JP4863482B2 - 記録装置及びその制御方法、記録ヘッドの制御回路及び記録ヘッドの駆動方法 - Google Patents

記録装置及びその制御方法、記録ヘッドの制御回路及び記録ヘッドの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録装置及びその制御方法、記録ヘッドの制御回路及び記録ヘッドの駆動方法に関するものである。
より詳しくは、この記録装置の記録ヘッドは、第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する。
近年、パーソナルコンピュータの発展に伴い、記録装置の技術も飛躍的に進化して来ている。記録装置は画像情報に基づいて、記録用紙上に画像を記録していくよう構成されている。
最近、最も注目されている記録装置の記録方式は、インクジェット方式の記録方式である。インクジェット記録方式は記録ヘッドから記録用紙にインクを吐出させて記録を行う方法である。その長所は、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニングコスト、静粛性等、様々な点で他の記録方式よりも優れている点にある。
このインクジェット記録方式のインク滴の吐出エネルギーとしては、熱エネルギーを発生する電気熱変換素子を用いた方法が知られている。この方法は、インクジェット記録ヘッドに配置された微小なノズルから微小なインク滴を吐出させ、紙等の記録媒体に対して記録を行うものである。
一般に、インク滴を形成するための駆動系と、この駆動系に対してインクを供給する供給系とから構成される電気熱変換素子を用いたインクジェット記録ヘッドは、電気熱変換素子を加圧室内に設けている。そして、この電気熱変換素子に、記録信号となる電気パルスを与えることによりインクに熱エネルギーを与え、この時のインクの急激な相変化、つまり気化により生じる気泡圧力をインク滴の吐出に利用したものである。
インクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドと略称する)のノズルの吐出には通常、ノズルの時分割駆動が用いられる。時分割駆動とは、インクの供給速度と安定性を向上させ、吐出に必要な平均電力を下げることができる。一般的には一列に設けられた複数のノズルを、いくつかのノズル群に分け、それぞれのノズル群ごとに異なるタイミングで駆動させるものである。
時分割駆動に関しては、例えば、特許文献1で提案されている。例えば、図2のタイミングでノズルを駆動させる時分割駆動がある。これは一列のノズル列(以後、一列のノズル列を1カラムと呼ぶ)を隣接する16ノズル毎に分割し、その連続する16ノズルは異なる16のタイミングで駆動させるものである。
言い換えれば、16ノズル毎に同じタイミングで駆動するノズルが存在することになる。この16ノズル毎にグループにしたものをブロックと呼ぶ。このブロック毎に順次複数のノズルの駆動を行う方法を時分割駆動という。図中aはノズル列の分割を示しており、bは連続する16ノズルの吐出タイミングを示している。
縦軸は1カラム中のノズル位置、横軸は時間であって、ノズル1からノズル16まで順番に駆動される。記録中は記録ヘッドは連続して移動しているので、結果としてノズル1〜16によって記録されたドットが、bのように空間的に配置される。また、ノズル1が駆動される時にはそのブロックを構成する16ノズル毎の同一ブロックであるノズル17、33、49、...が駆動される。
尚、上記説明では時分割駆動の理解を容易にするために、1〜16ノズルが順番に駆動されるように記載したが、実際の時分割駆動においてはノズルは予め定められた駆動順序テーブルに基づいて分散させて駆動を行う。これにより、時分割駆動内で1〜16ノズル中の隣接のノズルの影響を抑制することができる。
一方、より高精彩の画質を再現するために、図3のように、カラー(マゼンタ、イエロー、シアン)ヘッドの各色が大ノズル列と小ノズル列から構成されている記録ヘッドを使用することが主流となっている。この記録ヘッドの場合、大ノズル列から吐出される大インク滴と小ノズル滴から吐出される小インクを組み合わせて良好な画像を得ることができる。
例えば、特許文献2では、複数の大きさのインク滴を1走査のみで順次異なるように、または走査毎に異なるように吐出できる吐出口を有するインクジェットヘッドを用いて記録を行うインクジェットプリンタを開示している。
この特許文献2では、このインクジェットプリンタにおいて、インク滴の吐出タイミングをずらすことを提案している。言い換えれば、大ノズルから吐出される大インク滴と小ノズルから吐出される小インク滴を、インクジェットヘッドを記録用紙に対して相対的にずらして、複数の大きさのインク滴を互いに補えるように駆動することを提案している。
特開2000−071433 特開平08−183179
昨今では、インクジェットプリンタの低価格が進み、記録ヘッドも低コストが求められている。そこで、記録ヘッド内部のシフトレジスタ等のロジック回路と駆動回路を簡略化するために、カラーヘッド各色の大ノズル列と小ノズル列の駆動信号と、両者のヒートパルス信号が共通信号である構成を持つ記録ヘッドが、低価格プリンタには用いられている。
具体的には、図4に示す記録ヘッド駆動データ中の特定のbit、ここではbit16(SEL)のように、記録ヘッド駆動データ中の、あるビットの論理によって大ノズル列、もしくは小ノズル列を選択するビットを設定している。そして、そのビットの状態により大ノズル列、または小ノズル列を選択駆動する。
ここで、ヒートパルス信号が大ノズル列と小ノズル列で共通であるため、ある色が小ノズル列、他の色が大ノズル列といった組み合わせは選択できない。これは、大ノズル列と小ノズル列でヒートパルスの時間を異ならせているためである。これは、大ノズル列に適したヒートパルスを小ノズル列に与えると小ノズル列に対応するインク吐出用のヒーターを破壊する恐れがあるからである。
このような理由から、大ノズル列と小ノズル列の駆動信号と、両者のヒートパルス信号が共通構成からなるカラーヘッドにおいては、1走査中に大ノズル列と小ノズル列を吐出するには大ノズル列と小ノズル列を交互にトグルさせて順次駆動させる必要がある。
従来から行われている大ノズル列と小ノズル列のトグル記録は1カラム毎、つまり、ノズル列単位で行われていた。図5は、まず、大ノズル列のノズルが駆動し、次に小ノズル列のノズルが駆動することで、ドットが記録する様子を模式的に示した図である。この図5について補足すると、大ノズル列のノズルの駆動では、ノズルL0からノズルL15が順に駆動する。小ノズル列のノズルの駆動についても、ノズルS0からS15までが順に駆動する。
ここで、ノズルとブロックの関係を説明すると、ノズルL0は大ノズル列のブロック0のノズルである。ノズルL1は大ノズル列のブロック1のノズルである。以下同様に、ノズルL15は大ノズル列のブロック15のノズルである。小ノズル列についてのノズルとブロックの関係も、大ノズル列と同様である。図は0から15までのブロックを順番に駆動されているように記載されているが、実際の駆動ブロック順序は、駆動順序テーブルにより、隣接ブロックが連続して動作しないように分散指定を行う。
図5のように、1200dpi間隔内で1カラムを構成する0〜15ブロックは、大ノズル列もしくは小ノズル列の駆動解像度内で全てのノズルの駆動を行う。このように、大ノズル列と小ノズル列をノズル列単位で切り替えて駆動する方法を「カラムトグル記録」という。
この方法によれば、記録データをカラム単位で切り替えるため、後述するノズルデータをラッチするバッファは大ノズル列、小ノズル列で共通使用する構成で良く、カラムトグル記録を行うことによる回路規模はそれほど増加することはない。
しかしながら、高画質記録モードに対しても高速記録が市場から求められるようになり、カラーヘッドのノズル数は増加を続けている。カラム毎に大ノズル列と小ノズル列を切り替える場合、大ノズル列側のインクの吐出量と小ノズル列側のインクの吐出量は、ノズル数が増加する程、両者の差は大きくなる。ここで、大ノズル列と小ノズル列からなるノズルの概略構造を図6に、かつ、そのX方向からの断面構造を図7に示す。
図6では、インクを吐出する複数のノズル1と、これらノズル1が開口する複数のインク室2と、これらインク室2にインクを供給するための細長い共通インク室3とが形成されている。大ノズル列と小ノズル列は、共通インク室3を中心として2つに分割されている。そのため、カラム単位で大ノズル列と小ノズル列を切り替えて駆動するカラムトグル記録の場合、大ノズル列側のインクの吐出量と小ノズル列側のインクの吐出量に差が生じる。これのために、共通インク室3内のインクに片寄りが生じ、結果的にインク室2にインクがリフィルされずに不吐出になりうる可能性が高くなった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、記録ヘッドの吐出安定性を向上することができる記録装置及びその制御方法、記録ヘッドの制御回路及びその駆動方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による記録装置は以下の構成を備える。即ち、
