JP4873931B2 - 水質管理システム、水質管理方法 - Google Patents

水質管理システム、水質管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、水質管理技術に係り、詳しくは、被処理水の浄化処理を行う水処理装置から放流される水の水質を管理する技術に関するものである。
従来、一般家庭等から排出される生活排水や、産業廃水等の汚水などの被処理水を処理する水処理装置において、水質検出センサを用いて処理水質を常時把握する構成が知られている。とりわけ、家庭の生活排水を受け入れて処理する家庭用の水処理装置にあっては、保守点検の頻度が工場などに比べて低い(例えば4ヶ月に1回)ことから、次回の保守点検時までの水質の変動を監視する要請が高い。
例えば下記特許文献1には、水処理装置に設置されたセンサによって検出された水質情報を、電話回線にて中央管理装置に送信する技術が開示されている。この技術によれば、通常運転時にて水処理装置の水質を継続的に監視するのに有効であるものの、水処理装置のセンサから中央管理装置に至る水質情報の送信経路が相当に長くなり、また送信経路上に介在する要素が増えることで、送信経路上での通信障害等の発生による水質情報の信頼性低下が懸念される。そこで、送信経路の長さを極力抑えて水質情報の信頼性を確保するべく、水処理装置のセンサに接続された現場据置き型の表示装置を設置する構成が想到される。しかしながら、現場据置き型の表示装置を用いるこのような構成では、水質情報の信頼性を確保するのに有効であるものの、各水処理装置に専用の表示装置が必要となるうえに、表示装置が屋外環境による影響(例えば腐食性ガスや湿気、紫外線等による悪影響)を受けることが懸念される。
特許第3115339号公報
そこで本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、被処理水の浄化処理を行う水処理装置から放流される水の水質管理を合理的に行うのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本発明は、一般家庭等から排出される生活排水や、産業廃水等の被処理水の浄化処理を行う水処理装置から放流される水の水質管理を行うためのシステムとして好適に用いられる。
本発明にかかる水質管理システムは、浄化処理部及び水質検出センサを少なくとも備える水処理装置において、水処理槽外へと放流される水の水質を管理するシステムである。水処理装置の浄化処理部は、水処理槽にて被処理水の浄化処理を行う領域として構成される。この浄化処理として、固液分離処理、嫌気処理、ばっ気処理、好気処理などが適宜用いられる。水処理装置の水質検出センサは、浄化処理部で処理されて水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を検出するセンサとして構成される。この水質検出センサによって検出される水質としては、pH、DO(溶存酸素)、濁度、透視度、SS(浮遊懸濁物質量)、BOD(生物化学的酸素要求量)、紫外線(UV)吸光度等のうちの1または複数が挙げられる。また、ここでいう「水質に関する情報」には、所定の水質の値自体のみならず、水質の値として導出される前の電流値や電圧値等のデータなどが広く包含される。
本発明の水質管理システムは、第1の送信手段及び第2の送信手段を少なくとも備える。第1の送信手段は、水質検出センサにて検出された情報を、水処理槽から離間した監視装置へと送信する手段として構成される。監視装置は、典型的には複数の水処理装置に関する水質情報を集中して監視する集中監視装置とされる。この監視装置と水質検出センサとの間で情報を伝送する経路は、無線式或いは有線式の伝送経路を用いて形成される。第2の送信手段は、水質検出センサにて検出された情報を、当該水処理槽の設置箇所において携帯用の表示装置に表示出力させるべくこの表示装置へと送信する手段として構成される。この表示装置と水質検出センサとの間で情報を伝送する経路は、無線式或いは有線式の伝送経路を用いて形成される。また、この表示装置は、水処理槽に専用の表示器によって構成されてもよいし、或いは別の水処理槽や、他の処理設備において用いる表示器と兼用とされた構成であってもよい。なお、この表示装置に対し、更に音声出力機能や印字出力機能を追加することもできる。
のような構成によれば、水質検出センサにて検出された情報を、水処理槽から離間した監視装置へと送信する第1の送信手段と、水質検出センサにて検出された情報を、携帯用の表示装置へと送信する第2の送信手段を兼ね備えることによって、通常運転時においては水質検出情報を監視装置にて継続的に収集して水質管理を行うとともに、保守点検時等においては水質検出情報の信頼性を確保するべく携帯用の表示装置によって水質確認を行うことができるため合理的である。
また、特に携帯用(可搬式)の表示装置を用いることで、例えば腐食性ガスや湿気、紫外線等の屋外環境によって表示装置が悪影響を受けることがない。更に、水質検出情報表示のための表示装置を複数の水処理槽に対し兼用化することで、水管理システム全体の合理化が図られる。
の水質管理システムは、前記の構成において、通信端末、センサ側コネクタ、通信端末側コネクタ及び表示装置側コネクタを少なくとも備える。
