JP4845668B2 - 複合配管及び複合配管を備える塗布・現像処理装置 - Google Patents

複合配管及び複合配管を備える塗布・現像処理装置 Download PDF

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Description

この発明は、複合配管及び複合配管を備える塗布・現像処理装置に関するものである。
一般に、半導体デバイスの製造においては、半導体ウエハやLCDガラス基板等の基板の上にITO(Indium Tin Oxide)の薄膜や電極パターンを形成するために、フォトリソグラフィ技術が利用されている。このフォトリソグラフィ技術においては、基板にフォトレジストを塗布し、これにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、この露光パターンを現像処理することによりレジスト膜に所望の回路パターンを形成する、一連の工程によって行われている。
このような処理は、一般に基板にレジスト液を塗布して処理するレジスト塗布処理ユニット、レジスト塗布処理終了後の基板や露光処理後の基板を加熱処理する加熱処理ユニット、加熱処理後の基板を所定温度にまで冷却処理する冷却処理ユニット、基板に現像液を供給して現像処理する現像処理ユニット等が個別に複数備えられた塗布・現像処理装置によって行われている。
また、上記塗布・現像処理装置のレジスト塗布処理ユニットや現像処理ユニットにおいては、基板にレジスト液,現像液の他にリンス液等の処理液を供給するノズル及びこれらノズルを基板表面側と基板の側方の待機位置との間に移動する移動手段等が設けられている。しかも、ノズルは複数種類のものがセットされ、目的に応じて種類の異なる処理液を基板に供給している。
そのため、上記レジスト塗布処理ユニットや現像処理ユニットにおいては、複数本の液用管体と電気用管体が移動可能な状態に配設されており、配管の一端は固定設備側に接続され、他端は移動体側すなわちノズル及びノズルの移動手段に接続されている。
ところで、処理の際の配管移動時に配管同士が擦れて配管が損傷を受けることがあり、また、配管の振動によるバタツキや膨らみ等による周辺機器との接触により配管が損傷を受けるなどの問題がある。
上記配管の損傷を防止する手段として、複数の配管を例えば接着剤や熱収縮性のチューブ等で一体的かつ平状に固着したものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第2735773号公報(特許請求の範囲、図2) 特許第2807627号公報(特許請求の範囲、図3)
しかしながら、上記特許第2735773号公報及び特許第2807627号公報に記載の配管構造において、液用管体を用いた場合には、移動によって配管長さが変化すると、液用管体内を流れる液の温度が変化し、温度管理されている液の配管には使用できないという問題がある。また、複数の配管を接着剤や熱収縮性のチューブ等で固着すると、配管の折り返しの屈曲変形の自由度が拘束され、移動時に配管の折り返し部にバタツキや膨らみ等が生じ、このバタツキや膨らみによって周辺機器と接触して塵を発生する虞がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、移動時の配管長さの変化により液の温度変化を抑制すると共に、バタツキや膨らみ等による塵の発生を抑制する複合配管及び複合配管を備える塗布・現像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、少なくとも液用管体と電気用管体を含む複数の管体が並列状に固着され、一端が固定設備側に接続され、他端が移動体側に接続される複合配管であって、上記複数の管体は可撓性を有する被覆部材にて一体結合され、上記液用管体内に空間を空けて液供給管が挿入されると共に、液用管体と液供給管との空間部内に温度調整用流体が介在可能に形成され、 上記電気用管体内に空間を空けて電気配線が挿入されると共に、電気用管体と電気配線との空間部が、排気通路を形成する、ことを特徴とする。
このように構成することにより、各管体は可撓性を有する被覆部材にて一体結合されているので、配管の移動時の変形に自由度を持たせることができる。また、液用管体と液供給管との空間部内に温度調整用流体が介在されているので、液供給管内を流れる液体の温度を温度調整用流体によって一定の温度に調整することができる。
この場合、上記排気通路が排気手段に接続可能に形成する方がよい(請求項)。
このように構成することにより、配管の固定設備側に排気手段を接続することで、移動体側に発生したパーティクルやミスト等を排気通路から外部に排出することができる。
この発明において、上記管体は直状の管体であっても差し支えないが、好ましくは伸縮及び可撓性を有する蛇腹状管体である方がよい(請求項)。
このように構成することにより、管体自体に変形の自由度を持たせることができる。
また、少なくとも上記液用管体は、該管体の全周を被覆する被覆部材との間に断熱層を形成する方が好ましい(請求項)。
このように構成することにより、管体内を流れる液体,液供給管内を流れる液体と温度調整用流体が外部の雰囲気温度によって影響を受けるのを防止することができる。
また、上記被覆部材における管体の配列方向に沿って板状ばね部材を添設するようにしてもよい(請求項)。
このように構成することにより、配管の移動時に配管の折り返し部に生じる配管の振動によるバタツキや膨らみを抑制することができる。
また、上記被覆部材を移動可能に載置するベース部材を具備し、このベース部材と被覆部材の対向する接触面には、互いに摺動可能に係合する凹条及び凸条を形成するようにしてもよい(請求項)。
このように構成することにより、配管の移動時に被覆部材とベース部材の対向する接触面に設けられた凹条と凸条が互いに摺動して配管の左右のバタツキを抑制することができると共に、移動を円滑にすることができる。
加えて、上記液用管体においては、液用管体の端部に、該管体内を流れる液の容積拡大部を設ける方が好ましい(請求項)。
このように構成することにより、配管の移動による配管長さの変化に伴う液供給管内を流れる液体の容積変化を容積拡大部によって可変調節することができる。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の複合配管を備える塗布・現像処理装置であって、被処理基板に塗布液を供給して処理を施す塗布処理部と、上記被処理基板に現像液を供給して処理を施す現像処理部を具備し、上記塗布処理部及び現像処理部は、液供給ノズル及びノズルの移動手段を具備すると共に、これら液供給ノズル及びノズルの移動手段に上記複合配管の移動体側端部を接続してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、塗布処理部及び現像処理部において、処理の際の配管の移動時の変形に自由度を持たせることができる。また、液用管体と液供給管との空間部内に温度調整用流体が介在可能に形成されているので、液供給管内を流れる塗布液,現像液等の処理液の温度を温度調整用流体によって一定の温度に調整することができる。
