JP4874529B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報に応じて変調された光ビーム等により、プリント配線基板等の記録媒体における描画領域を露光して、その描画領域に画像を形成する露光装置等の画像形成装置に関する。
従来、例えばプリント配線基板等に配線パターンを形成するための画像形成装置としてのレーザー露光装置は、画像露光の対象となるプリント配線基板を搬送用ステージ部材に載置し(以下、「ロード」という場合がある)、そのステージ部材を副走査方向へ所定の速度で移動させつつ、所定の読取位置において、ステージ部材上に載置されたプリント配線基板の四隅に設けられた位置合わせ孔(アライメントマーク)をCCDカメラにより撮像するようになっている。そして、その撮像によって得られたプリント配線基板の位置に合わせて、描画座標系中の描画対象領域を座標変換することにより、画像情報に対するアライメント処理を実行するように構成されている。
そして更に、所定の露光位置において、画像情報に基づいて変調され、ポリゴンミラーにより主走査方向へ偏向されたレーザービームがプリント配線基板上に形成された感光性塗膜を走査、露光することにより、画像情報に基づく露光処理、即ちプリント配線基板における所定の領域(描画領域)に配線パターンに対応する画像(潜像)を形成するように構成されている。なお、画像(潜像)が形成されたプリント配線基板は、ステージ部材から取り出され(以下、「アンロード」という場合がある)、プリント配線基板が取り除かれたステージ部材は、初期位置に復帰移動(水平移動)して、次のプリント配線基板を露光する工程に移行するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−338432号公報
しかしながら、このような方式のレーザー露光装置では、露光済みのプリント配線基板のステージ部材からの取り出し(アンロード)工程、ステージ部材の初期位置への復帰移動工程、未露光プリント配線基板のステージ部材への載置(ロード)工程、読取位置までのステージ部材の移動工程を順にしている間は、プリント配線基板に対して露光処理が行われない。つまり、プリント配線基板への露光処理は、上記工程分の時間を空けて間欠的に行われていたため、製造効率が良好ではなかった。そのため、従来から製造効率を向上させることが課題となっていた。
そこで、本発明は、所定の搬送経路に沿って記録媒体を移動させつつ、その記録媒体に画像を形成する画像形成処理を効率よく行うことができ、画像が形成された記録媒体の製造効率の向上が図れる画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、平行に配置されたガイドレールと、前記ガイドレールの各々に、該ガイドレールに沿って移動可能に設けられた2つの走行体と、前記走行体の各々に片持ち支持され、該走行体を移動方向から見たときに、該走行体から前記画像形成部の下方まで張り出す2つのステージ部材と、前記ステージ部材を、前記記録媒体を搭載する搭載位置と、前記画像形成部による画像形成位置と、前記記録媒体を取り出す取出位置との間でそれぞれ循環移動させる2つの移動機構と、を備え、前記移動機構が、前記走行体を、前記ガイドレールに沿って移動させる平行移動部と、前記走行体に設けられ、2つの前記ステージ部材がすれ違うときに干渉しないように該ステージ部材を垂直方向に移動させる垂直移動部と、を有することを特徴としている。
請求項1の発明では、平行に配置されたガイドレールの各々に設けられた2つの走行体には、当該走行体を移動方向から見たときに、当該走行体から画像形成部の下方まで張り出す2つのステージ部材がそれぞれ片持ち支持されている。これらのステージ部材は、移動機構によって、録媒体を搭載する搭載位置と、画像形成部による画像形成位置と、記録媒体を取り出す取出位置との間でそれぞれ循環移動させられる。この移動機構は、各走行体をガイドレールに沿って移動させる平行移動部と、ステージ部材がすれ違うときに干渉しないようにステージ部材を垂直方向に移動させる垂直移動部を備えている。したがって、例えば一方のステージ部材が記録媒体を搭載して搭載位置から取出位置へ移動する間(記録媒体に画像が形成されている間)に、記録媒体が取り出された他方のステージ部材が取出位置から搭載位置へ移動することができ、その他方のステージ部材に記録媒体を搭載することができる。つまり、連続して画像形成処理を実行することができるようになるため、従来の画像形成装置のように、1つのステージ部材が同一面上を往復移動して画像形成する構成に比べ、画像形成処理効率を格段に向上させることができる。
また、本発明に係る請求項に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記移動機構が、記録媒体の記録面と前記画像形成部との距離が一定となるように、前記ステージ部材の垂直方向の移動量を調整することを特徴としている。
請求項の発明では、ステージ部材の垂直方向の移動量が調整可能であるため、厚さが異なる記録媒体毎に、その記録面に対して画像形成部の位置を変更するような焦点距離調整を行うことが不要となる。
以上、何れにしても本発明によれば、記録媒体を移動させつつ、その記録媒体に対して画像を形成する画像形成処理を効率よく行うことができる。したがって、その製造効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一例としてのレーザー露光装置と基板材料を供給するローダー及び基板材料を排出するアンローダーを示す概略斜視図であり、図2はレーザー露光装置の概略斜視図である。本発明に係るレーザー露光装置10は、プリント配線基板の材料となる薄肉プレート状の基板材料200を、所定の速度で搬送しながら、画像情報により変調されたレーザービームBによって露光し、その基板材料200に、配線パターンに対応する画像(潜像)を形成するものである。
そこで、説明の便宜上、図1の矢印Xで表す方向を基板材料200の「搬送方向」とし、それを基準に「上流側」及び「下流側」の表現をする。また、それとは反対方向を基板材料200の「復帰方向」とする。更に、矢印Xと直交する方向を矢印Yで表し、レーザー露光装置10における「幅方向」とする。
[露光装置の概要]
まず、最初に、本発明に係るレーザー露光装置10の概要を説明する。図1、図2で示すように、レーザー露光装置10は、基板材料200を表面(上面)に吸着して保持しながら搬送方向へ移動する所定厚さの側面視略「L」字状ステージ部材を2基備えている。この2基のステージ部材20、30は、共に同じ構成であるが、説明の便宜上、搬送方向に向かって左側をステージ部材20、右側をステージ部材30とする。また、基板材料200は、ステージ部材20上に吸着保持されている方を基板材料200A、ステージ部材30上に吸着保持されている方を基板材料200B等として説明する場合がある。