本発明の通信端末は、監視装置との間での通信が可能な通信端末として構成される。この通信端末と監視装置との間で情報を伝送する経路は、無線式或いは有線式の伝送経路を用いて形成される。本発明のセンサ側コネクタは、水質検出センサに接続されたコネクタとして構成される。本発明の通信端末側コネクタは、通信端末に接続されて、センサ側コネクタに対し着脱可能とされるコネクタとして構成される。本発明の表示装置側コネクタは、表示装置に接続されたコネクタとして構成される。これら各コネクタは、一方側と他方側とを繋ぐ接続手段としての機能を有するものであり、これにより当該コネクタにて繋がれる一方側と他方側との間における情報の伝送を可能とする。
そして、本発明の第1の送信手段は、センサ側コネクタが通信端末側コネクタに繋がれることによって、水質検出センサから監視装置へと至る送信経路を確立する構成とされる。この場合、センサ側コネクタは表示装置側コネクタから切り離され、第2の送信手段に係る送信経路の確立は解除された状態とされる。一方、本発明の第2の送信手段は、当該センサ側コネクタが通信端末側コネクタから切り離されて表示装置側コネクタへと繋ぎ替えられることによって、水質検出センサから表示装置へと至る送信経路を確立する構成とされる。この場合、センサ側コネクタは通信端末側コネクタから切り離され、第1の送信手段に係る送信経路の確立は解除された状態とされる。
のような構成によれば、前記の作用効果に加え、表示装置を水質検出センサに接続する場合には、表示装置と水質検出センサとの間の送信経路上に介在する要素の数を抑えることができ、表示装置にて表示される水質情報の信頼性向上を図ることが可能となる。
本発明にかかる更なる形態の水質管理システムは浄化処理部を収容する槽本体に、水質検出センサ、第1の送信手段及び第2の送信手段を備えるセンサ付き浄化槽を用いるとともに、複数台の当該センサ付き浄化槽が所定の複数の領域に各々設置される構成とされる。第1の送信手段及び第2の送信手段は、各センサ付き浄化槽に専用とされた構成であってもよいし、或いは複数のセンサ付き浄化槽に関して単一の送信装置として兼用化された構成であってもよい。また、本発明の携帯用の表示装置は、作業者によって携帯される単一の表示器として構成されるとともに、複数台のセンサ付き浄化槽における各水質情報を、各センサ付き浄化槽の設置箇所において当該単一の表示器に個別に表示する構成とされる。従って、複数台のセンサ付き浄化槽の保守点検等の際には、作業者は単一の表示器を携帯した上で、各センサ付き浄化槽の設置箇所を巡回しつつ、当該浄化槽における水質情報を単一の表示器にて確認することが可能となる。
のような構成によれば、複数台のセンサ付き浄化槽の水質情報を、各設置箇所において作業者が携帯する単一の表示器に個別に表示して確認するのに有効である。
本発明にかかる更なる形態の水質管理システムでは、第1の送信手段及び第2の送信手段における各送信経路は、排他的或いは択一的に選択が可能とされており、第2の送信手段における送信経路が排他的或いは択一的に選択されることによって、複数台のセンサ付き浄化槽における各水質情報が、各センサ付き浄化槽の設置箇所において単一の表示器に個別に表示されるようになっている。第1の送信手段における送信経路が選択された場合には、水質検出センサにて検出された水質情報は、監視装置へと出力される一方、単一の表示器への表示出力が解除される。反対に、第2の送信手段における送信経路が選択された場合には、水質検出センサにて検出された水質情報は、単一の表示器に表示出力される一方、監視装置への出力が解除される。
のような構成によれば、複数台のセンサ付き浄化槽の保守点検等の際、第2の送信手段における送信経路を選択して、単一の表示器への表示出力のみを行うことによって、監視装置への出力を省略することができ合理的である。
本発明にかかる水質管理方法は、前記の水質管理装置と同様の構成の水質管理装置を用いて水質管理を行う方法であり、少なくとも2つのステップを有する。
本発明の第1のステップは、水処理装置の通常運転時に、水質検出センサにて検出された情報を水処理槽から離間した監視装置へと継続的に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を監視装置にて継続的に収集するステップとされる。ここでいう「継続的」とは、切れ目なく連続した状態であってもよいし或いは一定時間毎に繰り返される状態であってもよい。本発明の第2のステップは、水処理装置の点検時に、水質検出センサにて検出された情報を携帯用の表示装置に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を表示装置に表示出力させて確認するステップとされる。
のような水質管理方法によれば、通常運転時においては水質検出情報を監視装置にて継続的に収集して水質管理を行うとともに、保守点検時等においては水質検出情報の信頼性を確保するべく携帯用の表示装置によって水質確認を行うことができるため合理的である。
本発明にかかる更なる形態の水質管理方法では、水処理装置は、浄化処理部を収容する槽本体に前記水質検出センサ、第1の送信手段及び第2の送信手段を備えるセンサ付き浄化槽として構成されるとともに、複数台の当該センサ付き浄化槽が所定の複数の領域に各々設置されている。そして、第2のステップでは、表示装置としての単一の表示器が作業者によって携帯されて複数台のセンサ付き浄化槽が各々点検される際に、これら複数台のセンサ付き浄化槽における各水質情報を、各センサ付き浄化槽の設置箇所において単一の表示器に個別に表示出力させる。従って、複数台のセンサ付き浄化槽の保守点検等の際には、作業者は単一の表示器を携帯した上で、各センサ付き浄化槽の設置箇所を巡回しつつ、当該浄化槽の水質情報を確認することが可能となる。
