JP4872559B2 - 燃料電池搭載の小型電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池搭載の小型電動車両に関する。
近年、車両の走行に用いる電動モータ駆動用の電源を燃料電池とした車両が開発されている。このような開発は主に四輪車を中心に行われているが、燃料電池を搭載した自動二輪車のような小型車両に対しても開発は進められている。
燃料電池は電気化学反応による電気エネルギー生成時に発熱し、副産物として高温の水蒸気を含んだ排気ガスを生成するため、この排気ガスは排出前に冷却されなければならない。
燃料電池を搭載した自動二輪車のような小型車両は、例えばリヤフェンダ内にラジエターを配置し、このラジエターに走行風を導いて排気ガスを冷却している(例えば特許文献1参照)。
特開2005−125840号公報
しかしながら、高齢者等が使用する小型の電動車両等は走行速度が遅いため、自動二輪車型の小型車両のように走行風をラジエターに導いて排気ガスを冷却する構成では冷却効率が悪いため、ラジエターに強制的に冷却風を導く例えば電動式の冷却ファンを装備する必要がある。
一方、上述した小型の電動車両はその燃料電池ユニットを車体カバーによって覆っているため、車体カバー内に冷却ファンによって強制的に排出されるラジエターからの排熱風(温風)がこもりやすく、排気ダクト等の排熱風を効率よく外部に排出する技術が必要となる。特に、車両のコンパクト化と冷却効率と外観性を両立させることは困難である。
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、排気ダクトをコンパクトに配設すると共に、外観性と冷却効率を両立させ、且つ排気熱を回収可能としてエネルギー効率を高めた燃料電池搭載の小型電動車両を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池搭載の小型電動車両は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、車体フレーム後部に設けられた運転シートの下部に燃料電池ユニットを搭載し、この燃料電池ユニットを車体カバーによって覆うと共に、上記燃料電池ユニットから供給される電力によって駆動される電動モータで車輪を駆動する小型電動車両において、前記運転シートは着座部と、この着座部の後端部から後上方に延設される背凭れ部とを備え、上記燃料電池ユニットを構成する燃料電池スタックを、上記運転シート下部の車体幅方向一側に搭載し、その燃料電池スタックの他側の開いたスペースに車体カバーの側面に沿って、上記燃料電池ユニットによる電気エネルギー生成時に排出される排気ガスを冷却するラジエターを備えると共に、上記燃料電池スタックと上記ラジエターとの間にラジエターの冷却ファンを配設する一方、上記冷却ファンによって排出される上記ラジエターからの排熱風を上記車体カバーの外部に導く排気ダクトを上記ラジエターから車体の後方に向かって延設、上記排気ダクトの排気口を上記運転シートの上記背凭れ部の後上端部よりも前方に位置する着座部の後下端部と上記車体カバーの上端部との間から後方に向かって開口するように配設したものである。
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記ラジエターからの排熱風を車体の前部に導く排気ダクトを備え、上記運転シート前下部の上記車体カバー前面に形成される上記排気ダクトの排気口に開閉操作可能な遮断装置を設けたものである。
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記ラジエターからの排熱風を車体の上部に導く排気ダクトを備える一方、この排気ダクトは上記運転シートの着座部下面に向かって開口し、この着座部の略全面に亘って配設される排気口を備えると共に、上記排気ダクトの途中に開閉操作可能な遮断装置を設けたものである。
本発明に係る燃料電池搭載の小型電動車両によれば、排熱風を車両の後方に出すことができると共に、外観性も良好に保てる。
