JP4862752B2 - 電気慣性制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、動力計システムにおける電気慣性制御方法に係り、特にシャシーダイナモシステムのローラ慣性モーメントを電気慣性制御により別の車体相当の慣性モーメントに制御する電気慣性制御方法に関するものである。
動力計計測システムの負荷側または駆動側で、動力計測対象の機械慣性成分を電気的に補償するために電気慣性制御方式が採られている。この電気慣性制御方式としては、特許文献1が公知となっている。この特許文献1には、設置された軸トルクメータにより車両の動力伝達軸に発生する軸トルクを検出する。動力計は、軸トルクの検出値と、機械慣性分を除いた走行抵抗分のトルク設定値と、動力計の機械慣性及び設定慣性から電気慣性トルク設定値を求め、この電気慣性トルク設定値と走行抵抗分のトルク設定値との和で吸収トルクを制御する。そして、電気慣性制御のための加速度検出を不要としたことにより、電気慣性制御の応答性を高めかつ安定化した制御を可能としたことが記載されている。
特開2004−361255
特許文献では、動力計の機械系モデルを共振特性を持つ2慣性系としている。特許文献のものは、機械系の共振特性が考慮されていないため、電気慣性制御応答を高めようとすると、機械系の共振特性に起因するハンチングや発散等の不安定現象が発生する。また、シャシーダイナモメータシステムやドライブトレインベンチシステムの動力計システムでは、機械系の共振特性以外の軸トルク検出特性、動力計角速度検出特性及びインバータ応答特性なども存在し、これらによる軸トルクの検出遅れやインバータのトルク応答遅れ要素なども考慮しないと、より高応答で安定した制御ができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、機械系の共振特性、軸トルク検出特性、動力計角速度検出特性及びインバータ応答特性を考慮した電気慣性制御方法を提供することにある。
本発明の請求項1は、ローラと動力計をシャフトを介して連結し、オブザーバー部、ASR部を有する電気慣性制御回路に動力計回転数信号、軸トルク信号及びローラ回転数信号を入力してトルク電流指令値を演算し、求めたトルク電流指令値によりインバータを介して電気慣性制御を行うシャシーダイナモメータシステムにおいて、
前記オブザーバー部とASR部は、H∞制御、μ設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計され、
前記コントローラ設計手法におけるオブザーバー部の一般化プラントは、それぞれ重みつけされたローラ表面駆動力信号と動力計トルク指令を入力してローラ角速度とシャフトの軸トルク及び動力計角速度を演算する機械系モデル、この機械系モデルからの軸トルク信号を入力して軸トルクの検出特性を表すトルクメータ特性モデル、機械系モデルからの動力計角速度を入力して動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデルを有し、
前記トルクメータ特性モデルを介して生成されたトルク検出信号と重み付された軸トルク検出誤差信号の和を軸トルク検出信号とし、且つ前記エンコーダ特性モデルを介して検出された動力計角速度信号と重みつけされた動力計角速度信号との和を動力計角速度の検出信号としてそれぞれコントローラへの観測信号として入力し、このコントローラの出力と前記ローラ表面駆動力信号と差信号を重みつきのローラ表面駆動力の指令信号とすると共に、
前記コントローラ設計手法におけASR部の一般化プラントは、重みつけされたローラ表面駆動力信号と動力計トルク信号を入力してローラ角速度とシャフトの軸トルク及び動力計角速度を演算する機械系モデル、この機械系モデルからの軸トルク信号を入力して軸トルクの検出特性を表すトルクメータ特性モデル、機械系モデルからの動力計角速度を入力して動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデル及びコントローラで生成されたインバータへのトルク電流指令に対して実際に発生するトルク出力の応答性を生成し、その出力に重み付けされたインバータのトルク誤差を加算して前記機械系モデルに出力するインバータ特性モデルを有し、
