JP3033984B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents
内視鏡用処置具Info
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- JP3033984B2 JP3033984B2 JP2161549A JP16154990A JP3033984B2 JP 3033984 B2 JP3033984 B2 JP 3033984B2 JP 2161549 A JP2161549 A JP 2161549A JP 16154990 A JP16154990 A JP 16154990A JP 3033984 B2 JP3033984 B2 JP 3033984B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、超音波走査と光学的観察とを併用して行
うことができるいわゆる超音波内視鏡の処置具挿通路に
挿通して用いられる内視鏡用処置具に関する。
うことができるいわゆる超音波内視鏡の処置具挿通路に
挿通して用いられる内視鏡用処置具に関する。
第９図において、81は超音波内視鏡の先端部本体、82
aは超音波プローブ82による超音波走査範囲、83aは、観
察窓83からの光学的観察範囲である。
aは超音波プローブ82による超音波走査範囲、83aは、観
察窓83からの光学的観察範囲である。
84は、処置具90を挿通するために先端部本体81に形成
された処置具挿通路であり、可撓性を有する真直な処置
具90の先端90aが超音波走査範囲82aの中央付近に案内さ
れるようになっている。
された処置具挿通路であり、可撓性を有する真直な処置
具90の先端90aが超音波走査範囲82aの中央付近に案内さ
れるようになっている。
しかし、超音波プローブによる走査範囲82aと観察窓
からの光学的観察範囲83aとにはずれがある。したがっ
て、例えば第10図に示されるように、超音波走査範囲の
中央付近に案内される処置具の先端90aは、光学的観察
両面100内では、中央から大きく外れて遠方に見える。
からの光学的観察範囲83aとにはずれがある。したがっ
て、例えば第10図に示されるように、超音波走査範囲の
中央付近に案内される処置具の先端90aは、光学的観察
両面100内では、中央から大きく外れて遠方に見える。
そのため、処置具90によって処置が行われる患部を肉
眼ではっきりと観察するのが困難であり、内視鏡的処置
を必ずしも正確に行うことができない欠点があった。
眼ではっきりと観察するのが困難であり、内視鏡的処置
を必ずしも正確に行うことができない欠点があった。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、内視鏡
的処置を光学的観察視野の中央付近で、正確かつ安全に
行うことができる内視鏡用処置具を提供することを目的
とする。
的処置を光学的観察視野の中央付近で、正確かつ安全に
行うことができる内視鏡用処置具を提供することを目的
とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用処置具
は、可撓性を有する真直な処置具を挿通したときにその
先端が超音波走査範囲の中央付近に案内されるように超
音波内視鏡の挿入部先端にカーブして形成された処置具
挿通路に挿通される内視鏡用処置具であって、上記処置
具挿通路に挿通されたときに、先端が光学的観察範囲の
中央付近に向かうようにカーブして形成された可撓性の
シャフトを有することを特徴とする。
は、可撓性を有する真直な処置具を挿通したときにその
先端が超音波走査範囲の中央付近に案内されるように超
音波内視鏡の挿入部先端にカーブして形成された処置具
挿通路に挿通される内視鏡用処置具であって、上記処置
具挿通路に挿通されたときに、先端が光学的観察範囲の
中央付近に向かうようにカーブして形成された可撓性の
シャフトを有することを特徴とする。
内視鏡用処置具を超音波内視鏡の処置具挿通路に挿通
すると、内視鏡用処置具のシャフトに形成されたカーブ
が処置具挿通路に形成されたカーブに沿い、内視鏡用処
置具の先端が光学的観察範囲の中央付近に向かって突出
する。
すると、内視鏡用処置具のシャフトに形成されたカーブ
が処置具挿通路に形成されたカーブに沿い、内視鏡用処
置具の先端が光学的観察範囲の中央付近に向かって突出
する。
図面を参照して実施例を説明する。
第１図は超音波内視鏡の挿入部先端を示している。挿
入部を形成する可撓管の先端部分に遠隔操作により屈曲
自在に形成された湾曲部１の先端には、先端部本体２が
連結され、その先端部本体２には、超音波を発受信走査
する超音波プローブ３及び光学的観察を行うための観察
光学系の対物レンズ窓（観察窓）４とが併設されてい
る。５は液体を充満させて膨らませられるバルーンであ
る。
入部を形成する可撓管の先端部分に遠隔操作により屈曲
自在に形成された湾曲部１の先端には、先端部本体２が
連結され、その先端部本体２には、超音波を発受信走査
する超音波プローブ３及び光学的観察を行うための観察
光学系の対物レンズ窓（観察窓）４とが併設されてい
る。５は液体を充満させて膨らませられるバルーンであ
る。
したがって、超音波プローブ３によって超音波走査範
囲3aの超音波断層像を得ることができ、観察窓４を通し
て、光学的観察範囲4aの光学像を観察することができ
