JP4883844B2 - カルボキシル基含有重合体粒子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カルボキシル基含有重合体粒子に関する。さらに詳しくは、化粧品等の増粘剤、乳化物や懸濁物などの懸濁安定化剤などとして好適に使用しうるカルボキシル基含有重合体粒子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カルボキシル基含有重合体としては、アクリル酸等のα,β−不飽和カルボン酸とポリアリルエーテルとの共重合体(米国特許第2,923,692号明細書)、α,β−不飽和カルボン酸とヘキサアリルトリメチレントリスルホンとの共重合体(米国特許第2,958,679号明細書)、α,β−不飽和カルボン酸と燐酸トリアリルとの共重合体(米国特許第3,426,004号明細書)、α,β−不飽和カルボン酸とグリシジルメタクリレートの共重合体(特開昭58−84819号公報)等が知られている。これらのカルボキシル基含有重合体の粒子は、水に分散、膨潤させた後、アルカリで中和して中和粘稠液とすることにより、化粧品等の増粘剤、乳化物や懸濁物等の懸濁安定化剤等の用途に用いられている。
【0003】
しかしながら、前記カルボキシル基含有重合体の粒子をアルカリで中和した中和粘稠液には、その液表面のなめらかさおよび透明性が不十分であるため、光沢等に劣るという欠点がある。そこで、その表面をなめらかにしようとすると、中和工程に使用される攪拌装置、攪拌条件により異なるが、アルカリで中和する際に長時間の攪拌が必要であり、場合によっては10時間以上の攪拌混合が必要となる場合もあり、生産性に劣るという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、表面のなめらかさおよび透明性に優れた中和粘稠液を与えるカルボキシル基含有重合体粒子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
(1) 不活性溶媒100容量部に対する量が6〜25容量部であるα,β−不飽和カルボン酸と、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.15〜2重量部であるエチレン性不飽和基を2個以上有する化合物とを不活性溶媒中で、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.01〜0.45重量部であるラジカル重合触媒および0.01〜5重量部であるアルカリ金属炭酸塩の存在下、50〜90℃で反応させる方法により得られるカルボキシル基含有重合体粒子であり、水中に0.5重量%の濃度で分散、膨潤させたときに、粒子径が50μm未満である水膨潤ゲル粒子が55〜94容量%、粒子径が50μm以上である水膨潤ゲル粒子が6〜45容量%の割合で存在するカルボキシル基含有重合体粒子、および
(2) 不活性溶媒100容量部に対する量が6〜25容量部であるα,β−不飽和カルボン酸と、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.15〜2重量部であるエチレン性不飽和基を2個以上有する化合物とを不活性溶媒中で、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.01〜0.45重量部であるラジカル重合触媒および0.01〜5重量部であるアルカリ金属炭酸塩の存在下、50〜90℃で反応させるカルボキシル基含有重合体粒子の製造方法
に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のカルボキシル基含有重合体粒子は、前記したように、水中に0.5重量%の濃度で分散、膨潤させたときに、粒子径が50μm未満である水膨潤ゲル粒子が55〜94容量%、粒子径が50μm以上である水膨潤ゲル粒子が6〜45容量%の割合で存在するものである。
【0007】
このように、本発明のカルボキシル基含有重合体粒子は、所定濃度で水中で分散、膨潤させたとき、そのカルボキシル基含有重合体の水膨潤ゲル粒子が特定の粒度分布を有するので、得られた中和粘稠液の表面がなめらかとなり、しかも透明性に優れた中和粘稠液が得られるという優れた効果が発現される。
【0008】
本発明において、カルボキシル基含有重合体粒子を濃度が0.5重量%となるように水中に分散、膨潤させるのは、一般に、化粧品等に用いられる場合、0.5重量%以下の濃度で使用されることが多く、0.5重量%の中和粘稠液の表面のなめらかさが注目されるためである。
【0009】
本明細書において、「水中で分散、膨潤させたとき」とは、カルボキシル基含有重合体粒子を水中に分散、膨潤させ、その膨潤が平衡状態に到達していることを意味する。なお、水で分散、膨潤させるときの水温は、特に限定がないが、通常、20〜30℃程度である。
【0010】
水中に0.5重量%の濃度で分散させたときの水膨潤ゲル粒子の粒子径は、200mL容のビーカーに25℃のイオン交換水149.25gを入れ、撹拌子(長さ28mm、太さ7mm)で毎分600回転で攪拌しながら、カルボキシル基含有重合体粒子0.75gを徐々に添加した後、1.5時間攪拌し、得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を、レーザー回折式粒度分布測定装置〔(株)島津製作所製、商品名:SALD−2000J〕を用いて測定したときの粒子径をいう。
【0011】
また、各粒子径を有する水膨潤ゲル粒子の含有量は、前記レーザー回折式粒度分布測定装置で粒子径を測定すると同時に各粒子径を有する粒子の個数を測定し、粒子を球とみなした時の1粒子あたりの体積と粒子の個数の積から求められる。
【0012】
水中に0.5重量%の濃度で分散させたときに、その水膨潤ゲル粒子の粒子径が50μm未満と規定されるのは、粒子径50μm以上の粒子が多いとカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面のなめらかさが劣るためである。かかる水膨潤ゲル粒子の粒子径は、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面をなめらかにする観点から、0.1μm以上50μm未満であることが好ましい。
