JP2020002968A - 逆止弁およびその取付機構 - Google Patents

逆止弁およびその取付機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2020002968A
JP2020002968A JP2018120632A JP2018120632A JP2020002968A JP 2020002968 A JP2020002968 A JP 2020002968A JP 2018120632 A JP2018120632 A JP 2018120632A JP 2018120632 A JP2018120632 A JP 2018120632A JP 2020002968 A JP2020002968 A JP 2020002968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
housing
valve
check valve
lower pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018120632A
Other languages
English (en)
Inventor
寺田 和正
Kazumasa Terada
和正 寺田
近藤 大輔
Daisuke Kondo
大輔 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FTS Co Ltd
Original Assignee
FTS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FTS Co Ltd filed Critical FTS Co Ltd
Priority to JP2018120632A priority Critical patent/JP2020002968A/ja
Publication of JP2020002968A publication Critical patent/JP2020002968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

【課題】組み付け作業性に優れ、且つ経年後も脱落や回動不良の発生を抑制した逆止弁及び逆止弁の取付機構を提供する。【解決手段】逆止弁10は、弁体30(一対の弁板31A、31Bと、左記弁板の回動部32と、両弁板に跨り、弁板31A、31Bを開く方向に付勢する付勢部34)が一体成形され、付勢部34が弁板31A、31Bの上方に位置する状態でハウジング20の側面下部に形成された切れ込み部23から上方に位置する孔部22に装着され、弁板31A、31Bがハウジング20内部に配設された突部24に当接して組み立てられる。逆止弁10を燃料タンク1のロアパイプ2に挿入し、ロアパイプ2にホース5を被せ、ハウジング20の孔部22の位置にホースクランプ6を配置して、ホース5、ロアパイプ2と逆止弁10を緊締する。【選択図】図5

Description

本発明は、組み付けの作業性に優れ、且つ経年後も脱落や回動不良の発生を抑制した逆止弁及び逆止弁の取付機構に関するものである。
内燃機関を駆動源とする車両には燃料を貯留する燃料タンクが搭載されており、燃料タンクにはロアパイプが突設されている。車両に設けられた給油口にはフィラーパイプが接続され、フィラーパイプと燃料タンクのロアパイプ間はゴム製のホースを用いて接続され、給油口から燃料タンクへの給油が可能な構造になっている。なお、ホースとロアパイプの接続部分は金属製のホースクランプにより緊締されている。
そして、給油時に燃料タンク内の燃料蒸気が大気に放出されるのを防止したり、燃料の逆流を防止する目的で、一対の半円板状の弁板からなる弁体を回動可能に組み込んだハウジングから構成される逆止弁をロアパイプ内に挿入し、燃料流路を開閉するものが知られている。(特許文献1及び特許文献2)
図11に示すように、特許文献1の逆止弁10は、ハウジング20(本体部)に燃料導入孔(燃料流路)を閉止可能にする一対の弁板31A、31Bに設けられているヒンジ部350がハウジング20に設けられた長孔状のヒンジ孔220に揺動可能に装着されるとともに、弁板31A、31B間には弁板31A、31Bを閉じる方向に付勢する圧縮バネ340が装着されている。
また、図12に示すように、特許文献2の逆止弁10において、一対の半円板状に形成された弁板31A、31Bよりなり、一方の弁板31Aには回動軸320が備えられ、他方の弁板31Bには軸受けリング321が備えられており、これら弁板31A,31Bが組み合わされた状態で、ハウジング20と一体に成形されている。弁板31A,31Bには互いに向き合うようにしてばね片310がそれぞれ一体にかつ斜め外方へ向けて形成される。弁板31A,31Bを組み合わせると、ばね片310の先端同士は突き合わされた状態になる。弁板の上流側から燃料が供給されると、弁板31A,31Bは開放方向に回動することに伴い、ばね片310は変位し、弁板31A,31Bを閉じ方向に付勢するようなばね力が蓄勢される。
特開2005−114062号公報 特開2008−115940号公報
上記の特許文献1の構造によれば、弁板31A,31B(羽根片)の両先端に設けられているヒンジ部350をハウジング20(本体部)に設けられている長孔状のヒンジ孔220に嵌め込む必要があり、組み付け作業性に問題があった。