前記トルクメータ特性モデルを介して生成されたトルク検出信号と重み付された軸トルク検出誤差信号の和を軸トルク検出信号とし、且つ前記エンコーダ特性モデルを介して検出された動力計角速度信号と重みつけされた動力計角速度信号との和と、重みつけされた角速度指令との差信号を動力計角速度の検出信号としてそれぞれコントローラへの観測信号として入力し、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とするとすることを特徴としたものである。
本発明の請求項2は、前記オブザーバー部の一般化プラントのエンコーダ特性モデルへの入力信号は機械系モデルからのローラ角速度信号としたことを特徴とした請求項1記載の動力計システムにおける電気慣性制御方法。
本発明の請求項3は、前記ASR部の一般化プラントは、前記エンコーダ特性モデルを介して検出された動力計角速度信号と重みつけされた動力計角速度信号との和と、重みつけされたローラ角速度との差信号に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴としたものである。
本発明の請求項4は、前記ASR部の一般化プラントは、前記重みつけされた角速度指令と前記機械系モデルからのローラ角速度との偏差に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴としたものである。
本発明の請求項5は、前記ASR部の一般化プラントのエンコーダ特性モデルは、前記機械系モデルから動力計角速度を検出し、この検出された動力計角速度と重みつけされた動力計角速度信号との和と、重みつけされた動力計角速度との偏差に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴としたものである。
本発明の請求項6は、前記ASR部の一般化プラントのエンコーダ特性モデルは、前記機械系モデルからローラ角速度を検出し、この検出されたローラ角速度と重みつけされたローラ角速度信号との和と、重みつけされたローラ角速度との偏差を観測量としてコントローラに入力すると共に、重みつけされた角速度指令と前記機械系モデルからの動力計角速度との偏差に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、電気慣性制御回路のオブザーバー部とASR部をH∞制御、μ設計法と呼称されるコントローラ設計手法を用いて設計したことにより所望の電気慣性制御回路が設計される。このため、機械系の共振特性、軸トルク検出特性、動力計角速度検出特性、及びインバータ応答特性など、シャシーダイナモメータシステムの電気慣性制御の応答性能に影響する各特性を考慮した電気慣性制御回路4の設計が可能となることにより、共振特性も抑制され、従来のものより高応答で安定なシャシーダイナモメータシステムの電気慣性制御が可能となるものである。また、電気慣性制御回路に走行抵抗(Road Load)を加算する場合や、設定慣性量を変更する場合でも容易に対応が可能となるものである。
本発明は、特許文献1のように電気慣性制御回路そのものを提供するものではなく、電気慣性制御を「H∞制御」「μ設計法」と呼称されるコントローラ設計手法により設計するための「一般化プラント」の構築手法に関するものである。なお、「H∞制御」「μ設計法」「一般化プラント」については、例えば、劉康志著、「線形ロバスト制御」、コロナ社、2002年などにおいて、ロバスト制御の一般的な教科書で説明されている。
本発明は、上記手法を用いて設計された一般化プラントモデルを用いて図1で示すシャシーダイナモメータシステムに使用される。図2は電気慣性制御回路の構成図を示したものである。
図1のシャシーダイナモメータシステムにおいて、Dyは動力計、Rは動力計Dyに連結されたローラ、IVはインバータ、EIは電気慣性制御回路、TMは軸トルクメータ、EC1は動力計の回転数を検出するためのエンコーダ、EC2はローラ回転数を検出するためのエンコーダで、これら軸トルクメータTM及びエンコーダEC1,EC2によって検出された各検出信号は電気慣性制御回路EIに出力する。
図2で示すように、電気慣性制御回路は、オブザーバー(ローラ表面駆動力推定)部、ASR(速度制御)部及び慣性部[1/(EICJ*s)]を有し、電気慣性制御の設定慣性量はEICJである。
本発明は、このようなシャシーダイナモメータシステムの電気慣性制御回路におけるオブザーバー部と、ASR部にH∞制御、μ設計法と呼称されるコントローラ設計手法により車体相当の慣性モーメントを設計し、この慣性モーメントに基づいた電気慣性制御を実行するものである。
以下、実施例に基づいて説明する。
実施例1では、オブザーバー一般化プラントとASR一般化プラントに基づき、各一般化プラントを「H∞制御」または、「μ設計法」にて設計したものである。
