JP4844339B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4844339B2
JP4844339B2 JP2006279422A JP2006279422A JP4844339B2 JP 4844339 B2 JP4844339 B2 JP 4844339B2 JP 2006279422 A JP2006279422 A JP 2006279422A JP 2006279422 A JP2006279422 A JP 2006279422A JP 4844339 B2 JP4844339 B2 JP 4844339B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll sheet
cover body
cover
actuator
upper cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006279422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008094008A (ja
Inventor
慎治 小林
恵二 瀬尾
朗 佐郷
淳 春日井
博昭 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2006279422A priority Critical patent/JP4844339B2/ja
Priority to EP07019062A priority patent/EP1911597B1/en
Priority to US11/904,441 priority patent/US7679013B2/en
Priority to CN2007101819104A priority patent/CN101161463B/zh
Priority to CN201110261319.6A priority patent/CN102358082B/zh
Publication of JP2008094008A publication Critical patent/JP2008094008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4844339B2 publication Critical patent/JP4844339B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/12Guards, shields or dust excluders
    • B41J29/13Cases or covers

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

本発明は、印刷装置に関し、特に印刷装置に設けられたカバー体の開閉検出に関するものである。
従来より、本体筐体にカバー体を備える印刷装置においては、印刷装置を正常に動作させたり、安全性を確保したりするためにそのカバー体が完全に閉じたり、取り付けられたりした後に、その印刷装置の動作が行われるように設計されている。そのため、印刷装置に設けられたカバー体の開閉又は取り付けを検出する様々な技術が提示されている。
例えば、特許文献1には、プリンタカバーの開閉検出手段として検出スイッチをプリンタのメイン基板上に設置するとともに、キャビネット上板の一部を成形して可撓性を有するレバー状部とし、その先端を前記検出スイッチを直接押圧する位置に臨ましめる一方、プリンタカバーの裏側に、該プリンタカバーを閉じた際、前記レバー状部を押圧するための突起を設けたカバーオープンスイッチの技術が開示されている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成においては、1つのカバー体の開閉検出においては有効な技術であるが、印刷装置に設けられた複数のカバー体の開閉検出を行うためには、それぞれのカバー体に対してそれぞれ1つの検出スイッチを備えなければならないという問題が発生すると共に、工数の増加とコストアップの問題が発生する。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、少なくとも1つの検出スイッチで、簡単な構造でありながら、複数のカバー体の開閉状態、又は、取り付け状態を確実に検出することが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る印刷装置は、装置の筐体の底部を構成すると共に内部にロールシートを収納し、印刷用サーマルヘッドを支持する第1カバー体と、前記第1カバー体に対してヒンジによって開閉可能に前記第1カバー体の背面部に配設され、(a)閉じられた状態で前記印刷用サーマルヘッドに前記ロールシートを押圧するプラテンローラと、(b)該プラテンローラの軸方向外側に設けられ、前記プラテンローラが前記ロールシートを押圧している状態で該ロールシートの幅よりも外側に位置する押下凸部とを備えた第2カバー体と、上下方向に往復移動可能な可動刃と、固定刃とを備え、前記第1カバー体の内部であって前記背面部とは反対側の端部に設けられ、前記固定刃が前記プラテンローラによって押圧された状態の前記ロールシートと対向する位置において、前記可動刃の上下方向への往復移動によって、前記プラテンローラと前記印刷用サーマルヘッドとの押圧部で印字された前記ロールシートを切断するためのカッターユニットと、前記第1カバー体の内部に設けられた前記カッターユニットを覆うために第1カバー体の前記背面部とは反対側の端部にネジによって着脱自在に設けられた第3カバー体と、前記第3カバー体に設けられて、第2カバー体を第1カバー体に閉じた場合に作動する屈曲された形状の部材であって、屈曲点が前記カッターユニットの側方に位置し、該屈曲点から上方に延び出す一端が前記第2カバー体の前記押下凸部に押下されると屈曲点から下方に延び出す他端が前記屈曲点を回動中心として回動するように作動する作動部材としてのアクチュエータと、前記カッターユニットの側面に取り付けられ、前記作動部材の作動を、前記他端の回動により検出する検出手段としてのメカニカルスイッチと、を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る印刷装置では、第1カバー体に対して開閉可能に配設される第2カバー体と、第1カバー体に収納された部品を覆うために第1カバー体に着脱自在に設けられた第3カバー体と、第3カバー体に設けられて、第2カバー体を第1カバー体に閉じた場合に作動する作動部材と、作動部材の作動を検出する検出手段と、を備えたので、第2カバー体を第1カバー体に閉じる動作が、第3カバー体に設けられた作動部材に伝達し、その作動部材に伝達された動作を検出手段が検出するという一連の系を形成することによって、例えば修理者が第3カバー体を完全に装着しなかったり、作動部材が故障したりした場合には系が切れることによって確実に印刷装置が動作しなくなる、所謂、フールプルーフ(fool-proof)設計ができる。特に、第3カバー体は、可動刃と固定刃とからなるカッターユニットを覆うためのものであり、鋭利なカッターを確実に覆う必要があることから、本設計は有効である。また、1つの検出手段で複数のカバー体の開閉、装着が検出できるのでコストダウンもできる。また、検出手段はメカニカルスイッチであることによりON/OFF動作の機械的復元力を利用できる。光スイッチ、マグネットスイッチ等を使用する場合に比べて、付勢バネなどの部品を省略でき、少ない部品で確実に動作させる設計をすることができる。そして、作動部材は、回動中心を有しその回動中心から2つの延出部を備え、一端が第2カバー体に押下されると回動中心で回動した他端がメカニカルスイッチを押圧するように作動するアクチュエータであるので構造が簡単になると共に安価である。メカニカルスイッチに対するON/OFF位置のストローク調整が容易できる。
