JP4867198B2 - 液滴吐出記録装置及びテストパターン記録方法 - Google Patents

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Description

この発明は、搬送されている記録媒体に液滴を吐出して画像を記録する液滴吐出記録装置及び当該液滴吐出記録装置によるテストパターン記録方法に関するものである。
従来、圧電素子等によるアクチュエータを用いて、インク液が充填された圧力発生室を体積変化(膨張・収縮)させ、これによる内部の圧力変化によって前記圧力発生室に連通して形成されたノズルの先端からインク液滴を吐出させる液滴吐出ヘッドを備えたインクジェット記録装置(所謂インクジェットプリンタ)が知られている。また、インクジェット記録装置は、記録速度を高速化する傾向が強まっており、液滴吐出ヘッドを記録用紙幅以上に長尺化して記録用紙の全幅に体して一括して記録するものもある。
この種のインクジェット記録装置では、液滴吐出ヘッドにより記録用紙の全幅を一括して記録するため、ノズルの間隔により記録した画像の解像度が決まってしまう。このため、この種の液滴吐出ヘッドでは、記録した画像の解像度を高めるためにノズルの間隔を短くすることが求められており、液滴吐出ヘッドを複数のノズルユニットによって構成することにより、ノズルの間隔を短くして高密度化する方法が提案されている。
には、記録用紙Pの幅方向に沿って複数のノズルユニット202を配列して構成した液滴吐出ヘッド200の一例が示されている。
このノズルユニット202には、図に示すように、所定個(本実施の形態では150個)のノズル206を記録用紙Pの幅方向に沿って所定間隔PL毎に配列させたノズル列208が、所定数並列(同図に示す例では、4列)に設けられている。各ノズル列208は、長手方向に所定ノズル分(同図に示す例では、5ノズル分+PL/4)ずつずらして、ノズルユニット202の幅方向においてノズル列208の各ノズル206が他のノズル列208の各ノズル206の間に位置するように2次元状に配置されている。これにより、ノズルユニット202の中央部では、ノズル206の長手方向に対する間隔を実質的に狭めて高解像度化を図っている。
ところで、ノズルユニット202の両端部では、各ノズル列208のノズル206による記録領域が重ならず低解像度となってしまう部分がある。このため、液滴吐出ヘッド200(図参照)では、互いに隣接するノズルユニット202における一方のノズルユニット202の端部の各々のノズルの間に他方のノズルユニット202の端部のノズルが位置するように2段に位置し、互いに隣接したノズルユニット202の両端部のノズル206による記録領域を重複させて、両端部を1段目と2段目の2つのノズルユニット202で記録することにより高解像度化を図っている。
ところで、このような液滴吐出ヘッド200は、各ノズル206からインク液滴を吐出して各々ラインを記録する構成上、インク液滴を吐出しない不吐出のノズル206が発生すると画像品質が低下する。
このため、液滴吐出ヘッド200では、不吐出のノズル206が発生すると、ノズル206からインクを吸引させる吸引回復動作を行ってノズル206の吐出特性を回復させることもできるが、複数のノズルユニット202を配置して長尺化されている結果、ノズル206の数が多く、全てのノズル206で吸引回復動作を行うと、インクを大量に消費してしまう。
この問題を解決するためには、どのノズルユニット202に不吐出ノズルが発生したかを特定し、特定したノズルユニット202のみ吸引回復動作を行う必要がある。
インクジェット記録装置では、不吐出ノズルの特定方法として、記録用紙にテストパターンを記録して目視により不吐出ノズルを特定する方法が広く採用されており、特許文献1には、感熱紙の幅方向に1列に配列された複数の発熱抵抗体を備えた感熱ヘッドにおいて、感熱紙を移動させながら順次各発熱抵抗体から1点又は複数点ずつ順次記録して感熱紙に斜線を記録することで不良な発熱抵抗を特定する技術が記載されている。
これに対し、特許文献2には、不良ノズルを容易かつ正確に判定する技術として、記録用紙の移動方向に複数のノズルを1列に配列した液滴吐出ヘッドを記録用紙の幅方向に往復移動させて記録を行うインクジェット記録装置において、ノズルを連続した所定個毎に組に分け、組単位でそれぞれテストパターンを記録することにより、ノズルにより記録されたラインの位置を認識し易くする技術が記載されている。
特開昭57−163586号公報 特開平9−94950号公報
ところで、上述したような両端部と中央部のノズル206の間隔が異なるノズルユニット202を用いた液滴吐出ヘッド200によりテストパターンの記録を行うと、テストパターンが変形して記録される場合や、テストパターンが途切れて記録される場合があり、ノズル206が正常であるか否かを判別しづらい、という問題点があった。
