JP4856808B2 - シート状貼付剤 - Google Patents
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Description
本発明はシート状貼付剤に関するものである。更に詳細には、貼付時において心地よい清涼感を与え、かつ肌にしっとり感を与えるものであり、整肌および美容のために用いる化粧品用、医薬品用又は医薬部外品用として使用されるシート状貼付剤に関するものである。
背景技術
シート状貼付剤は腰痛、肩こり、打ち身、捻挫等の治療に用いるテープ剤や湿布剤、足の疲れを癒すために用いる湿布剤、顔や体の美容を目的としたシート状パック剤等が知られている。例えば、特公平3−16989号公報において、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩、セルロース誘導体、多価アルコールおよび多価金属化合物からなる水性粘着剤組成物、特開平8−291057号公報において、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、乳酸塩、ピロリドンカルボン酸、尿素、アロエエキスおよびシソ葉エキスから選択される保湿成分を配合してなる薬効成分を含まないパップ剤、さらに特開平10−279473号公報において、含水粘着剤層中の成分による清涼感等の付与効果が向上され、かつ使用性に優れる足の疲れやむくみ等の解消を目的とするフットケア用シート剤等が開示されている。特にパック剤としては特開昭54−49334号公報において、ポリアクリル酸塩、多価アルコールおよび水を主成分とした保水性に優れ低剥離力のパック剤、特公平1−46485号公報において、架橋型含水ゲルを基材として用いたシート状パック剤、特開平5−295004号公報において天然由来半合成成分を保湿剤および増粘剤として配合したパック剤、特公平7−25659号公報において、アルギン酸とポリビニルピロリドンおよび美肌成分を含浸させたシート状含水パック剤、更には特許第2761936号公報においてキサンタンガム、ローカストビーンガム、水溶性溶剤および水を含有するシート状パック剤等が開示されている。
しかしながら、従来のシート状貼付剤は、貼付時の圧迫感やヒリヒリ感等の違和感を生じ易く、シートコスメブームと騒がれる現在においても使用者のリラクゼーションニーズを満足できていないという問題点を有していた。
従って、本発明が解決しようとする課題は、上記従来の問題点を解決し、肌に対して安全で、かつ患部に対する冷却作用は勿論、優れた美肌作用効果を示し、しかも貼付時と剥離後の優れた清涼感と使用実感を有するシート状貼付剤を提供することにある。
発明の開示
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねる中で、シート状貼付剤において、その水分蒸発に要する熱量に着目し、これを適宜調整することにより、前記課題を解決し、貼付時の心地よい清涼感は勿論、剥離後の使用実感が著しく向上されることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、25℃−60%Rh雰囲気において、30分間暴露時の水分蒸発に要する熱量が単位面積(cm2)当たり0.6〜13(cal)であることを特徴とする、シート状貼付剤に関する。
また本発明は、グリコール類および/または多価アルコール類を1〜50重量%を含むことを特徴とする、前記のシート状貼付剤に関する。
さらに本発明は、グリコール類が、ポリエーテルの構造を有する平均分子量が200〜600のポリエチレングリコールおよび/または平均分子量が500〜3000のポリプロピレングリコールであることを特徴とする、前記のシート状貼付剤に関する。
また本発明は、多価アルコール類が、1分子中2〜3個の水酸基を持つ低分子の多価アルコールであることを特徴とする、前記のシート状貼付剤に関する。
本発明はまた、シート状パック剤として用いられる、前記のシート状貼付剤に関する。
発明の実施の形態
以下、本発明にかかるシート状貼付剤の実施の態様についてさらに詳細に説明する。
本発明における水分蒸発に要する熱量とは、温度25±0.5(℃)、湿度60±5(%)雰囲気中に支持体面を上にして30分間暴露し、その間の重量変化量を支持体面からの水分蒸発量として25℃における蒸発潜熱より熱量を算出し、更に単位面積当たりの熱量に換算したものをいう。
その算出方法は次の通りである。
単位面積(cm2)当たり水分蒸発に要する熱量(cal)=25℃における水の蒸発潜熱(cal/g)×水分蒸発量(g)÷試料面積(cm2)
本発明は、熱量を0.6から13(cal)に調整することにより、貼付時の心地よい清涼感は勿論、剥離後の使用実感が著しく向上したパック剤を提供できる。
本発明において、特に好ましい態様は、該熱量が4〜13(cal)の範囲のシート状貼付剤である。かかるシート状貼付剤は、シート状パック剤として特に好適である。
