JP4847133B2 - 光学系 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系に関し、特に、全方位からの映像を例えば円筒、円錐状の立体形状の撮像面に撮像したり、立体形状の表示面、例えば円筒、円錐状の表示面を遠方の全方位に投影する光学系に関するものである。
従来、360°のスクリーンに映像を投影する場合には、複数台のプロジェクターからの映像をスクリーン上で繋ぎ合わせるか、魚眼レンズ等の広角な光学系により投影していた。そのような従来技術としては、特許文献1〜7に記載のものがある。
米国特許出願公開第2004/8423号明細書 特公平6−85019号公報 米国特許第5473474号明細書 米国特許第3283653号明細書 米国特許第3552820号明細書 米国特許第6611282号明細書 米国特許第6597520号明細書
しかしながら、従来の360°全方位へ投影する場合あるはその逆の場合、単数又は複数の平面から円筒面あるいは球面上に投影したりその逆の結像を行わせるものであり、例えば円筒、球、円錐状の面から円筒面あるいは球面上に投影したりその逆の結像を行わせるものはなかった。
ところで、有機EL表示素子を取り上げると明らかなように、今後の表示素子や撮像素子は、円筒面、球面、円錐面等の回転対称な曲面を表示面としたり撮像面とする表示素子、撮像素子が十分可能である。
本発明は従来技術のこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、全方位からの映像を例えば円筒、円錐状の立体撮像面に撮像したり、そのような立体形状の表示面を遠方の全方位に投影するための良好に収差補正され高精細な像を撮像したり投影できる光学系を提供することである。
上記目的を達成する本発明の光学系は、360°全方位方向からの映像を回転対称な立体形状の像面に結像させる光学系であって、少なくとも1つの回転対称な反射面を有する光学系において、サジタル断面の入射瞳位置は回転対称軸上に配置され、サジタル断面の入射瞳位置とメリジオナル断面の入射瞳位置が異なり、前記回転対称な立体形状の像面と前記回転対称な反射面は同軸であることを特徴とする。
また、サジタル断面の入射瞳とサジタル断面の射出瞳は前記反射面の回転対称軸上の異なる位置に配置されていることが望ましい。
また、前記少なくとも1つの回転対称な反射面は内面反射鏡からなり、360°全方位方向からの光線は少なくとも1つの透過面を通過して透明媒質内に入射し、前記内面反射鏡で反射後、少なくとも1面の透過面を通過して前記透明媒質外に出て、前記像面に結像されるようにすることが望ましい。
また、前記サジタル断面の入射瞳位置から前記サジタル断面の射出瞳位置までの距離をEP、回転対称軸から前記少なくとも1つの反射面までの距離をRrとするとき、
0.1<EP/Rr<10 ・・・(1)
なる条件を満足することが望ましい。
また、前記反射面は、回転対称軸を含む断面内の対称面を持たない任意形状の線分を回転対称軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有するもの、回転対称軸を含む断面内の奇数次項を含む任意形状の線分を回転対称軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有するものとすることができる。もちろん、球面でもよい。
また、前記光学系の物体面と像面を逆にして投影光学系に用いることもできる。
以上の本発明によると、全方位からの映像を例えば円筒状、円錐状、球状の立体撮像面に撮像したり、そのような立体形状の表示面を遠方の全方位に投影する光学系であって、良好に収差補正され高精細な像を撮像したり投影できる撮像光学系、投影光学系を得ることができる。
以下、実施例に基づいて本発明の光学系について説明する。原則として、撮像系の場合は順光線追跡での説明であり、投影系の場合は逆光線追跡の順番で説明する。
遠方の360°全方位方向からの映像を円筒状、円錐状、球状等の回転対称な立体形状の像面に結像させるようにすることにより、全周の映像を撮像する光学系をシンプルで小型にすることが可能となる。従来の透過レンズで構成する場合には、円筒状の撮像面の周囲に複数の透過レンズ系を放射上に配置し、全周からの映像を撮影する方法が考えられるが、この方法では、各透過レンズ系同士の位置調整を厳密に行わないと、撮像された映像が繋がらない。
投影系の場合は、円筒状、円錐状、球状等の回転対称な立体形状の表示面を持つ表示素子に表示された映像を、その周りの遠方の360°全周に投影するようにすることにより投影系をシンプルで小型にすることが可能となる。従来の透過レンズで構成する場合には、円筒状の表示面の周囲に複数の透過レンズ系を放射上に配置し、全周に投影する方法が考えられるが、この方法では、各透過レンズ系同士の位置調整を厳密に行わないと、投影された映像が繋がらない。
また、各光学系(撮像系の場合は撮影レンズ系、投影系の場合は投影レンズ系)の像面は一方向についてのみ湾曲するシリンドリカル面になるので、これを補正するためには回転非対称な光学面を用いる必要があり、製作が難しくなる。
また、先行技術のような光学系では、360°の全方位の映像は平面上の円環状の映像として結像される(投影系の場合はそのような表示像を形成する)ために、観察するときにはそのように歪んだ映像を電子的に正しい像に変換することが必要である。また、投影系の場合は正しい像をそのように円環状に歪んだ映像に電子的に変換する必要がある。