各ステージ部材20、30は、それぞれ移動機構としてのリニア走行体40、60に昇降自在に片持ち支持されており、各リニア走行体40、60はステージ部材20、30が内側に来るように隣接して搬送方向及び復帰方向へ移動可能に支持されている。したがって、各リニア走行体40、60がすれ違うときには、内側にあるステージ部材20、30が互いに干渉しないように、例えば一方のステージ部材20を上方位置に、他方のステージ部材30を下方位置にそれぞれ昇降移動させるようにしている。つまり、各ステージ部材20、30は、上方位置にて搬送方向へ移動し、それに吸着保持された基板材料200が露光され、その基板材料200が取り除かれた後、下方位置にて復帰方向へ移動し、元の初期位置(基板材料200がロードされる搭載位置)に復帰するようになっている。
リニア走行体40、60は基台12上に移動可能に支持され、その基台12の搬送方向両側には一対の側壁14が立設されている。そして、その側壁14の上部には画像位置検出装置180を構成するCCDカメラ182を取り付けるゲート18が幅方向に架設されている。そして更に、そのゲート18と所定間隔を隔てた下流側の側壁14の上部には複数個の露光ヘッド100を取り付けるゲート16が幅方向に架設されている。
露光ヘッド100は、そのゲート16を通過する基板材料200に向かってレーザービームBを照射できるように下向き状態で固定されており、CCDカメラ182は、そのゲート18を通過する基板材料200の位置(描画領域)検出用のアライメントマーク(図示省略)を撮像できるように下向き状態で、かつ幅方向へ往復移動自在に設けられている。
したがって、このレーザー露光装置10は、主に次のように動作する。まず、基板材料200Aがローダー(基板供給装置)80によってステージ部材20の載置面22A上に載置される。そして、その載置面22A上に吸着保持された状態で搬送されながら、CCDカメラ182によりアライメントマークが撮像されて、その位置(描画領域)が検出され、更に、その検出結果に基づいて、所定の描画領域が露光ヘッド100により露光される。露光が終了すると、基板材料(プリント配線基板)200Aは、ステージ部材20上からアンローダー(基板取出装置)90によって取り除かれる。
一方、このとき、すでにステージ部材30は、次の基板材料200Bを載置面32A上に吸着保持した状態で搬送され、CCDカメラ182により位置検出されて露光が開始されている。すなわち、先に基板材料(プリント配線基板)がアンロードされたステージ部材30は、ステージ部材20上の基板材料200Aが露光されている間に、そのステージ部材20の下方を通って初期位置(搭載位置)に復帰移動し、次の基板材料200Bがロードされて、CCDカメラ182により位置検出される工程まで進むように構成されている。
このように、レーザー露光装置10は、各ステージ部材20、30が交互に循環移動することにより、基板材料200の露光が順次絶え間なく行われる構成になっており、露光ヘッド100の稼働率、即ちプリント配線基板の製造効率が向上されるようになっている。以上がレーザー露光装置10の概要であり、以下、各部の構成について詳細に説明する。
[露光ヘッドの構成]
まず、図7乃至図19を基に露光ヘッド100の構成について詳細に説明する。上記したように、露光ヘッド100は、レーザー露光装置10の幅方向に架設されたゲート16の上部に垂設され、その真下の露光位置をステージ部材20に吸着保持されて搬送されて来た基板材料200が通過するときに、その基板材料200の被露光面202に対して、上方から画像情報に基づいて変調されたレーザービームBを照射して露光し、その被露光面202にプリント配線基板の配線パターンに対応する画像(潜像)を形成するようになっている。
ここで、基板材料200の上面部は、感光材料により薄膜状の感光性塗膜が成膜された被露光面202となっており、被露光面202は潜像(画像)形成後に、エッチング等の所定の処理を受けることにより、潜像に対応する配線パターンが形成されるようになっている。なお、感光性塗膜は、基板材料200に液状の感光材料を塗布して乾燥硬化させるか、予めフィルム状に成膜された感光材料をラミネートすることによって形成される。
露光ヘッド100は、図7、図8で示すように、m行n列(例えば3行5列)の略マトリックス状に複数(例えば14個)配列されて構成されており、図示のものは、基板材料200の幅との関係で、3行目には4個の露光ヘッド100が配置されている。なお、以下、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッドを示す場合は、露光ヘッド100mnと表記する。
露光ヘッド100による露光エリア102は、副走査方向が短辺となる矩形状とされている。したがって、ステージ部材20が搬送方向へ移動することにより(露光ヘッド100が相対的に副走査方向へ移動することにより)、基板材料200における被露光面202上の描画領域204には露光ヘッド100毎に帯状の露光済み領域206が順次形成される。なお、以下、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッド100による露光エリア102を示す場合は、露光エリア102mnと表記する。
また、図8で示すように、帯状の露光済み領域206が副走査方向と直交する方向(主走査方向)に隙間無く並ぶように、ライン状に配列された各行の露光ヘッド100は、それぞれ配列方向に所定間隔(露光エリアの長辺の自然数倍、本実施形態では2倍)ずらして配置されている。このため、1行目の露光エリア10211と露光エリア10212との間の露光できない部分は、2行目の露光エリア10221と3行目の露光エリア10231とにより露光することができる。
各露光ヘッド10011〜100mnは、図9で示すように、入射された光ビームを画像情報に応じて各画素毎に変調する空間光変調素子としてのデジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、「DMD」という)106を備えている。DMD106は、図示するように、SRAMセル(メモリーセル)108上に、画素(ピクセル)を構成する多数の(例えば600個×800個)の微小ミラー(以下、「マイクロミラー」という)110が格子状に配列されて一体的に構成されたミラーデバイスであり、マイクロミラー110の表面には、反射率が90%以上となるように、アルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。そして、各マイクロミラー110は、ヒンジ及びヨークを含む支柱(図示省略)によって支持されている。