また、請求項1に係る印刷装置では、検出手段はカッターユニットの側面に取り付けられていることにより、検出手段のリード線とカッターユニットの駆動源のリード線とを共に束ねることができる。
さらに、請求項1に係る印刷装置では、作動部材は、屈曲された形状とされ、屈曲点が前記回動中心であるため、延出部の長さと角度を調整することで、アクチュエータとメカニカルスイッチとを確実に機能させるための位置関係を調整することができる。
以下、本発明に係る印刷装置について、本発明を具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、本実施例は、本体装置内に長尺状のロールシートを装着してラインサーマルヘッドにて印刷が行われる印刷装置としてのテープ印刷装置について説明する。
先ず、本実施例に係るロールシートホルダが装着されるテープ印刷装置の概略構成について図1乃至図8に基づき説明する。
ここで、図1は、本実施例に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図、図2は、テープ印刷装置の後側からの外観斜視図、図3は、テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図、図4は、テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す左側上方からの斜視図、図5は、ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図、図6は、テープ印刷装置の上カバーを開けて、フロントカバーを取り外した状態を前側上方から見た概略斜視図、図7は、ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す図で、(A)は上方からの斜視図、(B)は下方からの斜視図、図8は、図5のX1−X1矢視断面図である。
図1乃至図6に示すように、テープ印刷装置1は、本体筐体2にロールシートホルダ収納ケース4が装着され、所定幅の無定長ロールシート3A(以下、「ロールシート3A」という。)が巻回されたロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納ケース4に形成されているロールシートホルダ収納部4Aに収納され、ロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部に設けられた後述するヒンジ29、30(図9参照)によって開閉自在に取り付けられた樹脂製の上カバー5によって上部が覆われる。また、この上カバー5の上面部には透明樹脂製の透視窓5Aが形成されており、ロールシートホルダ収納部4Aに装着されたロールシート3Aを確認できるように構成されている。
また、上カバー5の前側の一方の側端部(図1中、右端縁部)には、電源ボタン7A、押下している間ロールシート3Aを搬送方向に排出するフィードボタン7B、押下することによってカッターユニット8を駆動させてロールシート3Aを切断するカットボタン7C等が配置されている。そして、カッターユニット8は、上カバー5の前側下方部分に配置されおり、指等の巻き添えによる怪我を防止するためのフロントカバー6で覆われている。また、フロントカバー6には、印刷されたロールシート3Aを外部に排出するシート排出口6Aが形成されている。
また、本体筐体2の背面側壁部2Aには一方の側端部に不図示の電源コードが接続されるインレット9が配設されると共に、その横側に送風ファン17(図9参照)が配置されている。また、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10や接続コネクタ11が設けられている。
そして、本体筐体2の背面側壁部2Aには、背面側壁部2Aを覆う背面カバー14が取り付けられている。
ここで、図5に示すように、このロールシート3Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)3Cと、この感熱シート3Cの裏面側に粘着剤層3Dを介して剥離紙3Eが張り合わされて構成され、感熱シート3Cの印刷面が内側になるように巻回されている。
また、図3、図4及び図6に示すように、テープ印刷装置1は、ロールシートホルダ収納部4Aの搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図3中、右側側端縁部)に、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12の外側方向に突設される断面略矩形状の取付部材13を嵌め込むことができるホルダ支持部材15が設けられている。このホルダ支持部材15には、幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されている。
また、ロールシート3Aを挿入する挿入口18の後端縁部からロールシートホルダ収納部4Aの前側上端縁部まで略水平に延出されて、後述のロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の先端部が載置される載置部21が設けられている。また、この載置部21の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の7個の第2位置決め溝部22A〜22Gが形成されている。この各第2位置決め溝部22A〜22Gは、図5に示すように、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の載置部21に当接する先端下端部分を上方から嵌め込むことができるように形成されている。
