JP4837256B2 - 首振り式剃刀 - Google Patents

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Description

本発明は首振り式剃刀に関するものである。
下記特許文献1では、ホルダ2の頭部4b,5bに剃刀ヘッド1を首振り可能に支持する部品組付体3を組み付けた首振り式剃刀が開示されている。
特開2001−340671号公報
上記特許文献1は下記の問題点*を有する。
* ホルダ2の頭部4b,5bは互いに分離された一対のカバー体4,5からなり、部品組付体3は互いに重合されて取着されたこの両カバー体4,5間に組み付けられている。部品組付体3の係止突起13aと上側カバー体5の頭部5bの係止孔部13bとを互いに係合するとともに、下側カバー体4の頭部4b及び上側カバー体5の頭部5bに部品組付体3を合致させることにより、部品組付体3を両カバー体4,5の頭部4b,5b間に挟着して位置決めしているだけである。そのため、頭部4b,5b間で部品組付体3の緩みが生じるおそれがあり、部品組付体3をホルダ2の頭部4b,5bに対し確実に連結することができなくなる。
* 部品組付体3においては、両カバー体4,5の頭部4b,5b間で操作部17とプッシャ9とが操作部17の移動方向に沿って並び、弾性体10がこの操作部17とプッシャ9との間に介在されている。この操作部17は内側操作部8と外側操作部15とからなり、外側操作部15は操作部17の移動方向に対し直交する上方へ両頭部4b,5b間から露出している。そのため、部品組付体3を組み付けた頭部4b,5bにおいてそれらの組付構造が複雑になるとともに、操作部17によりプッシャ9を確実に押すことができなくなる。
* 前記外側操作部15を不用意に押して剃刀ヘド1を両支持アーム7から離脱させるおそれがあった。
* 前記外側操作部15を押して両支持アーム7を互いに開いた支持解除状態で両支持アーム7に剃刀ヘッド1を当てがい、その外側操作部15を離すと、両支持アーム7が互いに閉じて支持状態になり、両支持アーム7に剃刀ヘッド1が支持される。しかし、外側操作部15を押したまま両支持アーム7に剃刀ヘッド1を当てがう必要があり、両支持アーム7に剃刀ヘッド1を支持しにくい。
* 前記左右両支持アーム7が一対の支軸部18により回動可能に支持されているので、この左右両支軸部18間を結ぶ左右方向で部品組付体3のサイズが大きくならざるを得ない。そのため、ホルダ2の頭部4b,5bのサイズも大きくなる。
* 前記部品組付体3において一体的に設けられた左右両案内壁部23,24の案内面23a,24a間の案内通路25で前記左右両支持アーム7が開閉動する。この左右両支持アーム7の開閉動ストロークに合わせて左右両案内壁部23,24の延設長さも設定しなければならない。この左右両案内壁部23,24の延設長さを大きくすると、ホルダ2の頭部4b,5bのサイズも大きくなる。そのサイズが制限されているため、左右両支持アーム7は開動時に案内通路25から突出し、左右両支持アーム7の触れ防止効果を十分に発揮しない。
この発明は、ホルダの頭部に部品組付体を組み付けた首振り式剃刀において、部品組付体をホルダの頭部に確実に連結して首振り式剃刀としての機能を高めることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜8)の符号を援用して本発明を説明する。
* 請求項1の発明
請求項1の発明にかかる首振り式剃刀は下記のように構成されている。
この首振り式剃刀においては、ホルダ(2)の頭部(3)に剃刀ヘッド(5)を首振り可能に支持する部品組付体(4)を組み付けている。前記ホルダ(2)の頭部(3)は、前記剃刀ヘッド(5)に面する前側開口(20,25)と、この前側開口(20,25)に対向する後側開口(21,26)との間で貫通する空洞部(27)を有するように壁部(17,18,19,22,23,24)により一体成形されている。前記部品組付体(4)は、取付台(35)と、この取付台(35)の前側で移動可能に支持したプッシャ(38)と、この取付台(35)の後側で移動可能に支持した操作部(37)と、この取付台(35)でこの操作部(37)とプッシャ(38)との間に介在されてこのプッシャ(38)を付勢する弾性体(39)と、この操作部(37)と弾性体(39)とプッシャ(38)とが操作部(37)の移動方向に沿って並ぶ前後方向(X)に対し直交する左右方向(Y)の両側でこの取付台(35)に対し回動可能に支持されて互いに開閉動し得る左右両支持アーム(36)とを有している。この部品組付体(4)は、取付台(35)に各部品(36,37,38,39)を予め組み付けて一体化した状態で、前記ホルダ(2)の頭部(3)の空洞部(27)内に前側開口(20,25)から挿入され、頭部(3)の前側開口(20,25)で前記左右両支持アーム(36)及びプッシャ(38)が露出し、頭部(3)の後側開口(21,26)で前記操作部(37)が露出している。