JP2020135444A - 運賃精算システム及び携帯情報端末 - Google Patents
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Abstract
Description
後者の場合は、乗客の乗車時に、乗車口付近に設置した整理券発行機で乗車位置情報である停留所又は区間を示す番号を印刷した整理券を発行し、それを抜き取ってもらう。そして、車内の見やすい位置に設けた運賃額表示器に各番号に対応する運賃額を表示し、乗客に降車時に、整理券の番号に対応する運賃額を整理券と共に運転席の近傍に設置した運賃箱を投入してもらって精算する方式がとられている。
運賃精算機が読み取った残高金額が算出した運賃額より少ない場合は、その旨を表示や音声で報知し、プリペイドカードに追加チャージをしてから再タッチしてもらうか、運賃額を現金で運賃箱に投入してもらう。
これらの精算は、バスの運転手が確認及び管理する。
そして近年、殆どの人がスマートフォン等の携帯情報端末を所持するようになっているため、その携帯情報端末を利用したキャッシュレス決済が推奨され、商品販売やサービス提供など、種々の分野で採用されてきている。
例えば、あるモノレール運行会社において、次のような運賃精算システムの実証実験が行われている。
そのリーダ部が読み取ったID情報とその乗車駅を示す乗車位置情報をクラウド環境のサーバへ送信する。乗客が駅構内に入場して車両に乗車した後も、携帯情報端末は降車時に乗車時と同じID情報を含む二次元コードを表示できる状態を保持する。
そのサーバは、そのID情報に対応して記憶している乗車位置情報と受信した降車位置情報から運賃額を算出し、上記ID情報に対応して登録されているクレジットカード情報又は銀行口座情報を確認し、運賃額を引き落とせる場合は引き落として決済し、OKの判断結果を、引き落せない場合はNGの判断結果を、算出した運賃額と共に上記運賃精算装置へ送信する。
上記二次元コードとしては、QRコード(登録商標)が使用される。ID情報及びクレジットカード情報又は銀行口座情報は、利用者(乗客)が携帯情報端末の決済用アプリで予め上記サーバに登録しておく。
このようなシステムを路線バスの運賃精算システムに転用した場合にも、同様な問題が生じることになる。
上記情報コード表示装置は、利用客が乗車する位置を示す乗車位置情報を情報コードで表示して、利用客が乗車時に翳す携帯情報端末に読み取らせる情報コード表示手段を有する。
上記運賃精算装置は、利用客が降車時に翳す上記携帯情報端末が表示する、上記乗車位置情報と登録された決済対象の個人を特定する識別情報とを含む情報コードを読み取る情報コード読取手段と、その情報コード読取手段が読み取った情報コードに含まれる上記乗車位置情報と、利用客が降車する現在地を示す降車位置情報とに基づいて運賃額を算出する運賃額算出手段と、その運賃額算出手段が算出した運賃額を表示する運賃額表示手段と、その運賃額と、上記読み取った情報コードに含まれる識別情報とをサーバに送信して決済可否の判断を要求する決済可否判断要求手段と、上記サーバからの決済可否の判断結果を受信して、その判断結果が決済可の場合は運賃精算を完了し、その判断結果が決済否の場合はそれを報知する運賃精算手段とを有することを特徴とする。
上記運賃精算装置は、従来から路線バスに設置されている運賃箱に設けることができる。
上記情報コード表示装置は、上記入場ゲートが設置されている駅を示す乗車駅情報を情報コードで表示して、利用客が入場時に翳す携帯情報端末に読み取らせる情報コード表示手段を有する。
上記運賃精算装置は、利用客が上記退場ゲートを通過する際に翳す上記携帯情報端末が表示する、上記乗車位置情報と登録された決済対象の個人を特定する識別情報とを含む情報コードを読み取る情報コード読取手段と、その情報コード読取手段が読み取った情報コードに含まれる上記乗車位置情報と、上記退場ゲートが設置されている駅を示す降車位置情報とに基づいて運賃額を算出する運賃額算出手段と、上述したシステムの運賃精算装置と同様な運賃額表示手段、決済可否判断要求手段、および運賃精算手段とを有することを特徴とする。
上記入場ゲートと退場ゲートとは一体のユニットとして構成され得る。