すなわち、図に示すように、各ノズルユニット202のノズル206を、例えば、30個毎にA1組〜A20組に分け、各組の上端側のノズル206から1個ずつ順次インク液滴を吐出させ、各組で各々1本のライン(20組で20本のライン)のテストパターンを記録した場合、ノズルユニット202の両端部(A1組、A20組)は中央部に比べてノズル206の間隔が大きい箇所があるため、当該箇所ではインク液滴を吐出するノズル206を切り替えた際に記録されるラインのずれの幅が大きくなり、図1(A)に示すように、中央部で記録したテストパターンのラインに比べて両端部で記録したラインが変形してしまう。
また、図に示すように、中央部のノズル206の間隔を基本間隔(PL/4)とし、30個分のノズル間隔(PL×30/4)毎にB1〜B22組を分けて、各組の上端から基本間隔となる位置にノズル206がある場合に当該ノズル206からインク液滴を吐出させてテストパターンを記録した場合、両端部(B1組、B2組、B21組、B22組)では基本間隔毎にノズル206が無い部分があるため、図1(B)に示すように、ラインが途切れて記録されない部分が発生してしまう。
なお、特許文献1の技術は、ノズルの間隔が両端部と中央部で異なる場合を考慮していないため、テストパターンが変形して記録されることや、パターンが途切れて記録されることを防止することはできない。
また、特許文献2の技術は、ノズルの間隔が両端部と中央部で異なる場合を考慮しておらず、ノズルの重複を許してノズルの組を設定できない為、テストパターンが変形して記録されることや、パターンが途切れて記録されることを防止することはできない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、ノズルの異常を判別しやすいテストパターンを記録することができる液滴吐出記録装置及びテストパターン記録方法を提供することを目的とする。
求項1記載の発明に係る液滴吐出記録装置は、予め定められた搬送方向に搬送されている記録媒体に液滴を吐出して画像を記録すると共に、前記記録媒体にテストパターンを記録することのできる液滴吐出記録装置であって、各々前記液滴を吐出する複数のノズルが前記搬送方向の直交方向に対する中央部と両端部とで前記直交方向に対する間隔が異なるように配置されたノズルユニットと、前記ノズルユニットにおける前記複数のノズルの前記直交方向に対する最小の間隔を基本間隔として、前記ノズルユニットの前記直交方向に対する何れかのノズルの位置を基準とした前記基本間隔毎の各位置において、各々の位置から前記基本間隔の予め定められた整数倍の間隔となる位置を同一のグループに属するように複数のグループを設定し、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されている場合に当該ノズルを当該位置が属するグループに対応させ、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されていない場合に当該位置に最も近いノズルを他のグループと重複を許して当該位置が属するグループに対応させたグループ分けデータを作成する作成手段と、テストパターンの記録時に、前記作成手段により作成されたグループ分けデータにより示される各グループ毎に、対応するノズルから液滴を吐出させる制御を行う制御手段と、を備えている。
請求項2記載の発明に係るテストパターン記録方法は、予め定められた搬送方向に搬送されている記録媒体の搬送方向と直交する直交方向に対する中央部と両端部とで前記直交方向に対する間隔が異なるように液滴を吐出する複数のノズルを配置されたノズルユニットを備え、当該ノズルユニットの前記ノズルから液滴を吐出して画像を記録する液滴吐出記録装置のテストパターン記録方法であって、前記ノズルユニットにおける前記複数のノズルの前記直交方向に対する最小の間隔を基本間隔として、前記ノズルユニットの前記直交方向に対する何れかのノズルの位置を基準とした前記基本間隔毎の各位置において、各々の位置から前記基本間隔の予め定められた整数倍の間隔となる位置を同一のグループに属するように複数のグループを設定し、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されている場合に当該ノズルを当該位置が属するグループに対応させ、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されていない場合に当該位置に最も近いノズルを他のグループと重複を許して当該位置が属するグループに対応させたグループ分けデータを作成し、テストパターンの記録時に、前記作成手段により作成されたグループ分けデータにより示される各グループ毎に、対応するノズルから液滴を吐出させる制御を行う。
