JP4854005B2 - 蛍光x線分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試料に一次X線を照射して、試料から発生する蛍光X線を検出し、試料の元素分析、組成分析を行う蛍光X線分析装置に関する。
近年、食品のカドミウム汚染などが問題となり、食品中のカドミウム含有量の定量などが行われている。従来、カドミウムの定量には、IPC(誘導プラズマ発光分析)等が行われていたが、試料を溶液化する必要があるなど前処理に時間がかかる上に、オペレータによって測定結果にばらつきが生じてしまうという問題があった。このような背景から、IPCに替わる測定方法として、蛍光X線分析が注目されている。蛍光X線分析は、試料に一次X線を照射し、発生する蛍光X線を検出することによって試料に含有している元素の種類、量を特定するもので、従来、Cu合金やFe合金など重元素を主成分とする試料の分析などに主に利用されてきた。蛍光X線は、元素固有のエネルギーを有するので、発生する蛍光X線のエネルギー及び強度を検出することで、試料に含有された元素及びその量を特定することが可能である。蛍光X線分析では、試料に直接一次X線を照射すれば良く、前処理せずとも測定が可能であり、分析結果もIPCに比べて再現性が良いという利点がある。このような蛍光X線分析の精度を表わす検出下限は、以下の式で決定される。
Figure 0004854005
ここで、バックグランド強度とは、試料に含有された着目元素から発生する蛍光X線以外の主に散乱線などにより発生するX線の強度をいい、蛍光X線のノイズとなる。また、感度とは、蛍光X線分析装置において、対象元素の濃度に対する取得可能なX線強度の大きさである。すなわち、バックグランド強度を低下させ、また感度を向上させることで、検出下限は低下し、微量の元素の定量が実現可能となる。
このような蛍光X線分析を行うことが可能な蛍光X線分析装置としては、例えば、一次X線を試料に照射するX線源と、一次X線を照射された試料から発生する蛍光X線を検出する検出器と、複数のフィルタ成分を有する一次フィルタとを備えたものなどが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような蛍光X線分析装置によれば、一次フィルタによって、複数のエネルギー帯域の一次X線を吸収し、必要なエネルギー帯域の一次X線を照射することで、バックグランド強度を低下させ、検出下限を改善させることができるとされている。
特開2004−150990号公報
しかしながら、上記のような蛍光X線装置においては、一次X線を一次フィルタに透過させることによって、一次X線自体が減衰してしまう。このため、試料から励起され発生する蛍光X線の強度も低下するので、検出器で取得できる蛍光X線の強度が低下してしまう。すなわち、上記のような蛍光X線装置においては、バックグランド強度を低下させることができる一方、感度が低下してしまう。また、試料の照射位置に対してX線源及び検出器を近づけることで感度を向上させることも可能ではあるが、X線源と検出器との離間距離も縮まってしまい、空間的制限から感度の向上には限界があった。このため、例えば食品中のカドミウム含有量など、軽元素中の微量な着目元素を正確に測定することが可能な検出下限を得るには至らなかった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、検出下限を改善し、重元素を主成分とする試料のみならず、軽元素を主成分とした試料に含有された微量な着目元素を定量することが可能である蛍光X線分析装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、試料を支持する試料台と、前記試料に対して、所定の照射位置を中心として一次X線を照射するX線源と、前記照射位置に向って配置され、前記一次X線を照射された前記試料から発生する蛍光X線を検出する検出器とを備え、前記試料に含有している着目元素を定量する蛍光X線分析装置であって、前記一次X線の被照射面と前記蛍光X線の被検出面とを一致させた第一形状の第一の前記試料に対して検査を行う第一の検査と、前記一次X線の被照射面と前記