そこで、本発明では、以上のような回転対称な立体形状の像面に360°全周からの映像を結像させるために、少なくとも1つの回転対称な反射面を有しサジタル断面の入射瞳位置とメリジオナル断面の入射瞳位置が異なるようにするものである。
一般に、入射瞳(撮像系の場合)は各画角の光束が集まる位置にあり、一般的な撮像レンズ系では有効径も小さくなる。しかし、本発明の光学系のように、360°全方位方向からの映像を撮像するような場合は、魚眼レンズ等を用いると入射瞳は回転対称軸上に存在する。周辺に結像する光束を回転対称軸上の1つの入射瞳を経て結像させるには、レンズ系先端部分に大変な負担がかかると共に、レンズ径が非常に大きくなってしまう。そこで、本発明では、サジタル断面の入射瞳は回転対称軸上に配置したまま、メリジオナル断面の入射瞳位置をサジタル断面の入射瞳位置と異なる場所に配置することによって、広画角(メリジオナル断面の上下方向)でありながら、全方位方向からの映像を結像することが可能な小型の光学系を提供することが可能となったものである。
図1は、後記の実施例1の光学系の回転中心軸(回転対称軸)1を含む断面図であり、遠方の360°全方位方向からの映像を回転中心軸1の周りで回転対称な立体形状、この実施例では円筒面の像面3に結像する光学系であり、少なくとも1つの回転中心軸1の周りで回転対称な反射面2を有するものである。
そして、サジタル断面の入射瞳4sは回転対称軸1上に配置したまま、メリジオナル断面の入射瞳4m位置をサジタル断面の入射瞳4s位置と異なる場所、この実施例では反射面2近傍の位置に配置して、メリジオナル断面における画角を広画角としながら、全方位方向からの映像を立体形状の像面3に結像することを可能としている。
また、連続している全方位からの映像を結像するためには、光学面は回転対称である必要があるが、透過光学素子のみで光学系を構成すると、全ての透過面が回転対称軸1に対して回転対称になってしまい、サジタル断面の結像に必要な正のパワーを光学系に持たせることが非常に困難になる。そこで、本発明では、回転対称軸1に対して回転対称な円環状の反射面2を少なくとも1面有するようにしている。この円環状の反射面2によりサジタル断面で反射面2の回転半径の約半分の焦点距離の正のパワーを有すことが始めて可能となっている。
さらに、回転対称な立体形状の像面3と回転対称な反射面2とは同軸であることが好ましい。この配置にすることにより、360°全方位の等距離からの映像を撮像することが可能となる。回転対称軸が一致していないと物体距離に偏りが生じてしまい、高解像な映像を撮像することができなくなってしまう。
さらに、サジタル断面の入射瞳4sとサジタル断面の射出瞳5sは回転対称軸1上の離れた位置に配置されていることが好ましい。本発明の光学系のように、360°全方位方向からの映像を像面3に結像させる場合、立体形状の像面3に結像する光線はあたかも回転対称軸1上のサジタル断面の入射瞳4sから発せられたように円環状の反射面2に到達し、反射された後にサジタル断面の射出瞳5s(回転対称軸1上)を通るように像面3に向かって進み像面3に結像される。そのとき、サジタル断面の入射瞳4sとサジタル断面の射出瞳5sが一致又は非常に近くに配置されていると、像面3自体で光線がケラレて(遮断されて)しまい、映像を結像することができない。
さらに好ましくは、少なくとも一つの円環状の反射面2を内面反射鏡12で構成することが好ましい。本発明の光学系では、サジタル断面の入射瞳4sと射出瞳5sが回転対称軸1上の離れた位置に配置され、かつ、メリジオナル断面の入射瞳4mが回転対称軸1上に存在しないために、光線は屈曲した偏心配置をとる。そのために、反射面2で発生する偏心収差が大きくなり、収差補正上好ましくない。そこで、この偏心収差を少なくすると共に光学系の構成を簡単にするために、少なくとも一面の反射面2は内面反射鏡12で構成し、360°全方位方向からの光線は、少なくとも1つの透過面11を通過して透明媒質10内に入射し、その内面反射鏡12で反射後、少なくとも1面の透過面13を通過して透明媒質10外に出て像面3に結像する構成とすることが好ましい。
さらに好ましくは、サジタル断面の入射瞳4s位置からサジタル断面の射出瞳5s位置までの距離をEP、回転対称軸1から少なくとも1つの反射面2のメリジオナル断面の中心までの距離をRrとするとき、
0.1<EP/Rr<10 ・・・(1)
なる条件を満足することが好ましい、
この条件式(1)は反射面2に入射する光線の偏心量に関する条件で、下限の0.1を越えると、偏心量は小さくなり偏心収差の発生は少なくなるが、像面3と光路が干渉してしまうために、メリジオナル断面の上下方向の画角を大きくとることが不可能になる。また、上限の10を越えると、偏心収差の発生が大きくなり解像力が悪化してしまう。
なお、メリジオナル断面の入射瞳は、回転対称軸1を中心として回転対称な輪帯状であることが好ましい。
さらに好ましくは、反射面2は回転中心軸1を含む断面内で対称面を持たない任意形状の線分を回転対称軸1の周りで回転させて形成される回転対称な形状にすることが好ましい。この形状により、反射面2の回転対称軸1方向の上下で部分的な曲率半径を異ならせることが可能となり、偏心のコマ収差と、偏心の像面湾曲を補正することが可能となる。
さらに好ましくは、反射面2は回転中心軸1を含む断面内で奇数次項を含む任意形状の線分を回転対称軸1の周りで回転させて形成される回転対称な形状にすることにより、さらに自由度の高い補正を行うことが可能となり、収差補正上好ましい。