以上説明したように、本発明によれば、中央部で記録したテストパターンのラインに比べて両端部でのラインの変形を抑えることができる。また、両端部でテストパターンが途切れて記録されることを防止できる。よって、ノズルの異常を判別しやすいテストパターンを記録することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1には、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の全体構成が示されている。
インクジェット記録装置10は、インクを吐出して画像を記録する記録ヘッドアレイ12を備えている。記録ヘッドアレイ12は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色に対応して4つの液滴吐出ヘッド200C、200M、200Y、200Kから構成されている。なお、以下の説明では、各色を区別する場合に符号に各色に対応する頭文字を付加し、特に区別しない場合には各色に対応する頭文字を省略して説明する。
各液滴吐出ヘッド200は、記録領域が記録用紙Pの幅以上ある長尺ヘッドとされている。なお、液滴吐出ヘッド200の構成は従来技術で記述した図及び図と同様であるため、詳細な説明を省略する
各液滴吐出ヘッド200に対応してインクタンク16C、16M、16Y、16Kが設けられている。インクタンク16に貯蔵されたインク液は、図示しない配管を通して各色に対応する液滴吐出ヘッド200に供給される。
記録ヘッドアレイ12の近傍には、各液滴吐出ヘッド200のインクの詰まりを防止するための清掃や、インクの詰まりが発生した際に吸引回復動作等を行うメンテナンスユニット15が、各液滴吐出ヘッド200に対応して設けられている。
メンテナンスユニット15は、画像記録時には、図1に示すように、記録ヘッドアレイ12の両側に位置し、メンテナンス時には、図2に示すように、記録ヘッドアレイ12の各ノズルに対向する位置に移動するように構成されている。なお、メンテナンスユニット15の構成はこれに限るものではなく、メンテナンス時に、記録ヘッドアレイ12の各ノズルに対向可能に配置できればよく、他の構成とすることもできる。
また、インクジェット記録装置10は、記録用紙Pを格納する給紙トレイ18を備えており、給紙トレイ18から供給された記録用紙Pは、複数のローラ対20によって搬送されて、記録ヘッドアレイ12へ供給される。記録ヘッドアレイ12に対向する位置には、ローラ22A、22Bに巻き掛けられた無端ベルト状搬送体24が設けられており、ローラ22A、22Bの回転によって無端ベルト状搬送体24が回転し、複数のローラ対20によって搬送されてきた記録用紙Pが、無端ベルト状搬送体24により記録ヘッドアレイ12に対向する位置まで搬送される。
ローラ22Aに対向する位置には、吸着ローラ26が設けられている。複数のローラ対20によって搬送されてきた記録用紙Pは、吸着ローラ26から電荷を与えられると共に無端ベルト状搬送体24に押圧されることで、無端ベルト状搬送体24に吸着される。
無端ベルト状搬送体24の記録用紙P搬送方向下流側には、複数のローラ対28及び搬送ローラ30が設けられている。記録ヘッドアレイ12によって画像が記録された記録用紙Pは、これら複数のローラ対28及び搬送ローラ30により搬送され、排紙トレイ32に排出される。
また、インクジェット記録装置10は、両面記録用の反転パス33を備えている。反転パス33は、複数のローラ対35で構成されており、記録ヘッドアレイ12により片面に画像が記録された記録用紙Pが、反転パス33で反転されて再び記録ヘッドアレイ12に対向する位置まで搬送される。これにより、記録用紙Pの両面に画像を記録することが可能となる。
図3には、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の構成が示されている。
インクジェット記録装置10は、全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、装置全体を制御する制御プログラムを含む各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM42と、図示しないネットワーク等の通信媒体を介して端末装置80と接続され、当該端末装置80から記録用紙Pに記録する画像データの受信する通信インターフェース44と、受信した画像データをCMYK色の画像データに変換するデータ変換部46と、CMYK色の、例えば、256階調等の比較的高階調のデータをハーフトーン処理等により液滴吐出ヘッド200により記録可能な所定の階調数の画像データに変換する画像処理部48と、を備えている。
