JP4923895B2 - テープ印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本体筐体内に長尺状のロールシートが巻回されるロールシートホルダが着脱可能な状態で支持されるテープ印刷装置に関するものである。
従来より、本体筐体内に着脱可能な状態で支持されたロールシートホルダやテープカセットを蓋体を閉じることによって、押さえる押さえ部が設けられたテープ印刷装置が種々提案されている。
例えば、合成樹脂製の蓋体の内側に長さが長い一対の押さえ部としての押圧体を下向きに突設し、この蓋体を閉じることによって、各押圧体の下端部がテープカセットに当接して、該テープカセットを水平状態に支持するように構成されたテープ印刷装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−56263号公報(段落(0025)〜(0030)、図4、図8〜図14)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成では、各押圧体は、厳しい寸法精度が必要になり、製造コストアップになるという問題がある。また、各押圧体をバネで付勢して蓋体側方向に引っ込むように構成した場合には、構造が複雑になり、部品点数が増加するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、寸法精度を要求することなく、且つ簡易な構成によって、上カバーを閉じた際に、ロールシートホルダを安定して押さえることが可能なテープ印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るテープ印刷装置は、本体筐体内に長尺状のロールシートが巻回されるロールシートホルダを着脱可能な状態で支持する支持機構と、前記本体筐体の後側上端縁部に開閉自在に取り付けられて前記ロールシートホルダの上側を覆う上カバーと、を備えたテープ印刷装置において、前記支持機構は、前記ロールシートが挿入される挿入口の幅方向一側に対向して底面部の一側側端縁部に立設される位置決め支持部材と、前記位置決め支持部材に設けられて幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する位置決め溝部と、を有し、前記ロールシートホルダは、前記ロールシートの一方の端面に当接される基準側保持部材と、前記基準側保持部材の外側面の左右方向略中央部に上下方向縦長に突設されて、このロールシートホルダを装着する際に、前記位置決め溝部に嵌入されることにより該ロールシートホルダをテープ印刷装置に対して位置決めする位置決めリブ部と、を有し、前記上カバーは、前記位置決め支持部材に対向する内側側面部から、該上カバーを閉じた際に水平になるように内側方向に突設された所定幅で薄い平板状のホルダ押さえ部を有し、該上カバーを閉じた場合に、前記ホルダ押さえ部の厚さ方向の一側端面が前記位置決め支持部材に嵌入された前記位置決めリブ部の上端部に当接して、該ホルダ押さえ部の先端部が上下方向に撓んで変形することを特徴とする。
また、請求項2に係るテープ印刷装置は、請求項1に記載のテープ印刷装置において、前記上カバーは、前端部下側に回転自在に軸支されたプラテンローラを有し、前記本体筐体は、前記上カバーを閉じた際に、前記プラテンローラに当接するように配設されて上方へ付勢されるサーマルヘッドを有し、該上カバーを閉じた場合には、前記プラテンローラが前記ロールシートを前記サーマルヘッドに押圧付勢して印字可能となることを特徴とする。
更に、請求項3に係るテープ印刷装置は、請求項1又は請求項2に記載のテープ印刷装置において、前記位置決め支持部材のロールシートホルダ側基端部の底面部に配置されたシート判別センサを備え、前記ロールシートホルダは、前記基準側保持部材の下端縁部からロールシートの外周面に対向するように所定長さ延出されるシート判別部と、前記シート判別部に形成されて前記シート判別センサと協働してロールシートの種類を特定するロールシート特定部と、を有し、前記位置決めリブ部を前記位置決め溝部に嵌入した場合に、前記シート判別センサを介して前記ロールシート特定部を検出可能になることを特徴とする。
請求項1に係るテープ印刷装置では、長尺状のロールシートが巻回されるロールシートホルダは、基準保持部材の外側端面部に突設される位置決めリブ部を、テープ印刷装置の底面部の一側側端縁部に立設される位置決め支持部材に設けられて上方に開口する位置決め溝部に位置合わせして嵌入することによって、テープ印刷装置に対して位置決めされて、該ロールシートホルダがテープ印刷装置内に着脱可能に支持される。また、上カバーの位置決め支持部材に対向する内側側面部から、該上カバーを閉じた際に水平になるように内側方向に、所定幅で薄い平板状のホルダ押さえ部が突設されている。そして、上カバーを閉じた場合には、この上カバーに設けられたホルダ押さえ部の厚さ方向の一側端面が、位置決め支持部材に嵌入された位置決めリブ部の上端部に当接して、該ホルダ押さえ部の先端部が上下方向に撓んで変形する。
これにより、種々の幅寸法のロールシートが巻回されるロールシートをテープ印刷装置内に装着した場合に、いずれの場合も、上カバーに設けられたホルダ押さえ部が位置決め支持部材に嵌入された位置決めリブ部の上端部に当接するため、ロールシートホルダをホルダ押さえ部を介して安定して押さえることが可能となり、ロールシートの引き出し時における、ロールシートホルダの浮き上がりやガタツキ等を確実に防止することが可能となる。