【0013】
水中に0.5重量%の濃度で分散させたときの水膨潤性ゲル粒子の粒子径50μm未満の粒子の量は、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面をなめらかにする観点から、55容量%以上、好ましくは58容量%以上、より好ましくは60容量%以上とされる。また、その水膨潤性ゲル粒子の粒子径50μm未満の粒子の量は、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の透明性を高める観点から、94容量%以下、好ましくは92容量%以下、より好ましくは90容量%以下とされる。
【0014】
水中に0.5重量%の濃度で分散させたときに、その水膨潤ゲル粒子の粒子径が50μm以上と規定されるのは、粒子径50μm未満の粒子が多いと、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の透明性が劣るためである。かかる水膨潤ゲル粒子の粒子径は、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の透明性を高める観点から、50μm以上300μm以下であることが好ましい。
【0015】
水中に0.5重量%の濃度で分散させたときの水膨潤性ゲル粒子の粒子径50μm以上の粒子の量は、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面をなめらかにする観点から、45容量%以下、好ましくは42容量%以下、より好ましくは40容量%以下とされる。また、その水膨潤性ゲル粒子の粒子径50μm以上の粒子の量は、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の透明性を高める観点から、6容量%以上、好ましくは8容量%以上、より好ましくは10容量%以上とされる。
【0016】
以上の点を考慮すれば、本発明のカルボキシル基含有重合体粒子の濃度が0.5重量%となるように水中に分散、膨潤させたとき、粒子径が50μm未満、好ましくは0.1μm以上50μm未満である水膨潤ゲル粒子の含有量が55〜94容量%、好ましくは58〜92容量%、さらに好ましくは60〜90容量%であり、粒子径が50μm以上、好ましくは50μm以上300μm以下の水膨潤ゲル粒子の含有量が6〜45容量%、好ましくは8〜42容量%、さらに好ましくは10〜40容量%であることが望ましい。
【0017】
前記した所定濃度で水中に分散、膨潤させたときに、特定の粒度分布を有する水膨潤ゲル粒子を与えるカルボキシル基含有重合体粒子は、特定量のα,β−不飽和カルボン酸と、特定量のエチレン性不飽和基を2個以上有する化合物とを不活性溶媒中で、特定量のラジカル重合触媒の存在下、特定温度で反応させることによって得ることができる。
【0018】
α,β−不飽和カルボン酸としては、特に限定されず、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、その他オレフィン系不飽和カルボン酸等を挙げることができる。これらは、それぞれ単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中では、安価で入手が容易であり、しかもカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の透明性に優れることから、アクリル酸が好ましい。
【0019】
α,β−不飽和カルボン酸の量は、後述する不活性溶媒100容量部に対して、6〜25容量部、好ましくは8〜22容量部、さらに好ましくは13〜20容量部である。α,β−不飽和カルボン酸の量が前記下限値よりも少ない場合には、得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の透明性が悪化するようになり、また前記上限値を超える場合には、反応が進行するにしたがって重合体粒子が析出し、均一に攪拌することが困難となり、得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面のなめらかさが悪化するようになる。
【0020】
エチレン性不飽和基を2個以上有する化合物としては、特に限定されず、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、サッカロース、ソルビトール等のポリオールの2置換以上のアクリル酸エステル類;これらポリオールの2置換以上のメタクリル酸エステル類;これらポリオールの2置換以上のアリルエーテル類;フタル酸ジアリル、燐酸トリアリル、メタクリル酸アリル、テトラアリルオキシエタン、トリアリルシアヌレート、アジピン酸ジビニル、クロトン酸ビニル、1,5−ヘキサジエン、ジビニルベンゼン等が挙げられる。これらの中では、得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の透明性を向上させる観点から、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル、ジエチレングリコールジアリルエーテルおよびポリアリルサッカロースからなる群より選ばれた少なくとも1種が好ましい。
【0021】
エチレン性不飽和基を2個以上有する化合物の量は、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対して、0.15〜2重量部、好ましくは0.3〜1.5重量部である。エチレン性不飽和基を2個以上有する化合物の量が前記下限値よりも少ない場合には、得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の粘度が低下し、また前記上限値を超える場合には、得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液中に不溶性のゲルが生成しやすくなる。