のような水質管理方法によれば、複数台のセンサ付き浄化槽の水質情報を、各設置箇所において作業者が携帯する単一の表示器に個別に表示して確認するのに有効である。
以上のように、本発明によれば、水処理槽にて被処理水の浄化処理を行い、浄化処理後の水を水処理槽外へと放流するとともに、放流する水の水質に関する情報を水質検出センサによって検出する構成の水処理装置において、特に水質検出センサにて検出された情報を、水処理槽から離間した監視装置へと継続的に送信する第1の送信手段と、水質検出センサにて検出された情報を、携帯用の表示装置に表示出力させるべくこの表示装置へと送信する第2の送信手段を兼ね備える構成を採用することによって、被処理水の浄化処理を行う水処理装置から放流される水の水質管理を合理的に行うことが可能となった。
以下に、本発明における一実施の形態の水処理装置の構成等を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、一般家庭等から排出される排水(被処理水)の処理を行う水処理装置について説明するものである。
本発明における「水質管理システム」の一実施の形態である水質管理システム100の概要が図1に示される。図1に示すように、本実施の形態の水質管理システム100は、水処理装置101及び水質検出データ通信部130を主体に構成されている。この水質管理システム100を、「水処理装置」或いは「水処理システム」と称呼することもできる。
水処理装置101は、槽状に成形された水処理槽(「槽本体」ともいう)に各種の浄化処理機構を収容している。この浄化処理機構は、処理工程の順に対応して上流(図1中の左側)から夾雑物除去槽110、嫌気濾床槽112、接触濾床槽114、処理水槽116、消毒槽118に大別される。このような構成の水処理装置101では、流入部102を通じて水処理槽内に流入した被処理水(「排水」或いは「汚水」ともいう)は、夾雑物除去槽110、嫌気濾床槽112、接触濾床槽114、処理水槽116、消毒槽118で順次浄化処理されたのち、放流部103を通じて水処理槽外へと放流される。なお、本実施の形態では、各槽において処理される被処理水および当該被処理水を処理する処理過程において流れる水を「被処理水」ないし「水」と記載する。
夾雑物除去槽110は、被処理水中に含まれる夾雑物を、流入バッフル(図示省略)などの固液分離手段を用いて被処理水から分離する処理を行う槽であり、被処理水の固液分離機能を果たす。嫌気濾床槽112は、被処理水中の有機汚濁物質を嫌気処理(還元)する機能を有する処理槽であり、典型的には、有機汚濁物質を嫌気処理(還元)する嫌気性微生物が付着する所定量の濾材が濾床に充填される構成を有する。この嫌気処理によってBODの低減と汚泥物の減量化が図られる。接触濾床槽114は、被処理水の好気処理及び濾過処理を行う機能を有する処理槽である。処理水槽116は、消毒槽118へ移流する前の水を一時的に貯留する機能を有する処理槽である。消毒槽118は、処理水槽116から流入した水を消毒処理する機能を有する処理槽である。この消毒処理として、固形塩素剤による塩素消毒処理、オゾン処理、UV(紫外線)処理、電解殺菌処理などを適宜用いることができる。この消毒槽118において消毒処理された水は、水処理装置101の外部へと放流される。これら夾雑物除去槽110、嫌気濾床槽112、接触濾床槽114、処理水槽116、消毒槽118が、本発明における「浄化処理部」を構成する。
本実施の形態では、この消毒槽118に水質検出センサ120が浸漬されている。この水質検出センサ120は、消毒処理され放流される前の水の水質を検出(測定)する機能を有する水質検出用のセンサとして構成される。この水質検出センサ120によって検出される水質としては、pH、DO(溶存酸素)、濁度、透視度、SS(浮遊懸濁物質量)、BOD(生物化学的酸素要求量)、紫外線(UV)吸光度等のうちの1または複数が挙げられる。この水質検出センサ120が、本発明における「水質検出センサ」に対応している。また、この水質検出センサ120を備える水処理装置101が、本発明における「センサ付き浄化槽」を構成している。
なお、本実施の形態では、消毒槽118よりも上流で浄化処理された水が消毒槽118において消毒処理されることによって、水質検出センサ120への生物膜の付着が抑えられるようになっている。このような構成によれば、水質検出センサ120の検出部への生物膜付着によって正確な水質検出が阻害されるのを防止することが可能となる。
水質検出データ通信部130は、中継ボックス140及び通信端末150を主体として構成される。これら中継ボックス140及び通信端末150に、更に集中監視装置160及び後述する表示器170を加えた構成によって、水質検出データ通信部130とすることもできる。
中継ボックス140は、水質検出センサ120と通信端末150とを中継する。この中継ボックス140は、図1においては便宜上、水処理槽外に配設しているが、水処理槽内の上部に配設するのが好ましい。本実施の形態では、水質検出センサ120のケーブル122に取り付けられたコネクタ124は、通信端末150のケーブル142に取り付けられたコネクタ144と、中継ボックス140にて接続されるように構成されている。従って、水質検出センサ120によって検出された水質検出データ(検出情報)は、ケーブル122、中継ボックス140及びケーブル142を経由して、通信端末150へと伝送される。
