JP4883372B2 - マグネットスイッチ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばスタータモータの通電回路に設けられるスイッチ開閉用のマグネットスイッチ及びその製造方法に関する。
特許文献1は、輪板状の薄板を複数枚積層して構成されたディスク部と、可動鉄心に軸方向へ対面配置されるとともに反可動鉄心側の端部がディスク部のベース貫通孔に圧入される筒状のベース部とをもつマグネットスイッチを提案している。このマグネットスイッチのコイル引き出し線は、ディスク部の周縁に設けた溝を通じて軸方向に引き出されている。また、ディスク部の最外側の薄板には、コイルの端部を保持するための切り起こし片を有している。
特表2002−524826号公報
(発明の目的)
ところが、特許文献1に記載された従来技術では、ディスク部をベース部に固定する際に、各薄板に形成されている溝の位置を合わせる必要があった。つまり、複数枚の薄板を一枚ずつ溝の位置を合わせながらベース部に固定する必要があった。あるいは、複数枚の薄板を位置合わせした状態に保持しながらそれらをベース部に固定する必要があった。このため、組み立て作業が複雑化し、作業者に要求される熟練度が高くなるという問題があった。
また、ディスク部の最外側に配置される薄板には、切り起こし片が設けられるため、コイルの端部を薄板の表面に半田付けする際に、切り起こし片が邪魔になり、作業性が低下した。
更に、薄板の表面に半田付けされるコイルの端部には、ベース部に可動鉄心が衝突した時の衝撃力が伝わるため、薄板に設けた切り起こし片はコイルの端部を強固に保持せねばならず、このため、ディスク部の最外側に配置される薄板に切り起こし片を設ける必要があり、他の薄板と形状が異なるため、コストアップを招いた。
すなわち、上記特許文献1のマグネットスイッチでは、固定鉄心の一部をなすディスク部の各薄板及びベース部は、製造コストの低減のために工程を簡素化しつつ、耐衝撃性の確保のために機械的結合性の一層の向上を図る必要があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、製造工程の複雑化を抑止しつつ耐衝撃性を向上可能な直動型マグネットスイッチを提供することをその目的としている。
(発明の要約)
上記目的を達成するためになされた各発明は、上記従来技術と同様に、スイッチカバーの凹部に収容される可動接点部材を軸方向に駆動する可動鉄心と、可動鉄心を囲むコイルボビンに巻装されて通電により可動鉄心を軸方向に駆動するコイルと、コイルボビンの端壁部とスイッチカバーとの間に挟設されて固定鉄心の一部をなす輪板状のディスク部と、固定鉄心の一部として可動鉄心に軸方向へ対面配置されるとともに反可動鉄心側の端部がディスク部のベース貫通孔に嵌入される筒状のベース部と、ディスク部のスイッチカバー側の端面に接しつつディスク部とスイッチカバーとの間に挟設される封止部材とを備え、ディスク部は、輪板状の薄板を複数枚積層して構成されている直動型マグネットスイッチに適用される。以下、積層型ディスク部及びベース部を組み合わせたマグネットスイッチとも称するものとする。
なお、上記封止部材は、たとえばゴムパッキンからなる。このゴムパッキンは、ディスク部とスイッチカバーとの間に配置されて外部からスイッチカバー内の接点収容空間を封止する機能や、可動接点部材がディスク部側に変位した場合などにおいて、可動接点部材がディスク部に衝突する衝撃を緩和する機能をもつことができる。
(第発明)
発明のマグネットスイッチは、各薄板が、互いに連通してコイルの引き出し線をディスク部を貫通して軸方向に引き出すための開口部をそれぞれ有し、封止部材側の一枚乃至複数枚の薄板を除く残りの薄板が、ベース部の可動接点部材側の先端部を径外側に塑性変形させることによりベース部にかしめ固定され、封止部材側の一枚乃至複数枚の薄板のベース貫通孔は、ベース部の塑性変形した部分を収容可能に径大に形成されていることをその特徴としている。
これにより、製造工程の複雑化を抑止しつつ耐衝撃性を向上可能なマグネットスイッチを実現することができる。以下、更に具体的に説明する。