以上に説明したように、この発明の基板搬送処理装置は、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項記載の発明によれば、各管体は可撓性を有する被覆部材にて一体結合され、配管の移動時の変形に自由度を持たせることができるので、配管の振動によるバタツキや膨らみ等による塵の発生を抑制することができる。また、液供給管内を流れる液体の温度を温度調整用流体によって一定の温度に調整することができるので、液処理を安定させると共に、処理精度の向上が図れる。
(2)請求項記載の発明によれば、管体自体に変形の自由度を持たせることができるので、上記(1)に加えて、更に、バタツキや膨らみ等による塵の発生を抑制することができる。
(3)請求項1,2記載の発明によれば、配管の固定設備側に排気手段を接続することで、移動体側に発生したパーティクルやミスト等を排気通路から外部に排出することができるので、上記(1),(2)に加えて、更に別途に排気用配管を設けることなく、配管に排気機能を持たせることができる。
(4)請求項記載の発明によれば、管体内を流れる液体,液供給管内を流れる液体と温度調整用流体が外部の雰囲気温度によって影響を受けるのを防止することができるので、上記(1)〜(3)に加えて、更に液処理を安定させると共に、処理精度の向上を図ることができる。
(5)請求項記載の発明によれば、配管の移動時に配管の折り返し部に生じる配管の振動によるバタツキや膨らみを抑制し、周辺機器との接触を防止することができるので、上記(1)〜(4)に加えて、更に配管移動時における塵の発生を抑制することができる。
(6)請求項記載の発明によれば、配管の移動時に被覆部材とベース部材の対向する接触面に設けられた凹条と凸条が互いに摺動して配管の左右のバタツキを抑制し、周辺機器との接触を防止することができると共に、移動を円滑にすることができる。したがって、上記(1)〜(5)に加えて、更に配管移動時における塵の発生を抑制することができる。
(7)請求項記載の発明によれば、配管の移動による配管長さの変化に伴う液供給管内を流れる液体の容積変化を容積拡大部によって可変調節することができるので、上記(1),(2),(4)に加えて、更に液処理を安定できると共に、処理精度の向上が図れる。
(8)請求項記載の発明によれば、塗布処理部及び現像処理部において、処理の際の配管の移動時の変形に自由度を持たせることができるので、配管の振動によるバタツキや膨らみ等による塵の発生を抑制することができる。また、液用管体と液供給管との空間部内に温度調整用流体が介在可能に形成されているので、液供給管内を流れる塗布液,現像液等の処理液の温度を温度調整用流体によって一定の温度に調整することができる。したがって、塗布・現像処理における処理の安定化が図れると共に、処理精度の向上が図れる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る複合配管を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理装置に適用した場合について説明する。
図1は、上記レジスト塗布・現像処理装置の一例を示す概略平面図、図2は、同概略斜視図、図3は、同概略側面図である。
上記レジスト塗布・現像処理装置は、基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)が例えば25枚密閉収容されたキャリア20を搬入出するためのキャリアブロックS1と、複数個例えば5個の単位ブロックB1〜B5を縦に配列して構成された処理ブロックS2と、インターフェイスブロックS3と、露光装置S4と、を備えている。
上記キャリアブロックS1には、複数個(例えば4個)のキャリア20を載置可能な載置台21と、この載置台21から見て前方の壁面に設けられる開閉部22と、開閉部22を介してキャリア20からウエハWを取り出すためのトランスファーアームCとが設けられている。このトランスファーアームCは、基板収納部を構成する棚ユニットU5に設けられた受渡しステージTRS1,TRS2との間でウエハWの受け渡しを行うように、水平のX,Y方向及び鉛直のZ方向に移動自在、並びに鉛直軸回りに回転自在に移動自在に構成されている。
キャリアブロックS1の奥側には筐体24にて周囲を囲まれる処理ブロックS2が接続されている。処理ブロックS2は、この例では、下方側から、下段側の2段が現像処理を行うための第1及び第2の単位ブロック(DEV層)B1,B2、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜(以下「第1の反射防止膜」という)の形成処理を行うための第1の反射防止膜形成用単位ブロックである第3の単位ブロック(BCT層)B3、レジスト液の塗布処理を行うための塗布膜形成用単位ブロックである第4の単位ブロック(COT層)B4、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜(以下「第2の反射防止膜」という)の形成処理を行うための第2の反射防止膜形成用単位ブロックである第5の単位ブロック(TCT層)B5として割り当てられている。ここで上記DEV層B1,B2が現像処理用の単位ブロック、BCT層B3、COT層B4、TCT層B5が塗布膜形成用の単位ブロックに相当する。
第1〜第5の単位ブロックB1〜B5は、前面側に配設され、ウエハWに対して薬液を塗布するための液処理ユニットと、背面側に配設され、上記液処理ユニットにて行なわれる処理の前処理及び後処理を行なうための各種の加熱ユニット等の処理ユニットと、前面側に配設される上記液処理ユニットと背面側に配設される加熱ユニット等の処理ユニットとの間でウエハWの受け渡しを行うための専用の基板搬送手段であるメインアームA1〜A5と、を備えている。
これら単位ブロックB1〜B5は、この例では、各単位ブロックB1〜B5の間で、上記液処理ユニットと、加熱ユニット等の処理ユニットと、搬送手段との配置レイアウトが同じに形成されている。ここで、配置レイアウトが同じであるとは、各処理ユニットにおけるウエハWを載置する中心つまり液処理ユニットにおけるウエハWの保持手段であるスピンチャックの中心や、加熱ユニットにおける加熱プレートや冷却プレートの中心が同じという意味である。
上記DEV層B1,B2は同様に構成されており、この場合、共通に形成されている。このDEV層B1,B2は、図1に示すように、DEV層B1,B2のほぼ中央には、DEV層B1,B2の長さ方向(図中Y方向)に、キャリアブロックS1とインターフェイスブロックS3とを接続するためのウエハWの搬送領域R1(メインアームA1の水平移動領域)が形成されている。