なお、データ変換部46には、色補正用のLUT(ルックアップテーブル)が記憶されており、画像データをCMYK色の画像データに変換すると共にインクの特性に応じた色補正や濃度補正などの色補正処理を行う。
また、画像処理部48では、ハーフトーン処理の手法として、例えば、ディザ法や誤差拡散法等を用いることができ、GYMCKの各色毎にハーフトーン処理が行われる。
一方、インクジェット記録装置10は、画像処理部48により変換された画像データに基づき、各液滴吐出ヘッド200の各ノズル206のインクの吐出量を定めた記録データを作成する記録データ作成部50と、作成された記録データや各種データ等を一時的に記憶するRAM52と、RAM52に記憶された記録データを読み込み、液滴吐出ヘッド200の各ノズル206に対応する圧電素子への駆動信号の出力を制御するヘッド制御部54と、各ローラを回転駆動させる図示しないモータを制御して記録用紙Pの搬送を制御する搬送制御部56と、を備えている。
なお、記録データ作成部50は、画像処理された画像データを各液滴吐出ヘッド200の各ノズル206の配列を考慮してヘッド制御部54において読み込み可能なデータ構造に変換し、ヘッド制御部54から読み出される記録順序にデータを並び替えたYMCKの記録データをRAM52に記憶させる。
また、ヘッド制御部54は、YMCKの各記録データに基づいて液滴吐出ヘッド200の各ノズル206に対応した圧電素子に対して駆動信号を個々に出力し、ノズル206から吐出されるインク液滴の量を制御する。
これらCPU40、ROM42、RAM52、データ変換部46、画像処理部48、通信インターフェース44、ヘッド制御部54、搬送制御部56、及び記録データ作成部50は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、ROM42及びRAM52へのアクセスと、データ変換部46、画像処理部48及び記録データ作成部50によるデータ処理の制御と、ヘッド制御部54及び搬送制御部56を制御しての記録用紙Pへの記録処理の制御と、を各々行うことができる。
ところで、本実施の形態に係るインクジェット記録装置10は、インクを吐出しない不吐出ノズルを特定するため、各液滴吐出ヘッド200から記録用紙Pにテストパターンを記録することが可能となっている。
インクジェット記録装置10では、ネットワークを介して、あるいは図示しない操作パネル等からテストパターンの記録が指示されると、CPU40が記録データ作成部50に対してテストパターン用のデータの作成を指示する。記録データ作成部50は、各液滴吐出ヘッド200のノズルユニット202毎に後述するグループ分け処理を行い、ノズルユニット202の最小のノズルの間隔を基本間隔BLとし、ノズルユニット202の基本間隔BL毎の各位置を記録予定位置として、各々の記録予定位置から基本間隔BLの予め定められた整数倍の間隔となる記録予定位置を同一のグループに属するように複数のグループを設定し、複数のグループの各々に属する記録予定位置にノズル206が配置されている場合に当該ノズル206を当該グループに対応させ、前記複数のグループの各々に属する記録予定位置にノズル206が配置されていない場合に何れか1つのノズル206(本実施の形態では、記録予定位置に最も近いノズル206)を他のグループと重複を許して当該グループに対応させたグループ分けデータを作成する。
ヘッド制御部54は、作成されたグループ分けデータに基づいて各ノズルユニット202のノズル206からテストパターンの記録を行う。
図4には、記録データ作成部50により実行されるグループ分け処理の流れを示すフローチャ−トが示されている。
同図のステップ100では、処理対象とするノズルユニット202のノズル206配列状態から全幅方向における最短のノズル間隔を導出する。この最短のノズル間隔が処理対象とするノズルユニット202のテストパターンにおける基本間隔BLとなる。
例えば、本実施の形態に係るノズルユニット202では、図5に示すように、ノズル列208のノズル206が所定間隔PL毎に配列され、ノズル列208が4列並列に設けられているため、全幅方向における最短のノズル間隔はPL/4であり、基本間隔BLはPL/4となる。
次のステップ102では、図5に示すように、何れかのノズル(本実施の形態では、上端のノズル206A)の位置を基準として全幅方向に沿ってノズル206が配置された領域の基本間隔BL毎の位置を記録予定位置とし、また、ノズル206が配置された領域の全幅方向に沿って幅を基本間隔BLで割ることにより記録予定位置数Kを算出する。なお、本実施の形態に係るノズルユニット202では、ノズル領域にノズル206数が150個のノズル列208を4列並列に各列を5ノズル+PL/4分ずつずらし設けており、基本間隔BLがPL/4であるため、記録予定位置数Kは660となる(ノズルユニット202の上端ノズルと下端ノズルの距離=149PL+(5PL+PL/4)×3=659PL/4、記録予定位置数K=ノズルユニット202の上端ノズルと下端ノズルの距離/BL+1=660)。