また、ホルダ押さえ部は、上カバーの位置決め支持部材に対向する内側側面部から所定幅の平板状に形成されて、該上カバーを閉じた際に水平になるように内側方向に突設されている。このため、上カバーを閉じた際に、ホルダ押さえ部がロールシートホルダの位置決めリブ部の上端部に当接した場合には、小さな押圧力でホルダ押さえ部の先端部が上下方向に撓んで変形可能となり、該ホルダ押さえ部を位置決めリブに当接させるためのバネ等の付勢部材を必要とすることなく、また、ホルダ押さえ部の寸法精度を低くしても、ホルダ押さえ部を介して簡易な構成でロールシートホルダを確実に安定して押さえることが可能となる。
また、請求項2に係るテープ印刷装置では、上カバーを閉じた場合には、プラテンローラがロールシートをサーマルヘッドに押圧付勢して印字可能となるため、ロールシートホルダを装着して容易に印字可能状態にすることができる。

更に、請求項3に係るテープ印刷装置では、ロールシートホルダの基準側保持部材の外側端面部に突設される位置決めリブ部を、位置決め溝部に位置合わせして嵌入した場合には、この位置決め支持部材のロールシートホルダ側基端部の底面部に配置されたシート判別センサを介して、基準側保持部材の下端縁部からロールシートの外周面に対向するように延出されるシート判別部に形成されたロールシート特定部を検出して、ロールシートの種類を特定することが可能になる。
これにより、ロールシートホルダの位置決めリブ部を、位置決め溝部に位置合わせして嵌入後、上カバーを閉じることによって、該位置決めリブ部の上端部を上カバーに設けられたホルダ押さえ部で安定して押下することが可能なため、ロールシートの引き出し時における、基準側保持部材の下端縁部に設けられるシート判別部に形成されたロールシート特定部のシート判別センサからの浮き上がりやガタツキを確実に防止して、ロールシートの種類を正確に特定することが可能となる。
以下、本発明に係るテープ印刷装置について、本発明を具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るロールシートホルダが装着されるテープ印刷装置の概略構成について図1乃至図6に基づき説明する。
図1乃至図6に示すように、テープ印刷装置1は、本体筐体2と、所定幅の無定長ロールシート3A(以下、「ロールシート3A」という。)が巻回されたロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納部4に収納され、後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた樹脂製の上カバー5によって上部が覆われる。また、この上カバー5の上面部には透明樹脂製の透視窓5Aが形成されており、ホルダー収納部4に装着されたロールシート3Aを確認できるように構成されている。
また、上カバー5の前側の一方の側端部(図1中、右端縁部)には、電源ボタン7A、押下している間ロールシート3Aを搬送方向に排出するフィードボタン7B、押下することによってフロントカバー6で覆われるカッタユニット8を駆動させてロールシート3Aを切断するカットボタン7C等から構成されている。また、フロントカバー6には、印刷されたロールシート3Aを外部に排出するシート排出口6Aが形成されている。
また、本体筐体2の背面部には一方の側端部に不図示の電源コードが接続されるインレット9が配設されると共に、その横側に不図示の送風ファンが配置されている。また、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10や接続コネクタ11が設けられている。
ここで、図5に示すように、このロールシート3Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)3Cと、この感熱シート3Cの裏面側に粘着剤層3Dを介して剥離紙3Eが張り合わされて構成され、感熱シート3Cの印刷面が内側になるように巻回されている。
また、図3、図4及び図6に示すように、テープ印刷装置1は、ロールシートホルダ収納部4の搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図3中、右側側端縁部)に、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12の外側方向に突設される断面略矩形状の取付部材13を嵌め込むことができるホルダ支持部材15が設けられている。このホルダ支持部材15には、幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されている。
また、ロールシート3Aを挿入する挿入口18の後端縁部からロールシートホルダ収納部4の前側上端縁部まで略水平に延出されて、後述のロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の先端部が載置される載置部21が設けられている。また、この載置部21の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の7個の第2位置決め溝部22A〜22Gが形成されている。この各第2位置決め溝部22A〜22Gは、図5に示すように、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の載置部21に当接する先端下端部分を上方から嵌め込むことができるように形成されている。