【0022】
上記ラジカル重合触媒としては、特に限定されず、例えば、アゾビスイソブチロニトニル、2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、過酸化ベンゾイル、ラウロイルパーオキシド、クメンハイドロパーオキサイド、第三級ブチルハイドロパーオキシド等を挙げることができる。中でも、取り扱いやすく、安定性に優れている観点からアゾビスイソブチロニトニルが好適に用いられる。
【0023】
ラジカル重合触媒の量は、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対して0.01〜0.45重量部、好ましくは0.01〜0.35重量部である。ラジカル重合触媒の量が前記下限値よりも少ない場合には、反応速度が遅くなるので経済的ではなく、また前記上限値を超える場合には、得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面のなめらかさが悪化する。
【0024】
本明細書にいう不活性溶媒とは、α,β−不飽和カルボン酸およびエチレン性不飽和基を2個以上有する化合物を溶解するが、得られるカルボキシル基含有重合体粒子を溶解しない溶媒をいう。
【0025】
不活性溶媒としては、例えば、ノルマルペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン、ノルマルヘプタン、ノルマルオクタン、イソオクタン、シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、エチレンジクロライド、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が挙げられる。これらは、それぞれ単独で使用してもよく、2種以上併用してもよい。これらの中では、品質が安定しており、入手が容易である観点から、エチレンジクロライドが好ましい。
【0026】
なお、α,β−不飽和カルボン酸と、エチレン性不飽和基を2個以上有する化合物とを反応させる際には、ラジカル重合触媒とともにアルカリ金属炭酸塩の存在下に反応させることが好ましい。このように、ラジカル重合触媒とともにアルカリ金属炭酸塩の存在下に反応させた場合には、得られたカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面のなめらかさをさらに向上させることができる。
【0027】
アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。これらの中では、得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘調液の粘度の低下が小さいことから、炭酸ナトリウムおよび炭酸水素カリウムが好ましい。
【0028】
アルカリ金属炭酸塩の量は、中和粘稠液の表面のなめらかさを向上させる観点から、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対して、0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜3重量部であることが望ましい。
【0029】
なお、アルカリ金属炭酸塩は、反応開始前あるいは反応の途中に添加することができるが、カルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面のなめらかさをより一層効果的に向上させる観点から反応開始前に添加することが好ましい。
【0030】
α,β−不飽和カルボン酸と、エチレン性不飽和基を2個以上有する化合物とを反応させる際の雰囲気は、例えば、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガスであることが好ましい。
【0031】
反応温度は、反応溶液の粘度を低下させ、均一に攪拌することができるようにする観点および得られるカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面のなめらかさを向上させる観点から、50〜90℃、好ましくは55〜75℃であることが望ましい。
【0032】
反応時間は、反応温度によって異なるので一概には決定することができないが、通常、2〜10時間である。
【0033】
反応終了後、反応溶液を80〜130℃に加熱し、不活性溶媒を揮散除去することにより、白色微粉末のカルボキシル基含有重合体粒子を得ることができる。なお、加熱温度が130℃を超える場合、得られたカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面のなめらかさが悪化するおそれがある。
【0034】
かくして本発明のカルボキシル基含有重合体粒子が得られる。得られたカルボキシル基含有重合体粒子の粉体は、通常、一次粒子が凝集した二次粒子である。
【0035】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子を用いて中和粘稠液を調製する場合、通常、カルボキシル基含有重合体粒子の濃度が0.01〜3重量%となるように水中に分散させた後、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等のアミン類等のアルカリで中和すればよい。
【0036】
得られた中和粘稠液は、その表面がなめらかであり、また透明性が高いという優れた性質を有する。この中和粘稠液がこのような優れた性質を有する理由は定かではないが、おそらく、カルボキシル基含有重合体粒子を水に分散、膨潤させた際にカルボキシル基含有重合体粒子の二次粒子が水中に分散し、水中では、主としてカルボキシル基含有重合体粒子の一次粒子の水膨潤性ゲル粒子として存在することに基づくものと推測される。
【0037】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例1〜4は参考例である。