乗客の携帯情報端末に乗車した停留所又は駅名を表示することも可能であり、利便性が向上する。
さらに、運賃精算装置内に、各乗客の乗車位置情報と降車位置情報及び運賃額等の乗降データを蓄積記憶することができるので、それをすぐに運行の効率化等に利用することが可能である。
この発明による運賃精算システムは、乗車券(切符)や整理券、あるいはプリペイドカード等を使用せず、利用客が所持する携帯情報端末に整理券の機能を持たせ、降車時に車載の運賃箱側又は降車駅の駅務機(改札ゲート等)側で運賃額を直ちに算出して、表示できるようにするものである。
「情報コード」は各種の情報を光学的に読み取り可能な画像パターンによるシンボルで表すものであり、光反射率が異なる白モジュールと黒モジュールを一次元に配列したバーコードと、二次元に配列した二次元コードが普及している。二次元コードとしては、図4に示すようなQRコード(登録商標)が多用されている。QRコードはコード化できる情報量が多く、しかも高速で読み取りが可能である。
「携帯情報端末」は、利用者が携帯可能なコンピュータ機能を有する端末装置であり、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)などを総称する。
まず、この発明による運賃精算システムを路線バスに適用した場合の一実施形態の概要を図1によって説明する。この場合の運賃は路線内均一料金ではなく、乗車距離に応じて運賃額が増加する。この運賃精算システムは、路線バスに限らず、路面電車やローカル鉄道などでも、乗車距離又は区間に応じた運賃を車両内で精算する必要がある場合には同様に適用できる。
〔1〕乗車前準備
利用客1は、自分が所持するスマートフォン等の携帯情報端末10で、このシステムを利用するためのアプリを立ち上げて情報コードを読み取る準備をする。
利用客を乗せて運ぶバス等の車両2の乗車口の近傍に設置した情報コード表示装置3の表示部306に、利用客が乗車する位置を示す乗車位置情報を情報コードで表示し、それを利用客1が乗車時に翳す携帯情報端末10に読み取らせる。しかし、乗車する利用客に対しては何のチェックもせずに乗車させる。
図示の例では、乗車位置情報の情報コードをQRコードで表示する。この情報コードには、路線番号や日付及び時間、運行会社の社名等の情報を含めることもできる。
なお、停留所の設備にも情報コード表示装置3を設けて、利用客がバスに乗車する前に、携帯情報端末10で乗車位置情報を読み取れるようにすることも可能である。
上記携帯情報端末10は、読み取った情報コードによる乗車位置情報と予めその端末に登録されている決済対象の個人を特定する識別情報(ID情報)とを含む情報コード(図示の例ではQRコード)を生成して表示する。併せて読み取った乗車位置情報が示す停留所名を表示することも可能である。
読み取った情報コードに路線番号や日付及び時間等の情報が含まれている場合は、それらの情報も含む情報コードを生成して表示することもできる。
降車する利用客1が、車両(バス)2の降車通路の近傍に設置した運賃精算装置5の情報コード読取部51に携帯情報端末10の情報コードが表示された画面を翳すと、その情報コードを情報コード読取部51が読み取る。その読み取った情報コードに含まれる乗車位置情報と、利用客が降車する現在地(現在停車する停留所)を示す降車位置情報とに基づいて、運賃精算装置5が運賃額を算出して表示部52に表示する。同時に、その運賃額と読み取った情報コードに含まれる識別情報とをクラウド環境のサーバ(以下「クラウドサーバ」と称する)7へ送信して送信して決済可否の判断を要求する。このクラウドサーバ7は所定の(予め定められた)サーバである。
この例では、無線機6及びインタネットを介して運賃精算装置5とクラウドサーバ7との間の決済可否判断要求及びその判断結果等の送受信を行う。
この無線機6とは別に案内放送装置も備えており、送りスイッチのボタン操作によって、予め記憶されている案内データにより次の停留所名等の案内放送を行う。また、乗務員が付属のマイクを使って肉声で案内放送を行うこともできる。
運賃精算装置5は、各利用客の乗車位置情報及び降車位置情報と運賃額を含む乗降データを、内臓のHDD等のメモリに蓄積記憶することができる。