第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録装置であって、
前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動手段と、
予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動手段が駆動する対象のブロックを選択する選択手段と、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択手段を制御する制御手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による記録装置は以下の構成を備える。即ち、
第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録装置であって、
前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動手段と、
予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動手段が駆動する対象のブロックを選択する選択手段と、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列からブロック交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択する第1の選択モードと、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列を交互に選択する第2の選択モードを備える制御手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による記録装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドにおいて、前記第1及び第2ノズルから液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドの駆動制御を行う記録装置の制御方法であって、
前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動工程と、
予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動工程が駆動する対象のブロックを選択する選択工程と、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択工程を制御する制御工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による制御回路は以下の構成を備える。即ち、
第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドの制御回路であって、
前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動手段と、
予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動手段が駆動する対象のブロックを選択する選択手段と、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択手段を制御する制御手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による記録ヘッドの駆動方法は以下の構成を備える。即ち、
第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドにおいて、前記第1及び第2ノズルから液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドの駆動方法であって、
前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動工程と、
予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動工程が駆動する対象のブロックを選択する選択工程と、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択工程を制御する制御工程と
を備える。
本発明によれば、記録ヘッドの吐出安定性を向上することができる記録装置及びその制御方法、記録ヘッドの制御回路及びその駆動方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
尚、本明細書において、「記録」(あるいは「印刷」とも言う場合がある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみではない。これに加えて、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚しうるように顕在化したものであるか否かを問わず、記録媒体上に液体を付与することによって広く画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も言うものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられている紙のみならず、広く布、プラスチックフィルム、金属板等、記録ヘッドによって吐出されるインクを受容可能なものも言うものとする。
さらに「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって画像、模様、パターン等の形成、または記録媒体の加工に供されうる液体を言うものとする。
図9は本発明の実施形態に適用可能なインクジェットプリンタの斜視図である。
インクジェットプリンタ4(以下、プリンタ4と略称する)において、その機能部品を大きく分類すると、キャリッジ5、タイミングベルト6、搬送ローラ7、排紙ローラ8、クリーニングユニット9、キャリッジモータ10、プラテン11から構成される。
キャリッジモータ10のシャフトに取り付けられたプーリと、それと対称位置にあるプーリに張架されたタイミングベルト6の一部がキャリッジ5に接続されており、キャリッジモータ10の駆動力を伝達する。また、排紙ローラ8は、プラテン11上の記録媒体に適度なテンションを加えるために、搬送ローラ7に比べて若干、早めに回転するように設定されている。
次に、キャリッジ5の裏面の構造について、図10を用いて説明する。
図10は本発明の実施形態のキャリッジの裏面の構造を示す図である。
キャリッジ5は、シャフト軸12に支持されて、左右に移動することができる。また、キャリッジ5の裏面には、スケーラー13を読み取るエンコーダー14が設置されている。
エンコーダー14は、プリンタ4に延在して設けられたスケーラー13をキャリッジ5の移動と共に読み取る。そして、プリンタ4は、エンコーダー14によって、キャリッジ5の変位量を逐次観測し、その情報に基づいてキャリッジモータ10のフィードバック制御を行う。また、キャリッジ5に搭載される記録ヘッドを駆動するタイミング情報もエンコーダー14の位置情報を基に生成する。
次に、プリンタ4の各種動作を制御するための制御回路について、図11を用いて説明する。
図11は本発明の実施形態のプリンタの制御回路の全体構成を示す図である。
プリンタ4の主要部品は、CPU15、RAM16、ROM17、ASIC18、インターフェイス(I/F)19、記録ヘッド20及び電源24から構成される。
図11では、それぞれの素子が単部品として図示されているが、全ての素子を1つのLSIパッケージに集積して構成されても良い。
ROM17は、プリンタ4を制御するための各種プログラムを記憶するプログラム領域を有し、このプログラム領域にプリンタ4のファームウェア及びモータの駆動テーブル等が格納されている。
ASIC18は、モータ駆動制御の他に、画像処理、インターフェイス(I/F)19を介するホストコンピュータとの通信や、記録ヘッド20のインク吐出制御等を行う。
また、RAM16は、ホストコンピュータからの受信データを一時的に保存するための受信バッファ(Receive Buffer)として機能する。また、RAM16は、ASIC18で画像処理を行う際のテンポラリメモリとして機能させるための作業領域(Work Area)を実現する。更に、RAM16は、記録用データを保存するためのプリントバッファ(Scroll Print Buffer)等に用いられる。また、更に、モータを駆動制御するための駆動データテーブルは、作業領域に展開される。