また、上記の特許文献2の構造によれば、ハウジング20と弁板31A,31Bが一体に成形されているため、逆止弁10の組み付け作業性に問題はないが、これら弁板31A,31Bが組み合わされた状態で、ハウジング20と一体に成形されるため、金型が複雑になる。また、特許文献2の構造では、弁板31A,31Bを組み合わせると、ばね片310の先端同士は突き合わされた状態になり、弁板31A,31Bの上流側から燃料が供給されると、弁板31A,31Bは開放方向に回動することに伴い、ばね片310は変位し、弁板31A,31Bを閉じる方向に付勢するようなばね力が蓄勢されるようになっているが、経年に伴い、特にばね片310の先端同士の突き合わされた部分の摩耗により、逆止弁10の動作不良の問題があった。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、流体を導入可能とされた配管に組み込まれるとともに、内部に配管の軸線方向に貫通する流体孔を設けたハウジングと、ハウジングの流体孔内に装着されて流体孔を開閉可能とする弁体とを備える逆止弁であって、弁体は、略半円板状をなす一対の弁板と、弁板を組み合わせて形成される弁板の回動を可能とする回動部と、弁板に跨り、弁板を開く方向に付勢する変形可能な付勢部を備え、ハウジングは、上部には、配管に挿入したときにストッパーとして機能する鍔部と、側面には、側面を貫通し、弁体の回動部を装着するための回動部の直径より少し大きい直径を有する孔部と、孔部の下方には、ハウジングの最下部では回動部の直径より広く、且つ最下部から上方に向かい狭くなり、孔部との接続部では孔部の直径より小さくなる切れ込み部と、内部には、孔部と同じ高さ若しくは孔部より下方において、弁体の弁板と当接して流体孔を閉じる突部とを備え、弁体の付勢部が弁板より上方に位置した状態で、回動部が、ハウジングの切れ込み部から孔部に装着されていることを特徴とする逆止弁である。
請求項1の本発明では、略半円板状をなす弁板と、一対の弁板を組み合わせて形成され、弁板を回動可能にする回動部を、弁体を跨いで形成されている付勢部が弁板より上方に位置した状態で、ハウジングの最下部では回動部の直径より広く、且つ最下部から上方に向かい狭くなり、孔部との接続部では孔部の直径より小さくなる切れ込み部から孔部に装着するので、弁体をハウジングに組み付ける作業性が向上する。
また、弁板を開く方向に付勢する変形可能な付勢部を備えているので、両弁板がハウジングの突部に当接し、ハウジングの流体孔を確実に閉じることができる。さらに、ハウジングの孔部の上部、すなわち、流体流路の上流側は開放されていないので、給油時などに給油口からの塵埃が入ってきても孔部には入り込まず、経年後も弁体の回動をスムーズに行うことができる。
請求項2の本発明は、弁体の回動部の断面中央部には、回動部を貫通する貫通孔が設けられ、一対の弁板を突き合わせて形成される弁体の回動部の貫通孔に、断面が円柱状のピンが挿入されて、弁体の回動を可能とする逆止弁である。請求項2の本発明では、弁体の回動部の断面中央部には、回動部を貫通する貫通孔が設けられ、一対の弁板を突き合わせて形成される弁体の回動部の貫通孔に断面が円柱状のピンが挿入されるので、弁体を組み合わせて回動可能にする回動部を1本のピンが貫く形になり、回動部と弁体の動きをスムーズにすることができる。また、弁体をハウジングに組み付ける作業性がさらに向上する。
請求項3の本発明は、ハウジング、弁板、回動部及び付勢部は、樹脂製であり、弁板、回動部及び付勢部は、同時に成形される逆止弁である。請求項3の本発明では、ハウジング、弁板、回動部及び付勢部は、樹脂製であるので、逆止弁の軽量化をはかることができる。また、弁板、回動部及び付勢部は、同時に成形されるので、一対の弁板がバラバラにならず、その後のハウジングへの装着の作業性が向上する。
請求項4の本発明は、燃料タンクに突設されたロアパイプと、ロアパイプに装着された逆止弁と、車両に設けられた給油口に接続されるフィラーパイプと、フィラーパイプと燃料タンクのロアパイプ間を接続するホースを有し、ホース、ロアパイプ及び逆止弁をホースクランプによって緊締する逆止弁の取付機構であって、逆止弁は、内部にロアパイプの軸線方向に貫通する流体孔を設けたハウジングと、ハウジングの流体孔内に装着されて流体孔を開閉可能とする弁体とを備え、弁体は、略半円板状をなす一対の弁板と、弁板を組み合わせて形成される弁板の回動を可能とする回動部と、弁板に跨り、弁体を開く方向に付勢する変形可能な付勢部を備え、ハウジングは、上部には、配管に挿入したときにストッパーとして機能する鍔部と、側面には、側面を貫通し、弁体の回動部を装着するための回動部の直径より少し大きい直径を有する孔部と、孔部の下方には、ハウジングの最下部では回動部の直径より広く、且つ最下部から上方に向かい狭くなり、孔部との接続部では孔部の直径より小さくなる切れ込み部と、内部には、孔部と同じ高さ若しくは孔部より下方において、弁体の弁板と当接して流体孔を閉じる突部とを備え、弁体の付勢部が弁板より上方に位置した状態で、回動部が、ハウジングの切れ込み部から孔部に装着され、記ロアパイプには逆止弁が装着され、ロアパイプにホースを被せ、ホースクランプを逆止弁のハウジングの孔部の位置に当たるホース上に配置してホース、ロアパイプ及び逆止弁を緊締することを特徴とする逆止弁の取付機構である。
請求項4の本発明では、上記機構を有することにより、ホースクランプを逆止弁のハウジングの孔部の位置に当たるホース上に配置してホース、ロアパイプ及び逆止弁を緊締するので、ハウジングの孔部においては、上記ホースクランプからの締め付け力により、孔部及び孔部下部の切れ込み部が狭くなる。
その結果、逆止弁の弁体の回動部をハウジング下部の切れ込み部から孔部に装着する場合であっても、弁体がハウジングから脱落することを防止することができる。また、上記のホースクランプからの締め付け力の孔部及び孔部下部の切れ込み部を狭くする作用を考慮して、切れ込み部の孔部と接続する部分の幅をやや広めに設計することができるので、ハウジングの孔部への弁体の取り付けがさらに容易になり、作業性が一段と向上する。