この搬送領域R1のキャリアブロックS1側から見た両側には、手前側(キャリアブロックS1側)から奥側に向かって右側に、上記液処理ユニットとして、現像処理を行うための複数個の現像処理部を備えた現像ユニット31が例えば2段設けられている。各単位ブロックは、手前側から奥側に向かって左側に、順に加熱系のユニットを多段化した例えば4個の棚ユニットU1,U2,U3,U4が設けられており、この図では現像ユニット31にて行なわれる処理の前処理及び後処理を行なうための各種ユニットを複数段、例えば3段ずつに積層した構成とされている。このようにして上記搬送領域R1によって現像ユニット31と棚ユニットU1〜U4が区画されており、搬送領域R1に洗浄エアを噴出させて排気することにより、当該領域内のパーティクルの浮遊を抑制するようになっている。
上述の前処理及び後処理を行うための各種ユニットの中には、例えば図4に示すように、露光後のウエハWを加熱処理するポストエクスポージャーベーキングユニットなどと呼ばれている加熱ユニット(PEB1)や、現像処理後のウエハWの水分を飛ばすために加熱処理するポストベーキングユニット等と呼ばれている加熱ユニット(POST1)等が含まれている。これら加熱ユニット(PEB1、POST1)等の各処理ユニットは、それぞれ処理容器26内に収容されており、棚ユニットU1〜U4は、上記処理容器26が3段ずつ積層されて構成され、各処理容器26の搬送領域R1に臨む面にはウエハ搬出入口27が形成されている。
上記搬送領域R1には上記メインアームA1が設けられている。このメインアームA1は、当該DEV層B1内の全てのモジュール(ウエハWが置かれる場所)、例えば棚ユニットU1〜U4の各処理ユニット、現像ユニット31,棚ユニットU5の各部との間でウエハの受け渡しを行うように構成されており、このために水平のX,Y方向及び鉛直のZ方向に移動自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
なお、メインアームA1(A3〜A5)は、同様に構成されており、メインアームA1を代表して説明すると、例えば図4に示すように、ウエハWの裏面側周縁領域を支持するための2本の湾曲アーム片81を有するアーム本体80を備えており、これら湾曲アーム片81は基台83に沿って互いに独立して進退自在に構成されている。またこの基台83は回転機構84により鉛直軸回りに回転自在に構成されると共に、移動機構85により、棚ユニットU1〜U4を支持する台部86の搬送領域R1に臨む面に取り付けられたY軸レール87に沿ってY方向に移動自在、かつ昇降レール88に沿って昇降自在に構成されている。このようにして湾曲アーム片81は、X方向に進退自在,Y方向に移動自在,昇降自在及び鉛直軸回りに回転自在に構成され、棚ユニットU1〜U6の各ユニットや受渡しステージTRS1、液処理ユニットとの間でウエハWの受け渡しを行うことができるようになっている。このようなメインアームA1は、制御部70からの指令に基づいて図示しないコントローラにより駆動が制御される。また、メインアームA1(A3〜A5)の加熱ユニットでの蓄熱を防止するために、ウエハWの受け取り順番をプログラムで任意に制御できるようになっている。
また、上記塗布膜形成用の単位ブロックB3〜B5は、いずれも同様に構成されており、上述の現像処理用の単位ブロックB1,B2と同様に構成されている。具体的にCOT層B4を例にして図3,図5及び図6を参照して説明すると、液処理ユニットとしてウエハWに対してレジスト液の塗布処理を行うための塗布ユニット32が設けられ、COT層B4の棚ユニットU1〜U4には、レジスト液塗布後のウエハWを加熱処理する加熱ユニット(CLHP4)や、レジスト液とウエハWとの密着性を向上させるための疎水化処理ユニット(ADH)を備えており、DEV層B1,B2と同様に構成されている。すなわち、塗布ユニット32と加熱ユニット(CLHP4)及び疎水化処理ユニット(ADH)とをメインアームA4の搬送領域R4(メインアームA4の水平移動領域)によって区画するように構成されている。そして、このCOT層B4では、メインアームA4により、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1と、塗布ユニット32と、棚ユニットU1〜U4の各処理ユニットと、に対してウエハWの受け渡しが行われるようになっている。なお上記疎水化処理ユニット(ADH)は、HMDS雰囲気内でガス処理を行なうものであるが、塗布膜形成用の単位ブロックB3〜B5のいずれかに設けられればよい。
また、BCT層B3は、液処理ユニットとして、ウエハWに対して第1の反射防止膜の形成処理を行うための第1の反射防止膜形成ユニット33が設けられ、棚ユニットU1〜U4には、反射防止膜形成処理後のウエハWを加熱処理する加熱ユニット(CLHP3)を備えており、COT層B4と同様に構成されている。すなわち、第1の反射防止膜形成ユニット33と加熱ユニット(CLHP3)とをメインアームA3の搬送領域R3(メインアームA3の水平移動領域)によって区画するように構成されている。そして、この第3の単位ブロックB3では、メインアームA3により、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1と、第1の反射防止膜形成ユニット33と、棚ユニットU1〜U4の各処理ユニットと、に対してウエハWの受け渡しが行われるようになっている。
また、TCT層B5は、液処理ユニットとして、ウエハWに対して第2の反射防止膜の形成処理を行うための第2の反射防止膜形成ユニット34が設けられ、棚ユニットU1〜U4には、反射防止膜形成処理後のウエハWを加熱処理する加熱ユニット(CLPH5)や、周辺露光装置(WEE)を備えている以外はCOT層B4と同様に構成されている。すなわち、第2の反射防止膜形成ユニット34と加熱ユニット(CLHP5)及び周辺露光装置(WEE)とをメインアームA5の搬送領域R5(メインアームA5の水平移動領域)によって区画するように構成されている。そして、このTCT層B5では、メインアームA5により、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1と、第2の反射防止膜形成ユニット34と、棚ユニットU1〜U4の各処理ユニットと、に対してウエハWの受け渡しが行われるようになっている。
また、処理ブロックS2には、棚ユニットU5に設けられた受渡しステージTRS2とインターフェイスブロックS3側の棚ユニットU6との間でウエハWの受け渡しを行う基板搬送手段であるシャトルアームAが水平のY方向に移動自在及び鉛直のZ方向に昇降自在に配設されている。
なお、シャトルアームAの搬送領域と上記メインアームA1,A2〜A5の搬送領域R1,R3〜R5は、それぞれ区画されている。