プリンタ4の各種モータを駆動するためのモータドライバには、キャリッジ(CR)駆動用のCRモータドライバ21a及び用紙搬送(LF)用のLFモータドライバ21bの2つのドライバがある。22及び23はそれぞれ、対応するモータドライバによって駆動するキャリッジ(CR)モータ及び用紙搬送(LF)モータである。
尚、図11のモータドライバとモータの組み合わせは、一例であり、プリンタによって、このモータの数とモータドライバの数はいくつになっても良い。また、モータドライバ21a、21bは1つのICパッケージに統合されていても良い。
24は電源であり、商用電源から半導体デバイス駆動用のロジック電源、モータ駆動電源及びヘッド駆動電源を生成する部位である。また、電源24で生成される直流電源の電圧変換(DC/DCコンバータ)の一部は、CRモータドライバ21a、LFモータドライバ21b内に搭載された電圧変換部(DC/DCコンバータ)によって行っても良い。
記録ヘッド20の駆動は、図3のカラム方向(y方向)に一列に設けられた複数のノズルを、いくつかのノズル群に分け、それぞれのノズル群毎に異なるタイミングで駆動(時分割駆動)させる方法が一般的に利用されている。その方法の詳細は、例えば、上述の特許文献1に詳細に記載されている。このように、ノズルを時分割駆動することによって、インクの供給速度と安定性を向上させ、かつ、吐出に必要な消費電力を削減することが可能である。
記録ヘッド20の内部構成について、図23を用いて説明する。このヒータ駆動信号は端子2301から入力される。クロック信号は端子2302から入力される。ヒータに印加する電圧は端子2306から入力される。この駆動信号によりm個(例えばm=12)のノズルが同時に駆動される。大ノズル用のヒータA、小ノズル用のヒータBは図23に示すように、S(1)〜S(m)を1つのグループとして構成されている。駆動回路2307はヒータA及びヒータBを駆動する。
選択データ保持回路2309からは、出力図14のBE4(L/S)の値に対応して信号2313Aが出力される。反転回路2304により、信号2313Aは反転され信号2313Bとなる。この信号2313A、信号2313Bにより、ヒータAまたはヒータBのいずれか一方が駆動される。
ノズル列について説明すると、例えば、シアン用のノズル列の場合、16のグループを備えている。従って、大のノズル列にヒータAはm×16個備え、小のノズル列にヒータBはm×16個備えている。各ノズル列において、m個のノズルは互いに隣接するものではなく、隣には、他のグループのノズルが配置される。
データは、クロック信号に同期して端子2303から入力される。入力したデータのうち、選択データは選択データ転送回路2308へ、画像データはデータ転送回路2311へ送られる。選択データは、選択データ転送回路2308から選択データ保持回路2309で保持され、さらにデコーダ2310でデコードされる。入力端子2305から入力されるラッチ信号に基づき選択データ保持回路2309がデータを保持する。
デコーダ2310は、選択データ保持回路2309から出力された信号に基づき16個グループのうち1グループを選択する。
画像データはmビットのデータであり、データ転送回路2311から保持回路2312で保持され、ノズルグループS(1)からS(m)へ出力される。
以上のように、制御信号に基づき、同時吐出するノズルのブロックを順に選択するように切替えを行う。その際、大のノズル列のブロックと小のノズル列のブロックを交互に選択する。
なお、この回路構成にいては、大のノズル列のブロックと小のノズル列の場合に限定するものではなく、小のノズル列のブロックと中のノズル列の駆動回路に適用しても構わない。例えば、図25に示すように共通液室3を挟んで大ノズル253の列と小ノズル251と中ノズル252で構成される列でも構わない。小ノズル251と中ノズル252が共通液室3の長手方向に沿って交互に配列されている。
小ノズル251と中ノズル252で構成される列についてはブロックを交互に選択する。大ノズル253の駆動回路は小のノズル列のブロックと中のノズル列の駆動回路とは別に設ける構成である。
尚、ホストコンピュータは、制御回路での記録制御を実現可能にするための記録データを生成し、その記録データのプリンタへの出力を制御する。この記録データの生成及び出力制御は、例えば、ホストコンピュータ上に搭載されるプリンタ4に対応するプリンタドライバ等の専用プログラムによって実現されるが、その専用プログラムが実行する処理を実現する専用ハードウェアで実現しても良い。
また、ホストコンピュータは、パーソナルコンピュータ(ノート型、デスクトップ型等の各種形式を含む)等の汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素を有している。これには、例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等がある。
更に、ホストコンピュータとしては、パーソナルコンピュータ以外に、例えば、デジタルカメラ、携帯電話やPDA等の携帯端末がなり得る。
次に、記録ヘッド20を時分割駆動する場合のノズル列の分割例について、図12を用いて説明する。
図12は本発明の実施形態の記録ヘッドのノズル列の分割例を示す図である。
図12では、16ブロック分割されたノズル列を例として、カラーノズル列一列あたりの各ブロックのノズルの構成を表形式で示している。ブロックの構成は、図12のように、16ノズルおきの12ノズルが同一ブロックで構成されている。つまり、16ノズル等間隔のノズルが同じブロックとなる。このように、ある一定間隔を置いたノズルを同一ブロックにすることによって、隣接ノズルの駆動の影響を受けにくい構成を実現することができる。
次に、記録ヘッド20の駆動を行う記録ヘッドコントロールブロックについて説明する。記録ヘッドコントロールブロックは、ASIC18を構成するひとつのブロックであり、これについて、図13を用いて説明する。
図13は本発明の実施形態の記録ヘッドコントロールブロックを示すブロック図である。
図13から明らかなように、記録ヘッドコントロールブロックは、大別すると3つのブロックから構成されている。具体的には、ノズルデータ生成ブロック(NZL_DG)25、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27から構成される。
ノズルデータ生成ブロック25と記録ヘッドコントロールブロック27を駆動させるための基準タイミング信号は、エンコーダー信号(不図示)から取得した位置情報を基に、吐出タイミング生成ブロック(不図示)から記録タイミング信号が供給される。この記録タイミング信号は、Window28、Column TRG29、Latch TRG30からなる。
Window28は、ラスター方向(主走査方向)にキャリッジ5が移動し記録指定箇所に達するとフラグが立ち(Window Open)、また、記録終了位置でフラグが下がる(Window Close)信号である。Window28の制御信号の本数は、記録ヘッド20のノズル列数に対応する。
例えば、ブラックがOdd(奇数)/Even(偶数)の2ノズル列構成であるとする。また、カラーがCyan Large(大)、Cyan Small(小)、Magenta Large(大)、Magenta Samll(小)、Yellow Large(大)、Yellow Small(小)の6ノズル列構成であるとする。
この場合、カラーのLarge(大)/Small(小)のノズル列は、Large(大)ノズル列、Small(小)ノズル列が同時駆動できないカラー記録ヘッドの場合は、同じ、Window信号で扱うことが一般的である。
つまり、ブラックは2つのWindow信号、カラーは3つのWindow信号で、合計5つのWindow信号の構成となる。
Column TRG29は、カラム間隔で出力されるトリガー信号(カラムトリガー)であり、この信号の間隔がラスター方向、つまり、主走査方向の記録解像度となる。
Latch TRG30はカラムの間隔をブロック数で均等に分割したタイミングで発生する信号であり、時分割駆動の切替タイミングとなる。本実施形態のように、ノズル列が16ブロックから構成される場合、1カラム時間内に16発のLatch TRG30が発生する。
ノズルデータ生成ブロック(NZL_DG)25は、DMA(Direct Memory Access)転送ブロック31、記録データマスク・ラッチブロック32、データ並び替えブロック33から構成されている。
DMA転送ブロック31は、RAM16上に展開されている記録データをDMA転送によって取り込む。図3に示したカラーノズル列1列の全ノズル使用する場合に取り込む場合のデータ数は、16(bit)×12(DMA回数)=192(bit)である。ここで、DMA回数は使用するノズル数によって決まる。