この運賃精算システムは、車両をワンマン運転や無人運転し、車内で運賃を精算する鉄道や新交通システム、ロープウエイなどにも適用でき、その場合の無人駅又は改札が無い駅等も「停留所」に含めることができる。さらに、コミユニティーバスなどで利用客が所望の場所で乗降できるような場合には、その乗降場所を停留所と見做すこともできる。その場合の乗車位置及び降車位置はGPS情報と地図情報から特定することができる。
〔情報コード表示装置〕
情報コード表示装置3の構成例を図2及び図3によって説明する。
図2は情報コード表示装置3のハード構成例を示すブロック図であり、図3はその機能構成例を示すブロック図である。
そして、CPU301が、RAM303をワークエリアとしてROM302に格納されたプログラムを実行することにより、この情報コード表示装置3全体を制御して、図3を用いて後述する機能を実現する。
その情報コード表示手段30は、乗車位置情報出力部31と情報コード生成部32と情報コード表示部33からなる。
乗車位置情報出力部31は、路線ごとの各停留所名又はその番号を図2に示した不揮発性メモリ305に順番に記憶しており、次の停留所に到着する前に、乗車位置情報切換信号の入力によって、次の停留所又は駅の乗車位置情報を出力する。
情報コード生成部32は、乗車位置情報出力部31から出力された乗車位置情報を取得してコード化し、情報コード(この例ではQRコード)を生成する。
情報コード表示部33は、情報コード生成部32が生成した情報コードを、図2に示した表示部306の液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示器に表示する。
この図5の処理は、乗務員がバスの運行を開始する際に、路線を措定してこの運賃精算システムを起動させたときにスタートする。
CPU301はまず、ステップS11で乗車位置情報として始発停留所番号を取得する。
そして、ステップS12で乗車位置情報の情報コードを生成し、その生成した乗車位置(この場合は始発停留所)の情報コードをステップS13で表示する。
そして、ステップS16で、その取得した停留所番号が終着の停留所番号か否かを判断し、そうでなければステップS12へ戻り、それ以降の各ステップの処理を繰り返す。すなわち、次の停留所の情報コードを生成して表示し、乗車位置情報切換信号の入力を待つ。
したがって、次の乗車位置情報切換信号が入力するまでは、同じ乗車位置の情報コードを表示し続け、それを利用客が乗車する際に携帯情報端末で読み取らせる。
停留所で停車してバスのドアを開き、利用客を乗車させた場合は、ドアを閉じて発車した後、乗務員がボタン操作して次の停留所の案内放送を開始すると、乗車位置情報切換信号が入力される。それによって、次の乗車位置(停留所)の情報コードを表示して、次の停留所での利用客の乗車に備える。
上記の説明では、乗車位置情報を利用客が乗車する停留所の番号としたが、停留所名又は各停留所に対応する識別コード、あるいは複数の停留所を含む区間のコードなどでもよい。
図6は運賃精算装置5のハード構成例を示すブロック図であり、図7はその機能構成例を示すブロック図である。この実施形態の運賃精算装置5は、従来からワンマンバスの運転席の近傍に設置されている運賃箱を兼ねているが、運賃箱に特有な部分の構成については図示及び説明を省略する。
そして、CPU501が、RAM503をワークエリアとしてROM502に格納されたプログラムを実行することにより、この運賃精算装置5全体を制御して、図7を用いて後述する機能を実現する。
HDD505は、路線ごとの各停留所の名称や番号(コード)を順に記憶し、その各路線ごとの乗車位置情報と降車位置情報の組み合わせに対する運賃額を示す三角表データを記憶する。また、精算した各利用者ごとの乗車位置情報と降車位置情報及び運賃額、あるいはさらに精算日時等の乗降データを蓄積記録することもできる。
表示部52は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示器を備え、運賃額やメッセージ等を表示する。この他に電子音や音声を発生する音響発生部も備えるとよい。
