JP4875888B2 - 転動体ねじ装置及び転動体ねじ装置の循環部材の製造方法 - Google Patents

転動体ねじ装置及び転動体ねじ装置の循環部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ねじ軸とナット部材との間に転がり運動可能に転動体を介在させ、該転動体を循環部材によって循環させる転動体ねじ装置に関する。
ねじ軸とナット部材との間に転がり運動可能にボールを介在させたボールねじは、ねじ軸とナット部材と間に発生する摩擦を低減できるので、機械要素として、工作機械、半導体・液晶製造装置の位置決め機構、送り機構、あるいは自動車のステアリングギヤ等の様々な機械に組み込まれている。
ナット部材に対してねじ軸を相対的に回転させると、ねじ軸のボール転走溝及びナット部材の負荷ボール転走溝の間の負荷ボール転走路をボールが転がる。ナット部材の負荷ボール転走溝の一端まで転がったボールは、ナット部材に設けられたリターンパイプによって掬い上げられ、負荷ボール転走溝の他端に戻される。
リターンパイプは金属製のパイプをプレスで折り曲げて成形されるか、又は樹脂を射出成形することで製造される。図14は樹脂の成形品からなるリターンパイプ1を示す。リターンパイプ1の内部にはボールが移動する無負荷ボール通路2が形成されるので、リターンパイプ1の内部が中空になる。中空のリターンパイプ1は、リターンパイプ1の軸線に沿った分割合せ面3でリターンパイプ1を二分割して成形し、その後、二分割されたリターンパイプピース1a,1bを接着剤、ねじ等の結合手段で結合することで製造されていた(例えば特許文献1参照)。
特開2003−232421号公報
しかし、ボールねじに過負荷がかかったとき、リターンパイプ1内でボールの循環が阻害されることがある。そうすると、蛇行したボールがリターンパイプ1の内壁を押し、これによってリターンパイプ1が分割合せ面3で開いてしまうおそれがある。
具体的には、例えば射出成形機に使用されるボールねじには、樹脂の充填時に過負荷がかかる場合がある。過負荷がかかると、負荷ボール転走路でのボールの弾性変形量が規定値以上に大きくなり、負荷ボール転走路も狭くなる。ボールねじに過度のモーメント荷重がかかったときにも、同様に負荷ボール転走路が狭くなる。こうなると、リターンパイプ1から負荷ボール転走路へ移行するボールの変形量が規定値以上に大きくなるので、図15に示されるように、ボール4が負荷ボール転走路5に入りにくくなる。よって、リターンパイプ1内でボール4の循環が阻害される。
一方、リターンパイプ1の反対側の負荷ボール転走路6からは次々とボール4が入ってくるので、リターンパイプ1内で詰まったボールが蛇行してリターンパイプ1の内壁を押す。ボール4のリターンパイプ1を押す力が二分割されたリターンパイプ1を結合させる力よりも強くなったときに、リターンパイプ1の分割合せ面3がボール4の逃げ道になり、リターンパイプ1が分割合せ面3で開く。
たしかに、リターンパイプ1の結合手段の結合強度を高めれば、リターンパイプ1の開きを抑えることができるが、根本的な解決手段であるとはいえない。
そこで本発明は、リターンパイプの結合手段の結合強度を高めるのとは異なる手段で、リターンパイプが分割合せ面で開くのを防止することができる転動体ねじ装置及び転動体ねじ装置の循環部材の製造方法を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、外周面に螺旋状の転動体転走溝(7a)が形成されたねじ軸(7)と、内周面に前記転動体転走溝(7a)に対向する螺旋状の負荷転動体転走溝(8a)が形成されたナット部材(8)と、前記ナット部材(8)の前記負荷転動体転走溝(8a)の一端と他端を繋ぐ循環部材(10,31,35)と、前記ねじ軸(7)の前記転動体転走溝(7a)と前記ナット部材(8)の前記負荷転動体転走溝(8a)との間の負荷転動体転走路(13)、及び前記循環部材(10,31,35)内の無負荷転動体通路で構成される転動体循環路に配列されて、前記ねじ軸(7)の前記ナット部材(8)に対する相対的な回転に伴って