記録データマスク・ラッチブロック32では、DMA転送により取得したデータをノズル位置に対応させてラッチを行い、かつレジスタ情報(不図示)に基づいて、使用しないノズルに対してマスク(ノズルマスク)をかける機能を有する。ノズルマスクは、1ノズル単位で設定が可能である。
データ並び替えブロック33は、記録ノズルのブロックに基づいて、記録データの並び替えを行う。つまり、図12に示したブロックを構成するノズル情報に基づいて、記録データを各ブロックのノズルデータ列に並び替える。
ノズルデータ生成ブロック(NZL_DG)25の起動のための主な信号は、Window28とColumn TRG29の組み合わせによって行われる。つまり、Window28で記録データが記録指定箇所に達しフラグが立ち、Column TRG29を受信すると、記録データの取得を開始する。そして、Window28がクローズすると記録データの取得の停止を行う。
ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26は、図12に示した各ブロックの構成を有したノズルデータを保持するためのバッファである。
このように、記録ヘッド20の各ブロックを構成するノズル配列とデータの配列が一致しているのは、データの管理を容易にし、かつそれにより記録ヘッド20に記録駆動データの生成を容易にするためである。
ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26が構成するバッファは、ファーストバッファ34、セカンドバッファ35の2段構成になっている。それぞれバッファは、全てのノズル列に対して、それぞれ1カラム分のデータを保持する構成をとっている。
ブラック1ノズル列は10(bit)×16(ブロック)=160(bit)、またカラーは1ノズル列は12(bit)×16(ブロック)=192(bit)のデータ量である。
本バッファは、1カラム中の各ブロックデータを記録ヘッド20に転送しながら、次の1カラムのデータを準備するために2段構成となっており、ファーストバッファ34は書込側、セカンドバッファ35は読出側である。
セレクターブロック36は、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27のブロックセレクタブロック37からの選択信号に基づいて、逐次ブロックを選択してブロック毎のノズルデータを出力する。
ノズルデータのバス幅は16bitである。カラーノズルデータの場合は、16bit全てにノズルデータが割り当てられているが、ブラックノズルデータの場合は10bitのみなので、上位2bitにデータ「0」を設定する。このように、ノズルデータのバス幅を揃えているのは、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27の回路を各色共通回路で利用したいためである。
記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27は、ブロックセレクタブロック37、シフトレジスタブロック38、データ転送タイミング生成ブロック39、温度推定用ドットカウンタブロック40を備えている。また、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27は、K値用ドットカウンタブロック41、パルス生成ブロック42を備えている。
また、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27は、記録ヘッド20の駆動信号H_LATCH43、H_CLK44、H_D45、H_ENB46を出力する。
記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27の起動は、Window28、Column TRG29、Latch TRG30信号によって行われる。
ブロックセレクタブロック37は、記録ヘッド20の時分割駆動をトリガ信号Latch TRG30により、ブロック順序に従いノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26のセレクターブロック36にブロック選択信号を出力する。これと同時に、ブロックセレクタブロック37は、シフトレジタブロック38に対してもブロック選択信号を出力する。
シフトレジスタブロック38は、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26から出力されるノズルデータとブロック選択信号をシフトレジスタによりシリアルデータに変換し、記録ヘッド駆動データH_D45として出力する。ここで、記録ヘッド駆動データH_D45は、ブラックのノズル列EVEN,ODDの2ノズル列であるため2本の駆動信号からなる。カラーに関しては、大ノズル列と小ノズル列は図4の記録ヘッド駆動データ中のbit16 (SEL)から選択されるため3本の駆動信号からなり、合計5本から構成される。
尚、大ノズルと小ノズルの違いは、1回あたりに吐出するインク量の違いである。すなわち、比較的大きいインク量であるノズルを大ノズル、比較的小さいインク量であるノズルを小ノズルである。ここで、大ノズルと小ノズルは、通常は、円径のノズルから構成されている。また、例えば、第1ノズルを大ノズルとすると、そのノズルの代表的なノズル径を示す直径である第1のノズル径は、第2ノズルである小ノズルの第2のノズル径よりも大きいものとする。つまり、両者の間では、第1のノズル径>第2のノズル径の関係を持っている。そこで、本実施形態では、便宜上、第1のノズル径のノズルを大ノズル、第2のノズル径のノズルを小ノズルと表現する。
また、ノズルの形状は、円形に限定されるものではなく、星型や楕円等の他の形状である場合があり、その場合のノズル径とは、その形状の外接円の内、代表的な径と見なす径をノズル径とする。例えば、ノズル形状が楕円である場合には、その長径がノズル径となる。
データ転送タイミング生成ブロック39は、Latch TRG30を基準信号として、記録ヘッド20に対して、記録ヘッド駆動データH_D45を転送するための転送クロックをH_CLK44を生成する。また、データ転送タイミング生成ブロック39は、記録ヘッド20内のシフトレジスタ内のデータをラッチさせるためのラッチ信号H_LATCH43を生成する。更に、データ転送タイミング生成ブロック39は、シフトレジスタブロック38に対してデータシフトのタイミングを出力する。
温度推定用ドットカウンタブロック40及びK値用ドットカウンタブロック41は、パルス生成ブロック42で生成されるヒートイネーブル信号H_ENB46の駆動パルス幅をノズルの吐出頻度に応じて補正を行うための演算ブロックである。
温度推定用ドットカウンタブロック40は、数10msの間隔で補正テーブルを変更するために用いられる。K値用ドットカウンタブロック41は、Latch TRG29を基準信号として、ブロック単位で前のブロックでのノズルの吐出頻度による昇温状態から、次のブロックでの最適なヒートパルス幅を補正する(以後、この補正制御をK値制御と称する)。
ヒートイネーブル信号H_ENB46は、ブラック1本、カラー2本から構成されている。ここで、カラーが2本から構成されているのは、ヒートのタイミングをずらすことによって、吐出に必要なエネルギーを分散させるためである。
次に、記録ヘッド20の駆動タイミングについて、図14を用いて説明する。
図14は本発明の実施形態の記録ヘッドの駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
特に、図14では、1カラムあたりの記録ヘッドの駆動タイミングを示している。
図14において、Column TRG29は内部信号であり、H_LATCH43、H_CLK44、H_D45、H_ENB46は記録ヘッドの駆動信号である。図のように1カラムは、16ブロックから構成されており、時分割により駆動される。
記録ヘッド駆動データH_D45は、転送クロックH_CLK44によって記録ヘッド20内のシフトレジスタに転送され、H_LATCH43の立下りによりラッチされる。ラッチされた記録ヘッド駆動データH_D45は、次のブロックでヒートイネーブル信号H_ENB46のヒートパルスにより吐出され、かつ、次の駆動のデータ転送を行う。
次に、転送クロックH_CLK44と記録ヘッド駆動データH_D45の関係について、図15を用いて説明する。
図15は本発明の実施形態の転送クロックと記録ヘッド駆動データの関係を示すタイミングチャートである。
記録ヘッド駆動データH_D45は、転送時間の短縮のため、転送クロックH_CLK44の両エッジで、データを転送する構成をとっている。転送クロックH_CLK44の周波数は、6MHz〜12MHz程度を用いる。