また、処理ブロックS2とキャリアブロックS1との間の領域は、ウエハWの受渡し領域R2となっていて、この領域R2には、図1に示すように、トランスファーアームCとメインアームA1,A3〜A5,シャトルアームAがアクセスできる位置に基板収納部である棚ユニットU5が設けられると共に、この棚ユニットU5に対してウエハWの受け渡しを行うための基板受渡し手段をなす受渡しアームDを備えている。この場合、棚ユニットU5は、メインアームA1,A3〜A5,シャトルアームAの水平移動方向(Y方向)の軸線上に配置されており、メインアームA1,A3〜A5,シャトルアームAの進退方向(Y方向)に第1の開口部11を設けると共に、受渡しアームDの進退方向(X方向)に第2の開口部12を設けている。
なお、棚ユニットU5の収納ブロック10a〜10dの最下段の第1収納ブロック10aには、2段の冷却プレートCPL9,CPL10が配置され、その上段の第2収納ブロック10bには、2段の冷却プレートCPL1,CPL2と複数の載置棚BUF1が配置され、その上段の第3収納ブロック10cには、2段の冷却プレートCPL3,CPL4と複数の載置棚BUF2が配置され、そして、その上段すなわち最上段の第4収納ブロック10dには、2段の冷却プレートCPL5,CPL6と複数の載置棚BUF3が配置されている。
また、上記処理ブロックS2とインターフェイスブロックS3の隣接する領域には、図1及び図3に示すように、メインアームA1,シャトルアームAがアクセスできる位置に棚ユニットU6が設けられている。この棚ユニットU6は、図3に示すように、各DEV層B1,B2のメインアームA1との間でウエハWの受け渡しを行うように、この例では各DEV層B1,B2は、2個の受渡しステージTRS3と、シャトルアームAとの間でウエハWの受け渡しを行う冷却機能を有する受渡しステージICPLを備えている。
なお、図5はこれら処理ユニットのレイアウトの一例を示すものであって、このレイアウトは便宜上のものであり、処理ユニットは加熱ユニット(CLHP、PEB、POST),疎水化処理装置(ADH),周縁露光装置(WEE)に限らず、他の処理ユニットを設けるようにしてもよいし、実際の装置では各処理ユニットの処理時間などを考慮してユニットの設置数が決められる。
一方、処理ブロックS2における棚ユニットU6の奥側には、インターフェイスブロックS3を介して露光装置S4が接続されている。インターフェイスブロックS3には、処理ブロックS2のDEV層B1,B2の棚ユニットU6の各部と露光装置S4とに対してウエハWの受け渡しを行うためのインターフェイスアームEを備えている。このインターフェイスアームEは、処理ブロックS2と露光装置S4との間に介在するウエハWの搬送手段をなすものであり、この例では、上記DEV層B1,B2の受渡しステージTRS3,ICPLに対してウエハWの受け渡しを行うように、水平のX,Y方向及び鉛直のZ方向に移動自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
上記のように構成されるレジスト塗布・現像処理装置では、5段に積層された各単位ブロックB1〜B5の間で、上述の受渡しアームDにより、それぞれ受渡しステージTRS1,TRS2を介して、自由にウエハWの受け渡しを行なうことができると共に、上述のインターフェイスアームEにより、現像処理用の単位ブロックB1,B2を介して処理ブロックS2と露光装置S4との間でウエハWの受け渡しを行うことができるように構成されている。
次に、この発明に係る複合配管を備える処理部例えば塗布ユニット32,第1の反射防止膜形成ユニット33及び第2の反射防止膜形成ユニット34について説明する。
塗布ユニット32,第1の反射防止膜形成ユニット33及び第2の反射防止膜形成ユニット34は、同様に構成されているので、以下に、塗布ユニット32を代表して、図7及び図8を参照して説明する。
塗布ユニット32内には、この例では3個の液処理部35a,35b,35cが横方向(Y方向)に配列した状態で共通の筐体36の上に設けられている。これら液処理部35a,35b,35c(以下に符号35で代表する)には、ウエハWの裏面側中央部を吸引吸着して水平に保持するための基板保持部であるスピンチャック37が具備されている。このスピンチャック37は軸部38を介して駆動機構(スピンチャックモータ)39に接続されており、この駆動機構39によりウエハWを保持した状態でスピンチャック37は回転及び昇降自在に構成されている。
スピンチャック37に保持されたウエハWの周縁外側には、このウエハWを囲むようにして上部側が開口するカップ体40が設けられている。カップ体40の側周面上端側は内側に傾斜している。カップ体40の底部側には凹部状をなす液受け部41がウエハWの周縁下方側に全周に渡って外側領域と内側領域とに区画されており、外側領域の底部には貯留した塗布液などのドレインを排出するための排液口42が設けられ、内側領域の底部には二つの排気口43a,43bが設けられている。また、ウエハWの下方側には円形板44が設けられており、この円形板44の外側を囲むようにしてリング部材45が設けられている。更に、リング部材45の外端面には下方に伸びる垂下筒体46が外側領域内に進入するようにして設けられており、この垂下筒体46及びリング部材45の表面を伝って塗布液が外側領域内に案内されるように構成されている。なお、図示は省略するが、ウエハWに裏面側を支持して昇降可能な昇降ピンが円形板44を上下に貫通して設けられており、この昇降ピンとメインアームA1〜A5との協働作用によりスピンチャック37へのウエハWの受け渡しが可能なように構成されている。
また、図9に示すように、塗布ユニット32には、3個の液処理部35a,35b,35cに対して薬液を供給するための複数の供給ノズル47を有するノズルヘッド48と、このノズルヘッド48のノズル駆動機構49が設けられている。ノズル駆動機構49は、ノズルヘッド48を垂直方向(Z方向)に昇降自在、及び塗布ユニット32の長さ方向(Y方向)に沿って設けられたガイドレール50によりY方向に移動自在に構成されている。
また、各液処理部35a,35b,35cにおけるカップ体40の外方近傍位置には、サイドリンス機構51が設けられている。このサイドリンス機構51は、L字状に屈曲したリンスノズル52と、このリンスノズル52を昇降自在及び回転自在に駆動させる駆動部53とで構成されている。
上記のように構成された塗布ユニット32におけるノズルヘッド48及びノズル駆動機構49には、この発明に係る複合配管60の一端が接続されている。複合配管60は筐体36の側方に沿って配設され、他端が固定設備側の配管連結ブロック54に接続されている。
この場合、複合配管60は、図10に示すように、ノズルヘッド48に接続する2本の液用管体61と、ノズル駆動機構49に接続する1本の電気用管体62が可撓性を有する例えば合成ゴム製の被覆部材63にて並列状に一体結合されている。