また、ロールシートホルダ収納部4Aの底面部には、ホルダ支持部材15の内側基端部から対向する側面部基端部まで搬送方向に対して略垂直に平面視横長四角形の位置決め凹部4Bが所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。この位置決め凹部4Bの搬送方向幅寸法は、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12及びガイド部材20の各下端縁部の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。また、位置決め凹部4Bのホルダ支持部材15の内側基端部には、位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出される後述のシート判別部60(図7参照)に対向する部分が、位置決め凹部4Bよりもさらに所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深くなるように形成された搬送方向に縦長の平面視長四角形の判別凹部4Cが形成されている。
また、この判別凹部4Cには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成されて、ロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を判別するための6個のシート判別センサP1、P2、P3、P4、P5、P6がL字状に設けられている。尚、図6には、5個の各シート判別センサP1〜P5が示されている。
この各シート判別センサP1〜P6は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、該各プランジャーの上端部は、該判別凹部4Cの底面部から位置決め凹部4Bの底面部近傍まで突き出るように設けられている。そして、この各シート判別センサP1〜P6に対して位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出されるシート判別部60に形成される後述の各センサ孔60A〜60F(図7参照)が有るか否かを検出して、そのオン・オフ信号によりロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を検出するものである。
尚、本実施例の場合は、各シート判別センサP1〜P6は、そのプランジャーが常には、判別凹部4Cの底面から位置決め凹部4Bの底面部近傍まで突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。従って、各シート判別センサP1〜P6によって6ビットの「0」、「1」信号が出力され、各シート判別センサP1〜P6が全てオフ状態の場合、即ち、ロールシートホルダ3が装着されていない場合には、6ビットの「000000」の信号が出力される。
また、挿入口18のホルダ支持部材15側の側端縁部(図3中、右端縁部)は、該ホルダ支持部材15に嵌め込まれる位置決め保持部材12の内側端面と同一平面上の位置に形成されている。また、この挿入口18のホルダ支持部材15側の側端縁部には、載置部21のほぼ搬送方向後端部まで立設された案内壁面を形成すると共に、ロールシート3Aの上面部を覆うように幅方向に所定幅延出された案内部23が形成され、ロールシート3Aが挿通されている。
また、上カバー5の前端部下側には、プラテンローラ26が回転自在に軸支されている。また、サーマルヘッド31は押圧バネ24によって上方に付勢されているヘッド支持部材32の上面に固定されている。また、このヘッド支持部材32の搬送方向に対して後側の端縁部は、フレーム33の背面部によって上下方向に揺動可能に支持されている。また、このヘッド支持部材32の搬送方向前側の端縁部中央において、外側方向に延出される所定幅(本実施例では、約15mmである。)のガイド部34は、フレーム33の前面部に穿設されるガイド孔35に嵌入され、上下方向に移動可能に構成されている。
そして、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26は押圧バネ24によって上方に付勢されているサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。また、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26のローラ軸26Aの両端部の外周に回転可能に嵌挿された各カラー部材25、25が、搬送方向後側に付勢された側面視略逆L字状の各係止爪28、28に係止される。また、ローラ軸26Aのホルダ支持部材15側の端縁部には、ギヤ26Bが固設され、上カバー5を閉じた際に、不図示のギヤ列に歯合し、プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成される不図示のシート送りモータにより回転駆動可能な状態になる。
また、本体筐体2の左右側壁部に設けられた各解除摘み27、27を上方に押し上げることによって、各係止爪28、28が付勢力に抗して搬送方向前側に回動され、各カラー部材25との係止が解除される。これにより、プラテンローラ26がサーマルヘッド31によって上方に付勢されて、上カバー5が上方に少し持ち上げられ、開放可能な状態になる。
また、ロールシートホルダ収納ケース4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部が形成されると共に各シート判別センサP1〜P6が配設された制御基板36が設けられている(図8参照)。また、フレーム33の下方には、電源回路部が形成された電源基板37が設けられている。そして、制御基板36及び電源基板37は、底面部にネジ止めされた薄い鋼板製(本実施例では、厚さ約0.5mmのSPCC等の鋼板製である。)の底面カバー38によって覆われている。
次に、ロールシートホルダ3の概略構成について図7及び図8に基づいて説明する。
図7及び図8に示すように、巻芯3Bに巻回されたロールシート3Aが装着されるロールシートホルダ3は、下記のように構成されている。即ち、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の一端側端縁部にガイド部材20の内側面に立設される第1筒部20Aが嵌挿されて、該ガイド部材20の内側面にロールシート3Aの一方の端面が当接されている。また、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の他端側端縁部に位置決め保持部材12の内側面に立設される第2筒部12Aが嵌挿されて、該位置決め保持部材12の内側面にロールシート3Aの他方の端面が当接されている。そして、このガイド部材20の第1筒部20Aに嵌挿されて一端側端面の外周部に形成されるフランジ部40Aが該第1筒部20Aの外側端面、即ちガイド部材20の外側端面に遊嵌されると共に、他端側端部が位置決め保持部材12の第2筒部12A内に嵌挿されて該第2筒部12Aに固着される略筒状のホルダ軸部材40を備えている。従って、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法のロールシート3Aが装着された複数種類のロールシートホルダ3を容易に製作することができる。
