JP4882969B2 - 流体フィルタのドレン機構 - Google Patents
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Description
また、合成樹脂製のドレンボルトを締め付ける際に、作業者によっては締め付けトルクが高くなりすぎ、ドレンボルトが破損してしまう恐れがある。
1.ケースに取り付けられ且つドレン穴を有するキャップと、該キャップに対して相対回転により所定の締付けトルクで螺合され該ドレン穴を閉鎖するドレンボルトと、を備える流体フィルタのドレン機構において、
前記ドレンボルトは樹脂からなり、
前記キャップに設けられる第1規制部と、前記ドレンボルトに設けられ且つ該キャップ及び該ドレンボルトの相対回転により該第1規制部に当接又は係合する第2規制部と、前記ドレンボルトに設けられ且つ前記第2規制部を弾性的に支持する弾性支持部と、を有する緩み回り規制構造を備え、
前記弾性支持部は、前記ドレンボルトのつば部に形成された薄肉部及び/又は孔部からなることを特徴とする流体フィルタのドレン機構。
2.前記キャップの底部には、前記ドレンボルトのつば部が圧接するシール部材が設けられており、前記第1規制部は、前記キャップの底部の該シール部材の外周側に設けられており、前記第2規制部は、前記ドレンボルトのつば部の該シール部材に圧接する部位の外周側に設けられている上記1.記載の流体フィルタのドレン機構。
3.前記キャップの底部には、前記ドレンボルトのつば部が圧接するシール部材が設けられており、前記第1規制部は、前記キャップの底部の該シール部材の内周側に設けられており、前記第2規制部は、前記ドレンボルトのつば部の該シール部材に圧接する部位の内周側に設けられている上記1.記載の流体フィルタのドレン機構。
4.前記第1規制部及び前記第2規制部のそれぞれは突起である上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の流体フィルタのドレン機構。
5.前記第1規制部及び前記第2規制部のうちの一方は突起であり、他方は該突起が係合する凹みである上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の流体フィルタのドレン機構。
また、前記弾性支持部が、前記ドレンボルトのつば部に形成された薄肉部及び/又は孔部からなるので、ドレンボルトのつば部の表面側にたわみ易い弾性支持部を容易に設定できる。
また、前記キャップの底部には、前記ドレンボルトのつば部が圧接するシール部材が設けられており、前記第1規制部が、前記キャップの底部の該シール部材の外周側に設けられており、前記第2規制部が、前記ドレンボルトのつば部の該シール部材に圧接する部位の外周側に設けられている場合は、流体フィルタの通常使用時に、シール部材によりドレン穴のシール性をより高めることができる。また、第2規制部及び弾性支持部をドレンボルトのつば部の外周寄り側に設けることができ、ドレンボルトのつば部において雄ネジ部の近傍を厚肉化できドレンボルトの所定の締付けトルクに必要な強度を確保しやすい。
また、前記キャップの底部には、前記ドレンボルトのつば部が圧接するシール部材が設けられており、前記第1規制部が、前記キャップの底部の該シール部材の内周側に設けられており、前記第2規制部が、前記ドレンボルトのつば部の該シール部材に圧接する部位の内周側に設けられている場合は、流体フィルタの通常使用時に、シール部材によりドレン穴のシール性をより高めることができる。また、シール部材により第1及び第2規制部が外気に晒されることがないため両規制部への塵等の付着による破損等を防止できる。
また、前記第1規制部及び前記第2規制部のそれぞれが突起である場合は、キャップに対してドレンボルトを所定の締付けトルクで螺合させたときに、第1規制部に対して第2規制部が当接して乗り超えることとなるが、この第1規制部に対する第2規制部の乗り上げ期間、即ち第2規制部に加圧力がかかる期間は瞬間的なため、両規制部の破損をより確実に防止できると共にドレンボルトを無理なく締付けたり緩めたりできる。
また、前記第1規制部及び前記第2規制部のうちの一方が突起であり、他方が凹みである場合は、キャップに対してドレンボルトを所定の締付けトルクで螺合させたときに、第1規制部及び第2規制部が係合される。従って、両規制部をより正確な係合位置に位置決めでき、ドレンボルトの過締付けをより確実に防止できる。
上記キャップの底部には、例えば、ドレンボルトのつば部が圧接するシール部材を設けることができる。これにより、ドレン穴のシール性を更に高めることができる。
上記弾性支持部は、例えば、ドレンボルトのつば部に形成された薄肉部及び/又は孔部からなることができる。これら薄肉部及び孔部の形状、個数等は特に問わない。
この場合、ドレンボルトが所定の締付けトルクで螺合される直前に第1規制部に対して第2規制部が当接して乗り上げ、ドレンボルトが所定の締付けトルクで螺合されたときに第1規制部に対して第2規制部が乗り越え両規制部が当接又は近接する位置に位置される(図7参照)。
上記角度Aは、例えば、10〜50度(好ましくは20〜40度)であることができる。また、上記角度Bは、例えば、40〜80度(好ましくは50〜70度)であることができる。
(1)オイルフィルタの構成
