JP2006301301A - 搬送誤差計測方法、校正方法、描画方法、露光描画方法、描画装置及び露光描画装置 - Google Patents

搬送誤差計測方法、校正方法、描画方法、露光描画方法、描画装置及び露光描画装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測して、描画処理に反映させる。
【解決手段】計測用ワーク36aを露光ヘッドに対して相対的に搬送する第1の搬送部100と、計測用ワーク36aに対して複数のテストパターン画像を露光ヘッドによって連続的に描画する第1の描画部102と、計測用ワーク36aに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて少なくとも計測用ワーク36aの相対的な搬送誤差を計測する計測部104と、前記搬送誤差に基づいて、描画タイミングと画像の変形に関する情報を作成する補正部106と、正規のワーク36を露光ヘッドに対して相対的に搬送する第2の搬送部108と、正規のワーク36に対して描画すべき画像を、補正部106にて作成された情報に基づいて描画する第2の描画部110とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば製造工程に投入されるワークへの画像描画に先立って、該ワークの搬送誤差を計測する搬送誤差計測方法と、ワークへの画像描画に関する描画位置を校正する校正方法と、前記ワークへの画像描画を行う描画方法と、前記ワークへの画像描画を露光によって行う露光描画方法と、前記ワークに対して画像描画を行う描画装置と、前記ワークへの画像描画を露光によって行う露光描画装置に関する。
例えば、所望の画像パターンに従ってレーザビームを制御し、シート状の感光材料を露光走査することにより、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のフィルタやプリント基板を製造する露光装置が開発されている。図26は、このような露光装置200の概略構成を示す(特許文献1参照)。
露光装置200は、例えば6本の脚部202により支持される長方形状の定盤204と、定盤204上に配設された2本のガイドレール206a、206bに沿って移動可能な移動ステージ208と、定盤204上に配設される門型のコラム210と、コラム210に固定され、移動ステージ208に位置決めされた露光対象物212(ワーク)をレーザビームにより照射するスキャナ214とを備える。
ワーク212は、移動ステージ208と共に矢印方向に移動される一方、スキャナ214から出力されるレーザビームが矢印方向と直交する方向に照射されることで、二次元画像が記録される。
ここで、スキャナ214は、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子をパターンジェネレータとする複数の露光ヘッドからなり、各露光ヘッドにより二次元画像パターンを高精細且つ高速度に記録するように構成されている。
DMDは、制御信号に応じて反射面の角度が変化する多数のマイクロミラーをシリコン等の半導体基板上に二次元的に配列したミラーデバイスであり、レーザ光源から出力されたレーザビームをコリメータレンズでコリメートした後、反射面の角度が制御されたDMDによって選択的に反射させ、マイクロレンズアレーを介してワーク212上に集光させることにより、二次元画像パターンの記録が行われる。
つまり、ワーク212に形成される二次元画像パターン(単に、画像パターンと記す)は、各露光ヘッドから出射されたレーザビームによる複数の画像の配列によって形成される。もちろん、複数の画像を直線上に配列して線状の画像パターンを形成することも可能である。
特開2004−62155号公報
ところで、ワーク212へのパターン描画のために移動ステージ208を移動させると、移動によって移動ステージ208に蛇行が発生して移動ステージ208に位置ずれが生じ、ワーク212に描画されるパターンに歪みが生じるという問題がある。この蛇行とは、移動ステージ208の移動によって発生する移動ステージ208のワーク載置面に対して移動方向と交差する方向へのずれをいい、移動によって移動ステージのワーク載置面が交差する方向にずれるため、露光ヘッドからワーク212上に光ビームが照射される位置のずれとなる。
また、ワーク212を載置した移動ステージ208をパターン描画のために移動させると、移動によって移動ステージ208にピッチング振動が発生して、移動ステージ208に位置ずれが生じ、ワーク212に描画されるパターンに歪みが生じるという問題がある。このピッチング振動とは、移動ステージ208の垂直方向への円弧状の振り子振動をいい、移動ステージ208のワーク載置面を傾斜させてしまうため、移動ステージ208の上方から照射される光ビームの光路長が変化し、この変化分が移動ステージ208のワーク載置面の走査ピッチのずれとなる。
さらに、移動ステージ208が移動すると、移動ステージ208にはヨーイング動作(移動ステージ208の移動方向への動作)に起因して、各位置に微妙に異なる蛇行動作が発生したり、各位置に微妙に異なるピッチング振動が発生する。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測することができ、例えばその後のワークへの画像描画や露光を高精度に行わせることができる搬送誤差計測方法及び校正方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測し、その計測結果を描画画像に論理的に反映させて、前記蛇行やピッチング振動等による露光位置のずれを解消することができ、ワークへの画像描画や露光を高精度、且つ、低コストで行うことができる描画方法、露光描画方法、描画装置及び露光描画装置を提供することを目的とする。
本発明に係る搬送誤差計測方法は、ワークが保持されたステージを描画部に対して相対的に搬送する搬送ステップと、前記ワークに対して複数のテストパターン画像を前記描画部によって描画する描画ステップと、前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて少なくとも前記ワークの相対的な搬送誤差を計測する計測ステップとを有することを特徴とする。
これにより、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測することができ、例えばその後のワークへの画像描画や露光を高精度に行わせることができる。
そして、前記方法において、前記計測ステップは、前記ワークに連続的に描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて計測を行うようにしてもよい。
前記描画ステップは、前記描画部による多重描画によって前記複数のテストパターン画像を前記ワークに描画するようにしてもよいし、前記描画部の一部の領域内の画素を使用して前記複数のテストパターン画像を前記ワークに描画するようにしてもよい。
また、前記計測ステップは、前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記ワークの相対的な搬送方向と直交する方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記方向に沿ったずれ量を計測するようにしてもよい。
前記計測ステップは、前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記ワークの相対的な搬送方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記搬送方向に沿ったずれ量を計測するようにしてもよい。
また、前記描画ステップは、前記描画部における前記ワークの相対的な搬送方向と直交する方向に沿って離れた少なくとも2つの領域内の画素をそれぞれ使用して前記ワークに描画するようにしてもよい。
前記計測ステップは、前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記ワークの相対的な搬送方向又は該搬送方向と直交する方向に対する回転成分を計測するようにしてもよい。
次に、本発明に係る校正方法は、上述した本発明に係る搬送誤差計測方法を用いて前記描画部による描画位置を校正することを特徴とする。
これにより、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測することができ、例えばその後のワークへの画像描画や露光を高精度に行わせることができる。
次に、本発明に係る描画方法は、計測用ワークが保持されたステージを描画部に対して相対的に搬送する第1の搬送ステップと、前記計測用ワークに対して複数のテストパターン画像を前記描画部によって描画する第1の描画ステップと、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて少なくとも前記計測用ワークの相対的な搬送誤差を計測する計測ステップと、前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画部の描画に関する情報を作成する補正ステップと、前記ステージに正規のワークを保持して前記描画部に対して相対的に搬送する第2の搬送ステップと、前記正規のワークに対して描画すべき画像を前記補正ステップにて作成された前記描画に関する情報に基づいて描画する第2の描画ステップとを有することを特徴とする。