本発明のシート状貼付剤は、典型的には保湿剤を含む基剤、即ち、保湿剤、水、水溶性高分子、架橋剤および防腐剤より構成される。また、必要に応じ美肌成分、保湿成分、酸化防止剤、粘着付与剤、溶解剤、色素、香料、界面活性剤、紫外線吸収剤、無機充填剤およびpH調整剤を配合することができる。本発明では、これらの材料を適宜配合することにより、前記の水分蒸発に要する熱量が所定の範囲になるように調整する。
保湿剤としてはグリコール類および/又は多価アルコール類を単独あるいは組み合わせることにより用いることができる。保湿剤の基剤全体量に占める配合量は、製剤の粘着性や凝集性、使用前における保水性および保型性の低下、ゲルの不均一化、作業性の低下および使用時の使用感の低下等を考慮して決定されるが、1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは5〜25重量%である。
尚、保湿剤におけるグリコール類は水溶性高分子、保湿成分、架橋剤、美肌成分、防腐剤等の分散・溶解剤あるいは可塑剤として用いられるとともに、水の放出性や揮散性を促進させることができる。ここであげるグリコール類はポリエーテルの構造を有し、一般に用いられる低分子量の多価アルコールと比較して水酸基が少ないため親水性が小さいので、この性質を利用することにより、水を除いた基剤成分の臨界相対湿度を低下させることができ、使用時において、より多くの水を外部に放出することができる。その結果として肌に潤いを与え、また外部に水が揮散することにより気化熱を奪い、顔の火照りや炎症を抑えると同時に心地よい清涼感を与えるものである。また、粘度の温度依存性が小さく、製剤中に配合したときにも、環境変化に左右されない安定な保型性を示すことができる。ポリエーテルの構造を有するグリコール類としては、平均分子量が200〜600のポリエチレングリコールと平均分子量が500〜3000のポリプロピレングリコールが好ましく、これらの1種もしくは2種以上を配合し用いることができる。
また、保湿剤における多価アルコール類は水溶性高分子、保湿成分、架橋剤、美肌成分、防腐剤等の分散・溶解剤あるいは可塑剤として用いられるとともに、水の放出性や揮散性を抑制させることができる。ここであげる多価アルコール類は1分子中2〜3個の水酸基を持つ低分子量の多価アルコールであり、親水性に優れるので、水を除いた基剤成分の臨界相対湿度を向上させることができ、使用時において、水の放出や揮散を抑制することができる。多価アルコール類としては、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールおよびグリセリンが好ましく、これらの1種もしくは2種以上を配合し用いることができる。
これら保湿剤におけるグリコール類および/又は多価アルコール類と水との配合バランスにより、肌に対する適度な保湿性と粘着性を与え、また貼付時の心地よい清涼感は勿論、剥離後の使用実感が著しく向上されるものである。
本発明のシート状貼付剤に用いられる水としては、精製水や滅菌水、天然水が用いられる。水は水溶性高分子、保湿成分、架橋剤、防腐剤等の分散・溶解剤として働き、特に保湿剤であるグリコール類および多価アルコールを製剤中均一に分散・溶解させるために重要である。更には、水自身も使用時および使用後の使用感を著しく向上させ、また保湿成分とともに皮膚へ移行し潤いやハリを与えるなどの効果をもたらすものである。このため水の配合量は、製剤の粘着性、使用前における保水性の低下、作業性の低下、使用時における使用感の低下、使用前における保型性等を考慮して決定されるが、30〜95重量%、好ましくは65〜90重量%、より好ましくは70〜85重量%を添加する。多量の水を製剤中に含有させることにより製剤自体の相対湿度を高めることができ、使用時において多くの水を効率よく外部に排出することが可能となり、結果として肌に潤いを与え、また外部に水が揮散することにより気化熱を奪い、心地よい清涼感を与えることができる。
また水溶性高分子としては、ゼラチン、ポリアクリル酸又はその塩、あるいは部分中和物等が挙げられ、各々単独あるいは2種以上配合することにより使用することができる。ポリアクリル酸塩の塩類としては、ナトリウム、リチウム、カリウムなどの金属塩が好ましく、その平均重合度は1000〜100000のものが好適に用いられる。これら水溶性高分子の配合量は、製剤の粘着性や凝集性、保型性、吸水能、膏体の不均一化、作業性の低下、使用感の低下、製造中の粘性等を考慮して決定されるが、3〜25重量%、好ましくは5〜20重量%、より好ましくは5〜10重量%で使用される。
さらに架橋剤としては、水難溶性アルミニウム化合物や多官能性エポキシ化合を単独又は2種以上配合することにより用いられる。水難溶性アルミニウム化合物としては、水酸化アルミニウム、含水ケイ酸アルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、カオリン、酢酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウムなどが挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を配合して用いることができる。水難溶性アルミニウム化合物を用いることにより、制酸作用による皮膚刺激性の抑制効果や微量のアルミニウムイオンによる皮膚収れん作用に加え、初期物性には充填剤としてゲルに適度な強度を与えると共に、経時変化でアルミニウムイオンが製剤内に溶出し、高分子の経時分解および高分子間共有結合架橋部の経時切断によるゲル強度の低下を補う機能を呈することができる。更にはpH調整によりそのアルミニウム溶出速度を制御することも可能である。