蛍光X線の被検出面とを異ならせた第二形状の第二の前記試料に対して検査を行う第二の検査と、を選択可能とされ、前記第一の検査では、前記第一の試料の前記被照射面および前記被検出面を前記照射位置に一致させた第一の検査位置に前記第一の試料を配置し、前記第二の検査では、前記第二の試料の前記被照射面を前記照射位置よりも前記X線源に近接させるとともに、前記第二の試料の前記被検出面を前記照射位置よりも前記検出器に近接させた第二の検査位置に前記第二の試料を配置し、前記試料台に着脱自在とされ、前記第一の試料を保持して前記第一の検査位置に配置することが可能な補助具と、前記試料台に着脱自在とされ、前記第二の試料を保持して前記第二の検査位置に配置することが可能な試料保持具と、を有することを特徴としている。
この発明に係る蛍光X線分析装置によれば、試料が、例えば、重元素を主成分とするものである場合には、試料台において試料を第一の検査位置に配置する。そして、照射位置と一致する試料の被照射面にX線源によって一次X線を照射することで、照射位置を中心とした試料の極表面の範囲において、試料が励起され、蛍光X線が発生する。そして、発生した蛍光X線は、検出器が照射位置に向いて配置されていることで、検出器によって効率的に検出される。
また、試料が、例えば、軽元素を主成分とし、着目元素(定量しようとする元素)が微量に含有されている場合であれば、試料台に試料保持具を装着し、試料を試料保持具に固定することで、試料を第二の検査位置に配置する。第二の検査位置においては、試料は、被照射面がX線源に近接して配置される。このため、X線源から照射される一次X線は、減衰せずに、試料に高密度で、かつ、大きな立体角を有して照射されるので、照射される一次X線の強度を向上させることができる。また、試料が軽元素を主成分とする場合には、一次X線は、上記にように照射位置を中心とした極表面の範囲のみならず、試料の内部にまで透過される。そして、一次X線が照射され、透過される試料の範囲内において、一次X線は、この範囲に含まれる着目元素を励起させ、蛍光X線を発生させる。発生した蛍光X線は、さらに試料の内部を透過し、検出器で検出される。この際、検出器は、試料の被検出面に近接して配置され、蛍光X線を発生する試料との立体角が大きく形成されているので、蛍光X線は、減衰せずに、高密度で、効率良く検出器に入射され、検出される。
また、上記の蛍光X線分析装置において、前記試料台は、上面から下面に貫通し、前記第一の検査位置として上面に載置させた前記第一の試料の前記被照射面を下方に露出させる窓部を有し、前記X線源及び前記検出器は、前記窓部から露出する前記第一の試料の前記被照射面の所定位置を前記照射位置として、前記試料台の下方に配置され、前記試料台の前記試料保持具は、前記第二の試料の前記被照射面を前記X線源と対向させるとともに、前記第二の試料の前記被検出面を前記検出器と対向させる向きに前記第二の試料を傾斜させ、前記窓部の上方から下方へ突出した状態で前記第二の試料を係止するガイド部を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る蛍光X線分析装置によれば、窓部を有する試料台の上面に試料を載置することで、試料の被照射面を窓部から試料台の下方へ露出させることができる。試料台の下方には、X線源及び検出器が、窓部から露出する試料の被照射面の所定位置を照射位置として位置設定されている。このため、試料を第一の検査位置として、露出した試料の被照射面に一次X線を照射し、照射位置を中心とした範囲から発生する蛍光X線を検出器によって検出することができる。
また、試料保持具のガイド部によって、試料を傾斜させ、窓部の上方から下方へ突出した状態で試料を係止し、試料の被照射面をX線源と対向する向きで近接させるとともに、被検出面を検出器に対向する向きで近接させて試料を配置することができる。このため、試料を第二の検査位置とし、一次X線を試料の被照射面に照射し、透過させ、試料の内部から発生する蛍光X線を検出器によって検出することができる。