また、水質検出センサ120は、ケーブル122のコネクタ124にてコネクタ144に対し着脱可能に構成されている。本構成によれば、水質検出センサ120の故障などの際には、この水質検出センサ120をコネクタ124にてコネクタ144から切り離し、別の水質検出センサ120に繋ぎ替えることによってセンサ交換作業が可能とされる。
通信端末150は、集中監視装置(「データ管理装置」或いは「データサーバ」ともいう)160との間で無線通信を行う端末として構成される。この通信端末150は、水処理装置101の水処理槽外部に設置される。この通信端末150が、本発明における「通信端末」に相当する。集中監視装置160は、水処理装置101から離間した場所に設置されて、複数の水処理装置の水質管理(水質監視)を集中して行う装置として構成される。この集中監視装置160には、データ演算処理、データ記憶処理、データ表示処理、データ印字処理などの種々の処理機能が搭載されている。この集中監視装置160が、本発明における「水処理槽から離間した監視装置」に相当する。
従って、水質検出センサ120から通信端末150へと伝送された水質検出データは、集中監視装置160へと無線にて送信される。これにより、水質検出センサ120による水質検出データが集中監視装置160にて適宜処理されて収集され、水質管理に用いられることとなる。必要に応じては、通信端末150と集中監視装置160との間の通信を、無線式にかえて有線式(例えば電話回線や光ケーブルなどを用いる方法)にて行うように構成することもできる。
なお、本実施の形態では、水処理装置101の通常運転時に、水質検出センサ120にて検出された水質検出データを集中監視装置160にて継続的に収集して監視する一方、保守点検時には、現場にて水質検出データを適宜確認することが可能で、且つ持ち運びが容易な携帯用の表示器(後述する表示器170)を用いるように構成されている。
とりわけ、家庭の生活排水を受け入れて処理する家庭用の水処理装置にあっては、保守点検の頻度が工場などに比べて低い(例えば4ヶ月に1回)ことから、次回の保守点検時までの水質の変動を監視する要請が高い。そこで、本実施の形態のごとく、水処理槽外へと放流される前の水の水質を水質検出センサによって常時監視する構成を採用することによって、水処理装置101の処理性能の状態を把握し、例えば処理性能が低下した場合に迅速に対処することが可能となる。これによって、水処理槽外へと放流される前の水の水質を所望の状態に維持、管理することができ、環境に配慮した水質管理が可能となる。また、集中監視装置160における集中管理は、家庭用の水処理装置のように普及数が多い水処理装置の水質管理(水質監視)に特に有効である。
ここで、携帯用の表示器に係る水質検出データ通信部の具体的な構成に関し、第1〜第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(第1実施の形態)
図2及び図3には、第1実施の形態の水質検出データ通信部130を備えた水質管理システム100が示される。特に、水処理装置101の通常運転時での状態が図2に示され、水処理装置101の保守点検時での状態が図3に示される。
図2に示す水質検出データ通信部130においては、水処理装置101の通常運転時に、水質検出センサ120側のコネクタ124と、通信端末150側のコネクタ144とが繋がれた(接続された)状態に設定される。コネクタ124がコネクタ144に繋がれたこの設定状態では、水質検出センサ120から通信端末150を経由して集中監視装置160へと至る送信経路が確立されることとなる。この送信経路が、請求項における「第1の送信手段」を構成する。一方で、水質検出センサ120側のコネクタ124は、表示器170側のコネクタ172から切り離された状態であり、水質検出センサ120から表示器170へと至る送信経路は遮断される。
なお、ここでいう水質検出センサ120側のコネクタ124が、請求項における「センサ側コネクタ」に相当し、通信端末150側のコネクタ144が、請求項における「通信端末側コネクタ」に相当し、表示器170側のコネクタ172が、請求項における「表示装置側コネクタ」に相当する。詳細についての記載は省略するが、これら各コネクタは既知のコネクタ構造(接続構造)を有し、当該コネクタにて繋がれる一方側と他方側との間における情報の伝送を可能とするものである。
このような設定状態によって、通常運転時において水処理装置101から放流される水の水質を、集中監視装置160にて切れ目なく連続して或いは一定時間毎に継続的に収集して監視することが可能となる。この設定状態において、請求項における「水処理装置の通常運転時に、水質検出センサにて検出された情報を、第1の送信手段を介して水処理槽から離間した監視装置へと継続的に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を監視装置にて継続的に収集する第1のステップ」が遂行される。
これに対し、図3に示す水質検出データ通信部130においては、水処理装置101の保守点検時に、水質検出センサ120側のコネクタ124が、通信端末150側のコネクタ144から切り離されて、携帯用の表示器170に繋ぎ替えられた状態に設定される。すなわち、水質検出センサ120側のコネクタ124は、通信端末150側のコネクタ144のみならず、表示器170側のコネクタ172に対しても着脱可能になっている。コネクタ124がコネクタ172に繋がれたこの設定状態では、水質検出センサ120から表示器170へと至る有線式の送信経路が確立されることとなる。この送信経路が、請求項における「第2の送信手段」を構成する。一方で、水質検出センサ120側のコネクタ124は、通信端末150側のコネクタ144から切り離された状態であり、水質検出センサ120から集中監視装置160へと至る送信経路は遮断される。これによって、表示器170に対し水質検出データが出力され、表示部174に水質検出データやそれに関連する情報が表示されることとなる。すなわち、本実施の形態では、第1の送信手段及び第2の送信手段における各送信経路は、排他的或いは択一的に選択が可能とされている。