記録ヘッド駆動データH_D45のデータ構成は、bit0〜11がノズルデータである。ここで、ブラックの場合はbit2〜11の10bit、カラーの場合はbit0〜11の12bitである。bit12〜15の4bitはブロック選択データBLEであり、この4bitのブロック選択データBLEから記録ヘッド20内で駆動ブロックの選択が行われ、時分割駆動が実現する。
bit16はヒーターの切替データSELであり、カラーヘッドに対して、大ノズル列、もしくは小ノズル列の選択を行う。大ノズル列は約5plのインクをノズルから吐出し、小ノズル列は約2plのインクをノズルから吐出を行う。bit17はダミーノズル選択bit(DHE)ある。このダミーノズル選択(DHE)のビットをイネーブルにすると、ノズル列の先頭およびに後方の数個のダミーノズルから吐出を行うことができる。ダミーノズルの吐出は、記録ヘッド20の予備吐時にインク室の隅に滞留したインクを排出するために設けられている。
(実施形態の詳細説明)
大ノズル列と小ノズル列のトグル記録に着目した場合、カラーが3色であることを例に挙げると、次のような制約がある。つまり、シアン、マゼンタ、イエローに対して、大ノズル列、小ノズル列がそれぞれ存在する場合、小ノズル列と大ノズル列の選択は、記録データ中の特定の指定bitで行い、かつヒートパルス信号が共通である。このことから、大ノズル列と小ノズル列の同時駆動はできないという制約がある。
そこで、従来ではカラム単位で大ノズル列と小ノズル列の駆動をトグルで切り替えて、1走査中に大ノズルと小ノズルをそれぞれ個別に用いて記録を行う記録モードを実行していた。従来のカラム単位でトグル記録を行う、つまり、カラムトグル記録の場合ではノズルデータは、小ノズル列、大ノズル列用のノズルデータを1カラム単位で、かつ別タイミングで取得する。そのため、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26は大ノズル列用と小ノズル列用は共有として使用することができた。
一方、本発明の特徴である大ノズル列と小ノズル列のトグル記録は、図8の吐出の様子に示すように、大ノズル列と小ノズル列のブロック駆動をブロック単位で交互に行う。この図8は、説明を簡単にするために、ノズル0(大ノズル列のLB0、小ノズル列のSB0)からノズル15(大ノズル列のLB15、小ノズル列のSB15)について駆動を示している。図8では左から右にドットが記録されることを示している。例えば、まずLB0(ブロック0)が駆動し、次にSB0(ブロック0)が駆動する。更にLB1(ブロック1)が駆動し、SB1(ブロック1)が駆動する。以下順に、ブロック2、ブロック3と順に駆動され、最後のブロック15の小ノズルであるSB15が駆動する。これにより、600dpiの間隔内に32ブロックの時分割駆動で大ノズル列と小ノズル列のそれぞれ1カラムの記録を完成する。
このような記録方法を、ここでは、「ブロックトグル記録」と呼ぶ。
この記録方法を実現するために、本実施形態では、同一カラーで大ノズル列用のノズルバッファと小ノズル列用のノズルバッファの2種類を持つ構成を特徴とする。例えば、カラーヘッドが3色から構成される場合、シアン、マゼンタ、イエローの3色の従来のノズルバッファに加え、小ノズル列用のノズルバッファを各色ずつ持ち、計6色のノズルバッファを有する。
そして、ノズルデータに変換される記録データを600dpi時間間隔で、大ノズル列、小ノズル列のそれぞれ6色のデータを取得する。その記録データをブロックを構成するノズルグループに並び替えを行ってノズルバッファに保存する。
記録ヘッドの駆動は、所定解像度(例えば、1200dpi)時間間隔を2カラム区間用いて所定解像度の1/2の解像度(つまり、この場合、600dpi)中に32ブロックの駆動を行う。その32ブロックは大ノズル列用のノズルバッファと小ノズル用のノズルバッファからブロック駆動周期でノズルデータを交互に選択し、記録ヘッド20を駆動する。
さらに、ブロックの駆動順序は、大ノズル列、小ノズル列で、それぞれ0〜15ブロックの順序を個別に設定可能なことを特徴とする。
これにより、大ノズル列のブロック駆動と次のタイミングで駆動される小ノズルのブロックを異なるブロック位置を取り得ることができる。より具体的には、大ノズルのブロックから駆動を開始した場合、大ノズル列は32ブロック中の0,2,4,6,8…,30の偶数のタイミングで駆動される。また、小ノズル列は32ブロック中の1,3,5,…,31の奇数のタイミングで駆動される。
大ノズル列は偶数の駆動タイミングで、小ノズル列は奇数の駆動タイミングにおいて、それぞれ任意のブロックの駆動順序で大ノズル列と小ノズル列をブロック駆動選択することができる。仮に、小ノズルから駆動を開始した場合は、小ノズル列は奇数の駆動タイミング、大ノズルは偶数のタイミングで駆動される。
また、このブロック駆動単位でノズル列の駆動を切り替えるため、ヒートイネーブル信号においても大ノズル用のヒートパルス、小ノズル用のヒートパルスをトグルで切り替える。
以下、本実施形態の上述の特徴について、より具体的に説明する。
まず、ノズルバッファとして機能するノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)の構成を、図16を用いて説明する。
図16は本発明の実施形態のノズルデータ保持ブロックの詳細構成を示す図である。
カラーヘッドがCyan、Magenta、Yellowの3色から構成される場合、Cyan、Magenta、Yellowの3色の従来のノズルバッファに加え、小ノズル列用のノズルバッファを各ノズル列毎に持ち、計6色のノズルバッファを構成する。ここで、従来のノズルバッファは、大ノズル列用のノズルバッファとして利用されることになる。
図中、CLはCyan Large、CSはCyan Small、MLはMagenta Large、MSはMagenta Small、YLはYellow Large、YSはYellow Smallのノズルバッファに対応する。また、図のようにFirst Latch(ファーストバッファ34)とSecond Latch(セカンドバッファ35)も個々にノズル列毎に有する構成を特徴とする。
図16のノズルバッファ構成を模式的に表した様子を図17に示す。
この図では、First LatchとSecond Latchは同一面(プレーン)あるとし、ノズル列毎のバッファの構造を模式的に示している。
本発明によるブロックトグル記録を実現するために、カラー大ノズル列、カラー小ノズル列のそれぞれの色に対してバッファを有する構成を示している。図中、実線で示したプレーンのバッファは使用するバッファ、点線のバッファは使用しないバッファであることを示している。
本図に示す記録モードは、ブラックの記録はなく、カラーのみの記録をブロックトグル駆動記録で行う場合のバッファの使用方法を示している。ノズルデータは、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27からのノズルデータのリクエストに対応した記録ブロックのノズルデータを出力する。
ブロックトグル記録は、図8で示したように、600dpi間隔中に大ノズルと小ノズルの合計32ブロックの駆動を行って記録を形成する。そのために、カラー大ノズル列用のデータとカラー小ノズル列用のデータをそれぞれ600dpiの間隔で準備しておく必要がある。そこで、600dpi間隔毎に図17に示す各色の大ノズル列、小ノズル列のノズルバッファに対してノズルデータが更新される構成となる。
もし、カラー大ノズル列のみで記録を行う場合は、図18に示すように、カラー大ノズル列バッファのみを使い、小ノズル列のバッファは使用しない。また、カラー小ノズル列のみを使用する場合は、小ノズル列バッファのみを用いて、大ノズル列のバッファは使用しない。
次に、本発明に基づいて、600dpiの間隔内に32ブロックの時分割駆動で大ノズル列と小ノズル列のそれぞれ1カラムの記録を実現するブロックトグル記録を実現するための記録ヘッド駆動データの生成タイミングについて説明する。
図1は、記録ヘッドコントロールブロックを構成するRAM16上に保存されている画像データから記録ヘッド20に転送される記録ヘッドデータの生成タイミングを示している。これら記録制御に関わる機能ブロックを駆動させる基準のタイミング、つまり、解像度は1200dpiである。
ここで、これら記録制御に関わる機能ブロックとは、ノズルデータ生成ブロック(NZL_DG)25、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27である。
そして、連続した2カラムを一つの単位として扱うことにより、600dpiで32ブロック分割を可能とする。