また、このガイド部材20は、第1筒部20Aの外側端面の下側外周部から下側方向に延出されて、ロールシートホルダ収納部4Aの底面部に形成される位置決め凹部4Bに嵌入されて該位置決め凹部4Bの底面に当接される第1延出部42が形成されている。また、ガイド部材20は、ロールシート3Aの前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように外側方向に延出される第2延出部43が形成されている。また、この第2延出部43の外周部から載置部21まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44が形成されている。この第3延出部44の下端面は略水平に形成され、先端側下端部45は、装着されたロールシート3Aのシート幅に対向する各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌入されるように構成されている(図3、図4参照)。また、この第3延出部44の内側面によって装着されたロールシート3Aの一側端縁部が挿入口18まで案内されるように構成されている(図4参照)。
また、ガイド部材20の内側面に立設された第1筒部20Aと位置決め保持部材12の内側面に立設された第2筒部12Aとによって、ロールシート3Aが巻回された巻芯3Bが回転可能に保持される。尚、ホルダ軸部材40は、ロールシート3Aの巻芯3Bの各長さ寸法に対応して複数種類(本実施例では、7種類である。)の長さ寸法のものが設けられている。
また、位置決め保持部材12の外側端面部の搬送方向(図7(B)参照)略中央部に、即ち、ホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交するように、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、正面視下方向(図7(B)中、上方向)に幅狭になるように形成され、テープ印刷装置1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
また、位置決め保持部材12の取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ(本実施例では、約1.5mm〜3mmである。)突出する正面視略四角形の平板状(本実施例では、約1.5mm〜3mmの厚さ寸法である。)の案内部57が形成されている。これにより、ロールシートホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部57をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該ロールシートホルダ3を容易に位置決めしつつ装着することができる。
また、位置決め保持部材12の延出部56の下端縁部は、ガイド部材20の下端縁部よりも所定長さ(本実施例では、約1mm〜2.5mmである。)下側方向に突出するように延出されると共に、該下端縁部には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。
また、図7(B)に示すように、このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサP1〜P6に対向する所定位置に各センサ孔60A〜60Fが略L字状に配置されて穿設される。尚、図7(B)中、各センサ孔60A〜60Fのうちの各センサ孔60A〜60D、60Fが、シート判別部60に穿設された状態を示している。
これにより、各センサ孔60A〜60Fは、6個のうちの最大5個穿設されるため、1つひとつの有無を「1」と「0」に対応させることにより、該ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅等を「000001」〜「111111」の6ビットの符号によって表示することができる。尚、「000000」の6ビットの符号は、ロールシートホルダ3が装着されていないことを表している。
次に、上カバー5に設けられてロールシートホルダ3を押さえるホルダ押さえ部について図3、図4、図6及び図8に基づいて説明する。
図3、図4及び図8に示すように、上カバー5は、上カバー本体5Bと、この上カバー本体5Bの左右にネジ止め等によって固着される略円形状の左側カバー部材5Cと、右側カバー部材5Dとから構成されている。
また、左側カバー部材5Cと右側カバー部材5Dの内側面には、上カバー5を閉じた際に、ロールシートホルダ収納部4A内に装着されたロールシートホルダ3の取付部材13の上端面に対向する位置に各補強リブ62、63が、水平にほぼ全幅に渡って立設されている。
また、右側カバー部材5Dの内側面に立設される補強リブ63の取付部材13の上端面に対向する位置には、所定幅(本実施例では、取付部材13の幅寸法の約1.5倍で、約12mmの幅である。)の薄い平板状(本実施例では、厚さ約1mmの平板状である。)のホルダ押さえ部65が内側方向に水平に延出されている。このホルダ押さえ部65は、上カバー5を閉じた際に、先端下面部が取付部材13の上端面に当接し、且つ位置決め保持部材12には当接しないように内側方向に延出されている。
これにより、巻芯に巻回されたロールシート3Aが装着されたロールシートホルダ3は、位置決め保持部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の第1位置決め溝部16に嵌め込むと共に、ガイド部材20の先端下端部を各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌め込んで該ガイド部材20の下端部を位置決め凹部4B内に嵌入して当接させることによって、ロールシートホルダ収納部4Aに着脱自在に取り付けられる。また、位置決め保持部材12の内側下端縁部に設けられたシート判別部60が判別凹部4C内に挿入され、判別凹部4Cに配設される各シート判別センサP1〜P6に対向する該シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが有るか否か検出可能となる。即ち、ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別などを検出可能となる。
そして、ロールシート3Aの一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ、このロールシート3Aの他方の側端縁部を挿入口18の側縁部に設けられた案内部23に当接させながら挿入口18内に挿入して、上カバー5を閉じることによって、図5に示すように、押圧バネ24によって上方に付勢されているライン型のサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。また、図8に示すように、上カバー5を閉じることによって、右側カバー部材5Dの内側に延出されるホルダ押さえ部65の下面が、取付部材13の上端面に当接され、ロールシートホルダ3の位置決め保持部材12が下方に押下される。