このような設定状態によって、保守点検時において水処理装置101から放流される水の水質を、現場にて適宜確認することが可能となる。この設定状態において、請求項における「水処理装置の点検時に、水質検出センサにて検出された情報を、第2の送信手段を介して携帯用の表示装置に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を表示装置に表示出力させて確認する第2のステップ」が遂行される。
なお、表示器170は、水質検出データやそれに関連する情報を表示する表示部174や、表示部174における表示に関するキー操作がなされる操作部176を少なくとも備える単一の表示器として構成される。携帯用として用いられるこの表示器170は、充電式や電池駆動式として構成とされるのが好ましい。この表示器170が、本発明における「携帯用の表示装置」及び「単一の表示器」に相当する。なお、必要に応じては、この表示器170に対し、更に音声出力機能や印字出力機能を追加することもできる。
本実施の形態の水質管理システム100によれば、水質検出センサ120にて検出された情報を集中監視装置160へと送信する送信手段と、水質検出センサ120にて検出された情報を携帯用の表示器170へと送信する送信手段を兼ね備えることによって、通常運転時においては水質検出情報を集中監視装置160にて継続的に収集して水質管理を行うとともに、保守点検時においては水質検出情報の信頼性を確保するべく携帯用の表示器170によって水質確認を行うことができるため合理的である。
また、特に携帯用(可搬式)の表示器170を用いることによって、水質検出データ表示のための表示器を複数の水処理装置に対し兼用化することができるうえに、表示器を現場据置き型としないため、例えば腐食性ガスや湿気、紫外線等の屋外環境によって表示器が悪影響を受けることがない。また、水質検出センサ120にて検出された情報を、通常運転時にはそのまま集中監視装置160に送信して演算処理すればよいため、現場の端末に演算処理部を付与する必要がなく、また現場型の表示部分が不要となる。また、演算処理部の内容に修正や変更があった場合に、現場据置き型の表示器では更新作業が複雑となるが、本実施の形態のように携帯用の表示器を用いることで更新作業を簡素化することが可能となる。
また、表示器170を水質検出センサ120に接続する場合には、表示器170と水質検出センサ120との間の送信経路上に介在する要素の数を抑えることができ、表示器170にて表示される水質情報の信頼性向上を図ることが可能となる。
ここで、図4には、作業者Wが携帯用の単一の表示器170を用いて複数の水処理装置101を保守点検する様子が示される。
図4に示すように、本実施の形態の水質管理システム100では、複数台(図4では計4台)の水処理装置101が所定の複数の領域に各々設置される構成とされ、複数台の水処理装置101における各水質情報は、各水処理装置101の設置箇所において単一の表示器170に個別に表示されるようになっている。従って、複数台の水処理装置101の保守点検の際(本発明における「第2ステップ」の際)には、作業者Wは単一の表示器170を携帯した上で、各水処理装置101の設置箇所を巡回しつつ、当該水処理装置101における水質情報を単一の表示器170にて確認することが可能となる。また、この場合、第1の送信手段及び第2の送信手段における各送信経路は、排他的或いは択一的に選択が可能とされており、複数台の水処理装置101の保守点検の際、第2の送信手段における送信経路を選択して、単一の表示器170への表示出力のみを行うことによって、集中監視装置160への出力を省略することができ合理的である。
(第2実施の形態)
図5及び図6には、第2実施の形態の水質検出データ通信部230を備えた水質管理システム200が示される。特に、水処理装置101の通常運転時での状態が図5に示され、水処理装置101の保守点検時での状態が図6に示される。
図5及び図6に示すように、第2実施の形態の水質検出データ通信部230は、第1実施の形態の水質検出データ通信部130の構成において、更に通信端末150がコネクタ152を備える。このコネクタ152は、表示器170側のコネクタ172に対して着脱可能になっている。
図5に示す水質検出データ通信部230においては、水質検出センサ120側のコネクタ124と、通信端末150側のコネクタ144とが繋がれた(接続された)状態に設定される。コネクタ124がコネクタ144に繋がれたこの設定状態では、水質検出センサ120から通信端末150を経由して集中監視装置160へと至る送信経路が確立されることとなる。この送信経路が、請求項における「第1の送信手段」を構成する。一方で、表示器170側のコネクタ172は、通信端末150側のコネクタ152から切り離された状態であり、水質検出センサ120から表示器170へと至る送信経路は遮断される。
細についての記載は省略するが、これら各コネクタは既知のコネクタ構造(接続構造)を有し、当該コネクタにて繋がれる一方側と他方側との間における情報の伝送を可能とするものである。