撮像光学系に使う場合には、不要な光線を遮蔽する角度制限手段を有することが望ましく、例えば回転対称軸1上に配置された開口等で制限することも可能である。
また、投影光学系の場合は、表示素子の表示面3を射出する光線の角度を制限するために、表示素子の表示面3を照明する照明手段として角度特性を有するものを用いるとよい。
以上説明したように、本発明は、360°全方位方向からの映像を諸収差なく結像するか、360度の全方位に映像を諸収差なく投影することが可能な光学系でありながら、回転中心軸1に対して回転対称な形状の反射面2で光学系を構成することが可能である。回転対称な素子は一般的な回転対称非球面と同様な加工法で加工できるので、安価に製作することが可能である。
なお、以下に説明する実施例1〜4の条件式(1)に関する値は次の通りである。
実施例 1 2 3 4
EP 12.736 25.524 23.965 19.729
Rr 18.043 25.000 28.053 22.134
EP/Rr 0.706 1.021 0.854 0.891 。
以下に、本発明の光学系の実施例1〜4を説明する。これら光学系の構成パラメータは後記する。これら実施例の構成パラメータは、例えば図1に示すように、遠方の物体面(像面3と共役な遠方の物点を意味する。)から回転中心軸1を含むように設定された基準面(座標(X,Y,Z)の原点)を通り、入射瞳4sに向かい、反射面2を経て像面3に至る順光線追跡の結果に基づくものである。
座標系は、順光線追跡において、例えば図1に示すように、サジタル面における入射瞳4sを回転中心軸1に投影した基準面位置を偏心光学系の偏心光学面の原点とし、回転中心軸1の像面3から離れる方向をY軸正方向とし、図1の紙面内をY−Z平面とする。そして、図1の紙面内のいま考えている像面の側と反対側の方向をZ軸正方向とし、Y軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸をX軸正方向とする。
偏心面については、その面が定義される座標系の上記光学系の原点の中心からの偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれX,Y,Z)と、光学系の原点に定義される座標系のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心とする各面を定義する座標系の傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられている。その場合、αとβの正はそれぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。なお、面の中心軸のα,β,γの回転のさせ方は、各面を定義する座標系を光学系の原点に定義される座標系のまずX軸の回りで反時計回りにα回転させ、次に、その回転した新たな座標系のY軸の回りで反時計回りにβ回転させ、次いで、その回転した別の新たな座標系のZ軸の回りで時計回りにγ回転させるものである。
また、各実施例の光学系を構成する光学作用面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系を構成する場合には面間隔が与えられており、その他、面の曲率半径、媒質の屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
なお、非球面は、以下の定義式で与えられる回転対称非球面である。
Z=(Y2 /R)/[1+{1−(1+k)Y2 /R2 1 /2
+aY4 +bY6 +cY8 +dY10+・・・
・・・(a)
ただし、Zを光の進行方向を正とした光軸(軸上主光線)とし、Yを光軸と垂直な方向にとる。ここで、Rは近軸曲率半径、kは円錐定数、a、b、c、d、…はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。この定義式のZ軸が回転対称非球面の軸となる。
また、トーリック面にはXトーリック面とYトーリック面があり、それぞれ以下の式により定義する。なお、面形状の原点を通り、光学面に垂直な直線がトーリック面の軸となる。面形状の原点に対してXYZ直交座標系をとると、
Xトーリック面は、
F(X)=Cx・X2 /[1+{1−(1+k)Cx2 ・X2 1/2 ] +aX4 +bX6 +cX8 +dX10・・・
Z=F(X)+(1/2)Cy{Y2 +Z2 −F(X)2 } ・・・(b)
Z軸方向のY軸方向曲率Cyの中心を通ってX軸に平行な軸の周りで曲線F(X)を回転する。その結果、その面はX−Z面内で非球面になり、Y−Z面内で円になる。
Yトーリック面は、
F(Y)=Cy・Y2 /[1+{1−(1+k)Cy2 ・Y2 1/2 ] +aY4 +bY6 +cY8 +dY10・・・
Z=F(Y)+(1/2)Cx{X2 +Z2 −F(Y)2 } ・・・(c)
Z軸方向のX軸方向曲率Cxの中心を通ってY軸に平行な軸の周りで曲線F(Y)を回転する。その結果、その面はY−Z面内で非球面になり、X−Z面内で円になる。
ただし、Zは面形状の原点に対する接平面からのズレ量、CxはX軸方向曲率、CyはY軸方向曲率、kは円錐係数、a、b、c、dは非球面係数である。なお、X軸方向曲率半径Rx、Y軸方向曲率半径Ryと曲率Cx、Cyとの間には、
Rx=1/Cx,Ry=1/Cy
の関係にある。
また、拡張回転自由曲面は、以下の定義で与えられる回転対称面である。