本実施例に係るオイルフィルタ1は、図1に示すように、互いに係脱可能な合成樹脂製のケース2及びキャップ3からなるハウジング4と、このハウジング4内に収容されるフィルタエレメント5及びドレン機構7とを備えて構成されている。
次に、上記オイルフィルタ1の作用について説明する。
このオイルフィルタ1の通常使用時には、図1に示すように、キャップ3のドレン穴15にOリング17を介してドレンボルト20がネジ止めされてドレン穴15がシールされている。また、バルブ部材21及びキャップ突起部18の当接によりドレン穴15はメタルシールされている。一方、フィルタエレメント5等の交換作業時には、先ず、ドレン穴15からドレンボルト20を取り外す。次に、パイプ状のドレン用冶具(図示せず)をドレン穴15に挿入してバルブ部材21を押上げてメタルシールを解除する。すると、ハウジング4内部の残留オイルがドレン用冶具を介して外部へ排出される。次いで、その残留オイルが完全に排出されたら、ドレン用冶具30をキャップ3から引き抜いて、ケース2からキャップ3を分離してフィルタエレメント5等の交換作業が行われる。
なお、キャップ3からドレンボルト20を取り外す際には、上述の締付けと逆の作用が実施される。
以上のように本実施例では、キャップ3に対してドレンボルト20を締める方向P1に相対回転させる際に、キャップ3に対してドレンボルト20を所定の締付けトルクで螺合させたとき、第1規制部31に対して第2規制部32が乗り越えて当接又は近接する位置に位置されるようにしたので、この状態よりキャップ3に対してドレンボルト20が緩み方向P2へ回転しようとしても、第1及び第2規制部31,32の当接により必要以上にドレンボルト20が緩んでしまうことが規制される。その結果、ドレンボルト20の緩み回りによるオイル漏れの発生を防止できる。また、ドレンボルト20を手締めする作業者は、弾性支持部33の弾性により第1規制部31に対して第2規制部32が乗り超える感触によって、ドレンボルト20の締付けトルクが適正となったことを確認できる。その結果、ドレンボルト20の過度の締付けを防止してドレンボルト20の破損を防止できる。
次に、実施例2に係るドレン機構について説明する。なお、本実施例2に係るドレン機構において上記実施例1のドレン機構30と略同じ構成及び作用効果については詳説を省略する。
本実施例2に係るドレン機構7Aは、図8に示すように、緩み回り規制構造40を備えている。この緩み回り規制構造40は、第1規制部41、第2規制部42及び弾性支持部33を備えている。この第1規制部41は、ドレンボルト20のつば部23が当接するキャップ3の底部3aに一体成形された凹みである。また、第2規制部42は、ドレンボルト20のつば部23においてキャップ3の底部3aに当接する表面側に一体成形された突起である。
フィルタエレメント5等の交換作業後には、図9(a)に示すように、キャップ3に対してドレンボルト20を締める方向P1に回転させてネジ止めする。このネジ止めの最終段階では、図9(b)に示すように、キャップ3の底部3aにドレンボルト20の第2規制部42が圧接されて弾性支持部33が弾性変形する。その後、ドレンボルト20を更に締付けると、図9(c)に示すように、弾性支持部33の弾性により第2規制部42への加圧力が瞬間的に解放され、第1規制部41である凹みに第2規制部42である突起が入り込んで第1及び第2規制部41,42は互いに係合される。このとき、ドレンボルト20は所定の適正締付けトルクで締付けられた状態となっている。
Claims (5)
- ケースに取り付けられ且つドレン穴を有するキャップと、該キャップに対して相対回転により所定の締付けトルクで螺合され該ドレン穴を閉鎖するドレンボルトと、を備える流体フィルタのドレン機構において、
前記ドレンボルトは樹脂からなり、
前記キャップに設けられる第1規制部と、前記ドレンボルトに設けられ且つ該キャップ及び該ドレンボルトの相対回転により該第1規制部に当接又は係合する第2規制部と、前記ドレンボルトに設けられ且つ前記第2規制部を弾性的に支持する弾性支持部と、を有する緩み回り規制構造を備え、
前記弾性支持部は、前記ドレンボルトのつば部に形成された薄肉部及び/又は孔部からなることを特徴とする流体フィルタのドレン機構。 - 前記キャップの底部には、前記ドレンボルトのつば部が圧接するシール部材が設けられており、前記第1規制部は、前記キャップの底部の該シール部材の外周側に設けられており、前記第2規制部は、前記ドレンボルトのつば部の該シール部材に圧接する部位の外周側に設けられている請求項1記載の流体フィルタのドレン機構。
- 前記キャップの底部には、前記ドレンボルトのつば部が圧接するシール部材が設けられており、前記第1規制部は、前記キャップの底部の該シール部材の内周側に設けられており、前記第2規制部は、前記ドレンボルトのつば部の該シール部材に圧接する部位の内周側に設けられている請求項1記載の流体フィルタのドレン機構。
- 前記第1規制部及び前記第2規制部のそれぞれは突起である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流体フィルタのドレン機構。
- 前記第1規制部及び前記第2規制部のうちの一方は突起であり、他方は該突起が係合する凹みである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流体フィルタのドレン機構。
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