このような設定状態によって、通常運転時において水処理装置101から放流される水の水質を、集中監視装置160にて切れ目なく連続して或いは一定時間毎に継続的に収集して監視することが可能となる。この設定状態において、請求項における「水処理装置の通常運転時に、水質検出センサにて検出された情報を、第1の送信手段を介して水処理槽から離間した監視装置へと継続的に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を監視装置にて継続的に収集する第1のステップ」が遂行される。
これに対し、図6に示す水質検出データ通信部230においては、水処理装置101の保守点検時に、水質検出センサ120側のコネクタ124と、通信端末150側のコネクタ144とが繋がれた状態が維持され、且つ表示器170側のコネクタ172と、通信端末150側のコネクタ152とが繋がれた(接続された)状態に設定される。コネクタ172がコネクタ152に繋がれたこの設定状態では、水質検出センサ120から表示器170へと至る有線式の送信経路が確立されることとなる。この送信経路が、請求項における「第2の送信手段」を構成する。
これによって、表示器170に対し水質検出データが出力され、表示部174に水質検出データやそれに関連する情報が表示されることとなる。このような設定状態によって、保守点検時において水処理装置101から放流される水の水質を、現場にて適宜確認することが可能となる。この設定状態において、請求項における「水処理装置の点検時に、水質検出センサにて検出された情報を、第2の送信手段を介して携帯用の表示装置に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を表示装置に表示出力させて確認する第2のステップ」が遂行される。
一方で、水質検出センサ120から集中監視装置160へと至る送信経路は、通常運転時と同様に維持される。従って、水処理装置101から放流される水の水質を、引き続き集中監視装置160にて切れ目なく連続して或いは一定時間毎に継続的に収集して監視することが可能となる。
本実施の形態の水質管理システム200によれば、図4に示す形態の水質管理システム100と同様に、作業者Wは携帯用の単一の表示器170を用いて複数の水処理装置101を保守点検することが可能とされる。この場合、水質検出センサ120にて検出された情報を集中監視装置160へと送信する送信手段と、水質検出センサ120にて検出された情報を携帯用の表示器170へと送信する送信手段を兼ね備えることによって、通常運転時においては水質検出情報を集中監視装置160にて継続的に収集して水質管理を行うとともに、保守点検時においては水質検出情報の信頼性を確保するべく携帯用の表示器170によって水質確認を行うことができるため合理的である。
また、特に携帯用(可搬式)の表示器170を用いることによって、水質検出データ表示のための表示器を複数の水処理装置に対し兼用化することができるうえに、表示器を現場据置き型としないため、例えば腐食性ガスや湿気、紫外線等の屋外環境によって表示器が悪影響を受けることがない。また、水質検出センサ120にて検出された情報を、通常運転時にはそのまま集中監視装置160に送信して演算処理すればよいため、現場の端末に演算処理部を付与する必要がなく、また現場型の表示部分が不要となる。また、演算処理部の内容に修正や変更があった場合に、現場据置き型の表示器では更新作業が複雑となるが、本実施の形態のように携帯用の表示器を用いることで更新作業を簡素化することが可能となる。
また、通信端末150側のコネクタ152に対する表示器170側のコネクタ172の着脱操作のみで、水質検出センサ120側のコネクタ124の操作を必要としないため、操作が簡素化される。
更に、表示器170側のコネクタ172が繋がれるコネクタ152を、水処理槽外部に設置される通信端末150に設けるため、表示器170側のコネクタ172をコネクタ152に繋ぐ操作がやり易くなる。
(第3実施の形態)
図7及び図8には、第3実施の形態の水質検出データ通信部330を備えた水質管理システム300が示される。特に、水処理装置101の通常運転時での状態が図7に示され、水処理装置101の保守点検時での状態が図8に示される。
図7及び図8に示すように、第2実施の形態の水質検出データ通信部330は、第1実施の形態の水質検出データ通信部130の構成において、更に通信端末150が送信部154を備える。この送信部154は、水質検出センサ120にて検出された水質検出データを、表示器170の受信部178へと無線送信する部位として構成される。この送信部154は、水質検出データを通信端末150から集中監視装置160へと送信する送信部と別個に設けられてもよいし、或いは兼用化されてもよい。
図7に示す水質検出データ通信部330においては、水質検出センサ120側のコネクタ124と、通信端末150側のコネクタ144とが繋がれた(接続された)状態に設定される。コネクタ124がコネクタ144に繋がれたこの設定状態では、水質検出センサ120から通信端末150を経由して集中監視装置160へと至る送信経路が確立されることとなる。この送信経路が、請求項における「第1の送信手段」を構成する。一方で、表示器170は、始動スイッチ等がオフとされた準備状態、或いは通信端末150から離間した状態にあり、水質検出センサ120から表示器170へと至る送信経路は遮断される。
