JP4839697B2 - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP4839697B2
JP4839697B2 JP2005191649A JP2005191649A JP4839697B2 JP 4839697 B2 JP4839697 B2 JP 4839697B2 JP 2005191649 A JP2005191649 A JP 2005191649A JP 2005191649 A JP2005191649 A JP 2005191649A JP 4839697 B2 JP4839697 B2 JP 4839697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
cell stack
voltage
dry
current value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005191649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007012429A (ja
Inventor
真規 岡田
憲二 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP2005191649A priority Critical patent/JP4839697B2/ja
Publication of JP2007012429A publication Critical patent/JP2007012429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4839697B2 publication Critical patent/JP4839697B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は燃料電池システムに関する。
特許文献1、2に従来の燃料電池システムが開示されている。この燃料電池システムは、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックを備えている。各単セルは、固体高分子膜型のもの(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cells)であり、イオン交換樹脂からなる電解質膜を燃料極(アノード極、水素極ともいう。)と空気極(カソード極、酸素極ともいう。)とで挟持したものである。また、各単セルは、燃料極に水素ガス等の燃料を供給するための燃料室と、空気極に酸素を含む空気を供給するための空気室とを有している。
また、この種の燃料電池システムは、蓄電装置と負荷装置と制御装置とを備えている。蓄電装置は、燃料電池スタックと並列に接続され、燃料電池スタックから出力された電力を蓄えるものである。負荷装置は、燃料電池スタック及び蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動されるものである。制御装置は、燃料電池スタックとの接続を蓄電装置又は負荷装置に切り換えると共に燃料電池スタックの電流値を制御するものである。
このような構成である従来の燃料電池システムは、燃料電池スタックの発電時に、水素ガス等の燃料が各単セルの燃料室に供給され、それと同時に各単セルの空気室に酸素を含む空気が供給される。これにより、各単セルでは、燃料極と空気極との間で燃料と酸素とが反応する。具体的には、燃料極で得られた水素イオンがプロトン( 3 + )の形態で水分を含んだ電解質膜中を空気極側に移動し、空気極で空気中の酸素と反応し、水を生成する。一方、燃料極で得られた電子は負荷装置を通って空気極側に移動する。こうした一連の電気化学反応の結果、各単セルにおいて、電力が出力される。その結果、単セルが複数積層された燃料電池スタックは、全体として大きな電力を出力することが可能となっている。
そして、この燃料電池システムでは、制御装置が燃料電池スタックから出力された電力を負荷装置に直接供給して負荷装置を駆動する他、制御装置が燃料電池スタックとの接続を蓄電装置に切り換え、燃料電池スタックから出力された電力を蓄電装置に供給して蓄電装置を充電する。また、燃料電池スタックから出力される電力が減少したり、停止したりする場合には、制御装置が負荷装置との接続を蓄電装置に切り換え、蓄電装置から供給される電力によって負荷装置を駆動する。
ところで、この燃料電池システムは、燃料電池スタックの発電時に良好な発電状態を維持するため、各単セルの電解質膜を適度に湿潤させておく必要がある。なぜなら、電解質膜が乾燥してしまうと、燃料室から電解質膜を介して空気室へプロトンが移動することが阻害されることとなり、その結果、単セルの発電能力が低下するからである。そして、その状態が継続すれば、燃料電池スタックに回復困難な性能低下や故障が生じ得るからである。
このため、特許文献1の燃料電池システムでは、空気室に供給される空気に液体状の水を噴霧することにより、電解質膜を冷却したり、適度に湿潤させるようにしている。特に、燃料電池スタックの温度が上昇する場合には、温度上昇に対する冷却能力が不足し、電解質膜が乾いてしまうという事態(以下、「ドライアップ」という。)が生じ易いため、この燃料電池システムでは、燃料電池スタックの温度を測定し、所定の温度より燃料電池スタックの温度が高い場合にはドライアップが生じ得ると判定し、供給する空気量と水量とを独立して制御して冷却能力を高くする。これにより、この燃料電池システムでは、電解質膜のドライアップの発生を抑制可能としている。
また、特許文献2の燃料電池システムでは、燃料室に供給される燃料及び空気室に供給される空気の湿度を加湿器を用いて高くすることにより、電解質膜を適度に湿潤させるようにしている。特に、この燃料電池システムでは、燃料電池スタックを積層方向に伸縮自在に固定した上で、燃料電池スタックの伸縮量と温度とを測定することによってドライアップが生じていると判定し、加湿器による加湿を強化して冷却能力を高くする。これにより、この燃料電池システムでも、ドライアップを抑制可能としている。
特開2001−210348号公報 特開2001−332280号公報
しかし、上記特許文献1、2の燃料電池システムは、ドライアップを燃料電池スタック全体の温度や伸縮量に基付いてしか判定していない。このため、燃料電池スタックを構成する複数の単セルの内、一つ又は少数の単セルについてドライアップが進行しても、その事態を正確に判定することができない。その結果、この燃料電池システムでは、単セルレベルでのドライアップの抑制並びにそれに起因する単セルレベルでの性能低下及び耐久性劣化を抑制することが不十分であった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、燃料電池スタックに時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じているかどうかをより正確に判定し、その抑制並びに性能低下及び耐久性劣化を抑制可能な燃料電池システムを提供することを解決すべき課題としている。
請求項1に係る燃料電池システムは、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムにおいて、
前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧を検出する単セル電圧検出手段と、
一定時間毎に前記燃料電池スタックの電流値を検出する電流値検出手段と、
各該単セル電圧及び電流値を記憶する記憶手段と、
現在の各該単セル電圧と前回の各該単セル電圧とを比較する単セル電圧比較手段と、
いずれかの該単セルについて、現在の該単セル電圧が前回の該単セル電圧より低い場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップ信号を発するドライアップ告知手段と、
該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発する警告手段とを有することを特徴とする。