る。
囲3aの超音波断層像を得ることができ、観察窓４を通し
て、光学的観察範囲4aの光学像を観察することができ
る。
10は、生検鉗子など内視鏡用処置具30を挿通して案内
するための処置具挿通路であり、第２図ないし第５図に
詳細に図示されている。
するための処置具挿通路であり、第２図ないし第５図に
詳細に図示されている。
第２図に示されるように、先端部本体２には、斜めに
超音波走査範囲3aの中央方向に向けて鉗子挿通孔11が穿
設され、その後端部に、可撓性チューブからなる処置具
挿通チャンネル12を連結するためにカーブして形成され
た連結管13が固着されている。14は、鉗子挿通孔11の内
壁と連結管13の内壁とを滑らかに接続するために固着さ
れた接続管である。
超音波走査範囲3aの中央方向に向けて鉗子挿通孔11が穿
設され、その後端部に、可撓性チューブからなる処置具
挿通チャンネル12を連結するためにカーブして形成され
た連結管13が固着されている。14は、鉗子挿通孔11の内
壁と連結管13の内壁とを滑らかに接続するために固着さ
れた接続管である。
このようにして、処置具挿通路10は、処置具挿通孔1
1、接続管14、連結管13及び処置具挿通チャンネル12に
よって形成されており、第３図、第４図及び第５図に示
される、カーブ部の前後における処置具挿通路10の各部
の幅ａ、ｂ及びｃがほぼ同寸法に形成されている。
1、接続管14、連結管13及び処置具挿通チャンネル12に
よって形成されており、第３図、第４図及び第５図に示
される、カーブ部の前後における処置具挿通路10の各部
の幅ａ、ｂ及びｃがほぼ同寸法に形成されている。
第６図は、上記の処置具挿通路10に挿通される処置具
30を示している。
30を示している。
処置具30の先端処置部31は、例えば、生検鉗子カップ
であり、操作部32からの遠隔操作によって開閉される。
この先端処置部31の外径寸法は、処置具挿通路10に対し
て挿通自在ではあるが、上述のように同寸法に形成され
た処置具挿通路10各部の幅a,b,cとの間にほとんど隙間
を生じない程度のぎりぎりの外形寸法に形成されてい
る。
であり、操作部32からの遠隔操作によって開閉される。
この先端処置部31の外径寸法は、処置具挿通路10に対し
て挿通自在ではあるが、上述のように同寸法に形成され
た処置具挿通路10各部の幅a,b,cとの間にほとんど隙間
を生じない程度のぎりぎりの外形寸法に形成されてい
る。
先端処置部31と操作部32とは可撓性のシャフト33によ
って連結されており、このシャフト33は、先端側の部分
33aだけが、先端処置部31と同じ太さに形成されてお
り、他の部分33bは、それに比べて外径が細く形成され
ている。
って連結されており、このシャフト33は、先端側の部分
33aだけが、先端処置部31と同じ太さに形成されてお
り、他の部分33bは、それに比べて外径が細く形成され
ている。
第７図及び第８図は、このようなシャフト33の構造例
を示しており、第７図は、外径の細い密巻コイル33bと
外径の太い密巻コイル33aとを、パイプ33cを介して接続
したもの。第８図は、細い密巻コイル33bの先端部分に
だけ熱収縮チューブ33aを被覆したものである。
を示しており、第７図は、外径の細い密巻コイル33bと
外径の太い密巻コイル33aとを、パイプ33cを介して接続
したもの。第８図は、細い密巻コイル33bの先端部分に
だけ熱収縮チューブ33aを被覆したものである。
第６図に示されるように、シャフトの先端側（太い部
分）33aは曲がりぐせがつけられて、カーブして形成さ
れている。その結果、この処置具30を超音波内視鏡の処
置具挿通路10に挿通すると、第１図に示されるように、
処置具30のシャフトのカーブした部分33aが処置具挿通
路10のカーブに沿うようにして、先端処置部31が光学的
観察範囲4aの中央付近に突出するように案内される。こ
の位置は、超音波操作範囲3aにも入っているので、超音
波断層像にも先端処置部31は現れる。
分）33aは曲がりぐせがつけられて、カーブして形成さ
れている。その結果、この処置具30を超音波内視鏡の処
置具挿通路10に挿通すると、第１図に示されるように、
処置具30のシャフトのカーブした部分33aが処置具挿通
路10のカーブに沿うようにして、先端処置部31が光学的
観察範囲4aの中央付近に突出するように案内される。こ
の位置は、超音波操作範囲3aにも入っているので、超音
波断層像にも先端処置部31は現れる。
この場合に、処置具30が処置具挿通路10に対してどの
ような向きに挿入されたとしても、処置具30の先端側シ
ャフト33aが処置具挿通路10のカーブ部分にさしかかれ
ば、シャフト33aのカーブが処置具挿通路10のカーブに
沿うように、処置具10の向きが自然に一定方向に矯正さ
れる。
ような向きに挿入されたとしても、処置具30の先端側シ
ャフト33aが処置具挿通路10のカーブ部分にさしかかれ
ば、シャフト33aのカーブが処置具挿通路10のカーブに
沿うように、処置具10の向きが自然に一定方向に矯正さ
れる。
また、この処置具の先端側シャフト33aは、処置具挿
通路10のカーブ前後の幅a,b,cに対してほとんど隙間が
なくがたがないので、突出する先端処置部31は左右にほ
とんど振らつかず、光学的観察範囲4aの中央位置付近に
向かって正確に突出される。
通路10のカーブ前後の幅a,b,cに対してほとんど隙間が