まず、Y−Z座標面上で原点を通る下記の曲線(d)が定められる。
Z=(Y2 /RY)/[1+{1−(C1 +1)Y2 /RY2 1 /2
2 Y+C3 2 +C4 3 +C5 4 +C6 5 +C7 6
+・・・・+C2120+・・・・+Cn+1 n +・・・・
・・・(d)
次いで、この曲線(d)をX軸正方向を向いて左回りを正として角度θ(°)回転した曲線F(Y)が定められる。この曲線F(Y)もY−Z座標面上で原点を通る。
その曲線F(Y)をZ正方向に距離R(負のときはZ負方向)だけ平行移動し、その後にY軸の周りでその平行移動した曲線を回転させてできる回転対称面を拡張回転自由曲面とする。
その結果、拡張回転自由曲面はY−Z面内で自由曲面(自由曲線)になり、X−Z面内で半径|R|の円になる。
この定義からY軸が拡張回転自由曲面の軸(回転対称軸)となる。
ここで、RYはY−Z断面での球面項の曲率半径、C1 は円錐定数、C2 、C3 、C4 、C5 …はそれぞれ1次、2次、3次、4次…の非球面係数である。
なお、Y軸に平行な軸を中心軸に持つ円筒面(Yシリンドリカル面)は、Yトーリック面の1つとして与えられ、Ry=∞,k,a,b,c,d,…=0とし、Rx=(円筒面の半径)のYトーリック面として与えられる。
また、Y軸に平行な軸を中心軸に持つ円錐面は拡張回転自由曲面の1つとして与えられ、RY=∞,C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 ,…=0とし、θ=(円錐面の傾き角)、R=(X−Z面内での底面の半径)として与えられる。
また、後記の構成パラメータ中にデータの記載されていない非球面に関する項は0である。屈折率、アッベ数については、d線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。長さの単位はmmである。各面の偏心は、上記のように、基準面からの偏心量で表わす。
実施例1の光学系の回転中心軸1に沿ってとった断面図を図1に、その光学系内の光路を示す回転中心軸1に沿う方向に見た平面図を図2に示す。また、この実施例の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図を図3に示す。この横収差図において、中央に示された角度は、垂直方向の画角を示し、その画角におけるY方向(メリジオナル方向)とX方向(サジタル方向)の横収差を示す。なお、マイナスの画角は、X軸正方向を向いて右回りの角度を意味する。以下、同じ。
本実施例は、回転中心軸1を回転対称軸とする円環状であって断面反射プリズム状の屈折率が1より大きな透明媒質10を用いた撮像光学系であり、透明媒質10は、入射屈折面11、反射面2を構成する内面反射面(鏡)12、射出屈折面13で構成され、光学面11、12、13は何れも回転中心軸1を回転対称軸とする回転対称面からなり、入射屈折面11、内面反射面12、射出屈折面13は何れも拡張回転自由曲面で構成されており、像面(表示面)3は円筒面で構成されている。そして、回転対称軸(回転中心軸)1のY軸上にサジタル面における入射瞳4sと射出瞳5sが距離をおいて配置されており、かつ、メリジオナル面においては内面反射面12の回転対称軸1方向の幅が絞りを構成していて、内面反射面12近傍にメリジオナル断面の入射瞳4mを形成している。
この構成で、順光線追跡で、無限遠の物点(逆光線追跡では投影面)からの光は、サジタル面における入射瞳4sを通って偏心配置の入射屈折面11から透明媒質10内に入射し、内面反射面12にY軸に対して斜めに偏心光路で入射し、そこで反射されて射出屈折面13から透明媒質10外に出てY軸上の入射瞳4sから離れたサジタル面における射出瞳5sに向かって進み、射出瞳5sの入射側の像面(表示面)3に入射して物点の像を結像する。
このような断面反射プリズム状で円環状の透明媒質10を用いた偏心配置であるので、360°全方位方向からの光は、サジタル面における入射瞳4sを経て透明媒質10に入射し、メリジオナル面における入射瞳4mを経て内面反射面12に入射し、そこで反射されて透明媒質10を出て像面3に入射し、上下画角10°〜30°の20°の範囲で、高精細な像を結像することができる。
この実施例1の仕様は、
水平画角 360°
垂直画角 20°
入射瞳径 2.00mm
像の大きさ φ16.04mm、高さ2.90mmの円筒面
である。
実施例2の光学系の回転中心軸1に沿ってとった断面図を図4に、その光学系内の光路を示す回転中心軸1に沿う方向に見た平面図を図5に示す。また、この実施例の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図を図6に示す。
本実施例は、回転中心軸1を回転対称軸とする円環状であって断面反射プリズム状の屈折率が1より大きな透明媒質10を用いた撮像光学系であり、透明媒質10は、入射屈折面11、反射面2を構成する内面反射面(鏡)12、射出屈折面13で構成され、光学面11、12、13は何れも回転中心軸1を回転対称軸とする回転対称面からなり、入射屈折面11、射出屈折面13はメリジオナル断面で正パワーを持つ拡張回転自由曲面で構成されており、内面反射面12は円錐面で構成されており、像面(表示面)3は円筒面で構成されている。そして、回転対称軸(回転中心軸)1のY軸上にサジタル面における入射瞳4sと射出瞳5sが距離をおいて配置されており、かつ、メリジオナル面においては内面反射面12の回転対称軸1方向の幅が絞りを構成していて、内面反射面12近傍にメリジオナル断面の入射瞳4mを形成している。