これにより、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測し、その計測結果を描画画像に論理的に反映させて、前記蛇行やピッチング振動等による露光位置のずれを解消することができ、ワークへの画像描画や露光を高精度、且つ、低コストで行うことができる。
そして、前記方法において、前記計測ステップは、前記計測用ワークに連続的に描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて計測を行うようにしてもよい。
また、前記第1の描画ステップは、前記描画部による多重描画によって前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画するようにしてもよいし、前記描画部の一部の領域内の画素を使用して前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画するようにしてもよい。
また、前記計測ステップは、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記方向に沿ったずれ量を計測するようにしてもよい。
前記計測ステップは、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記搬送方向に沿ったずれ量を計測するようにしてもよい。
また、前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、前記補正ステップは、前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データを前記描画ヘッド毎に論理的に変形し、その変形に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成ステップを有し、前記第2の描画ステップは、前記情報テーブルに格納された前記変形に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画するようにしてもよい。
また、前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、前記補正ステップは、前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データにおける前記描画ヘッド毎の読み出し開始アドレスを論理的に変更し、該アドレス変更に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成ステップを有し、前記第2の描画ステップは、前記情報テーブルに格納された前記アドレス変更に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画するようにしてもよい。
また、前記第1の描画ステップは、前記描画部における前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向に沿って離れた少なくとも2つの領域内の画素をそれぞれ使用して前記計測用ワークに描画するようにしてもよい。
前記計測ステップは、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向又は該搬送方向と直交する方向に対する回転成分を計測し、前記補正ステップは、前記描画部の描画に関する情報を前記回転成分を反映させて作成するようにしてもよい。
次に、本発明に係る露光描画方法は、上述した本発明に係る描画方法を用いて少なくとも前記正規のワークに露光を行うことを特徴とする。
これにより、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測し、その計測結果を描画画像に論理的に反映させて、前記蛇行やピッチング振動等による露光位置のずれを解消することができ、ワークへの画像描画や露光を高精度、且つ、低コストで行うことができる。
次に、本発明に係る描画装置は、計測用ワークが保持されたステージを描画部に対して相対的に搬送する第1の搬送手段と、前記計測用ワークに対して複数のテストパターン画像を前記描画部によって描画する第1の描画手段と、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて少なくとも前記計測用ワークの相対的な搬送誤差を計測する計測手段と、前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画部の描画に関する情報を作成する補正手段と、前記ステージに正規のワークを保持して前記描画部に対して相対的に搬送する第2の搬送手段と、前記正規のワークに対して描画すべき画像を前記補正ステップにて作成された前記描画に関する情報に基づいて描画する第2の描画手段とを有することを特徴とする。
これにより、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測し、その計測結果を描画画像に論理的に反映させて、前記蛇行やピッチング振動等による露光位置のずれを解消することができ、ワークへの画像描画や露光を高精度、且つ、低コストで行うことができる。
そして、前記描画装置において、前記計測手段は、前記計測用ワークに連続的に描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて計測を行うようにしてもよい。
また、前記第1の描画手段は、前記描画部による多重描画によって前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画するようにしてもよいし、前記描画部の一部の領域内の画素を使用して前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画するようにしてもよい。
また、前記計測手段は、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記方向に沿ったずれ量を計測するようにしてもよい。
前記計測手段は、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記搬送方向に沿ったずれ量を計測するようにしてもよい。
また、前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、前記補正手段は、前記計測手段にて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データを前記描画ヘッド毎に論理的に変形し、その変形に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成手段を有し、前記第2の描画手段は、前記情報テーブルに格納された前記変形に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画するようにしてもよい。
また、前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、前記補正手段は、前記計測手段にて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データにおける前記描画ヘッド毎の読み出し開始アドレスを論理的に変更し、該アドレス変更に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成手段を有し、前記第2の描画手段は、前記情報テーブルに格納された前記アドレス変更に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画するようにしてもよい。
前記第1の描画手段は、前記描画部における前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向に沿って離れた少なくとも2つの領域内の画素をそれぞれ使用して前記計測用ワークに描画するようにしてもよい。
前記計測手段は、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向又は該搬送方向と直交する方向に対する回転成分を計測し、前記補正手段は、前記描画部の描画に関する情報を前記回転成分を反映させて作成するようにしてもよい。
次に、本発明に係る露光描画装置は、上述した本発明に係る描画装置を有し、少なくとも前記正規のワークに露光によって前記画像の描画を行うことを特徴とする。
これにより、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測し、その計測結果を描画画像に論理的に反映させて、前記蛇行やピッチング振動等による露光位置のずれを解消することができ、ワークへの画像描画や露光を高精度、且つ、低コストで行うことができる。
以上説明したように、本発明に係る搬送誤差計測方法及び校正方法によれば、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測することができ、例えばその後のワークへの画像描画や露光を高精度に行わせることができる。
また、本発明に係る描画方法、露光描画方法、描画装置及び露光描画装置によれば、ワークの搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測し、その計測結果を描画画像に論理的に反映させて、前記蛇行やピッチング振動等による露光位置のずれを解消することができ、ワークへの画像描画や露光を高精度、且つ、低コストで行うことができる。