2本の液用管体61内には、それぞれ空間を空けて6本の液供給管64が挿入されており、液用管体61と液供給管64との空間部68aに温度調整用流体65が介在(流通)するように構成されている。この場合、温度調整用流体65は、例えば図示しない温度調整機構によって所定の温度に温度調整された温調水等を使用することができる。なお、12本の液供給管64のうちの11本の液供給管64には塗布液としてのレジスト液Rが流通し、残りの1本の液供給管64にはレジストの溶剤であるシンナーTが流通するようになっている。このように液用管体61と液供給管64との空間部68aに温度調整用流体65を介在(流通)することにより、処理に供されるレジスト液やシンナーが所定の温度に温度調整される。
また、電気用管体62内には、空間を空けて複数本(図では4本の場合を示す)の電気配線66が挿入されており、電気用管体62と電気配線66との空間部68bが、排気手段(図示せず)に接続可能な排気通路を形成している。このように電気用管体62と電気配線66との空間部68bを排気通路にして、排気手段に接続することにより、処理中に処理部側に発生する塵,パーティクルやミスト等を装置の外部側に排出することができる。
なお、この場合、各管体61,62は、可撓性を有するものであれば直状の管部材にて形成してもよいが、好ましくは伸縮及び可撓性を有する例えば合成樹脂製の蛇腹状管部材67にて形成する方がよい。このように管体61,62を伸縮及び可撓性を有する蛇腹状管部材67にて形成することにより、配管移動時に配管の屈曲変形の自由度を持たせることができる。したがって、可撓性を有する被覆部材63と伸縮及び可撓性を有する蛇腹状管部材67の相乗効果により、配管移動時に複合配管60の折り返し部の振動や膨らみを抑制することができる。
なお、複合配管60の一端側すなわちノズルヘッド48とノズル駆動機構49に接続する近傍部位には、供給ノズル47の待機状態と処理状態によって変形する複合配管60の折り返し部の自由度を上げると共に、上下の移動を規制するためのケーブルベア90が取り付けられている。このケーブルベア90は、図11に示すように、一方向に回動可能に連接する複数のリンクプレート91からなる対峙する一対の側枠92と、側枠92の一端側に取り付けられ、3本の管体61,61,62を移動可能に保持する2分割された合成ゴム製の上、下保持部材93a,93bとを具備し、側枠92及び保持部材93a,93bの上下部に配設された板部材94,95を連結ねじ96によって固定されている。なお、ケーブルベア90には、管体61,61,62の上下部に、ケーブルベア90と管体61,61,62との擦れを防止する例えばフッ素樹脂製の保護板(図示せず)が取り付けられている。
上記のように構成されるケーブルベア90を複合配管60の折り返し部に取り付けることにより、配管移動時に折り返し部が上下に振動するのを抑制することができると共に、折り返し部の膨らみを抑制することができる。
上記説明では、この発明に係る複合配管60を塗布ユニット32に使用した場合について説明したが、現像ユニット31においても同様に使用することができる。すなわち、現像ユニット31の複数例えば3つの液処理部における図示しない液例えば現像液,リンス液等の供給ノズルを有するノズルブロックと、該供給ノズルの移動機構に一端が接続し、他端が固定設備側に接続する複合配管60Aを使用することができる。
この場合、複合配管60Aは、図12に示すように、ノズルブロックに接続する3本の液用管体61a,61b,61cと、ノズル移動機構に接続する3本の電気用管体62が可撓性を有する例えば合成ゴム製の被覆部材63にて並列状に一体結合されている。
この場合、3本のうちの2本の液用管体61a,61b内には例えば現像液Dが流通可能になっており、残りの1本の液用管体61c内には、空間を空けて2本の例えば現像液D,リンス液DIW等の薬液が流通可能な液供給管64Aが挿入されており、液用管体61cと液供給管64Aとの空間部68aに温度調整用流体65が介在(流通)するように構成されている。このように液用管体61cと液供給管64Aとの空間部68aに温度調整用流体65が介在(流通)することにより、処理に供される現像液Dやリンス液DIWが所定の温度に温度調整される。
また、3本の電気用管体62内には、それぞれ空間を空けて複数本(図では5本の場合を示す)の電気配線66が挿入されており、電気用管体62と電気配線66との空間部68bが、排気手段(図示せず)に接続可能な排気通路を形成している。このように電気用管体62と電気配線66との空間部68bを排気通路にして、排気手段に接続することにより、処理中に処理部側に発生する塵,パーティクルやミスト等を装置の外部側に排出することができる。
なお、現像ユニット31に使用される複合配管60Aにおけるその他の部分は、塗布ユニット32に使用される複合配管60と同様に形成されているので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される複合配管60,60Aにおいて、少なくとも液用管体は断熱構造とする方が好ましい。すなわち、上記複合配管60Aで説明すると、液用管体61a,61cと、この液用管体61a,61cの全周を被覆する被覆部材63との間に、可撓性及び断熱性を有する例えばウレタンゴム,ウレタン樹脂材からなる断熱層69を形成する方が好ましい(図13(a),(b)参照)。このように液用管体61a,61cと被覆部材63との間に断熱層69を形成することにより、液用管体61a内及び液供給管64内を流れる薬液が外部の雰囲気温度によって影響を受けるのを防止することができる。
上記実施形態では、複合配管60,60Aの折り返し部にケーブルベア90を取り付けて、配管移動時の複合配管60,60Aの振動や膨らみを抑制する場合について説明したが、ケーブルベア90を取り付けずに、配管移動時の複合配管60,60Aの振動や膨らみを抑制することも可能である。例えば、図14に示すように、複数の管体すなわち蛇腹状管部材67の下端部側を一体結合する被覆部材63Aにおける管体67(蛇腹状管部材)の配列方向に沿って板状ばね部材100を埋設して添設した複合配管60Bを形成することによって、折り返し部の振動によるバタツキや膨らみを抑制することができる。
また、図15に示すように、複数の蛇腹状管部材67の下端部側を一体結合する被覆部材63Bを移動可能に載置するベース部材200を設け、このベース部材200と被覆部材63Bの対向する接触面において、被覆部材63Bの接触面の中央部に、管体67(蛇腹状管部材)の長手方向に沿う凸条201を設け、ベース部材200の接触面の中央部に、凸条201を摺動可能に係合する凹条202を長手方向に沿って設けて、複合配管60Cを形成してもよい。このように構成することにより、複合配管60Cの左右のバタツキを抑制することができると共に、移動を円滑にすることができる。
なお、上記凸条201と凹条202を逆に設けてもよい。すなわち、被覆部材63Bの接触面に凹条202を設け、ベース部材200の接触面に凸条201を設けてもよい。