したがって、DMD106のSRAMセル108にデジタル信号が書き込まれると、支柱に支えられたマイクロミラー110が、対角線を中心としてDMD106が配置された基部側に対して±α°(例えば±10°)の範囲で傾けられる。つまり、画像信号に応じてDMD106のマイクロミラー110の傾きが制御されることにより、DMD106に入射された光がそれぞれのマイクロミラー110の傾き方向へ反射される。ちなみに、図10(A)はマイクロミラー110がON状態である+α°に傾いた状態を示し、図10(B)はマイクロミラー110がOFF状態である−α°に傾いた状態を示している。また、OFF状態のマイクロミラー110により光ビームが反射される方向には、光吸収体(図示省略)が配置されている。
また、DMD106は、上記したように、マイクロミラー110を多数個(例えば800個)長手方向に配列してなるマイクロミラー列が、多数組(例えば600組)短手方向に配列されて構成されているが、更にその短手方向の辺(短辺)が副走査方向と所定角度θ(例えば1°〜5°)をなすように、僅かに傾斜させられて配置されている。図11(A)はDMD106を傾斜させない場合の各マイクロミラー110による反射光像(露光ビーム)104の走査軌跡を示し、図11(B)はDMD106を所定角度θ傾斜させた場合の反射光像(露光ビーム)104の走査軌跡を示している。このように、DMD106を傾斜させると、各マイクロミラー110による露光ビームの走査軌跡(走査線)のピッチP2が、DMD106を傾斜させない場合の走査線のピッチP1より狭くすることができるので、解像度を大幅に向上させることができる。
そして更に、異なるマイクロミラー列により同じ走査線上が重ねて露光(多重露光)されることになるため、露光位置の微少量をコントロールすることができ、高精細な露光を実現することができる。したがって、主走査方向に配列された複数の露光ヘッド100間のつなぎ目を微少量の露光位置制御により段差無くつなぐことができる。なお、DMD106の傾斜角度θは微小であるので、DMD106を傾斜させた場合の走査幅W2と、DMD106を傾斜させない場合の走査幅W1とは略同一である。また、DMD106を傾斜させる代わりに、各マイクロミラー列を副走査方向と直交する方向に所定間隔ずらした千鳥状に配置しても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、露光ヘッド100を駆動制御する制御装置(図示省略)には、図示しない画像情報処理部とミラー駆動制御部とが組み込まれている。画像情報処理部では、レーザー露光装置10全体を制御するコントローラー(図示省略)から入力された配線パターンに対応する画像情報に基づいて、各露光ヘッド100毎にDMD106の制御すべき領域内の各マイクロミラー110を駆動制御する制御信号を生成する。そして、ミラー駆動制御部では、画像情報処理部で生成した制御信号に基づいて、各露光ヘッド100毎にDMD106の各マイクロミラー110の角度をON状態又はOFF状態に制御するようになっている。
また、図12で示すように、DMD106の光入射側には、光ファイバーの出射端部(発光点)が露光エリア102の長辺方向と対応する方向に沿って1列に配列されたレーザー出射部114を備えたファイバーアレイ光源112と、ファイバーアレイ光源112から出射されたレーザー光を補正してDMD106上に集光させるレンズ系120と、レンズ系120を透過したレーザー光をDMD106に向けて反射するミラー116とが順に配置されている。そして、DMD106の光反射側には、DMD106で反射されたレーザー光を基板材料200の被露光面202上に結像するレンズ系122、124が、DMD106と被露光面202とが共役な関係となるように配置されている。
レンズ系120は、図13で示すように、ファイバーアレイ光源112から出射されたレーザー光を平行光化する1対の組合わせレンズ126と、平行光化されたレーザー光の光量分布が均一になるように補正する1対の組合わせレンズ128と、光量分布が補正されたレーザー光をDMD106上に集光する集光レンズ118とで構成されている。組合わせレンズ128は、レーザー出射端の配列方向に対しては、レンズの光軸に近い部分は光束を広げ、光軸から離れた部分は光束を縮め、更に、この配列方向と直交する方向に対しては、光をそのまま通過させる機能を備えており、光量分布が均一となるようにレーザー光を補正するようになっている。
また、ファイバーアレイ光源112は、図14(A)で示すように、複数(例えば6個)のレーザーモジュール130を備えており、各レーザーモジュール130には、マルチモード光ファイバー132の一端が結合されている。マルチモード光ファイバー132の他端には、コア径がマルチモード光ファイバー132と同一で、かつクラッド径がマルチモード光ファイバー132より小さい光ファイバー134が結合され、図14(C)で示すように、光ファイバー134の出射端部(発光点)が副走査方向と直交する主走査方向に沿って1列に配列されることによって、レーザー出射部114が構成されている。なお、図14(D)で示すように、光ファイバー134の出射端部(発光点)を主走査方向に沿って2列に配列することも可能である。
光ファイバー134の出射端部は、図14(B)で示すように、表面が平坦な2枚の支持板136に挟み込まれて固定されている。また、光ファイバー134の光出射側には、光ファイバー134の端面を保護するために、ガラス等の透明な保護板138が配置されている。保護板138は、光ファイバー134の端面と密着させて配置してもよく、光ファイバー134の端面が密封されるように配置してもよい。光ファイバー134の出射端部は、光密度が高く、集塵しやすく、劣化しやすいが、保護板138を配置することにより、端面への塵埃の付着を防止することができるとともに、劣化を遅らせることができる。
また、図14(B)で示すように、クラッド径が小さい光ファイバー134の出射端を隙間なく1列に配列するために、クラッド径が大きい部分で隣接する2本のマルチモード光ファイバー132の間にマルチモード光ファイバー132を積み重ね、積み重ねられたマルチモード光ファイバー132に結合された光ファイバー134の出射端が、クラッド径が大きい部分で隣接する2本のマルチモード光ファイバー132に結合された2本の光ファイバー134の出射端間に挟まれるように配列されている。これは、クラッド径が大きいマルチモード光ファイバー132のレーザー光出射側の先端部分に、長さ1〜30cmのクラッド径が小さい光ファイバー134を同軸的に結合する、例えば光ファイバー134の入射端面を、マルチモード光ファイバー132の出射端面に、両方の中心軸が一致するように融着することにより得ることができる。