この発明によれば、封止部材側の一枚乃至複数枚の薄板を除く残りの薄板が互いに固定されているため、組み付け作業において各薄板の開口部が面平行特に周方向にずれて各薄板の開口部の連通が阻害されるのを良好に抑止することができる。したがって、このディスク部の中心孔(ベース貫通孔とも言う)に筒状のベースを挿通して両者を機械的に結合すれば、各コイル引き出し口の連通を良好に確保しつつディスク部とベース部とを機械的に結合する作業を熟練度を要することなく行うことができる。
また、組み付け後において、外部からの強大な衝撃力により各薄板間の相対変位を防止することができ、耐衝撃性を向上することができる。
この発明では更に、封止部材側の一枚乃至複数枚の薄板を除く残りの薄板が、ベース部の可動接点部材側の先端部を径外側に塑性変形させることによりベース部にかしめ固定され、軟質封止部材側の一枚乃至複数枚の薄板のベース貫通孔は、ベース部の塑性変形した部分を収容可能に径大に形成されている。これにより、ベース部のかしめ変形部分がディスク部の端面から封止部材側へ突出することがない。このため、たとえば外部から強い衝撃や振動が加えられたとしても、このかしめ変形部分が、隣接する封止部材の端面に強い応力を与えることがなく、外部からの強力な衝撃が加わる場合でも、封止部材の疲労やその他の不具合を防止することができる。
好適には、封止部材側の一枚乃至複数枚の薄板のベース貫通孔の上記径大化は、上記したベース部のかしめ変形部分を収容可能な範囲でなるべく小さく形成することが好適である。これにより、固定鉄心の磁気抵抗の増大や磁束量の減少を最小限とすることができる。
なお、封止部材側の最外側に位置してベース貫通孔が径大化された薄板の枚数を1枚とする場合には、他の薄板よりも厚肉とすることが、剛性向上の点で好適である。
また、封止部材側の一枚乃至複数枚の薄板のベース貫通孔は、ベース部の塑性変形した部分を軸方向に完全に収容する。これにより、ディスク部と封止部材とを広く面接触することができるため、上記耐衝撃性向上効果を一層向上させることができる。
好適な態様において、封止部材側の一枚乃至複数枚の前記薄板を除く残りの前記薄板は、軸方向へ突出して互いに重なる突起部をそれぞれ有し、軟質封止部材側の軸方向外側の一枚乃至複数枚の薄板は、突起部が嵌入、固定される突起部嵌入用孔部を有する。このようにすれば、コイル引き出し線を引き出すための開口部の位置合わせを確保しつつ各薄板同士の固定を簡素に行うことができ、上記第1発明の効果を合わせて奏することができる。
(第発明)
発明のマグネットスイッチは、各薄板が、互いに連通してコイルの引き出し線を前記ディスク部を貫通して軸方向に引き出すための開口部をそれぞれ有して相互に固定され、最も可動接点部材側の薄板が、ベース部の可動接点部材側の先端部を径外側に塑性変形させることによりベース部にかしめ固定され、封止部材は、ベース部の塑性変形した部分を収容可能に径大に形成されていることをその特徴としている。
これにより、製造工程の複雑化を抑止しつつ耐衝撃性を向上可能なマグネットスイッチを実現することができる。以下、更に具体的に説明する。
この発明によれば、各薄板が互いに固定されているため、組み付け作業において各薄板の開口部が面平行特に周方向にずれて各薄板の開口部の連通が阻害されるのを良好に抑止することができる。したがって、このディスク部の中心孔(ベース貫通孔とも言う)に筒状のベースを挿通して両者を機械的に結合すれば、各コイル引き出し口の連通を良好に確保しつつディスク部とベース部とを機械的に結合する作業を熟練度を要することなく行うことができる。
また、組み付け後において、外部からの強大な衝撃力により各薄板間の相対変位を防止することができ、耐衝撃性を向上することができる。
この発明では更に、最も接点に近い最外側の薄板が、ベース部の可動接点部材側の先端部を径外側に塑性変形させることによりベース部にかしめ固定され、封止部材は、ベース部の塑性変形した部分を収容可能に径大に形成されているので、ベース部の塑性変形した部分が、ディスク部の端面から封止部材側に突出することがない。このため、たとえば外部から強い衝撃や振動が加えられたとしても、このかしめ変形部分が、隣接する封止部材の端面に強い応力を与えることがなく、外部からの強力な衝撃が加わる場合でも、軟質封止部材の疲労やその他の不具合を防止することができる。