なお、図14及び図15では、被覆部材63A,63Bは管体Aの一部を被覆する場合について説明したが、被覆部材63A,63Bは管体Aの全周を被覆する構造であってもよい。この場合、少なくとも管体が液用管体である場合は管体と被覆部材との間に可撓性を有する断熱層を形成してもよい。
また、上記複合配管60,60Aにおいて、液用管体61,61a,61b,61cが接続する固定設備側に、管体61,61a,61b,61c内を流れる液の容積拡大部であるバッファ部300が接続されている。このように管体61,61a,61b,61cをバッファ部300に接続することにより、配管の移動時に配管の長さが変化して管体61,61a,61b,61c内を流れる液が容積変化により脈動するのをバッファ部300によって可変調節して抑制することができる。これによりレジスト液,現像液及びリンス液等の供給を安定化することができる。
次に、上記のように構成されるレジスト塗布・現像処理装置におけるウエハWの処理手順について説明する。
<反射防止膜無しの処理形態>
まず、外部からキャリア20が載置台21に搬入され、トランスファーアームCによりこのキャリア20内からウエハWが取り出される。ウエハWは、トランスファーアームCにより、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1に搬送された後、受渡しアームDにより棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3まで搬送され、この冷却プレートCPL3を介してCOT層B4のメインアームA4に受け渡される。そして、ウエハWは、メインアームA4によって疎水化処理ユニット(ADH)に搬送されて疎水化処理された後、再び棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL4に搬送されて、所定温度に調整される。次に、メインアームA4によって棚ユニットU5から取り出されたウエハWは、塗布ユニット32に搬送されて、塗布ユニット32においてレジスト膜が形成される。レジスト膜が形成されたウエハWは、メインアームA4によって加熱ユニット(CLHP4)に搬送されて、溶剤をレジスト膜から蒸発させるためのプリベークが施される。その後、ウエハWは、メインアームA4によって棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2上に収納されて一時待機し、その後、受渡しアームDが棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2に進入してウエハWを受け取り、棚ユニットU5の受渡しステージTRS2に受け渡す。続いてシャトルアームAにより棚ユニットU6の受渡しステージICPLに搬送される。次いで受渡しステージICPLのウエハWは、インターフェイスアームEにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われる。
露光処理後のウエハWは、インターフェイスアームEにより、DEV層B1(又はDEV層B2)にウエハWを受け渡すために、棚ユニットU6の受渡しステージTRS3に搬送され、このステージTRS3上のウエハWは、DEV層B1(DEV層B2)のメインアームA1に受け取られ、当該DEV層B1(B2)にて、まず、加熱ユニット(PEB1)で加熱処理された後、メインアームA1によって棚ユニットU6の冷却プレートCPL7(CPL8)に搬送されて、所定温度に調整される。次いで、ウエハWは、メインアームA1によって棚ユニットU6から取り出されて現像ユニット31に搬送されて、現像液が塗布される。その後、メインアームA1によって加熱ユニット(POST1)に搬送され、所定の現像処理が行われる。このようにして現像処理が行われたウエハWは、トランスファーアームCにウエハWを受け渡すために、棚ユニットU5の第1収納ブロック10aの冷却プレートCPL9(CPL10)に搬送されて所定温度に調整された後、トランスファーアームCにより、キャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
<レジスト膜の下側に反射防止膜を形成する処理形態>
まず、外部からキャリア20が載置台21に搬入され、トランスファーアームCによりこのキャリア20内からウエハWが取り出される。ウエハWは、トランスファーアームCから受渡しアームDに受け渡された後、受渡しアームDにより棚ユニットU5の第2収納ブロック10bの冷却プレートCPL1まで搬送され、この冷却プレートCPL1を介してBCT層B3のメインアームA3に受け渡される。
そしてBCT層B3では、メインアームA3により、第1の反射防止膜形成ユニット33→加熱ユニット(CLHP3)→棚ユニットU5の第2収納ブロック10bの載置棚BUF1の順序で搬送されて、第1の反射防止膜が形成される。第2収納ブロック10b内の載置棚BUF1に載置されたウエハWは、受渡しアームDによって第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3(CPL4)に搬送されて、所定温度に温度調整される。
続いて第3収納ブロック10cのウエハWはメインアームA3により、塗布ユニット32→加熱ユニットCLHP4→棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2の順序で搬送されて、第1の反射防止膜の上層にレジスト膜が形成される。
その後、受渡しアームDが棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2に進入してウエハWを受け取り、棚ユニットU5の受渡しステージTRS2に受け渡す。続いてシャトルアームAにより棚ユニットU6の受渡しステージICPLに搬送される。続いて受渡しステージICPLのウエハWは、インターフェイスアームEにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われる。
露光処理後のウエハWは、インターフェイスアームEにより、棚ユニットU6の受渡しステージTRS3→加熱ユニット(PEB1)→棚ユニットU6の冷却プレートCPL7(CPL8)→現像ユニット31→加熱ユニット(POST1)に搬送され、所定の現像処理が行われる。このようにして現像処理が行われたウエハWは、トランスファーアームCにウエハWを受け渡すために、棚ユニットU5の第1収納ブロック10aの冷却プレートCPL9(CPL10)に搬送されて所定温度に調整された後、トランスファーアームCにより、キャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
<レジスト膜の上側に反射防止膜を形成する処理形態>