なお、マルチモード光ファイバー132及び光ファイバー134としては、ステップインデックス型光ファイバー、グレーテッドインデックス型光ファイバー、複合型光ファイバーの何れも使用可能であり、図15で示すように、光ファイバー134のコア134Aの径は、マルチモード光ファイバー132のコア132Aの径と同じ大きさになっている。すなわち、光ファイバー134は、クラッド径=60μm、コア径=25μmであり、マルチモード光ファイバー132は、クラッド径=125μm、コア径=25μmである。そして、マルチモード光ファイバー132の入射端面コートの透過率が99.5%以上になっている。
また、図示しないが、長さが短くてクラッド径が大きい光ファイバーに、クラッド径が小さい光ファイバーを融着させた短尺光ファイバーを、フェルールや光コネクター等を介してマルチモード光ファイバー132の出射端に結合してもよい。このように、光コネクター等を用いて、短尺光ファイバー(クラッド径が小さい光ファイバー)を、マルチモード光ファイバー132に着脱可能に構成すると、クラッド径が小さい光ファイバーが破損した場合等には、その部分の交換が容易にできるようになるので、露光ヘッド100のメンテナンスに要するコストを低減することができる。なお、以下では、光ファイバー134を、マルチモード光ファイバー132の出射端部と称する場合がある。
レーザーモジュール130は、図16で示す合波レーザー光源(ファイバー光源)によって構成されている。この合波レーザー光源は、ヒートブロック140上に配列固定された複数(例えば7個)のチップ状の横マルチモード、又はシングルモードのUV系半導体レーザーLD1、LD2、LD3、LD4、LD5、LD6、LD7と、UV系半導体レーザーLD1〜LD7の各々に対応して設けられたコリメーターレンズ142、144、146、148、150、152、154と、1つの集光レンズ156と、1本のマルチモード光ファイバー132とで構成されている。つまり、コリメーターレンズ142〜154及び集光レンズ156によって集光光学系が構成され、その集光光学系とマルチモード光ファイバー132とによって合波光学系が構成されている。
したがって、露光ヘッド100において、ファイバーアレイ光源112の合波レーザー光源を構成するUV系半導体レーザーLD1〜LD7の各々から発散光状態で出射したレーザービームB1、B2、B3、B4、B5、B6、B7の各々は、まず、対応するコリメーターレンズ142〜154によって平行光化される。そして、平行光化されたレーザービームB1〜B7は、集光レンズ156によって集光され、マルチモード光ファイバー132のコア132Aの入射端面に収束する。
マルチモード光ファイバー132のコア132Aの入射端面に収束したレーザービームB1〜B7は、そのコア132Aに入射して光ファイバー内を伝搬し、1本のレーザービームBに合波される。UV系半導体レーザーLD1〜LD7は、発振波長及び最大出力がすべて同じであり、このときの結合効率が、例えば85%であるとすると、UV系半導体レーザーLD1〜LD7の各出力が30mWの場合には、出力約180mW(=30mW×0.85×7)の合波レーザービームBを得ることができる。
こうして、マルチモード光ファイバー132の出射端部に結合された光ファイバー134から合波レーザービームBが出射されるが、例えば図12、図14(C)で示すように、6本の光ファイバー134がアレイ状に配列された(高輝度の発光点が主走査方向に沿って1列に配列された)レーザー出射部114の場合には、その出力は約1W(=180mW×6)の高出力となる。なお、合波レーザー光源を構成するUV系半導体レーザーの個数は7個に限定されるものではない。
また、以上のような合波レーザー光源(UV系半導体レーザー)は、図17、図18で示すように、他の光学要素と共に、上方が開口した箱状のパッケージ160内に収納されている。パッケージ160は、その開口を閉塞可能なパッケージ蓋162を備えており、脱気処理をした後に封止ガスを注入し、パッケージ160の開口をパッケージ蓋162で閉じることにより、パッケージ160とパッケージ蓋162とにより形成される閉空間(封止空間)内に、上記の合波レーザー光源が気密封止されるようになっている。
パッケージ160の底面にはベース板164が固定されており、このベース板164の上面には、ヒートブロック140と、集光レンズ156を保持する集光レンズホルダー158と、マルチモード光ファイバー132の入射端部を保持するファイバーホルダー166とが取り付けられている。マルチモード光ファイバー132の出射端部は、パッケージ160の壁面に形成された開口からパッケージ160外に引き出されている。
また、ヒートブロック140の側面にはコリメーターレンズホルダー168が取り付けられており、コリメーターレンズ142〜154が保持されている。パッケージ160の横壁面には開口が形成され、この開口を通してUV系半導体レーザーLD1〜LD7に駆動電流を供給する配線170がパッケージ160外に引き出されている。なお、図17、図18においては、図の煩雑化を避けるために、複数のUV系半導体レーザーのうち、UV系半導体レーザーLD7にのみ符号を付し、複数のコリメーターレンズのうち、コリメーターレンズ154にのみ符号を付している。
また、コリメーターレンズ142〜154の取り付け部分の正面形状を図19で示す。コリメーターレンズ142〜154の各々は、非球面を備えた円形レンズの光軸を含む領域を、平行な平面で細長く切り取った形状に形成されている。この細長形状のコリメーターレンズ142〜154は、例えば樹脂又は光学ガラスをモールド成形することによって得ることができる。そして、コリメーターレンズ142〜154は、長さ方向がUV系半導体レーザーLD1〜LD7の発光点の配列方向(図の左右方向)と直交するように、かつ発光点の配列方向に密接配置されている。
また、UV系半導体レーザーLD1〜LD7としては、発光幅が2μmの活性層を備え、活性層と平行な方向、直角な方向の拡がり角が各々、例えば10°、30°の状態で各々レーザービームB1〜B7を発するレーザーが用いられている。これらUV系半導体レーザーLD1〜LD7は、活性層と平行な方向に発光点が1列に並ぶように配設されている。したがって、各発光点から発せられたレーザービームB1〜B7は、細長形状の各コリメーターレンズ142〜154に対して、拡がり角度が大きい方向が長さ方向と一致し、拡がり角度が小さい方向が幅方向(長さ方向と直交する方向)と一致する状態で入射することになる。