発明者らの試験結果によれば、以下の場合にいずれかの単セルでドライアップが生じたことを判断できる。まず、各単セル電圧と電流値とを一定時間毎に検知し、前回及び現在の個々の単セル電圧を比較する。そして、いずれかの単セルにおいて、前回の単セル電圧よりも現在の単セル電圧の方が低い場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップのおそれがある。その状態が連続しておれば、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップ状態であると正確に判断される。その結果、この燃料電池システムでは、単セルレベルでのドライアップの抑制並びにそれに起因する単セルレベルでの性能低下及び耐久性劣化を抑制することが可能になる。
警告手段は、少なくとも、制御装置の中で警告信号を発するものであればよい。そうであれば、制御装置が直ちにドライアップ対策等の適切な処置を実施することができる。また、警告手段は、燃料電池システムの使用者その他の外部に対して、直ちにドライアップ状態が生じていることを知らせたり、制御装置がドライアップ対策を実施してもドライアップが解消されない場合に異常を知らせたりするものであってもよい。
請求項2に係る燃料電池システムは、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムにおいて、
前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧を検出する単セル電圧検出手段と、
一定時間毎に前記燃料電池スタックの電流値を検出する電流値検出手段と、
各該単セル電圧の平均である平均電圧を算出する平均電圧算出手段と、
該平均電圧及び電流値から導いた平均IV特性と予め設定した基準IV特性とを比較するIV特性比較手段と、
該平均IV特性が該基準IV特性より低い場合、ドライアップ信号を発するドライアップ告知手段と、
該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発する警告手段とを有することを特徴とする。
発明者らの試験結果によれば、以下の場合にもいずれかの単セルでドライアップが生じたことを判断できる。まず、各単セル電圧と電流値とを一定時間毎に検知し、各単セル電圧の平均である平均電圧と電流値とから導いた平均IV特性と、予め設定した基準IV特性とを比較する。そして、平均IV特性が基準IV特性より低い場合には、ドライアップのおそれがある。その状態が連続しておれば、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップ状態であると正確に判断される。その結果、この燃料電池システムでは、単セルレベルでのドライアップの抑制並びにそれに起因する単セルレベルでの性能低下及び耐久性劣化を抑制することが可能になる。
請求項3に係る燃料電池システムは、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムにおいて、
前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧を検出する単セル電圧検出手段と、
一定時間毎に前記燃料電池スタックの電流値を検出する電流値検出手段と、
各該単セル電圧及び電流値を記憶する記憶手段と、
全ての該単セルの中で、最も電圧が高い該単セルと最も電圧が低い該単セルとを抽出する抽出手段と、
これら二つの該単セルに係る該単セル電圧に対し、現在の差である現在電圧差と、前回の差である前回電圧差とを比較する単セル電圧比較手段と、
該現在電圧差が該前回電圧差より大きい場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップ信号を発するドライアップ告知手段と、
該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発する警告手段とを有することを特徴とする。
発明者らの試験結果によれば、以下の場合にもいずれかの単セルでドライアップが生じたことを判断できる。まず、各単セル電圧と電流値とを一定時間毎に検知し、全ての単セルの中で、最も電圧が高い単セルと最も電圧が低い単セルとを抽出し、これら二つの単セルに係る単セル電圧に対し、現在の差である現在電圧差と、前回の差である前回電圧差とを比較する。そして、現在電圧差が前回電圧差より大きい場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップのおそれがある。その状態が連続しておれば、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップ状態であると正確に判断される。その結果、この燃料電池システムでは、単セルレベルでのドライアップの抑制並びにそれに起因する単セルレベルでの性能低下及び耐久性劣化を抑制することが可能になる。
したがって、請求項1〜3に係る燃料電池システムは、燃料電池スタックに時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じているかどうかをより正確に判定し、その抑制並びに性能低下及び耐久性劣化を抑制可能である。
制御装置は、警告信号が発せられた時、燃料電池スタックが冷却されるように燃料電池スタックに供給する空気量を増加させる空気量変更手段を有することが好ましい。この場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップ後の回復動作として、空気量変更手段により燃料電池スタックを迅速に冷却し、そのドライアップの進行を抑制することができるとともに、燃料電池スタックの性能低下及び耐久性劣化を抑制することができる。
空気量変更手段による空気量の増加の程度に関しては、燃料電池スタックに供給される空気中に噴霧される水の量や、加湿の程度に合わせて、適度に調整することが好ましい。例えば、噴霧された水を適度に含む空気の場合、空気量を増加させると、空気中に噴霧された水が空気室内で効率よく気化するため、燃料電池スタックを潜熱により効果的に冷却することができる。
ドライアップ告知手段がドライアップ信号を発しない場合、警告手段は警告信号を解除し、空気量変更手段は、燃料電池スタックに供給する空気量を減少させるものであることが好ましい。この場合、一度、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップ状態になっても、回復動作に移行した後の燃料電池システムを通常の発電状態に復帰させることができる。
制御装置は、警告信号が発せられた時、燃料電池スタックが冷却されるように燃料電池スタックの電流値を制限する電流値制限手段を有することが好ましい。この場合、燃料電池スタックの無理な出力を抑制し、冷却を進行させることができる。
電流値制限手段は、蓄電装置及び負荷装置によって燃料電池スタックの電流値を減少させるものであり得る。この場合、負荷装置は燃料電池スタックの出力の低下を蓄電装置から供給される電力によって補われるので、燃料電池スタックの冷却を進行させつつ、負荷装置の駆動力を低下させない。
本発明は燃料電池システムの運転方法でもあり得る。第1の燃料電池システムの運転方法は、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムの運転方法において、
前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧及び前記燃料電池スタックの電流値を検出し、各該単セル電圧及び電流値を記憶した後、
現在の各該単セル電圧と前回の各該単セル電圧とを比較し、
いずれかの該単セルについて、現在の該単セル電圧が前回の該単セル電圧より低い場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップ信号を発し、
該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発することを特徴とする。
第2の燃料電池システムの運転方法は、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムの運転方法において、