好適には、上記した封止部材の径大化は、上記したベース部のかしめ変形部分を収容可能な範囲でなるべく小さく形成することが好適である。
(第発明)
発明のマグネットスイッチは、可動接点部材側の最外側に位置する薄板(61b)が、その他の薄板(61a)よりも厚く形成されていることをその特徴としている。
このようにすれば、最後の薄板を肉厚としているため、変形剛性を確保し、最後の薄板の反りを抑止することができる。
好適には、薄板(61b)は、薄板(61a)の2〜5倍とされている。
好適には、薄板(61b)及び複数の薄板(61a)を重ねてパンチすることにより、薄板(61b)を薄板(61a)に向けて凹ませて、薄板(61b)及び複数の前記薄板(61a)を一体化する。このようにすれば、ディスク部の製造工程を簡素化することができる。また、肉厚の薄板(61b)に孔を設ける必要がないため、衝撃吸収性を悪化させる肉厚化を招くことなく、弾性変形性を確保し、かつ、反り剛性を強化することができる。
本発明のマグネットスイッチの好適な実施形態を以下に説明する。
(実施形態1)
(全体構成)
マグネットスイッチの全体構造をその軸方向断面図である図1に示し、その回路構成を図2に示す。
このマグネットスイッチ1は、自動車用エンジンを始動するためのスタータ(図示せず)に用いられて、モータの通電回路(モータ回路と呼ぶ)に設けられるメイン接点(後述する)を開閉する働きを有し、電磁石を形成するソレノイド2と、このソレノイド2に固定されるスイッチカバー3とを備える。
ソレノイド2は、ヨークを形成するスイッチケース4と、このスイッチケース4の内部に収納されるコイル5と、コイル5への通電によって磁化される固定鉄心6と、コイル5の内周にスリーブ7を介して摺動自在に挿入されるプランジャ8(可動鉄心)と、このプランジャ8と一体に可動するシャフト9等より構成される。
コイル5は、プランジャ8を吸引するための磁力を発生する吸引コイル5aと、吸引されたプランジャ8を保持するための磁力を発生する保持コイル5bとで構成され、樹脂製のコイルボビン10に二層状態で巻線されている。
固定鉄心6は、例えば軟鉄材などの軟磁性金属により形成され、スイッチケース4及びプランジャ8とともに、コイル5と鎖交する有ギャップ磁気回路を形成している。なお、正確にはスイッチケース4も固定鉄心すなわち固定磁路部材としての機能をもつが、この実施形態では、コイル5の接点側に隣接して径方向に延在する固定磁路部材を固定鉄心6と呼称している。この固定鉄心6の詳細な構成について後述する。
プランジャ8は、スリーブ7の内周側にて固定鉄心6に対向して配置されると共に、固定鉄心6との間に配設されるリターンスプリング11により反鉄心方向(図1の左方向)に付勢され、非通電状態にて固定鉄心6との間にエアギャップが確保されている。
シャフト9は、一方の端部にフランジ部9aをもつ。フランジ部9aは、プランジャ8の端面に固定されて、プランジャ8と一体に可動する。シャフト9の他方の端部は、固定鉄心6に形成される中心孔6aを通り抜けて、スイッチカバー3の内部に形成される接点室12に入り込んでいる。
スイッチカバー3は、例えば、樹脂成形品であり、固定鉄心6との間にゴムパッキン13を挟んで配置され、スイッチケース4の先端部にかしめ固定されて、ゴムパッキン13との間に接点室12を形成している。
メイン接点は、スイッチカバー3に固定される2本の外部端子14、15を介してモータ回路に接続される一組の固定接点16と、この一組の固定接点16間を断続する可動接点17とで形成される。
可動接点17は、接点室12に入り込んだシャフト9の端部に絶縁部材18を介して取り付けられ、かつ、シャフト9のフランジ部9aと絶縁部材18との間に配設される接点圧スプリング19によってシャフト9の先端方向(図6の右方向)へ付勢され、シャフト9の先端部に取り付けられたストッパ部材20に当接して抜け止めされている。
2本の外部端子14、15は、図2に示すように、バッテリケーブル21を介して車載バッテリ22に接続されるB端子14と、モータから取り出されたリード線が接続されるM端子15である。
(動作説明)