その後、該プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成される不図示のシート送りモータにより回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、ロールシート3Aを搬送しながら感熱シート3Cの印刷面に順次画像データを印刷できる。そして、印字済みロールシート3Aの搬送方向後ろ側の切断位置が、カッターユニット8の固定刃46に対向する位置まで搬送された場合には、カッターユニット8の正面視V字形の可動刃47がDCモータ等で構成される切断用モータ48(図6参照)により上下方向に往復移動して固定刃46と可動刃47とによって切断され、シート排出口6Aから排出される。
次に、このように構成されたテープ印刷装置1において、樹脂製のロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部と樹脂製の上カバー5の後側下端縁部とを開閉自在に取り付けるヒンジ29、30の構成及びヒンジ軸29A、30Aの係止の方法について図9に基づいて説明する。
ここで、図9は、ロールシートホルダ収納ケースに上カバーを組み付ける工程を説明する説明図である。
図9に示すように、本体筐体2の背面側壁部2Aには一方の側端部にインレット9が取り付けられており、その横側に送風ファン17が取り付けられている。そして、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10や接続コネクタ11が取り付けられている。また、本体筐体2には、ロールシートホルダ収納ケース4が装着されている。そして、インレット9の上方にあるロールシートホルダ収納ケース4の端部には、内側からヒンジ軸29Aを貫通させる貫通穴29Eを有すると共にヒンジ29を構成する固定ヒンジリブ29Dが一体に形成されている。更に、ヒンジ軸29Aに形成された段差部29Bを貫通させる貫通穴29Gを有すると共にヒンジ29を構成する固定ヒンジリブ29Fが固定ヒンジリブ29Dと並列に形成されている。また、USBコネクタ10の上方にあるロールシートホルダ収納ケース4の端部には、内側からヒンジ軸30Aを貫通させる貫通穴30Eを有すると共にヒンジ30を構成する固定ヒンジリブ30Dが一体に形成されている。更に、ヒンジ軸30Aに形成された段差部30Bを貫通させる貫通穴30Gを有すると共にヒンジ30を構成する固定ヒンジリブ30Fが固定ヒンジリブ30Dと並列に形成されている。
また、樹脂製の上カバー5の後側下端縁部には、ヒンジ29を構成すると共に、ヒンジ軸29Aを貫通させる貫通穴29Jを備え、固定ヒンジリブ29Dと固定ヒンジリブ29Fに挟持される回動ヒンジリブ29Hと、ヒンジ30を構成すると共に、ヒンジ軸30Aを貫通させる貫通穴30Jを備え、固定ヒンジリブ30Dと固定ヒンジリブ30Fに挟持される回動ヒンジリブ30Hが一体に形成されている。
そして、ロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部と樹脂製の上カバー5の後側下端縁部とを開閉自在に取り付けるためには、先ず、上カバー5の回動ヒンジリブ29Hを、ロールシートホルダ収納ケース4の固定ヒンジリブ29Dと固定ヒンジリブ29Fに挟持し、同時に上カバー5の回動ヒンジリブ30Hを、ロールシートホルダ収納ケース4の固定ヒンジリブ30Dと固定ヒンジリブ30Fに挟持するように上カバー5を矢印Aの方向に装着する。
次に、ヒンジ軸29Aを、ヒンジ軸29Aの段差部29Bを先頭にして、固定ヒンジリブ29Dの貫通穴29E、回動ヒンジリブ29Hの貫通穴29J、固定ヒンジリブ29Fの貫通穴29Gの順に、ヒンジ軸29Aに設けた段差部29Bの段差によってヒンジ軸29Aが固定ヒンジリブ29Fに止まるまで挿入する。更に、ヒンジ軸30Aを、ヒンジ軸30Aの段差部30Bを先頭にして、固定ヒンジリブ30Dの貫通穴30E、回動ヒンジリブ30Hの貫通穴30J、固定ヒンジリブ30Fの貫通穴30Gの順に、ヒンジ軸30Aに設けた段差部30Bの段差によってヒンジ軸30Aが固定ヒンジリブ30Fに止まるまで挿入する。この工程によって、ロールシートホルダ収納ケース4と上カバー5は、ヒンジ29とヒンジ30によって回動可能に取り付けられる。
次に、ヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aは、まだ固定されていないので固定の方法を説明する。
図9に示すように、本体筐体2の背面側壁部2Aには、固定ヒンジリブ30Fの左側に係止孔2E、USBコネクタ10の下側に係止孔2F、接続コネクタ11の下側に係止孔2G、インレット9の下側に係止孔2H、固定ヒンジリブ29Fの右側に係止孔2Jが設けられている。そして、これらの位置に対応して背面カバー14には、係止孔2Eに対応して係止爪14Aが、係止孔2Fに対応して係止爪14Bが、係止孔2Gに対応して係止爪14Cが、係止孔2Hに対応して係止爪14Dが、係止孔2Jに対応して係止爪14Eがそれぞれ設けられ、また、挿入されたヒンジ軸29Aの軸端面29Cと抜け止めリブ14Fとが対向する位置に設けられ、さらに、挿入されたヒンジ軸30Aの軸端面30Cと抜け止めリブ14Gとが対向する位置に設けられている。そしてこれらの位置関係を維持して、背面カバー14を矢印Bの方向に合わせて押圧することにより、本体筐体2の背面側壁部2Aに背面カバー14が取り付けられる。これによって、ヒンジ軸29Aの軸端面29Cと抜け止めリブ14Fとが対向し、さらにヒンジ軸30Aの軸端面30Cと抜け止めリブ14Gとが対向することによって、ヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aは固定される。
このように取り付けられた上カバー5は、前述のように、上カバー5を閉じたときに上カバー5に取り付けられた右側カバー部材5Dの内側に延出されるホルダ押さえ部65がロールシートホルダ3を押さえることによって、判別凹部4C(図8参照)に設けられたシート判別センサP1〜P6がロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別等を検出するので、シート判別センサP1〜P6が正確な検出をするために確実に閉じられていなければならない。また、清掃、修理等で外されたフロントカバー6は、その作業後に、指等の巻き添えによる怪我を防止する安全のためと、印刷されてカッターユニット8によってカットされるロールシート3Aをシート排出口6Aから確実に外部へ排出するために、カッターユニット8に対して正確な位置に装着されていなければならない。
そこで、本実施例では、上カバー5が確実に閉じられたこととフロントカバー6が正確な位置に装着されていることを、上カバー5をロールシートホルダ収納ケース4に閉じる動作が、フロントカバー6に設けられた後述するアクチュエータ51に伝達し、そのアクチュエータ51に伝達された動作を検出センサの後述するメカニカルスイッチ52が検出するという一連の系を形成することによって、検出するようにしているのでその構成と動作を図10乃至図15に基づいて説明する。