図3は、本発明の実施例を示す電気慣性制御回路におけるオブザーバーの一般化プラントモデル図、図4は、この一般化プラントモデル内の機械系モデルの伝達関数を示し、また、図5はASRの一般化プラントモデル図を、図6ではこの一般化プラントモデル内の機械系モデルの伝達関数をそれぞれ示したものである。
図3で示す電気慣性制御のためのオブザーバーの一般化プラントモデルには、その外乱としてローラ表面駆動力w1、動力計トルク指令w2、軸トルク観測ノイズw3、及び動力計角速度観測ノイズw4が入力され、観測量A,Bが検出されてコントローラ10に入力される。外乱信号は、実際にシャシーダイナモメータシステムが駆動されていることを想定し、その時の制御ループに発生するノイズが外乱信号となり、ここではw1〜w4の4つになっている。コントローラ10では、電気慣性の状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定する。また、一般化プラントモデルでは、制御量としてz1〜z4が生成される。
入力された外乱には、それぞれは重み係数付加手段1(Ow1(s))〜4(Ow4(s))、及び11(Oz1(s))〜14(Oz4(s))において各別に重み付けされ、求める特性が得られるようになっている。すなわち、手段1では、車両駆動力にかける重みで、ある定数がかけられてローラの回転モーメントトルクJ1.Tとし機械系モデル20(Omec(s))に出力されると共に、減算手段7に出力される。手段2では、動力計のトルク指令にかける重みで、ある定数がかけられてその出力はJ2.Tとして機械系モデル20に出力される。手段3では、軸トルクの検出誤差にかける重みで、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされ、加算手段5に出力される。手段4では、動力計角速度検出誤差にかける重みで、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされて、加算手段6に出力される。
8(Otm(s))は軸トルクを検出するトルクメータ特性生成手段(トルクメータ特性モデル)で、機械モデル20からの結合シャフトの軸トルクK12.Tを入力して所定のトルクメータ特性として加算手段5に出力する。加算手段5では、重み付けされた軸トルクの検出誤差信号とトルクメータ特性を加算して軸トルク検出値を生成して観測量Aとしてコントローラ10に入力される。9(Oenc(s))はエンコーダ特性生成手段(エンコーダ特性モデル)で、機械モデル20からの動力計角速度J2.wを入力して所定のエンコーダ特性を生成し、加算部6に出力する。加算部6では、重み付けされた動力計角速度検出誤差信号とエンコーダ特性を加算して動力計角速度検出値を生成し、観測量Bとしてコントローラ10に出力する。コントローラ10では入力された信号に基づいて所定の演算を実行する。その演算信号は減算手段7に出力してローラの回転モーメントトルクJ1.Tとの減算が行われ、手段11に出力される。
手段11(Oz1(s))は、ローラ表面駆動力推定の偏差値に重み付けをする手段で、積分特性、または、高域でゲインが低くなるような所定の特性にして重みつきローラ表面駆動力推定値z1とし出力する。手段12(Oz2(s))は、軸トルクに重みをかける手段で、機械系モデル20からの軸トルクK12.Tを入力してある定数、または、高域でゲインが高くなるような所定の特性にして軸トルク制御指令z2とし出力する。手段13(Oz3(s))は、機械系モデル20からの動力計角速度J2.wに重みをかける手段で、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような所定の特性にして重み付けされた動力計角速度指令z3とし出力する。手段14(Oz4(s))は機械系モデル20からのローラ角速度検出に重みをかける手段で、ある定数、または、高域でゲインが高くなる特性として重みつきローラ角速度指令z4として出力する。
図4で示すオブザーバーの機械系モデル20は、動力計の機械特性を伝達関数で表現したもので、2慣性機械系のモデルである。この実施例の機械系モデルは、J1.TとJ2.Tを入力として持ち、J1.w、K12.T、及びJ2.wを出力として持つ。