また、集光レンズ156は、非球面を備えた円形レンズの光軸を含む領域を平行な平面で細長く切り取って、コリメーターレンズ142〜154の配列方向、つまり水平方向に長く、それと直角な方向に短い形状に形成されている。この集光レンズ156も、例えば樹脂又は光学ガラスをモールド成形することにより得ることができる。
[画像位置検出装置の構成]
次に、画像位置検出装置180について説明をする。画像位置検出装置180は、上記したように、レーザー露光装置10の幅方向に架設されたゲート18に、その幅方向に沿って移動自在に取り付けられたCCDカメラ182と、図示しないアライメント制御部を含んで構成されている。CCDカメラ182は、2次元CCDを撮像素子として備えるとともに、撮像時の光源として1回の発光時間が極めて短いストロボを備えており、このストロボの発光時のみ撮像が可能となるように、各CCD素子の受光感度が設定されている。アライメント制御部は、CCDカメラ182からの画像信号を処理し、CCDカメラ182により撮像されたアライメントマークの位置に対応する位置情報を上記コントローラーへ出力するようになっている。
また、CCDカメラ182は、ホルダー184に下向き状態で保持されており、このホルダー184が、ゲート18の下部に平行に配設されたガイドプレート186に移動可能に支持されている。したがって、CCDカメラ182は、そのガイドプレート186に沿って幅方向に往復移動可能であり、基板材料200の異なる領域を撮像可能になっている。つまり、CCDカメラ182は、撮像対象となる基板材料200に形成されたアライメントマークの位置等に応じて、その位置の調整が可能とされている。なお、CCDカメラ182は図示の1台に限定されるものではなく、複数台設けて適宜位置に固定配置してもよい。
一方、基板材料200の被露光面202上には、予め配線パターンに対応する潜像が形成される描画領域204が設定されており、この描画領域204に対応するアライメントマーク(図示省略)が四隅に形成されている。そして、CCDカメラ182は、その真下の撮像位置(読取位置)を、ステージ部材20に吸着保持されて所定の速度で搬送されて来る基板材料200が通過する際に、所定のタイミングでストロボを発光させ、このストロボからの光の反射光を受光することにより、その基板材料200におけるアライメントマークを含む撮像範囲をそれぞれ撮像するようになっている。
アライメントマークは、基板材料200の被露光面202に、円形の貫通孔又は凹部を設けることにより形成されており、これによって、ステージ部材20上の基板材料200の位置(描画領域)が検出されるようになっている。なお、アライメントマークは貫通孔や凹部ではなく、基板材料200の被露光面202に予め形成されている配線パターンであるランド等を利用してもよい。
[ステージ部材及び循環手段の構成]
次に、ステージ部材20、30及びその循環手段の構成について、図1乃至図5を基に詳細に説明する。ステージ部材20、30は、上面(表面)が基板材料200を載置するための平面状の載置面22A、32Aとされたステージ本体22、32と、そのステージ本体22、32の外方側端部に上方に向かって一体的に立設されたガイド壁24、34とで、鉛直方向よりも水平方向が長い側面視略「L」字状に形成されている。
そして、ガイド壁24、34の外面両端部には上下方向に沿って、かつ全長に亘って断面視略逆「凹」形状のガイド溝が形成された一対のレール26、36が突設されている。また、ステージ本体22、32の内部は空洞になっており、載置面22A、32Aには、基板材料200を負圧によって吸着するためのエアー吸引用の小孔22B、32Bが多数穿設されている。したがって、ステージ部材20、30には、負圧を発生させるための電源ライン又は空気配管を備えたケーブルベア(図示省略)が接続される。
すなわち、ステージ部材20、30がエアー吸引用の真空ポンプ等の真空発生装置(図示省略)を具備している場合は、その真空発生装置駆動用の電源ラインを備えたケーブルベアとなり、真空発生装置を具備していない場合は、別途設置される真空ポンプ等の真空発生装置(図示省略)と接続する空気配管を備えたケーブルベアとなる。なお、このケーブルベアはステージ部材20、30の移動に追従可能となるように、フレキシブルなチューブ等で構成されるのが好ましい。また、ステージ部材20、30を一体に支持するリニア走行体40、60は、同一平面上を搬送方向及び復帰方向に往復移動するだけなので、ステージ部材20、30に対するケーブルベアの取付構造が簡略で済み、そのケーブルベアが絡まるような不具合も起きない。
リニア走行体40、60は、底板42、62と、その底板42、62の外方側端部に上方に向かって一体的に立設されたガイド壁44、64とで、水平方向よりも鉛直方向が長い側面視略「L」字状に形成されており、そのガイド壁44、64の内面両端部に一対のガイドレール46、66が上下方向に沿って、かつ全長に亘って突設されている。そして、このガイドレール46、66にガイド溝が摺動可能に嵌合されて、ステージ部材20、30がリニア走行体40、60に一体に片持ち支持されている。
また、ガイドレール46、66の間にはボールネジ48、68が平行に配設され、そのボールネジ48、68の一方の端部(例えば下端部)には、ボールネジ48、68を正逆回転可能なモーター(図示省略)が取り付けられている。一方、ガイド壁24、34のレール26、36の間には、内部にネジ山を有する筒状部材28、38が上下方向に沿って一体的に突設されており、その筒状部材28、38にボールネジ48、68が螺合した状態で挿通されている。したがって、モーター(図示省略)が正逆回転駆動することにより、ガイド壁24、34、即ちステージ部材20、30が、ガイド壁44、64のガイドレール46、66に沿って昇降移動自在となる構成である。
また、底板42、62の下面で、かつ四隅の近傍には、搬送方向に沿って断面視略逆「凹」形状のガイド溝が形成されたレール52、72が一体的に突設されており、そのガイド溝が、所定厚さの平板状基台12の上面に突設された一対のガイドレール54、74に摺動可能に嵌合されている。ガイドレール54、74は、図示するように、基台12上の所定位置に隣接して2組、それぞれ搬送方向(復帰方向)に沿って、かつ略全長に亘って並設されており、それぞれのガイドレール54、74の間(内側)には、ボールネジ56、76が所定長さ平行に配設されている。ボールネジ56、76の両端部近傍はそれぞれ一対の支持部(図示省略)によって支持され、その上流側(又は下流側でもよいが)の端部には、それぞれ正逆回転可能なモーター50、70が取り付けられている。