多官能エポキシ化合物としては、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテルなどが挙げられる。これら多官能性エポキシ化合物の1種もしくは2種以上を配合し用いることができる。多官能性エポキシ化合物を用いることにより、優れた吸水能と保型性を得ることができ、カルボキシル基、アミノ基または水酸基等を有する水溶性高分子と効率よく共有結合を生起し、ゲル強度を高めることができる。これら架橋剤の配合量は、製剤の凝集性や保型性、吸水能の低下、製剤物性の経時安定性の低下、作業性の低下、肌への安全性の低下、使用感の低下、粘着性、製造中の粘度増加およびゲル化による膏体の不均一化等を考慮して決定されるが、0.001〜20重量%、好ましくは0.005〜15重量%、より好ましくは0.01〜10重量%で使用される。
また防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル(例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン)、1,2−ペンタンジオール、安息香酸、安息香酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、4−イソプロピル−3−メチルフェノール、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、フェノール、ヒノキチオール、クレゾール、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニド、クロロブタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を配合して用いることができる。これらの中でもパラオキシ安息香酸エステルが好ましい。配合量としては、保存中のカビや菌の発生による製剤の腐敗、使用時および使用後の使用感の低下、製剤における粘着性、凝集性の変化、使用感における刺激や防腐剤臭による不快感等を考慮して決定されるが、0.005〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.01〜1重量%で使用される。
本発明のシート状貼付剤は、上記の基剤成分に加えて、前記のとおり貼付剤の用途に応じ、従来公知である薬効成分、美肌成分、保湿成分、清涼剤または冷感剤、酸化防止剤、粘着付与剤、溶解剤、色素、香料、界面活性剤、紫外線吸収剤、無機充填剤およびpH調整剤等を適宜適量配合することができる。
薬効成分としては経皮吸収可能な薬物であれば特に制限されるものではなく、例えばプレドニゾロン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、フルオシノロンアセトニド、吉草酸ベタメタゾン、ジプロピオン酸ベタメタゾン、酪酸クロベタゾン、コハク酸プレドニゾロン等のステロイド系抗炎症剤、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、インドメタシン、ケトプロフェン、ジクロフェナク、イブプロフェン、フルルビプロフェン、フェルビナク、ケトロラク、ロキソプロフェン、スプロフェン、プラノプロフェン、チアプロフェン、フルフェナム酸、アスピリン、アクタリット、ミゾリビン、オキサプロジン、モフェゾラク、エトドラク、オーラノフィン、インドメタシンファネルシル等の非ステロイド系抗炎症剤およびそのエステル誘導体またはその塩類、トラニラスト、アゼラスチン、ケトチフェン、イブジラスト、オキサトミド、エメダスチン、エピナスチン等の抗アレルギー剤、ジフェンヒドラミン、クロルフェニラミン、プロメタジン、トリペレナミン等の抗ヒスタミン剤、クロルプロマジン、ニトラゼパム、ジアゼパム、フェノパルビタール、レセルピン等の中枢神経作用薬、インシュリン、テストステロン、ノルエチステロン、メチルテストステロン、プロゲステロン、エストラジオール等のホルモン剤、クロニジン、レセルピン、硫酸グアネチジン、エホニジピン、アルプレノロール、ニフェジピン等の抗高血圧症剤、ジギトキシン、ジゴキシン等の強心剤、塩酸プロプラノロール、塩酸プロカインアミド、アジマリン、ピンドロール、塩酸ツロブテロール等の抗不整脈用剤、ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、塩酸パパベリン、ニフェジピン、ジルチアゼム、ニコランジル等の冠血管拡張剤、リドカイン、プロカイン、塩酸プロカイン、ベンゾカイン、テトラカイン等の局所麻酔剤、モルヒネ、フェンタニールまたはその塩、アスピリン、コデイン、アセトアニリド、アミノピリン等の鎮痛剤、チザニジン、エペリゾン、トルペリゾン、イナペリゾン、ダントロレン等の筋弛緩剤、アセトフェニルアミン、ニトロフラゾン、ペンタマイシン、ナフチオメート、ミコナゾール