この構成で、順光線追跡で、無限遠の物点(逆光線追跡では投影面)からの光は、サジタル面における入射瞳4sを通って偏心配置の入射屈折面11から透明媒質10内に入射し、内面反射面12にY軸に対して斜めに偏心光路で入射し、そこで反射されて射出屈折面13から透明媒質10外に出てY軸上の入射瞳4sから離れたサジタル面における射出瞳5sに向かって進み、射出瞳5sの入射側の像面(表示面)3に入射して物点の像を結像する。
このような断面反射プリズム状で円環状の透明媒質10を用いた偏心配置であるので、360°全方位方向からの光は、サジタル面における入射瞳4sを経て透明媒質10に入射し、メリジオナル面における入射瞳4mを経て内面反射面12に入射し、そこで反射されて透明媒質10を出て像面3に入射し、上下画角10°〜50°の40°の広い画角範囲で、高精細な像を結像することができる。
この実施例2の仕様は、
水平画角 360°
垂直画角 40°
入射瞳径 2.50mm
像の大きさ φ22.11mm、高さ12.38mmの円筒面
である。
実施例3の光学系の回転中心軸1に沿ってとった断面図を図7に、その光学系内の光路を示す回転中心軸1に沿う方向に見た平面図を図8に示す。また、この実施例の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図を図9に示す。
本実施例は、回転中心軸1を回転対称軸とする円環状であって断面反射プリズム状の屈折率が1より大きな透明媒質10と、同じく回転中心軸1を回転対称軸とする円環状であって断面レンズ状の屈折率が1より大きな透明媒質6とを用いた撮像光学系であり、透明媒質10は、入射屈折面11、反射面2を構成する内面反射面(鏡)12、射出屈折面13で構成され、光学面11、12、13は何れも回転中心軸1を回転対称軸とする回転対称面からなり、入射屈折面11、射出屈折面13はメリジオナル断面で正パワーを持つ拡張回転自由曲面で構成されており、内面反射面12は円錐面で構成されており、また、透明媒質6は、入射屈折面61、射出屈折面62で構成され、光学面61、62は何れも回転中心軸1を回転対称軸とする回転対称面からなり、入射屈折面61、射出屈折面62はメリジオナル断面で正パワーを持つ拡張回転自由曲面で構成されており、像面(表示面)3は円筒面で構成されている。そして、回転対称軸(回転中心軸)1のY軸上にサジタル面における入射瞳4sと射出瞳5sが距離をおいて配置されており、かつ、メリジオナル面においては内面反射面12の回転対称軸1方向の幅が絞りを構成していて、内面反射面12近傍にメリジオナル断面の入射瞳4mを形成している。
この構成で、順光線追跡で、無限遠の物点(逆光線追跡では投影面)からの光は、サジタル面における入射瞳4sを通って偏心配置の入射屈折面11から透明媒質10内に入射し、内面反射面12にY軸に対して斜めに偏心光路で入射し、そこで反射されて射出屈折面13から透明媒質10外に出、次いで透明媒質6の入射屈折面61と射出屈折面62とを経て、Y軸上の入射瞳4sから離れたサジタル面における射出瞳5sに向かって進み、射出瞳5sの入射側の像面(表示面)3に入射して物点の像を結像する。
このような断面反射プリズム状で円環状の透明媒質10を用いた偏心配置であるので、360°全方位方向からの光は、サジタル面における入射瞳4sを経て透明媒質10に入射し、メリジオナル面における入射瞳4mを経て内面反射面12に入射し、そこで反射されて透明媒質10を出て、透明媒質6の入射屈折面61と射出屈折面62とを経て像面3に入射し、上下画角10°〜50°の40°の広い画角範囲で、高精細な像を結像することができる。
この実施例3の仕様は、
水平画角 360°
垂直画角 40°
入射瞳径 2.83mm
像の大きさ φ21.35mm、高さ11.46mmの円筒面
である。
この実施例3の光学系は、像面3と反射面2の間に断面レンズ状の光学素子(透明媒質)6を追加して、メリジオナル断面の画角を大きくとりつつ、像面3側のテレセントリック性を向上させたものである。
実施例4の光学系の回転中心軸1に沿ってとった断面図を図10に、その光学系内の光路を示す回転中心軸1に沿う方向に見た平面図を図11に示す。また、この実施例の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図を図12に示す。
本実施例は、回転中心軸1を回転対称軸とする円環状であって断面反射プリズム状の屈折率が1より大きな透明媒質10と、同じく回転中心軸1を回転対称軸とする円環状であって断面レンズ状の屈折率が1より大きな透明媒質7とを用いた撮像光学系であり、透明媒質10は、入射屈折面11、反射面2を構成する内面反射面(鏡)12、射出屈折面13で構成され、光学面11、12、13は何れも回転中心軸1を回転対称軸とする回転対称面からなり、入射屈折面11、射出屈折面13はメリジオナル断面で正パワーを持つ拡張回転自由曲面で構成されており、内面反射面12は円錐面で構成されており、また、透明媒質7は、入射屈折面71、射出屈折面72で構成され、光学面71、72は何れも回転中心軸1を回転対称軸とする回転対称面からなり、入射屈折面71はメリジオナル断面で負パワーを持ち、射出屈折面72はメリジオナル断面で正パワーを持つ何れも拡張回転自由曲面で構成されており、像面(表示面)3は円筒面で構成されている。そして、回転対称軸(回転中心軸)1のY軸上にサジタル面における入射瞳4sと射出瞳5sが距離をおいて配置されており、かつ、メリジオナル面においては内面反射面12の回転対称軸1方向の幅が絞りを構成していて、回転対称軸1と内面反射面12の間にメリジオナル断面の入射瞳4mを形成している。