さらに、上記の蛍光X線分析装置において、前記試料台の前記試料保持具は、開口部が形成された環状の部材で、前記窓部の外周に係合可能な係合部を有して、前記窓部に着脱自在に嵌合されるとともに、前記ガイド部が、前記開口部に配置された前記第二の試料を係止可能に、前記開口部から突出して設けられていることがより好ましいとされている。
この発明に係る蛍光X線分析装置によれば、第一の検査位置として試料を配置する場合には、試料保持具を窓部から取り外して試料台に載置させる。一方、第二の検査位置として試料を配置する場合には、試料保持具の係合部を窓部の外周に係合させることで、窓部に試料保持具を嵌合させる。そして、試料保持具の開口部に試料を挿入し、ガイド部によって係止することで、試料は第二の検査位置に固定される。
また、上記の蛍光X線分析装置において、前記試料台の前記試料保持具は、前記第二の検査位置に配置された前記第二の試料の前記被照射面と対向する面に当接する位置には、前記試料の前記着目元素から発生する前記蛍光X線のエネルギーよりも高エネルギーの二次励起蛍光X線を発生する元素で形成された二次励起用壁が設けられていることがより好ましいとされている。
この発明に係る蛍光X線分析装置によれば、第二の検査位置に配置された試料の被照射面に照射された一次X線は、試料の内部に透過し、試料に含有する着目元素を励起し、蛍光X線を発生させるとともに、試料の被照射面と対向する面に当接する二次励起用壁に照射される。二次励起用壁は、一次X線が照射されることで、試料に含有している着目元素が発生する蛍光X線のエネルギーよりも高エネルギーの二次励起蛍光X線を発生する。二次励起用壁から発生する二次励起蛍光X線は試料に照射され、試料の着目元素は二次励起蛍光X線によっても励起され、蛍光X線を発生する。このため、試料の着目元素から発生する蛍光X線の強度、すなわち検出器で取得できる蛍光X線の強度をさらに向上させることができる。
また、上記の蛍光X線分析装置において、前記一次X線及び前記蛍光X線を透過可能な材質で前記第二形状に形成され、前記試料が流動性を有する固体あるいは液体である場合に、前記試料を内部に封入して、前記試料の前記被照射面及び前記被検出面を形成する試料封入容器を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る蛍光X線分析装置によれば、試料が、流動性を有する固体あるいは液体である場合においても、試料封入容器に封入することで、試料が定形を有し、試料の被照射面及び被検出面を形成させることができる。このため、一定の定形を有する固体の試料と同様に、第一の検査位置または第二の検査位置に配置し、試料に一次X線を照射し、試料から発生する蛍光X線を検出することができる。また、試料が定形を有する固体であった場合でも、試料を粒状、粉状あるいは溶解して液体として、試料封入容器に封入することで、容易に測定に適した形状にすることができる。なお、試料封入容器は、一次X線及び蛍光X線を透過可能な材質で形成されているので、一次X線及び蛍光X線が減衰し、検出器で取得できる蛍光X線の強度が低下してしまうことがない。
さらに、上記の蛍光X線分析装置において前記試料封入容器は、前記第二の試料の前記被検出面を形成する上面と、前記第二の試料の前記被照射面を形成する側面とを有する断面台形状に形成されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る蛍光X線分析装置によれば、試料封入容器が断面台形状に形成されていることで、試料封入容器に封入され、第二の検査位置に固定された試料は、検出器に対して、放射状に配置される。このため、試料封入容器の断面形状である台形の上辺から下辺に開口する角度を検出器の検出可能な立体角と等しい角度に設定すれば、封入された試料全体から発生する蛍光X線を効率良く検出することができる。
さらに、上記の蛍光X線分析装置において、前記補助具は、前記第一の試料を露出させる開口部が形成された環状の部材で、前記試料台の前記窓部の外周に係合可能な係合部を有して、前記窓部に着脱自在に嵌合されることがより好ましいとされている。