前記ホルダ(2)の頭部(3)の壁部(17)の外側に重合された一つの連結部材(77)には、部品組付体(4)の取付台(35)の前後両側にそれぞれ設けた第一係止部(53,54)に対し、ホルダ(2)の頭部(3)の壁部(17)に設けた連結孔(29,30,31)を通して連結される第一係止部(78,80a)をそれぞれ別々に設けるとともに、ホルダ(2)の頭部(3)の壁部(17)に設けた第二係止部(32)に対し頭部(3)の連結孔(29,30,31)を通して連結される第二係止部(81)を後側の第一係止部(80a)よりも後側で前後両側の第一係止部(78,80a)に対し別々に設けている。前記左右両支持アーム(36)を回動可能に支持する開閉支持部で取付台(35)の後側の第一係止部(54)を兼用している。連結部材(77)と部品組付体(4)の取付台(35)とホルダ(2)の頭部(3)とにおける前側の第一係止部(78,53)と後側の第一係止部(80a,54)と第二係止部(81,32)とを前後方向(X)に並べて、前記部品組付体(4)をこの連結部材(77)の前後両側の第一係止部(78,80a)と第二係止部(81)とによりホルダ(2)の頭部(3)に位置決めしている。前記操作部(37)の移動により前記左右両支持アーム(36)を開閉動させて、前記剃刀ヘッド(5)に対しこの左右両支持アーム(36)を係脱可能にするとともに、この左右両支持アーム(36)に対しこの剃刀ヘッド(5)を支持して前記プッシャ(38)をこの剃刀ヘッド(5)に対し前記弾性体(39)の付勢力により圧接させるようにしている。
請求項1の発明では、一つの連結部材(77)と部品組付体(4)の取付台(35)とホルダ(2)の頭部(3)とにおける前側の第一係止部(78,53)と後側の第一係止部(80a,54)と第二係止部(81,32)とをそれぞれ別々に前後方向(X)に並べて、部品組付体(4)を連結部材(77)の前後両側の第一係止部(78,80a)に連結するとともに連結部材(77)の第二係止部(81)によりホルダ(2)の頭部(3)に位置決めしているので、部品組付体(4)及びホルダ(2)の頭部(3)に対しそれぞれ別々に連結される一つの専用連結部材(77)により、部品組付体(4)を頭部(3)に直接連結することなく簡単な組付構造で確実に連結することができる。また、前記左右両支持アーム(36)を開閉動可能に支持する開閉支持部で取付台(35)の後側の第一係止部(54)を兼用したので、簡単な構造の第一係止部(54)にすることができる。
* 請求項2の発明
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明において、前記部品組付体(4)の第一係止部(53,54)と連結部材(77)の第一係止部(78,80a)とのうち、一方の第一係止部は凹部(53,80a)であり、他方の第一係止部はこの凹部(53,80a)に係合される凸部(78,54)である。この凹部(53,80a)は有底穴や溝ばかりではなく貫通孔も含む概念である。
従って、請求項2の発明では、簡単な構造の第一係止部(53,54,78,80a)にすることができる。
* 請求項3の発明
請求項1の発明を前提とする請求項3の発明において、前記部品組付体(4)及び連結部材(77)の第一係止部(53,54,78,80a)は溶着部である。後記実施形態のように、請求項2の発明にかかる凹部(53,80a)と凸部(78,54)とを互いに溶着して溶着部にしてもよい。
従って、請求項3の発明では、簡単な構造の第一係止部(53,54,78,80a)にすることができる。
* 請求項4の発明
請求項1から請求項3のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項4の発明において、前記頭部(3)の第二係止部(32)と連結部材(77)の第二係止部(81)とのうち、一方の第二係止部は凹部(32)であり、他方の第二係止部はこの凹部(32)に係合される凸部(81)である。この凹部(32)は貫通孔ばかりではなく溝や有底穴も含む概念である。
従って、請求項4の発明では、簡単な構造の第二係止部(32,81)にすることができる。
* 請求項5の発明
請求項1から請求項4のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項5の発明において、前記左右両支持アーム(36)は、前記開閉支持部としての共通の支軸(54)で回動可能に支持されて開閉動され、この支軸(54)の外周に挿嵌される支持孔(59)を有する基端挿嵌部(58)と、この基端挿嵌部(58)から延設されて先端部に同一形態の前記係合支持部(61)を有する腕部(60)とからなり、この左右両支持アーム(36)で互いに重合する基端挿嵌部(58)はこの腕部(60)の係合支持部(61)が一平面上で開閉動するようにこの腕部(60)に対し段差部(64)を介して連続している。