前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧及び前記燃料電池スタックの電流値を検出し、各該単セル電圧の平均である平均電圧を算出した後、
該平均電圧及び電流値から導いた平均IV特性と予め設定した基準IV特性とを比較し、
該平均IV特性が該基準IV特性より低い場合、ドライアップ信号を発し、
該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発することを特徴とする。
第3の燃料電池システムの運転方法は、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムの運転方法において、
前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧及び前記燃料電池スタックの電流値を検出し、各該単セル電圧及び電流値を記憶し、
全ての該単セルの中で、最も電圧が高い該単セルと最も電圧が低い該単セルとを抽出した後、
これら二つの該単セルに係る該単セル電圧に対し、現在の差である現在電圧差と、前回の差である前回電圧差とを比較し、
該現在電圧差が該前回電圧差より大きい場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップ信号を発し、
該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発することを特徴とする。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
図1に示す実施例1の燃料電池システム100は、燃料電池スタック1と、蓄電装置2と、負荷装置3と、制御装置4とを備えている。
燃料電池スタック1は、図2に示すように、燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セル10が複数積層されたものである。単セル10は、固体高分子膜型のもの(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cells)であり、イオン交換樹脂からなる電解質膜11aを燃料極11bと、空気極11cとで挟持したものである。燃料極11bは、電解質膜11aの一面に一体に形成されたカーボンからなり、空気極11cは、電解質膜11aの他面に一体に形成されたカーボンからなる。また、各単セル10は、隣接する他の単セル10との間にセパレータ12を有している。各セパレータ12の燃料極11b側には燃料室12aが形成されており、燃料室12aによって燃料ガスである水素ガスが燃料極11bに供給されるようになっている。他方、各セパレータ12の空気極11c側には空気室12bが形成されており、空気室12bによって酸素を含む空気が空気極11cに供給されるようになっている。
そして、この燃料電池スタック1は、図1に示すように、他の構成部品とともに組み付けられて、燃料電池システム100を構成する。
燃料電池スタック1の燃料室12aに設けられた供給口21a及び排出口21bには、次のような各種の構成部品が接続されて、燃料室12a内への水素ガスの供給及び燃料室12aからの排気水素ガスの排出を実施することが可能とされている。
供給口21aの最も上流側には水素タンク50があり、水素タンク50と供給口21aとの間には、配管51が設けられている。配管51は、水素タンク50側から、水素元電磁弁61aと、水素供給圧レギュレータ61bと、水素供給電磁弁61cとを有している。
排出口21bから接続点Bまでには配管52が設けられ、接続点Bからダクト91までには、配管53が設けられている。また、接続点Bから配管51の途中の接続点Aまでには、配管54が設けられている。
配管53は、排気水素ガスを排気口21bから排出するための水素排気電磁弁63を有している。配管54は、排気水素ガスを供給口21aから再供給するための水素循環電磁弁64を有している。
また、燃料電池スタック1の上方には、空気を取り入れる空気マニホールド42が設けられている。この空気マニホールド42には、フィルタ41aを有する空気吸入ファン41が接続されており、空気室12b内に空気を供給可能とされている。また、空気マニホールド42には、水噴射ノズル99が配設されている。この水噴射ノズル99は、配管98によりレベルゲージ97aが内装された水タンク97と接続されている。配管98は、フィルタ98a及び水直噴ポンプ83を有している。
さらに、燃料電池スタック1の下方には、温度センサ90aを有する空気排出経路90と、凝縮器92と、凝縮器ファン93と、排出された空気を空気排出経路90から凝縮器92まで導くダクト91とが設けられて、空気室12b内から空気を排出可能とされている。凝縮器92は、空気と水とを分離することが可能であり、分離された空気を大気に排出するための配管94と、フィルタ94aと、温度センサ94bとを有しているとともに、分離された水を水タンク97に輸送する配管96と、水回収ポンプ82とを有している。
燃料電池スタック1、水素元電磁弁61a、水素供給圧レギュレータ61b、水素供給電磁弁61c、水素排気電磁弁63、及び水素循環電磁弁64は、制御装置4と電気的に接続されて制御可能とされている。また、空気吸入ファン41、レベルゲージ97a、水直噴ポンプ83、温度センサ90a、凝縮器ファン93その他の構成部品も、制御装置4と電気的に接続されて制御可能とされている。
次に、蓄電装置2、負荷装置3及び制御装置4について説明する。
蓄電装置2は、図1に示すように、燃料電池スタック1と並列に接続され、燃料電池スタック1から出力された電力を蓄えるものである。蓄電装置2としては、キャパシタや二次電池等の一般的な蓄電手段を採用することができる。
負荷装置3は、燃料電池スタック1及び蓄電装置2とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動されるものである。負荷装置3は、インバータ(図示しない)及び電動モータ(図示しない)を有し、燃料電池システム100が搭載される自動車を走行させることが可能とされている。
制御装置4は、燃料電池スタック1との接続を蓄電装置2又は負荷装置3に切り換えると共に燃料電池スタック1の電流値を制御するものである。
具体的には、燃料電池スタック1の燃料極11a側の端子1aには、制御装置4の一部を構成するリレー45a、45d、ダイオード45b及びIPM(Intelligent Power Module)45cが接続されている。
リレー45a、45dの連携動作によって、燃料電池スタック1との接続を蓄電装置2又は負荷装置3に切り換えたり、燃料電池スタック1と蓄電装置2及び負荷装置3との接続を切り離したりすることが可能とされている。また、ダイオード45bによって、蓄電装置2から燃料電池スタック1への電流を遮断するようになっている。さらに、IPM45cによって、燃料電池スタック1と蓄電装置2との電力供給の分担を状況に応じて調整し、燃料電池スタック1の電流値を制御することが可能とされている。
また、制御装置4は、図3のドライアップ判定ルーチンS101〜S113のプログラムに示すように、単セル電圧検出手段S102、S104、電流値検出手段S103、S105、記憶手段S102〜S105、単セル電圧比較手段S106、ドライアップ告知手段S107、S108、及び警告手段S109、S110を有する。
単セル電圧検出手段S102、S104は、各単セル10に接続された電圧計(図示しない)により、一定時間毎に各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)を検出するものである(p:単セルの総数、m:検知処理実施回数)。
電流値検出手段S103、S105は、燃料電池スタック1に接続された電流計(図示しない)により、一定時間毎に燃料電池スタック1の電流値Is(m)を検出するものである。
記憶手段S102〜S105は、測定された各単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)及び電流値Is(m)を記憶するものである。