次のステップ104では、記録予定位置数Kをテストパターンとして記録するライン数N(本実施の形態では、22)で割ることにより1ラインの記録で用いる記録予定位置数を求め、当該記録予定位置数をグループ数Mとする。本実施の形態に係るノズルユニット202では、記録予定位置数Kが660であり、ライン数Nが22であるため、1ラインの記録で用いる記録予定位置数が30(=660/22)となり、グループ数Mは30となる。なお、このライン数Nは、視認性の観点から記録したテストパターンの1ラインを記録する領域の幅が0.4mm以上となり、また、記録予定位置数Kを割った際に割り切れる値となるように設定することが好ましく、ノズルユニット202の記録予定位置数Kと基本間隔PL/4とに応じた適切な値として予めROM42に設定されている。
次のステップ106では、記録位置カウンタGを1に初期化し、次にステップ108では、グループ数カウンタHを1に初期化する。
次のステップ110では、記録予定位置数が記録位置カウンタGの記録予定位置にノズル206が配置されている否かを判定し、肯定判定であった場合はステップ112へ移行し、否定判定であった場合はステップ114へ移行する。例えば、図5の記録位置カウンタGが「1」の記録予定位置にはノズル206Aが配置されているため、ステップ110は肯定判定となるが、記録位置カウンタGが「2」の記録予定位置はノズル206が配置されて無いため、ステップ110は否定判定となる。
ステップ112では、当該記録位置カウンタGの記録予定位置に配置されているノズル206をグループHに対応させ、グループ分けデータとしてRAM52に記憶する。例えば、図5の記録位置カウンタGが「1」の記録予定位置はノズル206Aが配置されているため、ノズル206Aをグループ「1」に対応させて記録する。
一方、ステップ114では、当該記録位置カウンタGの記録予定位置にノズル206が配置されていないため、当該最も近いノズル206をグループHに対応させ、グループ分けデータとしてRAM52に記憶する。例えば、図5の記録位置カウンタGが「2」の位置に最も近いノズルはノズル206Aであるため、ノズル206Aをグループ「2」に対応させて記憶する。
よって、ノズル206Aは、グループ「1」及び「2」に重複して記憶されることとなる。なお、最も近いノズル206が複数ある場合、本実施の形態では、図5の上端側のノズル206を対応するノズル206とするが、これに限定するものではなく、何れか一方のノズル206を対応するノズル206とすればよい。
次のステップ116では、記録位置カウンタGが記録予定位置数Kと等しいか否かを判定し、否定判定の場合はステップ118へ移行し、肯定判定となった場合は本グループ分け処理が終了となる。すなわち、肯定判定の場合、ノズルユニット202の全ノズル206に対して対応するグループ分けが終了したため処理終了となる。
次のステップ118では、グループ数カウンタHがグループ数Mと等しくなったか否かを判定し、肯定判定であった場合はステップ120へ移行して記録位置カウンタGをインクリメントした後に再度ステップ108へ移行し、否定判定であった場合はステップ122へ移行して記録位置カウンタG及びグループ数カウンタHを共にインクリメントした後に再度ステップ110へ移行する。例えば、図5の記録位置カウンタGが「29」の位置ではグループHが「29」であるため、ステップ118は否定判定となって、ステップ122において記録位置カウンタG及びグループ数カウンタHを共にインクリメントした後に再度ステップ110へ移行する。また、記録位置カウンタGが「30」の位置ではグループHが「30」であるため、ステップ118は肯定判定となり、ステップ120において記録位置カウンタGをインクリメントした後に再度上述したステップ108においてグループ数カウンタHが1に初期化されて処理が継続される。
このように、本実施の形態に係る本グループ分け処理によれば、図5に示すように、ノズルユニット202の各記録予定位置に1〜30の何れかのグループとの対応付けが設定される。そして、各記録予定位置に設定されたグループに当該記録予定位置に最も近いノズル206を対応させたグループ分けデータが作成される。
グループ分けデータの作成が終了すると、CPU40は、記録用紙Pの搬送を開始すると共にヘッド制御部54を制御し、記録ヘッドアレイ12の1段目のノズルユニット202に対して以下のテストパターン記録処理を行って各ノズル206から順次インク液滴を吐出させて記録用紙Pにテストパターンの記録を行い、次いで、2段目のノズルユニット202に対して同様に以下のテストパターン記録処理を行って各ノズル206から順次インク液滴を吐出させてテストパターンの記録を行う。