従って、請求項5の発明では、左右両支持アーム(36)を共通の支軸(54)で支持する際、左右両用の支持アーム(36)を採用しても左右両係合支持部(61)を一平面上で開閉動させることができるとともに、部品組付体(4)のサイズひいてはホルダ(2)の頭部(3)のサイズを小さくすることができ、簡単な組付構造で首振り式剃刀としての機能を高めることができる。
さらに、例えば、請求項5の発明にかかる操作部(37)の移動により前記左右両支持アーム(36)を開閉動させるように互いに係合する押圧部(62,63,70,71)を前記支軸(54)の回動中心線(54a)から離間した左右両側位置で前記左右両支持アーム(36)と操作部(37)とに設けている。従って、左右両支持アーム(36)を共通の支軸(54)で支持する際、左右両支持アーム(36)を円滑に開閉動させることができる。
請求項6の発明
請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項6の発明において、前記ホルダ(2)の頭部(3)には前記操作部(37)に面する操作規制部(33)を設け、この操作規制部(33)にはこの操作部(37)に設けた指掛部(65)に指を当てがって操作部(37)を移動させる際にその指が当接して操作部(37)の移動を規制する指当接部(34)を設けている。例えば、操作部(37)の移動前状態(Q)で指掛部(65)を押すと、指掛部(65)を押すと同時に、または指掛部(65)を押したまま操作部(37)を移動させてその操作部(37)が移動後状態(P)に至る途中で、指が指当接部(34)に当たり、操作部(37)の移動が規制されるが、指当接部(34)に対する当接後も指の傾きを変えて指掛部(65)を押すことができる。
さらに、請求項6の発明にかかる操作部(37)の指掛部(65)は、例えば、前記操作規制部(33)の指当接部(34)よりも操作部(37)の移動方向(X)に沿って突出するか、または、操作部(37)の移動方向(X)に対し直交する方向(Z)でこの操作規制部(33)の指当接部(34)と並ぶ状態を取り得る。なお、操作規制部(33)の指当接部(34)が操作部(37)の指掛部(65)よりも操作部(37)の移動方向(X)に沿って突出していてもよい。ここに「並ぶ状態」とは、操作部(37)の指掛部(65)と操作規制部(33)の指当接部(34)とが互いに面一で一致していることは勿論のこと、それらのうちいずれかのものが若干突出して互いに並んでいる場合も含む。
従って、請求項6の発明では、部品組付体(4)を組み付けた頭部(3)において、簡単な組付構造で、操作部(37)を不用意に操作することを防止することができる。従って、首振り式剃刀としての機能を高めることができる。
請求項7の発明
請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項7の発明において、前記操作部(37)は、前記左右両支持アーム(36)に対し前記剃刀ヘッド(5)を支持し得る支持状態(Q)と、その支持状態(Q)を解除する支持解除状態(P)とを取り、この操作部(37)の支持状態(Q)と支持解除状態(P)とのうち少なくとも支持解除状態(P)を維持するように互いに係合する係合部(56,57,67)を前記取付台(35)とこの操作部(37)とに設けている。ちなみに、操作部(37)は、単一であり、左右両支持アーム(36)に対し別体で設けられている。例えば、プッシャ(38)と操作部(37)とは同一方向(X)に沿って互いに移動する。
従って、請求項7の発明では、操作部(37)を離しても支持解除状態(P)に維持したまま左右両支持アーム(36)に剃刀ヘッド(5)を当てがって支持状態(Q)にすることができるので、簡単な組付構造で、左右両支持アーム(36)に対し剃刀ヘッド(5)を支持し易くなる。従って、首振り式剃刀としての機能を高めることができる。
さらに、例えば、請求項7の発明にかかる取付台(35)の係合部(56)に対する前記操作部(37)の係合部(67)の係合を解除してこの操作部(37)を支持解除状態(P)から支持状態(Q)に戻し得るように互いに係合する係合解除部(73,68)を前記プッシャ(38)とこの操作部(37)とに設けている。従って、プッシャ(38)を利用して支持解除状態(P)から支持状態(Q)に容易に戻すことができる。
さらに、請求項7の発明にかかる操作部(37)は、例えば、弾性を有する係合腕(66)を前記プッシャ(38)に面して有し、この操作部(37)の係合部(67)はこの係合腕(66)に設けられ、前記プッシャ(38)及び操作部(37)の係合解除部(73,68)はこの係合腕(66)を弾性力に抗して撓ませることにより前記取付台(35)の係合部(56)に対するこの操作部(37)の係合部(67)の係合を解除し得る当接面(73a,68a)を有している。従って、簡単な構造で支持解除状態(P)から支持状態(Q)に戻すことができる。
請求項8の発明