循環する複数の転動体(9)と、を備える転動体ねじ装置において、前記循環部材(10,31,35)は、樹脂の成形品であると共に、前記循環部材(10,31,35)の軸線に沿った分割合せ面ではなく、前記軸線に直交又は交差する分割合せ面(11a,12a,33a,37a)のみにて分割され、前記循環部材(10)は、前記ナット部材(8)の側面に取り付けられる中央部(11)と、前記中央部(11)に対して曲げられた一対の脚部(12)とを有すると共に、前記分割合せ面(11a,12a)にて前記中央部(11)と前記一対の脚部(12)とに三分割され、前記一対の脚部(12)それぞれは、直線的に伸びる直線通路(12c)と、円弧状に曲がる円弧通路(12b)を有し、前記一対の脚部(12)それぞれの前記円弧通路(12b)及び前記直線通路(12c)は、前記円弧通路(12b)に挿入される円弧通路用中子(19)を前記円弧通路(12b)に沿って回転させて前記円弧通路(12b)から抜くと共に、前記直線通路(12c)に挿入される直線通路用中子(20)を前記直線通路(12c)に沿ってスライドさせて前記直線通路(12c)から抜くことで形成される転動体ねじ装置。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の転動体ねじ装置において、分割された複数の循環部材ピース(11,12,33,37)の間には、これらを結合するために二色成形により接合用樹脂が充填されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、ねじ軸(7)の外周面の螺旋状の転動体転走溝(7a)と、ナット部材(8)の内周面の螺旋状の負荷転動体転走溝(8a)との間に転動体(9)を介在させた転動体ねじ装置に設けられ、前記転動体(9)が循環できるように前記ナット部材(8)の前記負荷転動体転走溝(8a)の一端と他端を繋ぐ転動体ねじ装置の循環部材(10)の製造方法であって、前記循環部材(10)がその軸線に沿った分割合せ面ではなく、前記軸線に直交又は交差する分割合せ面(11a,12a)のみにて分割され、分割された循環部材ピース(12)は、金型に直線通路用中子(20)と円弧通路用中子(19)を挿入して脚部用のキャビティを形成する工程と、前記キャビティに樹脂を押し込んで前記分割循環部材ピース(12)を成形する工程と、前記分割循環部材ピース(12)の直線通路(12c)に挿入される前記直線通路用中子(20)を前記直線通路に沿ってスライドさせて前記直線通路(12c)から抜くと共に、前記分割循環部材ピース(12)の円弧通路(12b)に挿入される円弧通路用中子(19)を前記円弧通路(12b)に沿って回転させて前記円弧通路(12b)から抜く工程により製造されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、循環部材の軸線に沿った分割を回避できるので、循環部材が分割合せ面で開くのを防止できる。また、直線と円弧の組み合わせからなる脚部を樹脂で成形することができる。
請求項に記載の発明によれば、循環部材を分割合せ面で接合することができる。
請求項に記載の発明によれば、直線と円弧の組み合わせで構成される循環部材の脚部を樹脂で成形することができる。
図1は、本発明の一実施形態における転動体ねじ装置としてのボールねじを示す。このボールねじは、外周面に螺旋状のボール転走溝7aが形成されたねじ軸7と、内周面にボール転走溝7aに対向する負荷ボール転走溝8aが形成されたナット部材8との間に、転がり運動可能に複数のボール9を介在させたものである。複数のボール9間には、必要に応じてボール9同士の接触を防止するスペーサ22が介在される。ナット部材8に対してねじ軸7を相対的に回転させると、ねじ軸7のボール転走溝7aとナット部材8の負荷ボール転走溝8aの間をボール9が転がり運動する。ナット部材8の負荷ボール転走溝8aの一端まで転がったボール9は、循環部材としてのリターンパイプ10により、数巻き手前のボール転走溝の元の位置に戻される。