以下、本発明に係る搬送誤差計測方法、校正方法、描画方法、露光描画方法、描画装置及び露光描画装置を例えばDMDを有するデジタル露光装置に適用した実施の形態例を図1〜図25を参照しながら説明する。
本実施の形態に係る露光装置10は、図1に示すように、例えば6つの脚部12により支持される長方形状の定盤(基台)14と、該定盤14上に配設される2本のガイドレール16a、16bに沿って矢印A、B方向に移動可能な移動ステージ18と、定盤14上に配設されるコラム20a、20bと、コラム20a、20b間に固定されるスキャナ定盤22と、該スキャナ定盤22に位置決め固定される8組の露光ヘッド24a〜24hと、コラム20a、20b間に固定されるカメラ定盤26と、該カメラ定盤26に位置決め固定される2台のアライメントカメラ28a、28b(CCDカメラ等)とから基本的に構成される。少なくとも2つのコラム20a、20bとスキャナ定盤22にて門型のヘッド保持構成体30が構成される。
移動ステージ18は、定盤14上に配設されたガイドレール16a、16bに沿って移動する移動台座32と、該移動台座32の上面部に昇降機構34を介して配設され、露光対象物であるワーク36を位置決め保持する露光テーブル38とを備える。ワーク36としては、基板、感光材料、プリント基板、表示装置用基板、表示装置用フィルタ等が挙げられる。
また、図2に示すように、露光装置10を制御する制御ユニット40は、移動ステージ駆動部42を制御して移動ステージ18を移動させると共に、アライメントカメラ28a、28bにより撮影したワーク36のアライメントマークに基づいて画像の記録位置を調整するアライメント部44と、光源ユニット46及び露光ヘッド24a〜24hを制御して、ワーク36に所望の画像パターン(二次元画像の組み合わせ)を露光記録する露光処理部48とを有する。この場合、図3に示すように、2列の千鳥状に配設された各露光ヘッド24a〜24hは、各露光エリア50a〜50hに対して複数の画素からなる二次元画像を同時に記録する。
図4に示すように、二次元画像の元となる1フレーム分の画像データ52(ワークに描画される1枚の画像データ)は、1つのフレームメモリ54に格納されており、ワーク36への露光描画の際に、制御ユニット40内にある画像分割部56によって、図5に示すように、露光ヘッド24a〜24hの数に合わせて8つに分割されて(8つの画像データ52a〜52h)、それぞれ対応するデータファイル58a〜58hに格納される。そして、各データファイル54a〜54hに格納されている画像データ52a〜52hがそれぞれ対応する露光ヘッド24a〜24hに供給されて、上述したように、ワーク36に二次元画像が描画されることになる。
図2に示すように、移動ステージ18の下部にはリニアエンコーダ60が設けられており、移動ステージ18の移動に伴って、リニアエンコーダ60からパルスPiが出力され、このパルスPiにより移動ステージ18のガイドレール16a、16bに沿った位置情報及び走査速度が検出可能となっている。
リニアエンコーダ60は、移動ステージ18が所定量(例えば、0.1μm)移動する毎にパルスPiを出力するようになっている。なお、制御ユニット40での調整分解能を上げるため、図6Aに示すように、0.1μmピッチのパルスを2逓倍し、0.05μmピッチのパルスPiとして出力するようにしてもよい。
また、露光処理部48は、移動ステージ18の移動によって検出されるリニアエンコーダ60からのパルスPiを例えば40パルス分ずつカウントしてタイミングパルスPtとする。このタイミングパルスPtは露光ヘッド24a〜24hから光ビームが照射されるタイミングとなっている。つまり、タイミングパルスPtは、光照射タイミングでもある。従って、このタイミングパルスPtは、図6Bに示すように、2.0μm移動する毎に1回出力されこととなる。
図7に示すように、露光ヘッド24a〜24hには、例えば光源ユニット46を構成する複数の半導体レーザから出力されたレーザビームLaが合波され、光ファイバ62を介して導入される。レーザビームLaが導入された光ファイバ62の出射端には、ロッドレンズ64、反射ミラー66及びデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)68が順に配列される。DMD68は、レーザビームLaを反射する多数のマイクロミラーを備えた空間光変調素子であり、制御ユニット40からの駆動信号により各マイクロミラーが画像情報に応じて駆動制御される。
DMD68によるレーザビームLaの反射側には、拡大光学系である第1結像光学レンズ70、72、DMD68の各マイクロミラーに対応して多数のレンズを配設したマイクロレンズアレー74、等倍光学系である第2結像光学レンズ76、78及び焦点微調整機構であるプリズムペア80が順に配列される。なお、マイクロレンズアレー74の前後には、迷光を除去すると共に、レーザビームLaを所定の径に調整するためのマイクロアパーチャアレー82、84が配設される。つまり、露光ヘッド24a〜24hは、ドット単位で制御され、ワーク36に対してドットパターンを露光する。この実施の形態では、複数のドットパターンを用いて1画素の濃度を表現するようになっている。
また、図3及び図8Bに示すように、複数の露光ヘッド24a〜24hは、m行n列(例えば、2行4列)の略マトリックス状に配列されており、これら複数の露光ヘッド24a〜24hが移動ステージ18の移動方向(以下、ステージ移動方向という)と直交する方向に配列される。本実施の形態では、ワーク36の幅との関係で、2行で合計8個の露光ヘッドとした。また、移動ステージ18の移動に伴って露光ヘッド24a〜24hが相対的に反対方向に移動することになるが、この方向を走査方向とする。
ここで、1つの露光ヘッド(例えば24h)による露光エリア50hは、ステージ移動方向を短辺とする矩形状で、且つ、走査方向に対して所定の傾斜角で傾斜しており、移動ステージ18の移動に伴い、ワーク36には露光ヘッド24a〜24h毎に帯状の露光済み領域が形成される(図8A参照)。
上述した露光ヘッド24a〜24hは、例えば図9に示すように、二次元配列(例えば4×5)された20個のドットによって形成される。
また、二次元配列のドットパターンは、走査方向に対して傾斜されていることで、走査方向に並ぶ各ドットが、走査方向と交差する方向に並ぶドット間を通過するようになっており、実質的なドット間ピッチを狭めることができ、高解像度化を図ることができる。特に、この実施の形態では、フレームメモリ54に記録されている各行の画像データを8個の露光ヘッド24a〜24hに設けられた全てのドットあるいは一部のドットで描画するようになっている。つまり、例えば8個の露光ヘッド24a〜24hの全てのドットで1行ずつ画像データを描画していく形式となっている。
ここで、簡単に、実施の形態に係る露光装置10の動作について図1等を参照しながら説明する。
先ず、制御ユニット40は、移動ステージ駆動部42(図2参照)を制御し、ワーク36が位置決め固定された移動ステージ18を、定盤14のガイドレール16a、16bに沿って矢印A方向に移動させる。移動ステージ18がコラム20a、20b間を通過する際、カメラ定盤26に固定されたアライメントカメラ28a、28bは、ワーク36の所定位置に予め記録されているアライメントマーク(図示せず)を撮影する。
制御ユニット40は、撮影したアライメントマークの画像から、ワーク36の位置ずれや変形等を検出し、ワーク36に記録する画像情報に対する補正データを作成する。また、制御ユニット40は、移動ステージ18を構成する昇降機構34を駆動して露光テーブル38を昇降させると共に、露光ヘッド24a〜24hを構成するプリズムペア80(図7参照)を制御し、露光ヘッド24a〜24hに対するワーク36の焦点調整処理を行う。
次に、移動ステージ18は、矢印B方向に移動し、露光ヘッド24a〜24hによる二次元画像パターン(単に、画像パターンと記す)の記録処理が行われる。すなわち、光源ユニット46から出力されたレーザビームLaは、光ファイバ62を介して各露光ヘッド24a〜24hに導かれる。レーザビームLaは、ロッドレンズ64から反射ミラー66を介してDMD68に入射する。DMD68に入射したレーザビームLaは、画像データ52の情報に応じて制御された複数のマイクロミラーにより選択的に反射され、第1結像光学レンズ70、72により拡大された後、マイクロアパーチャアレー82を介してマイクロレンズアレー74に導かれる。マイクロレンズアレー74は、各レーザビームLaを第2結像光学レンズ76、78及びプリズムペア80を介してワーク36上に結像する。
ここで、制御ユニット40における露光処理部48での描画タイミングについて簡単に説明する。露光処理部48は、図2に示すように、パルス計数回路86と、レジスタ88と、タイミング発生回路90とを有する。そして、露光処理が開始されると、露光処理部48において、移動ステージ18の移動に伴って検出されるリニアエンコーダ60からのパルスPiに基づいてタイミングパルスPtの出力タイミングが演算される。この演算は、パルス計数回路86において、リニアエンコーダ60からのパルスPiを計数し、レジスタ88に格納されている計数値(例えば40パルス)と一致した時点で、タイミング発生回路90を活性させて該タイミング発生回路90からタイミングパルスPtを出力させる。このタイミングパルスPtの出力タイミングに同期して、DMD68にレーザ光Laが照射され、DMD68のマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザ光が光学系を介してワーク36へと案内され、このワーク36上に結像される。