ここで、図10は、カッターユニットにメカニカルスイッチが取り付けられている状態を示すカッターユニットの左側側面図、図11は、フロントカバーにアクチュエータが取り付けられる説明図、図12は、本体筐体にカッターユニットが取り付けられ、本体筐体糊面からフロントカバーがネジ止めされる状態を説明する説明図、図13は、テープ印刷装置における上カバーが閉じられるときの上カバーのアクチュエータ押下凸部、アクチュエータ、メカニカルスイッチの位置関係を示す斜視図、図14は、テープ印刷装置における上カバーのアクチュエータ押下凸部、アクチュエータ、メカニカルスイッチの位置関係を示す透視図、図15は、テープ印刷装置における上カバーが閉じられるときの上カバーのアクチュエータ押下凸部、アクチュエータ、メカニカルスイッチの動作順序を説明する透視図である。
先ず、図10に基づいて説明する。図10に示すように、カッターユニット8の側面には、スイッチレバー52Bを有するメカニカルスイッチ52が、ネジ52Cによってネジ止めされている。そして、メカニカルスイッチ52に接続されて引き出されたリード線52Aが制御基板36(図5参照)に接続されている。また、カッターユニット8の下方に装着された切断用モータ48から引き出されたリード線48Aも制御基板36に接続されている。
次に、図11に示すように、シート排出口6Aを有すると共にカッターユニット8を覆うフロントカバー6の右側側面(図11の右側)には、回動係止孔6Bが設けられている。この回動係止孔6Bには、アクチュエータ51に設けられた割ピン形式の係止部を有する回動係止軸51Aが矢印Cの方向に挿入された後に回動可能に係止される。そして、回動可能に係止されたアクチュエータ51は、上カバー5の押下をメカニカルスイッチ52に伝達するように機能する。そのため、アクチュエータ51には、回動係止軸51Aを挟んで2つの延出部51D、51Eが設けられ一方の延出部51Dの端部に押圧受端部51B(図11に示すアクチュエータ51の上側)を備え、他方の延出部51Eの端部にメカニカルスイッチ押圧端部51C(図11に示すアクチュエータ51の下側)を備えている。
次に、図12に示すように、本体筐体2には、内部にカッターユニット8が装着され、アクチュエータ51が係止されたフロントカバー6が、カッターユニット8を覆うように本体筐体2に対して矢印Dの方向に装着してネジ6C、6Cによってネジ止めされる。
次に、図13に基づいて、上カバー5の開閉をアクチュエータ51の押圧受端部51Bに伝達する上カバー5に設けられたアクチュエータ押下凸部5Eとアクチュエータ51とメカニカルスイッチ52の位置関係を説明する。
アクチュエータ押下凸部5Eは、上カバー5の前方左側に在ってプラテンローラ26の外側に設けられている。矢印Eの方向に上カバー5が閉じられたとき、アクチュエータ押下凸部5Eによって押圧される押圧受端部51Bを備えるアクチュエータ51は、フロントカバー6の左側側面に配置され、押圧受端部51Bがアクチュエータ押下凸部5Eによって押圧される。そして、この押圧によりアクチュエータ51が回動したとき、メカニカルスイッチ押圧端部51Cによって押圧されるスイッチレバー52Bを備えるメカニカルスイッチ52は、カッターユニット8の左側側面に配置され、スイッチレバー52Bがメカニカルスイッチ押圧端部51Cによって押圧される。尚、上カバー5のアクチュエータ押下凸部5Eとアクチュエータ51とメカニカルスイッチ52を確実に機能させるための位置関係の調整は、それぞれの位置が決まると、アクチュエータ51の回動係止軸51Aを挟んで形成された押圧受端部51B、メカニカルスイッチ押圧端部51Cまでの延出部51D、51Eの長さと角度を調整することによって行われる。
次に、図14、図15に基づいて、上カバー5のアクチュエータ押下凸部5Eとアクチュエータ51とメカニカルスイッチ52のそれぞれの動作について説明する。
図14に示された状態では、上カバー5は開いた状態にあり、側面視プラテンローラ26の上方に在るアクチュエータ押下凸部5Eは、アクチュエータ押下凸部5Eの下方に在るアクチュエータ51とメカニカルスイッチ52には影響を与えていない。そのため、メカニカルスイッチ52には押圧されるとスイッチが機能するまで回動し、押圧が解除されると図示しない弾性部材によって元の位置に戻るスイッチレバー52Bが備えられているが、図14に示された状態では、スイッチレバー52Bは押圧されていないので図示しない弾性部材によって元の位置に戻っている。この元の位置に戻る力によって、スイッチレバー52Bと当接しているアクチュエータ51のメカニカルスイッチ押圧端部51Cが上方に回動するので、回動係止軸51Aを挟んで配置されている押圧受端部51Bは回動して上方の位置に停止している状態になっている。
この状態から、図15に示すように、矢印Fの方向に上カバー5が押下されると、上カバー5のアクチュエータ押下凸部5Eとアクチュエータ51の押圧受端部51Bが当接して押下され、フロントカバー6に取り付けられたアクチュエータ51が回動係止軸51Aを中心にして回動されることによって、押圧受端部51Bに対して回動係止軸51Aを挟んで配置されているメカニカルスイッチ押圧端部51Cが矢印Gの方向にカッターユニット8に取り付けられたメカニカルスイッチ52のスイッチレバー52Bを押圧する。そして、上カバー5が完全に閉じられるとメカニカルスイッチ52の機能が動作する。
このように、上カバー5をロールシートホルダ収納ケース4に閉じる動作が、フロントカバー6に設けられたアクチュエータ51に伝達し、そのアクチュエータ51に伝達された動作をカッターユニット8に取り付けられたメカニカルスイッチ52が検出するという一連の系を、メカニカルスイッチ52とアクチュエータ51の簡単な構成で形成することができる。この一連の系は、一連の系を構成する要素が1つでも欠けると機能しなくなる。
ここで、ロールシートホルダ収納ケース4は、第1カバー体として機能する。また、上カバー5は、第2カバー体として機能する。また、フロントカバー6は、第3カバー体として機能する。また、アクチュエータ51は、作動部材として機能する。また、メカニカルスイッチ52は、検出手段として機能する。そして、テープ印刷装置1は、印刷装置として機能する。
以上、詳細に説明した通りテープ印刷装置1では、ロールシートホルダ収納ケース4に対して開閉可能に配設される上カバー5と、ロールシートホルダ収納ケース4に収納された部品を覆うためにロールシートホルダ収納ケース4に着脱自在に設けられたフロントカバー6と、フロントカバー6に設けられて、上カバー5をロールシートホルダ収納ケース4に閉じた場合に作動するアクチュエータ51と、アクチュエータ51の作動を検出するメカニカルスイッチ52と、を備えたので、上カバー5をロールシートホルダ収納ケース4に閉じる動作が、フロントカバー6に設けられたアクチュエータ51に伝達し、そのアクチュエータ51に伝達された動作をメカニカルスイッチ52が検出するという一連の系を形成することによって、例えば修理者がフロントカバー6を完全に装着しなかったり、アクチュエータ51が故障したりした場合には系が切れることによって確実にテープ印刷装置1が動作しなくなり、特にカッターユニット8の不測の動作を防止できる。所謂、フールプルーフ(fool-proof)設計ができる。また、1つのメカニカルスイッチ52で複数のカバー類である上カバー5、フロントカバー6の開閉、装着が検出できるのでコストダウンもできる。