本発明の蛍光X線分析装置によれば、所定の照射位置を中心として一次X線を照射するX線源と照射位置に向って配置された検出器とを備えることにより、試料が重元素を主成分とする場合には、試料を第一の検査位置に配置させ、照射位置を中心とする範囲から発生する蛍光X線を検出することができる。また、試料台に試料保持具を装着することにより、試料を第二の検査位置として、X線源及び検出器に試料を近接させて配置させることができる。このため、検出器で取得できる蛍光X線の強度、すなわち感度を向上させ、検出下限を改善することができ、重元素を主成分とする試料のみならず、軽元素を主成分とする試料に含有された微量な着目元素の正確な定量をも実現することができる。
図1から図4は、この発明に係る実施形態を示している。図1に示すように、蛍光X線分析装置1は、外筐2と、試料Sを支持する試料台3と、試料Sに一次X線Pを照射するX線源4と、試料Sから発生する蛍光X線Qを検出する検出器5とを備える。試料台3は、外筐2の内部に設けられており、外筐2の内部を試料台3の上方の試料室2aと、X線源4及び検出器5が配置された計測室2bとを仕切っている。試料室2aの上方には、開口部2cが形成され、試料室上蓋2dが開閉可能に設けられている。図2に示すように、試料台3は、上面3aから下面3bに貫通する窓部6を有する。そして、試料台3は、第一の検査位置Aとして、試料Sの被照射面S1が窓部6から下方に露出した状態で試料Sを上面3aに載置させることができる。なお、本実施形態では、窓部6の外周に段部6aが形成され、段部6aに係合可能な係合部7aが形成された補助具7が着脱自在に嵌合されている。図2及び図3に示すように、補助具7には開口部7bが形成されている。また、窓部6に嵌合した際に、補助具7の上面7cが試料台3の上面3aと一致するように設定されている。このため、試料Sが小さい場合でも、窓部6に補助具7を嵌合させることで、第一の検査位置Aに試料Sを配置することが可能である。なお、試料Sが窓部6よりも十分大きい場合は、補助具7を嵌合させずに直接試料台3に載置させても良い。
図1に示すように、X線源4は、例えば、X線管球であり、X線管球のターゲットの特性X線と連続X線とで構成された一次X線Pを照射するものである。X線源4は、試料Sが第一の検査位置Aとして試料台3に配置された場合に、窓部6から下方に露出する試料Sの被照射面S1と一致する照射位置P1を中心として照射するように、試料台3の下方に配置されている。検出器5は、試料台3の下方において、照射位置P1に向って配置されており、試料Sから発生する蛍光X線のエネルギー及び強度を検出することが可能である。また、検出器5は、X線源4の照射範囲4aの範囲外に配置されており、一次X線Pが直接照射されないように設定されている。
また、X線源4及び検出器5の前方には、それぞれ一次フィルタ8、二次フィルタ9が設けられている。一次フィルタ8は、X線源4から照射される一次X線Pの内、特定のエネルギーのX線のみを吸収するものである。そして、試料Sに含有された着目元素から発生する蛍光X線と同エネルギー範囲のX線を吸収することで、散乱線などが検出器で検出され、バックグランド強度が増大して検出下限が上昇してしまうのを防ぐことができる。例えば、着目元素をCdとすれば、一次フィルタ8をMoやZrなどで形成することによって、Cdの蛍光X線と同エネルギー範囲の一次X線を吸収し、バックグランド強度を低下させ、検出下限を改善することができる。なお、本実施形態では、図示しない移動機構によって、着目元素と対応して様々な種類の一次フィルタと切り替え可能となっている。
また、二次フィルタ9も同様に、検出されるX線の内、特定のエネルギーのX線のみを吸収するものである。そして、試料Sに含有された着目元素から発生する蛍光X線と異なるエネルギー範囲のX線を吸収することで、検出器5が特定のエネルギーの蛍光X線を検出可能であるとともに、全体のX線強度を抑え、検出効率を向上させることができる。例えば、着目元素をCdとすれば、二次フィルタ9をAgなどで形成することにより、Cdの蛍光X線よりも高いエネルギーのX線を吸収し、全体のX線強度を抑えることができる。なお、本実施形態では、図示しない移動機構によって、着目元素と対応して様々な二次フィルタと切り替え可能となっている。