、オモコナゾール、クロトリマゾール、塩酸ブテナフィン等の抗真菌剤、5−フルオロウラシル、ブスルファン、アクチノマイシン、ブレオマイシン、マイトマイシン等の抗悪性腫瘍剤、塩酸テロリジン、塩酸オキシブチニン等の尿失禁症剤、ニトラゼパム、メプロバメート等の抗てんかん剤、クロルゾキサゾン、レポドパ、アマンタジン、塩酸セレギリン、塩酸ラノラジン、塩酸ロピニロール等の抗パーキンソン剤、グラニセトロン、アザセトロン、オンダンセトロン、ラモセトロン等の制吐剤、オキシブチニン等の頻尿治療剤、ニフェジピン等のCa拮抗剤、イミプラミン等の向精神薬、ジフェニドール、ベタヒスチン等の抗めまい剤、ベンゾチアゼピン等の心臓・血管系薬剤、ケトチフェン、ツロブテロール、トラニラスト等の鎮咳去痰剤、ビンポセチン、ニセルゴリン、ニコランジル、マレイン酸クレンチアゼム、塩酸ファスジル、塩酸ベニジピン、塩酸エホニジピン等の脳循環改善剤、ドコサヘキサエン酸、塩酸ビンコナート、フマル酸ネブラセタム等の脳血管性痴呆剤、塩酸ドネペジル、塩酸アミリジン、塩酸メマンチン等のアルツハイマー治療剤、ルーティイナイジングホルモン−リリージングホルモン、サイロトロビンリリージングホルモン等のポリペプチド系ホルモン剤、ポリサッカライド類、オーラノフィン、ロベンザリット等の免疫調節剤、ウルソデスオキシコール酸等の利胆剤、ヒドロフルメチアジド等の利尿剤、トルブタミド等の糖尿病用剤、コルヒチン等の痛風治療剤、ニコチン等の禁煙補助剤、更にはビタミン類、プロスタグランジン類、興奮覚醒剤、催眠鎮静剤、自律神経用剤、末梢血管拡張剤等の薬物があげられる。
美肌成分としては水溶性プラセンタエキス、アラントイン、レシチン、アミノ酸類、コウジ酸、タンパク質、糖類、ホルモン類、胎盤抽出物、またはアロエ、ヘチマおよびカンゾウ等の各種生薬からの抽出成分またはビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEおよびその他のビタミン類等があげられる。あるいは塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、塩酸トリプロリジン、メキタジン、マレイン酸クロルフェニラミン、d−マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸クレマスチン、塩酸プロメタジン、トラニラスト、クロモグリク酸ナトリウム、ケトチフェン、アリルスルファターゼB、ブフェキサマック、ベンダザック、フルフェナム酸ブチル、イブプロフェン、インドメタシン、アスピリン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、ピロキシカムおよびイブプロフェンピコノール、5,6−デヒドロアラキドン酸、5,6−メタノ−LTA4、エスクレチン、ユーパチリン、4−デメチルユーパチリン、カフェイン酸、ベノキサプロフェン等の美白作用を有する薬物があげられる。
保湿成分としてはサクシニルケフィラン水溶液、アセチルケフィラン水溶液、マレイルケフィラン水溶液、麦芽根エキス、エイジツエキス、オレンジエキス、オレンジ果汁、キイチゴエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、グレープフルーツエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウネズエキス、タイソウエキス、ナツメエキス、デュークエキス、トマトエキス、ブドウエキス、ヘチマエキス、ライム果汁、リンゴエキス、リンゴ果汁、レモンエキス、レモン果汁等を1種又は2種以上配合することができる。また、フルーツエキス(果汁)類は香料としての作用効果も有するものである。
清涼剤または冷感剤としてはL−メントール、dL−メントール、dL−カンフル、ユーカリ油、ハッカ油、イソプレゴール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンチルピロリドンカルボキシレート、L−メンチル−3−ヒドロキシブチレート等を適宜配合することができる。
酸化防止剤としてはアスコルビン酸、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアヤレチン酸、トコフェロール、酢酸トコフェロール等を配合することができる。
粘着付与剤としてはカゼイン、プルラン、寒天、デキストラン、アルギン酸ソーダ、可溶性デンプン、カルボキシデンプン、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルエーテル、ポリマレイン酸共重合体、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、イソブチレン無水マレイン酸共重合体、ポリエチレンイミン等を配合できる。
溶解剤としてはベンジルアルコール、ピロチオデカン、ハッカ油、ミリスチン酸イソプロピル、クロタミトン等を配合できる。