請求項5の本発明は、燃料タンクに突設されたロアパイプと、ロアパイプに逆止弁を挿入して取付ける逆止弁の取付機構であって、逆止弁は、内部にロアパイプの軸線方向に貫通する流体孔を設けたハウジングと、ハウジングの流体孔内に装着されて流体孔を開閉可能とする弁体とを備え、弁体は、略半円板状をなす一対の弁板と、弁板を組み合わせて形成される弁板の回動を可能とする回動部と、弁板に跨り、弁体を開く方向に付勢する変形可能な付勢部を備え、ハウジングは、上部には、ロアパイプに挿入したときにストッパーとして機能する鍔部と、側面には、側面を貫通し、弁体の回動部を装着するための回動部の直径より少し大きい直径を有する孔部と、孔部の下方には、ハウジングの最下部では回動部の直径より広く、且つ最下部から上方に狭くなり、孔部との接続部では孔部の直径より小さくなる切れ込み部と、内部には、孔部と同じ高さ若しくは孔部より下方において、弁体の弁板と当接して流体孔を閉じる突部とを備え、弁体の付勢部が弁板より上方に位置した状態で、回動部が、ハウジングの切れ込み部から孔部に装着され、ロアパイプの内面若しくは及び逆止弁のハウジングには、逆止弁がロアパイプに装着されるときに、逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなる加工が施されていることを特徴とする逆止弁の取付機構である。
請求項5の本発明では、上記の構成により、逆止弁がロアパイプに取付けられる段階で、逆止弁の切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなるので、逆止弁の弁体の回動部をハウジング下部の切れ込み部から孔部に装着する場合であっても、弁体がハウジングから脱落することを防止することができる。また、孔部及び孔部下部の切れ込み部が狭くなることを考慮して、孔部と切れ込み部の接続する部分の幅をやや広めに設計することができるので、ハウジングの孔部への弁体の取り付けがさらに容易になり、作業性が一段と向上する。
請求項6の本発明は、逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなる加工は、ロアパイプの内径に関し、ロアパイプへの逆止弁挿入が完了したときに、逆止弁のハウジングの孔部と同じ位置若しくは孔部より下方の位置において、ロアパイプにおける逆止弁のハウジングの鍔部が当接する部分に比較して小さくなる内径狭窄部を有する逆止弁の取付機構である。
請求項6の本発明では、ロアパイプの内径に関し、ロアパイプへの逆止弁挿入が完了したときに、逆止弁のハウジングの孔部と同じ位置若しくは孔部より下方の位置において、ロアパイプにおける逆止弁のハウジングの鍔部が当接する部分に比較して小さくなる内径狭窄部を有しているので、ロアパイプに逆止弁を挿入していくと逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなるように変形する。
したがって、弁体がハウジングから脱落することを防止することができる。また、孔部及び孔部下部の切れ込み部が狭くなることを考慮して、孔部と切れ込み部の接続する部分の幅をやや広めに設計することができるので、ハウジングの孔部への弁体の取り付けがさらに容易になり、作業性が一段と向上する。
請求項7の本発明は、ロアパイプの内径に関し、内径狭窄部は、ロアパイプの内面から逆止弁のハウジングに向けて突出する突部であり、逆止弁のハウジングの孔部と同じ位置若しくは前記孔部より下方の位置に設けられている逆止弁の取付機構である。
請求項7の本発明では、ロアパイプの内面において、逆止弁のハウジングの孔部と同じ位置若しくは孔部より下方の位置にロアパイプの内面から逆止弁のハウジングに向けて突出する突部が形成されているので、ロアパイプに逆止弁を挿入していくと、突部により逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなるように変形する。
したがって、弁体がハウジングから脱落することを防止することができる。また、孔部及び孔部下部の切れ込み部が狭くなることを考慮して、孔部と切れ込み部の接続する部分の幅をやや広めに設計することができるので、ハウジングの孔部への弁体の取り付けがさらに容易になり、作業性が一段と向上する。
請求項8の本発明は、逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなる加工は、逆止弁のハウジングの外径に関し、逆止弁のハウジングの内部に設けられた突部より下方の位置に、ロアパイプにおける逆止弁のハウジングの鍔部が当接する部分の内径に比較して大きくなる外径拡張部を有する逆止弁の取付機構である。
請求項8の本発明では、逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなる加工は、逆止弁のハウジングの外径に関し、逆止弁のハウジングの内部に設けられた突部より下方の位置に、ロアパイプにおける逆止弁のハウジングの鍔部が当接する部分の内径に比較して大きくなる拡張部を有しているので、ロアパイプに逆止弁を挿入していくと逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなるように変形する。
したがって、弁体がハウジングから脱落することを防止することができる。また、孔部及び孔部下部の切れ込み部が狭くなることを考慮して、孔部と切れ込み部の接続する部分の幅をやや広めに設計することができるので、ハウジングの孔部への弁体の取り付けがさらに容易になり、作業性が一段と向上する。