尚、図中、First Latchはファーストバッファ34に対応し、Second Latchはセカンドバッファ35に対応する。
ノズルデータ生成ブロック(NZL_DG)25は、タイミング47で大ノズル列、小ノズル列のそれぞれ6色の画像データをRAM16からDMA転送によって順次読み出す。次に、画像データを図12に示す時分割駆動のためのノズルグループに並び替えを行ってノズルデータに変換し、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26のファーストバッファ34に保存する。
ノズルデータ生成ブロック(NZL_DG)25の駆動タイミングは、600dpi間隔であり、1200dpi間隔の2カラムを一回の単位として起動する。ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26のセカンドバッファ35へのノズルデータのラッチは、1カラムを分割する16ブロックの最終ブロック(ブロック15)のタイミング48でファーストバッファ34からデータのラッチを行う。
ここで、記録を行う1カラム前の最終ブロック(ブロック15)でデータラッチを行うのは、次のカラムの最初のブロックで記録ヘッドが吐出可能なように、事前に記録ヘッド20に対して駆動データを転送しておくためである。
記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27は、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26のセカンドバッファ35に保存されているノズルデータを記録ヘッド駆動データH_D45に選択する。具体的には、タイミング49からブロック駆動周期で大ノズルデータと小ノズルデータを、記録ヘッド駆動データH_D45として、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26のセカンドバッファ35から交互に選択する。これにより、1200dpiの2カラム、つまり、600dpi間隔中に32ブロックのノズルデータを記録ヘッド20に転送する。
記録ヘッド駆動データH_D45の16bit目のSELは、大ノズル列、小ノズル列の選択に対応して、図15に示すように、ブロック毎にその論理がトグルする。
H_ENB46は、タイミング50からヒートパルスを生成する。図のように、記録ヘッド駆動データH_D45の転送に対して、H_ENB46のタイミングは1ブロック時間遅れている。これは、ノズルデータを記録ヘッド20に転送した後に、H_LATCH43で、記録ヘッド20内部にラッチさせ、次のブロックでその転送データを駆動、つまり、吐出を行うためである。
図19は、ブロックトグル記録を600dpiの間隔で大ノズル列と小ノズル列の32ブロックを1駆動単位で行った場合のH_LATCH43、H_CLK44、H_D45、H_ENB46の関係を示している。
記録ヘッド20へのデータ転送は、吐出(ヒート)を開始するカラムよりも1ブロック周期早いタイミングから駆動データの転送を開始している。また、記録ヘッド駆動データH_D45中の16bit目のSELは、大ノズル列と小ノズル列に応じてブロック駆動毎にトグルを行う。
H_ENB46は、記録ヘッド駆動データH_D45の1ブロック遅れてヒートを開始し、そのパルス幅はブロック駆動周期で大ノズル列駆動用の大ヒートパルス、小ノズル列駆動用の小ヒートパルスが交互に切り替わる様子を示している。
図20は、記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)27のブロックセレクタブロック37で、ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)26のセカンドバッファ35からノズルデータを選択する方法を示している。具体的には、ブロック駆動単位毎に、大ノズル列と小ノズル列のノズルデータをそれぞれ選択する方法を模式的に示している。タイミング0にて大ノズル列のブロック0に対応するデータが読み出され、タイミング1にて大ノズル列のブロック0に対応するノズルが駆動される。このタイミング1では、小ノズル列のブロック13に対応するデータが読み出される。タイミング2では、小ノズル列のブロック13に対応するノズルが駆動される。このタイミング2では、大ノズル列のブロック8に対応するデータが読みだされる。以下順に読み出し処理と駆動処理が行われる。このように、駆動する対象のブロックに対応するデータは1つ前のタイミングで読み出される。このタイミング0から31は、図19の信号H_LATCHのタイミングに対応している。
ブロックトグル記録を実現するために、本構成では、大ノズル列と小ノズル列のそれぞれに対してブロック駆動順序を設定することができる。また、32ブロックを構成するブロックトグルの1ブロック単位毎に、大ノズル列と小ノズル列のブロック駆動順序を交互に選択する構成を有する。
具体的には、大ノズル列のブロック駆動順序51を設定し、小ノズル列のブロック駆動順序52を設定する。これらブロック駆動順序の設定は、ブロックセレクタブロック37に行う。
図では、大ノズル列から駆動(記録)を開始する例を示している。大ノズル、小ノズルは1ブロック駆動単位毎で切り替えられる。そのため、大ノズルのみに着目すると、大ノズル列のブロック駆動順序51は、偶数ブロックの周期で、2ブロックの分割駆動に1回選択されてブロックトグル記録時のブロック駆動順序53に出力させる。記録ヘッド20に転送されるブロック駆動順序は、このブロック駆動順序53のブロック番号を用いる。
同様に、小ノズル列のブロック駆動順序52は奇数ブロックの周期で、2ブロックの分割駆動に1回選択されて、ブロック駆動順序53のブロック番号を構成する。
上述のように、大ノズル列と小ノズル列のブロック駆動順序を、それぞれ2ブロック駆動単位毎に交互に選択する。これによって、ブロックトグル記録の大ノズル、小ノズルのブロック駆動の小ノズル列と大ノズル列のブロック駆動順序を任意に設定することが可能となる。
図22は、図20に示す順序で駆動した場合の説明図である。信号(COLUMN_TRG)に同期して、まず、大ノズル列のブロック0のノズルが駆動する。即ち、ノズルL0、ノズルL16、ノズルL32、・・・が駆動する。次に、小ノズル列のブロック13のノズルが駆動する。即ち、ノズルS13、ノズルS29、ノズルS45・・・が駆動する。次に、大ノズル列のブロック8のノズルが駆動する。以下、図20に示す順序でブロックが駆動する。図20では、最後に小ノズル列のブロック5のノズルが駆動する。
尚、大ノズル列のみを使用して記録を行う記録モードの場合は、大ノズル列用のノズルバッファと大ノズル列用のブロック駆動順序を設定する。また、同様に、小ノズル列のみを使用して記録を行う記録モードの場合は、小ノズル列用のノズルバッファと小ノズル列のブロック駆動順序を設定する。更に、大ノズル列と小ノズル列の吐出をブロック駆動単位で交互にトグルさせて行う場合は、大ノズル列と小ノズル列の両者のノズルバッファとブロック駆動順序を設定する。
次に、ブロックトグル記録を示すフローチャートについて、図21を用いて説明する。
図21は本発明の実施形態のブロックトグル記録動作を示すフローチャートである。
尚、このブロックトグル動作は、CPU15の制御によって実行される。また、図21は、ブラックもしくはカラーのいずれかの場合に対応する。また、図21の処理は、図20で示した大ノズル列の1カラム分と小ノズル列の1カラム分をあわせた1回分のブロックトグル記録に係る吐出シーケンスを示すものである。
まず、ステップS68で、Column TRG29の有無を判定する。Column TRG29がない場合(ステップS68でNO)、出現するまで待機する。一方、Column TRG29がある場合(ステップS68でYES)、ステップS69に進み、ブロックセレクタブロック37の設定状態を判定する。
ここからは、ノズルデータ保持ブロック26が動作する。このノズルデータ保持ブロック26には、ブロックの数をカウントするカウンタを備えている。また、ブロックセレクタブロック37は、このカウンタの値に基づきバッファのブロックを選択する。この動作を以下のステップで説明する。
ブロックセレクタブロック37が大ノズルを選択している場合、ステップS70に進み、大ノズルの吐出を実行する。一方、ブロックセレクタブロック37が小ノズルを選択している場合、ステップS71に進み、小ノズルの吐出を実行する。
ステップS70あるいはステップS71の実行後、ステップS72で、吐出発数Nをカウントし、1カラムの吐出が終了毎に吐出発数Nを1インクリメントする。
ステップS73で、現在の吐出発数Nと規定吐出発数M(ここでは、M=2)の比較を行う。吐出発数N=規定吐出発数Mである場合、つまり、規定吐出発数の吐出が終了した場合(ステップS73でYES)、ステップS76に進み、1回分のブロックトグル記録に係る吐出シーケンスを終了する。一方、吐出発数N=規定吐出発数Mでない場合、ステップS69に戻る。