始動スイッチ25のオン操作によりコイル5に通電されると、電磁石が形成されて固定鉄心6が磁化されるため、固定鉄心6のベース部60とプランジャ8との間に吸引力が作用して、プランジャ8がリターンスプリング11を押し縮めながらベース部60側(図6の右方向)へ移動する。このプランジャ8の移動により、プランジャ8に固定されたシャフト9が押し出されて、シャフト9の端部に支持された可動接点17が一組の固定接点16に当接する。その後、プランジャ8は、接点圧スプリング19を押し縮めながら更に移動して、ベース部60の端面に当接して停止する。
これにより、接点圧スプリング19の圧縮荷重が可動接点17に付与され、その可動接点17が一組の固定接点16に押し付けられることで、メイン接点が閉状態となり、バッテリ22からモータへ給電される。エンジン始動後、始動スイッチ25のオフ操作により、コイル5への通電が停止されて電磁石の吸引力が消滅すると、リターンスプリング11の反力でプランジャ8が反ベース部方向へ押し戻されるため、可動接点17が一組の固定接点16から離れてメイン接点が開状態となり、モータへの給電が停止される。
(固定鉄心6)
この実施形態の特徴をなす固定鉄心6を、図1、図3、図4を参照して説明する。固定鉄心6は、プランジャ(可動鉄心)8に対して軸方向に対面するベース部60と、ベース部60に嵌着、固定されてコイル5の一端側に配置されるディスク部61とで構成される。
ベース部60は、図1に示すように、中央部に中心孔6aが形成された筒状体であり、ディスク部61に圧入される小径部60bと、スリーブ7の内周に嵌合する大径部60cとを有している。ベース部60の反可動鉄心側に配置される小径部60bは、ディスク部61のベース貫通孔61cに圧入されている。
ディスク部61は、同一形状に形成された多数の軟鉄製薄板を重ね合わせて構成されている。ディスク部61は、コイルボビン10の端壁部とスイッチカバー3との間に軸方向に挟設されている。更に詳しく説明すると、図1に示すように、ディスク部61のスイッチカバー3側の端面に接してゴムパッキン13(封止部材、あるいは軟質封止部材とも言う)が径方向に延在しており、ゴムパッキン13の外周縁部は、ディスク部61の外周縁部とスイッチカバー3の周壁先端部とに挟設されている。スイッチケース4の周壁先端部はディスク部61及びゴムパッキン13の外周面を覆ってスイッチカバー3の外周面にかしめられている。
ディスク部61は、図4に示すように、2つのコイル引出口63と、後述する2つのカシメ部とを有している。コイル引出口63は、コイル5の端部をディスク部61の反コイル側(図6に示すディスク部61の図示右側)へ引き出すための開口である。
(ディスク部61)
ディスク部61について図5〜図7を参照して更に詳しく説明する。
ディスク部61は、薄肉に形成された9枚の薄板61aと、ゴムパッキン13側に接する厚肉に形成された1枚の薄板61bとを重ねて形成されている。図4に示すように、各薄板61a及び薄板61bのコイル引出口(本発明で言う開口部)63は、同形に形成されて周方向同位置に位置合わせされることにより、単一の軸方向貫通孔を構成している。各薄板61aは、同形に形成されてゴムパッキン13側に突出する位置合わせ用の突起部64をそれぞれ2つもつ。各薄板61aの2つの突起部64は、互いに180度回転対称位置に配置され、かつ、コイル引出口63に対して略90度ずれて形成されている。各突起部64は軸方向に重なっており、各薄板61bの面方向への相対変位は禁止されている。薄板61bは、突起部64と同位置において突起部64が圧入される突起部嵌入用孔部65をもつ。薄板61bは、突起部嵌入用孔部65に圧入された突起部64がゴムパッキン13側に接しない厚さをもつ。
薄板61bは、ベース貫通孔61cの一部を径外方向に凹設して形成された窪み部62をもつ(図4参照)。各薄板61aは、ベース部60の小径部60bを径外側へ塑性変形することによりベース部60にかしめ固定されている。窪み部62は、ベース部60の小径部60bの上記塑性変形部分60cを収容している。これにより、塑性変形部分60cが軸方向のゴムパッキン13側へ突出することが防止される。薄板61bは、上記塑性変形部分60cがゴムパッキン13側に突出しない厚さをもつ。窪み部62は、上記塑性変形部分60cを収容可能な周方向幅をもつ。