単セル電圧比較手段S106は、現在の各単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)と前回の各単セル電圧Vc1(m−1)、Vc2(m−1)、…、Vcp(m−1)とを各単セル10毎に比較するものである。
ドライアップ告知手段S107、S108は、いずれかの単セル10(例えば、総数pの単セルのうち、q番目の単セル10)について、現在の単セル電圧Vcq(m)が前回の単セル電圧Vcq(m−1)より低い場合、現在の電流値Is(m)が前回の電流値Is(m−1)以下であれば、ドライアップ信号を発するものである。
警告手段S109、S110は、ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発するものである。
さらに、制御装置4は、図4のドライアップ対策ルーチンのプログラムに示すように、空気量変更手段S131〜S134及び電流値制限手段S135を有する。
空気量変更手段S131〜S134は、警告信号が発せられた時、空気吸入ファン41の回転数を増加させて、燃料電池スタック1が冷却されるように燃料電池スタック1に供給する空気量を増加させるものである。空気量変更手段S131〜S134による空気量の増加の程度に関しては、燃料電池スタック1に供給される空気中に水噴射ノズル99から噴霧される水の量に合わせて、適度に調整される。霧状の水を適度に含む空気の場合、空気量を増加させると、空気中に噴霧された水が空気室12b内で効率よく気化するため、燃料電池スタック1を潜熱により効果的に冷却することができる。
また、空気量変更手段S131〜S134は、ドライアップ告知手段S107、S108がドライアップ信号を発しない場合、警告手段S109、S110が警告信号を解除し、燃料電池スタック1に供給する空気量を減少させるようになっている。こうすることにより、一度、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップ状態になっても、回復動作に移行した後の燃料電池システム100を通常の発電状態に復帰させることが可能とされている。
電流値制限手段S135は、警告信号が発せられた時、上述のリレー45a、45d、IPM45c等を制御して、燃料電池スタック1が冷却されるように燃料電池スタック1の電流値を制限するものである。こうすることにより、燃料電池スタック1の無理な出力を抑制し、冷却を進行させることが可能となっている。また、この場合、負荷装置3は燃料電池スタック1の出力の低下を蓄電装置2から供給される電力によって補われるので、負荷装置3の駆動力を低下させないようにすることが可能となっている。
このような構成である実施例1の燃料電池システム100は、燃料電池スタック1の発電時に、図2に示すように、水素ガス等の燃料が各単セル10の燃料室12aに供給され、それと同時に各単セル10の空気室12bに酸素を含む空気が供給される。これにより、各単セル10では、燃料極11bと空気極11cとの間で燃料と酸素とが反応する。具体的には、燃料極11bで得られた水素イオンがプロトン( 3 + )の形態で水分を含んだ電解質膜11a中を空気極11c側に移動し、空気極11cで空気中の酸素と反応し、水を生成する。一方、燃料極11bで得られた電子は負荷装置3を通って空気極11c側に移動する。こうした一連の電気化学反応の結果、各単セル10において、電力が出力される。その結果、単セル10が複数積層された燃料電池スタック1は、全体として大きな電力を出力することが可能となっている。
この間、図1に示すように、配管51、52、53、54、水素元電磁弁61a、水素供給レギュレータ61b、水素供給電磁弁61c、水素排気電磁弁63及び水素循環電磁弁64によって、水素タンク51から水素ガスが供給口21aに供給されたり、排気水素ガスが排出口21bから供給口21aに再供給されたりする。また、配管52、53と、水素排気電磁弁63とによって、排気水素ガス及び電気化学反応により生成された生成水が燃料室12aの排出口21bから間欠的にダクト91を経て凝縮器92に移送されたりして、電気化学反応を連続的に生じさせる。
また、水タンク97の水が水直噴ポンプ83により圧送されて、水噴射ノズル99から空気マニホールド42内に噴射される。これにより、空気極11c及び電解質膜11aの乾燥が抑制され、適度な湿潤状態とされるとともに、燃料電池スタック1が冷却される。さらに、燃料電池スタック1の空気室12bから排出された水を含む空気は、空気排出経路90からダクト91を経て凝縮器92に移送される。そして、凝縮器92により分離された空気は、配管94から大気に排出され、分離された水は、水回収ポンプ82により水タンク97に回収される。なお、ダクト91を経て凝縮器92に移送された排気水素ガス及び生成水も、同様にして、水素と水とに分離され、水素は空気とともに大気に排出され、水は水タンク97に回収される。
このように動作する燃料電池システム100において、制御装置4は、燃料電池スタック1の発電時に、図3に示すプログラムに従って、上述のドライアップ判定ルーチンS101〜S113を実施する。そして、制御装置4は、燃料電池スタック1が時間の経過とともに電圧が低下するドライアップであると判定した場合に警告信号を発する。
つまり、このドライアップ判定ルーチンS101〜S113が実行されると、S101〜S103において、初期設定がなされる。ステップS101では、検知処理実施回数m及びドライアップ信号連続発生回数nが0とされる。S102では、各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(0)、Vc2(0)、…、Vcp(0)が検出され、記憶手段に記憶される。次に、S103では、燃料電池スタック1の電流値Is(0)が検出され、記憶手段に記憶される。
そして、S104〜S113において、ドライアップの検知処理が繰り返される。S104では、前回計測から一定時間経過後に各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)が検出され、記憶手段に記憶される。S105では、前回計測から一定時間経過後に燃料電池スタック1の電流値Is(m)が検出され、記憶手段に記憶される。
S106では、現在の各単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)と前回の各単セル電圧Vc1(m−1)、Vc2(m−1)、…、Vcp(m−1)とが各単セル10毎に比較される。その結果、S106において、いずれかの単セル10(例えば、総数pの単セルのうち、q番目の単セル10)について、現在の単セル電圧Vcq(m)が前回の単セル電圧Vcq(m−1)より低い場合、S107において、現在の電流値Is(m)が前回の電流値Is(m−1)以下であれば、S108において、ドライアップ信号が発せられる。この際、連続してドライアップ信号が発生されれば、S108において、ドライアップ信号連続発生回数nが1つ加算される。他方、S106又はS107において、判定式が成立せず、ドライアップ信号の発生が途切れれば、S111において、ドライアップ信号連続発生回数nがリセットされて0となる。
そして、S109において、ドライアップ信号連続発生回数nが基準回数以上である場合には、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、S110において、警告信号が発生され、それによって、燃料電池システム100は、所定の回復動作であるドライアップ対策ルーチンS131〜S135に移行することとなる。
他方、S109において、ドライアップ信号連続発生回数nが基準回数より小さい場合には、S112において、検知処理を継続するかどうかが判断され、検知処理を継続する場合には、S113において、検知処理実施回数mが1つ加算されて、S104から再び、検知処理を繰り返すこととなる。
制御装置4は、図4に示すように、ドライアップ対策ルーチンS131〜S135に移行した後、下記の通り、燃料電池システム100の回復動作を実施する。