なお、本実施形態の蛍光X線分析装置1では、図示しないが、さらに、制御部、計算機部、増幅器、波形成形器、モニターなどを備えている。制御部は、X線源4から照射される一次X線Pの制御を行い、また、一次フィルタ8、二次フィルタ9の選択を行う。また、検出器5で検出された検出結果は、増幅器で増幅され、波形成形器で電気信号に変換される。さらに、電気信号に変換された検出結果は、計算機部でエネルギー毎の強度スペクトルに変換され、モニターに表示される構成となっている。
また、図4及び図5に示すように、試料台3は、補助具7に代えて試料保持具10を窓部6に嵌合可能である。試料保持具10は、開口部10aが形成された環状の部材で、窓部6の段部6aに係合可能な係合部10bを有し、着脱自在に嵌合可能である。また、ガイド部11は、開口部10aの中心部に向って下方へ傾斜した状態で、開口部10aに突出して設けられている。そして、開口部10aに挿入した試料Sを窓部6の上方から下方へ突出した状態で係止し、ガイド部11で係止された試料Sの被照射面S2をX線源4に対向する向きで近接させるとともに、被検出面S3を検出器5と対向する向きで近接させる第二の検査位置Bに固定させる。また、試料Sの被検出面S3がX線源4の一次X線Pの照射範囲4aの境界線と、また、被照射面S2が検出器5の検出範囲5aの境界線と、それぞれ略等しい位置に配置されるように、ガイド部11の位置及び形状、及び試料Sの形状が設定されている。なお、窓部6の外周に段部6aが形成されないものとし、試料保持具10は直接窓部6の外周に係合される構成としても良い。
さらに、試料保持具10の上面10cにおいて、第二の検査位置Bに配置された試料Sの被照射面S2と対向する面S4に当接する位置には、二次励起用壁12が設けられている。二次励起用壁12は、試料Sの着目元素から発生する蛍光X線Qのエネルギーよりも高エネルギーの二次蛍光X線Q1を発生させる材質で形成されており、例えば、後述のように、着目元素がCdの場合には、Teなどで形成されている。なお、二次励起用壁12は、ねじ固定などによって試料保持具10から取り外し可能な構成として、着目元素に対応して様々な材質のものに交換可能としても良いし、試料保持具10以外の例えば試料台3に固定されるものとしても良い。
また、図6及び図7に示すように、蛍光X線分析装置1は、試料Sが流動性を有する固定あるいは液体である場合に、試料Sを内部20aに封入する試料封入容器20を備える。試料封入容器20は、一次X線P及び蛍光X線Qを含むX線を透過可能な材質で形成され、例えば、プラスチック、Al、SiまたはMgなどで形成されている。また、試料Sとしては、例えば流動性を有する固体としては、米、豆、または土などの粒状のもの、あるいは、小麦粉などの粉状のものなどがあり、一定の定形を有する固形物でも、加工により粒状、粉状となるものも含む。また、液体としては固体である試料を溶解したものも含む。本実施形態では、流動性を有する試料S5として、米を例に挙げている。試料封入容器20は、開閉可能な蓋20bが設けられており、試料S5を内部20aに封入可能としている。また、試料封入容器20は、第二の検査位置Bにおいて、X線源4と近接する試料Sの被照射面S2を形成させる側面20cと、二次励起用壁12と当接する側面20dと、検出器5と近接する試料Sの被検出面S3を形成させる上面20eとを有する断面台形状に形成されている。そして、断面形状である台形の上辺(上面20e)から下辺(下面20f)に開口する角度φは、検出器5の検出範囲5aを表わす立体角θと略等しく設定されている。
次に、この蛍光X線分析装置1の作用について説明する。まず、試料Sが重元素を主成分とする、例えば、Cu合金やFe合金などである場合の測定について説明する。図2に示すように、重元素を主成分とする試料Sを測定する場合には、試料台3に補助具7を嵌合させ、第一の検査位置Aを選択して試料を配置する。そして、X線源4から一次X線Pを照射すれば、一次フィルタ8を通過し、試料Sの被照射面S1と一致する照射位置P1を中心として、一次X線Pが試料Sに照射される。試料Sは重元素を主成分とするので、一次X線Pは試料Sの内部にまで透過されずに、試料Sの被照射面S1の照射位置P1を中心とした極表面の範囲おいて、試料Sは励起され、蛍光X線Qを発生する。発生した蛍光X線Qは、二次フィルタ9を通過して、検出器5で検出される。この際、検出器5は照射位置P1に向って配置されているので、効率良く発生した蛍光X線Qを検出することができる。