請求項9の本発明は、逆止弁のハウジングの外径に関し、拡張部は、ロアパイプの内面に向けて突出する突部であり、逆止弁のハウジングの内部に設けられた突部より下方の位置に設けられている逆止弁の取付機構である。
請求項9の本発明では、ロアパイプの内面に向けて突出する突部であり、逆止弁のハウジングの内部に設けられた突部より下方の位置に設けられているので、ロアパイプに逆止弁を挿入していくと、突部により逆止弁のハウジングの切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなるように変形する。
したがって、弁体がハウジングから脱落することを防止することができる。また、孔部及び孔部下部の切れ込み部が狭くなることを考慮して、孔部と切れ込み部の接続する部分の幅をやや広めに設計することができるので、ハウジングの孔部への弁体の取り付けがさらに容易になり、作業性が一段と向上する。
本発明は、略半円板状をなす弁板と、一対の弁板を組み合わせて形成され、弁板を回動可能にする回動部を、一対の弁板を跨いで形成されている付勢部が弁板より上方に位置した状態でハウジングの切れ込み部から孔部に装着するので、弁体(一対の半円板状の弁板、回動部及び付勢部)をハウジングに取り付ける作業性が向上する。
また、ホースクランプを逆止弁のハウジングの孔部の位置に当たるホース上に配置してホース、ロアパイプ及び逆止弁を緊締するので、逆止弁の弁体の回動部をハウジング下部の切れ込み部から孔部に装着する場合であっても、弁体がハウジングから脱落することや回動不良の発生を抑制することができる。
また、ロアパイプの内面若しくは及び逆止弁のハウジングの外側の側面には、逆止弁の切れ込み部若しくは/及び孔部が狭くなる加工がされているので、逆止弁の弁体の回動部をハウジング下部の切れ込み部から孔部に装着する場合であっても、弁体がハウジングから脱落することや回動不良の発生を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態を示す逆止弁の配置を示す燃料タンクのロアパイプにおける断面図である。 本発明の第1の実施形態を示す逆止弁の断面図である。 本発明の第1の実施形態を示す弁体の弁板、回動部及び付勢部の成形後を示し、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 本発明の第1の実施形態を示す弁体の弁板、回動部及び付勢部の組み立て後を示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。 本発明の第1の実施形態を示す逆止弁を燃料タンクのロアパイプに装着し、ホース上からホースクランプで緊締した状態における断面図である。 本発明の第2の実施形態を示すロアパイプと逆止弁のハウジングとの関係を示す図であり、逆止弁のハウジングは側面図、ロアパイプは断面図である。 本発明の第3の実施形態を示すロアパイプと逆止弁のハウジングとの関係を示す図であり、逆止弁のハウジングは側面図、ロアパイプは断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す逆止弁を燃料タンクのロアパイプに装着し、フィラーパイプと燃料タンクを溶着した状態における断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す逆止弁のハウジングとロアパイプとの関係図であり、逆止弁のハウジングは側面図、ロアパイプは断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す逆止弁のハウジングとロアパイプとの関係図であり、逆止弁のハウジングは側面図、ロアパイプは断面図である。 従来の逆止弁(特許文献1)の断面図である。 従来の逆止弁(特許文献2)の断面図である。
本発明の第1の実施形態を図1ないし図5によって説明する。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。図1において、自動車の燃料タンク1の上部にはロアパイプ2が突設されている、一方、自動車ボディの給油口3に通じるようにしてフィラーパイプ4が取り付けられ、ロアパイプ2とフィラーパイプ4の間はゴム製のホース5によって接続されている。そして、ホース5とロアパイプ2の接続部分は金属製のホースクランプ6によって緊締されている。
そして、燃料タンク1から突出するロアパイプ2の内部で、ロアパイプ2の端部には逆止弁10が組み込まれており、金属製のホースクランプ6を逆止弁10のハウジング20の孔部22の位置に当たるホース5上に配置してホース5、ロアパイプ2及び逆止弁10を緊締している。逆止弁10については、以下に詳述する。
(逆止弁10)
図2ないし図4に示すように、逆止弁10は、一対の半円板状の弁板31A、31Bと、弁板31A、31Bの組み合わせ部分にある回動部32の貫通孔33にステンレス製のピン35を挿入して弁板31A、31Bを回動可能な状態にしている。
また、一対の半円板状の弁板31A、31Bに跨り、弁板31A、31Bを開く方向に付勢する変形可能な付勢部34が設けられている。そして、一対の半円板状の弁板31A、31B、回動部32及び付勢部34が一体化された弁体30を付勢部34が弁板31A、31Bの上になる状態でハウジング20の切れ込み部23から挿入し、ハウジング20の孔部22に装着して組み立てられる。