この構成で、順光線追跡で、無限遠の物点(逆光線追跡では投影面)からの光は、サジタル面における入射瞳4sに向かって入射し、回転対称軸(回転中心軸)1より物体側のメリジオナル断面で負メニスカス状の透明媒質7の入射屈折面71と射出屈折面72とを経て屈折され、回転対称軸(回転中心軸)1の物体側とは反対側の偏心配置の入射屈折面11から透明媒質10内に入射し、内面反射面12にY軸に対して斜めに偏心光路で入射し、そこで反射されて射出屈折面13から透明媒質10外に出てY軸上の入射瞳4sから離れたサジタル面における射出瞳5sに向かって進み、射出瞳5sの入射側の像面(表示面)3に入射して物点の像を結像する。
このような断面反射プリズム状で円環状の透明媒質10を用いた偏心配置であるので、360°全方位方向からの光は、サジタル面における入射瞳4sに向かい、透明媒質7の入射屈折面71と射出屈折面72とを経て内面反射面12に入射し、そこで反射されて透明媒質10を出て像面3に入射し、上下画角10°〜50°の40°の広い画角範囲で、高精細な像を結像することができる。
この実施例4の仕様は、
水平画角 360°
垂直画角 40°
入射瞳径 2.39mm
像の大きさ φ18.42mm、高さ8.64mmの円筒面
である。
この実施例4の光学系は、物体面と反射面2の間に断面レンズ状の光学素子(透明媒質)7を追加して、メリジオナル断面の画角を大きくとることに成功したものである。
以下に、上記実施例1〜4の構成パラメータを示す。なお、以下の表中の“YTR”はYトーリック面、“ERFS”は拡張回転自由曲面を示す。また、“RE”は反射面をそれぞれ示す。

実施例1
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(入射瞳サジタル)
2 ERFS[1] 偏心(1) 1.5163 64.1
3 ERFS[2] (RE) 偏心(2) 1.5163 64.1
4 ERFS[3] 偏心(3)
像 面 YTR[1] 偏心(4)
ERFS[1]
RY 6.99
θ 0.00
R 15.00
2 4.9002 ×10-1
ERFS[2]
RY -115.98
θ 0.00
R 18.04
4 -6.8520 ×10-4
5 2.0917 ×10-4
ERFS[3]
RY 4.15
θ 0.00
R 12.00
2 -6.3463 ×10-1
YTR[1]
Rx -8.02
Ry ∞
偏心(1)
X 0.00 Y -5.46 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -6.70 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -9.15 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -10.34 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例2
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(入射瞳サジタル)
2 ERFS[1] 偏心(1) 1.5163 64.1
3 ERFS[2] (RE) 偏心(2) 1.5163 64.1
4 ERFS[3] 偏心(3)
像 面 YTR[1] 偏心(4)
ERFS[1]
RY 11.10
θ -37.89
R 19.39
4 -1.7709 ×10-4
5 -2.0927 ×10-4
ERFS[2]
RY ∞
θ -2.91
R 25.00
ERFS[3]
RY 18.40
θ 35.95
R 19.28
4 1.7918 ×10-3
5 -3.3335 ×10-4
YTR[1]
Rx -11.06
Ry ∞
偏心(1)
X 0.00 Y -11.20 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -14.80 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -17.70 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -21.03 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例3
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(入射瞳サジタル)
2 ERFS[1] 偏心(1) 1.5163 64.1
3 ERFS[2] (RE) 偏心(2) 1.5163 64.1
4 ERFS[3] 偏心(3)
5 ERFS[4] 偏心(4) 1.5163 64.1
6 ERFS[5] 偏心(5)
像 面 YTR[1] 偏心(6)
ERFS[1]
RY 14.24
θ -46.47
R 18.41
4 5.3789 ×10-4
5 -5.1678 ×10-5
ERFS[2]
RY ∞
θ -7.14
R 28.05
ERFS[3]
RY 29.36
θ 43.92
R 18.20
4 5.6163 ×10-4
5 -4.4789 ×10-5
ERFS[4]
RY -32.39
θ 0.00
R 15.0
4 -1.1739 ×10-3
ERFS[5]