同図において、21はローラ慣性モーメント要素で、その出力はローラ角速度J1.wとして一般化プラントへ出力すると共に、減算手段26に出力する。22はばね剛性要素で、減算手段26により演算された動力計角速度とローラ角速度の差信号が入力されてシャフト捩れトルクK12.T信号として一般化プラントへ出力すると共に、加算手段24と減算手段25に出力する。加算手段24では、ローラ表面にかかる車両駆動力によるローラの回転モーメントJ1.Tとシャフト捩れトルクK12.Tが加算されてローラ慣性モーメント要素21に入力される。また、減算手段25では、入力された動力計トルク信号J2.Tとシャフト捩れトルクK12.Tの差信号が求められて動力計慣性モーメント要素23に出力され、この動力計慣性モーメント要素23において動力計角速度J2.wを演算して一般化プラントへ出力すると共に、減算手段26に出力される。
図5はASR部の一般化プラントモデル図で、外乱としてローラ表面駆動力w1、インバータトルク制御誤差w2、角速度指令w3、軸トルク観測ノイズw4、及び動力計角速度観測ノイズw5が入力され、観測量A’,B’が検出されてコントローラ40に入力される。外乱信号は、実際にシャシーダイナモメータシステムが駆動されていることを想定し、その時の制御ループに発生するノイズが外乱信号となり、ここではw1〜w5の5つになっている。コントローラ40では、電気慣性の状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定する。また、このASRの一般化プラントモデルでは、制御量としてz1〜z4が生成される。
入力された外乱と後述する制御量z1〜z4には、それぞれは重み係数付加手段31(Gw1(s))〜35(Gw5(s))、及び44(Gz1(s))〜47(Gz4(s))において各別に重み付けされ、所望の特性が得られるようになっている。すなわち、手段31(Gw1(s))では、車両駆動力にかける重みで、ある定数がかけられてローラの回転モーメントトルクJ1.Tとし機械系モデル50(Gmec(s))に出力される。手段32(Gw2(s))はインバータトルク制御誤差w2にある定数、または、高域でゲインが高くなる特性とされ、加算手段43に出力される。手段33(Gw3(s))は角速度指令w3にある定数、または、高域でゲインが高くなる特性とされ、減算手段41に出力される。手段34(Gw4(s))は軸トルクの検出誤差w4にかける重みで、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされ、加算手段39に出力される。手段35(Gw6(s))は動力計角速度の検出誤差にある定数、または、高域でゲインが高くなる特性とされて加算手段42に出力される。
手段37(Gtm(s))は軸トルクを検出するトルクメータ特性生成手段(トルクメータ特性モデル)で、機械モデル50からの結合シャフトの軸トルクK12.Tを入力して所定のトルクメータ特性として加算手段39に出力する。加算手段39では、重み付けされた軸トルクの検出誤差信号とトルクメータ特性を加算して軸トルク検出値を生成して観測量A‘としてコントローラ40に入力される。手段38(Genc(s))はエンコーダ特性生成手段(エンコーダ特性モデル)で、機械モデル50からの動力計角速度J2.wを入力して所定のエンコーダ特性を生成し、加算部42に出力する。加算部42では、重み付けされた動力計角速度検出誤差信号とエンコーダ特性を加算し、この加算信号は減算手段41において角速度指令と差演算が実行されて動力計角速度制御の偏差信号を生成し、観測量B‘としてコントローラ40と手段48に出力する。手段48では動力計角速度制御の偏差信号に積分特性を持つ重み関数が付加され、手段46を介して動力計角速度制御信号z3として出力される。
コントローラ40では、入力された軸トルク検出値A'と動力計角速度検出値B'とを基に電気慣性の状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定するための所定の演算を実行し、手段44を介してトルク電流指令z1として出力すると共に、手段36に出力する。
手段36はインバータのトルク指令に対して実際に発生するトルク出力の応答特性を表すインバータ特性生成手段(インバータ特性モデル)で、応答特性としては、ある定数、または、高域でゲインが低くなるような特性にされ、そのトルク指令は加算手段43において重み付インバータのトルク制御誤差と加算された後、機械系モデル50へ動力計トルク信号J2.Tとして出力される。
なお、重み付けを実行する手段44〜47のうち、手段46のみはある定数、または、高域でゲインが低くなる特性にされているが、他の手段はある定数、又は、高域でゲインが高くなる特性にされている。