ところで、移動ステージ18には、移動に伴って蛇行やピッチング振動等が発生し、移動ステージ18に位置ずれが生じるため、移動ステージ18上のワーク36に露光される画像に歪みが生じるという問題がある。
そこで、本実施の形態に係る露光装置10における制御ユニット40は、以下に示すソフトウェア及び/又はハードウェアによる機能部を有する。
すなわち、図2に示すように、制御ユニット40は、第1の搬送部100、第1の描画部102、計測部104、補正部106、第2の搬送部108、第2の描画部110とを有する。これらの構成並びに機能について図10のフローチャート並びに図11〜図25も参照しながら説明する。
第1の搬送部100は、アライメント部44を制御して、計測に用いるワーク(以下、計測用ワーク36aと記す)が保持された移動ステージ18を露光ヘッド24a〜24hに対して相対的に搬送させる。計測用ワーク36aは、上述したワーク36(計測用ワークと区別するために正規のワーク36という。)と同様の材料でもよいし、ガラス基板に感光材料が塗布されたものでもよい。
第1の描画部102は、露光処理部48を制御して、計測用ワーク36aに対して複数のテストパターン画像112(図11A〜図11D参照)を露光ヘッド24a〜24hによって連続的に描画する。もちろん、複数のテストパターン画像112を複数回に分割して描画するようにしてもよい。
具体的には、第1の搬送部100は、図10のステップS1において、計測用ワーク36aを保持した移動ステージ18をリニアモータ(図示せず)の駆動力により、定盤14のガイドレール16a、16bに沿って一方向(図1のA方向)に一定速度で移動する(往路移動)。この往路移動の際に、計測用ワーク36aに形成されているアライメントマークが検出される。このアライメントマークは、予め記憶されたマークと照合され、その位置関係に基づいて露光ヘッド24a〜24hによる露光開始時期が補正される。
また、第1の搬送部100は、移動ステージ18が往路端まで至った段階で、移動ステージ18を今度は前記一方向とは逆方向(図1のB方向)に一定速度で移動する(復路移動)。そして、図10のステップS2において、第1の描画部102は、移動ステージ18の復路移動中に、露光処理部48を制御して計測用ワーク36aへのテストパターン画像112の描画処理を開始する。
テストパターン画像112としては、例えば図11Aに示すように、円形の画像112aや、図11Bに示すように、複数の縦線が配列された画像112bや、図11Cに示すように、複数の横線が配列された画像112cや、図11Dに示すように、複数の縦線と横線が配列された画像112d等がある。この中でも、円形の画像112aは、その重心位置(中心位置)を計測するのが容易であり、基準位置からどの程度ずれているかを例えば三次元測定器やCCDカメラ等を用いて容易に計測できるため、好ましい。これらのテストパターン画像112は、1つの露光ヘッド(24a〜24hのいずれか1つ)で描画するようにしてもよいし、複数の露光ヘッド(24a〜24hのいずれか)で描画するようにしてもよい。また、1つの露光ヘッド(24a〜24hのいずれか1つ)の一部の領域における画素にて描画するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態で用いられる露光ヘッド24a〜24hは、上述したように、走査方向に対して傾斜させることで、多重露光を実現させることができる。すなわち、図12Aに示すように、露光ヘッド24a〜24hを走査方向に対してある程度の傾斜角をもたせた場合、図12Bに示すように、各ドットは全て異なる位置を描画し、これによって、例えば1つの線分が描画されることになる(いわゆる1重描画)。一方、図13Aに示すように、露光ヘッド24a〜24hを図12Aの場合よりもさらに傾斜させると、図13Bに示すように、多数のドットで同一位置を描画でき、重ね書きが実現できる(いわゆる多重描画)。図13Bの例では、区間114で示す部分が2重描画となっている。
この多重描画によれば、各ドットの光強度分布にばらつきがあっても(欠陥も含む)、多重に描画することで、光強度分布を平均化することができ、例えば図11Aに示すような円形の画像112aを高精度に描画することができ、その後の計測が容易になる。
そして、このテストパターン画像112の描画に当たっては、移動ステージ18の移動に伴って出力されるリニアエンコーダ60からのパルスPiを計数して、所定計数値となるたびに、テストパターン画像112を描画する。テストパターン画像112の配列ピッチは10mmや50mm等が採用される。これにより、例えば図11Aに示すように、計測用ワーク36aには、複数のテストパターン画像112が走査方向に沿う形で描画されることになる。もちろん、テストパターン画像112の配列ピッチとして1mm等を採用して、帯状のテストパターン画像を形成するようにしてもよい。
そして、第1の描画部102によって、計測用ワーク36aに複数のテストパターン画像112を描画していく段階において、移動ステージ18の移動に伴って移動ステージ18に蛇行が発生し、また、移動ステージ18にピッチング振動が発生して、移動ステージ18に位置ずれが生じることとなる。さらに、移動ステージ18にはヨーイング動作(移動ステージ18の移動方向への動作)に起因して、各位置に微妙に異なる蛇行動作が発生したり、各位置に微妙に異なるピッチング振動が発生することとなる。
その結果、図11Aに示すように、第1の基準位置(テストパターン画像112の理想的な配列ピッチを基準にした位置であって、走査方向と直交する方向における基準位置:参照符号116で示す線)から左側あるいは右側にずれ、さらに、第2の基準位置(走査方向における基準位置:参照符号118で示す線)から上側(搬送方向上流側)あるいは下側(搬送方向下流側)にずれることとなる。例えば第1の基準位置116は、任意の位置を選択することができるが、その後の三次元測定器等で容易に計測できる位置が好ましい。また、第2の基準位置118は、第1の基準位置116上であって、かつ、テストパターン画像112の理想的な配列ピッチと同一の配列ピッチに位置されている。そして、テストパターン画像112はこれら第1の基準位置116及び第2の基準位置118の交点(便宜的に絶対基準120と記す)を目標に描画されることとなる。
そして、図10のステップS3において、計測部104は、計測用ワーク36aに描画された複数のテストパターン画像112の描画状態に基づいて少なくとも計測用ワーク36aの相対的な搬送誤差を計測する。この計測に当たっては、移動ステージ18上に保持されている計測用ワーク36aを例えばアライメントカメラ28a、28bにて撮影してテストパターン画像112の位置を計測するほか、テストパターン画像112の描画を終えた計測用ワーク36aを移動ステージ18に保持したまま、あるいは、移動ステージ18から取り外して別の計測用設備に運搬し、三次元測定器等を用いて精密にテストパターン画像112の位置を計測すること等がある。アライメントカメラ28a、28bによる撮影結果や三次元測定器による計測結果は、撮像データとしてあるいはオペレータによる数値入力等によって計測部104に供給される。
計測部104は、図10のステップS4において、計測結果から各ずれ量を計算して対応するデータファイルに格納する。
すなわち、アライメントカメラ28a、28bによる撮影結果(撮像データ)や三次元測定器による計測結果(数値データ)に基づいて、各テストパターン画像112の中心位置の第1の基準位置116からのずれ量(走査方向と直交する方向のずれ量:第1のずれ量124a)を計算して、第1のデータファイル122a(図2参照)に格納し、各テストパターン画像112の中心位置のそれぞれ対応する第2の基準位置118からのずれ量(走査方向のずれ量:第2のずれ量124b)を計算して、第2のデータファイル118bに格納する。
また、計測部104は、これらの計算結果に基づいて、図14に示すように、テストパターン画像112の描画位置を結んだ包絡線126のデータを計算し、この包絡線126と絶対基準120とのずれ量、特に、走査方向と直交する方向に沿ったずれ量(第3のずれ量124c)を計算して、第3のデータファイル122cに格納する。
なお、上述の例では、移動ステージ18の移動に伴ってピッチング振動を生じることを前提にしているが、移動ステージ18の機構によっては、ピッチング振動が生じない場合もある。つまり、光照射のタイミングをずらす必要がない場合がある。その場合には、計測部104は、第3のデータファイル122cを作成しない。
図2に示すように、補正部106は、少なくとも光照射補正部128と蛇行補正部130とを有する。
図10のステップS5において、光照射補正部128は、第2のデータファイル122bに格納されている各テストパターン画像112毎の第2のずれ量124bに基づいて、光照射タイミングをずらすための情報を計算し、その結果を第1の情報テーブル132aに格納する。すなわち、第1の情報テーブル132aを作成する。
ここで、例えば、図15に示すように、1つ目のテストパターン画像(50mmの地点)に+4.5μm(「+」は、100mm地点に向けてずれていることを示す。以下、同様である。)の位置ずれが検出された場合、リニアエンコーダ60からは移動ステージ18が例えば0.05μm移動する毎に2逓倍されたパルスPiが出力されるため、発生した+4.5μmのずれを補正するには、4.5μm/0.05μm=90パルス分を減らす補正を行うことにより、0〜50mm区間の間に生じたずれを補正することができる。また、2つ目のテストパターン画像(100mmの地点)に+5.3μmの位置ずれが検出された場合、1つ目のテストパターン画像から2つ目のテストパターン画像との間(50〜100mm区間)に+5.3μm−4.5μm=+0.8μmずれが大きくなっていることになる。従って、発生した0.8μmのずれを補正するには、0.8μm/0.05μm=16パルス分を減らす補正を行うことにより、50〜100mm区間の間に生じたずれを補正することができる。