ねじ軸7の外周には所定のリードを有する螺旋状のボール転走溝7aが形成される。ボール転走溝7aの断面形状は、単一の円弧からなるサーキュラーアーク溝に形成されるか、2つの円弧を組み合わせたゴシックアーチ溝に形成される。ねじには一条ねじ、二条ねじ、三条ねじ等様々なものを用いることができる。
ねじ軸7が貫通するナット部材8の内周面には、ねじ軸7のボール転走溝7aに対向する螺旋状の負荷ボール転走溝8aが形成される。負荷ボール転走溝8aの断面も、単一の円弧からなるサーキュラーアーク溝に形成されるか、2つの円弧を組み合わせたゴシックアーチ溝に形成される。ナット部材8の側面には平面部8bが形成され、この平面部8bにリターンパイプ10の脚部12が挿入される嵌合孔8cが形成される。嵌合孔8cはナット部材8の内周面まで貫通し、ナット部材8の内周面の負荷ボール転走溝8aに繋がる。
リターンパイプ10は、ナット部材8の側面に取り付けられる中央部11と、中央部11に対して曲げられた脚部12とを有し、全体が門形状に形成される。図3に示されるように、中央部11には、延出部11aが一体に形成され、この延出部11aに結合手段としてのねじが貫通する取付け孔11bが形成される。ナット部材8の側面の嵌合孔8cにリターンパイプ10の一対の脚部12を挿入し、中央部11を結合手段でナット部材8の側面に固定することで、リターンパイプ10がナット部材8に取り付けられる。すなわち、リターンパイプ10はナット部材8の側面側から取り付けられる。
リターンパイプ10の内部には、断面円形状の無負荷転動体通路としてボール戻し通路が形成される。ボール戻し通路の内径はボール9の直径よりも若干大きい。このボール戻し通路では、前方のボール9が後続のボール9に押されながら移動する。ねじ軸7のボール転走溝7aとナット部材8の負荷ボール転走溝8aとの間の負荷ボール転走路、及びこのボール戻し通路とで無限循環路が構成される。
図2(A)に示されるように、リターンパイプ10の一対の脚部12はねじ軸の軸線方向からみて、負荷ボール転走路13の中心線の接線方向14に配置される。そして、図2(B)に示されるように、ねじ軸7の側面方向からみて、負荷ボール転走路13のリード角に一致する角度α傾けられている。反対側の脚部12もリード角に合わせて反対方向に角度α傾けられている。すなわち、リターンパイプ10の一対の脚部12は螺旋状の負荷ボール転走路13の接線方向に配置される。螺旋状の負荷ボール転走路13の接線方向にボール9を掬い上げ且つ戻すことになるので、ボール9に無理な力が働かない。
図4及び図5に示されるように、リターンパイプ10は、リターンパイプ10の軸線に直交する分割合せ面11a,12aにて、中央部11と一対の脚部12とに三分割される。円筒形状の中央部11には、内部に直線的に伸びる直線通路11bが形成される。一対の脚部12それぞれは、直線的に伸びる直線通路12cと円弧状に曲がる円弧通路12bを有する。脚部12の中心線は直線18と円弧17の組み合わせで構成される(図6参照)。円弧通路12bの中心線は曲率半径が一定の単一の円弧17からなる。円弧通路12bの中心線の接線方向に直線通路12cの中心線が伸びる。そして、この実施形態のように、リターンパイプ10の一対の脚部12が負荷ボール転走路13の接線方向に配置される場合は、円弧17の中心角は90度より若干大きく設定される。一方、脚部12が負荷ボール転走路13の接線方向に配置されない場合は、円弧17の中心角が90度以下に設定されることもある。
図6は金型による脚部の製造工程を示す。脚部12の円弧通路12b及び直線通路12cは、円弧通路12bに挿入される円弧通路用中子19を円弧通路12bに沿って回転させて円弧通路12bから抜くと共に、直線通路12cに挿入される直線通路用中子20を直線通路12cに沿ってスライドさせて直線通路12cから抜くことで形成される。
以下に脚部の製造工程を詳述する。まず、金型21に直線通路用中子20と円弧通路用中子19を挿入して脚部用のキャビティを形成する。次に、射出成形によりキャビティに樹脂を押し込んで分割循環部材ピースとしての脚部12を成形する。次に、直線通路12cに挿入された直線通路用中子20を前記直線通路12cに沿ってスライドさせて直線通路から抜くと共に、円弧通路12bに挿入された円弧通路用中子19を円弧通路12bに沿って回転させて円弧通路12bから抜く。以上により、脚部12が成形される。