【0038】
実施例1
攪拌機、温度計、窒素吹込管および冷却管を備えた500mL容の4つ口フラスコに、アクリル酸63g(60mL)、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル0.44g、アゾビスイソブチロニトリル0.016g、エチレンジクロライド375g(300mL)を仕込んだ。引き続き、均一に攪拌、混合した後、反応容器の上部空間、原料および溶媒中に存在している酸素を除去するために、溶液中に窒素ガスを吹き込んだ。次いで、窒素雰囲気下、70〜75℃に保持して3時間反応させた。
【0039】
反応終了後、生成したスラリーを110℃に加熱して、エチレンジクロライドを留去し、カルボキシル基含有重合体粒子63gを得た。
【0040】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、レーザー回折式粒度分布測定装置〔(株)島津製作所製、品番:SALD−2000J〕を用いて粒度分布を測定した結果、水膨潤性ゲル粒子の粒子径は、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が72容量%、50μm以上300μm以下の粒子が27.6容量%、300μmを超える粒子が0.4容量%であった。
【0041】
実施例2
実施例1において、4つ口フラスコ内への仕込み組成をアクリル酸57.3g(54.6mL)、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル0.66g、アゾビスイソブチロニトリル0.1gおよびエチレンジクロライド525g(420mL)に、反応温度を55〜60℃に変更した以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子58gを得た。
【0042】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が81容量%、50μm以上300μm以下の粒子が18.8容量%、300μmを超える粒子が0.2容量%存在していた。
【0043】
実施例3
実施例1において、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル0.44gの代わりにジエチレングリコールジアリルエーテル0.75gを用いた以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子63gを得た。
【0044】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、水膨潤性ゲル粒子の粒子径は、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が73容量%、50μm以上300μm以下の粒子が26.9容量%、300μmを超える粒子が0.1容量%存在していた。
【0045】
実施例4
実施例1において、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル0.44gの代わりにポリアリルサッカロース0.42gを用いた以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子63gを得た。
【0046】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が72容量%、50μm以上300μm以下の粒子が27.6容量%、300μmを超える粒子が0.4容量%存在していた。
【0047】
実施例5
実施例1において、炭酸ナトリウム0.5gを同時に仕込んだ以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子64gを得た。
【0048】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.01μm以上50μm未満の粒子が74容量%、50μm以上300μm以下の粒子が26容量%、300μmを超える粒子が0容量%存在していた。
【0049】
実施例6
実施例1において、炭酸ナトリウム0.9gを同時に仕込んだ以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子65gを得た。
【0050】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が75容量%、50μm以上300μm以下の粒子が25容量%、300μmを超える粒子が0容量%存在していた。
【0051】
実施例7
実施例1において、炭酸水素カリウム1.8gを同時に仕込んだ以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子64gを得た。
【0052】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が77容量%、50μm以上300μm以下の粒子が23容量%、300μmを超える粒子が0容量%存在していた。
【0053】
比較例1
実施例1において、4つ口フラスコの仕込み組成をアクリル酸30g(28.6mL)、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル0.47g、アゾビスイソブチロニトリル0.15gおよびエチレンジクロライド411g(328.8mL)に、反応温度を45〜50℃に変更した以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子30gを得た。
【0054】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、0.1μm未満の粒子が0.2容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が95容量%、50μm以上300μm以下の粒子が4.8容量%、300μmを超える粒子が0容量%存在していた。