図6には、本実施の形態に係るテストパターン記録処理の流れを示すフローチャ−トが示されている。
同図のステップ150では、グループ数カウンタHを1に初期化する。
次のステップ152では、各ノズルユニット202のグループ数カウンタHのグループに対応する各ノズル206の圧電素子に駆動信号を出力して一定時間インク液滴を吐出させる。
これにより、図7に示すように、記録用紙Pには、同じグループに対応するノズル206から吐出されたインク液滴によるラインが記録される。
次のステップ154では、全てのグループでインクの吐出が終了したか否かを判定し、否定判定であった場合はステップ156へ移行してグループ数カウンタHをインクリメントした後に再度ステップ152へ移行し、肯定判定であった場合はテストパターン記録処理が終了となる。
このように、本実施の形態に係る本テストパターン記録処理によれば、上述したグループ分け処理によりノズル206の両端部では、記録予定位置に最も近いノズル206がグループに対応づけられているため、例えば、グループ1及びグループ2では共に、ノズル206A(図5参照)からインク液滴が吐出される。これにより、中央部で記録したテストパターンのラインに比べて両端部でのラインの変形を抑えることができ、テストパターンから液滴吐出ヘッド200からノズル206の異常を判別しやすくなる。
以上のように実施の形態によれば、予め定められた搬送方向に搬送されている記録媒体(ここでは、記録用紙P)の搬送方向と直交する直交方向に対する中央部と両端部とで前記直交方向に対する間隔が異なるように各々液滴を吐出する複数のノズルが配置されたノズルユニットを備えており、作成手段(ここでは、記録データ作成部50)により、前記ノズルユニットにおける前記複数のノズルの前記直交方向に対する最小の間隔を基本間隔として、前記ノズルユニットの前記直交方向に対する何れかのノズルの位置を基準とした前記基本間隔毎の各位置において、各々の位置から前記基本間隔の予め定められた整数倍の間隔となる位置を同一のグループに属するように複数のグループを設定し、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されている場合に当該ノズルを当該位置が属するグループに対応させ、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されていない場合に何れか1つのノズルを他のグループと重複を許して当該位置が属するグループに対応させたグループ分けデータが作成され、制御手段(ここでは、ヘッド制御部54)により、テストパターンの記録時に、前記作成手段により作成されたグループ分けデータにより示される各グループ毎に、対応するノズルから液滴を吐出させる制御が行われるので、中央部で記録したテストパターンのラインに比べて両端部でのラインの変形を抑えることができる。
また、実施の形態によれば、前記作成手段は、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されていない場合に当該位置に最も近いノズルを当該位置が属するグループに対応させたグループ分けデータを作成するものとしているので、中央部で記録したテストパターンのラインに比べて両端部でのラインの変形を小さく抑えることができる。
なお、実施の形態では、記録データ作成部50において、グループ分けデータを生成することにより取得する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、グループ分けデータをROM42等の記憶手段に予め記憶させておき、記録データ作成部50から読み込みことにより取得するものとしてもよい。この場合、グループ分けデータを生成する必要がなくなり、処理が軽減される。
また、実施の形態では、ノズルユニット202は、ノズル206の間隔が両端部で中央部よりも大きく部分がある場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、中央部で両端部よりも大きい部分があるものであってもよい。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、実施の形態では、複数のライン状のテストパターンを記録する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インク液の不吐出のノズルを特定できるパターンであればいずれのようなパターンであってもよい。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、実施形態では、インクジェット記録装置10は、記録媒体上へ画像(文字を含む)を記録するものであったが、本発明のインクジェット記録装置10は、これに限定されるものではない。すなわち、記録媒体は記録用紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば半導体や液晶表示器等のパターン形成のためにシート状の基板に液滴を吐出するパターン形成装置等の他の液滴吐出記録装置にも適用することができる