RY 12.08
θ 0.00
R 12.00
4 6.5592 ×10-4
YTR[1]
Rx -10.67
Ry ∞
偏心(1)
X 0.00 Y -10.63 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y -17.56 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -21.42 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -21.90 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y -22.19 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(6)
X 0.00 Y -22.38 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00 。

実施例4
面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(入射瞳サジタル)
2 ERFS[1] 偏心(1) 1.5163 64.1
3 ERFS[2] 偏心(2)
4 ERFS[3] 偏心(3) 1.5163 64.1
5 ERFS[4] (RE) 偏心(4) 1.5163 64.1
6 ERFS[5] 偏心(5)
像 面 YTR[1] 偏心(6)
ERFS[1]
RY -32.17
θ -27.68
R 12.05
4 -1.1111 ×10-4
ERFS[2]
RY -46.37
θ -33.07
R 10.32
4 -1.1003 ×10-4
ERFS[3]
RY 9.45
θ -41.67
R -15.55
4 -5.3185 ×10-4
ERFS[4]
RY ∞
θ -4.20
R -22.13
ERFS[5]
RY 17.82
θ 32.89
R -15.41
4 -1.9252 ×10-4
YTR[1]
Rx -9.21
Ry ∞
偏心(1)
X 0.00 Y 6.95 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(2)
X 0.00 Y 5.99 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(3)
X 0.00 Y -7.31 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(4)
X 0.00 Y -11.45 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(5)
X 0.00 Y -14.42 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00
偏心(6)
X 0.00 Y -16.56 Z 0.00
α 0.00 β 0.00 γ 0.00 。
以上、実施例1〜4に基づいて本発明の光学系を説明してきたが、以上の実施例の光学系で、入射瞳4sから離れて物体側に回転中心軸1と同心にYトーリックレンズを付加し、このYトーリックレンズもY軸(回転中心軸1)に対して回転対称な面で構成されたレンズにし、このトーリックレンズはX方向にはパワーを持たせないで、一方、Y方向(図1の断面内等)には負のパワーを持たせることにより、回転対称軸1を含む断面方向の画角をより大きくとることが可能となる(実施例4)。さらに好ましくは、このトーリックレンズはY−Z断面内では物体側に凸面を向け負のメニスカスレンズ形状に構成することにより、像歪の発生を最小にすることが可能となり、良好な収差補正が可能となる。
さらに、入射瞳4sの物体側には、断面が負メニスカスレンズ形状の1つのYトーリックレンズに限らず、2枚又は3枚のメニスカス形状のレンズで構成することにより、より像歪の発生を小さくすることが可能である。また、レンズに限らず、回転中心軸1に対して回転対称な反射面やプリズムにより光線を反射屈折させて任意の方向を投影あるいは撮像させることも容易である。
また、本発明の光学系の回転中心軸1の周りで回転対称な反射面2、反射光学素子10、透明媒質6はそのまま用いることにより、360°全方位の画角を有する映像を撮影したり投影できるが、その反射面2、反射光学素子10、透明媒質6を回転中心軸1を含む断面で切断して2分の1、3分の1、3分の2等にすることにより、中心軸1の周りの画角が180°、120°、240°等の映像を撮影したり投影するようにしてもよい。
以上、本発明の光学系を回転中心軸(回転対称軸)1を垂直方向に向けて360°全方位(全周)遠方からの映像を円筒状の像面に結像させる撮像光学系として説明してきたが、光路を逆にとって、回転中心軸(回転対称軸)1を垂直方向に向けて360°全方位(全周)の遠方の円筒状あるいは半球状のスクリーン等の上に、円筒状、円錐状等の立体形状の表示面の像を投影する投影光学系としても使用可能である。
さらに、像面3は円筒面に限らず、円錐面、球面等の回転対称な曲面形状でもよい。
また、トーリック面、拡張回転自由曲面をフレネル面で構成することもできる。また、本発明の光学系は、内視鏡等の管内観察装置の全周観察光学系として用いることもできる。また、反射面は、円周方向に溝を切ったリニアフレネル反射面を筒状にしても構成可能である。
また、物点距離は無限遠に限らず所定の有限距離とし、その物点距離に対応した像位置を選択するようにすることも可能である。