ところで、本実施形態における逆止弁10を構成するハウジング20、弁体30(一対の弁板31A、31B、回動部32及び付勢部34)は、高密度PE(ポリエチレン)で形成されている。なお、耐油性を満たせば、例えば、EVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合体)などの他の樹脂でもよい。
本実施形態において、ハウジング20は筒状で、その内径は25mmであり、その肉厚は1.5mmである。ハウジング20の内部は燃料流路である流体孔25になっている。ハウジング20の上部には、ロアパイプ2にハウジング20を挿入したときにストッパーとなる鍔部21が形成されている。鍔部21の厚さは、1.5mmであり、ハウジング20から外側に1,5mm突出して形成されている。ハウジング20の鍔部21上部から最下部までの長さは、50mmである。
ハウジング20の側面部であって、最下部から25mm、すなわち、ハウジング20の長さ方向の中央部の位置には、ハウジング20の側面を貫通する孔部22が形成されている。孔部22の直径は、5mmである。
ハウジング20の孔部22の下方には、孔部22の下部分が幅tで開放され、下方に向かって角度αで広がる切れ込み部23が形成されている。なお、本実施形態ではtは3.0mm、αは20°である。また、切れ込み部23の最下部は面取りされている。
一方、ハウジング20の内部の燃料流路である流体孔25におけるハウジング20の孔部22と同じ高さには、付勢部34によって開かれた弁板31A、31Bが当接する突部A24が設けられている。突部A24は、直径が2mmの断面半球状で、孔部22を除き、ハウジング20の内部全周に設けられている。
図3に示すように、弁体30(一対の半円板状の弁板31A、31B、回動部32及び付勢部34)は一体に成形される。弁板31A、31Bにおける回動部32は、片方の弁板31Aは中央部に凸状に形成され、もう片方の弁板31Bは中央部に凹状に形成され、弁板31Aの凸状の中央部が弁板31Bの凹状部に嵌るように設計されている。また、回動部32の断面中央部には、貫通孔33が形成されている。そして、弁板31A、31Bを組み合わせると、回動部32は一直線上になり、回動部32の貫通孔33に金属製のピン35を通し、弁板31A、31Bを回動可能にしている。
本実施形態においては、弁板31A、31Bの厚さは1mm、一対の弁板31A、31Bを組み合わせると円形になり、その直径は22mmである。また、回動部32の外径は4mmであり、貫通孔33の径は2mmである。付勢部34の厚さは1mmである。
弁体30(一対の半円板状の弁板31A、31B、回動部32及び付勢部34)は、弁板31A、31Bが少し上を向く形で成形され、付勢部34においては、円弧が中央部で波打つような形状で成形される。ただし、図4に示すように、一対の弁板31A、31Bの回動部32を組み合わせ、回動部32を一直線に並べて回動部32の貫通孔33にステンレス製のピン35を挿入して一対の弁板31A、31Bを一体化して回動部32を回動可能にした状態では、弁板31A、31Bはほぼ水平になるとともに、付勢部34は円弧状になる。
図2に示すように、弁体30(一対の半円板状の弁板31A、31B、回動部32及び付勢部34)を付勢部34が弁板31A、31Bの上になる状態でハウジング20の切れ込み部23から挿入し、ハウジング20の孔部22に装着すると、弁板31A、31Bは、少し下を向く形でハウジング20の突部A24に当接する。このとき、弁板31A、31Bには、付勢部34により上向きの力でハウジング20の突部A24を下から押す力がかかっている。この状態を弁体30が閉じているという。
図5に示すように、逆止弁10は、燃料タンク1に設けられたロアパイプ2に挿入される。そのとき、ハウジング20の上部に形成された鍔部21がストッパーとして機能し、逆止弁10は、ロアパイプ2の上部に仮固定される。
ロアパイプ2に、ロアパイプ2とフィラーパイプ4(図1を参照)を接続するゴム製のホース5を被せ、逆止弁10のハウジング20の孔部22の位置に当たるホース5上にホースクランプ6を配置し、ホースクランプ6を締め付けることで、ホース5、ロアパイプ2及び逆止弁10を緊締する。
その結果、ハウジング20の孔部22においては、ホースクランプ6からの締め付け力により、孔部22及び孔部22の下部の切れ込み部23が狭くなるので、経年時を含め、弁体30の回動部32がハウジング20から脱落することを防止することができる。
通常、逆止弁10の弁体30は閉じているが、燃料供給時には、燃料が弁板31A、31Bを下方に押し、弁板31A、31Bがハウジング20の突部A24から離れ(弁体30が開く)ことにより、燃料タンク1に燃料が供給されるが、燃料供給が終わると、逆止弁10の弁体30は再び閉じる。その結果、逆止弁10の弁体30が開閉することにより、給油時に燃料タンク1内の燃料蒸気が大気に放出されるのを防止したり、燃料の逆流を防止することができる。
また、ハウジング20の孔部22の上部は開放されていないので、給油時などに給油口3からの塵埃が入ってきても孔部22には入り込まないので、弁体30の回動が経年後もスムーズに行うことができる。
ところで、ハウジング20の孔部22の径、弁体30の回動部32の外径、ハウジング20の切れ込み部23の孔部22下部の幅tの関係については、回動部32のスムーズな動き、回動部32をハウジング20の孔部22への組み付け易さ及び組み付け後の脱落防止を考慮して設計する必要がある。
ハウジング20の孔部22の径に対する弁体30の回動部32の外径については、弁体30の回動部32の外径をハウジング20の孔部22の径で除した値が0.8程度であることが望ましい。回動部32がハウジング20の孔部22内で上下に大きく振動することなく、スムーズな回転を維持することができるからである。