図6で示すASRの機械系モデル50は、図4で示すオブザーバーの機械系モデルと同様の機能のものが使用されるため、便宜上同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例によれば、電気慣性制御回路のオブザーバー部とASR部をH∞制御、μ設計法と呼称されるコントローラ設計手法を用いて設計したことにより所望の電気慣性制御回路が設計される。このため、機械系の共振特性、軸トルク検出特性、動力計角速度検出特性、及びインバータ応答特性など、シャシーダイナモメータシステムの電気慣性制御の応答性能に影響する各特性を考慮した電気慣性制御回路4の設計が可能となることにより、共振特性も抑制され、従来のものより高応答で安定なシャシーダイナモメータシステムの電気慣性制御が可能となるものである。また、電気慣性制御回路に図2で示すような走行抵抗(Road Load)を加算する場合や、設定慣性量を変更する場合でも容易に対応が可能となるものである。
図7は第2の実施例を示す電気慣性制御のためのASR部の一般化プラントモデルである。この実施例で図5と相違するところは、ローラ角速度の制御指令偏差に積分特性を持つ重み関数が付加される手段48aの入力側に減算手段49を設けたことと、ローラ角速度制御の重み係数をかける手段46と、動力計角速度検出に重み係数をかける手段47にかける関数を異にして手段46a、47aとしたことである。すなわち、手段33において重み係数が付加された角速度指令は、減算手段41に出力されると共に減算手段49にも出力され、この減算手段49において機械系モデル50からのローラ角速度J1.wとの差が求められて手段48aに出力される。
手段46aでは、ある定数、または、高域でゲインが低くなるような出力特性にされる。また、手段47aはある定数、または、高域でゲインが高くなるような出力特性にされる。手段48aではローラ角速度制御の偏差信号に積分特性を持つ重み関数が付加され、それぞれは重みつきローラ角速度z3a、重みつき動力計角速度z4aとして出力する。
なお、この実施例で使用される機械系モデル50は第1の実施例と同じものが使用され、また、オブザーバーの一般化プラントも図3で示すものが使用されて電気慣性制御回路4が構成される。
この実施例によれば、電気慣性制御のためのASR一般化プラントにてローラ角速度制御の制御偏差に積分特性を持たせたことにより、実施例1と同等の効果が得られる。
図8は第3の実施例を示す電気慣性制御のためのASR部の一般化プラントモデルである。この実施例で図5と相違するところは、エンコーダ特性を生成する手段の入力には機械系モデル50からのローラ角速度信号が入力されてローラ角速度を検出するエンコーダ特性生成手段38aとなっていることと、手段35aはローラ角速度の検出誤差になっている。これに伴ってコントローラ40への観測量B'がローラ角速度制御偏差B''となって手段48bへもB''が出力されること、及び手段47bには動力計角速度検出J2.wが出力されることである。手段48bの出力は、手段46bによってある定数、または、高域でゲインが低くなるような出力特性にされ、重みつきローラ角速度z3bとして出力する。また、手段47aはある定数、または、高域でゲインが高くなるような出力特性にされて重みつき動力計角速度z4aとして出力する。手段35aはある定数、または、高域でゲインが高くなる特性とされて加算手段42に出力される。
すなわち、この実施例は、機械系モデル50からのローラ角速度信号を基に手段38aにおいてエンコーダ特性を生成し、その出力は加算手段42において重みつけローラ角速度検出誤差信号と加算されて減算手段41に出力される。この減算手段41では、重みつけされたローラ角速度信号との偏差演算が実行されて
ローラ角速度制御偏差B''となってコントローラ40と手段48bに出力される。
手段48bは入力されたローラ角速度制御の制御偏差に積分特性を持つ重み関数にされ、手段46bを介して重みつきローラ角速度信号z3bとして出力される。また、機械系モデル50から動力計角速度信号を入力した手段47bからは重みつき動力計角速度z4aが出力される。
他は実施例1と同様である。
この実施例によれば、電気慣性制御のためのASR一般化プラントにて観測量をローラ角速度制御の制御偏差にし、ローラ角速度制御の制御偏差に積分特性を持たせたことにより、実施例1と同等の効果が得られる。