また、ロールシートホルダ収納部4の底面部には、ホルダ支持部材15の内側基端部から対向する側面部基端部まで搬送方向に対して略垂直に平面視横長四角形の位置決め凹部4Aが所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。この位置決め凹部4Aの搬送方向幅寸法は、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12及びガイド部材20の各下端縁部の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。また、位置決め凹部4Aのホルダ支持部材15の内側基端部には、位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出される後述のシート判別部60(図7参照)に対向する部分が、位置決め凹部4Aよりもさらに所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深くなるように形成された搬送方向に縦長の平面視長四角形の判別凹部4Bが形成されている。
また、この判別凹部4Bには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成されて、ロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を判別するための6個のシート判別センサP1、P2、P3、P4、P5、P6がL字状に設けられている。尚、図6には、5個の各シート判別センサP1〜P5が示されている。
この各シート判別センサP1〜P6は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、該各プランジャーの上端部は、該判別凹部4Bの底面部から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突き出るように設けられている。そして、この各シート判別センサP1〜P6に対して位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出されるシート判別部60に形成される後述の各センサ孔60A〜60F(図7参照)が有るか否かを検出して、そのオン・オフ信号によりロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を検出するものである。
尚、本実施例の場合は、各シート判別センサP1〜P6は、そのプランジャーが常には、判別凹部4Bの底面から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。従って、各シート判別センサP1〜P6によって6ビットの「0」、「1」信号が出力され、各シート判別センサP1〜P6が全てオフ状態の場合、即ち、ロールシートホルダ3が装着されていない場合には、6ビットの「000000」の信号が出力される。
また、挿入口18のホルダー支持部材15側の側端縁部(図3中、右端縁部)は、該ホルダー支持部材15に嵌め込まれる位置決め部材12の内側端面に対向する位置に形成されている。また、この挿入口18のホルダー支持部材15側の側端縁部には、載置部21のほぼ搬送方向後端部まで立設された案内壁面を形成すると共に、ロールシート3Aの上面部を覆うように幅方向に所定幅延出された案内部23が形成され、ロールシート3Aが挿通されている。
また、上カバー5の前端部下側には、プラテンローラ26が回転自在に軸支されている。また、サーマルヘッド31は押圧バネ24によって上方に付勢されているヘッド支持部材32の上面に固定されている。また、このヘッド支持部材32の搬送方向に対して後側の端縁部は、フレーム33の背面部によって上下方向に揺動可能に支持されている。また、このヘッド支持部材32の搬送方向前側の端縁部中央において、外側方向に延出される所定幅(本実施例では、約15mmである。)のガイド部34は、フレーム33の前面部に穿設されるガイド孔35に嵌入され、上下方向に移動可能に構成されている。
そして、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26は押圧バネ24によって上方に付勢されているサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。また、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26のローラ軸26Aの両端部の外周に回転可能に嵌挿された各カラー部材25、25が、搬送方向後側に付勢された側面視略逆L字状の各爪部28、28に係止される。また、ローラ軸26Aのホルダ支持部材15側の端縁部には、ギヤ26Bが固設され、上カバー5を閉じた際に、不図示のギヤ列に歯合し、プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成される不図示のシート送りモータにより回転駆動可能な状態になる。
また、本体筐体2の左右側壁部に設けられた各解除摘み27、27を上方に押し上げることによって、各係止爪28、28が付勢力に抗して搬送方向前側に回動され、各カラー部材25との係止が解除される。これにより、プラテンローラ26がサーマルヘッド31によって上方に付勢されて、上カバー5が上方に少し持ち上げられ、開放可能な状態になる。
また、ロールシートホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部が形成されると共に各シート判別センサP1〜P6が配設された制御基板36が設けられている(図8参照)。また、フレーム33の下方には、電源回路部が形成された電源基板37が設けられている。そして、制御基板36及び電源基板37は、底面部にネジ止めされた薄い鋼板製(本実施例では、厚さ約0.5mmのSPCC等の鋼板製である。)の底面カバー38によって覆われている。