S131では、空気吸入ファン41の回転数を増加させて、燃料電池スタック1に供給する空気量を増加させ、水噴射ノズル99から空気中に噴霧された水を空気室12b内で効率よく気化させて潜熱を生じさせることにより、燃料電池スタック1を効果的に冷却する。
そして、S132では、図3のドライアップ判定ルーチンS101〜S113のプログラムにおけるドライアップ検知処理の結果を参照し、その結果、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが改善されている場合には、S133において燃料電池スタック1に供給する空気量を減少させ、元の空気量に戻す。他方、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが改善されていない場合には、S135に移行する。
S135では、リレー45a、45d、IPM45c等を制御して、燃料電池スタック1が冷却されるように燃料電池スタック1の電流値を制限する。これにより、燃料電池スタック1の無理な出力を抑制し、冷却を進行させる。また、この際、負荷装置3は燃料電池スタック1の出力の低下を蓄電装置2から供給される電力によって補われるので、負荷装置3の駆動力を低下させない。
さかのぼって、S133において、燃料電池スタック1に供給する空気量を減少させ、元の空気量に戻した後、S134において、再度、図3のドライアップ判定ルーチンS101〜S113のプログラムにおけるドライアップ検知処理の結果を参照し、その結果、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが起きていなければ、そのドライアップが完全に解消されたと判断して、ドライアップ対策を終了する。ここで、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが再度起きていれば、S131に戻り、ドライアップ対策を繰り返すこととなる。
このような手順により、実施例1の燃料電池システム100は、単セルレベルでのドライアップの抑制並びにそれに起因する単セルレベルでの性能低下及び耐久性劣化を抑制することができている。
次に、上述した実施例1の燃料電池システム100を自動車に搭載した状態で、確認試験を実施した。測定結果を図5に示す。
図5は、各単セル10(単セルの総数p=5)の電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vc5(m)を検出し、時間の経過によって、どのように変化するかを示したグラフである。Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vc5(m)の時間の経過による変化を曲線G1、G2、…G5により示す。燃料電池スタック1から出力される電流は、時間の経過に合わせて、電圧が階段状になるように負荷装置3が指令を出している。このため、各単セル10の電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vc5(m)も、基本的には階段状に減少する傾向を有している。
ここで、例えば、グラフ中の領域Tにおいて、各単セル10のうち、曲線G5に示す単セル10は、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが顕著に生じている状態である。他方、曲線G1に示す単セル10は、そのドライアップが殆ど生じていない状態である。そして、曲線G5から解るように、そのドライアップが生じた単セル10では、時間の経過とともに、電圧が低下する傾向を示す。このため、この測定結果に対して上述のドライアップ判定ルーチンS101〜S113を適用すれば、S106〜S107の判定式が連続して成立することとなり、そのドライアップと判定されることとなる。こうして、実施例1のドライアップ判定ルーチンS101〜S113は、確実に単セルレベルでのドライアップを検知することができるのである。
したがって、実施例1の燃料電池システム100は、燃料電池スタック1に時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じているかどうかをより正確に判定し、その抑制並びに性能低下及び耐久性劣化を抑制することができている。
また、この燃料電池システム100において、制御装置4は、空気量変更手段S131〜S134を有しているので、そのドライアップ後の回復動作として、空気量変更手段S131〜S134により燃料電池スタック1を迅速に冷却し、そのドライアップの進行を抑制することができているとともに、燃料電池スタック1の性能低下及び耐久性劣化を抑制することができている。また、S133で空気量を減少させることにより、そのドライアップが解消した後、燃料電池システム100を通常の発電状態に復帰させることができている。
さらに、制御装置4は、電流値制限手段S135を有していることから、燃料電池スタック1の無理な出力を抑制し、冷却を進行させることができている。また、電流値制限手段S135は、蓄電装置2及び負荷装置3によって燃料電池スタック1の電流値を減少させるものであることから、負荷装置3は燃料電池スタック1の出力の低下を蓄電装置2から供給される電力によって補われるので、燃料電池スタック1の冷却を進行させつつ、負荷装置3の駆動力を低下させないことを実現できている。
実施例2の燃料電池システムは、実施例1の燃料電池システム100のドライアップ判定ルーチンS101〜S113に対して、図6に示すドライアップ判定ルーチンS201〜S213が採用されたものである。他の構成は、実施例1の燃料電池システム100と同様であるので、説明は省く。
実施例2の燃料電池システムにおいて、制御装置4は、図6のドライアップ判定ルーチンS201〜S213のプログラムに示すように、単セル電圧検出手段S202、電流値検出手段S203、平均電圧算出手段S204、IV特性比較手段S205、S206、ドライアップ告知手段S208、及び警告手段S209、S210を有する。
単セル電圧検出手段S202は、各単セル10に接続された電圧計(図示しない)により、一定時間毎に各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)を検出するものである(p:単セルの総数、m:検知処理実施回数)。
電流値検出手段S204は、燃料電池スタック1に接続された電流計(図示しない)により、一定時間毎に燃料電池スタック1の電流値Is(m)を検出するものである。
平均電圧算出手段S203は、各単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)の平均である平均電圧VcA(m)を算出するものである。
IV特性比較手段S205、S206は、図7のグラフに示すように、平均電圧VcA(m)及び電流値Is(m)から導いた平均IV特性Z(Zは、曲線Gc上の点)と予め設定した基準IV特性Gs(Gsは曲線)とを比較するものである。なお、基準IV特性Gsは、燃料電池スタック1の性能試験によって計測されたデータに基づいて、予め設定される。また、曲線Gcは、燃料電池スタック1が時間の経過とともに電圧が低下するドライアップとなった場合のI−V特性の一例である。
ドライアップ告知手段S208は、平均IV特性Zが基準IV特性Gsより低い場合、ドライアップ信号を発するものである。
警告手段S209、S210は、ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発するものである。
このような構成である実施例2の燃料電池システムも、自動車に搭載されて、実施例1の燃料電池システム100と同様の作用効果を奏する。
そして、制御装置4は、燃料電池スタック1の発電時に、図6に示すプログラムに従って、上述のドライアップ判定ルーチンS01〜S13を実施する。そして、制御装置4は、燃料電池スタック1が時間の経過とともに電圧が低下するドライアップであると判定した場合に警告信号を発する。
つまり、このドライアップ判定ルーチンS201〜S213が実行されると、S201において、初期設定として、検知処理実施回数m及びドライアップ信号連続発生回数nが0とされる。