また、孔部22下部の幅tについては、弁体30の回動部32の外径に対し、0.6倍以上、0.8倍以下が望ましい。0.6倍を下回ると回動部32をハウジング20の孔部22への組み付けがし難くなり、0.8倍を超えると、逆止弁10のハウジング20の孔部22の位置に当たるホース5上にホースクランプ6を配置し、ホースクランプ6を締め付けた場合であっても組み付け後に、逆止弁10から弁体30が脱落する可能性が出てくるからである。
本発明の第2の実施形態を図6によって説明する。第2の実施形態で用いる逆止弁10は、第1の実施形態で用いたものと同じである。図6においては、ロアパイプ2に関しては、その内径が、燃料タンク1内部に向かう方向で小さくなる内径狭窄部7を有している。内径狭窄部7の内径に関しては、逆止弁10を挿入する逆止弁10のハウジング20の鍔部21が当接する部分の内径に対して、1mmから2mm程度小さくなっている。内径狭窄部7における本実施形態では、内径狭窄部7は、ロアパイプ2に逆止弁10を装着したときに、逆止弁10のハウジング20の内部に設けられた突部A24の位置に当たる箇所より燃料タンク1内部側に設けられている。なお、破線は実施形態1で用いたロアパイプ2の内径を示す。
図6から明らかなように、ロアパイプ2に関しては、その内径が、燃料タンク1内部に向かう方向で小さくなる内径狭窄部7を有するので、逆止弁10を燃料タンク1のロアパイプ2に装着すると、逆止弁10のハウジング20において、切れ込み部23がロアパイプ2の内径狭窄部7により変形され、孔部22及び孔部22の下部の切れ込み部23が狭くなる。その結果、経年時を含め、弁体30の回動部32がハウジング20から脱落することを防止することができる。
本発明の第3の実施形態を図7と図8によって説明する。第3の実施形態で用いる逆止弁10は、第1の実施形態で用いたものと同じである。本実施形態においては、ロアパイプ2の内面において、逆止弁10のハウジング20の孔部22と同じ位置若しくは孔部22より下方の位置にロアパイプ2の内面から逆止弁10のハウジング20に向けて突出する突部B8が形成されており、この突部B8が第2実施形態の内径狭窄部7に相当する。突部B8は、直径が1mmから2mmの半球状である。
図8は、逆止弁10を燃料タンク1のロアパイプ2に装着し、フィラーパイプ4と燃料タンク1を溶着部9で溶着した状態における断面図である。図8から明らかなように、燃料タンク1のロアパイプ2に逆止弁10を装着すると、ロアパイプ2の内部に設けられている突部B8により、孔部22及び孔部22の下部の切れ込み部23が狭くなる。その結果、経年時を含め、弁体30の回動部32がハウジング20から脱落することを防止することができる。また、フィラーパイプ4と燃料タンク1を溶着部9で溶着したので、第1実施形態で用いたホース5とホースクランプ6を省くことができる。
破線は突部B8がない状態、すなわち、実施形態1における逆止弁10のハウジング20の位置を示す。ところで、本実施形態では、実施形態1と異なり、フィラーパイプ4と燃料タンク1を溶着したが、実施形態1と同様に、ロアパイプ2にホース5を被せ、ホースクランプ6で締めてもよい。その場合は、ホースクランプ6の位置は、任意である。
本発明の第4の実施形態を図9によって説明する。第4の実施形態で用いる逆止弁10に関しては、弁体30は実施形態1と同じであるが、ハウジング20の外径に関し、逆止弁30のハウジング20の孔部22から切れ込み部23の最下部の間において、ロアパイプ2における逆止弁10のハウジング20の鍔部21が当接する部分の内径に比較して大きくなる外径拡張部26を有している。外径拡張部26の外径に関しては、逆止弁10を挿入する逆止弁10のハウジング20の鍔部21が当接する部分の内径に対して、1mmから2mm程度大きくなっている。なお、ハウジング20の最下部の内径は、ロアパイプ2における逆止弁10のハウジング20の鍔部21が当接する部分の内径と同じ若しくは少し小さい。
破線は、実施形態1の逆止弁10におけるハウジング20を示す。図9から明らかなように、ロアパイプ2に逆止弁10を挿入していくと逆止弁10のハウジング20の切れ込み部23若しくは/及び孔部22が狭くなるように変形する。したがって、弁体30がハウジング20から脱落することを防止することができる。
本発明の第5の実施形態を図10によって説明する。第5の実施形態で用いる逆止弁10は、弁体30は実施形態1と同じであるが、逆止弁10のハウジング20の外側には、ロアパイプの内面に向けて突出する突部C27が設けられている。突部C27は、直径が1mmから2mmの半球状である。図10から明らかなように、ロアパイプ2に逆止弁10を挿入していくと逆止弁10のハウジング20の切れ込み部23若しくは/及び孔部22が狭くなるように変形する。したがって、弁体30がハウジング20から脱落することを防止することができる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
実施形態1では、ホースクランプ6を一枚の金属板で形成したが、リング状の2本のワイヤ状のクランプで形成してもよい。この場合は、締め付け時にリング状の2本のワイヤ状のクランプが逆止弁10のハウジング20の孔部22の位置にくるようにする。
突部A、突部B、突部Cについては、いずれも半球状としたが、それには限られない。例えば、突部Aについては、弁板31A、弁板31Bと面で当接し、付勢部34に接しない断面直線部を有する形状であってもよい。また、突部B、突部Cについては、径の大きい円弧の一部でもよく、突部Bではロアパイプ2の内面から、突部Cでは逆止弁10のハウジング20の側面から0.5mmないし1mm突出していればよい。