なくがたがないので、突出する先端処置部31は左右にほ
とんど振らつかず、光学的観察範囲4aの中央位置付近に
向かって正確に突出される。
本発明の内視鏡用処置具によれば、処置具の先端を、
超音波内視鏡の光学的観察範囲の中央付近に向かわせる
ことができるので、内視鏡的処置を、肉眼ではっきりと
観察しながら正確かつ安全に行うことができる優れた効
果を有する。
超音波内視鏡の光学的観察範囲の中央付近に向かわせる
ことができるので、内視鏡的処置を、肉眼ではっきりと
観察しながら正確かつ安全に行うことができる優れた効
果を有する。
第１図は、実施例の超音波内視鏡の挿入部先端の一部を
断面して示す側面図、 第２図は、その部分拡大断面図、 第３図は、III矢視図、 第４図は、IV−IV断面図、 第５図は、Ｖ−Ｖ断面図、 第６図は、実施例の内視鏡用処置具の側面図、 第７図は、その処置具のシャフトの部分側面断面図、 第８図は、処置具のシャフトの他の例を示す部分側面断
面図、 第９図は、従来例の超音波内視鏡の挿入部先端の一部を
断面して示す側面図、 第10図は、その観察画面の略示図である。 ２……先端部本体、10……処置具挿通路、30……処置
具、33……シャフト、33a……シャフトの先端側の部
分。
断面して示す側面図、 第２図は、その部分拡大断面図、 第３図は、III矢視図、 第４図は、IV−IV断面図、 第５図は、Ｖ−Ｖ断面図、 第６図は、実施例の内視鏡用処置具の側面図、 第７図は、その処置具のシャフトの部分側面断面図、 第８図は、処置具のシャフトの他の例を示す部分側面断
面図、 第９図は、従来例の超音波内視鏡の挿入部先端の一部を
断面して示す側面図、 第10図は、その観察画面の略示図である。 ２……先端部本体、10……処置具挿通路、30……処置
具、33……シャフト、33a……シャフトの先端側の部
分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61B 17/00 - 17/39 A61B 8/12 A61B 1/00 G01N 29/06
Claims (1)
- 【請求項１】可撓性を有する真っ直ぐな処置具を挿通し
たときにその先端が超音波走査範囲の中央付近に案内さ
れるように超音波内視鏡の挿入部先端にカーブして形成
された処置具挿通路に挿通される、可撓性のシャフトを
有する内視鏡用処置具であって、 上記カーブ部分を通過する上記可撓性シャフトの先端部
分が、上記カーブ部分に対してガタつきを生じない程度
の外径寸法に形成されて上記超音波内視鏡の光学的観察
範囲の中央付近に向かうように予めカーブして形成さ
れ、上記可撓性シャフトのそれ以外の部分が上記先端部
分に比べて細く形成されていることを特徴とする内視鏡
用処置具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2161549A JP3033984B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 内視鏡用処置具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2161549A JP3033984B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 内視鏡用処置具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453549A JPH0453549A (ja) | 1992-02-21 |
| JP3033984B2 true JP3033984B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=15737224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2161549A Expired - Fee Related JP3033984B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 内視鏡用処置具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3033984B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4854005B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2012-01-11 | エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 | 蛍光ｘ線分析装置 |
| JP2008023102A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Fujinon Corp | 内視鏡 |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP2161549A patent/JP3033984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453549A (ja) | 1992-02-21 |
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