色素については、製剤イメージに大きく影響を与え、使用感や肌の活性化感の向上につながるものが好ましく、例えば赤色2号(アマランス)、赤色3号(エリスロシン)、赤色102号(ニューコクシン)、赤色104号の(1)(フロキシンB)、赤色105号の(1)(ローズベンガル)、赤色106号(アシッドレッド)、黄色4号(タートラジン)、黄色5号(サンセットエローFCF)、緑色3号(ファストグリーンFCF)、青色1号(ブリリアントブルーFCF)、青色2号(インジゴカルミン)等の法定色素があげられるが、特に限定されるものではない。
界面活性剤としてはジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルサルフェート塩、2−エチルヘキシルアルキル硫酸エステルナトリウム塩、ノルマルドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチレンドデシルモノメチルアンモニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノパルミネート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、グリセロールモノステアレート、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオクタデシルアミン等の非イオン界面活性剤が配合できる。
紫外線吸収剤としてはパラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エステル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、サリチル酸エステル、アントラニル酸メンチル、ウンベリフェロン、エスタリン、ケイ皮酸ベンジル、シノキサート、グアイアズレン、ウロカニン酸、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナメート等を配合できる。
無機充填剤としては酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、含水シリカ、炭酸マグネシウム、リン酸水素カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイソウ土、無水ケイ酸、ベントナイト等を配合できる。
pH調整剤としては酢酸、蟻酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、安息香酸、グリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、塩酸、硝酸、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、モノメタノールアミン、モノエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジメタノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミン、トリメタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン等が配合できる。
前述の各成分を適宜適量配合した膏体のpH値は、皮膚に刺激を与えないように配慮することが望ましく、そのpHは4〜8、好ましくは5.5〜7.5、より好ましくは6〜7の範囲である。
また、膏体を塗布してなる支持体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、レイヨン、ポリエステルなどの通気性あるいは透湿性のある合成樹脂フイルム、伸縮性不織布、不織紙、前記合成樹脂製フイルムやシートと不織布もしくは不織紙の積層体、脱脂綿等の不織布、布、伸縮性布、紙、セロハン等の可撓性のものが挙げられ、その用途に応じて適宜に選択することができる。更に可撓性の支持体からなる基布上に膏体を塗布して、この膏体層の表面に更に剥離性のフイルムもしくは紙で被覆することで製剤の安定性を保持することができる。また、剥離性のフィルムもしくは紙については貼付しやすいように割線、ミシン目状等を設けて剥がしやすくて貼りやすい形状とすることができる。また、基布の色については特に限定されないが、製剤イメージに大きく影響を与え、使用感や肌の活性化感の向上につながるものであり、白色、肌色、黄色、赤色、橙色、緑色、青色、ピンク色、水色、茶色等が挙げられ、必要に応じ濃淡を調整したものが好ましい。
本発明のシート状貼付剤の製造方法については代表的な例としてシート状パック剤について述べる。シート状パック剤の製造方法としては、撹拌機中で上記成分を均一に混合および/又は溶解し、これを非染色または染色した基布上に展延し、その上から剥離紙を貼着して顔面の形状に裁断するものである。また、適宜目、鼻、口および顎部を適当な形状に切り、取り扱いやすく加工したものである。また、顔における部分的な箇所に用いることを目的として、鼻を適用部位とする鼻用パック、目もとを適用部位とする目もとパックのように目的の部位にうまく適用できる形状に加工することもできる。尚、シート状パック剤は、保存中における汚染、揮発性物質の蒸散等による効果の減少等を防止する意味から、使用時まで密封性の袋または容器に保存しておくことが望ましい。