このような設定状態によって、通常運転時において水処理装置101から放流される水の水質を、集中監視装置160にて切れ目なく連続して或いは一定時間毎に継続的に収集して監視することが可能となる。この設定状態において、請求項における「水処理装置の通常運転時に、水質検出センサにて検出された情報を、第1の送信手段を介して水処理槽から離間した監視装置へと継続的に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を監視装置にて継続的に収集する第1のステップ」が遂行される。
これに対し、図8に示す水質検出データ通信部330においては、水処理装置101の保守点検時に、水質検出センサ120側のコネクタ124と、通信端末150側のコネクタ144とが繋がれた状態が維持され、且つ表示器170を、始動スイッチ等をオンとしたうえで通信端末150周辺に配置する。この設定状態では、水質検出センサ120から表示器170へと至る無線式の送信経路が確立されることとなる。この送信経路が、請求項における「第2の送信手段」を構成する。
これによって、表示器170に対し水質検出データが出力され、表示部174に水質検出データやそれに関連する情報が表示されることとなる。このような設定状態によって、保守点検時において水処理装置101から放流される水の水質を、現場にて適宜確認することが可能となる。この設定状態において、請求項における「水処理装置の点検時に、水質検出センサにて検出された情報を、第2の送信手段を介して携帯用の表示装置に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を表示装置に表示出力させて確認する第2のステップ」が遂行される。
一方で、水質検出センサ120から集中監視装置160へと至る送信経路は、通常運転時と同様に維持される。従って、水処理装置101から放流される水の水質を、引き続き集中監視装置160にて切れ目なく連続して或いは一定時間毎に継続的に収集して監視することが可能となる。
本実施の形態の水質管理システム300によれば、図4に示す形態の水質管理システム100と同様に、作業者Wは携帯用の単一の表示器170を用いて複数の水処理装置101を保守点検することが可能とされる。この場合、水質検出センサ120にて検出された情報を集中監視装置160へと送信する送信手段と、水質検出センサ120にて検出された情報を携帯用の表示器170へと送信する送信手段を兼ね備えることによって、通常運転時においては水質検出情報を集中監視装置160にて継続的に収集して水質管理を行うとともに、保守点検時においては水質検出情報の信頼性を確保するべく携帯用の表示器170によって水質確認を行うことができるため合理的である。
また、特に携帯用(可搬式)の表示器170を用いることによって、水質検出データ表示のための表示器を複数の水処理装置に対し兼用化することができるうえに、表示器を現場据置き型としないため、例えば腐食性ガスや湿気、紫外線等の屋外環境によって表示器が悪影響を受けることがない。また、水質検出センサ120にて検出された情報を、通常運転時にはそのまま集中監視装置160に送信して演算処理すればよいため、現場の端末に演算処理部を付与する必要がなく、また現場型の表示部分が不要となる。また、演算処理部の内容に修正や変更があった場合に、現場据置き型の表示器では更新作業が複雑となるが、本実施の形態のように携帯用の表示器を用いることで更新作業を簡素化することが可能となる。
また、通信端末150と表示器170との間の通信を無線式とすることによって、表示器170の接続作業等を行う必要がなく、保守点検作業時における操作が簡素化される。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
本発明では、通信端末150と表示器170との間の通信形態に関しては、有線式及び無線式の両方を兼ね備えた構成を採用することもできる。具体的には、有線式として記載した上記第1実施の形態或いは第2実施の形態と、無線式として記載した上記第3実施の形態を適宜組み合わせることが可能である。
また、上記実施の形態では、水処理装置101内の最下流部に消毒槽118が配置される場合について記載したが、本発明では、消毒槽118のような消毒処理部の下流に、更に貯留槽や放流ポンプ槽などの下流処理部を配置することもできる。この場合には、消毒処理部及び下流処理部の少なくとも一方に水質検出センサ120のような水質検出センサを浸漬させ、当該水質検出センサを用いて水質管理を行うことができる。
また、上記実施の形態では、水処理槽内に夾雑物除去槽110、嫌気濾床槽112、接触濾床槽114、処理水槽116、消毒槽118を備える水処理装置101に対し本発明を適用する場合について記載したが、別の構成の水処理装置、例えば水処理槽内に夾雑物除去槽、嫌気濾床槽、担体流動生物濾過槽、処理水槽、消毒槽を備える水処理装置に対し本発明を適用することもできる。
また、上記実施の形態では、家庭用の水処理装置について記載したが、本発明は、家庭用の水処理装置のみならず、工場などに設置される各種の水処理装置に対しても同様に適用可能な技術である。