また、アクチュエータ51の作動を検出するためにメカニカルスイッチ52を使用することによりON/OFF位置が明確であるので、光スイッチ、マグネットスイッチ等が有する曖昧領域を省略して、上カバー5をロールシートホルダ収納ケース4に閉じる動作が、フロントカバー6に設けられたアクチュエータ51に伝達し、そのアクチュエータ51に伝達された動作をメカニカルスイッチ52が検出するという一連の系を設計する場合に確実に動作させる設計をすることができる。
そして、アクチュエータ51は、回動係止軸51Aを有しその回動係止軸51Aから2つの延出部51D、51Eを備え、一方の延出部51Dに設けられた押圧受端部51Bが上カバー5に設けられたアクチュエータ押下凸部5Eに押下されると、回動係止軸51Aで回動した他方の延出部51Eに設けられたメカニカルスイッチ押圧端部51Cがメカニカルスイッチ52を押圧するように作動するので構造が簡単になると共に安価である。メカニカルスイッチ52に対するON/OFF位置のストローク調整が容易できる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置の後側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す左側上方からの斜視図である。 ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。 テープ印刷装置の上カバーを開けて、フロントカバーを取り外した状態を前側上方から見た概略斜視図である。 ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す図で、(A)は上方からの斜視図、(B)は下方からの斜視図である。 図5のX1−X1矢視断面図である。 ロールシートホルダ収納ケースに上カバーを組み付ける工程を説明する説明図である。 カッターユニットにメカニカルスイッチが取り付けられている状態を示すカッターユニットの左側側面図である。 フロントカバーにアクチュエータが取り付けられる説明図である。 本体筐体にカッターユニットが取り付けられ、本体筐体糊面からフロントカバーがネジ止めされる状態を説明する説明図である。 テープ印刷装置における上カバーが閉じられるときの上カバーのアクチュエータ押下凸部、アクチュエータ、メカニカルスイッチの位置関係を示す斜視図である。 テープ印刷装置における上カバーのアクチュエータ押下凸部、アクチュエータ、メカニカルスイッチの位置関係を示す透視図である。 テープ印刷装置における上カバーが閉じられるときの上カバーのアクチュエータ押下凸部、アクチュエータ、メカニカルスイッチの動作順序を説明する透視図である。
符号の説明
1 テープ印刷装置
2 本体筐体
4 ロールシートホルダ収納ケース
5 上カバー
5E アクチュエータ押下凸部
6 フロントカバー
51 アクチュエータ
51A 回動係止軸
51B 押圧受端部
51C メカニカルスイッチ押圧端部
51D 延出部
51E 延出部
52 メカニカルスイッチ
52B スイッチレバー

Claims (1)

  1. 装置の筐体の底部を構成すると共に内部にロールシートを収納し、印刷用サーマルヘッドを支持する第1カバー体と、
    前記第1カバー体に対してヒンジによって開閉可能に前記第1カバー体の背面部に配設され、(a)閉じられた状態で前記印刷用サーマルヘッドに前記ロールシートを押圧するプラテンローラと、(b)該プラテンローラの軸方向外側に設けられ、前記プラテンローラが前記ロールシートを押圧している状態で該ロールシートの幅よりも外側に位置する押下凸部とを備えた第2カバー体と、
    上下方向に往復移動可能な可動刃と、固定刃とを備え、前記第1カバー体の内部であって前記背面部とは反対側の端部に設けられ、前記固定刃が前記プラテンローラによって押圧された状態の前記ロールシートと対向する位置において、前記可動刃の上下方向への往復移動によって、前記プラテンローラと前記印刷用サーマルヘッドとの押圧部で印字された前記ロールシートを切断するためのカッターユニットと、
    前記第1カバー体の内部に設けられた前記カッターユニットを覆うために第1カバー体の前記背面部とは反対側の端部にネジによって着脱自在に設けられた第3カバー体と、
    前記第3カバー体に設けられて、第2カバー体を第1カバー体に閉じた場合に作動する屈曲された形状の部材であって、屈曲点が前記カッターユニットの側方に位置し、該屈曲点から上方に延び出す一端が前記第2カバー体の前記押下凸部に押下されると屈曲点から下方に延び出す他端が前記屈曲点を回動中心として回動するように作動する作動部材としてのアクチュエータと、
    前記カッターユニットの側面に取り付けられ、前記作動部材の作動を、前記他端の回動により検出する検出手段としてのメカニカルスイッチと、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
JP2006279422A 2006-10-13 2006-10-13 印刷装置 Active JP4844339B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279422A JP4844339B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 印刷装置
EP07019062A EP1911597B1 (en) 2006-10-13 2007-09-27 Electronic device
US11/904,441 US7679013B2 (en) 2006-10-13 2007-09-27 Electronic device
CN2007101819104A CN101161463B (zh) 2006-10-13 2007-10-12 电子装置
CN201110261319.6A CN102358082B (zh) 2006-10-13 2007-10-12 电子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279422A JP4844339B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008094008A JP2008094008A (ja) 2008-04-24