請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項の発明を前提とする請求項8の発明において、前記左右両支持アーム(36)の移動方向(Y)を含む面に対し直交する上下方向(Z)の両側のうち、一方の側への左右両支持アーム(36)の動きを規制する案内面(22a,47a)を有する案内壁部(22,47)と、他方の側への左右両支持アーム(36)の動きを規制する案内面(23a,48a)を有する案内壁部(23,48)とを、前記部品組付体(4)の取付台(35)と前記ホルダ(2)の頭部(3)とでそれぞれ一体的に設け、この取付台(35)の両案内壁部(47,48)の案内面(47a,48a)間に設けた案内通路(49)と、この頭部(3)の両案内壁部(22,23)の案内面(22a,23a)間に設けた案内通路(76)とを互いに連続させてこれらの案内通路(49,76)で前記左右両支持アーム(36)を開閉動可能にしている。
従って、請求項8の発明では、ホルダ(2)の頭部(3)とその頭部(3)に組み付けた部品組付体(4)の取付台(35)とで互いに連続する案内通路(49,76)により、左右両支持アーム(36)の振れをその開閉動全域で抑えて左右両支持アーム(36)を円滑に開閉動させることができる。従って、簡単な組付構造で首振り式剃刀としての機能を高めることができる。
本発明は、予め組み付けられて一体化された部品組付体(4)をホルダ(2)の頭部(3)に直接連結することなく、部品組付体(4)及びホルダ(2)の頭部(3)に対しそれぞれ別々に連結される一つの専用連結部材(77)により、部品組付体(4)をホルダ(2)の頭部(3)に対し一つの専用連結部材(77)を介して簡単な組付構造で確実に連結することができる。また、取付台(35)の後側の第一係止部(54)により、左右両支持アーム(36)を開閉動可能に支持する開閉支持部を兼用した簡単な構造にすることができる。従って、首振り式剃刀としての機能を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る首振り式剃刀について図1〜8を参照して説明する。
この首振り式剃刀は、図3(a)及び図4(a)(c)(d)に示すように、ホルダ2の頭部3に部品組付体4(図2参照)を組み付けた剃刀本体1と、この部品組付体4に対し首振り可能に支持した替刃カートリッジ5(剃刀ヘッド)とを備えている。ちなみに、図3(a)(b)に示す剃刀本体1において、Aは約96mm、Bは約36.5mm、Cは約37.4mm、θは約50°に設定されている。また、剃刀本体1の総重量は約51gに、4枚の刃体を有する替刃カートリッジ5の総重量は約2gに、それらを加えた首振り式剃刀全体の総重量は約53gに設定されている。
このホルダ2の把持部6においては、前記頭部3と連続する首部7から延設された背部8に腹部材9が取着されている。この頭部3と首部7と背部8とは例えば亜鉛ダイカストにより一体成形されている。この背部8の外面には複数の突起8aが突設されている。このホルダ2の頭部3及び把持部6の外面については、バフ研磨後にクロムメッキ仕上げされ、背部8の外面には製品名等の表示を付すことが可能である。この腹部材9は、ABS樹脂等の硬質樹脂により成形された内壁部10と、軟質樹脂(硬度ショアA35〜55のエラストマ)により成形された外壁部11とで一体成形されている。この内壁部10と前記背部8とがそれらの連結凹凸部12で瞬間接着剤等により連結されている。この内壁部10と背部8との間の内室13には重量や重心を調節するための重錘(図示せず)を嵌め込んでもよい。前記把持部6の背側と腹側との間の両側で前記背部8と腹部材9の外壁部11との境界部14が生じ、この外壁部11の外面にはこの両境界部14間に複数の小突条11bが架設されているとともに複数の突起11aがこの両境界部14に沿って並設されている。ちなみに、図3(a)に示す剃刀本体1においてその重心は、把持部6で首部7と腹部材9との境界付近の位置Wにある。この外壁部11の下端部外面には僅かな段差を有する指掛部11cが形成されている。
図1,2等に示すように、前記ホルダ2の頭部3は、前述したように一体成形され、中央の収容胴部15と、この収容胴部15の前部の左右両側から左右方向Yへ突出する案内腕部16とからなる。この収容胴部15は上壁部17と下壁部18と左右両壁部19とにより成形され、これらの壁部17,18,19の内側には前後方向Xで互いに対向する前側開口20と後側開口21との間で空洞部27aが貫設されている。この左右両案内腕部16は上側案内壁部22と下側案内壁部23とこの上下両案内壁部22,23をつなぐ端縁壁部24とにより成形され、これらの壁部22,23,24の内側には互いに対向する前側開口25と後側開口26との間で空洞部27bが貫設されている。この上側案内壁部22及び下側案内壁部23の後端縁部は、それらの前端縁部側へ凹んでいる。この収容胴部15の空洞部27aと左右両案内腕部16の空洞部27bとは互いに連続して頭部3の内側で一つの空洞部27になっている。前記収容胴部15の上壁部17においてその上面には浅い凹所28が形成されている。その凹所28内では、前側開口20の左右両側から連続する切込み29(連結孔)が後側開口21へ向けて延設されているとともに、この左右両切込み29間の中央で前側開口20から連続する切込み30(連結孔)が後側開口21の付近まで延設され、この中央切込み30の後端部との境界で段差部31aを生じる連結孔31が貫設されている。また、この凹所28内では貫通孔32(第二係止部である凹部)が連結孔31の後方で隣接して形成されている。前記収容胴部15には後側開口21で操作規制部33が下壁部18から連続して後方へ突設され、この操作規制部33上が平坦な案内面になっているとともに、この操作規制部33の後端部には指当接部34が形成されている。