以下、同様に、3つ目のテストパターン画像(150mmの地点)に−1.2μmの位置ずれ(「−」は、50mm地点に向けてずれていることを示す。)が検出された場合、2つ目のテストパターン画像から3つ目のテストパターン画像との間(100〜150mm区間)に−1.2μm−5.3μm=−6.5μmずれが大きくなっていることになる。従って、発生した−6.5μmのずれを補正するには、−6.5μm/0.05μm=130パルス分を増やす補正を行うことにより、100〜150mm区間の間に生じたずれを補正することができる。
そして、光照射補正部128は、上述した手順に従って、第2のデータファイル122bから各テストパターン画像122の第2のずれ量124bを読み出して、各間隔(0〜50mm、50〜100mm、100〜150mm・・・)に対応する補正パルス数を計算して、図16に示すように、第1の情報テーブル132aに格納する。
次に、図10のステップS6において、蛇行補正部130は、第3のデータファイル122cに格納されている各テストパターン画像112毎の第3のずれ量124cに基づいて、1フレーム分の画像データ(正規のワーク36に描画される1枚の画像データ)を変形するための情報(画像データの変形に関する情報)を計算し、その結果を第2の情報テーブル132b及び第3の情報テーブル132cに格納する。すなわち、第2の情報テーブル132b及び第3の情報テーブル132cを作成する。
もちろん、ピッチング振動による光照射タイミングのずれを考慮しない場合は、第1の情報テーブル132aに格納されている各テストパターン画像112毎の第1のずれ量124aに基づいて、1フレーム分の画像データを変形するための情報を計算する。
ここで2つの情報テーブル132b及び132cを作成する意義について説明すると、図8Bに示すように、8個の露光ヘッド24a〜24hは、2行4列の配列で並んでおり、しかも、1行目の4つの露光ヘッド24a〜24dと2行目の4つの露光ヘッド24e〜24h間には無視できないほどの距離Lが存在している。つまり、1行目の露光ヘッド24a〜24dで描画するタイミングでの移動ステージ18の蛇行量と2行目の露光ヘッド24e〜24hで描画するタイミングでの移動ステージ18の蛇行量が大きく異なる場合があるからである。
そこで、この蛇行補正部130では、1行目の露光ヘッド24a〜24dに対応した画像データの変形に関する情報を第2の情報テーブル132bに格納し、2行目の露光ヘッド24e〜24hに対応した画像データの変形に関する情報を第3の情報テーブル132cに格納する。
この画像データの変形には、2つの方式が存在し、第1の方式は、フレームメモリ54に格納されている1フレーム分の画像データ52自体を変形する。フレームメモリ54に記録されている画像データ52は、実際に描画される画像パターンに合わせてドットデータが二次元的に展開された構成を有する。画素データは、描画する画像データ52がモノクロデータ(2階調)であれば、論理的に「1」又は「0」の値であり、描画する画像データ52が2階調よりも多い階調のデータ(多階調)であれば、その最大階調に合わせた深度のビット数が割り当てられる。また、フレームメモリ54の記憶容量、特に、二次元的な広がりは、正規のワーク36に描画される画像データ52の記録範囲よりも広いサイズを有する。フレームメモリ54の記録範囲のうち、画像データ52を除く部分は、初期値(0:露光を行わない論理値)が記録されている。従って、フレームメモリ54から画像データ52を行単位に読み出す場合は、開始行アドレスと開始列アドレスを指定する必要がある。この第1の方式では、開始行アドレスは画像データ52を行単位に読み出すたびに自動更新されるが、開始列アドレスは固定となっている。なお、第1の方式を採用する場合は、画像データ52の変形によってフレームメモリ54上で行単位の画像データがシフトされるため、図4及び図17Aに示すように、予め最大シフト量を見込んで開始列アドレスを決定しておくことが好ましい。
そして、この第1の方式は、図18のステップS101において、第3のデータファイル122cに格納されている各テストパターン画像112毎の第3のずれ量124cを読み出す。続いて、ステップS102において、これら第3のずれ量124cに基づいて、近似計算等を用いて、計測部にて計測された包絡線126(図14参照)を復元する。その後、ステップS103において、画像データ52の行単位のずれ量を計算する。このとき、1行目の露光ヘッド24a〜24dによる画像データ52の行単位のずれ量(第4のずれ量)と、1行目の露光ヘッド24a〜24dから距離Lだけ離れた2行目の露光ヘッド24e〜24hによる画像データ52の行単位のずれ量(第5のずれ量)を計算する。さらに、ステップS104において、各第4のずれ量に基づいて対応する行に関する画素データのシフト方向とシフト量を計算し(図17B参照)、同様に、ステップS105において、各第5のずれ量に基づいて対応する行に関する画素データのシフト方向とシフト量を計算する。図17Bでは、画像データ52をシフトした例を示しているが、この補正処理の段階では、画像データ52のシフトは行わず、その情報(シフト方向とシフト量)を計算するだけである。なお、画素データには符号ビットの概念がないため、シフトした後の空いた画素データには0(露光を行わない画素データを示す)が強制的に格納される。
そして、図18のステップS106において、第4のずれ量に基づいて行単位に計算された各画素データのシフト方向とシフト量が、それぞれ行単位に第2の情報テーブルに格納され(図17C参照)、ステップS107において、第5のずれ量に基づいて行単位に計算された各画素データのシフト方向とシフト量は、それぞれ行単位に第3の情報テーブルに格納される(図17C参照)。
次に、第2の方式について図19及び図20A〜図20Cを参照しながら説明する。この第2の方式では、画像データ52を読み出すための開始列アドレスは、第1の方式のような最大シフト量を考慮する必要がない。従って、図20Aに示すように、初期の開始列アドレスは、画像データ52の開始列アドレスと同じである。
先ず、図19のステップS201〜ステップS203において、上述したステップS101〜ステップS103と同様に、1行目の露光ヘッド24a〜24dによる画像データ52の行単位のずれ量(第4のずれ量)と、2行目の露光ヘッド24e〜24hによる画像データ52の行単位のずれ量(第5のずれ量)を計算する。その後、ステップS204において、全ての行のうち、第4のずれ量が最も大きく、且つ、例えば図17Bの例で見たときに左方向にずれている行(アドレス計算上の基準行:図17Bではn行)を特定し、ステップS205において、全ての行のうち、第5のずれ量が最も大きく、且つ、左方向にずれている行(アドレス計算上の基準行)を特定する。その後、ステップS206において、各第4のずれ量に基づいて対応する行に関する開始列アドレスを求める。このとき、ステップS204で特定された行の開始列アドレスを基準とし(図20Aにおける画像データ52の初期の開始列アドレスと同じにする)、他の行の開始列アドレスを対応する第4のずれ量に応じて、図20B上、左方の列を指定するようにする。これは、第5のずれ量に基づく開始列アドレスの特定においても同様である(ステップS207)。このように、読み出す開始列アドレスを行単位に変更することで、仮想的に画素データのシフト操作が行われたこととなる。なお、開始行アドレスは、第1の方式と同様に、行単位に画像データを読み出すたびに自動更新される。
そして、ステップS208において、第4のずれ量に基づいて行単位に計算された開始列アドレスは、それぞれ行単位に第2の情報テーブル132bに格納され(図20C参照)、ステップS209において、第5のずれ量に基づいて行単位に計算された開始列アドレスは、それぞれ行単位に第3の情報テーブル132cに格納される(図20C参照)。
次に、第2の搬送部108及び第2の描画部110の構成及び処理動作について説明する。
先ず、第2の搬送部108は、計測用ワーク36aに代えて正規のワーク36が保持された移動ステージ18を露光ヘッド24a〜24hに対して相対的に搬送させる。
第2の描画部110は、搬送中の正規のワーク36に対して、描画すべき画像データ52を前記補正部106にて作成された少なくとも第1〜第3の情報テーブル132a〜132cに基づいて描画する。
具体的には、第2の搬送部108は、図10のステップS7において、第1の搬送部100と同様に、正規のワーク36を保持した移動ステージ18をリニアモータ(図示せず)の駆動力により、定盤14のガイドレール16a、16bに沿って一方向(図1のA方向)に一定速度で移動する(往路移動)。この往路移動の際に、正規のワーク36に形成されているアライメントマークが検出される。このアライメントマークは、予め記憶されたマークと照合され、その位置関係に基づいて露光ヘッド24a〜24hによる露光開始時期が補正される。
また、第2の搬送部108は、移動ステージ18が往路端まで至った段階で、移動ステージ18を今度は前記一方向とは逆方向(図1のB方向)に一定速度で移動する(復路移動)。そして、図10のステップS8において、第2の描画部110は、この復路移動中に、正規のワーク36への画像の描画処理を開始する。