リターンパイプピースとしての中央部11及び一対の脚部12は二色成形法により結合される。図7は二色成形法の工程図を示す。中央部11と脚部12を合体させ、これらを金型23,24内に配置すると、中央部11と脚部12との間には、接合樹脂充填用キャビティ25が形成される。金型23,24には接合樹脂充填用キャビティに繋がるゲート26が形成されている。ゲート26から接合樹脂充填用キャビティ25に接合用樹脂27を充填すると、接合用樹脂27、中央部11及び一対の脚部12が互いに樹脂同士なので、中央部11と一対の脚部12とが接合用樹脂27に接合される。
二色成形法により、中央部11と一対の脚部12は強固に結合される。より一層これらの分割合せ面11a,12aがずれるのを防止する手段として、分割合せ面11a,12aに凹凸の段差を設けてもよいし、ナット部材8にリターンパイプ10を取り付けた後、分割合せ面11a,12aの境目をパイプ押え等で押さえてもよい。
図8及び図9はリターンパイプの他の例を示す。このリターンパイプ31は、直線的に伸びる直線通路を有する中央部32にて二分割される。二分割されたリターンパイプピース33の分割合せ面33aは、リターンパイプ31の中央部に配置され、リターンパイプ31の軸線に直交する。分割合せ面33aをリターンパイプ31の中央部に配置することで、ボール9の循環が阻害されたときにリターンパイプ31が分割合せ面で開いてしまう現象をより緩和できる。また、ボール9の循環が阻害された場合のみならず、通常のボール9の循環においても、ボール9と無負荷ボール通路との間にはクリアランスがあるので、遠心力によってボール9が円弧通路の外側に接触する。分割合せ面33aを中央部に配置することで、通常のボール9の循環時でも、分割合せ面33aにボールが接触する力がかかるのを抑制できる。
図10及び図11はリターンパイプのさらに他の例を示す。このリターンパイプ35も中央部36にて二分割されるが、分割されたリターンパイプピース37の分割合せ面37aがリターンパイプ35の軸線に交差している。上述のように、リターンパイプ35の一対の脚部38はリード角に合せて傾けられている。分割合せ面37aをリターンパイプ35の軸線に交差させることで、二つのリターンパイプピース37を接合するときにも、一定の傾き角度を保ってこれらを接合することができる。
図12は、図8及び図9に示されるリターンパイプ31の工程図を示す。二分割されたリターンパイプピース33が中子法により射出成形される点は図6に示される三分割されたリターンパイプピースと同じである。しかし、この例のリターンパイプピース33の形状では、リターンパイプピース33が直線、円弧、直線の組合せで構成されるので、リターンパイプピース33から中子41を抜くことが困難である。よって、中子41には溶ける樹脂が用いられる。そして、リターンパイプピース33を射出成形した後、中子41を溶かす。二分割されたリターンパイプピース33は二色成形法により接合される。
図13は、分割合せ面のない樹脂成形品のリターンパイプ42を示す。中子43を溶かす成形法を採用すれば、このような分割合せ面のないリターンパイプ42の製造も可能になる。勿論分割合せ面がないことから、本発明の範囲からは外れる。しかし、分割が一切ないので、分割合せ面が開くという心配もなくなる。
なお、本発明は上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々に変更可能である。例えば、本発明はリターンパイプ方式のボールねじのリターンパイプに限られることなく、循環部材がナット部材の端面側から取り付けられる所謂エンドキャップ方式のボールねじにも適用することができる。また、転動体としてはボールの替わりにローラも使用することができる。