これにより、各薄板61a及び薄板61bは、たとえ外部から強大な衝撃力や振動力が加えられても十分強固に結合され、かつ、突起部64や上記塑性変形部分60cがゴムパッキン13を痛めることがない。
(製造工程の説明)
上記ディスク部61及びベース部60の組み付け作業について以下に説明する。
コイル引出口63、突起部嵌入用孔部65、ベース貫通孔61c及び窪み部62は、プレス加工によって形成される。この実施形態では、このプレス加工により突起部64を同時に形成している。
次に、突起部64を重ねた状態で各薄板61aを積層し、突起部64を薄板61bの突起部嵌入用孔部65に圧入する。好適には、重ねられた各突起部64が互いに圧入状態とされる。これにより、積層された各薄板61aは一体となるので、扱いやすい。
次に、一体化されたディスク部61のベース貫通孔61cにベース部60の小径部60bを圧入し、小径部60bの先端を既述したように径外側にかしめる。図6において、60dは、ベース部60の外周面に設けられた段差端面であり、この段差端面60dは、上記かしめ時にディスク部61を構成する各薄板61a及び薄板61bのうち最もコイルボビン10側の薄板61aに押しつけられる。
(変形態様)
上記実施形態では、ゴムパッキン13側の薄板61bを他の薄板61aよりも肉厚としたが、薄板61aと同じ厚さの複数枚の薄板を重ねて薄板61aを構成しても良い。これにより、材料や構成を簡素化することができる。
(変形態様)
上記実施形態では、突起部嵌入用孔部65をもつ薄板61aをゴムパッキン13側に配置したが、コイルボビン10側に設けても良い。この場合においても、突起部64がコイルボビン10の端壁に局部的な応力集中が生じるのを防止することができる。ただし、この場合には、窪み部62は、ゴムパッキン13側の最外側の薄板61aに設けることが必要となる。
(変形態様)
上記実施形態では、薄板61aのベース貫通孔61cに窪み部62を設けたが、薄板61aのベース貫通孔61c自体を径大化してもよい。ただし、この場合には固定鉄心6の磁気特性は多少悪化する。
(実施形態2)
実施形態2を図8を参照して説明する。
この実施形態2では、ディスク部61は、実施形態1にて説明した合計9枚の薄板61aだけを積層して構成され、実施形態1の薄板61bは省略されている。ただし、この実施形態2では、本発明で言う軟質封止部材をなすゴムパッキン13は、実施形態1で説明した窪み部62に相当する窪み部132や、同じく突起部嵌入用孔部65に相当する孔部131を有している。孔部131は、突起部64に接しない程度の径を有している。また、突起部64や塑性変形部分60cは、可動接点17などのスイッチ側の各部材の動作に支障が無い部位に設けられる。なお、突起部64を互いに重ねて、各薄板61aを積層した時、各突起部64が互いに圧入状態となることがより好適であるが、それに限定されるものではない。
(実施形態3)
実施形態3を図9、図10を参照して説明する。この実施形態3は、図6に示す実施形態1のディスク部61の構造を変更した点をその主な特徴とする。
この実施形態のディスク部61は、実施形態1のそれと同じく、9枚の薄板61aと一枚の薄板61bとを軸方向に積層して構成されている。薄板61bの厚さは、薄板61aの厚さの2〜5倍、更に好適には3〜4倍とされる。これにより、弾性変形性と剛性とを良好にバランスさせることができる。ただし、各薄板61aは、図6に示す実施形態1の薄板61aとは反対に反接点向きに突出し、互いに浅く圧入嵌合する突起部64を有している。更に、肉厚の薄板61bも突起部66を有し、この突起部66は、隣接する薄板61aの突起部64の裏側の凹部に圧入されている。このようにすれば、薄板61bに突起部嵌入用孔部65を設ける必要がないため、加工費用を低減できるとともに、後述するように剛性が必要な薄板61bの剛性を強化することができる。
また、この実施形態では、実施形態1のゴムパッキン13を省略している。これにより、全体の剛性を強化することができる。
更に、この実施形態では、ベース部60の小径部60bの接点側の先端部を径外側へ塑性変形することによりベース部60にかしめ固定されている。
(製造工程の説明)