このステップS8での第2の描画部110による描画処理は、画像データの読出し処理(ステップS8a)、描画タイミングの変更処理(ステップS8b)及び描画処理(ステップS8c)が行われる。
ここで、ステップS8aでの画像データ読出し処理について図21を参照しながら説明する。
先ず、蛇行補正部130での2つの方式に応じて異なった処理を行う。すなわち、第1の方式を採用する場合は、図21のステップS301において、1行目の露光ヘッド24a〜24dに対する画像データ52のシフト処理を行う。具体的には、第2の情報テーブル132bから行単位に各画素データのシフト方向とシフト量を読み出して、図17Bに示すように、フレームメモリ54に格納されている画像データ52の対応する行の画素データをシフトする。もちろん、画素データのシフトを行わない行も存在する。そして、全ての行についてのシフト操作を行った後、次のステップS302において、第2の描画部110は、画像分割部56に対して初期の開始行アドレスと固定の開始列アドレスを与える。画像分割部56は、フレームメモリ54に格納されている画像データ52を行単位に読み出す。開始行アドレスは上述したように自動更新される。従って、各行単位の画像データ52は、与えられた固定の開始列アドレスから読み出されることになる。行単位に読み出された画像データは、各露光ヘッド24a〜24hに対応して8つの画像データ52a〜52hに分割されて、そのうち、1行目の露光ヘッド24a〜24dに対応する4つの画像データ52a〜52dがそれぞれ対応する4つのデータファイル58a〜58dに格納される。この操作は全ての行について行われる。
その後、ステップS303において、2行目の露光ヘッド24e〜24hに対する画像データ52のシフト処理を行う。この場合は、事前にフレームメモリ54にある変形後の画像データ52を元の状態に戻す、すなわち、ステップS301でのシフト操作による変形の前の状態の画像データ52に戻す。そして、第3の情報テーブル132cから行単位に各画素データのシフト方向とシフト量を読み出し、フレームメモリ54に格納されている画像データ52の対応する行の画素データをシフトする。全ての行についてのシフト操作を行った後、次のステップS304において、上述したステップS302と同様に、画像分割部56は、フレームメモリ54に格納されている画像データ52を行単位に読み出し、各露光ヘッド24a〜24hに対応して8つの画像データ52a〜52hに分割する。そして、8つの画像データ52a〜52hのうち、2行目の露光ヘッド24e〜24hに対応する4つの画像データ52e〜52hがそれぞれ対応する4つのデータファイル58e〜58hに格納される。この操作は全ての行について行われる。
上述の処理によって、各データファイル58a〜58hには、1フレームの期間において、それぞれ対応する露光ヘッド24a〜24hに供給すべき画像データ52が格納されることになる。
一方、蛇行補正部130が第2の方式を採用する場合は、図22のステップS401において、1行目の露光ヘッド24a〜24dに関する画像データの開始列アドレスの変更処理が行われる。具体的には、第2の情報テーブル132bから行単位に開始列アドレスを読み出して、画像分割部56に対して読み出し開始アドレスを与える。この読み出し開始アドレスは、最初は、初期の開始行アドレスと読み出された1行目の画像データの開始列アドレスを与える。その後は、第2の情報テーブルから順次読み出された開始行アドレスを与える。
画像分割部は、ステップS402において、フレームメモリ54に格納されている画像データ52を行単位に読み出す。開始行アドレスは上述したように自動更新される。従って、各行単位の画像データは、図20Bに示すように、与えられた開始列アドレスから読み出されることになる。行単位に読み出された画像データは、各露光ヘッド24a〜24hに対応して8つの画像データ52a〜52hに分割されて、そのうち、1行目の露光ヘッド24a〜24dに対応する4つの画像データ52a〜52dがそれぞれ対応する4つのデータファイル58a〜58dに格納される。この操作は全ての行について行われる。
その後、ステップS403において、2行目の露光ヘッド24e〜24hに対する画像データのシフト処理を行う。この場合は、第3の情報テーブル132cから行単位に開始列アドレスを読み出して、画像分割部56に与える。この操作は、上述したステップS401と同様であるため、その詳細は省略する。その後、ステップS404において、画像分割部56は、フレームメモリ54に格納されている画像データ52を行単位に読み出す。行単位に読み出された画像データは、各露光ヘッド24a〜24hに対応して8つの画像データ52a〜52hに分割され、そのうち、2行目の露光ヘッド24e〜24hに対応する4つの画像データ52e〜52hがそれぞれ対応する4つのデータファイル58e〜58hに格納される。この操作は全ての行について行われる。
これによって、各データファイル58a〜58hには、1フレームの期間において、それぞれ対応する露光ヘッド24a〜24hに供給すべき画像データ52が格納されることになる。
この第2の方式では、単に開始列アドレスを変更するだけであるため、フレームメモリ54内の画像データを変形する必要がなく、演算速度を大幅に向上させることができ、高精細度な画像を描画する際に好適となる。
次に、図10のステップS8bでの描画タイミング変更処理について説明する。この描画タイミング処理では、第2の描画部110は、第2の情報テーブル132bから補正パルス数を読み出して、これら補正パルス数に基づいて、それぞれ対応する区間(0〜50mm、50〜100mm、100〜150mm、・・・)での光照射タイミングを補正するという処理を行う。
具体的には、タイミングパルスPtは、図6B及び図23Aに示すように、2.0μm移動する毎に1回出力されており、理想的なテストパターン画像112の間隔(50mm)毎に25000回出力される。補正により、例えば、50〜100mm区間に16パルス分(0.8μm)を減らす場合は、図23Bに示すように、25000回のうち、16回分のタイミングパルスPtについて、パルスPiの計数を規定の40パルスから39パルスとする、すなわち、レジスタ88(図2参照)に格納されている計数値を40パルスから39パルスにすることにより、16回のタイミングパルスPtについてのパルス周期をそれぞれ0.05μmずつ短くすることができ、結果的に、0.8μm分だけ光照射タイミングを短くすることができる。
反対に、例えば、100〜150mm区間に130パルス分(6.5μm)を増やす場合は、図23Cに示すように、25000回のうち、130回分のタイミングパルスPtについて、パルスPiの計数を規定の40パルスから41パルスとする、すなわち、レジスタ88に格納されている計数値を40パルスから41パルスにすることにより、130回のタイミングパルスPtについてのパルス周期をそれぞれ0.05μmずつ長くすることができ、結果的に、6.5μm分だけ光照射タイミングを長くすることができる。
なお、パルス数を減らす区間は、25000回中で均等間隔としてもよく、例えば乱数を用いて間隔を適宜変更してもよい。
そして、図10のステップS8cの描画処理において、第2の描画部110は、各データファイル58a〜58hに格納された変形後の画像データ52をそれぞれ対応する露光ヘッド24a〜24hに供給する。これにより、露光ヘッド24a〜24hは、補正された光出射タイミングで画像データ52を描画していくことになる。
このように、本実施の形態に係る露光装置10においては、第1の描画部102において、計測用ワーク36aに対して複数のテストパターン画像112を露光ヘッド24a〜24hによって連続的に描画し、計測部104において、第1のずれ量124a(テストパターン画像112の第1の基準位置116からのずれ量)、第2のずれ量124b(各テストパターン画像112のそれぞれ対応する第2の基準位置118からのずれ量)及び第3のずれ量124c(テストパターン画像112の描画位置を結んだ包絡線126と絶対基準120とのずれ量)とを計算するようにしたので、移動ステージ18の移動に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測することができる。
また、本実施の形態に係る露光装置10においては、上述した計測部104において計算された各テストパターン画像112毎の第2のずれ量124bに基づいて、光照射タイミングをずらすための情報を計算して、その結果に基づいて第1の情報テーブル132aを作成し、上述した計測部104において計算された各テストパターン画像112毎の第3のずれ量124c(又は第1のずれ量124a)に基づいて、1フレーム分の画像データ52(正規のワーク36に描画される1枚の画像データ)を変形するための情報を計算して、その結果に基づいて第2及び第3の情報テーブル132b及び132cを作成するようにしたので、その後の第2の描画部110による正規のワーク36に対する画像の描画の際に、第1〜第3の情報テーブル132a〜132cの情報を使用することで高精度に画像を描画することができる。
つまり、本実施の形態に係る露光装置10は、ワーク36の搬送に伴う蛇行やピッチング振動等による描画位置のずれを高精度に計測し、その計測結果を描画画像に論理的に反映させて、前記蛇行やピッチング振動等による露光位置のずれを解消することができ、ワーク36への画像描画や露光を、高精度、且つ、低コストで行うことができる。