本発明における「水質管理システム」の一実施の形態である水質管理システム100の概要を示す図である。 第1実施の形態の水質検出データ通信部130を備えた水質管理システム100において、水処理装置101の通常運転時での状態を示す図である。 第1実施の形態の水質検出データ通信部130を備えた水質管理システム100において、水処理装置101の保守点検時での状態を示す図である。 作業者Wが携帯用の単一の表示器170を用いて複数の水処理装置101を保守点検する様子を示す図である。 第2実施の形態の水質検出データ通信部230を備えた水質管理システム200において、水処理装置101の通常運転時での状態を示す図である。 第2実施の形態の水質検出データ通信部230を備えた水質管理システム200において、水処理装置101の保守点検時での状態を示す図である。 第3実施の形態の水質検出データ通信部330を備えた水質管理システム300において、水処理装置101の通常運転時での状態を示す図である。 第3実施の形態の水質検出データ通信部330を備えた水質管理システム300において、水処理装置101の保守点検時での状態を示す図である。
100,200,300…水質管理システム
101…水処理装置
102…流入部
103…放流部
110…夾雑物除去槽
112…嫌気濾床槽
114…接触濾床槽
116…処理水槽
118…消毒槽
120…水質検出センサ
122,144…ケーブル
124,144,152,172…コネクタ
130,230,330…水質検出データ通信部
140…中継ボックス
150…通信端末
160…集中監視装置
170…表示器
174…表示部
176…操作部

Claims (5)

  1. 水処理槽にて被処理水の浄化処理を行う浄化処理部と、前記浄化処理部で処理されて水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を検出する水質検出センサと、を備える水処理装置において、水処理槽外へと放流される水の水質を管理する水質管理システムであって、
    前記水質検出センサにて検出された情報を、前記水処理槽から離間した監視装置へと送信する第1の送信手段と、前記水質検出センサにて検出された情報を、当該水処理槽の設置箇所において携帯用の表示装置に表示出力させるべくこの表示装置へと送信する第2の送信手段と、前記監視装置との間での通信が可能な通信端末と、前記水質検出センサに接続されたセンサ側コネクタと、前記通信端末に接続されて、前記センサ側コネクタに対し着脱可能とされる通信端末側コネクタと、前記表示装置に接続された表示装置側コネクタと、を備え、
    前記第1の送信手段は、前記センサ側コネクタが前記通信端末側コネクタに繋がれることによって、前記水質検出センサから前記監視装置へと至る送信経路を確立する構成である一方、前記第2の送信手段は、当該センサ側コネクタが前記通信端末側コネクタから切り離されて前記表示装置側コネクタへと繋ぎ替えられることによって、前記水質検出センサから前記表示装置へと至る送信経路を確立する構成であることを特徴とする水質管理システム。
  2. 請求項1に記載の水質管理システムであって、
    当該水質管理システムは、前記浄化処理部を収容する槽本体に、前記水質検出センサ、前記第1の送信手段及び第2の送信手段を備えるセンサ付き浄化槽を用いるとともに、複数台の当該センサ付き浄化槽が所定の複数の領域に各々設置される構成とされており、
    前記携帯用の表示装置は、作業者によって携帯される単一の表示器として構成されるとともに、複数台の前記センサ付き浄化槽における各水質情報を、各センサ付き浄化槽の設置箇所において当該単一の表示器に個別に表示することを特徴とする水質管理システム。
  3. 請求項に記載の水質管理システムであって、
    前記第1の送信手段及び第2の送信手段における各送信経路は、排他的或いは択一的に選択が可能とされており、前記第2の送信手段における送信経路が選択されることによって、複数台の前記センサ付き浄化槽における各水質情報が、各センサ付き浄化槽の設置箇所において前記単一の表示器に個別に表示されることを特徴とする水質管理システム。
  4. 水処理槽にて被処理水の浄化処理を行う浄化処理部と、前記浄化処理部で処理されて水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を検出する水質検出センサと、を備える水処理装置において、水処理槽外へと放流される水の水質を管理する水質管理方法であって、
    前記水処理装置の通常運転時に、前記水質検出センサにて検出された情報を、第1の送信手段を介して前記水処理槽から離間した監視装置へと継続的に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を前記監視装置にて継続的に収集する第1のステップと、
    前記水処理装置の点検時に、前記水質検出センサにて検出された情報を、第2の送信手段を介して携帯用の表示装置に送信し、これによって水処理槽外へと放流される水の水質に関する情報を前記表示装置に表示出力させて確認する第2のステップと、
    を有することを特徴とする水質管理方法。
  5. 請求項に記載の水質管理方法であって、
    前記水処理装置は、前記浄化処理部を収容する槽本体に前記水質検出センサ、前記第1の送信手段及び第2の送信手段を備えるセンサ付き浄化槽として構成されるとともに、複数台の当該センサ付き浄化槽が所定の複数の領域に各々設置されており、
    前記第2のステップでは、前記表示装置としての単一の表示器が作業者によって携帯されて複数台の前記センサ付き浄化槽が各々点検される際に、これら複数台のセンサ付き浄化槽における各水質情報を、各センサ付き浄化槽の設置箇所において前記単一の表示器に個別に表示出力させることを特徴とする水質管理方法。
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