図1,2等に示すように、前記部品組付体4は、合成樹脂(例えばABS樹脂とポリカーボネイトとの混合材)により成形された取付台35と、金属により成形された左右両支持アーム36と、合成樹脂(例えばポリアセタール)により成形された操作部材37と、合成樹脂(例えばポリアセタール)により成形されたプッシャ38と、金属により成形された圧縮コイルばね39(弾性体)とを有し、それらが予め互いに組み付けられて一体化されている。
前記取付台35は、中央の収容胴部40と、この収容胴部40の前部の左右両側から左右方向Yへ突出する案内腕部41とからなる。この収容胴部40は下壁部42と左右両壁部43とにより成形され、これらの壁部42,43の内側には前後方向Xで互いに対向する前側開口44と後側開口45との間で溝部46が形成されている。この左右両案内腕部41は上側案内壁部47と下側案内壁部48とにより成形され、これらの壁部47,48の内側で互いに対向する案内面47a,48a間には案内通路49が形成され、この案内通路49は前側開口50と後側開口51と端縁開口52とで開放されている。前記収容胴部40の左右両壁部43上には前側開口44の付近から係止凹部53(第一係止部である凹部)が後側開口45に向けて延設されている。前記収容胴部40の下壁部42には後側開口45の付近の溝部46内で開閉支持部としての支軸54(第一係止部である凸部)が上下方向Zへ延びるように形成され、前記収容胴部40の左右両壁部43には切込み55がこの支軸54に隣接して形成されている。この左右両壁部43には前記左右両係止凹部53と支軸54との間の溝部46内で前後両係合凹部56,57(係合部)が並設されている。
前記左右両支持アーム36は、互いに同一形態及び大きさを有し、支持孔59を有する基端挿嵌部58と、この基端挿嵌部58から延設された腕部60とからなる。この左右両腕部60には、先端部で係合支持部61が形成され、支持孔59から離間した基端挿嵌部58の付近で閉押圧部62が形成され、この係合支持部61と閉押圧部62との間で開押圧部63が形成されている。この左右両基端挿嵌部58には支持孔59と閉押圧部62との間で段差部64が両側に形成されている。この左右両係合支持部61が互いに逆向きに配設された状態でこの左右両支持孔59が前記収容胴部40の溝部46で支軸54の外周に挿嵌されてこの左右両基端挿嵌部58が収容胴部40の下壁部42上で互いに重ねられ、一方の基端挿嵌部58が他方の基端挿嵌部58の段差部64に面して隣接する。この左右両腕部60は、収容胴部40の左右両壁部43の切込み55を通して収容胴部40の外側へ突出するとともに、前記左右両案内腕部41の案内通路49に各開口50,51,52を通して挿入され、この左右両案内腕部41よりも前方へ突出する。この左右両腕部60の閉押圧部62は左右両壁部43で切込み55に位置する。この左右両支持アーム36は共通の支軸54を中心に回動し、左右両腕部60の係合支持部61が一平面上で互いに開閉動する。
前記操作部材37においては、後端部で階段状の指掛部65が形成され、前端部の左右両側で係合凸部67(係合部)を有する係合腕66が二股状に形成され、この左右両係合腕66の先端部に係合解除部68が形成され、この指掛部65と左右両係合腕66との間で透孔69が形成されているとともに左右両閉押圧部70及び左右両開押圧部71が形成されている。この左右両係合腕66は互いに接近及び離間する左右方向Yで弾性を有している。この操作部材37は前記取付台35の収容胴部40で溝部46の後側開口45側に挿入されて前後方向Xへ移動可能に支持され、その後側開口45から指掛部65が後方へ突出し、左右両閉押圧部70が収容胴部40の左右両壁部43の切込み55で前記左右両支持アーム36の閉押圧部62に対向しているとともに、前記取付台35の支軸54が透孔69を通して上方へ突出している。この操作部材37の移動に伴い、左右両係合腕66の係合凸部67が前記取付台35の前後両係合凹部56,57のうち一方に係入される。なお、操作部材37には指掛部65の付近で移動方向を示す矢印が付されている。
前記プッシャ38の先端部には二股状の圧接部72が形成されている。このプッシャ38の基端部の左右両側には係合解除部73が形成されている。このプッシャ38は前記取付台35の収容胴部40で溝部46の前側開口44側に挿入されて前後方向Xへ移動可能に支持され、その前側開口44から圧接部72が前方へ突出している。前記圧縮コイルばね39は、このプッシャ38の基端部側で左右両係合解除部73間に形成された軸部74と、前記操作部材37の先端部側で左右両係合腕66間に形成された軸部75との間に介在され、このプッシャ38と操作部材37とを互いに押し広げるように付勢している。