そして、S202〜S213において、ドライアップの検知処理が繰り返される。S202では、前回計測から一定時間経過後に各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)が検出される。S203では、前回計測から一定時間経過後に燃料電池スタック1の電流値Is(m)が検出される。S204では、単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)の平均である平均電圧VcA(m)が算出される。そして、S205において、平均電圧VcA(m)と電流値Is(m)とから平均IV特性Zが導き出される。
S206では、平均IV特性Zと予め設定した基準IV特性Gs(Gsは曲線)とが比較される。その結果、S206において、平均IV特性Zが予め設定した基準IV特性Gsよりも低い場合、S208において、ドライアップ信号が発せられる。この際、連続してドライアップ信号が発生されれば、S208において、ドライアップ信号連続発生回数nが1つ加算される。他方、S206において、判定式が成立せず、ドライアップ信号の発生が途切れれば、S211において、ドライアップ信号連続発生回数nがリセットされて0となる。
そして、S209において、ドライアップ信号連続発生回数nが基準回数以上である場合には、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、S210において、警告信号が発生され、それによって、燃料電池システムは、所定の回復動作であるドライアップ対策ルーチンS131〜S135に移行することとなる。
他方、S209において、ドライアップ信号連続発生回数nが基準回数より小さい場合には、S212において、検知処理を継続するかどうかが判断され、検知処理を継続する場合には、S213において、検知処理実施回数mが1つ加算されて、S202から再び、検知処理を繰り返すこととなる。
このような手順により、実施例2のの燃料電池システムも、単セルレベルでのドライアップの抑制並びにそれに起因する単セルレベルでの性能低下及び耐久性劣化を抑制することができている。
したがって、実施例2の燃料電池システムも、実施例1の燃料電池システム100と同様に、燃料電池スタック1に時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じているかどうかをより正確に判定し、その抑制並びに性能低下及び耐久性劣化を抑制することができている。
実施例3の燃料電池システムは、実施例1の燃料電池システム100のドライアップ判定ルーチンS101〜S113に対して、図8に示すドライアップ判定ルーチンS301〜S313が採用されたものである。他の構成は、実施例1の燃料電池システム100と同様であるので、説明は省く。
実施例3の燃料電池システムにおいて、制御装置4は、図8のドライアップ判定ルーチンS301〜S313のプログラムに示すように、単セル電圧検出手段S302、S304、電流値検出手段S303、S305、記憶手段S302〜S305、抽出手段S305a、単セル電圧比較手段S306、ドライアップ告知手段S307、S308、及び警告手段S309、S310を有する。
単セル電圧検出手段S302、S304は、各単セル10に接続された電圧計(図示しない)により、一定時間毎に各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)を検出するものである。
電流値検出手段S303、S305は、料電池スタック1に接続された電流計(図示しない)により、一定時間毎に燃料電池スタック1の電流値Is(m)を検出するものである。
記憶手段S302、S303、S304、S305は、検出された各単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)及び電流値Is(m)を記憶するものである。
抽出手段S305aは、全ての単セル10の中で、最も電圧が高い単セル10をXとし、最も電圧が低い単セル10をYとして抽出するものである(X、Yは、総数pの単セルのX番目、及びY番目を示す)。
単セル電圧比較手段S306は、これら二つ(つまり、X番目、及びY番目)の単セル10に係る単セル電圧VcX(m)、VcY(m)に対し、現在の差である現在電圧差(VcX(m)−VcY(m))と、前回の差である前回電圧差(VcX(m−1)−VcY(m−1))とを比較するものである。
ドライアップ告知手段S307、S308は、現在電圧差(VcX(m)−VcY(m))が前回電圧差(VcX(m−1)−VcY(m−1))より大きい場合、現在の電流値Is(m)が前回の電流値Is(m−1)以下であれば、ドライアップ信号を発するものである。
警告手段S309、S310は、ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発するものである。
このような構成である実施例3の燃料電池システムも、自動車に搭載されて、実施例1の燃料電池システム100と同様の作用効果を奏する。
そして、制御装置4は、燃料電池スタック1の発電時に、図8に示すプログラムに従って、上述のドライアップ判定ルーチンS301〜S313を実施する。そして、制御装置4は、燃料電池スタック1が時間の経過とともに電圧が低下するドライアップであると判定した場合に警告信号を発する。
つまり、このドライアップ判定ルーチンS301〜S313が実行されると、S301において、初期設定として、検知処理実施回数m及びドライアップ信号連続発生回数nが0とされる。S302では、各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(0)、Vc2(0)、…、Vcp(0)が検出され、記憶手段に記憶される。次に、S303では、燃料電池スタック1の電流値Is(0)が検出され、記憶手段に記憶される。
そして、S304〜S313において、ドライアップの検知処理が繰り返される。S304では、前回計測から一定時間経過後に各単セル10の電圧である単セル電圧Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)が検出され、記憶手段に記憶される。S305では、前回計測から一定時間経過後に燃料電池スタック1の電流値Is(m)が検出さ、記憶手段に記憶される。さらに、S305aでは、全ての単セル10の中で、最も電圧が高い単セル10がXとされ、最も電圧が低い単セル10がYとされて抽出される。
S306では、X番目及びY番目の単セル10に係る単セル電圧VcX(m)、VcY(m)に対し、現在の差である現在電圧差(VcX(m)−VcY(m))と、前回の差である前回電圧差(VcX(m−1)−VcY(m−1))とが比較される。その結果、S306において、現在電圧差(VcX(m)−VcY(m))が前回電圧差(VcX(m−1)−VcY(m−1))より大きい場合、S307において、現在の電流値Is(m)が前回の電流値Is(m−1)以下であれば、S308において、ドライアップ信号が発せられる。この際、連続してドライアップ信号が発生されれば、S308において、ドライアップ信号連続発生回数nが1つ加算される。他方、S306又はS307において、判定式が成立せず、ドライアップ信号の発生が途切れれば、S311において、ドライアップ信号連続発生回数nがリセットされて0となる。
そして、S309において、ドライアップ信号連続発生回数nが基準回数以上である場合には、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、S310において、警告信号が発生され、それによって、燃料電池システムは、所定の回復動作であるドライアップ対策ルーチンS131〜S135に移行することとなる。
他方、S309において、ドライアップ信号連続発生回数nが基準回数より小さい場合には、S312において、検知処理を継続するかどうかが判断され、検知処理を継続する場合には、S313において、検知処理実施回数mが1つ加算されて、S304から再び、検知処理を繰り返すこととなる。