上述の例では、計測用ワーク36aの1つの第2の基準位置118に対して、1つのテストパターン画像112を描画した例を示したが、図24に示すように、計測用ワーク36aの1つの第2の基準位置118に対して例えば2つのテストパターン画像112を描画するようにしてもよい。
この場合、計測部104において、描画された2つのテストパターン画像112にて特定される線分134と走査方向と直交する方向に対する回転成分(例えば角度θ)を計測することができる。角度θとしては、図25に示すように、走査方向と直交する方向をxy座標系のx軸方向とし、0以上の実数領域のみを考えたとき、線分204Aが第1象限にある場合、+θとし、第4象限にあるとき、−θとする。
しかも、テストパターン画像112は、走査方向に沿って例えば50mmピッチで描画されることから、50mm単位の回転成分を計測することができる。そして、図2に示すように、補正部106内に回転成分補正部136を組み込み、該回転成分補正部136にて区間毎の回転成分を第4の情報テーブル132dとして作成することで、第2の描画部110、上述した第1の情報テーブル132aに基づく光照射タイミングの補正や第2及び第3の情報テーブル132b及び132cに基づく画像データ52の変形に容易に反映させることができ、さらなる高精度な画像描画を実現させることができる。
なお、上述の実施の形態では、露光装置10に適用した例を示したが、その他、アナログ露光装置、インクジェット装置、各種アライメント装置にも適用させることができる。
すなわち、本発明に係る搬送誤差計測方法、校正方法、描画方法、露光描画方法、描画装置及び露光描画装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る露光装置の概略構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る露光装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る露光装置を構成する露光ヘッドによる二次元画像形成処理の説明図である。 フレームメモリに記録された画像データを示す説明図である。 画像データの分割を示す説明図である。 図6Aはリニアエンコーダから出力されるパルスを示すタイミングチャートであり、図6Bはタイミング発生回路から出力されるタイミングパルスを示すタイミングチャートである。 本実施の形態に係る露光装置を構成する露光ヘッドの構成図である。 図8Aは露光ヘッドによる露光領域を示す平面図であり、図8Bは露光ヘッドの配列パターンの一例を示す平面図である。 露光ヘッドのドットパターンの配列状態の一例を示す平面図である。 本実施の形態に係る露光装置による処理動作を示すフローチャートである。 図11Aは円形のテストパターン画像を示す平面図であり、図11Bは複数の縦線が配列されたテストパターン画像を示す平面図であり、図11Cは複数の横線が配列されたテストパターン画像を示す平面図であり、図11Dは複数の縦線と横線が配列されたテストパターン画像を示す平面図である。 図12Aは1重描画を行う場合の露光ヘッドの傾き状態の一例を示す説明図であり、図12Bは描画位置に一重描画が行われた状態を示す説明図である。 図13Aは2重描画を行う場合の露光ヘッドの傾き状態の一例を示す説明図であり、図13Bは描画位置に2重描画が行われた状態を示す説明図である。 第1のずれ量〜第3のずれ量を説明するための図11Aの拡大図である。 移動ステージに発生するピッチング振動による位置ずれ量の一例を示す図である。 第1の情報テーブルの内訳を示す説明図である。 図17Aは蛇行補正部で第1の方式を採用した場合の画像データの開始列アドレス(固定)を説明するための図であり、図17Bは第3のずれ量(又は第1のずれ量)に基づく画像データの行単位のシフト操作を説明するための図であり、図17Cは第2及び第3の情報テーブルの内訳を示す図である。 蛇行補正部の第1の方式による処理動作を示すフローチャートである。 蛇行補正部の第2の方式による処理動作を示すフローチャートである。 図20Aは蛇行補正部で第2の方式を採用した場合の画像データの開始列アドレス(初期)を説明するための図であり、図20Bは第3のずれ量(又は第1のずれ量)に基づく画像データの行単位の開始列アドレスの指定を説明するための図であり、図20Cは第2及び第3の情報テーブルの内訳を示す図である。 蛇行補正部が第1の方式を採用した場合の第2の描画部での処理、特に、画像読出し処理を示すフローチャートである。 蛇行補正部が第2の方式を採用した場合の第2の描画部での処理、特に、画像読出し処理を示すフローチャートである。 図23Aは通常のタイミングパルスの出力タイミングを示すタイミングチャートであり、図23Bは16パルス分の減少補正を行う場合のタイミングパルスの出力タイミングを示すタイミングチャートであり、図23Cは130パルス分の増加補正を行う場合のタイミングパルスの出力タイミングを示すタイミングチャートである。 計測用ワークの1つの第2の基準位置に対して2つのテストパターン画像を描画した状態を示す説明図である。 2つのテストパターン画像で特定された線分に基づく回転成分の関係を示す説明図である。 従来例に係るデジタル露光装置の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
10…露光装置 18…移動ステージ
24a〜24h…露光ヘッド 36…ワーク(正規のワーク)
36a…計測用ワーク 40…制御ユニット
48…露光処理部 52…画像データ
54…フレームメモリ 56…画像分割部
60…リニアエンコーダ 100…第1の搬送部
102…第1の描画部 104…計測部
106…補正部 108…第2の搬送部
110…第2の描画部 112…テストパターン画像
124a…第1のずれ量 124b…第2のずれ量
124c…第3のずれ量 128…光照射補正部
130…蛇行補正部
132a〜132d…第1〜第4の情報テーブル
136…回転成分補正部

Claims (31)

  1. ワークが保持されたステージを描画部に対して相対的に搬送する搬送ステップと、
    前記ワークに対して複数のテストパターン画像を前記描画部によって描画する描画ステップと、
    前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて少なくとも前記ワークの相対的な搬送誤差を計測する計測ステップとを有する搬送誤差計測方法。
  2. 請求項1記載の搬送誤差計測方法において、
    前記計測ステップは、前記ワークに連続的に描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて計測を行うことを特徴とする搬送誤差計測方法。
  3. 請求項1又は2記載の搬送誤差計測方法において、
    前記描画ステップは、前記描画部による多重描画によって前記複数のテストパターン画像を前記ワークに描画することを特徴とする搬送誤差計測方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送誤差計測方法において、
    前記描画ステップは、前記描画部の一部の領域内の画素を使用して前記複数のテストパターン画像を前記ワークに描画することを特徴とする搬送誤差計測方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送誤差計測方法において、
    前記計測ステップは、前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記ワークの相対的な搬送方向と直交する方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記方向に沿ったずれ量を計測することを特徴とする搬送誤差計測方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送誤差計測方法において、
    前記計測ステップは、前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記ワークの相対的な搬送方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記搬送方向に沿ったずれ量を計測することを特徴とする搬送誤差計測方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送誤差計測方法において、
    前記描画ステップは、前記描画部における前記ワークの相対的な搬送方向と直交する方向に沿って離れた少なくとも2つの領域内の画素をそれぞれ使用して前記ワークに描画することを特徴とする搬送誤差計測方法。
  8. 請求項7記載の搬送誤差計測方法において、
    前記計測ステップは、前記ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記ワークの相対的な搬送方向又は該搬送方向と直交する方向に対する回転成分を計測することを特徴とする搬送誤差計測方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の搬送誤差計測方法を用いて前記描画部による描画位置を校正することを特徴とする校正方法。
  10. 計測用ワークが保持されたステージを描画部に対して相対的に搬送する第1の搬送ステップと、
    前記計測用ワークに対して複数のテストパターン画像を前記描画部によって描画する第1の描画ステップと、