1 燃料タンク
2 ロアパイプ
3 給油口
4 フィラーパイプ
5 ホース
6 ホースクランプ
7 内径狭窄部
8 突部B
9 溶着部
10 逆止弁
20 ハウジング
21 鍔部
22 孔部
23 切れ込み部
24 突部A
25 流体孔
26 外径拡張部
27 突部C
30 弁体
31A 弁板
31B 弁板
32 回動部
33 貫通孔
34 付勢部
35 ピン

Claims (9)

  1. 流体を導入可能とされた配管に組み込まれるとともに、内部に前記配管の軸線方向に貫通する流体孔を設けたハウジングと、
    前記ハウジングの前記流体孔内に装着されて前記流体孔を開閉可能とする弁体とを備える逆止弁であって、
    前記弁体は、略半円板状をなす一対の弁板と、
    前記弁板を組み合わせて形成される前記弁板の回動を可能とする回動部と、
    前記弁板に跨り、前記弁板を開く方向に付勢する変形可能な付勢部を備え、
    前記ハウジングは、
    上部には、前記配管に挿入したときにストッパーとして機能する鍔部と、
    側面には、該側面を貫通し、前記弁体の前記回動部を装着するための前記回動部の直径より少し大きい直径を有する孔部と、
    前記孔部の下方には、前記ハウジングの最下部では前記回動部の直径より広く、且つ最下部から上方に向かい狭くなり、前記孔部との接続部では前記孔部の直径より小さくなる切れ込み部と、
    内部には、前記孔部と同じ高さ若しくは前記孔部より下方において、前記弁体の前記弁板と当接して前記流体孔を閉じる突部とを備え、
    前記弁体の前記付勢部が前記弁板より上方に位置した状態で、前記回動部が、前記ハウジングの前記切れ込み部から前記孔部に装着されていることを特徴とする逆止弁。
  2. 前記弁体の前記回動部の断面中央部には、前記回動部を貫通する貫通孔が設けられ、一対の前記弁板を突き合わせて形成される前記弁体の前記回動部の前記貫通孔に、断面が円柱状のピンが挿入されて、前記弁体の回動を可能とする請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記ハウジング、前記弁板、前記回動部及び前記付勢部は、樹脂製であり、前記弁板、前記回動部及び前記付勢部は、同時に成形される請求項1及び請求項2に記載の逆止弁。
  4. 燃料タンクに突設されたロアパイプと、該ロアパイプに装着された逆止弁と、車両に設けられた給油口に接続されるフィラーパイプと、該フィラーパイプと前記燃料タンクの前記ロアパイプ間を接続するホースを有し、前記ホース、前記ロアパイプ及び前記逆止弁をホースクランプによって緊締する逆止弁の取付機構であって、
    前記逆止弁は、内部に前記ロアパイプの軸線方向に貫通する流体孔を設けたハウジングと、
    前記ハウジングの前記流体孔内に装着されて前記流体孔を開閉可能とする弁体とを備え、
    前記弁体は、略半円板状をなす一対の弁板と、
    前記弁板を組み合わせて形成される前記弁板の回動を可能とする回動部と、
    前記弁板に跨り、前記弁体を開く方向に付勢する変形可能な付勢部を備え、
    前記ハウジングは、
    上部には、前記ロアパイプに挿入したときにストッパーとして機能する鍔部と、
    側面には、該側面を貫通し、前記弁体の前記回動部を装着するための前記回動部の直径より少し大きい直径を有する孔部と、
    前記孔部の下方には、前記ハウジングの最下部では前記回動部の直径より広く、且つ最下部から上方に向かい狭くなり、前記孔部との接続部では前記孔部の直径より小さくなる切れ込み部と、
    内部には、前記孔部と同じ高さ若しくは前記孔部より下方において、前記弁体の前記弁板と当接して前記流体孔を閉じる突部とを備え、
    前記弁体の前記付勢部が前記弁板より上方に位置した状態で、前記回動部が、前記ハウジングの前記切れ込み部から前記孔部に装着され、
    前記ロアパイプには前記逆止弁が装着され、前記ロアパイプに前記ホースを被せ、
    前記ホースクランプを前記逆止弁の前記ハウジングの前記孔部の位置に当たる前記ホース上に配置して前記ホース、前記ロアパイプ及び前記逆止弁を緊締する逆止弁の取付機構。
  5. 燃料タンクに突設されたロアパイプと、該ロアパイプに逆止弁を挿入して取付ける逆止弁の取付機構であって、
    前記逆止弁は、内部に前記ロアパイプの軸線方向に貫通する流体孔を設けたハウジングと、
    前記ハウジングの前記流体孔内に装着されて前記流体孔を開閉可能とする弁体とを備え、
    前記弁体は、略半円板状をなす一対の弁板と、
    前記弁板を組み合わせて形成される前記弁板の回動を可能とする回動部と、
    前記弁板に跨り、前記弁体を開く方向に付勢する変形可能な付勢部を備え、
    前記ハウジングは、
    上部には、前記ロアパイプに挿入したときにストッパーとして機能する鍔部と、
    側面には、該側面を貫通し、前記弁体の前記回動部を装着するための前記回動部の直径より少し大きい直径を有する孔部と、
    前記孔部の下方には、前記ハウジングの最下部では前記回動部の直径より広く、且つ最下部から上方に向かい狭くなり、前記孔部との接続部では前記孔部の直径より小さくなる切れ込み部と、
    内部には、前記孔部と同じ高さ若しくは前記孔部より下方において、前記弁体の前記弁板と当接して前記流体孔を閉じる突部とを備え、
    前記弁体の前記付勢部が前記弁板より上方に位置した状態で、前記回動部が、前記ハウジングの前記切れ込み部から前記孔部に装着され、
