がる斜面となっており、かつ水平方向には円弧面となっている。この外側面21の中央部分にT形溝22が上下方向に形成されている。一方、セグメント11の外側には筒状のジャケット(アウターリング)23が位置しており、その内側面24は、セグメント11の外側面21と合致する形状となっている。ジャケット23の内側面24にはT形のキー25がボルトにより取り付けられ、このキー25が、セグメント11のT形溝22内には挿入されている。つまり、セグメント11とジャケット23とは、キー25及びT形溝22を介してスライドし得るようになっている。
ジャケット23の上部は、図示されていない結合部材を介して、前述したボルスタープレートに結合されている。つまり、装置本体に備わっている昇降装置により、ボルスタープレートと共にジャケット23は昇降可能となっている。
この実施の形態に係るタイヤ加硫装置における金型コンテナ2は、金型コンテナ2自体に、タイヤの加硫に供する熱媒(蒸気、蒸気とイナートガスの混合ガス、温水など)の供給系が備わっている。すなわち、下プラテン3には、熱媒を供給するための通路31が形成され、上プラテン7には、熱媒を供給するための通路32が形成され、ジャケット23には、熱媒を供給するための通路33が形成されている。
金型コンテナ2は断熱構造とされている。すなわち、下プラテン3の下面には断熱材として下断熱板51が設けられ、上プラテン7の上面には断熱材として上断熱板52が設けられている。上下の断熱板52、51の表面には、更にその保護のため金属製のプレート53が張られている。ジャケット23の全外周面にも断熱材54が張られている。断熱材54は、金属製の筒体55の内面に張られている。
図4−6に示すように、上円板8の突起部10の上面10aには、調整プレートとして上部調整プレート61が取り付けられている。上部調整プレート61は、図4に示すように3分割されており、円弧状の分割プレート61a、61b、61cが組み合わされてリング状をなす。分割プレート61a−61cは鋼などの金属で成形される。分割プレート61a−61cは、上円板8にねじ止めされるが、ねじの頭が分割プレート61a−61cの表面より突出しないように、分割プレート61a−61cに皿座ぐり穴62を設け、そこを通して皿ねじ63により上円板8に固定される。分割プレート61a−61cは、爪部16に押し付けられるので、上円板8への皿ねじ63による固定箇所は最小限でよい。分割プレート61a−61cはそれぞれ三つのセグメント11に対応するように配置される。つまり、分割プレート61a−61cは、その分割位置61dが、隣り合うセグメント11の間の隙間と一致するように配置される。
同様に、図7、8に示すように、下円板4の突起部6の下面6aにも、調整プレートとして下部調整プレート64が取り付けられている。下部調整プレート64も上部調整プレート61と同様に3分割されており、円弧状の分割プレートが組み合わされてリング状をなしている。下部調整プレート6は、皿座ぐり穴65を通して皿ねじ66により、下円板4に固定されている。下部調整プレート64を構成する分割プレートはそれぞれ三つのセグメント11に対応するように、つまり、その分割位置が、隣り合うセグメント11の間の隙間と一致するように配置されている。
上部調整プレート61及び下部調整プレート64の厚さは、タイヤ加圧成形時に上下のサイドウォール型9、5に圧力がかかった場合に、これらのサイドウォール型9、5を固定してある上円板8と下円板4との間の距離が所定値に維持されるように決められる。
次に、このタイヤ加硫装置による生タイヤの成形及び加硫について説明する。
生タイヤを搬入する前には、装置本体のベース1上には、下サイドウォール型5を取り付けた下円板4等が固定された状態にあり、上サイドウォール型9を取り付けた上円板8、トレッド型12を取り付けたセグメント11、ジャケット23等は、装置本体に備わっている昇降装置により上方に待機した状態にある。なお、このとき、下プラテン3の熱媒の通路31には熱媒として蒸気が供給されている。上方に待機している上プラテン7の熱媒の通路32、ジャケット23の通路33にも蒸気が供給されている。
生タイヤは、図示されていないタイヤ搬入装置により、側方より下サイドウォール型5の上方に搬入され、下降されて下サイドウォール型5上に乗せられる。
生タイヤが搬入されると、装置本体の昇降装置により前述したボルスタープレートと共に上サイドウォール型9を取り付けた上円板8及びセグメント11等が下降され、図1において中心線より右側に示すように、セグメント11の下端面が下プラテン3上に乗ると共に、上サイドウォール型9が下サイドウォール型5の上方に位置される。このとき、セグメント11は、上方に位置するジャケット23に拘束されて開いた状態にある。