このように、ブロックセレクタが大ノズル列または小ノズル列の一方のノズル列を選択する。選択したノズル列を構成する複数のブロックの中から1つのブロックを選択する。そして選択したブロックに対応するノズルを駆動する制御を行う。駆動後、他方のノズル列を選択し、選択したノズル列を構成する複数のブロックの中から1つのブロックを選択する。選択したブロックに対応するノズルを駆動するという制御を行う。このように、1カラム単位で2つのノズル列の全てのブロックが選択されるように、ノズル列の選択とノズル列を構成するブロックの選択をカウンタを用いて行う。なお、このブロックの選択に対応して、セカンドバッファ35の選択を行う。
次に、記録装置の記録動作(記録モード)について説明する。
図24(A),(B),(C)は図6に示すノズルの配置の記録ヘッドを用いて記録を行う場合の記録モードを説明する図である。
図24の欄は、左から順に、記録モード、記録媒体の種類、使用ノズル、トグルのモード、パス数、記録ヘッドの走査速度である。トグルの種類については、大ノズルと小ノズルを使用する場合に、“○”が付けられ、ブロックトグル記録(ブロックトグルモード)かカラムトグル記録(カラムトグルモード)が選択される。大ノズル、小ノズルのうち一方のみを使用する場合には、“-”が付けられる。
<記録装置の動作モードについての第1の実施形態>
図24(A)に、記録装置の動作モードについての第1の実施形態を示す。
図24(A)において、記録モードは3つ備えている。いずれのモードも、記録媒体は普通紙である。パス数は1であるので、1回の走査記録で記録媒体に画像の形成を行う。記録モード1は速度優先モードであり、大のノズルのみを用いて記録する。このモード1の記録ヘッドの走査速度は30インチ/秒である。
記録モード2は、標準モードである。このモードでは、大のノズルと小のノズルを用いて記録する。このモードでは、上述したブロック単位で大のノズルと小のノズルを切り替えて駆動を行うブロックトグル記録を行う。従って、ブロックトグルの欄に“○”がついている。このモード2のキャリッジの移動速度は25インチ/秒である。
記録モード3は、画質優先モードである。このモードでは、小のノズルを用いて記録する。このモード3のキャリッジの移動速度は12.5インチ/秒である。記録モード1は大のノズルのみ使用し、記録モード3は小のノズルのみ使用するために、トグルの種類の欄は“-”がついている。
<記録装置の動作モードについての第2の実施形態>
図24(B)に、記録装置の動作モードについての第2の実施形態を示す。
図24(B)において、記録モードは3つ備えている。いずれのモードも、記録媒体は特殊紙である。記録モード1は速度優先モードであり、大のノズルのみを用いて1回の走査で記録を行う。
記録モード2は、標準モードであり、大のノズルと小のノズルを用いて記録する。この記録モード2はブロックトグル記録を実行する。また、パス数の欄は2であり、2回の走査で画像記録を行ういわゆるマルチパス記録を行う。
記録モード3は、画質優先モードである。このモードでは、小のノズルと大ノズルを用いて記録するが、カラムトグル記録を実行する。つまり、図5に示すように、1カラム単位で大のノズルと小のノズルを切替えて記録を行う。
<記録装置の動作モードについての第3の実施形態>
図24(C)に、記録装置の動作モードについての第3の実施形態を示す。
図24(C)において、記録モードは5つ備え、3種類(普通紙、特殊紙1、特殊紙2)に対応している。各モードについての説明は図24(A)、(B)を見れば明らかであるので説明を省略する。
尚、以上説明した本発明による実施形態は、インクジェットプリンタを例として説明しているが、インクジェットプリンタをベースとしたマルチファンクションプリンタであってもよい。また、ファクシミリであってもよい。また、記録ヘッドはインクを吐出するための構成として、熱エネルギーを発生する電気熱変換体を含む複数の記録素子を有する構成を例として挙げているが、圧電素子の収縮によりインクを吐出する構成であってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、同一カラーで大ノズル列用のノズルバッファと小ノズル列用のノズルバッファをそれぞれ構成する。そして、この構成において、1200dpi時間間隔を2カラム用いて600dpi間隔中に32ブロックの駆動を行って、大ノズル列、小ノズル列のそれぞれ1カラムの吐出を完了する。
この32ブロックは、大ノズル列用のノズルバッファと小ノズル用のノズルバッファからブロック駆動周期で、任意の順序でノズルデータを交互に選択する。また、ヒートイネーブル信号のヒートパルステーブルを大ノズル用と小ノズル用で切り替えて、記録ヘッドを駆動する。
以上の構成によって、大ノズルと小ノズルをブロック駆動単位でトグルで切り替えるため、大ノズル列のインクの消費に着目すると、小ノズル列の駆動が大ノズル列の駆動の間に入るため、大ノズル列の駆動のタイムラグを伸ばすことができる。これにより、共通インク室内でのインクの片寄りを解消でき、結果的に、インク室へのインクリフィルが円滑に行われ不吐出になりにくい状態になりえる。これにより、より安定した吐出での記録を実現することができる。
尚、以上の実施形態において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。また、大ノズルと小ノズルの間では、第1のノズル径>第2のノズル径の関係を例として説明したが、第1のノズルのヒータの発生するエネルギー>第2のノズルのヒータの発生するエネルギーであってもかまわない。
以上の実施形態は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備える。そして、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成でも良い。また、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いても良い。また、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良い。また、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられる形態を取るものであっても良い。また、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスクがある。また、更に、記録媒体としては、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、その接続先のホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態の大ノズルと小ノズルのブロックトグル記録のデータ生成タイミングを模式的に示す図である。 記録ヘッドの時分割駆動を説明するための図である。 カラーヘッドのノズル配置例を示す図である。 記録ヘッド駆動データの構成例を示す図である。 大ノズルと小ノズルのカラムトグル記録の分散駆動を模式的に示す図である。 記録ヘッドのノズルとインク液室の構造を吐出方向から捉えた模式図である。 記録ヘッドの断面図を示した模式図である。 本発明の実施形態の大ノズルと小ノズルのブロックトグル記録の分散駆動を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に適用可能なインクジェットプリンタの斜視図である。 本発明の実施形態のキャリッジの裏面の構造を示す図である。 は、本発明の実施形態のプリンタの制御回路の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態の記録ヘッドのノズル列の分割例を示す図である。 本発明の実施形態の記録ヘッドコントロールブロックを示すブロック図である。 本発明の実施形態の記録ヘッドの駆動タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態の転送クロックと記録ヘッド駆動データの関係を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態のノズルデータ保持ブロックの詳細構成を示す図である。 本発明の実施形態の大ノズルと小ノズルのブロックトグル記録時のノズルバッファの使用方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の大ノズルのみ記録を行う場合のノズルバッファの使用方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の大ノズルと小ノズルのブロックトグル記録時の32ブロックあたりの記録ヘッドの駆動タイミングを説明するための図である。 本発明の実施形態の大ノズルと小ノズルのブロックトグル記録時の大ノズル及び小ノズルのブロック駆動順序設定方法と、記録モード時に記録ヘッドに出力されるブロック駆動順序を説明するための図である。 本発明の実施形態の本発明の実施形態のブロックトグル記録動作を示すフローチャートである。 図20に示す駆動順序について、大ノズルと小ノズルのブロックトグル記録の分散駆動を模式的に示す図である。 本発明の実施形態の記録ヘッド内部の制御ブロックを説明する図である。 本発明の実施形態の記録装置の記録モードを説明する図である。 本発明の他の実施形態の記録ヘッドのノズルの配置を吐出方向から捉えた模式図である。