本発明の一実施形態におけるボールねじを示す斜視図(一部断面図を含む) 上記ボールねじを示す断面図(図(A)はねじ軸の軸線に直交する断面図を示し、図(B)はねじ軸の軸線に沿った断面図を示す) リターンパイプの斜視図 三分割されたリターンパイプを示す平面図 三分割されたリターンパイプを示す側面図 金型による脚部の製造工程を示す図 二色成形法の工程図 二分割されたリターンパイプの平面図(直交タイプ) 二分割されたリターンパイプの側面図(直交タイプ) 二分割されたリターンパイプの平面図(交差タイプ) 二分割されたリターンパイプの側面図(交差タイプ) 二分割されたリターンパイプの製造工程図 分割合せ面のないリターンパイプを示す図 従来の樹脂の成形品からなるリターンパイプを示す斜視図 ボールの循環が阻害された例を示す従来図(ねじ軸に直交する断面図)
符号の説明
7a…ボール転走溝(転動体転走溝)
7…ねじ軸
8…ナット部材
8a…負荷ボール転走溝(負荷転動体転走溝)
9…ボール(転動体)
10…リターンパイプ(循環部材)
11…中央部
11b…直線通路
11a,12a…分割合せ面
12b…円弧通路
12…脚部
12c…直線通路
13…負荷ボール転走路(負荷転動体転走路)
19…円弧通路用中子
20…直線通路用中子
21…金型
23,24…金型
25…接合樹脂充填用キャビティ
27…接合用樹脂
31…リターンパイプ
32…中央部
33…リターンパイプピース
33a…分割合せ面
35…リターンパイプ
36…中央部
37…リターンパイプピース
37a…分割合せ面

Claims (3)

  1. 外周面に螺旋状の転動体転走溝が形成されたねじ軸と、内周面に前記転動体転走溝に対向する螺旋状の負荷転動体転走溝が形成されたナット部材と、前記ナット部材の前記負荷転動体転走溝の一端と他端を繋ぐ循環部材と、前記ねじ軸の前記転動体転走溝と前記ナット部材の前記負荷転動体転走溝との間の負荷転動体転走路、及び前記循環部材内の無負荷転動体通路で構成される転動体循環路に配列されて、前記ねじ軸の前記ナット部材に対する相対的な回転に伴って循環する複数の転動体と、を備える転動体ねじ装置において、
    前記循環部材は、樹脂の成形品であると共に、前記循環部材の軸線に沿った分割合せ面ではなく、前記軸線に直交又は交差する分割合せ面のみにて分割され
    前記循環部材は、前記ナット部材の側面に取り付けられる中央部と、前記中央部に対して曲げられた一対の脚部とを有すると共に、前記分割合せ面にて前記中央部と前記一対の脚部とに三分割され、
    前記一対の脚部それぞれは、直線的に伸びる直線通路と、円弧状に曲がる円弧通路を有し、
    前記一対の脚部それぞれの前記円弧通路及び前記直線通路は、前記円弧通路に挿入された円弧通路用中子を前記円弧通路に沿って回転させて前記円弧通路から抜くと共に、前記直線通路に挿入された直線通路用中子を前記直線通路に沿ってスライドさせて前記直線通路から抜くことで形成される転動体ねじ装置
  2. 分割された複数の循環部材ピースの間には、これらを結合するために二色成形により接合用樹脂が充填されることを特徴とする請求項1に記載の転動体ねじ装置。
  3. ねじ軸の外周面の螺旋状の転動体転走溝と、ナット部材の内周面の螺旋状の負荷転動体転走溝との間に転動体を介在させた転動体ねじ装置に設けられ、前記転動体が循環できるように前記ナット部材の前記負荷転動体転走溝の一端と他端を繋ぐ転動体ねじ装置の循環部材の製造方法であって、
    前記循環部材がその軸線に沿った分割合せ面ではなく、前記軸線に直交又は交差する分割合せ面のみにて分割され、
    分割された循環部材ピースは、金型に直線通路用中子と円弧通路用中子を挿入して脚部用のキャビティを形成する工程と、前記キャビティに樹脂を押し込んで前記分割循環部材ピースを成形する工程と、前記分割循環部材ピースの直線通路に挿入された直線通路用中子を前記直線通路に沿ってスライドさせて前記直線通路から抜くと共に、前記分割循環部材ピースの円弧通路に挿入された円弧通路用中子を前記円弧通路に沿って回転させて前記円弧通路から抜く工程により製造されることを特徴とする転動体ねじ装置の循環部材の製造方法。
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