昇降装置によりボルスタープレートが更に下降されると、ジャケット23が下降し、ジャケット23の内側面24に押されてセグメント11が、セグメント11の上面のキー14と上プラテン7のT形溝13との係合を案内として半径方向内側に移動する。内側に移動するセグメント11は、その内側の溝19、20が下円板4の突起部6、上円板8の突起部10に嵌合し、更にセグメント11に取り付けられているトレッド型12が環状に一体となってタイヤのトレッドを成形する型を構成すると共に、上下のサイドウォール型9、5とも組み合わさってタイヤを成形する空間を構成する。上円板8の突起部10の上面の上部調整プレート61には、セグメント11の上部の爪部16が対面し、下円板4の突起部6の下面の下部調整プレート64には、セグメント11の下部の爪部15が対面する状態となる。なお、ボルスタープレートを更に下降させることにともなって、上円板8に連結しているセグメント11の開動に供されるシリンダは縮められる。
上円板8の下降、セグメント11の内方への移動にともなって、ベース1側に設けられ、下円板4、下プラテン3の中央の穴から下円板4上の下サイドウォール型5より上方に突出しているブラダが型内にセットされる。
この後、ブラダ内に加硫のための加熱加圧媒体(蒸気など)が供給され、ブラダを介して生タイヤに内側から圧力がかけられ、かつ加熱されることにより、生タイヤは、上下のサイドウォール型9、5、及びトレッド型12に合った形状に成形されると共に、加硫がなされる。上下のプラテン7、3の熱媒の通路32、31及びジャケット23の通路33にも高温蒸気が供給されているので、上下のプラテン7、3、上下の円板8、4を介して上下のサイドウォール型9、5に熱が伝わり、またジャケット23、セグメント11を介してトレッド型12へと熱が伝わり、タイヤの両サイドウォール部、トレッド部が外側からも加熱されて加硫される。
タイヤの成形及び加硫中、ブラダを介してタイヤの内方に供給された加圧加熱媒体により、上下のサイドウォール型9、5には、その間隔を広げる方向の力が作用するが、セグメント11の爪部15が下円板4の突起部6の下面6aに取り付けられた下部調整プレート64に当接し、かつセグメント11の爪部16が上円板8の突起部10の上面10aに取り付けられた上部調整プレート61に当接して、下円板4と上円板8との間を所定の寸法に保った状態で挟持するので、上下のサイドウォール型9、5が開くことはない。つまり、ブラダ内に供給される加圧加熱媒体の圧力により金型コンテナ2が型締め(セルフロック)されるのである。上下の調整プレート61、64は、このように型締めされたときに上下の円板8と4の間隔が所定の寸法に保たれるように厚さが調整されている。
なお、上円板8の突起部10に設けられる上部調整プレート61及び下円板4の突起部6に設けられる下部調整プレート64の厚さは、上円板8、下円板4にかかる圧力と同様の方向の力をジャッキなどで加え、上下の調整プレート61、64が、セグメント11の爪部16及び15に当接した状態で上下の円板8、4間の寸法を測定し、その寸法が適正に納まるように選定される。
成形及び加硫が終了すると、先ず、ブラダ内の加圧加熱媒体が排出され、次いで上下のサイドウォール型9、5及びトレッド型12が開かれて、完成したタイヤが取り出される。タイヤの取り出しに際し、先ず、上円板8に連結しているシリンダ(ジャケット23を下降する際に縮められている)がピストンロッドを伸ばす方向に作動される。このシリンダの押出し力は、上プラテン7を介してセグメント11に作用するが、セグメント11の下端面は固定の下プラテン3上にあるので、シリンダは反力を受けてシリンダを取り付けてあるボルスタープレート、ジャケット23と共に上昇する。ジャケット23が上昇することにより、ジャケット23とキー25、T形溝22を介して連結されているセグメント11は、上昇するジャケット23の内側面と滑動しながら半径方向外側に移動して行く。セグメント11は、縮径するときと同様にセグメント11の上部のキー14と上プラテン7のT形溝13に案内されて移動する。
シリンダがピストンロッドを所定量押し出すことにより、セグメント11は所定量開かれセグメント11の上下の爪部16、15は、上下の円板8、4の突起部10、6から外れる。つまり、上下のサイドウォール型9、5の上下方向の拘束は解かれ、図1において中心線より右側に示す状態となる。図示はしていないが、トレッド型12は、成形されたタイヤのトレッド部から離れている。
この後、装置本体の昇降装置によりボルスタープレートを上昇させることにより、ジャケット23、セグメント11、上円板8等を上方の所定の位置に退避させる。タイヤは下サイドウォール型5に乗った状態で露わとなり、側方から進入してくるタイヤ搬出装置により把持されて搬出される。