このようにして前記取付台35と左右両支持アーム36と操作部材37とプッシャ38と圧縮コイルばね39とが互いに組み付けられて一体化された部品組付体4は、図2(b)に示すように、前記ホルダ2の頭部3内の空洞部27に前側開口20,25側から挿入され、取付台35の収容胴部40が頭部3の収容胴部15内の空洞部27aに挿嵌されるとともに、取付台35の左右両案内腕部41が頭部3の左右両案内腕部16内の空洞部27bに挿嵌される。それらの収容胴部15,40の前側開口20,25,44,50は互いに面一で一致し、前記プッシャ38がそれらの前側開口20,44から頭部3の前方へ突出する。取付台35の左右両案内腕部41の上下両案内壁部47,48は頭部3の左右両案内腕部16の上下両案内壁部22,23の内側で並び、取付台35の上下両案内壁部47,48と頭部3の左右両案内腕部16の端縁壁部24との間で頭部3の上下両案内壁部22,23には互いに対向する案内面22a,23aが形成されている。これらの案内面22a,23a間の案内通路76は、取付台35側の案内通路49と左右方向Yで並んでいるとともに、前側開口25と後側開口26とで開放されている。前記左右両支持アーム36の腕部60は、それらの案内通路49,76から頭部3の前方へ突出するとともに、頭部3において収容胴部15と左右両案内腕部16との間で後側開口26の後方外側に露出する。前記操作部材37の指掛部65は頭部3の収容胴部15の後側開口21から露出して前記操作規制部33上の平坦案内面に面している。なお、図示はしないが、部品組付体については取付台と左右両支持アームとプッシャと圧縮コイルばねとを互いに組み付けて一体化したものをホルダ2の頭部3内の空洞部27に前側開口20,25側から挿入し、操作部材をこの空洞部27に後側開口21側から挿入してこの部品組付体に対し組み付けて一体化してもよい。
図3に示すように、前記部品組付体4をホルダ2の頭部3に位置決めする連結蓋77(連結部材)は、合成樹脂(例えばABS樹脂とポリカーボネイトとの混合材)により成形され、頭部3の収容胴部15の上壁部17の凹所28に嵌め込まれて重ねられている。この連結蓋77の表面には各種表示が付されている。図1,2等に示すように、この連結蓋77の裏側では、連結蓋77の前端部の左右両側に係止凸部78(第一係止部である凸部)が前後方向Xへ延びるように形成され、この左右両係止凸部78間で突条部79が連結蓋77の前端部から後端部付近まで延設されているとともにこの突条部79の後端部に円筒部80が連続して形成され、連結蓋77の後端部には係止軸81(第二係止部である凸部)が円筒部80の後方で隣接して形成されている。この円筒部80内には有底穴80a(第一係止部である凹部)が形成されている。連結蓋77の突条部79は頭部3の上壁部17の中央切込み30に嵌め込まれる。連結蓋77の円筒部80は頭部3の上壁部17の連結孔31に嵌め込まれ、この円筒部80の有底穴80aに取付台35側の支軸54が挿嵌される。連結蓋77の左右両係止凸部78は取付台35側の左右両係止凹部53に対し頭部3の上壁部17の左右両切込み29を通して係入される。連結蓋77の係止軸81は頭部3側の貫通孔32に係入される。この有底穴80aと支軸54、この左右両係止凸部78と左右両係止凹部53とは、それぞれ、溶融接着されて溶着部となる。
前記操作部材37の指掛部65を前方へ押すと、図3(b)(c)、図5(a)、図6(a)、図7(a)及び図8(a)に示すように、その指掛部65が前記頭部3の操作規制部33の指当接部34から前方へ離間し、この操作部材37の左右両係合腕66の係合凸部67が前記取付台35の前後両係合凹部56,57のうち前側係合凹部56に係入された支持解除状態Pとなる。この操作部材37の支持解除状態Pでは、前記プッシャ38がこの操作部材37により圧縮コイルばね39を介して前方へ押され、操作部材37の左右両閉押圧部70が左右両支持アーム36の閉押圧部62に当接するため、左右両支持アーム36が支軸54の回動中心線54aを中心に回動して左右両支持アーム36の係合支持部61が互いに接近するように案内通路49,76に沿って閉動して位置決めされる。