その他、実施の形態で説明したインクジェット記録装置10及び液滴吐出ヘッドの構成及び(図1〜図3、図、図照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明したグループ分け処理、テストパターン記録処理の流れ(図4、図6参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
施の形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す概略図である。 施の形態に係るインクジェット記録装置のメンテナンス時の配置構成を示す概略図である。 施の形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の構成が示されている。 施の形態に係るグループ分け処理の流れを示すフローチャートである。 ノズルユニットに割り当てた記録予定位置及びグループ数を示す概念図である。 施の形態に係るテストパターン記録処理の流れを示すフローチャ−トである。 施の形態に係るテストパターン記録処理により記録されたテストパターンを示す図である。 滴吐出ヘッドの全体構成を示す図である。 ノズルユニットの詳細な構成を示す図である。 滴吐出ヘッドにより記録されたテストパターンを示す図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置
50 記録データ作成部
54 ヘッド制御部
200 液滴吐出ヘッド
202 ノズルユニット
206 ノズル

Claims (2)

  1. 予め定められた搬送方向に搬送されている記録媒体に液滴を吐出して画像を記録すると共に、前記記録媒体にテストパターンを記録することのできる液滴吐出記録装置であって、
    各々前記液滴を吐出する複数のノズルが前記搬送方向の直交方向に対する中央部と両端部とで前記直交方向に対する間隔が異なるように配置されたノズルユニットと、
    前記ノズルユニットにおける前記複数のノズルの前記直交方向に対する最小の間隔を基本間隔として、前記ノズルユニットの前記直交方向に対する何れかのノズルの位置を基準とした前記基本間隔毎の各位置において、各々の位置から前記基本間隔の予め定められた整数倍の間隔となる位置を同一のグループに属するように複数のグループを設定し、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されている場合に当該ノズルを当該位置が属するグループに対応させ、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されていない場合に当該位置に最も近いノズルを他のグループと重複を許して当該位置が属するグループに対応させたグループ分けデータを作成する作成手段と、
    テストパターンの記録時に、前記作成手段により作成されたグループ分けデータにより示される各グループ毎に、対応するノズルから液滴を吐出させる制御を行う制御手段と、
    を備えた液滴吐出記録装置。
  2. 予め定められた搬送方向に搬送されている記録媒体の搬送方向と直交する直交方向に対する中央部と両端部とで前記直交方向に対する間隔が異なるように液滴を吐出する複数のノズルを配置されたノズルユニットを備え、当該ノズルユニットの前記ノズルから液滴を吐出して画像を記録する液滴吐出記録装置のテストパターン記録方法であって、
    前記ノズルユニットにおける前記複数のノズルの前記直交方向に対する最小の間隔を基本間隔として、前記ノズルユニットの前記直交方向に対する何れかのノズルの位置を基準とした前記基本間隔毎の各位置において、各々の位置から前記基本間隔の予め定められた整数倍の間隔となる位置を同一のグループに属するように複数のグループを設定し、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されている場合に当該ノズルを当該位置が属するグループに対応させ、前記複数のグループの各々に属する位置にノズルが配置されていない場合に当該位置に最も近いノズルを他のグループと重複を許して当該位置が属するグループに対応させたグループ分けデータを作成し、
    テストパターンの記録時に、前記作成手段により作成されたグループ分けデータにより示される各グループ毎に、対応するノズルから液滴を吐出させる制御を行う、
    テストパターン記録方法。
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