一方、底板42、62の下面略中央には、内部にネジ山を有する筒状部材(図示省略)が、搬送方向(復帰方向)に沿って一体的に突設されており、この筒状部材にボールネジ56、76が螺合した状態で挿通されている。したがって、モーター50、70が正逆回転駆動することにより、リニア走行体40、60がガイドレール54、74に沿って搬送方向及び復帰方向に所定の速度(例えば露光時にあっては30mm/s)で離合可能(すれ違い可能)に移動可能となる構成である。なお、上記モーター50、70は、図示しない搬送制御部から出力される駆動パルス信号により独立して回転駆動するように構成されており、その搬送制御部は上記コントローラーに接続されている。また、リニア走行体40、60を走行させる手段は図示のボールネジ56、76等に限定されるものではなく、リニアモーター等によって走行させるように構成してもよい。
また、図示するように、リニア走行体40、60は、片持ち支持したステージ部材20、30を対向させた状態で搬送方向及び復帰方向へ移動するようになっており、上記したように、ステージ本体22、32の幅方向の長さが、底板42、62の幅方向の長さよりも長く形成されている(互いに内方側に向かって張り出し、平面視で各ステージ部材20、30のステージ本体22、32が略同一エリア内を移動するようになっている)。したがって、各リニア走行体40、60がすれ違うときには、ステージ本体22、32が互いに干渉しないように、ステージ部材20、30は上方位置と下方位置にずれて移動するようになっている。
すなわち、ステージ部材20、30は、CCDカメラ182によるアライメント処理と、露光ヘッド100による露光処理が行われるときには、基板材料200を載置面22A、32A上に搭載しているため、上方位置にて搬送方向へ移動し、取出位置から搭載位置へ復帰移動するときには、基板材料200は載置面22A、32A上から取り除かれているため、下方位置にて復帰方向へ移動するようになっている。このように、各ステージ部材20、30が上下に移動して、互いの干渉が回避されるようになっていると、レーザー露光装置10の幅方向をコンパクトに構成できる(設置スペースを低減できる)利点がある。
また、このように、ステージ部材20、30が上方位置に上昇してから、CCDカメラ182によるアライメント処理が行われるようになっていると、ステージ部材20、30を上昇させたときの基板材料200の位置ずれが、そのCCDカメラ182による測定時に補正することができる。したがって、描画領域204に対する位置合わせを高精度に行うことができる。
また、ステージ部材20、30が上方位置に上昇して、露光ヘッド100による露光処理が行われるため、基板材料200の厚さに応じて、その基板材料200の被露光面202と露光ヘッド100との焦点距離を調節することが可能となる。すなわち、基板材料200の厚さに拘わらず、基板材料200の被露光面202と露光ヘッド100との距離が一定となるように、ステージ部材20、30の昇降量を調整することができるので、厚さの異なる基板材料200毎に、露光ヘッド100の取付高さ位置を変更するような焦点距離調整が不要となる。また、ステージ部材20、30は、リニア走行体40、60と常に一体に走行するので、その移動は精度よく安定して行われる。
[露光装置の動作]
以上のような構成のレーザー露光装置10において、次に、その一連の動作を主に図1、図4、図5を参照しながら説明する。まず、供給コンベア86によって順次供給されてくる基板材料200Aが、図示しないストッパーにより停止させられて位置決めされ、ローダー80の吸着部材82によって四隅が吸着される。この吸着部材82はガイドプレート84によって搬送方向及び復帰方向へ移動可能に支持されており、供給コンベア86上から、初期位置(搭載位置)にて待機しているステージ部材20の載置面22A上に基板材料200Aを搬送して載置する。
このとき、ステージ部材20にはケーブルベアを介して真空ポンプ等により負圧が供給されているので、載置面22Aに穿設された多数の小孔22Bからエアーが吸引されており、その作用によって基板材料200Aが載置面22A上に密着状態で固定される。そして、ステージ部材20は所定位置まで上昇させられる。このときの上方位置は基板材料200Aの厚さに応じて適宜調整される。
こうして、基板材料200Aがステージ部材20の載置面22A上に吸着保持され、上方位置に保持されると、搬送制御部からの駆動パルス信号によりモーター50が駆動してボールネジ56が回転する。すると、リニア走行体40が、ガイドレール54に沿って搬送方向へ所定の速度で移動し、まず、ゲート18に取り付けられたCCDカメラ182によって、基板材料200Aの四隅に設けられたアライメントマークが撮像され、基板材料200Aの描画領域204の位置が検出される。
すなわち、基板材料200AのアライメントマークがCCDカメラ182の撮像位置(読取位置)に達したら、ストロボを発光させ、CCDカメラ182によって被露光面202におけるアライメントマークを含む撮像領域を撮像する。そして、CCDカメラ182により得られた撮像情報はアライメント制御部へ出力される。アライメント制御部は、撮像情報をアライメントマークの走査方向及び幅方向に沿った位置に対応する位置情報に変換し、この位置情報をコントローラーへ出力する。
コントローラーは、アライメント制御部からのアライメントマークの位置情報に基づき、描画領域204に対応して設けられたアライメントマークの位置を判断し、このアライメントマークの位置から、描画領域204の走査方向及び幅方向に沿った位置と、描画領域204の走査方向に対する傾き量をそれぞれ判断する。つまり、コントローラーは、ステージ部材20上の基板材料200Aの位置を判断するとともに、画像情報に基づいて、基板材料200Aにおける各アライメントマークの位置を判断し、その描画領域204を判断する。
そして、コントローラーは、描画領域204の走査方向に沿った位置に基づいて描画領域204に対する露光開始のタイミングを算出するとともに、描画領域204の幅方向に沿った位置及び走査方向に対する傾き量に基づいて、配線パターンに対応する画像情報に対する変換処理を実行し、変換処理した画像情報をフレームメモリー内に格納する。
ここで、変換処理の内容としては、座標原点を中心として画像情報を回転させる座標変換処理、幅方向に対応する座標軸に沿って画像情報を平行移動させる座標変換処理が含まれる。更に必要に応じて、コントローラーは、描画領域204の幅方向及び走査方向に沿った伸長量及び縮長量に対応させて画像情報を伸長又は縮長させる変換処理を実行する。
このようにして得られた変換処理後の画像情報及び描画領域204の位置情報は、ステージ部材20に関連付けられてコントローラーのフレームメモリー内に一時記憶され、基板材料200Aがステージ部材20上から(レーザー露光装置10から)次の工程へ搬送するための図示しない搬送装置へ送り出された後に、フレームメモリー内から消去される。なお、本実施形態におけるアライメント処理時間は15秒である。