また、排熱風の熱を冬場に暖房として利用でき、エネルギー効率が向上する。さらに、排気ダクトをコンパクトに配設できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明が適用された小型電動車両としての電動四輪車の第一実施形態を示す左側面図である。この電動四輪車1は、左右一対のパンクレス前輪2および同じく左右一対のパンクレス後輪3を支持するプラットフォーム型の車体フレーム4を備える。
車体フレーム4はその略中央部に足載せ部5を有し、この足載せ部5を含む車体フレーム4の前後が例えば合成樹脂製の車体カバー6で覆われる。
前輪2は車体フレーム4の前部に図示しない前輪懸架装置およびステアリング機構によって左右に操舵可能に支持される。ステアリング機構を構成するステアリングポスト7は車体カバー6を構成する、乗員の足元を覆う例えばレッグシールド8内を上方に向かって立設し、その上部には前輪操舵用の操向ハンドル9と電装部10とが回動一体に設けられる。そして、前輪2はステアリングポスト7を介して操向ハンドル9によって左右に操舵される。
一方、車体フレーム4の後部には後輪3に動力を伝達する駆動ユニット11が配置される。駆動ユニット11は内部に図示しないギヤケースおよび電動モータを備え、その前端部が車体フレーム4に上下方向にスイング自在に枢着されると共に、クッションユニット12により車体フレーム4に弾性的に支持される。
駆動ユニット11上方の車体フレーム4後部には一段高いシートポスト13が配置され、このシートポスト13に運転シート14が設置される。
図2は、図1に示す電動四輪車1の左側面図であり、図3は同電動四輪車1の平面図である。また、図4は同電動四輪車1の斜視図である。なお、図2〜図4はいずれも車体カバー6等の外装品を取り外した状態を示す。
図1〜図4に示すように、車体フレーム4は車幅方向左右一対の、例えばアルミニウム製パイプから成るフレーム部材としてのメインフレーム15と、これらのメインフレーム15を連結する他のフレーム部材としての複数のビーム部材17〜22とから構成される。
各メインフレーム15は、側面視でその略中央部に形成された折曲部を最下点として直線状に前方および後方に向かって緩やかに上昇する略V字状に折曲形成され、折曲部を境に前部フレーム15Fと後部フレーム15Rとを形成する。また、左右の後部フレーム15Rは平行に配置されると共に、平面視で上記折曲部から前方の前部フレーム15Fが内側に向かって直線状に先窄まりに折曲形成される。
前部フレーム15Fの前端(図の左側)は前記ステアリング機構を支持するステアリングブラケットおよび前輪懸架装置の一部を兼ねた第一ビーム部材17によって連結される。また、この第一ビーム部材17の後方には板状の第二ビーム部材18が離間して架設される。
さらに、第二ビーム部材18後方の、メインフレーム15の折曲部直後には板状の第三ビーム部材19が架設されると共に、この第三ビーム部材19の後方には板状の第四ビーム部材20が離間して架設される。そして、後部フレーム15Rの後端(図の右側)は棒状の第五ビーム部材21によって連結される。
第二ビーム部材18と第三ビーム部材19との間は足載せ部5として設定され、例えば鉄製の板材をプレス加工したフロア部材22が左右のメインフレーム15間に跨設される。フロア部材22は強度部材としてのビーム部材を兼ねており、平面視矩形形状を有し、前部フレーム15Fの上面に載置されることによりフロア部材22の両側前部が前部フレーム15Fの外方に突出する。
左右の後部フレーム15Rの略中央部には、例えばアルミニウム製パイプから一体的に折曲形成されたシートパイプ23が跨設される。シートパイプ23の、水平部分の車幅方向中央には前記運転シート14を水平方向に回動自在且つ所定の位置においてロック可能に支持するシートポスト13が形成される。また、このシートポスト13の後部からは後方下部の、メインフレーム15の後端部に架設された第五ビーム部材21に向かって補強ステー24が延設される。
