JP4854473B2 - 逆止弁 - Google Patents
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Description
請求項1の発明によれば、流体がハウジングの流体通路内に流入すると、両弁板に流体圧が作用し、これによって弁板が相互に接近する方向に回動し、流体通路が開放する。この弁板の開放動作に連動して両弁板に一体に形成された付勢手段が変位し、両弁板を戻し方向に付勢するため、流体の供給が停止すると、付勢手段の付勢力によって弁体は流体通路を閉止する。
請求項2の発明によれば、両弁板はハウジングのシール面に対して押し付けられた状態で流体通路を閉止しているため、振動を受けてもがたつきがなく、したがって異音を生じさせることもない。
請求項3の発明によれば、弁板に回動軸も一体形成されるから、部品点数の一層の削減につながる。
請求項4の発明によれば、一対の弁板が組み付いた状態で一体成形されるため、製造コストの低減、及び組み付け工数の削減を図ることができる。
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。図1において、1は自動車の燃料タンクであり、その上部にはロアパイプ2が突設されている。一方自動車ボディの給油口に通じるようにしてアッパパイプ3が取付けられ、アッパ・ロアの両パイプ2,3の間はゴム製のホース4によって接続されている。なお、ホース4とロアパイプ2の接続部分は金属製のホースクランプHCによって強固に緊締されている。
詳細には、成形の際の型抜きの都合上、上型は次述する外れ止め片17の上面から型抜き溝部16までの範囲にかけての部分を成形し、下型はこの上型の両側に一対配されて、支持凹部15の両支持面15Aをそれぞれ成形可能である。
外れ止め片17は軸孔14の真下位置に設けられており、かつこの外れ止め片17は型抜き溝部16とほぼ同幅に形成されている。外れ止め片17にも支持面17Aが形成されており、上記した両支持面15Aと共に、後述する弁体12の軸受けリング18を三箇所で支持する。また、ハウジング6の周壁内面であって、水平部11Aを避けた位置には等角度間隔毎に補強リブ19が三箇所配されており、それぞれはハウジング6の全高さ範囲に亘って縦向きに突出形成されている。
ところで、この実施形態では弁体12全体は両弁板12A,12Bが図4に示されるような組み付け状態で成形される。すなわち、両回動軸13を軸受けリング18の貫通孔21に対し同軸で遊挿した状態で成形後の取り出しがなされる。したがって、回動軸13と貫通孔21の孔壁との間のリング状の空間が、成形型(図示しない)を軸方向へ型抜きするのに必要な空間となる。弁体12の他の箇所は、板面方向で開閉する一対の成形型によって成形がなされる。
には対向縁20A,20Bと直交する方向へコの字状に切り欠かれた抜き窓24が開口するとともに、同抜き窓24内にはばね片22が形成されている。両ばね片22は図4に示すように、弁板12A,12Bの対向縁20A,20Bと直交する方向に沿って延び、内端側を固定端となり、外端側が自由端となっており、かつ自由端は両回動軸13を結ぶ軸心よりもやや内側に引っ込んだ位置となるようにしてある。また、両ばね片22は両弁板12A,12Bの板厚方向に関し、固定端側では弁板12Aと面一をなすように平行に延び、そこからは斜め外方へ突出するように、つまり両弁板12A,12Bを組み合わせてハウジング6へ組み付けたときに、下流側へ突出するようにして延出し、全体として適度な撓み性が発揮されるようにしている。さらに、ばね片22の先端には回動軸13へ向けて斜め内向きに屈曲端部22Aが形成されている。両屈曲端部22Aは両弁板12A,12B同士が水平状態にあるときには、図4に示すように、屈曲端部22A同士は離間した状態にある。しかし、弁体12がハウジング6に組み付けられて流体通路7を閉止した状態にあるとき(図2の状態)には両ばね片22の屈曲端部22A同士は回動軸13の真下位置で合掌状に突き合わされ、両弁板12A,12Bをシール面11へ押し当てるような予圧を生じた状態となっている。そして、両弁板12A,12Bが図3に示すように流体通路7を開放するように回動したときには、これに伴って両ばね片22は弁板と面を揃える方向へ変位するため、両弁板12A,12Bを閉止位置へ復帰させるような付勢力を蓄勢する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
6…ハウジング
7…流体通路
12…弁体
12A,B…弁板
13…回動軸
22…ばね片
Claims (4)
- 流体の配管中に組み込まれるとともに、内部が前記配管の軸線方向に貫通する流体通路とされているハウジングと、このハウジングの前記流体通路内に装着されて前記流体通路を開閉可能とする弁体とを備えてなる逆止弁であって、
前記弁体は、それぞれが合成樹脂材にて形成された一対の半円板状をなす弁板を有し、かつこの弁板の直径部分を突き合わせ状に対向させた状態で、前記ハウジングに回動可能に組み付けられ、前記両弁板が相互に接近あるいは離間する方向に変位することで前記流体通路を開閉可能となっており、かつ前記弁板における前記流体の下流側の面には付勢手段が一体にかつ両弁板間に略橋渡されるようにして形成されるとともに、
前記付勢手段は、前記両弁板においてこの両弁板同士を対向させたときの対向縁から直交する方向へ延びる一対のばね片によって形成され、このばね片は前記対向縁から遠い方の端部が前記弁板への固定端であり、近い方の端部が自由端となっているとともに、前記固定端から前記自由端側にかけて前記流体の下流側へ突出するように斜めに延び、かつ前記両弁板が前記ハウジングに組み付けられたときに、前記両ばね片の自由端同士が前記弁体のほぼ中心軸上で突き当てられた状態となり、前記弁板は前記流体流路を開放する方向へ回動した場合には前記両ばね片は、同ばね片の自由端側が前記弁板の下流側へ突出していた斜め姿勢から前記弁板の板面と揃う方向へ変位することで、前記弁板を戻す方向への付勢力が蓄勢されることを特徴とする逆止弁。 - 前記ばね片の先端同士は、前記弁体が前記ハウジングに組み付けられたときに予圧を生じた状態で突き当てられることで、前記両弁板が前記ハウジングにおける前記流体通路の出口側開口縁に形成されたシール面に対し押圧状態で保持されていることを特徴とする請求項1記載の逆止弁。
- 前記弁板における前記直径部分には、前記ハウジングに対し回動可能に支持される回動軸が一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の逆止弁。
- 前記両弁板を対向させたときの対向縁において、一方の弁板の対向縁には回動軸が形成され、他方の弁板の対向縁の両端部には前記回動軸を遊挿可能な貫通孔を有する一対の軸受けリングが形成され、前記貫通孔の孔壁と前記回動軸との間のリング状空間は、前記両弁板同士が組み合された状態で前記弁体を一体成形する際の型抜き空間となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の逆止弁。
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