JP4844339B2 true JP4844339B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=38738871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006279422A Active JP4844339B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 印刷装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7679013B2 (ja)
EP (1) EP1911597B1 (ja)
JP (1) JP4844339B2 (ja)
CN (2) CN102358082B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102958701B (zh) * 2010-04-12 2015-09-09 Zih公司 标签剥离、通用打印头和相关方法
JP5182392B2 (ja) * 2011-03-31 2013-04-17 ブラザー工業株式会社 記録装置
CN104015503B (zh) * 2014-06-19 2016-09-14 句容利威尔电器有限公司 一种打印机
JP6829008B2 (ja) * 2016-05-24 2021-02-10 富士通コンポーネント株式会社 プリンタ
JP2018118398A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 東芝テック株式会社 プリンタ
JP2018118397A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 東芝テック株式会社 プリンタ
JP7301522B2 (ja) * 2018-11-09 2023-07-03 フクダ電子株式会社 レコーダー
CN113400818B (zh) * 2020-03-16 2024-06-25 上海石田电子衡器有限公司 具备打印模组的装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61173978A (ja) * 1985-01-30 1986-08-05 Canon Inc 記録装置
JPH05262011A (ja) 1992-03-19 1993-10-12 Sharp Corp カバーオープンスイッチ
JP2910976B2 (ja) * 1994-05-20 1999-06-23 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP3342184B2 (ja) * 1994-06-08 2002-11-05 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP3343476B2 (ja) * 1996-04-18 2002-11-11 株式会社リコー 画像形成装置
JP2001088383A (ja) * 1999-09-27 2001-04-03 Olympus Optical Co Ltd 画像形成装置
JP3642295B2 (ja) * 2001-05-30 2005-04-27 村田機械株式会社 レーザプリンタ
JP4066900B2 (ja) * 2003-06-30 2008-03-26 ブラザー工業株式会社 情報装置
JP4475032B2 (ja) * 2004-06-18 2010-06-09 船井電機株式会社 プリンタ
CN2752054Y (zh) * 2004-12-06 2006-01-18 广东工业大学 票据打印机开盖机构
JP2006216351A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Funai Electric Co Ltd スイッチ機構およびこれを備えたプリンタ装置
JP2006279422A (ja) 2005-03-29 2006-10-12 Brother Ind Ltd 画像記録装置
JP4124221B2 (ja) * 2005-08-30 2008-07-23 ブラザー工業株式会社 開閉機構及び画像処理装置
JP2007160620A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Canon Inc プリンタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN102358082A (zh) 2012-02-22
CN102358082B (zh) 2014-06-18
EP1911597B1 (en) 2012-09-26
JP2008094008A (ja) 2008-04-24
EP1911597A1 (en) 2008-04-16
US7679013B2 (en) 2010-03-16
CN101161463B (zh) 2011-12-28
US20080291038A1 (en) 2008-11-27
CN101161463A (zh) 2008-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4844339B2 (ja) 印刷装置
JP4840039B2 (ja) テープ印刷装置
JP2008094009A (ja) 印刷装置
JP4924267B2 (ja) テープ印刷装置
US6155731A (en) Printing apparatus with cover actuated drive source
KR100922407B1 (ko) 프린터 장치
JP4492125B2 (ja) ロールシートホルダ及びテープ印刷装置
JP4930247B2 (ja) テープ印刷装置
JP5737574B2 (ja) 電子機器
JP5454359B2 (ja) 印字装置
JP2008001065A (ja) テープ印刷装置
JP4807216B2 (ja) 印刷装置
JP4930232B2 (ja) 印刷装置
JP2010046978A (ja) サーマルプリンタ
JP2008093877A (ja) 電子装置
JP5055943B2 (ja) 印刷装置
JP5794415B2 (ja) 電子機器
JP4923895B2 (ja) テープ印刷装置
JP5737575B2 (ja) 電子機器
JP4725567B2 (ja) ロールシートホルダ
JP4725566B2 (ja) ロールシートホルダ
JP4582135B2 (ja) ロールシートホルダ
JP4207826B2 (ja) テープ印刷装置用テープ
JP2008068563A (ja) テープ印刷装置
JP2008085100A (ja) 電子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110803

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4844339

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150