左右の後部フレーム15Rの略中央部下面にはそれぞれピボットブラケット25が設けられ、これらのピボットブラケット25に前記駆動ユニット11の前端部がスイング自在に枢着される。また、シートポスト13の後部には駆動ユニット11を弾性的に支持するクッションユニット12の上部支持ブラケット26が設けられる。さらに、左右の後部フレーム15Rの後部と、第四ビーム部材20および第五ビーム部材21に囲まれた空間には、例えばチャージャーや制御ユニット等の電装品27が配置される。
本発明に係る小型電動車両(電動四輪車1)に搭載される駆動ユニット11の電動モータ(図示せず)はその電力の供給源として燃料電池を用いる。また、本実施例において、燃料電池のユニットはメタノールの水溶液を改質せずにダイレクトに発電に利用する、公知のダイレクトメタノール型燃料電池ユニット28(以下、DMFCユニットと略す)である。そして、図5にこのDMFCユニット28のフロー図を示す。
図5に示すように、DMFCユニット28はメタノールに基づく水素と空気中の酸素との電気化学反応により電気エネルギーを生成可能な単電池セル(図示せず)を複数個積層して構成される燃料電池スタック29を備える。また、DMFCユニット28は燃料である、例えば54%程度の高濃度メタノールを収容する燃料タンク30と、この高濃度メタノールを燃料電池スタック29の電気化学反応に適した例えば約3%濃度に希釈してメタノール水溶液を生成するための水を収容する水タンク31と、生成されたメタノール水溶液を収容する循環タンク32とを備える。
さらに、DMFCユニット28は燃料タンク30内の高濃度メタノールを循環タンク32内に供給する燃料ポンプ33と、水タンク31内の水を循環タンク32内に供給する水ポンプ34と、循環タンク32内のメタノール水溶液を燃料電池スタック29に供給する循環ポンプ35とを備える。
そして、DMFCユニット28は燃料電池スタック29に酸素を含む空気を供給するエアポンプ36と、燃料電池スタック29内の電気化学反応による電気エネルギー生成時に副産物として生成される高温の水蒸気を含んだ排気ガスを冷却するラジエター37と、気液分離された排ガス中の水分が最終的に貯留される第二水タンク51とを備える。
DMFCユニット28は、メタノール水溶液と空気とを燃料電池スタック29内において電気化学反応させることにより電気エネルギーを生成させる。また、この電気化学反応時に生成される炭酸ガスおよび使用されなかった一部のメタノール水溶液は循環タンク32に導かれる。循環タンク32内においてはメタノール水溶液の濃度が常時モニタされ、必要に応じて高濃度メタノールや水を自動的に加えることによりメタノール水溶液の濃度を一定に維持するように構成される。
一方、電気エネルギー生成時に生成される排気ガスはラジエター37によって冷却されて水と空気に分離された後、水タンク31に導かれる。また、循環タンク32に導かれた炭酸ガスも同様に水タンク31に導かれる。そして、水タンク31に導かれた空気および炭酸ガスは排気フィルタ38を介して外部に排出される。
他方、水タンク31に導かれ、さらに水タンク31をオーバーフローした水は排気フィルタ38を介して外部に排水される。
次に、DMFCユニット28の各機器のレイアウトについて述べる。図2〜図4に示すように、DMFCユニット28は車体フレーム4後部に設けられた運転シート14の下部に搭載され、車体カバー6によって全体が覆われる。
左右一対のメインフレーム15を連結する複数のビーム部材のうち、車体フレーム4の前後方向略中央部に配置される板状の第三ビーム部材19上には上記エアポンプ36が配設され固定される。また、第三ビーム部材19からその後方に配置された板状の第四ビーム部材20にかけてエアポンプ36の上方を前後方向に跨ぐように門型のパイプフレーム39が架設され、このパイプフレーム39上に上記燃料電池スタック29が配設され固定される。エアポンプ36、パイプフレーム39および燃料電池スタック29は車体の幅方向一側、本実施形態においては右側にオフセット配置され、エアポンプ36の左側に開いたスペースの第三ビーム部材19上には、燃料系ポンプを構成する上記循環ポンプ35、燃料ポンプ33、水ポンプ34のうち、例えば上記循環ポンプ35が車体の幅方向に並設されると共に、燃料電池スタック29の左側に開いたスペースには車体の側面に沿うようにラジエター37が配設される。さらに、ラジエター37の燃料電池スタック29側面にはラジエター37の冷却ファン40が配設される。