情報コード読取手段511は、利用客が降車時に翳す携帯情報端末10が表示する、乗車位置情報と登録されている決済対象の個人を特定する識別情報とを含む情報コードを、図6に示した情報コード読取部51で光学的に読み取り、そのコードデータをデコードして乗車位置情報及び識別情報を取得する。
運賃額表示手段514は、運賃額算出手段513が算出した運賃額を図6に示した表示部52に表示する。
決済可否判断要求手段は、その運賃額と、情報コード読取手段511が読み取った情報コードに含まれる識別情報とを、図1に示した無線機6を介してクラウドサーバ7へ送信して決済可否の判断を要求する。
クラウドサーバ7では運賃計算を行う必要がないので、その機能は、物品販売やサービス提供の代金を携帯情報端末を使用してキャッシュスレス決済するための従来の各種システムで使用されているサーバと同様であるから、説明を省略する。
この図8の処理は、乗務員がバスの運行を開始する際に、路線を措定してこの運賃精算システムを起動させたときにスタートする。
但し、利用客が路線を間違えて乗車してしまい、そのまま降車するような場合に、もし携帯情報端末10の情報コードが表示された画面が情報コード読取部51に翳されると、CPU501はステップS204で情報コードを検知し、ステップS205でその情報コードを読み取ることになる。
そこで、CPU501はステップS208で運賃額が0円か否かを判断し、0円の場合はステップS214へ進んで運行終了か否かを判断し、運行終了でなければステップS202へ戻って上述の処理を繰り返す。
そして、CPU501はステップS210でクラウドサーバ7からの判断結果の受信を待ち、受信するとステップS211でその判断結果が決済可か否かを判断し、決済可であればステップS212へ進んで運賃精算を完了し、その乗降データを図6に示したHDD505に蓄積記憶させる。このとき、表示部52の運賃額表示を精算済などの表示に変えるとよい。
その後CPU501は、ステップS214で乗務員から運行終了の指示を受けたと判断するまで、ステップS202へ戻って以後の処理を繰り返す。運行終了の指示を受けたときは、このフローの処理を終了する。
終着停留所ですべての利用者(乗客)が降車したことを乗務員が確認した後、スイッチ操作等によって運行終了を指示する。
次に、この運賃精算システムで使用する携帯情報端末10について説明する。それは市販の各種の携帯情報端末を使用することができるが、スマートフォン(登録商標)が使用しやすい。
図9は、図1における携帯情報端末10のハード構成例を示すブロック図であり、図10はこの発明に関わる機能構成例を示すブロック図である。
そして、CPU101が、RAM103をワークエリアとしてROM102に格納されたプログラムを実行することにより、この携帯情報端末10全体を制御して、図10を用いて後述する機能を実現する。
通信部105は、電話通信、電子メール通信、インタネット通信等の各種通信を行うための通信部である。
操作部106は、使用者が各種入力及び指示・選択等の操作を行うためのキースイッチ等、あるいは表示部107の液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示器の画面上に重ねて配置したタッチパネルである。
カメラ部108は、写真や動画撮影を行うための光学レンズと撮像センサ等を備えたデバイスであり、この発明における情報コードの読み取りにも使用する。
なお、各種の情報を入力して、QRコードやバーコード等の情報コードを生成する手段(プログラム)は従来から種々提供されている。
この情報コード等の表示は、省エネルギーのために、一定時間が経過すると消えてスリープ状態となり、利用者が何らかのキー操作をするかタッチパネルにタッチしたときに表示状態に戻るようにするとよい。
この図11の処理は、携帯情報端末10を持つ利用者がこの運賃精算システムを利用するためのアプリを立ち上げるとスタートする。
そして、その新たに生成した情報コードをステップS34で図9に示した表示部107に表示する。ステップS32で乗車停留所名を読み取っている場合は、情報コードと共にその乗車停留所名を表示することもできる。
図12は、この発明による運賃精算システムを鉄道に適用した場合の一実施形態を示す概要図である。