次に、試料Sが軽元素を主成分とし、着目元素(定量しようとする元素)が微量に含有している場合の測定について説明する。まず、試料Sが一定の定形を有する場合について説明する。なお、軽元素の意味するところは、一次X線Pを透過可能な元素であり、原子番号が小さい元素ほどX線の透過率は高くなり、C、H、O、またはAl、Mgなどであり、有機材料なども含むものである。また、着目元素としては、少なくとも主成分とする元素よりも大きなエネルギーの蛍光X線を発生させる元素であれば良く、上記の軽元素から重元素まで様々なものが該当する。なお、本実施形態においては、着目元素としてCdを定量する場合について説明する。
まず、図4に示すように、試料台3の窓部6に試料保持具10を嵌合させる。次に、試料Sを試料保持具10の開口部10aに上方から挿入し、ガイド部11によって第二の検査位置Bに試料Sを固定する。第二の検査位置Bにおいては、試料Sは、ガイド部11によって傾斜し、開口部10aの上方から下方に突出した状態で係止され、試料Sの被照射面S2がX線源4と対向し近接した状態となる。また、試料Sの被検出面S3が照射範囲4aの境界線と略等しい位置に設定されている。このため、X線源4から照射された一次X線Pは、一次フィルタ8を通過して、減衰されず、また、高密度で、かつ、大きな立体角を有して、試料Sの全体に照射される。さらに、試料Sは、被検出面S3が一次X線Pの照射範囲4aの境界線と略等しい位置となるように配置されることで、一次X線Pはさらに効率良く試料Sの全体に照射される。試料Sに照射された一次X線Pは、試料Sが軽元素を主成分とすることで、試料Sの内部にまで透過され、試料Sの内部全体に含有している着目元素を励起させ、蛍光X線を発生させる。
さらに、一次X線Pは、試料Sを透過し、試料Sの被照射面S2と対向する面S4と当接する二次励起用壁12に照射される。二次励起用壁12は、照射されることで、励起され、試料Sに含有している着目元素から発生する蛍光X線Qのエネルギーよりも高エネルギーの二次励起蛍光X線Q1を発生する。発生した二次励起蛍光X線Q1は試料Sに照射され、着目元素から発生する蛍光X線Qのエネルギーよりも高エネルギーであることから、試料Sの内部全体に含有している着目元素を再び励起させ、蛍光X線Qを発生させる。すなわち、二次励起用壁12を有することで、試料Sは、一次X線Pのみならず二次励起蛍光X線Q1によっても励起され、発生する蛍光X線Qの強度が向上する。そして、一次X線P及び二次励起蛍光X線Q1によって発生した蛍光X線Qは、試料Sの内部を透過し、二次フィルタ9を通過して検出器5で検出される。第二の検査位置Bにおいて、試料Sの被検出面S3は、検出器5に近接して配置され、試料との立体角が大きく形成されている。このため、蛍光X線Qは、減衰されず、また、高密度で、効率よく検出器5に入射され、検出される。
次に、試料Sが流動性の固定あるいは液体である場合について説明する。この実施例では、流動性を有する粒状の試料S5である米に含有しているCdを着目元素として定量する場合について説明する。まず、図6に示すように、試料封入容器20に試料Sを封入する。次に、側面20cをX線源4に近接させ、上面20eを検出器5に近接させて、第二の検査位置Bに固定する。この状態で、X線源4から一次X線Pを照射すれば、一次X線Pは、一次フィルタ8を通過し、試料封入容器20を透過して、封入された試料Sに照射され、含有している着目元素Cdを励起し、蛍光X線Qを発生させる。この際、さらに、一次X線Pは、試料Sを透過し、二次励起用壁12に照射され、二次励起用壁12から二次励起蛍光X線Q1を発生させる。二次励起蛍光X線Q1は、試料Sに照射され、着目元素Cdを再び励起し、蛍光X線Qを発生させるので、蛍光X線Qの強度を向上させる。