図9は第4の実施例を示す電気慣性制御のためのASR部の一般化プラントモデルである。この実施例で図5と相違するところは、エンコーダ特性を生成する手段の入力には機械系モデル50からのローラ角速度信号が入力されてローラ角速度を検出するエンコーダ特性生成手段38aとなっていることと、手段35aはローラ角速度の検出誤差になっている。これに伴って観測量がローラ角速度制御偏差B''となっていること、及び手段48cの入力側に減算手段49aを設けたことである。
この実施例は、機械系モデル50からのローラ角速度信号を基に手段38aにおいてエンコーダ特性を生成し、その出力は加算手段42において重みつけローラ角速度誤差信号と加算され、減算手段41に出力される。この減算手段41では、重みつけされた角速度指令との差演算が実行されてローラ角速度制御偏差B''となってコントローラ40に出力される。また、重みつけされたローラ角速度指令は減算手段49aにも出力され、機械系モデル50からの動力計角速度信号J2.wとの偏差が演算され、手段48cに出力される。
手段48cでは入力された動力計角速度制御の制御偏差に積分特性を持つ重み関数が付加され、手段46cを介して重みつき動力計角速度信号z3cとして出力される。また、機械系モデル50からローラ角速度信号を入力した手段47aからは重みつきローラ角速度z4aが出力される。
他は実施例1と同様である。
この実施例によれば、電気慣性制御のためのASR一般化プラントにて観測量をローラ角速度制御の制御偏差にし、動力計角速度制御の制御偏差に積分特性を持たせたことにより、実施例1と同等の効果が得られる。
図10は第5の実施例を示す電気慣性制御のためのオブザーバーの一般化プラントモデルである。この実施例で、図3で示すオブザーバーの一般化プラントモデルと相違するところは、コントローラ10に入力される観測量が、ローラ角速度偏差となっていることと、加算手段6aに印加される信号が相違する。すなわち、外乱w4aはローラ角速度で、手段4a(Ow4(s))はこのローラ角速度の検出誤差に重みをかけるもので、ある定数、または、高域でゲインが高くなる特性にされる。また、手段9a(Oenc(s))は機械系モデル20からのローラ角速度を入力してエンコーダ特性を生成するもので、このエンコーダ特性信号と重みつけされたローラ角速度の検出誤差が加算手段6aで加算され、観測量Bとしてコントローラ10に出力される。
コントローラ10では、入力された軸トルク検出値Aとローラ角速度検出値Bとを基に電気慣性の状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定するための所定の演算を実行する。その演算信号出力は減算手段7に出力される。減算手段7ではローラの回転モーメントトルクJ1.Tとの減算が行われ、手段11を介して重みつきローラ表面駆動力推定値z1として出力される。
他は実施例1と同様である。
この実施例によれば、オブザーバー一般化プラントにて、観測量をローラ角速度偏差にし、ASR一般化プラントと組み合わせることにより、実施例1と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施例では、オブザーバーの一般化プラントとASRの一般化プラントの特定の組み合わせについて説明したが、図3と図10で示した、オブザーバーの一般化プラントモデルと、図5〜図9で示すASRの一般化プラントモデルの組み合わせは適宜選択できることは勿論である。
本発明が適用される電気慣性制御システムの構成図 電気慣性制御回路の構成図 本発明のオブザーバーの一般化プラントモデルの模式図 オブザーバーの一般化プラントモデルに適用される機械系モデル図 本発明のASRの一般化プラントモデルの模式図 ASRの一般化プラントモデルに適用される機械系モデル図 本発明の他の実施例によるASRの一般化プラントモデルの模式図 本発明の他の実施例によるASRの一般化プラントモデルの模式図 本発明の他の実施例によるASRの一般化プラントモデルの模式図 本発明の他の実施例によるオブザーバーの一般化プラントモデルの模式図
符号の説明
1… 動力計
2… ローラ
3… インバータ
4… 電気慣性制御回路
5… 軸トルクメータ
6、7… エンコーダ

Claims (6)

  1. ローラと動力計をシャフトを介して連結し、オブザーバー部、ASR部を有する電気慣性制御回路に動力計回転数信号、軸トルク信号及びローラ回転数信号を入力してトルク電流指令値を演算し、求めたトルク電流指令値によりインバータを介して電気慣性制御を行うシャシーダイナモメータシステムにおいて、
    前記オブザーバー部とASR部は、H∞制御、μ設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計され、