さて、アライメントマークが撮像された基板材料200Aは、ステージ部材20(リニア走行体40)が更に搬送方向に移動することにより、ゲート16に垂設されている露光ヘッド100の露光位置へ供給される。そして、所定の速度(例えば30mm/s)で移動しながら、CCDカメラ182による撮像を基にアライメント制御部によって位置検出された描画領域204が、配線パターンに応じた画像情報に基づいて露光され、基板材料200Aの描画領域204に配線パターン等の潜像(画像)が形成される。すなわち、基板材料200Aがステージ部材20と共に搬送方向へ移動されることにより、相対的に露光ヘッド100が復帰方向へ副走査されるので、基板材料200Aには、各露光ヘッド100毎に帯状の露光済み領域206(図7、図8参照)が順次形成される。
ここで、その露光処理工程を具体的に説明すると、まず、コントローラーが、ステージ部材20上の基板材料200Aの位置を判断し、フレームメモリー内に格納された描画領域204の位置情報に基づいて、描画領域204の先端が露光位置に達するタイミングを判断する。そして、その描画領域204の先端が露光位置に達するタイミングに同期して露光開始信号を画像情報処理部へ出力する。これにより、画像情報処理部は、フレームメモリーに記憶された画像情報を複数ライン分ずつ順次読み出し、読み出した画像情報に基づいて各露光ヘッド100毎に制御信号を生成する。そして、ミラー駆動制御部は、その生成された制御信号に基づいて各露光ヘッド100毎にDMD106のマイクロミラー110の各々をON状態あるいはOFF状態に制御する。
こうして、DMD106のマイクロミラー110がON・OFF制御されたら、ファイバーアレイ光源112からDMD106にレーザー光が照射され、ON状態のマイクロミラー110に反射されたレーザー光が、レンズ系122、124により基板材料200Aの被露光面202上に結像される。つまり、ファイバーアレイ光源112から出射されたレーザー光が画素毎にON・OFFされて、基板材料200Aの描画領域204がDMD106の使用画素数と略同数の画素単位(露光エリア)で露光される。なお、ここで言う画像情報は、画像を構成する各画素の濃度を2値(ドットの記録の有無)で表したデータであり、本実施形態における露光ヘッド100による露光処理時間は15秒となっている。
一方、ステージ部材30は、ステージ部材20上の基板材料200Aがアライメント処理されて、露光処理が開始されるまでの間に、復帰動作している。すなわち、ステージ部材30が下方位置に下降して、リニア走行体60がガイドレール74に沿って取出位置から搭載位置へ所定の速度で移動している。そして、ステージ部材20の露光処理中に、搭載位置にて、ローダー80により、次の基板材料200Bが供給コンベア86上からその載置面32A上に搬送されて載置される。このとき、上記と同様に、基板材料200Bは、ステージ部材30の小孔32Bからエアーが吸引されていることによる負圧作用で、その載置面32A上に吸着保持される。
こうして、基板材料200Bが搭載されると、ステージ部材30が上方位置へ上昇し、搬送制御部からの駆動パルス信号によりモーター70が駆動してボールネジ76が回転する。すると、リニア走行体60が、ガイドレール74に沿って搬送方向へ所定の速度で移動し、ゲート18に取り付けられたCCDカメラ182によって、基板材料200Bの四隅に設けられたアライメントマークが撮像され、基板材料200Bの描画領域204の位置が検出される。つまり、ステージ部材20の露光開始から終了までの15秒で、ステージ部材30への基板材料200Bの搭載からここまでの工程が略完了するようになっている。
他方、基板材料200Aの露光が終了すると、ステージ部材20は下方位置に下降し、真空ポンプ等による負圧が解除されるとともに、載置面22A上から基板材料(プリント配線基板)200Aがアンローダー90によって取り出される。すなわち、アンローダー90の吸着部材92によって基板材料200Aの四隅が吸着され、ガイドプレート94に沿ってステージ部材20上から排出コンベア96上へ搬送される。そして、その基板材料(プリント配線基板)200Aは、次の工程へ図示しない搬送装置によって搬送される。
また、基板材料200Aが取り除かれたステージ部材20(リニア走行体40)は、モーター50がボールネジ56を搬送時とは反対の方向に回転駆動することにより、元の搭載位置(初期位置)へ復帰移動する。そして、ローダー80によって次の基板材料200Aが、その載置面22A上に搭載される。なお、このとき、すでにステージ部材30上では、それに搭載された基板材料200BのアライメントマークがCCDカメラ182により撮像されて、その描画領域204の位置が検出され、露光が開始されている。つまり、コントローラーは、基板材料200Aの描画領域204に対する露光を完了すると、この描画領域204に対する場合と同様に、変換処理をした画像情報及び位置情報に基づいて、次の基板材料200Bの描画領域204に対する露光を実行する。
そして、ステージ部材30上に吸着保持されている基板材料200Bの露光が終了したら、ステージ部材30は下方位置に下降し、真空ポンプ等による負圧が解除されるとともに、載置面32A上から基板材料(プリント配線基板)200Bがアンローダー90によって取り出される。この状態を図4で示す。そして、搭載位置にて新しい基板材料200Aが搭載されたステージ部材20は上記動作を繰り返し行い、基板材料が取り除かれたステージ部材30(リニア走行体60)も、ステージ部材20と同様の工程で復帰動作をし、次の基板材料(図示省略)がその載置面32A上に載置されて、上記動作を繰り返し行うものである。
こうして、このレーザー露光装置10は、絶え間なく(時間間隔を空けることなく)露光処理が行われるようになっており、露光ヘッド100の稼働率が向上されるようになっている。したがって、プリント配線基板の製造効率を向上させることができる。ちなみに、1基のステージ部材が同じ高さ位置(同一面上)で往復移動(水平移動)しながら露光処理をする従来のレーザー露光装置の場合、その製造タクトは30秒であるが、2基のステージ部材が交互に循環移動しながら露光処理をする本発明に係るレーザー露光装置10の場合、その製造タクトは24秒で済む。つまり、プリント配線基板の製造タクトが従来の4/5に低減される。