    前記ロアパイプの内面若しくは/及び前記逆止弁のハウジングには、前記逆止弁が、前記ロアパイプに装着されるときに、前記逆止弁の前記ハウジングの前記切れ込み部若しくは/及び前記孔部が狭くなる加工が施されていることを特徴とする逆止弁の取付機構。
  6. 前記逆止弁の前記ハウジングの前記切れ込み部若しくは/及び前記孔部が狭くなる加工は、前記ロアパイプの内径に関し、前記ロアパイプへの前記逆止弁挿入が完了したときに、前記逆止弁の前記ハウジングの前記孔部と同じ位置若しくは前記孔部より下方の位置において、前記ロアパイプにおける前記逆止弁の前記ハウジングの前記鍔部が当接する部分に比較して小さくなる内径狭窄部を有する請求項5に記載の逆止弁の取付機構。
  7. 前記ロアパイプの内径に関し、前記内径狭窄部は、前記ロアパイプの内面から前記逆止弁の前記ハウジングに向けて突出する突部であり、前記逆止弁の前記ハウジングの前記孔部と同じ位置若しくは前記孔部より下方の位置に設けられている請求項6に記載の逆止弁の取付機構。
  8. 前記逆止弁の前記ハウジングの前記切れ込み部若しくは/及び前記孔部が狭くなる加工は、前記逆止弁の前記ハウジングの外径に関し、前記逆止弁の前記ハウジングの内部に設けられた前記突部より下方の位置に、前記ロアパイプにおける前記逆止弁の前記ハウジングの前記鍔部が当接する部分の内径に比較して大きくなる外径拡張部を有する請求項5に記載の逆止弁の取付機構。
  9. 前記逆止弁の前記ハウジングの外径に関し、前記外径拡張部は、前記ロアパイプの内面に向けて突出する突部であり、前記逆止弁のハウジングの内部に設けられた突部より下方の位置に設けられている請求項8に記載の逆止弁の取付機構。
JP2018120632A 2018-06-26 2018-06-26 逆止弁およびその取付機構 Pending JP2020002968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018120632A JP2020002968A (ja) 2018-06-26 2018-06-26 逆止弁およびその取付機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018120632A JP2020002968A (ja) 2018-06-26 2018-06-26 逆止弁およびその取付機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020002968A true JP2020002968A (ja) 2020-01-09

Family

ID=69099433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018120632A Pending JP2020002968A (ja) 2018-06-26 2018-06-26 逆止弁およびその取付機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020002968A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021140981A1 (ja) 2020-01-10 2021-07-15 国立研究開発法人理化学研究所 左右非対称の糖鎖を有する抗体を均一に含む抗体集団、及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021140981A1 (ja) 2020-01-10 2021-07-15 国立研究開発法人理化学研究所 左右非対称の糖鎖を有する抗体を均一に含む抗体集団、及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6293297B2 (ja) フラップ弁装置
JP4712019B2 (ja) ディーゼル燃料で動作される内燃機関の特に手動で使用するための流体媒質用のポンプ
JP6231843B2 (ja) 誤給油防止装置
JP2006206042A (ja) 吐出側連結管
TW200300487A (en) Valve
JP2011047290A (ja) Egrバルブ
CN108496033B (zh) 废热回收***
JP5367465B2 (ja) フラップ弁装置
US7758017B2 (en) Butterfly valves and construction thereof
JP2020002968A (ja) 逆止弁およびその取付機構
US10753484B2 (en) Pin-fastening structure for valve shaft and valve body
JP2010281259A (ja) 逆流防止弁
US7128090B1 (en) Water-hammer preventing unit for check valve
JP5687872B2 (ja) バルブ取付構造
JP7149039B2 (ja) 車両の燃料タンクの逆流防止装置およびその取付機構
KR101827688B1 (ko) 연료 탱크용 체크 밸브
KR101493438B1 (ko) 연료 탱크용 파이프 조인트
JP4854473B2 (ja) 逆止弁
JP2008106807A (ja) 逆止弁
JP2010132117A (ja) 燃料タンク用逆止弁
JP4484749B2 (ja) 逆止弁
JP6843387B2 (ja) 逆止弁
JP6192996B2 (ja) ガス栓
JP6812195B2 (ja) フラップ弁装置
JP4262634B2 (ja) 逆止弁の水撃防止装置