図13に本発明の光学系をパノラマ撮影光学系として使用する場合の概略の光路(a)と、パノラマ投影光学系として使用する場合の概略の光路(b)を示す。パノラマ撮影光学系として使用する場合、図13(a)に示すように、本発明の光学系20の回転対称軸1と同心に円筒面、円錐面等の回転対称な立体形状の撮像面3を持つ撮像素子21を配置し、その光学系20に360°全方位物体からの光23を入射させることで、撮像面3にそのパノラマ像を結像させることができ、撮像することができる。
パノラマ投影光学系として使用する場合、図13(b)に示すように、本発明の光学系20の回転対称軸1と同心に円筒面、円錐面等の回転対称な立体形状の表示面3を持つ表示素子25を配置し、その表示面3に投影すべき全方位画像を表示させ、表示素子25の表示面3の背後に配置した照明光源26を点灯すると、その表示面3からの投影光27は光学系20を経て遠方の円筒状あるいは半球状のスクリーン等の上に全方位画像を投影することができる。
本発明の実施例1の光学系の回転中心軸に沿ってとった断面図である。 実施例1の光学系内の光路を示す回転中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例1の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図である。 本発明の実施例2の光学系の回転中心軸に沿ってとった断面図である。 実施例2の光学系内の光路を示す回転中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例2の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図である。 本発明の実施例3の光学系の回転中心軸に沿ってとった断面図である。 実施例3の光学系内の光路を示す回転中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例3の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図である。 本発明の実施例4の光学系の回転中心軸に沿ってとった断面図である。 実施例4の光学系内の光路を示す回転中心軸に沿う方向に見た平面図である。 実施例4の光学系全体の無限遠物点の場合の横収差図である。 本発明の光学系をパノラマ撮影光学系として使用する場合の概略の光路(a)とパノラマ投影光学系として使用する場合の概略の光路(b)を示す図である。
符号の説明
1…回転中心軸(回転対称軸)
2…反射面
3…像面(表示面)
4s…サジタル面における入射瞳
4m…メリジオナル面における入射瞳
5s…サジタル面における射出瞳
6…透明媒質(光学素子)
7…透明媒質(光学素子)
10…透明媒質
11…入射屈折面
12…内面反射面(鏡)
13…射出屈折面
20…光学系(本発明)
21…撮像素子
23…物体からの光
25…表示素子
26…照明光源
27…投影光
61…入射屈折面
62…射出屈折面
71…入射屈折面
72…射出屈折面

Claims (7)

  1. 360°全方位方向からの映像を回転対称な立体形状の像面に結像させる光学系であって、
    少なくとも1つの回転対称な反射面を有する光学系において、
    サジタル断面の入射瞳位置は回転対称軸上に配置され、
    サジタル断面の入射瞳位置とメリジオナル断面の入射瞳位置が異なり、
    前記回転対称な立体形状の像面と前記回転対称な反射面は同軸である
    ことを特徴とする光学系。
  2. サジタル断面の入射瞳とサジタル断面の射出瞳は前記反射面の回転対称軸上の異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項記載の光学系。
  3. 前記少なくとも1つの回転対称な反射面は内面反射鏡からなり、360°全方位方向からの光線は少なくとも1つの透過面を通過して透明媒質内に入射し、前記内面反射鏡で反射後、少なくとも1面の透過面を通過して前記透明媒質外に出て、前記像面に結像されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
  4. 前記サジタル断面の入射瞳位置から前記サジタル断面の射出瞳位置までの距離をEP、回転対称軸から前記少なくとも1つの反射面までの距離をRrとするとき、
    0.1<EP/Rr<10 ・・・(1)
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の光学系。
  5. 前記反射面は回転対称軸を含む断面内の対称面を持たない任意形状の線分を回転対称軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の光学系。
  6. 前記反射面は回転対称軸を含む断面内の奇数次項を含む任意形状の線分を回転対称軸の周りで回転させて形成される回転対称な形状を有することを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の光学系。
  7. 前記光学系の物体面と像面を逆にして投影光学系に用いることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の光学系。
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