次に、ロールシートホルダ3の概略構成について図7及び図8に基づいて説明する。
図7及び図8に示すように、巻芯3Bに巻回されたロールシート3Aが装着されるロールシートホルダ3は、下記のように構成されている。即ち、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の一端側端縁部にガイド部材20の内側面に立設される第1筒部20Aが嵌挿されて、該ガイド部材20の内側面にロールシート3Aの一方の端面が当接されている。また、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の他端側端縁部に位置決め保持部材12の内側面に立設される第2筒部12Aが嵌挿されて、該位置決め保持部材12の内側面にロールシート3Aの他方の端面が当接されている。そして、このガイド部材20の第1筒部20Aに嵌挿されて一端側端面の外周部に形成されるフランジ部40Aが該第1筒部20Aの外側端面、即ちガイド部材20の外側端面に固着されると共に、他端側端部が位置決め保持部材12の第2筒部12A内に嵌挿されて該第2筒部12Aに固着される略筒状のホルダ軸部材40を備えている。従って、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法のロールシート3Aが装着された複数種類のロールシートホルダ3を容易に製作することができる。
また、このガイド部材20は、第1筒部20Aの外側端面の下側外周部から下側方向に延出されて、ロールシートホルダ収納部4の底面部に形成される位置決め凹部4Aに嵌入されて該位置決め凹部4Aの底面に当接される第1延出部42が形成されている。また、ガイド部材20は、ロールシート3Aの前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように外側方向に延出される第2延出部43が形成されている。また、この第2延出部43の外周部から載置部21まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44が形成されている。この第3延出部44の下端面は略水平に形成され、先端側下端部45は、装着されたロールシート3Aのシート幅に対向する各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌入されるように構成されている(図3、図4参照)。また、この第3延出部44の内側面によって装着されたロールシート3Aの一側端縁部を挿入口18まで案内するように構成されている(図4参照)。
また、ガイド部材20の内側面に立設された第1筒部20Aと位置決め保持部材12の内側面に立設された第2筒部12Aとによって、ロールシート3Aが巻回された巻芯3Bが回転可能に保持される。尚、ホルダ軸部材40は、ロールシート3Aの巻芯3Bの各長さ寸法に対応して複数種類(本実施例では、7種類である。)の長さ寸法のものが設けられている。
また、位置決め部材12の外側端面部の搬送方向(図9(B)中、左右方向)略中央部に、即ち、ホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交するように、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、正面視下方向(図9(B)中、上方向)に幅狭になるように形成され、テープ印刷装置1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
また、位置決め部材12の取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ(本実施例では、約1.5mm〜3mmである。)突出する正面視略四角形の平板状(本実施例では、約1.5mm〜3mmの厚さ寸法である。)の案内部57が形成されている。これにより、ロールシートホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部57をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該ロールシートホルダ3を容易に位置決めしつつ装着することができる。
また、位置決め部材12の延出部56の下端縁部は、ガイド部材20の下端縁部よりも所定長さ(本実施例では、約1mm〜2.5mmである。)下側方向に突出するように延出されると共に、該下端縁部には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。
また、図9(B)に示すように、このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサSP〜P6に対向する所定位置に各センサ孔60A〜60Fが略L字状に配置されて穿設される。尚、図9(B)中、各センサ孔60A〜60Fのうちの各センサ孔60A〜60D、60Fが、シート判別部60に穿設された状態を示している。
これにより、各センサ孔60A〜60Fは、6個のうちの最大5個穿設されるため、1つひとつの有無を「1」と「0」に対応させることにより、該ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅等を「000001」〜「111111」の6ビットの符号によって表示することができる。尚、「000000」の6ビットの符号は、ロールシートホルダ3が装着されていないことを表している。
次に、上カバー5に設けられてロールシートホルダ3を押さえるホルダ押さえ部について図3、図4、図6及び図8に基づいて説明する。