まず、外部からキャリア20が載置台21に搬入され、トランスファーアームCによりこのキャリア20内からウエハWが取り出される。ウエハWは、トランスファーアームCにより、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1に搬送された後、受渡しアームDにより、棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3まで搬送され、この冷却プレートCPL3を介してCOT層B4のメインアームA4に受け渡される。そして、ウエハWは、メインアームA4により、疎水化処理ユニット(ADH)→棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL4に搬送されて、所定温度に調整される。次に、メインアームA4によって棚ユニットU5から取り出されたウエハWは、塗布ユニット32に搬送されて、塗布ユニット32においてレジスト膜が形成される。レジスト膜が形成されたウエハWは、メインアームA4によって加熱ユニット(CLHP4)に搬送されて、溶剤をレジスト膜から蒸発させるためのプリベークが施される。その後、ウエハWは、メインアームA4によって棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2上に収納されて一時待機する。
続いて第3収納ブロック10cのウエハWは、受渡しアームDによって棚ユニットU5の第4収納ブロック10dの冷却プレートCPL5(CPL6)に搬送されて、所定温度に温度調整された後、メインアームA5によりTCT層B5のメインアームA5に受け渡される。そして、TCT層B5では、メインアームA5により、第2の反射防止膜形成ユニット34→加熱ユニット(CLHP5)→棚ユニットU5の第4収納ブロック10cの載置棚BUF3の順序で搬送されて、第2の反射防止膜が形成される。なお、この場合、加熱ユニット(CLHP5)による加熱処理後に周辺露光装置(WEE)に搬送して、周辺露光処理を行った後に、棚ユニットU5の第4収納ブロック10cの載置棚BUF3に搬送してもよい。
その後、受渡しアームDが棚ユニットU5の第4収納ブロック10dの載置棚BUF3に進入してウエハWを受け取り、棚ユニットU5の受渡しステージTRS2に受け渡す。続いてシャトルアームAにより棚ユニットU6の受渡しステージICPLに搬送される。続いて受渡しステージICPLのウエハWは、インターフェイスアームEにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われる。
露光処理後のウエハWは、インターフェイスアームEにより、棚ユニットU6の受渡しステージTRS3→加熱ユニット(PEB1)→棚ユニットU6の冷却プレートCPL7(CPL8)→現像ユニット31→加熱ユニット(POST1)に搬送され、所定の現像処理が行われる。このようにして現像処理が行われたウエハWは、トランスファーアームCにウエハWを受け渡すために、棚ユニットU5の第1収納ブロック10aの冷却プレートCPL9(CPL10)に搬送されて所定温度に調整された後、トランスファーアームCにより、キャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
<レジスト膜の下側及び上側に反射防止膜を形成する処理形態>
レジスト膜の下側及び上側に反射防止膜を形成する場合は、上述したレジスト膜の下側に反射防止膜を形成する搬送処理とレジスト膜の下側に反射防止膜を形成する搬送処理とを組み合わせてレジスト膜の下側及び上側に反射防止膜を形成することができる。すなわち、まず、外部からキャリア20が載置台21に搬入され、トランスファーアームCによりこのキャリア20内からウエハWが取り出され、受渡しアームDに受け渡された後、受渡しアームDにより棚ユニットU5の第2収納ブロック10bの冷却プレートCPL1まで搬送され、この冷却プレートCPL1を介してBCT層B3のメインアームA3に受け渡される。
そしてBCT層B3では、メインアームA3により、第1の反射防止膜形成ユニット33→加熱ユニット(CLHP3)→棚ユニットU5の第2収納ブロック10bの載置棚BUF1の順序で搬送されて、第1の反射防止膜が形成される。第2収納ブロック10b内の載置棚BUF1に載置されたウエハWは、受渡しアームDによって第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3(CPL4)に搬送されて、所定温度に温度調整される。
続いて第3収納ブロック10cのウエハWはメインアームA3により、塗布ユニット32→加熱ユニットCLHP4→棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2の順序で搬送されて、第1の反射防止膜の上層にレジスト膜が形成される。
続いて第3収納ブロック10cのウエハWは、受渡しアームDによって棚ユニットU5の第4収納ブロック10dの冷却プレートCPL5(CPL6)に搬送されて、所定温度に温度調整された後、メインアームA5によりTCT層B5のメインアームA5に受け渡される。そして、TCT層B5では、メインアームA5により、第2の反射防止膜形成ユニット34→加熱ユニット(CLHP5)→棚ユニットU5の第4収納ブロック10cの載置棚BUF3の順序で搬送されて、レジスト膜の上層に第2の反射防止膜が形成される。なお、この場合、加熱ユニット(CLHP5)による加熱処理後に周辺露光装置(WEE)に搬送して、周辺露光処理を行った後に、棚ユニットU5の第4収納ブロック10cの載置棚BUF3に搬送してもよい。
その後、受渡しアームDが棚ユニットU5の第4収納ブロック10dの載置棚BUF3に進入してウエハWを受け取り、棚ユニットU5の受渡しステージTRS2に受け渡す。続いてシャトルアームAにより棚ユニットU6の受渡しステージICPLに搬送される。続いて受渡しステージICPLのウエハWは、インターフェイスアームEにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われる。
露光処理後のウエハWは、インターフェイスアームEにより、棚ユニットU6の受渡しステージTRS3→加熱ユニット(PEB1)→棚ユニットU6の冷却プレートCPL7(CPL8)→現像ユニット31→加熱ユニット(POST1)に搬送され、所定の現像処理が行われる。このようにして現像処理が行われたウエハWは、トランスファーアームCにウエハWを受け渡すために、棚ユニットU5の第1収納ブロック10aの冷却プレートCPL9(CPL10)に搬送されて所定温度に調整された後、トランスファーアームCにより、キャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
以上において、上述の塗布・現像処理装置は、各処理ユニットのレシピの管理や、ウエハWの搬送フロー(搬送経路)のスケジュール管理や、各処理ユニットにおける処理や、メインアームA1,A3〜A5、トランスファーアームC、受渡しアームD、インターフェイスアームEの駆動制御を行うコンピュータからなる制御部70を備えており、この制御部70にて、単位ブロックB1〜B5を使用してウエハWを搬送させ、処理が行われるようになっている。