発生した蛍光X線Qは、試料Sの内部及び試料封入容器20を透過し、上面20eから二次フィルタ9を通過して、検出器5に検出される。この際、上記同様に、第二の検査位置Bにおいて、試料Sの被検出面S3は、検出器5に近接して配置され、試料との立体角が大きく形成されている。このため、蛍光X線Qは、減衰されず、また、高密度で、効率よく検出器5に入射され、検出される。また、試料封入容器20の角度φが検出器5の検出可能な立体角θと略等しく設定されているので、最小限の試料で、検出可能な範囲全体で効率良く検出することができる。
以上のように、この実施形態の蛍光X線分析装置1においては、所定の照射位置P1を中心として一次X線Pを照射するX線源4と、照射位置P1に向って配置された検出器5を備えている。このため、試料Sが重元素を主成分とする場合には、第一の検査位置Aを選択して試料Sを配置し、照射位置P1を中心とした範囲から発生する蛍光X線Qを効率良く検出することができる。また、試料台3に試料保持具10を嵌合させることにより、第二の検査位置Bを選択して、X線源4及び検出器5に試料Sを近接させて配置することができる。このため、検出器5で取得できる蛍光X線Qの強度、すなわち感度を向上させ、検出下限を改善することができ、上記のような重元素を主成分とする試料のみならず、軽元素を主成分とする試料に含有された微量の着目元素の正確な定量をも実現することができる。さらに、試料封入容器20を備えることで、試料Sが流動性を有する固体あるいは液体で形成されている場合においても、微量の着目元素の正確な定量を実現することができる。このため、近年注目されている食品のカドミウム汚染などにおいて、食品中の微量なカドミウム含有量などを定量することが可能であり、また、試料となる食品の形態に関係無く測定することが可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、本実施形態において、試料保持具10は、環状の部材で、窓部6に嵌合されるものとしたが、これに限ることは無い。少なくとも、試料Sを第二の検査位置Bとして固定可能なものであれば良く、例えば、ガイド部11のみが試料台3に直接固定されている構成としても良い。また、第二の検査位置Bにおいて、試料Sの被照射面S2がX線源4に近接して配置されるが、少なくとも照射位置P1よりも近接した位置に被照射面S2が配置されていれば良く、X線源4または一次フィルタ8と干渉しない範囲で近接させることでより大きな効果を期待することができる。同様に、試料Sの被検出面S3は、少なくとも照射位置P1よりも検出器5に近接して配置されていれば良く、検出器5または二次フィルタ9と干渉しない範囲で近接させることでより大きな効果を期待することができる。
また、蛍光X線分析装置1は、基本的には、試料台3は窓部6を有しており、上方に位置し、窓部6から露出する試料Sを、下方に位置したX線源4及び検出器5で測定する構成としているが、これに限ることは無い。例えば、試料台3の所定位置を第一の検査位置Aとして試料台3に配置した試料Sに対して、X線源4及び検出器5を側方に配置して、試料Sの側面を上記の被照射面S1として測定する構成としても良い。この場合には、試料保持具10は、試料台3上に設けられ、試料Sの被照射面S2をX線源4に近接させるとともに、被検出面S3を検出器5に近接させた位置(第二の検査位置B)に試料Sを位置決めさせるものであれば良い。また、一次フィルタ8、二次フィルタ9及び二次例起用壁12については、適宜設けるものであり、設けなくても、上記構成によって検出器で検出される感度を向上し、検出下限を改善させることが可能である。
この発明の実施形態の蛍光X線分析装置の概略を示す断面図である。 この発明の実施形態の蛍光X線分析装置の拡大断面図である。 この発明の実施形態の補助具の斜視図である。 この発明の実施形態の蛍光X線分析装置の拡大断面図である。 この発明の実施形態の試料保持具の斜視図である。 この発明の実施形態の蛍光X線分析装置の拡大断面図である。 この発明の実施形態の試料封入容器の斜視図である。
符号の説明
1 蛍光X線分析装置
3 試料台
3a 上面
3b 下面
4 X線源
5 検出器
6 窓部
10 試料保持具
10a 開口部
10b 係合部
11 ガイド部
12 二次励起用壁
20 試料封入容器
20c 側面
20e 上面
A 第一の検査位置
B 第二の検査位置
P 一次X線
P1 照射位置
Q 蛍光X線
Q1 二次励起蛍光X線