一方、エアポンプ36および燃料電池スタック29の後方スペースには残りの燃料系ポンプ、本実施形態に置いては燃料ポンプ33および水ポンプ34、並びに循環タンク32および水タンク31が車体の幅方向に並設される。さらに、ラジエター37の下部スペースには排気フィルタ38が配設される。
一方、図1に示すように、ラジエター37に対向した車体カバー6の側面には冷却風の取入口41が設けられる。また、燃料タンク30は例えば合成樹脂等の素材で形成されると共に、その前後方向寸法が小さく、上下左右方向寸法が大きい板状のタンク形状を呈し、前記左右一対の前輪2の間、且つ前輪2の上方に配置される。好ましくは、燃料タンク30は、車体カバー6を構成するレッグシールド8内のステアリングポスト7前方のスペース内に収容され、給油口42がレッグシールド8の例えば左上部に配置されると共に、燃料タンク30の前方、レッグシールド8の前面には衝撃吸収部材としての荷物搭載用バスケット43が設けられる。
ところで、DMFCユニット28は車体カバー6によって覆っているため、車体カバー6内に冷却ファン40によって強制的に排出されるラジエター37からの排熱風(温風)がこもりやすい。
図6は、本発明が適用された小型電動車両としての電動四輪車の第二実施形態を示す左側面図である。また、図7は図6に示す電動四輪車の平面図である。なお、第一実施形態に示された電動四輪車1と同一の構成部材には同じ符号を付して説明を省略する。
図6および図7に示すように、この電動四輪車51はラジエター37からの排熱風を車体カバー6の外部に導く排気ダクト52を備える。排気ダクト52は、ラジエター37の冷却ファン40に接続されて一旦上方に向かって延び、運転シート14の下方で折曲されて車両の側部、本実施形態においてはラジエター37が配置された車両の左側を後方に向かって略水平に延びた後、運転シート14の後方で車両の幅方向に延びてその後部に排気口53が形成される。また、この排気口53は運転シート14の下端部と車体カバー6の上端部との間を後方に向かって開口するように配設される。
図8は、本発明が適用された小型電動車両としての電動四輪車の第三実施形態を示す左側面図である。また、図9は図8に示す電動四輪車の平面図である。さらに、図10は図9のX矢視図である。なお、第一実施形態に示された電動四輪車1と同一の構成部材には同じ符号を付して説明を省略する。
図8、図9および図10に示すように、この電動四輪車61も第二実施形態に示す電動四輪車51同様、ラジエター37からの排熱風を車体の後部に設けられた排気口62から車体カバー6の外部に導く排気ダクト63を備える。加えて、この電動四輪車61にはラジエター37からの排熱風を車体の前部に導く排気ダクト64が備えられる。
この排熱風を車体の前部に導く排気ダクト64は、他方の排気ダクト63の例えばラジエター37の冷却ファン40から上方に向かって延びる部位から分岐するように設けられ、運転シート14前下部の車体カバー6の前面に向かって延びると共に、車体カバー6の前面に形成されるこの排気ダクト64の排気口65には開閉操作可能な遮断装置、例えばルーバー式のゲート66が設けられる。
図11は、本発明が適用された小型電動車両としての電動四輪車の第四実施形態を示す左側面図である。また、図12は図11に示す電動四輪車の平面図である。なお、第一実施形態に示された電動四輪車1と同一の構成部材には同じ符号を付して説明を省略する。
図11および図12に示すように、この電動四輪車71も第二実施形態に示す電動四輪車51同様、ラジエター37からの排熱風を車体の後部に設けられた排気口72から車体カバー6の外部に導く排気ダクト73を備える。加えて、この電動四輪車71にはラジエター37からの排熱風をラジエター37の上方に導く排気ダクト74が備えられる。