図3、図4及び図8に示すように、上カバー5は、上カバー本体5Bと、この上カバー本体5Bの左右にネジ止め等によって固着される略円形状の左側カバー部材5Cと、右側カバー部材5Dとから構成されている。
また、左側カバー部材5Cと右側カバー部材5Dの内側面には、上カバー5を閉じた際に、ロールシートホルダ収納部4内に装着されたロールシートホルダ3の取付部材13の上端面に対向する位置に各補強リブ62、63が、水平にほぼ全幅に渡って立設されている。
また、右側カバー部材5Dの内側面に立設される補強リブ63の取付部材13の上端面に対向する位置には、所定幅(本実施例では、取付部材13の幅寸法の約1.5倍で、約12mmの幅である。)の薄い平板状(本実施例では、厚さ約1mmの平板状である。)のホルダ押さえ部65が内側方向に水平に延出されている。このホルダ押さえ部65は、上カバー5を閉じた際に、先端下面部が取付部材13の上端面に当接し、且つ位置決め保持部材12には当接しないように内側方向に延出されている。
これにより、巻芯に巻回されたロールシート3Aが装着されたロールシートホルダ3は、位置決め部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の第1位置決め溝部16に嵌め込むと共に、ガイド部材20の先端下端部を各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌め込んで該ガイド部材20の下端部を位置決め凹部4A内に嵌入して当接させることによって、ロールシートホルダ収納部4に着脱自在に取り付けられる。また、位置決め部材12の内側下端縁部に設けられたシート判別部60が判別凹部4B内に挿入され、判別凹部4Bに配設される各シート判別センサP1〜P6に対向する該シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが有るか否か検出可能となる。即ち、ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別などを検出可能となる。
そして、ロールシート3Aの一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ、このロールシート3Aの他方の側端縁部を挿入口18の側縁部に設けられた案内部23に当接させながら挿入口18内に挿入して、上カバー5を閉じることによって、図5に示すように、押圧バネ24によって上方に付勢されているライン型のサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。また、図8に示すように、上カバー5を閉じることによって、右側カバー部材5Dの内側に延出されるホルダ押さえ部65の下面が、取付部材13の上端面に当接され、ロールシートホルダ3の位置決め保持部材12が下方に押下される。
その後、該プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成される不図示のシート送りモータにより回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、ロールシート3Aを搬送しながら感熱シート3Cの印刷面に順次画像データを印刷できる。そして、印字済みロールシート3Aの搬送方向後ろ側の切断位置が、カッターユニット8の固定刃41に対向する位置まで搬送された場合には、カッターユニット8の正面視V字形の可動刃42がDCモータ等で構成される切断用モータ43(図6参照)により上下方向に往復移動して固定刃41と可動刃42とによって切断され、シート排出口6Aから排出される。
ここで、ホルダ支持部材15は、位置決め支持部材として機能する。また、第1位置決め溝部16は、位置決め溝部として機能する。また、位置決め保持部材12は、基準側保持部材として機能する。また、取付部材13は、位置決めリブ部として機能する。また、各センサ孔60A〜60Fは、ロールシート特定部を構成する。
従って、本実施例に係るテープ印刷装置1では、ロールシート3Aが巻回されるロールシートホルダ3は、位置決め保持部材12の外側端面部に突設される取付部材13を、テープ印刷装置1のホルダ支持部材15に設けられて上方に開口する第1位置決め溝部16に位置合わせして嵌入することによって、テープ印刷装置1に対して位置決めされて、該ロールシートホルダ3がテープ印刷装置1内に着脱可能に支持される。また、上カバー5の右側カバー部材5Dのホルダ支持部材15に対向する内側側面部には、この上カバー5を閉じた場合に、取付部材13の上端面に対向する位置には、水平方向全幅に渡って補強リブ63が立設されている。また、この補強リブ63の取付部材13の上端面に対向する位置には、所定幅の薄い平板状のホルダ押さえ部65が内側方向に水平に延出されている。そして、上カバー5を閉じた場合には、この上カバー5の右側カバー部材5Dに設けられたホルダ押さえ部65の先端下面が、ホルダ支持部材15に嵌入された位置決め保持部材12の外側に突設される取付部材13の上端面に当接して、上下方向に撓む。
これにより、種々の幅寸法のロールシート3Aが巻回されるロールシート3をテープ印刷装置1内に装着した場合に、いずれの場合も、上カバー5に設けられたホルダ押さえ部65がホルダ支持部材15に嵌入された位置決め保持部材12の外側に突設される取付部材13の上端部に当接するため、ロールシートホルダ3をホルダ押さえ部65を介して安定して押さえることが可能となり、ロールシート3Aの引き出し時における、ロールシートホルダ3の浮き上がりやガタツキ等を確実に防止することが可能となる。