S 試料
S1 被照射面
S2 被照射面
S3 被検出面

Claims (7)

  1. 試料を支持する試料台と、前記試料に対して、所定の照射位置を中心として一次X線を照射するX線源と、前記照射位置に向って配置され、前記一次X線を照射された前記試料から発生する蛍光X線を検出する検出器とを備え、前記試料に含有している着目元素を定量する蛍光X線分析装置であって、
    前記一次X線の被照射面と前記蛍光X線の被検出面とを一致させた第一形状の第一の前記試料に対して検査を行う第一の検査と、前記一次X線の被照射面と前記蛍光X線の被検出面とを異ならせた第二形状の第二の前記試料に対して検査を行う第二の検査と、を選択可能とされ、
    前記第一の検査では、前記第一の試料の前記被照射面および前記被検出面を前記照射位置に一致させた第一の検査位置に前記第一の試料を配置し、
    前記第二の検査では、前記第二の試料の前記被照射面を前記照射位置よりも前記X線源に近接させるとともに、前記第二の試料の前記被検出面を前記照射位置よりも前記検出器に近接させた第二の検査位置に前記第二の試料を配置し、
    前記試料台に着脱自在とされ、前記第一の試料を保持して前記第一の検査位置に配置することが可能な補助具と、前記試料台に着脱自在とされ、前記第二の試料を保持して前記第二の検査位置に配置することが可能な試料保持具と、を有することを特徴とする蛍光X線分析装置。
  2. 請求項1に記載の蛍光X線分析装置において、
    前記試料台は、上面から下面に貫通し、前記第一の検査位置として上面に載置させた前記第一の試料の前記被照射面を下方に露出させる窓部を有し、
    前記X線源及び前記検出器は、前記窓部から露出する前記第一の試料の前記被照射面の所定位置を前記照射位置として、前記試料台の下方に配置され、
    前記試料台の前記試料保持具は、前記第二の試料の前記被照射面を前記X線源と対向させるとともに、前記第二の試料の前記被検出面を前記検出器と対向させる向きに前記第二の試料を傾斜させ、前記窓部の上方から下方へ突出した状態で前記第二の試料を係止するガイド部を備えることを特徴とする蛍光X線分析装置。
  3. 請求項2に記載の蛍光X線分析装置において、
    前記試料台の前記試料保持具は、開口部が形成された環状の部材で、前記窓部の外周に係合可能な係合部を有して、前記窓部に着脱自在に嵌合されるとともに、前記ガイド部が、前記開口部に配置された前記第二の試料を係止可能に、前記開口部から突出して設けられていることを特徴とする蛍光X線分析装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の蛍光X線分析装置において、
    前記試料台の前記試料保持具は、前記第二の検査位置に配置された前記第二の試料の前記被照射面と対向する面に当接する位置には、前記試料の前記着目元素から発生する前記蛍光X線のエネルギーよりも高エネルギーの二次励起蛍光X線を発生する元素で形成された二次励起用壁が設けられていることを特徴とする蛍光X線分析装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の蛍光X線分析装置において、
    前記一次X線及び前記蛍光X線を透過可能な材質で前記第二形状に形成され、前記試料が流動性を有する固体あるいは液体である場合に、前記試料を内部に封入して、前記試料の前記被照射面及び前記被検出面を形成する試料封入容器を備えることを特徴とする蛍光X線分析装置。
  6. 請求項5に記載の蛍光X線分析装置において、
    前記試料封入容器は、前記第二の試料の前記被検出面を形成する上面と、前記第二の試料の前記被照射面を形成する側面とを有する断面台形状に形成されていることを特徴とする蛍光X線分析装置。
  7. 請求項2に記載の蛍光X線分析装置において、
    前記補助具は、前記第一の試料を露出させる開口部が形成された環状の部材で、前記試料台の前記窓部の外周に係合可能な係合部を有して、前記窓部に着脱自在に嵌合されることを特徴とする蛍光X線分析装置。
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