    前記コントローラ設計手法におけるオブザーバー部の一般化プラントは、それぞれ重みつけされたローラ表面駆動力信号と動力計トルク指令を入力してローラ角速度とシャフトの軸トルク及び動力計角速度を演算する機械系モデル、この機械系モデルからの軸トルク信号を入力して軸トルクの検出特性を表すトルクメータ特性モデル、機械系モデルからの動力計角速度を入力して動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデルを有し、
    前記トルクメータ特性モデルを介して生成されたトルク検出信号と重み付された軸トルク検出誤差信号の和を軸トルク検出信号とし、且つ前記エンコーダ特性モデルを介して検出された動力計角速度信号と重みつけされた動力計角速度信号との和を動力計角速度の検出信号としてそれぞれコントローラへの観測信号として入力し、このコントローラの出力と前記ローラ表面駆動力信号と差信号を重みつきのローラ表面駆動力の指令信号とすると共に、
    前記コントローラ設計手法におけASR部の一般化プラントは、重みつけされたローラ表面駆動力信号と動力計トルク信号を入力してローラ角速度とシャフトの軸トルク及び動力計角速度を演算する機械系モデル、この機械系モデルからの軸トルク信号を入力して軸トルクの検出特性を表すトルクメータ特性モデル、機械系モデルからの動力計角速度を入力して動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデル及びコントローラで生成されたインバータへのトルク電流指令に対して実際に発生するトルク出力の応答性を生成し、その出力に重み付けされたインバータのトルク誤差を加算して前記機械系モデルに出力するインバータ特性モデルを有し、
    前記トルクメータ特性モデルを介して生成されたトルク検出信号と重み付された軸トルク検出誤差信号の和を軸トルク検出信号とし、且つ前記エンコーダ特性モデルを介して検出された動力計角速度信号と重みつけされた動力計角速度信号との和と、重みつけされた角速度指令との差信号を動力計角速度の検出信号としてそれぞれコントローラへの観測信号として入力し、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とするとすることを特徴とした動力計システムにおける電気慣性制御方法。
  2. 前記オブザーバー部の一般化プラントのエンコーダ特性モデルへの入力信号は機械系モデルからのローラ角速度信号としたことを特徴とした請求項1記載の動力計システムにおける電気慣性制御方法。
  3. 前記ASR部の一般化プラントは、前記エンコーダ特性モデルを介して検出された動力計角速度信号と重みつけされた動力計角速度信号との和と、重みつけされたローラ角速度との差信号に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴とした請求項1又は2記載の動力計システムにおける電気慣性制御方法。
  4. 前記ASR部の一般化プラントは、前記重みつけされた角速度指令と前記機械系モデルからのローラ角速度との偏差に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴とした請求項1又は2記載の動力計システムにおける電気慣性制御方法。
  5. 前記ASR部の一般化プラントのエンコーダ特性モデルは、前記機械系モデルから動力計角速度を検出し、この検出された動力計角速度と重みつけされた動力計角速度信号との和と、重みつけされた動力計角速度との偏差に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴とした請求項1又は2記載の動力計システムにおける電気慣性制御方法。
  6. 前記ASR部の一般化プラントのエンコーダ特性モデルは、前記機械系モデルからローラ角速度を検出し、この検出されたローラ角速度と重みつけされたローラ角速度信号との和と、重みつけされたローラ角速度との偏差を観測量としてコントローラに入力すると共に、重みつけされた角速度指令と前記機械系モデルからの動力計角速度との偏差に積分特性を持つ所定の重み付けをし、このコントローラからの出力をインバータへのトルク電流指令をコントローラからの出力信号とすることを特徴とした請求項1又は2記載の動力計システムにおける電気慣性制御方法。
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