このような手順により、実施例3の燃料電池システムも、単セルレベルでのドライアップの抑制並びにそれに起因する単セルレベルでの性能低下及び耐久性劣化を抑制することができている。
ここで、実施例1の燃料電池システム100でも説明した図5の測定結果に基づいて、実施例3のドライアップ判定ルーチンS301〜D313の作用を説明する。
例えば、グラフ中の領域Tにおいて、各単セル10のうち、曲線G5に示す単セル10は、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが顕著に生じている状態である。他方、曲線G1に示す単セル10は、そのドライアップが殆ど生じていない状態である。そして、曲線G5から解るように、そのドライアップが生じた単セル10では、時間の経過とともに、電圧が低下する傾向を示す。このため、この測定結果に対して上述のドライアップ判定ルーチンS301〜S313を適用すれば、S305aにおいて、曲線G1に示す単セル10が最も電圧が高い単セルとされ、曲線G5に示す単セル10が最も電圧が低い単セルとされて、抽出される。そして、流域Tにおいて、曲線G1が減少していないのに対して、曲線G5が段々と減少していることから、S306、S307の判定式が成立して、そのドライアップと判定されることとなる。こうして、実施例3のドライアップ判定ルーチンS301〜S313も、確実に単セルレベルでのドライアップを検知することができている。
したがって、実施例3の燃料電池システムも、実施例1の燃料電池システム100と同様に、燃料電池スタック1に時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じているかどうかをより正確に判定し、その抑制並びに性能低下及び耐久性劣化を抑制することができている。
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は燃料電池システムに利用可能である。
実施例1の燃料電池システムに係る模式構成図である。 実施例1の燃料電池システムに係る燃料電池スタックの積層体の模式断面図である。 実施例1の燃料電池システムに係り、燃料電池スタックのドライアップ判定ルーチンのフローチャートである。 実施例1の燃料電池システムに係り、燃料電池スタックのドライアップ対策ルーチンのフローチャートである。 実施例1の燃料電池システムに係り、経過時間と燃料電池スタックの各単セル電圧との関係を示すグラフである。 実施例2の燃料電池システムに係り、燃料電池スタックのドライアップ判定ルーチンのフローチャートである。 実施例2の燃料電池システムに係り燃料電池スタックのIV特性を示すグラフである。 実施例3の燃料電池システムに係り、燃料電池スタックのドライアップ対策ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10…単セル
1…燃料電池スタック
2…蓄電装置
3…負荷装置
4…制御装置
100…燃料電池システム
Vc1(m)、Vc2(m)、…、Vcp(m)…単セル電圧
S102、S104、S202、S302、S304…単セル電圧検出手段
S103〜S105、S303〜305…記憶手段
S106、S306…単セル電圧比較手段
S107、S108、S208、S307、S308…ドライアップ告知手段
S109、S110、S209、S210、S309、S310…警告手段
S204…平均電圧算出手段
S205、S206…IV特性比較手段
S305a…抽出手段
S131〜S134…空気量変更手段
S135…電流値制限手段
n…ドライアップ信号連続発生回数

Claims (7)

  1. 燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
    該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
    該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
    該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧を検出する単セル電圧検出手段と、
    一定時間毎に前記燃料電池スタックの電流値を検出する電流値検出手段と、
    各該単セル電圧及び電流値を記憶する記憶手段と、
    現在の各該単セル電圧と前回の各該単セル電圧とを比較する単セル電圧比較手段と、
    いずれかの該単セルについて、現在の該単セル電圧が前回の該単セル電圧より低い場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップ信号を発するドライアップ告知手段と、
    該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発する警告手段とを有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
    該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
    該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
    該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧を検出する単セル電圧検出手段と、
    一定時間毎に前記燃料電池スタックの電流値を検出する電流値検出手段と、
    各該単セル電圧の平均である平均電圧を算出する平均電圧算出手段と、
    該平均電圧及び電流値から導いた平均IV特性と予め設定した基準IV特性とを比較するIV特性比較手段と、
    該平均IV特性が該基準IV特性より低い場合、ドライアップ信号を発するドライアップ告知手段と、
    該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発する警告手段とを有することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 燃料と空気とを反応させて電力を出力する単セルが複数積層された燃料電池スタックと、
    該燃料電池スタックと並列に接続され、該燃料電池スタックから出力された電力を蓄える蓄電装置と、
    該燃料電池スタック及び該蓄電装置とそれぞれ接続され、少なくとも一方からの電力により駆動される負荷装置と、
    該燃料電池スタックとの接続を該蓄電装置又は該負荷装置に切り換えると共に該燃料電池スタックの電流値を制御する制御装置と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記制御装置は、一定時間毎に前記各単セルの電圧である単セル電圧を検出する単セル電圧検出手段と、
    一定時間毎に前記燃料電池スタックの電流値を検出する電流値検出手段と、
    各該単セル電圧及び電流値を記憶する記憶手段と、
    全ての該単セルの中で、最も電圧が高い該単セルと最も電圧が低い該単セルとを抽出する抽出手段と、
    これら二つの該単セルに係る該単セル電圧に対し、現在の差である現在電圧差と、前回の差である前回電圧差とを比較する単セル電圧比較手段と、
    該現在電圧差が該前回電圧差より大きい場合、現在の電流値が前回の電流値以下であれば、ドライアップ信号を発するドライアップ告知手段と、
    該ドライアップ信号が予め定めた基準回数以上連続して発せられた場合、時間の経過とともに電圧が低下するドライアップが生じていると判断して、警告信号を発する警告手段とを有することを特徴とする燃料電池システム。
  4. 前記制御装置は、前記警告信号が発せられた時、前記燃料電池スタックが冷却されるように該燃料電池スタックに供給する空気量を増加させる空気量変更手段を有する請求項1乃至3のいずれか1項記載の燃料電池システム。
  5. 前記ドライアップ告知手段が前記ドライアップ信号を発しない場合、前記警告手段は前記警告信号を解除し、前記空気量変更手段は、前記燃料電池スタックに供給する空気量を減少させる請求項4記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御装置は、前記警告信号が発せられた時、前記燃料電池スタックが冷却されるように該燃料電池スタックの電流値を制限する電流値制限手段を有する請求項1乃至5のいずれか1項記載の燃料電池システム。