ディスク部61及びベース部60の製造、組み付け工程は、本質的には実施形態1のそれと同じである。ただし、この実施形態では、9枚の薄板61aと1枚の薄板61bとを重ねた状態でパンチすることにより、突起部64と突起部66が一挙に作製されるとともに、互いに嵌合させる。これにより、合計10枚の薄板61a、61bを一挙に一体化させることができる。
(変形態様)
なお、大型のディスク部61の場合には、たとえば6枚の薄板61aをパンチして突起部64を一挙に形成し、残りの4枚の薄板61aと薄板61bとをパンチして突起部64、66を一挙に形成し、次に、この2つの薄板群を重ね、突起部64、64の圧入により一体化してもよい。これにより、大型のディスク部61を容易に製造することができる。
(肉厚の薄板61bの効果)
上記説明したこの実施形態のマグネットスイッチ1の積層鋼板製のディスク部61は、軸方向接点側に他の薄板61aよりも肉厚の薄板61bを有している。このようにすれば、次の効果を奏する。
まず、プランジャ8がベース部60に衝突すると、その衝撃力がディスク部61の各薄板61aを順次伝達されて最終的に薄板61bに達する。薄板61aは、隣接する薄板61aから与えられた衝撃力を次の薄板61aに伝えるため、変形が少ない。これに対して、最後に伝達される薄板61bは、次に伝達すべき薄板に隣接しないため、他の薄板61aと同じ厚さとすると、変形が生じ易い。これに対して、この実施形態では、最後の薄板61bを肉厚としているため、この変形に耐える剛性をもつことができる。つまり、最後の薄板61bの塑性変形すなわち反りを抑止することができる。
次に、ディスク部61は、多数の薄板61a、61bを積層して構成されており、各薄板61a、61bの弾性変形性は、ディスク部61を一体の軟鋼により製造した場合に比べて非常に大きくなる。その結果、積層鋼板製のディスク部61は、上記衝突衝撃を良好に吸収することができる。このことは、プランジャ8の運動エネルギーがベース部60を通じてディスク部61にソフトに吸収されることを意味する。これにより、プランジャ8に連結された可動接点17と固定接点16との衝突衝撃力を緩和できることを意味する。その結果として、接点摩耗を大幅に減らすことができる。
実施形態1の直動型マグネットスイッチの軸方向断面図である。 図1の直動型マグネットスイッチの回路図である。 固定鉄心の模式軸方向断面図である。ただし、ディスク部における断面ハッチングは省略されている。 図3の固定鉄心のゴムパッキン側から見た正面図である。 固定鉄心のディスク部の模式拡大軸方向断面図である。ただし、ディスク部における断面ハッチングは省略されている。 固定鉄心の要部を拡大図示する部分軸方向断面図である。 固定鉄心の要部を拡大図示する部分正面図である。 実施形態2の固定鉄心の要部を拡大図示する部分軸方向断面図である。 実施形態3の固定鉄心を示す軸方向断面図である。 図9の固定鉄心の要部を拡大図示する部分軸方向断面図である。
符号の説明
1 マグネットスイッチ
2 ソレノイド
3 スイッチカバー
4 スイッチケース
5 コイル
5a 吸引コイル
5b 保持コイル
6 固定鉄心
6a 中心孔
7 スリーブ
8 プランジャ(可動鉄心)
9 シャフト
9a フランジ部
10 コイルボビン
11 リターンスプリング
12 接点室
13 ゴムパッキン(軟質封止部材)
14 外部端子
16 固定接点
17 可動接点
18 絶縁部材
19 接点圧スプリング
20 ストッパ部材
21 バッテリケーブル
22 バッテリ
25 始動スイッチ
60 ベース部
60b 小径部
60c 塑性変形部分
60d 段差端面
61 ディスク部
61a 薄板
61b 薄板
61c ベース貫通孔
62 窪み部
63 コイル引出口
64 突起部
65 突起部嵌入用孔部
66 突起部
131 突起部嵌入用孔部
132 窪み部

Claims (7)

  1. スイッチカバーの凹部に収容される可動接点部材を軸方向に駆動する可動鉄心と、
    前記可動鉄心を囲むコイルボビンに巻装されて通電により前記可動鉄心を軸方向に駆動するコイルと、
    前記コイルボビンの端壁部と前記スイッチカバーとの間に挟設されて固定鉄心の一部をなす輪板状のディスク部と、
    前記固定鉄心の一部として前記可動鉄心に軸方向へ対面配置されるとともに反可動鉄心側の端部が前記ディスク部のベース貫通孔に嵌入される筒状のベース部と、