本願発明のシート状貼付剤は、25℃−60%Rh雰囲気において30分間暴露時の水分蒸発に要する熱量が単位面積(cm2)当たり0.6〜13(cal)である。
(実施例)
以下本発明のシート状貼付剤について、実施例及び試験例によって更に詳しく説明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1
精製水78.4重量%に合成ケイ酸アルミニウム4重量%を分散させ、これにゼラチン1重量%、ソルビトールポリグリシジルエーテル0.05重量%、水溶性プラセンタエキス0.2重量%、アラントイン0.1重量%およびメチルパラベン0.25重量%を加え溶解し、更にポリアクリル酸ナトリウム6重量%およびポリエチレングリコール10重量%の混合物を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約1.4mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁断し、目、鼻、口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
実施例2
精製水95重量%にカオリン0.7重量%を分散させ、これにゼラチン3重量%、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル0.05重量%およびメチルパラベン0.25重量%を加え溶解し、更にポリプロピレングリコール1重量%を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約2mmになるように型枠に流し込み、冷却成型し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁断し、目、鼻、口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
実施例3
精製水71.19重量%にカオリン5重量%と酢酸アルミニウム1重量%を分散させ、これにゼラチン0.5重量%、グレープフルーツエキス0.045重量%、リンゴエキス0.045重量%、オレンジ果汁0.003重量%、レモン果汁0.002重量%、ライム果汁0.005重量%およびメチルパラベン0.1重量%を加え溶解し、更にポリアクリル酸ナトリウム7重量%、ポリエチレングリコール5重量%、ポリプロピレングリコール5重量%、プロピレングリコール1重量%、1,3−ブチレングリコール4重量%、エチルパラベン0.1重量%およびプロピルパラベン0.01重量%の混合物を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約1.4mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁断し、目、鼻、口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
実施例4
精製水60重量%にゼラチン1重量%、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル0.08重量%および2%サクシニルケフィラン水溶液0.1重量%を加え溶解し、更にポリアクリル酸ナトリウム3.8重量%、プロピルパラベン0.02重量%およびグリセリン35重量%の混合物を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約1mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁断し、目、鼻、口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
実施例5
精製水60重量%に合成ケイ酸アルミニウム2重量%および酢酸アルミニウム0.7重量%を分散させ、これにゼラチン1重量%、グリセリントリグリシジルエーテル0.1重量%およびメチルパラベン0.1重量%を加え溶解し、更にポリアクリル酸ナトリウム6重量%、エチルパラベン0.1重量%およびポリエチレングリコール30重量%の混合物を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約1.4mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁断し、目、鼻、口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
実施例6
精製水34.7重量%に合成ケイ酸アルミニウム0.5重量%とカオリン1重量%を分散させ、これにゼラチン2重量%、ソルビトールポリグリシジルエーテル0.05重量%およびメチルパラベン0.25重量%を加え溶解した後、ポリアクリル酸4重量%、ポリアクリル酸ナトリウム3.5重量%、ポリビニルピロリドン3.5重量%およびグリセリン50重量%の混合物を加え、更にクロタミトン0.3重量%にケトプロフェン0.2重量%を溶かした溶液を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約0.5mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は10cm×14cmの形に裁断しシート状貼付剤を得た。