前記替刃カートリッジ5において、刃台82の左右方向Yの中央部には圧接面83が形成され、刃台82の左右両側には係合支持孔84(係合支持部)が形成されている。この替刃カートリッジ5の刃台82の圧接面83にプッシャ38の圧接部72を当接させてこの替刃カートリッジ5をホルダ2の頭部3に押さえ付けると、図4(b)、図5(b)、図6(b)、図7(b)及び図8(b)に示すように、プッシャ38が圧縮コイルばね39の弾性力に抗して後方へ押される。このプッシャ38の左右両係合解除部73には操作部材37の移動方向(前後方向X)に対し傾斜する当接面73aが形成されている。この左右両当接面73aが操作部材37の左右両係合腕66で係合解除部68の当接面68aを押さえると、この左右両係合腕66が弾性力に抗して互いに接近する内側へ撓んでこの左右両係合腕66の係合凸部67が取付台35の前側係合凹部56から離脱し、操作部材37が圧縮コイルばね39の弾性力により後方へ押され、左右両係合腕66の係合凸部67が取付台35の後側係合凹部57に係入された支持状態Qになる。この操作部材37の支持状態Qでは、操作部材37の左右両閉押圧部70が左右両支持アーム36の閉押圧部62から後方へ離れるとともに、操作部材37の左右両開押圧部71が左右両支持アーム36の開押圧部63を押さえ、左右両支持アーム36が頭部3の左右両案内腕部16で端縁壁部24の内面に当接するまで案内通路49,76に沿って開動して位置決めされ、左右両支持アーム36の係合支持部61が替刃カートリッジ5の左右両係合支持孔84に係入される。前記替刃カートリッジ5の刃台82の圧接面83に対するプッシャ38の圧接部72の当接部分は、左右両支持アーム36の係合支持部61を結ぶ回動中心線よりも上方に位置しているため、替刃カートリッジ5が一方向きへのみ傾動する。この操作部材37の支持状態Qで指掛部65は頭部3の操作規制部33の指当接部34から操作部材37の移動方向(前後方向X)に沿って若干の寸法S(指当接部34の後端縁34aと指掛部65の下端縁65aとの間の突出寸法)だけ突出する。
前記操作部材37の支持状態Qで指掛部65を前方へ押すと、操作部材37が前記支持解除状態Pになる。その際、指掛部65を押した直後に指が操作規制部33の指当接部34に当たるため、操作部材37の移動が規制されるが、指当接部34に対する当接後も指の傾きを変えて指掛部65を押すことができる。なお、指当接部34に指が当たることなく指掛部65を前方へ押すこともできる。
なお、図示しないが、剃刀本体1をスタンドに保持した際、スタンドの支持部が頭部3の左右両案内腕部16における端縁壁部24の後端部に当接して左右両支持アーム36の腕部60をカバーするようになっている。
本実施形態に係る首振り式剃刀本体の頭部側を示す部分分解斜視図である。 (a)は上記首振り式剃刀本体においてホルダの頭部に部品組付体を挿入する前の状態を示す部分平面図であり、(b)は同じくホルダの頭部に部品組付体を挿入した状態を示す部分平面図である。 (a)は本実施形態に係る首振り式剃刀本体の全体を示す一部切欠き側面図であり、(b)はこの首振り式剃刀本体に剃刀ヘッドを支持する前の状態を示す一部切欠き平面図であり、(c)はホルダの頭部に対する部品組付体の連結構造を平面側から見た断面図である。 (a)は本実施形態に係る首振り式剃刀の全体を示す側面図であり、(b)は首振り式剃刀本体に剃刀ヘッドを支持した状態を示す一部切欠き平面図であり、(c)及び(d)はホルダの把持部を示す一部切欠き図である。 (a)は図3(b)の状態にある首振り式剃刀本体を示す一部切欠き正面図であり、(b)は図4(b)の状態にある首振り式剃刀本体を示す一部切欠き正面図である。 (a)は図3(b)の状態にある首振り式剃刀本体の頭部側を側面側から見た断面図であり、(b)は図4(b)の状態にある首振り式剃刀本体の頭部側を側面側から見た断面図である。 (a)は図3(b)の状態にある首振り式剃刀本体の頭部側を平面側から見た断面図であり、(b)は図4(b)の状態にある首振り式剃刀本体の頭部側を平面側から見た断面図である。 (a)は図3(b)の状態にある首振り式剃刀本体の頭部側を平面側から見た断面図であり、(b)は図4(b)の状態にある首振り式剃刀本体の頭部側を平面側から見た断面図である。
符号の説明
2…ホルダ、3…頭部、4…部品組付体、5…替刃カートリッジ(剃刀ヘッド)、17…上壁部、18…下壁部、19…左右両壁部、20…前側開口、21…後側開口、22…上側案内壁部、22a…案内面、23…下側案内壁部、23a…案内面、24…端縁壁部、25…前側開口、26…後側開口、27…空洞部、29…左右両切込み(連結孔)、30…中央切込み(連結孔)、31…連結孔、32…貫通孔(凹部、第二係止部)、33…操作規制部、34…指当接部、35…取付台、36…支持アーム、37…操作部材、38…プッシャ、39…圧縮コイルばね(弾性体)、47…上側案内壁部、47a…案内面、48…下側案内壁部、48a…案内面、49…案内通路、53…係止凹部(凹部、第一係止部)、54…開閉支持部としての支軸(凸部、第一係止部)、56…前側係合凹部(係合部)、57…後側係合凹部(係合部)、58…基端挿嵌部、59…支持孔、60…腕部、61…係合支持部、62…閉押圧部、63…開押圧部、64…段差部、65…指掛部、66…係合腕、67…係合凸部(係合部)、68…係合解除部、68a…当接面、70…閉押圧部、71…開押圧部、73…係合解除部、73a…当接面、76…案内通路、77…連結蓋(連結部材)、78…係止凸部(凸部、第一係止部)、80a…有底穴(凹部、第一係止部)、81…係止軸(凸部、第二係止部)、83…圧接面、84…係合支持孔(係合支持部)、P…支持解除状態、Q…支持状態。

Claims (8)