    前記ディスク部のスイッチカバー側の端面に接しつつ前記ディスク部と前記スイッチカバーとの間に挟設される封止部材と、
    を備え、
    前記ディスク部は、輪板状の薄板を複数枚積層して構成されている直動型マグネットスイッチにおいて、
    前記各薄板は、互いに連通して前記コイルの引き出し線を前記ディスク部を貫通して軸方向に引き出すための開口部をそれぞれ有して相互に固定されており、
    前記封止部材側の一枚乃至複数枚の前記薄板を除く残りの前記薄板は、前記ベース部の可動接点部材側の先端部を径外側に塑性変形させることにより前記ベース部にかしめ固定され、
    前記封止部材側の一枚乃至複数枚の前記薄板のベース貫通孔は、前記ベース部の前記塑性変形した部分を収容可能に径大に形成されていることを特徴とするマグネットスイッチ。
  2. 請求項記載のマグネットスイッチにおいて、
    前記封止部材側の一枚乃至複数枚の前記薄板の厚さは、前記前記ベース部の前記塑性変形した部分の軸方向高さよりも大きく形成されているマグネットスイッチ。
  3. 請求項記載のマグネットスイッチにおいて、
    前記封止部材側の一枚乃至複数枚の前記薄板を除く残りの前記薄板は、軸方向へ突出して互いに重なる突起部をそれぞれ有し、
    前記封止部材側の軸方向外側の一枚乃至複数枚の前記薄板は、前記突起部が嵌入、固定される突起部嵌入用孔部を有するマグネットスイッチ。
  4. スイッチカバーの凹部に収容される可動接点部材を軸方向に駆動する可動鉄心と、
    前記可動鉄心を囲むコイルボビンに巻装されて通電により前記可動鉄心を軸方向に駆動するコイルと、
    前記コイルボビンの端壁部と前記スイッチカバーとの間に挟設されて固定鉄心の一部をなす輪板状のディスク部と、
    前記固定鉄心の一部として前記可動鉄心に軸方向へ対面配置されるとともに反可動鉄心側の端部が前記ディスク部のベース貫通孔に嵌入される筒状のベース部と、
    前記ディスク部のスイッチカバー側の端面に接しつつ前記ディスク部と前記スイッチカバーとの間に挟設される封止部材と、
    を備え、
    前記ディスク部は、輪板状の薄板を複数枚積層して構成されているマグネットスイッチにおいて、
    前記各薄板は、互いに連通して前記コイルの引き出し線を前記ディスク部を貫通して軸方向に引き出すための開口部をそれぞれ有して相互に固定され、
    最も可動接点部材側の前記薄板は、前記ベース部の可動接点部材側の先端部を径外側に塑性変形させることにより前記ベース部にかしめ固定され、
    前記封止部材は、前記ベース部の前記塑性変形した部分を収容可能に径大に形成されていることを特徴とするマグネットスイッチ。
  5. スイッチカバーの凹部に収容される可動接点部材を軸方向に駆動する可動鉄心と、
    前記可動鉄心を囲むコイルボビンに巻装されて通電により前記可動鉄心を軸方向に駆動するコイルと、
    前記コイルボビンの端壁部と前記スイッチカバーとの間に挟設されて固定鉄心の一部をなす輪板状のディスク部と、
    前記固定鉄心の一部として前記可動鉄心に軸方向へ対面配置されるとともに反可動鉄心側の端部が前記ディスク部のベース貫通孔に嵌入される筒状のベース部と、
    前記ディスク部のスイッチカバー側の端面に接しつつ前記ディスク部と前記スイッチカバーとの間に挟設される封止部材と、
    を備え、
    前記ディスク部は、輪板状の薄板を複数枚積層して構成されているマグネットスイッチにおいて、
    可動接点部材側の最外側に位置する前記薄板(61b)は、その他の前記薄板(61a)よりも厚く形成されていることを特徴とするマグネットスイッチ。
  6. 前記薄板(61b)は、前記薄板(61a)の2〜5倍とされている請求項記載のマグネットスイッチ。
  7. 前記薄板(61b)及び複数の前記薄板(61a)を重ねてパンチすることにより、前記薄板(61b)を前記薄板(61a)に向けて凹ませて、前記薄板(61b)及び複数の前記薄板(61a)を一体化する請求項記載のマグネットスイッチの製造方法。
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