なお、図4ではローダー80とアンローダー90とが設置されて、基板材料200の搭載位置と取出位置とが異なる位置に構成されているが、ローダー80とアンローダー90とを略同じ位置に配置するか、又は図6で示すように、両者を一体化した搬入・搬出装置88として、基板材料200の搭載及び取り出しが略同じ位置で行えるようにしてもよい。このような構成にすると、アンローダー90(又はローダー80)分、設置スペースを低減できるとともに、手動で基板材料200の搭載及び取り出しを行う場合に、作業者が1人で済み、かつ、その作業が至便にできる。
また、各リニア走行体40、60は、各ステージ部材20、30の載置面22A、32Aを略同じ軌道で循環移動させるように(載置面22A、32Aが略同一エリア内を移動するように)、それぞれ個別のガイドレール54、74に、レール52、72を介して走行可能に支持され、更に、各ステージ部材20、30及び各リニア走行体40、60は、それぞれ面対称に配置されているので、レーザー露光装置10は、幅方向(左右方向)におけるバランスがよく、各ステージ部材20、30は、リニア走行体40、60によって安定して精度よく移動可能となっている。
しかも、各リニア走行体40、60は、各ステージ部材20、30をその載置面22A、32Aと平行方向に移動させる底板42、62と、垂直方向に移動させるガイド壁44、64とを有しているので、ステージ部材20、30は好適に支持される。更に、各リニア走行体40、60を駆動させるモーター50、70は、搬送制御部によって、それぞれ独立して制御されるようになっているので、一方が故障しても、他方に影響することがない。つまり、一方が故障しても、他方を作動させることができるので、基板材料200への露光処理を継続して行うことができる。
また、各リニア走行体40、60の各底板42、62が並んで配置され、各ステージ部材20、30は、その載置面22A、32Aが両方の底板42、62に平面視で重なるように(略同一エリア内を移動するように)配置されているので、レーザー露光装置10自体の小型化が図れる。つまり、レーザー露光装置10を設置する上で、特に幅方向の省スペース化が図れる。
なお、ステージ部材20、30を上下に移動させて干渉を回避するのではなく、水平方向に移動させて循環移動可能に構成してもよい。すなわち、ステージ部材20、30が復帰移動するときには、側壁14の外側を迂回するルートを通って移動するように構成してもよい。この場合は、レーザー露光装置10の幅方向に基台12を延設し、その迂回用のガイドレール等を敷設する必要があるため、設置スペースが幅方向に多く必要となるが、上下方向に対する設置スペースは低減される。
以上、何れにしても上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一例として、プリント配線基板の素材となる基板材料200を露光するレーザー露光装置10について説明をしたが、本発明に係る画像形成装置は、基板材料200を露光するレーザー露光装置10に限定されるものではなく、PS板、CT刷板等の感光性印刷板、感光紙等の感光材料を露光する露光装置等にも適用できる。また、これらを露光するための光ビームとしては、レーザービーム以外に可視光線、X線等も用いることができる。更に、本発明に係る画像形成装置は、インクジェット方式の画像形成装置やディスプレイ製造装置にも適用できる。
本発明に係るレーザー露光装置とローダー及びアンローダーを示す概略斜視図 本発明に係るレーザー露光装置の構成を示す概略斜視図 本発明に係るレーザー露光装置の構成を示す要部概略正面図 本発明に係るレーザー露光装置の工程を示す概略模式図 本発明に係るレーザー露光装置のタクトを示す説明図 本発明に係るレーザー露光装置の別工程を示す概略模式図 露光ヘッドを示す概略斜視図 (A)基板材料に形成される露光済み領域を示す説明図、(B)露光ヘッドによる露光エリアの配列を示す説明図 デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)の構成を示す部分拡大図 (A)DMDの動作を説明するための説明図、(B)DMDの動作を説明するための説明図 (A)DMDを傾斜配置しない場合の露光ビームの走査線を示す概略平面図、(B)DMDを傾斜配置する場合の露光ビームの走査線を示す概略平面図 露光ヘッドの構成を示す概略斜視図 (A)露光ヘッドの構成を示す光軸に沿った副走査方向の概略断面図、(B)(A)の概略側面図 (A)ファイバーアレイ光源の構成を示す概略斜視図、(B)(A)の部分拡大図、(C)レーザー出射部における発光点の配列を示す説明図、(D)レーザー出射部における発光点の配列を示す説明図 マルチモード光ファイバーの構成を示す説明図 合波レーザー光源の構成を示す概略平面図 レーザーモジュールの構成を示す概略平面図 レーザーモジュールの構成を示す概略側面図 レーザーモジュールの構成を示す概略正面図
符号の説明
10 レーザー露光装置(画像形成装置)
20、30 ステージ部材
22、32 ステージ本体
22A、32A 載置面(ステージ面)
24、34 ガイド壁
26、36 ガイドレール
40、60 リニア走行体(移動機構)
42、62 底板(平行移動部)
44、64 ガイド壁(垂直移動部)
46、66 ガイドレール
54、74 ガイドレール
80 ローダー
90 アンローダー
100 露光ヘッド(画像形成部)
182 CCDカメラ
200 基板材料(記録媒体)
202 被露光面(記録面)
204 描画領域

Claims (2)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    平行に配置されたガイドレールと、
    前記ガイドレールの各々に、該ガイドレールに沿って移動可能に設けられた2つの走行体と、
    前記走行体の各々に片持ち支持され、該走行体を移動方向から見たときに、該走行体から前記画像形成部の下方まで張り出す2つのステージ部材と、
    前記ステージ部材を、前記記録媒体を搭載する搭載位置と、前記画像形成部による画像形成位置と、前記記録媒体を取り出す取出位置との間でそれぞれ循環移動させる2つの移動機構と、
    を備え、
    前記移動機構が、
    前記走行体を、前記ガイドレールに沿って移動させる平行移動部と、
    前記走行体に設けられ、2つの前記ステージ部材がすれ違うときに干渉しないように該ステージ部材を垂直方向に移動させる垂直移動部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記移動機構が、記録媒体の記録面と前記画像形成部との距離が一定となるように、前記ステージ部材の垂直方向の移動量を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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