この実施形態も前述した路線バスに適用した実施形態とほぼ共通しているが、鉄道の各駅には、利用客が車両に乗車する前に通過する入場ゲート8と利用客が車両から降車した後に通過する退場ゲート9とが設置され、改札口を構成している。
すなわち、この実施形態における「駅」は、鉄道やモノレール、新交通システム等の交通機関において、車両が停車して利用客を乗降させるための固定施設であり、利用客が乗車前に通過する入場ゲートと、降車後に通過する退場ゲートを設置した施設を云う。
この実施形態における情報コード表示装置13はその入場ゲート8に設けられ、運賃精算装置15は退場ゲート9に設けられる。
〔1〕乗車前準備
利用客1は、駅舎11に入る際に自分が所持するスマートフォン等の携帯情報端末10のこのシステムを利用するためのアプリを立ち上げて、情報コードを読み取る準備をする。
利用客1は所望の路線の車両20に乗車するためには、駅に設置された入場ゲート8を通過しなければならない。その際、入場ゲート8に設けられた情報コード表示装置13は、乗車駅すなわちその入場ゲート8が設置されている駅を示す乗車位置情報を情報コード(この例ではQRコード)で表示している。
そこで、利用客1は入場時に携帯情報端末10をその情報コード表示装置13の表示部に翳して、そこに表示されている情報コードを読み取る。
利用客が入場ゲート8を通過する際には何のチェックもせずに通過させて乗車させる。
この情報コードには、路線番号や日付及び時間、鉄道会社の社名等の情報を含めることもできる。
上記携帯情報端末10は、読み取った乗車位置情報と予めその端末に登録されている決済対象の個人を特定する識別情報(ID情報)とを含む新たな情報コード(図示の例ではQRコード)を生成して表示する。併せて読み取った乗車位置情報が示す駅名を表示することも可能である。
読み取った情報コードに路線番号や日付及び時間等の情報が含まれている場合は、それらの情報も含む情報コードを生成して表示することもできる。
降車した利用客が、降車駅の退場ゲート9を通過する際に、その退場ゲート9に設けられた運賃精算装置15の情報コード読み取り部に携帯情報端末10の情報コードが表示された画面を翳すと、その情報コードを運賃精算装置15の情報コード読取部が読み取る。
運賃精算装置15は、その読み取った情報コードに含まれる乗車位置情報と退場ゲート9が設置されている駅を示す降車位置情報とに基づいて運賃額を算出して表示部に表示する。そして、その運賃額と読み取った情報コードに含まれる識別情報とを、監視装置17を介してクラウドサーバ7へ送信して決済可否の判断を要求する。
監視装置17は同じ駅内に設置されている多数の入場ゲート8及び退場ゲート9を監視する装置であり、各運賃精算装置15及びクラウドサーバ7との通信機能も備えている。
この例では、監視装置17及びインタネットを介して、運賃精算装置15とクラウドサーバ7との間の決済可否判断要求及びその判断結果の送受信を行う。クラウドサーバ7の機能は、現在利用可能な各種のキャッシュレス決済を行うサーバと同様である。
各利用客の乗車位置情報及び降車位置情報と運賃額を含む乗降データを、運賃精算装置15内のメモリに蓄積記憶することができる。
したがって、情報コード表示装置13が表示する情報コードは常に同じであるが、乗車位置情報の他に日時等の変化する情報を加えて、不正利用を防ぐようにすることができる。
勿論、異なる駅の入場ゲート8に設けられた情報コード表示装置13が表示する情報コードの乗車位置情報は異なる。
そのため、降車位置情報切換信号の入力は不要であり、降車位置情報出力部512は、常に自機が設置されている駅を示す降車位置情報を出力するように設定され、常に同じ降車位置情報を運賃額算出手段513に出力する。勿論、異なる駅の退場ゲート9に設けられた運賃精算装置15の降車位置情報出力部512が出力する降車位置情報は異なる。
この実施形態の運賃精算システムは、一般的な鉄道路線に限らず、地下鉄、モノレール、新交通システムなど、乗車距離に応じて運賃額が異なり、駅舎に設置したゲート(改札口)を利用客に通過させる各種の旅客輸送システムに適用できる。
利用客が乗車中に、携帯情報端末に乗車した停留所名又は駅名を表示することも可能であるから、利便性が向上する。