符号の説明
1 メインノズル
2 インク室
3 共通インク室
4 プリンタ装置
5 キャリッジ
6 タイミングベルト
7 搬送ローラ
8 排紙ローラ
9 クリーニングユニット
10 キャリッジモータ
11 プラテン
12 シャフト軸
13 スケーラー
14 エンコーダー
15 CPU
16 RAM
17 ROM
18 ASIC
19 インターフェイス
20 記録ヘッド
21a キャリッジモータドライバ
21b 用紙搬送モータドライバ
22 キャリッジモータ
23 用紙搬送モータ
24 電源
25 ノズルデータ生成ブロック(NZL_DG)
26 ノズルデータ保持ブロック(NZL_BUFF)
27 記録ヘッドコントロールブロック(HEAD_TOP)
31 DMA転送ブロック
32 記録データマスク・ラッチブロック
33 データ並び替えブロック
34 ファーストバッファ
35 セカンドバッファ
36 セレクターブロック
37 ブロックセレクタブロック
38 シフトレジスタブロック
39 データ転送タイミング生成ブロック
40 温度推定用ドットカウンタブロック
41 K値用ドットカウンタブロック
42 パルス生成ブロック

Claims (12)

  1. 第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録装置であって、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動手段と、
    予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動手段が駆動する対象のブロックを選択する選択手段と、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1ノズル列及び第2ノズル列は、複数の色毎に構成されていて、
    前記複数の色の各色の第1ノズル列及び第2ノズル列のそれぞれに対して、各ノズルの吐出に用いるノズルデータを記憶するための第1バッファ及び第2バッファそれぞれを備えていて、
    前記複数の色の各色の第1ノズル列と第2ノズル列に対応する記録データを取得し、ノズルデータとして対応するバッファに保持する保持手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記選択手段を用いて、前記第1ノズル列と第2ノズル列のそれぞれのバッファから対応するノズルデータを、ブロック単位で交互に選択して読み出し、読み出したノズルデータを前記記録ヘッドの駆動データとして該記録ヘッドへ供給する
    ことを特徴する請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列それぞれの駆動対象のブロックの駆動順序を設定する設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記設定手段で設定された駆動順序に対応するブロックを特定するブロック番号を示す情報を、前記駆動データとともに前記記録ヘッドへ供給する
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記設定手段は、
    前記第1ノズル列のみを使用して記録を行う記録モードの場合は、前記第1ノズル列の駆動対象のブロックの駆動順序を設定し、
    前記第2ノズル列のみを使用して記録を行う記録モードの場合は、前記第2ノズル列の駆動対象のブロックの駆動順序を設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記制御手段は、選択したブロック数をカウントするカウント手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 前記記録ヘッドは、液体が供給される共通液室と、この共通液室の長手方向に沿って配列する第1ノズルからなる前記第1ノズル列と、この第1ノズル列と平行して配置され、前記第1ノズルのノズル径よりも小さいノズル径の第2ノズルからなる前記第2ノズル列と、前記第1ノズルと前記第2ノズルがそれぞれ開口すると共にそれぞれ前記共通液室に連通する複数の液室とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  8. 前記記録ヘッドは、液体が供給される共通液室と、この共通液室の長手方向に沿って配列する第1ノズルからなる前記第1ノズル列と、前記第1ノズルのノズル径よりも小さいノズル径の第2ノズルからなる前記第2ノズル列と、更に、前記第2ノズルのノズル径よりも小さいノズル径の第3ノズルからなる第3ノズル列とを備え、
    前記第1ノズル列は、前記共通液室を挟むように前記第2ノズル列と前記第3ノズル列と平行に設けられ、
    前記第2ノズルと前記第3ノズルが共通液室の長手方向に沿って交互に配列すると共にそれぞれ前記共通液室に連通している
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  9. 前記第2ノズルのノズル径は、前記第1ノズルのノズル径より小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  10. 第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドにおいて、前記第1及び第2ノズルから液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドの駆動制御を行う記録装置の制御方法であって、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動工程と、
    予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動工程が駆動する対象のブロックを選択する選択工程と、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択工程を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする記録装置の制御方法。
  11. 第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドの制御回路であって、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動手段と、
    予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動手段が駆動する対象のブロックを選択する選択手段と、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする記録ヘッドの制御回路。
  12. 第1のインク量を吐出する第1ノズルを複数備える第1ノズル列と第2のインク量を吐出する第2ノズルを複数備える第2ノズル列とを有する記録ヘッドにおいて、前記第1及び第2ノズルから液体を吐出して記録媒体に記録を行う記録ヘッドの駆動方法であって、
    前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列をそれぞれ複数のブロックに分割して、ブロック単位で時分割駆動する駆動工程と、
    予め定め定められた周期内で、前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列から前記駆動工程が駆動する対象のブロックを選択する選択工程と、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列から交互に選択し、かつ各ノズル列から予め定められた順序でブロックを順に選択するように前記選択工程を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする記録ヘッドの駆動方法。
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