    前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて少なくとも前記計測用ワークの相対的な搬送誤差を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画部の描画に関する情報を作成する補正ステップと、
    前記ステージに正規のワークを保持して前記描画部に対して相対的に搬送する第2の搬送ステップと、
    前記正規のワークに対して描画すべき画像を前記補正ステップにて作成された前記描画に関する情報に基づいて描画する第2の描画ステップとを有することを特徴とする描画方法。
  11. 請求項10記載の描画方法において、
    前記計測ステップは、前記計測用ワークに連続的に描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて計測を行うことを特徴とする描画方法。
  12. 請求項10又は11記載の描画方法において、
    前記第1の描画ステップは、前記描画部による多重描画によって前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画することを特徴とする描画方法。
  13. 請求項10〜12のいずれか1項に記載の描画方法において、
    前記第1の描画ステップは、前記描画部の一部の領域内の画素を使用して前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画することを特徴とする描画方法。
  14. 請求項10〜13のいずれか1項に記載の描画方法において、
    前記計測ステップは、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記方向に沿ったずれ量を計測することを特徴とする描画方法。
  15. 請求項10〜14のいずれか1項に記載の描画方法において、
    前記計測ステップは、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記搬送方向に沿ったずれ量を計測することを特徴とする描画方法。
  16. 請求項10〜15のいずれか1項に記載の描画方法において、
    前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、
    前記補正ステップは、前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データを前記描画ヘッド毎に論理的に変形し、その変形に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成ステップを有し、
    前記第2の描画ステップは、前記情報テーブルに格納された前記変形に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画することを特徴とする描画方法。
  17. 請求項10〜15のいずれか1項に記載の描画方法において、
    前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、
    前記補正ステップは、前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データにおける前記描画ヘッド毎の読み出し開始アドレスを論理的に変更し、該アドレス変更に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成ステップを有し、
    前記第2の描画ステップは、前記情報テーブルに格納された前記アドレス変更に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画することを特徴とする描画方法。
  18. 請求項10〜17のいずれか1項に記載の描画方法において、
    前記第1の描画ステップは、前記描画部における前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向に沿って離れた少なくとも2つの領域内の画素をそれぞれ使用して前記計測用ワークに描画することを特徴とする描画方法。
  19. 請求項18記載の描画方法において、
    前記計測ステップは、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向又は該搬送方向と直交する方向に対する回転成分を計測し、
    前記補正ステップは、前記描画部の描画に関する情報を前記回転成分を反映させて作成することを特徴とする描画方法。
  20. 請求項10〜19のいずれか1項に記載の描画方法を用いて少なくとも前記正規のワークに露光を行うことを特徴とする露光描画方法。
  21. 計測用ワークが保持されたステージを描画部に対して相対的に搬送する第1の搬送手段と、
    前記計測用ワークに対して複数のテストパターン画像を前記描画部によって描画する第1の描画手段と、
    前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて少なくとも前記計測用ワークの相対的な搬送誤差を計測する計測手段と、
    前記計測ステップにて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画部の描画に関する情報を作成する補正手段と、
    前記ステージに正規のワークを保持して前記描画部に対して相対的に搬送する第2の搬送手段と、
    前記正規のワークに対して描画すべき画像を前記補正ステップにて作成された前記描画に関する情報に基づいて描画する第2の描画手段とを有することを特徴とする描画装置。
  22. 請求項21記載の描画装置において、
    前記計測手段は、前記計測用ワークに連続的に描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて計測を行うことを特徴とする描画装置。
  23. 請求項21又は20記載の描画装置において、
    前記第1の描画手段は、前記描画部による多重描画によって前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画することを特徴とする描画装置。
  24. 請求項21〜23のいずれか1項に記載の描画装置において、
    前記第1の描画手段は、前記描画部の一部の領域内の画素を使用して前記複数のテストパターン画像を前記計測用ワークに描画することを特徴とする描画装置。
  25. 請求項21〜24のいずれか1項に記載の描画装置において、
    前記計測手段は、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記方向に沿ったずれ量を計測することを特徴とする描画装置。
  26. 請求項21〜25のいずれか1項に記載の描画装置において、
    前記計測手段は、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向における基準位置から前記テストパターン画像の前記搬送方向に沿ったずれ量を計測することを特徴とする描画装置。
  27. 請求項21〜26のいずれか1項に記載の描画装置において、
    前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、
    前記補正手段は、前記計測手段にて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データを前記描画ヘッド毎に論理的に変形し、その変形に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成手段を有し、
    前記第2の描画手段は、前記情報テーブルに格納された前記変形に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画することを特徴とする描画装置。
  28. 請求項21〜26のいずれか1項に記載の描画装置において、
    前記描画部は、1以上の描画ヘッドを有し、
    前記補正手段は、前記計測手段にて計測された前記搬送誤差に基づいて、前記描画すべき画像データにおける前記描画ヘッド毎の読み出し開始アドレスを論理的に変更し、該アドレス変更に関する情報を情報テーブルとして作成するテーブル作成手段を有し、
    前記第2の描画手段は、前記情報テーブルに格納された前記アドレス変更に関する情報に基づいて前記正規のワークに前記描画すべき画像を描画することを特徴とする描画装置。
  29. 請求項21〜28のいずれか1項に記載の描画装置において、
    前記第1の描画手段は、前記描画部における前記計測用ワークの相対的な搬送方向と直交する方向に沿って離れた少なくとも2つの領域内の画素をそれぞれ使用して前記計測用ワークに描画することを特徴とする描画装置。
  30. 請求項29記載の描画装置において、
    前記計測手段は、前記計測用ワークに描画された複数のテストパターン画像の描画状態に基づいて、前記計測用ワークの相対的な搬送方向又は該搬送方向と直交する方向に対する回転成分を計測し、
    前記補正手段は、前記描画部の描画に関する情報を前記回転成分を反映させて作成することを特徴とする描画装置。
  31. 請求項21〜30のいずれか1項に記載の描画装置を有し、少なくとも前記正規のワークに露光によって前記画像の描画を行うことを特徴とする露光描画装置。
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