【0055】
比較例2
実施例1において、4つ口フラスコの仕込み組成をアクリル酸110.25g(105mL)、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル0.42g、アゾビスイソブチロニトリル0.007gおよびエチレンジクロライド437.5g(350mL)に変更した以外は、実施例1と同様にしてカルボキシル基含有重合体粒子111gを得た。
【0056】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の0.5重量%水分散液を調製し、水膨潤性ゲル粒子の粒度分布を実施例1と同様にして測定した結果、0.1μm未満の粒子が0容量%、0.1μm以上50μm未満の粒子が28容量%、50μm以上300μm以下の粒子が69.2容量%、300μmを超える粒子が2.8容量%存在していた。
【0057】
〔カルボキシル基含有重合体粒子の物性評価〕
各実施例および各比較例で得られたカルボキシル基含有重合体粒子の物性を以下の方法に基づいて評価した。その結果を表1に示す。
【0058】
(1)表面のなめらかさ
1L容のビーカーにイオン交換水483.3gを入れ、撹拌子(長さ5cm、太さ1.5cm)で毎分600回転で攪拌しながら、カルボキシル基含有重合体粒子2.5gを徐々に投入した。引き続き1.5時間撹拌した後、撹拌子を除去し、6重量%水酸化ナトリウム水溶液14.2gを加え、CTFA(ザ・コスメティック・トイレタリ・アンド・フラグランス・アソシエーション)に準拠した攪拌翼で1時間撹拌してカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液を得た。
【0059】
得られたカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液の表面を目視にて評価した。評価は、男女計10人を評価パネラーとし、中和粘稠液の表面のなめらかさの評価について、良好であると感じたパネラーの人数を集計し、以下の評価基準に基づいて判定した。なお、通常の場合、以下の評価基準でA以上であれば、表面のなめらかさに優れていると判断することができる。
【0060】
〔評価基準〕
S:中和粘稠液の表面がなめらかであると感じた人数が10人
A:中和粘稠液の表面がなめらかであると感じた人数が8〜9人
B:中和粘稠液の表面がなめらかであると感じた人数が7人以下
【0061】
(2)透明性
前記(1)で得られたカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液を1cm×1cmのセルに入れ、425nmの波長の透過率を測定した。なお、通常の場合、透過率が92%以上であれば、透明性に優れていると判断することができる。
【0062】
(3)粘度
前記(1)で得られたカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液を、B型回転粘度計を用い、ロータNo.7、毎分20回転、温度25℃の条件下で測定した。なお、通常の場合、25℃における粘度が40000mPa・s以上であれば、粘度が高いと判断することができる。
【0063】
【表1】
【0064】
表1に示された結果から、実施例1〜7で得られたカルボキシル基含有重合体粒子の中和粘稠液は、表面のなめらかさおよび透明性に優れ、また粘度が高く増粘剤として有用であることがわかる。
【0065】
【発明の効果】
本発明のカルボキシル基含有重合体粒子は、水中に分散させて得られた水膨潤ゲル粒子とした際に特定の粒度分布を有するため、得られた中和粘稠液は、表面のなめらかさおよび透明性に優れたものである。また、その中和粘稠液は、粘度が高いので、化粧品等の増粘剤として有用である。
Claims (5)
- 不活性溶媒100容量部に対する量が6〜25容量部であるα,β−不飽和カルボン酸と、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.15〜2重量部であるエチレン性不飽和基を2個以上有する化合物とを不活性溶媒中で、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.01〜0.45重量部であるラジカル重合触媒および0.01〜5重量部であるアルカリ金属炭酸塩の存在下、50〜90℃で反応させる方法により得られるカルボキシル基含有重合体粒子であり、水中に0.5重量%の濃度で分散、膨潤させたときに、粒子径が50μm未満である水膨潤ゲル粒子が55〜94容量%、粒子径が50μm以上である水膨潤ゲル粒子が6〜45容量%の割合で存在するカルボキシル基含有重合体粒子。
- 不活性溶媒100容量部に対する量が6〜25容量部であるα,β−不飽和カルボン酸と、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.15〜2重量部であるエチレン性不飽和基を2個以上有する化合物とを不活性溶媒中で、α,β−不飽和カルボン酸100重量部に対する量が0.01〜0.45重量部であるラジカル重合触媒および0.01〜5重量部であるアルカリ金属炭酸塩の存在下、50〜90℃で反応させるカルボキシル基含有重合体粒子の製造方法。
- アルカリ金属炭酸塩が、炭酸ナトリウムまたは炭酸水素カリウムである請求項2記載のカルボキシル基含有重合体粒子の製造方法。
- α,β−不飽和カルボン酸が、アクリル酸である請求項2または3記載のカルボキシル基含有重合体粒子の製造方法。
- エチレン性不飽和基を2個以上有する化合物が、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル、ジエチレングリコールジアリルエーテルおよびポリアリルサッカロースからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項2〜4いずれか記載のカルボキシル基含有重合体粒子の製造方法。
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