車載の又は降車駅に設置した運賃精算装置内に毎日の利用客の乗降データを蓄積記憶することができるので、それをすぐに営業分析やダイヤ改正などに活用することができる。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、その実施形態の各部の具体的な構成や処理の内容等は、そこに記載したものに限るものではない。
また、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的特徴を有する以外は、何ら限定されないことは言うまでもない。
さらに、以上説明してきた実施形態の構成例、動作例及び変形例等は、適宜変更又は追加あるいは一部を削除してもよく、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することも可能である。
5,15:運賃精算装置 6:無線機 7:クラウドサーバ 8:入場ゲート
9:退場ゲート 10:携帯情報端末 11:駅舎 17:監視装置
20:車両(鉄道車両)
Claims (3)
- 利用客を乗せて運ぶ車両の乗車口の近傍に設置される情報コード表示装置と、該車両の降車通路の近傍に設置される運賃精算装置とを備えた運賃精算システムであって、
前記情報コード表示装置は、
利用客が乗車する位置を示す乗車位置情報を情報コードで表示して、利用客が乗車時に翳す携帯情報端末に読み取らせる情報コード表示手段を有し、
前記運賃精算装置は、
利用客が降車時に翳す前記携帯情報端末が表示する、前記乗車位置情報と登録された決済対象の個人を特定する識別情報とを含む情報コードを読み取る情報コード読取手段と、
該情報コード読取手段が読み取った情報コードに含まれる前記乗車位置情報と、利用客が降車する現在地を示す降車位置情報とに基づいて運賃額を算出する運賃額算出手段と、
該運賃額算出手段が算出した運賃額を表示する運賃額表示手段と、
該運賃額と、前記読み取った情報コードに含まれる前記識別情報とを所定のサーバに送信して決済可否の判断を要求する決済可否判断要求手段と、
前記サーバからの決済可否の判断結果を受信して、その判断結果が決済可の場合は運賃精算を完了し、前記判断結果が決済否の場合はそれを報知する運賃精算手段と、
を有することを特徴とする運賃精算システム。 - いずれも駅に設置され、利用客が車両に乗車する前に通過する入場ゲートに設けられる情報コード表示装置と、利用客が車両から降車した後に通過する退場ゲートに設けられる運賃精算装置とを備えた運賃精算システムであって、
前記情報コード表示装置は、
前記入場ゲートが設置されている駅を示す乗車位置情報を情報コードで表示して、利用客が入場時に翳す携帯情報端末に読み取らせる情報コード表示手段を有し、
前記運賃精算装置は、
利用客が前記退場ゲートを通過する際に翳す前記携帯情報端末が表示する、前記乗位置情報と登録された決済対象の個人を特定する識別情報とを含む情報コードを読み取る情報コード読取手段と、
該情報コード読取手段が読み取った情報コードに含まれる前記乗車位置情報と、前記退場ゲートが設置されている駅を示す降車位置情報とに基づいて運賃額を算出する運賃額算出手段と、
該運賃額算出手段が算出した運賃額を表示する運賃額表示手段と、
該運賃額と、前記読み取った情報コードに含まれる前記識別情報とを所定のサーバに送信して決済可否の判断を要求する決済可否判断要求手段と、
前記サーバからの決済可否の判断結果を受信して、その判断結果が決済可の場合は運賃精算を完了し、前記判断結果が決済否の場合はそれを報知する運賃精算手段と、
を有することを特徴とする運賃精算システム。 - 請求項1又は2に記載の運賃精算システムにおける運賃精算に使用される携帯情報端末であって、
決済対象の個人を特定する識別情報を登録する識別情報登録手段と、前記情報コード表示装置が表示する前記情報コードを読み取る情報コード読取手段と、該情報コード読取手段が読み取った情報コードによる前記乗車位置情報と前記識別情報登録手段によって登録された前記識別情報とを含む新たな情報コードを生成する情報コード生成手段と、該情報コード生成手段が生成した情報コードを表示する情報コード表示手段とを有することを特徴とする携帯情報端末。
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