この実施の形態に係るタイヤ加硫装置によれば、上下の円板8、4の突起部10、6に調整プレート61、64を設けることにより、加圧加硫時の上下の円板8、4間の寸法精度を維持するようにしたので、上下の円板8、4間の寸法を正確に、しかも比較的容易に確保することができ、製品であるタイヤの精度を維持することができる。また、上円板8と爪部16との当接面である突起部10の上面および爪部16の下面、下円板4と爪部15との当接面である突起部6の下面及び爪部15の上面の加工精度をそれほどシビアにする必要がなくなり、加工に要する手間と時間を節減することができ、タイヤ加硫装置のコストダウンが図れる。
更に、この実施の形態においては、上部調整プレート61及び下部調整プレート64を3分割としているので、調整プレート61、64の扱いが容易となり、取り付け取り外しの作業がしやすくなる。また、分割された調整プレート61、64の分割位置61dを隣り合うセグメント11の間の隙間に一致させるようにしているので、調整プレート61、64の分割位置61dには力が作用せず、セグメント11の上下の爪部16、15および上下の円板8、4の突起部10、6に偏摩耗等が生じることが少なくなる。
この実施の形態に係るタイヤ加硫装置によれば、調整プレート61、64をメンテナンスすることにより、上下のサイドウォール型9、5の取り付け面の寸法精度調整及び精度維持ができる。調整プレート61、64が磨耗した場合には、交換すればよく、精度の維持が容易である。
上記実施の形態では、上下の調整プレート61、64を3分割したものとしているが、一体ものであってもよい。また、分割の数も3分割には限られない。調整プレートは、上円板8及び下円板4側ではなく、セグメント11側に設けてもよい。つまり、セグメント11の爪部15の上面、爪部16の下面などに設けるのである。この場合、セグメント11が分割されているので、セグメント11ごとに調整プレートを設ける必要がある。更に、上側と下側とで調整プレートを設ける側を異ならせることもできる。例えば、上側においては、上円板8の突起部10の上面に設け、下側においてはセグメント11の爪部15の上面に設けるのである。このようにすれば、調整プレートの取り付け、交換作業が上方からの作業となり、作業が容易となる。
本発明の一実施例に係るタイヤ加硫装置のコンテナ部分の断面図であり、中心線の左側はセグメントを閉めた状態、中心線の右側はセグメントを開いた状態を示す。 セグメントと上プラテンとの間のキー構造を示す図1中のII−II矢視断面図である。 セグメントとジャケットとの間のキー構造を示す図1中のIII−III矢視断面図である。 上円板の突起部の平面図である。 図1中の上円板の突起部とセグメントの爪部との拡大図である。 状態を異にする図5と同じ箇所の断面図である。 図1中の下円板の突起部とセグメントの爪部との拡大図である。 状態を異にする図7と同じ箇所の断面図である。
符号の説明
1 ベース
2 金型コンテナ
3 下プラテン
4 下円板
5 下サイドウォール型
6 突起部
7 上プラテン
8 上円板
9 上サイドウォール型
10 突起部
11 セグメント
12 トレッド型
15 爪部
16 爪部
23 ジャケット
61 上部調整プレート
64 下部調整プレート

Claims (3)

  1. タイヤの側部を成形するサイドウォール型をそれぞれ取り付けた上円板及び下円板と、
    タイヤのトレッド部を成形する複数に分割されたトレッド型を取り付けた複数のセグメントと、
    前記セグメントと斜面を介して係合し、上下動により前記セグメントを半径方向に移動し得る環状のジャケットとを備え、
    前記セグメントを半径方向内側に移動させた型閉鎖時には前記セグメントの上部及び下部に形成した爪部が前記上円板及び下円板の外周部の突起部に係合することにより前記上円板及び下円板が離間しないように保持するようにしたセルフロックコンテナを用いたタイヤ加硫装置において、
    前記上円板及び下円板の突起部と前記セグメントの爪部との当接面に、前記上円板と前記下円板との間の寸法を維持するための調整プレートを設けたことを特徴とするタイヤ加硫装置。
  2. 前記調整プレートが、前記上円板及び下円板に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫装置。
  3. 前記調整プレートが、複数に分割された分割プレートからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ加硫装置。
JP2006312352A 2006-11-20 2006-11-20 タイヤ加硫装置 Active JP4884934B2 (ja)

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