  1. ホルダの頭部に剃刀ヘッドを首振り可能に支持する部品組付体を組み付けた首振り式剃刀において、
    前記ホルダの頭部は、前記剃刀ヘッドに面する前側開口と、この前側開口に対向する後側開口との間で貫通する空洞部を有するように壁部により一体成形され、
    前記部品組付体は、取付台と、この取付台の前側で移動可能に支持したプッシャと、この取付台の後側で移動可能に支持した操作部と、この取付台でこの操作部とプッシャとの間に介在されてこのプッシャを付勢する弾性体と、この操作部と弾性体とプッシャとが操作部の移動方向に沿って並ぶ前後方向に対し直交する左右方向の両側でこの取付台に対し回動可能に支持されて互いに開閉動し得る左右両支持アームとを有し、
    この部品組付体は、取付台に各部品を予め組み付けて一体化した状態で、前記ホルダの頭部の空洞部内に前側開口から挿入され、頭部の前側開口で前記左右両支持アーム及びプッシャが露出し、頭部の後側開口で前記操作部が露出し、
    前記ホルダの頭部の壁部の外側に重合された一つの連結部材には、部品組付体の取付台の前後両側にそれぞれ設けた第一係止部に対し、ホルダの頭部の壁部に設けた連結孔を通して連結される第一係止部をそれぞれ別々に設けるとともに、ホルダの頭部の壁部に設けた第二係止部に対し頭部の連結孔を通して連結される第二係止部を後側の第一係止部よりも後側で前後両側の第一係止部に対し別々に設け、
    前記左右両支持アームを回動可能に支持する開閉支持部で取付台の後側の第一係止部を兼用し、
    連結部材と部品組付体の取付台とホルダの頭部における前側の第一係止部と後側の第一係止部と第二係止部とを前後方向に並べて、前記部品組付体をこの連結部材の前後両側の第一係止部と第二係止部とによりホルダの頭部に位置決めし、
    前記操作部の移動により前記左右両支持アームを開閉動させて、前記剃刀ヘッドに対しこの左右両支持アームを係脱可能にするとともに、この左右両支持アームに対しこの剃刀ヘッドを支持して前記プッシャをこの剃刀ヘッドに対し前記弾性体の付勢力により圧接させるようにした
    ことを特徴とする首振り式剃刀。
  2. 前記部品組付体の第一係止部と連結部材の第一係止部とのうち、一方の第一係止部は凹部であり、他方の第一係止部はこの凹部に係合される凸部であることを特徴とする請求項1に記載の首振り式剃刀。
  3. 前記部品組付体及び連結部材の第一係止部は溶着部であることを特徴とする請求項1に記載の首振り式剃刀。
  4. 前記頭部の第二係止部と連結部材の第二係止部とのうち、一方の第二係止部は凹部であり、他方の第二係止部はこの凹部に係合される凸部であることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一つの請求項に記載の首振り式剃刀。
  5. 前記左右両支持アームは、前記開閉支持部としての共通の支軸で回動可能に支持されて開閉動され、この支軸の外周に挿嵌される支持孔を有する基端挿嵌部と、この基端挿嵌部から延設されて先端部に同一形態の係合支持部を有する腕部とからなり、この左右両支持アームで互いに重合する基端挿嵌部はこの腕部の係合支持部が一平面上で開閉動するようにこの腕部に対し段差部を介して連続していることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一つの請求項に記載の首振り式剃刀。
  6. 前記ホルダの頭部には前記操作部に面する操作規制部を設け、この操作規制部にはこの操作部に設けた指掛部に指を当てがって操作部を移動させる際にその指が当接して操作部の移動を規制する指当接部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項に記載の首振り式剃刀。
  7. 前記操作部は、前記左右両支持アームに対し前記剃刀ヘッドを支持し得る支持状態と、その支持状態を解除する支持解除状態とを取り、この操作部の支持状態と支持解除状態とのうち少なくとも支持解除状態を維持するように互いに係合する係合部を前記取付台とこの操作部とに設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項に記載の首振り式剃刀。
  8. 前記左右両支持アームの移動方向を含む面に対し直交する上下方向の両側のうち、一方の側への左右両支持アームの動きを規制する案内面を有する案内壁部と、他方の側への左右両支持アームの動きを規制する案内面を有する案内壁部とを、前記部品組付体の取付台と前記ホルダの頭部とでそれぞれ一体的に設け、この取付台の両案内壁部の案内面間に設けた案内通路と、この頭部の両案内壁部の案内面間に設けた案内通路とを互いに連続させてこれらの案内通路で前記左右両支持アームを開閉動可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一つの請求項に記載の首振り式剃刀。
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