上記搬送フローのスケジュールは単位ブロック内のウエハWの搬送経路(搬送の順番)を指定したものであり、単位ブロックB1〜B5毎に、形成する塗布膜の種類に応じて作成され、これにより単位ブロックB1〜B5毎に複数個の搬送フローのスケジュールが制御部70に格納されている。
また、形成する塗布膜によって、全ての単位ブロックB1〜B5にウエハWを搬送するモードと、現像処理を行なう単位ブロック(DEV層B1,B2)とレジスト液の塗布を行なう単位ブロック(COT層B4)と第1の反射防止膜を形成するための単位ブロック(BCT層B3)とにウエハWを搬送するモードと、現像処理を行なう単位ブロック(DEV層B1,B2)とレジスト液の塗布を行なう単位ブロック(COT層B4)と第2の反射防止膜を形成するための単位ブロック(TCT層B5)とにウエハWを搬送するモードと、現像処理を行なう単位ブロック(DEV層B1,B2)のみにウエハWを搬送するモードとがあり、制御部70のモード選択手段により、形成しようとする塗布膜の種類に応じてウエハWを搬送する単位ブロックを選択すると共に、かつ選択された単位ブロック毎に用意された複数の搬送フローのスケジュールから最適なレシピを選択することにより、形成する塗布膜に応じて使用する単位ブロックが選択されて、当該単位ブロックでは、各処理ユニットやアームの駆動が制御され、一連の処理が行われるようになっている。
このような塗布・現像処理装置では、各塗布膜形成用の単位ブロックと、現像処理用の単位ブロックとを異なるエリアに設け、それぞれに専用のメインアームA1,A3〜A5及びシャトルアームAを設けたので、これらアームA1,A3〜A5及びAの負荷が軽減する。このためアームA1,A3〜A5及びAの搬送効率が向上するので、効果としてスループットを高めることができる。
この発明に係る複合配管を備えるレジスト塗布・現像処理装置の一例を示す概略平面図である。 上記レジスト塗布・現像処理装置の概略斜視図である。 上記レジスト塗布・現像処理装置の概略側断面図である。 この発明における処理ブロックの単位ブロック(DEV層)を示す概略斜視図である。 この発明における処理ブロックの処理ユニットの一例を示す概略断面図である。 この発明における処理ブロックの単位ブロック(COT層)を示す概略平面図である。 上記単位ブロック(COT層)の平面図である。 上記単位ブロック(COT層)の塗布処理部の概略断面図である。 上記塗布処理部におけるこの発明に係る複合配管の接続状態を示す概略斜視図である。 上記複合配管の断面図(a)及び(a)のI−I線に沿う断面図(b)である。 上記複合配管の折り返し部を示す斜視図である。 上記単位ブロック(DEV層)の現像処理部における複合配管を示す断面図である。 この発明における処理ブロックの処理ユニットの一例を示す概略断面図である。 別の複合配管を示す要部斜視図(a)及び(a)のII−II線に沿う断面図(b)である。 更に別の複合配管を示す要部斜視図(a)及び(a)のIII−III線に沿う断面図(b)である。 容積拡大部(バッファ部)を具備する複合配管を示す概略側面図である。
符号の説明
W 半導体ウエハ(被処理基板)
B1,B2 第1,第2の単位ブロック(DEV層)
B3 第3の単位ブロック(BCT層)
B4 第4の単位ブロック(COT層)
B5 第5の単位ブロック(TCT層)
S1 キャリアブロック
S2 処理ブロック
31 現像ユニット(処理ユニット)
32 塗布ユニット(処理ユニット)
33 第1の反射防止膜形成ユニット(処理ユニット)
34 第2の反射防止膜形成ユニット(処理ユニット)
35,35a〜35c 液処理部
47 供給ノズル
48 ノズルヘッド
49 ノズル駆動機構
54 配管連結ブロック(固定設備側)
60,60A,60B,60C 複合配管
61,61a〜61c 液用管体
62 電気用管体
63,63A 被覆部材
64,64A 液供給管
65 温度調整流体
66 電気配線
67 蛇腹状管部材
68a 空間部
68b 空間部(排気通路)
69 断熱層
100 板状ばね部材
200 ベース部材
201 凸条
202 凹条
300 バッファ部(容積拡大部)

Claims (8)

  1. 少なくとも液用管体と電気用管体を含む複数の管体が並列状に固着され、一端が固定設備側に接続され、他端が移動体側に接続される複合配管であって、
    上記複数の管体は可撓性を有する被覆部材にて一体結合され、上記液用管体内に空間を空けて液供給管が挿入されると共に、液用管体と液供給管との空間部内に温度調整用流体が介在可能に形成され、
    上記電気用管体内に空間を空けて電気配線が挿入されると共に、電気用管体と電気配線との空間部が、排気通路を形成する、ことを特徴とする複合配管。
  2. 請求項記載の複合配管において、
    上記排気通路が排気手段に接続可能に形成されている、ことを特徴とする複合配管。
  3. 請求項1又は2に記載の複合配管において、
    上記管体が伸縮及び可撓性を有する蛇腹状管体であることを特徴とする複合配管。
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載の複合配管において、
    少なくとも上記液用管体は、該管体の全周を被覆する被覆部材との間に断熱層が形成されている、ことを特徴とする複合配管。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の複合配管において、
    上記被覆部材における管体の配列方向に沿って板状ばね部材が添設されている、ことを特徴とする複合配管。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の複合配管において、
    上記被覆部材を移動可能に載置するベース部材を具備し、このベース部材と被覆部材の対向する接触面には、互いに摺動可能に係合する凹条及び凸条が形成されている、ことを特徴とする複合配管。
  7. 請求項1、3又は4に記載の複合配管において、
    上記液用管体の端部に、該管体内を流れる液の容積拡大部が設けられている、ことを特徴とする複合配管。
  8. 請求項1ないしのいずれかに記載の複合配管を備える塗布・現像処理装置であって、
    被処理基板に塗布液を供給して処理を施す塗布処理部と、上記被処理基板に現像液を供給して処理を施す現像処理部を具備し、上記塗布処理部及び現像処理部は、液供給ノズル及び該ノズルの移動手段を具備すると共に、これら液供給ノズル及びノズルの移動手段に上記複合配管の移動体側端部を接続してなる、ことを特徴とする複合配管を備える塗布・現像処理装置。
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