実施例7
精製水49.7重量%にカオリン5重量%を分散させ、これにゼラチン2重量%およびメチルパラベン0.5重量%を加え溶解した後、ポリアクリル酸2重量%、カルボキシメチルセルロースナトリウム0.5重量%、ポリアクリル酸ナトリウム3.5重量%、ポリビニルピロリドン1重量%およびグリセリン35重量%の混合物を加え、更にサリチル酸グリコール0.5重量%と酢酸トコフェロール0.3重量%の混合溶液を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約1mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は10cm×14cmの形に裁断しシート状貼付剤を得た。
(比較例)
以下の試験例において実施例と比較した。
比較例1
精製水26重量%に合成ケイ酸アルミニウム0.5重量%とカオリン5重量%を分散させ、これにゼラチン2重量%、ソルビトールポリグリシジルエーテル0.05重量%、2%サクシニルケフィラン水溶液0.2重量%およびメチルパラベン0.25重量%を加え溶解し、更にポリアクリル酸4重量%、ポリアクリル酸ナトリウム3.5重量%、ポリビニルピロリドン3.5重量%およびグリセリン55重量%の混合物を加え均一になるまで撹拌する。次に、これを基布上に厚み約0.5mmになるように展延し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
比較例2
精製水97重量%に寒天2.5重量%、水溶性プラセンタエキス0.2重量%、アラントイン0.1重量%およびメチルパラベン0.2重量%を加え溶解する。次に、これを基布上に厚み約2mmになるように型枠に流し込み、冷却成型し、フィルムを貼着する。また貼着後は顔の形に裁断し、目、鼻、口および顎部を適当な形状に切りシート状パック剤を得た。
試験例1 水分蒸発に要する単位面積当たりの熱量測定
実施例1、2、3、4、5、6、7および比較例1、2について、25℃−60%Rh雰囲気に30分間暴露時の水分蒸発に要する単位面積当たりの熱量を測定した結果を表1に示す。試験は3cm×3cmに裁断した試料を温度25±0.5(℃)、湿度60±5(%)雰囲気に支持体面を上にして30分間暴露し、その間の重量変化量を支持体面からの水分蒸発量として25℃における蒸発潜熱より熱量を算出し、更に単位面積当たりの熱量に換算した。
試験例2 使用感評価試験
実施例1、2、4および比較例1、2について使用感テストを実施した。試験は20代女性40名にそれぞれのサンプルを1枚ずつ渡し、それぞれ別の日に顔へ貼付させた。その後、被験者に〔貼付時の心地よさ(清涼感)〕〔剥離後の使用実感〕の項目について5段階で評価させた。表2に〔貼付時の心地よさ(清涼感)〕、表3に〔剥離後の使用実感〕についての試験結果を示す。
上記のように本発明のシート状貼付剤は貼付時と剥離後の使用実感に優れることが判明した。また肌に対する効果やリラックス効果に優れることも判明した。
産業上の利用可能性
本発明のシート状貼付剤においては、水分蒸発に要する熱量が所定の値に調製されているため、貼付時の清涼感のみならず剥離後の使用実感が著しく向上している。本発明のシート状貼付剤は、肌に対する安全性、清涼感、使用感および肌に対する効果に優れるため、整肌および美容のために用いる医薬品、医薬部外品または化粧品分野での応用が可能であり、産業上極めて有用なものである。
Claims (3)
- ポリエーテルの構造を有する平均分子量が200〜600のポリエチレングリコールおよび/または平均分子量が500〜3000のポリプロピレングリコールを5〜25重量%、水を70〜95%、水難溶性アルミニウム化合物を0.01〜10重量%、平均重合度1000〜100000のポリアクリル酸塩を含有し、膏体のpH値が6〜7であるシート状パック剤において、
温度25±0.5℃および相対湿度60±5%Rhにおいて、30分間暴露時の水分蒸発に要する熱量が単位面積(cm2)当たり0.6〜13(cal)に調整されたことを特徴とする、シート状パック剤。 - 水分蒸発に要する熱量が、単位面積(cm2)当たり0.6〜13(cal)である、請求項1に記載のシート状パック剤を製造する方法であって、
(1)ポリエチレングリコールおよび/またはポリプロピレングリコール、水、水難溶性アルミニウム化合物およびポリアクリル酸塩を配合し、基布上に展延し、シート状パック剤を得る工程、および
(2)該シート状パック剤を、温度25±0.5℃および相対湿度60±5%Rh雰囲気において、30分間暴露する工程、
を含む、前記方法。 - 請求項1に記載のシート状パック剤の使用感を評価する方法であって、
該シート状パック剤を、温度25±0.5℃および相対湿度60±5%Rh雰囲気において、30分間暴露し、該シート状パック剤の水分蒸発に要する熱量が、単位面積(cm2)当たり0.6〜13(cal)であることを指標とする、前記方法。
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