この排熱風をラジエター37の上方に導く排気ダクト74は運転シート14の着座部下面に向かって開口し、この着座部の略全面に亘って配設される排気口75が備えられると共に、この排気ダクト74の途中には開閉操作可能な遮断装置76が設けられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ラジエター37からの排熱風を車体カバー6の外部に導く排気ダクト52の排気口53を運転シート14の下端部と車体カバー6の上端部との間を後方に向かって開口するように配設したことにより、排熱風を車両の後方に出すので乗員や周囲の歩行者等に排熱風が直接当たることが無い。また、外観性も良好に保てる。
さらに、通常は外部にただ排出する(捨てる)のみであった排熱風を車体の前部に導く排気ダクト64や上方に導く排気ダクト74を設けて乗員の足元や運転シート14の着座部下面に排熱風を導くように構成したことにより、この排熱風の熱を冬場に暖房として利用でき、エネルギー効率が向上する。
また、排気ダクト64の排気口65および排気ダクト74の排気口75にはそれぞれ開閉操作可能な遮断装置66および遮断装置76を設けたので、夏場等暖房が不要なときは排熱風の吹き出しを遮断できる。
さらに、ラジエター37を、車体の側面に沿うように配設したことにより、その前後方向および上下に配設される排気ダクト52,63,64,73,74を短くでき、全体をコンパクト化することができる。
本発明に係る燃料電池搭載の小型電動車両の第一実施形態を示す電動四輪車の左側面図。 図1に示す電動四輪車の左側面図。 図1に示す電動四輪車の平面図。 図1に示す電動四輪車の斜視図。 ダイレクトメタノール型燃料電池ユニット(DMFCユニット)のフロー図。 本発明に係る燃料電池搭載の小型電動車両の第二実施形態を示す電動四輪車の左側面図。 図6に示す電動四輪車の平面図。 本発明に係る燃料電池搭載の小型電動車両の第三実施形態を示す電動四輪車の左側面図。 図8に示す電動四輪車の平面図。 図9のX矢視図。 本発明に係る燃料電池搭載の小型電動車両の第四実施形態を示す電動四輪車の左側面図。 図11に示す電動四輪車の平面図。
符号の説明
1,51,61,71 電動四輪車(小型電動車両)
4 車体フレーム
6 車体カバー
14 運転シート
28 DMFCユニット(燃料電池ユニット)
37 ラジエター
40 冷却ファン
52,63,64,73,74 排気ダクト
53,62,65,72,75 排気口
66,76 遮断装置

Claims (3)

  1. 車体フレーム後部に設けられた運転シートの下部に燃料電池ユニットを搭載し、この燃料電池ユニットを車体カバーによって覆うと共に、上記燃料電池ユニットから供給される電力によって駆動される電動モータで車輪を駆動する小型電動車両において、前記運転シートは着座部と、この着座部の後端部から後上方に延設される背凭れ部とを備え、上記燃料電池ユニットを構成する燃料電池スタックを、上記運転シート下部の車体幅方向一側に搭載し、その燃料電池スタックの他側の開いたスペースに車体カバーの側面に沿って、上記燃料電池ユニットによる電気エネルギー生成時に排出される排気ガスを冷却するラジエターを備えると共に、上記燃料電池スタックと上記ラジエターとの間にラジエターの冷却ファンを配設する一方、上記冷却ファンによって排出される上記ラジエターからの排熱風を上記車体カバーの外部に導く排気ダクトを上記ラジエターから車体の後方に向かって延設、上記排気ダクトの排気口を上記運転シートの上記背凭れ部の後上端部よりも前方に位置する着座部の後下端部と上記車体カバーの上端部との間から後方に向かって開口するように配設したことを特徴とする燃料電池搭載の小型電動車両。
  2. 上記ラジエターからの排熱風を車体の前部に導く排気ダクトを備え、上記運転シート前下部の上記車体カバー前面に形成される上記排気ダクトの排気口に開閉操作可能な遮断装置を設けた請求項1記載の燃料電池搭載の小型電動車両。
  3. 上記ラジエターからの排熱風を車体の上部に導く排気ダクトを備える一方、この排気ダクトは上記運転シートの着座部下面に向かって開口し、この着座部の略全面に亘って配設される排気口を備えると共に、上記排気ダクトの途中に開閉操作可能な遮断装置を設けた請求項1または2記載の燃料電池搭載の小型電動車両。
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