また、ホルダ押さえ部65は、上カバー5の位置決め保持部材12の外側に突設される取付部材13の上端部に対向する内側側面部から、内側方向に所定幅の平板状に形成されて突設されているため、ロールシートホルダ3の位置決め保持部材12の外側に突設される取付部材13の上端部に当接した場合には、小さな押圧力で先端部が上下方向に撓んで変形可能となり、該ホルダ押さえ部65を取付部材13の上端部に当接させるためのバネ等の付勢部材を必要とすることなく、また、ホルダ押さえ部65の寸法精度を低くしても、ホルダ押さえ部65を介して簡易な構成でロールシートホルダ3を確実に安定して押さえることが可能となる。
また、ロールシートホルダ3の位置決め保持部材12を、第1位置決め溝部16に位置合わせして嵌入後、上カバー5を閉じることによって、該位置決め保持部材12の外側に突設される取付部材13の上端部を上カバー5の右側カバー部材5Dの内側面に突設されたホルダ押さえ部65で安定して押下することが可能なため、ロールシート3Aの引き出し時における、位置決め保持部材12の下端縁部に設けられるシート判別部60に形成された各センサ孔60A〜60Fの各シート判別センサP1〜P6からの浮き上がりやガタツキを確実に防止して、ロールシート3Aの種類を正確に特定することが可能となる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置の後側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態を上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態を上カバーを開けて示す左側上方からの斜視図である。 ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。 テープ印刷装置の上カバーを開けて、フロントカバーを取り外した状態を前側上方から見た概略斜視図である。 ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す図で、(A)は上方からの斜視図、(B)は下方からの斜視図である。 図5のX1−X1矢視断面図である。
符号の説明
1 テープ印刷装置
2 本体筐体
3 ロールシートホルダ
3A 無定長ロールシート
4 ロールシートホルダ収納部
4A 位置決め凹部
4B 判別凹部
5 上カバー
5B 上カバー本体
5C 左側カバー部材
5D 右側カバー部材
12 位置決め保持部材
13 取付部材
15 ホルダ支持部材
16 第1位置決め溝部
18 挿入口
56 延出部
60 シート判別部
60A〜60F センサ孔
62、63 補強リブ
65 ホルダ押さえ部
P1〜P6 シート判別センサ

Claims (3)

  1. 本体筐体内に長尺状のロールシートが巻回されるロールシートホルダを着脱可能な状態で支持する支持機構と、前記本体筐体の後側上端縁部に開閉自在に取り付けられて前記ロールシートホルダの上側を覆う上カバーと、を備えたテープ印刷装置において、
    前記支持機構は、
    前記ロールシートが挿入される挿入口の幅方向一側に対向して底面部の一側側端縁部に立設される位置決め支持部材と、
    前記位置決め支持部材に設けられて幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する位置決め溝部と、
    を有し、
    前記ロールシートホルダは、
    前記ロールシートの一方の端面に当接される基準側保持部材と、
    前記基準側保持部材の外側面の左右方向略中央部に上下方向縦長に突設されて、このロールシートホルダを装着する際に、前記位置決め溝部に嵌入されることにより該ロールシートホルダをテープ印刷装置に対して位置決めする位置決めリブ部と、
    を有し、
    前記上カバーは、前記位置決め支持部材に対向する内側側面部から、該上カバーを閉じた際に水平になるように内側方向に突設された所定幅で薄い平板状のホルダ押さえ部を有し、
    該上カバーを閉じた場合に、前記ホルダ押さえ部の厚さ方向の一側端面が前記位置決め支持部材に嵌入された前記位置決めリブ部の上端部に当接して、該ホルダ押さえ部の先端部が上下方向に撓んで変形することを特徴とするテープ印刷装置。
  2. 前記上カバーは、前端部下側に回転自在に軸支されたプラテンローラを有し、
    前記本体筐体は、前記上カバーを閉じた際に、前記プラテンローラに当接するように配設されて上方へ付勢されるサーマルヘッドを有し、
    該上カバーを閉じた場合には、前記プラテンローラが前記ロールシートを前記サーマルヘッドに押圧付勢して印字可能となることを特徴とする請求項1に記載のテープ印刷装置。
  3. 前記位置決め支持部材のロールシートホルダ側基端部の底面部に配置されたシート判別センサを備え、
    前記ロールシートホルダは、
    前記基準側保持部材の下端縁部からロールシートの外周面に対向するように所定長さ延出されるシート判別部と、
    前記シート判別部に形成されて前記シート判別センサと協働してロールシートの種類を特定するロールシート特定部と、
    を有し、
    前記位置決めリブ部を前記位置決め溝部に嵌入した場合に、前記シート判別センサを介して前記ロールシート特定部を検出可能になることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテープ印刷装置。
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