  7. 前記電流値制限手段は、前記蓄電装置及び前記負荷装置によって前記燃料電池スタックの電流値を減少させる請求項6記載の燃料電池システム。
JP2005191649A 2005-06-30 2005-06-30 燃料電池システム Expired - Fee Related JP4839697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005191649A JP4839697B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005191649A JP4839697B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007012429A JP2007012429A (ja) 2007-01-18
JP4839697B2 true JP4839697B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=37750641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005191649A Expired - Fee Related JP4839697B2 (ja) 2005-06-30 2005-06-30 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4839697B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5011733B2 (ja) * 2006-01-23 2012-08-29 日産自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池の加湿状態判定方法
JP5151274B2 (ja) * 2007-06-29 2013-02-27 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システムの制御装置
FR2925229B1 (fr) * 2007-12-18 2010-01-01 Commissariat Energie Atomique Procede d'utilisation d'une pile a combustible comportant une etape de regeneration par abaissement de la temperature
DE112009005381T5 (de) 2009-11-18 2012-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung von Feuchtigkeitszuständen einzelner Zellen in einer Brennstoffzelle, Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung von Feuchtigkeitszuständen einzelner Zellen in einer Brennstoffzelle, und Brennstoffzellensystemen
JP6173047B2 (ja) * 2012-11-01 2017-08-02 本田技研工業株式会社 燃料電池の出力検査方法
JP6166955B2 (ja) * 2013-05-29 2017-07-19 本田技研工業株式会社 燃料電池の出力検査方法
JP6363935B2 (ja) * 2014-10-28 2018-07-25 ダイハツ工業株式会社 燃料電池システム
JP6136022B2 (ja) * 2014-11-12 2017-05-31 トヨタ自動車株式会社 燃料電池車の制御方法
KR101655589B1 (ko) * 2014-12-03 2016-09-07 현대자동차주식회사 연료전지 스택 드라이 모니터링 장치 및 방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3378081B2 (ja) * 1994-03-30 2003-02-17 マツダ株式会社 燃料電池システムの制御装置
JP2000046587A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Equos Research Co Ltd 燃料電池車輌用の表示装置
JP4193521B2 (ja) * 2002-03-20 2008-12-10 ソニー株式会社 燃料電池装置及び燃料電池の制御方法
JP4608892B2 (ja) * 2003-02-14 2011-01-12 株式会社デンソー 燃料電池システム
JP2005019042A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池スタックおよび燃料電池スタックの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007012429A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4839697B2 (ja) 燃料電池システム
JP5327557B2 (ja) 燃料電池のセル水分量の状態を判定する方法、その装置、燃料電池のセル水分量の状態を制御する方法、その装置及び燃料電池システム
EP2156496B1 (en) Fuel cell system
JP4839694B2 (ja) 燃料電池システム
JP5083234B2 (ja) 燃料電池システム
JP4893745B2 (ja) 燃料電池システム
JP5155734B2 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
WO2011148262A2 (en) Fuel cell system and control method therefor
CA2740572A1 (en) Fuel cell system and fuel cell state detection method
JP6017785B2 (ja) 燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法
CN111092249B (zh) 燃料电池***及其控制方法
JP5136415B2 (ja) 燃料電池システム
JP2006244966A (ja) 燃料電池の電流−電圧特性学習装置
JP5304863B2 (ja) 燃料電池システム
JP4982977B2 (ja) 燃料電池システム
JP2010086692A (ja) 燃料電池システム
JP4946058B2 (ja) 燃料電池システム
JP2002141094A (ja) 燃料電池システム
JP4839698B2 (ja) 燃料電池システム
JP6200009B2 (ja) 燃料電池システムの運転方法
JP5310739B2 (ja) 燃料電池システム
JP2009076261A (ja) 燃料電池システム及びその起動方法
KR20190081381A (ko) 연료전지 시스템의 수소 분압 제어방법
JP4839695B2 (ja) 燃料電池システム
US11888193B2 (en) Fuel cell system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070329

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091228

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4839697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees